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各論 : マウス ラット その他の小動物類 ( 問題 ) それぞれの設問について 該当するものを選び 解答用紙の該当欄の を鉛筆で黒く塗り つぶして下さい 問題 1. マウスの特徴として 正しいのはどれか 1) 成熟期の体重が 200~400g である 2) 頭胴長と尾長はともに約 17cm である

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(1)

平成17年度

二級実験動物技術師認定試験

(一 般)

試験時間:10時00分∼12時00分

平成17年11月27日

各 論(問 題)

(マウス・ラット・その他の小動物類)

解答は解答用紙の該当欄の○を鉛筆で黒く塗りつぶして下さい。

○をはみ出したり塗りつぶし方が不十分にならないよう注意して下さい。

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各論:マウス・ラット・その他の小動物類 (問 題)

それぞれの設問について、該当するものを選び、解答用紙の該当欄の○を鉛筆で黒く塗り つぶして下さい。

〔問 題〕

1.マウスの特徴として、正しいのはどれか。 1)成熟期の体重が 200∼400g である。 2)頭胴長と尾長はともに約 17cm である。 3)雄の方が雌よりも大きい。 4)歯は一換性歯である。 2.マウスが実験動物の中で最も多く使用されている理由として、誤っているのはどれ か。 1)多くの近交系、ミュータント系、疾患モデルが樹立されている。 2)遺伝的背景が不明確であるが、遺伝子の塩基配列が明らかになっている。 3)遺伝子操作技術、クローン技術等が確立されている。 4)使用分野が、安全性試験、遺伝学、微生物学、腫瘍学、薬理学、発生学、発生工学、 再生医学等の広い分野に及んでいる。 3.マウスの系統名と毛色の組み合わせとして、正しいのはどれか。 系統名 毛 色 1) A 野生色 2) AKR 黒 3) BALB/c アルビノ 4) CBA シナモン 4.マウスの系統名と特色の組み合わせとして、正しいのはどれか。 系統名 特 性 1) DBA/2 下顎の第 3 臼歯の欠失が約 18%で見られる 2) CBA 高週齢で肝腫瘍が高率に発生する 3) NC 卵白アルブミンによるアナフィラキシーショックに感受性が高い 4) C3H 聴原発作を起こす 5.下記のうち、マウスの近交系はどれか。 1)SJL 2)CFW 3)CDF1

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6.下記のうち、マウスのミュータント系はどれか。 1)NZB 2)CDF1 3)CF1 4)BALB/c 7.マウスの系統に関する記述として、正しいのはどれか。 1)クローズドコロニーは近交系に比べ、一般的に体が小さく繁殖性も悪い。 2)ミュータント系は、疾患モデル動物として利用されることが多い。 3)ミュータント系の多くはクローズドコロニーとして育種されるか、既存のクローズ ドコロニーにミュータント遺伝子を導入し、コンジェニック系として維持される場合 が多い。 4)交雑群はミュータント系間の雑種である。 8.マウス用給水器に関して、正しい記述はどれか。 1)給水瓶の栓の表面は、マウスにかじられるのを防ぐため金属製のカバーで覆われて いる。 2)多数のマウスを飼育する際には、自動給水装置より給水瓶を使用する方がよい。 3)自動給水装置は漏水による事故防止のために、日常的なノズルの点検が重要である。 4)給水瓶の先管や自動給水装置のノズルの高さは、幼若マウスでも飲めるよう床面か ら 13∼15cm にするとよいが、床敷に接すると漏水する。 9.マウス用床敷に関して、正しい記述はどれか。 1)動物の居住性、保温性、保湿性を高めるために使用される。 2)木材の削り屑(チップ)は、木材中に含まれている化学物質の成分が不明確なた め、現在では全く使用されていない。 3)トウモロコシの穂軸や、紙に特殊加工を施した種々の製品が市販されている。 4)繁殖の難しい神経質なマウスには、巣材として木毛やパルプ紙を入れて、環境エン リッチメントを下げることで繁殖性が改善できる場合もある。 10.マウスの飼育器材を選定する際の留意点として、正しくないのはどれか。 1)マウスはものをかじる習性があるが、飼育用の器具・器材はそれに耐える材質であ る必要はない。 2)マウスにとって快適な住居環境を維持できること。 3)消毒液や高圧蒸気滅菌に対する耐久性に優れていること。 4)洗浄がしやすく、収納や作業効率が高いこと。

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11.マウスの飼育管理作業における心得として、正しくないのはどれか。 1)飼育の目的、作業の順序、動物や器材を考慮して、あらかじめ飼育管理作業の操作 手順を決めておくことが望ましい。 2)決められたことの確実な実施が、飼育管理作業において最も重要である。 3)日頃から動物や器材の状況に異常がないか、気配りを持って作業することを忘れて はならない。 4)着衣を出来るだけ簡便にし、素肌に近い状態で管理作業をすることが SPF 動物飼育 の環境維持に有効である。 12.マウスのケージ交換に関して、正しい記述はどれか。 1)ケージをもとの位置に戻してから棚を清拭し、ケージ交換作業が終了する。 2)交換作業をもれなく正確に行うためには、棚単位で下から順に 1 つずつていねいに 行う。 3)ケージ本体は 1 回/月、蓋と給餌器は 1 回/週を基準に交換するとよい。 4)通常、ケージの予備は作業能率を考慮して、約 50%用意するとよい。 13.飼育器具・器材の洗浄、消毒・滅菌に関して、正しいのはどれか。 1)多数のケージ等を洗浄するには、ケージ洗浄機で洗浄後、オートクレーブで滅菌す る。 2)滅菌時間はオートクレーブの能力により異なるが、通常、100℃で 15∼30 分であ る。 3)微生物汚染の可能性のあるケージ等は、洗浄した後、他の器材と接触しないように 滅菌缶に入れ滅菌する。 4)耐熱性のない器材を滅菌する場合は、アルコールによる滅菌を行う。 14.下図は耳に永久標識したマウスの模式図である。このマウスは何番か。 1)11 2)21 3)31 4)13

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15.下図のような個体識別標識を行う際に使用する器具は、下記のうちどれか。 1)入墨器 2)筆 3)油性ペン 4)焼きコテ 16.マウスの感染症に関して、正しい記述はどれか。 1)一般に感染症では症状が多くの個体で一斉に現れ、またたく間に集団全体に広がる。 2)発病しても死亡するとは限らず、死亡率は高くても 20∼30%で、通常は 10%以下 である。 3)多くの病原体は、感染すれば幼若マウスや免疫不全マウス以外でも必ず症状を示す。 4)感染症が疑われる場合は、微生物学的検査に基づくまでもなく、ある程度の診断は 飼育者でも出来るので、いちいち専門家の診断を仰ぐ必要はない。 17.マウスの性成熟に関して、正しいのはどれか。 1)雌は 25∼30 日齢で膣が開口し、同時期より排卵が開始される。 2)性周期が安定するのは 40 日前後である。 3)雄では、45 日齢前後に腹腔内の精巣が陰嚢内に下降する。 4)雄では、55 日齢頃に精子形成が始まる。 18.マウスの性周期に関して、正しいのはどれか。 1)通常 4∼6 日で、発情前期、発情期、発情後期、発情間期、発情休止期の 5 期に分 けられ、順番に繰り返される。 2)一般的にマウスの性周期はラットより規則的である。 3)性周期の判定は膣垢像の肉眼観察により行われる。 4)アルビノのマウスでは、発情期を外部生殖器の発赤により知ることができる。

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19.マウスの交配に関して、正しい記述はどれか。 1)ハーレム方式は、広いスペースで多数のマウスを得るのに有効である。 2)交配時期を特定したい場合、膣垢像の鏡検により性周期を判定し、発情期に雌雄を 同居させる。 3)交尾したメスの膣には淡黄色の膣栓(プラグ)が確認出来、膣栓が認められたマウ スの 100%が妊娠する。 4)膣栓は交配後 10 時間くらいまでに脱落するが、まれに長時間ついていることもあ る。 20.マウスの妊娠に関して、正しい記述はどれか。 1)妊娠期間は系統により多少差があるが 21∼23 日である。 2)膣栓または精子を確認した日を妊娠 2 日目として起算する。 3)妊娠初期に、交配した雄以外の雄のにおいにさらすと着床しない場合がある。 4)出産直前にはケージ交換を頻繁に行い、ケージ内を清潔にしておく。 21.マウスの分娩に関して、正しい記述はどれか。 1)ICR の産子数は 5∼7 匹である。 2)BALB/c や C57BL/6 の産子数は 12∼14 匹である。 3)分娩直後にマウスに触れることは避けるべきであるが、新生子に処置をする場合は 母親を別ケージに移し、新生子への処置を終えた後、母親を戻すとよい。 4)母マウスは新生子が高体温になると哺乳を放棄することがある。 22.マウスの子の発育に関して、正しい記述はどれか。 1)出生時体重は 0.8∼1.5g、体毛はなく、目、耳は開いていない。 2)出生直後は、子の外観から胃内の白いミルクを確認できない。 3)生後 9∼10 日齢で耳が開き、毛が生え始める。 4)生後 16 日齢頃に目が見えるようになる。 23.マウス用ケージに関して、正しい記述はどれか。 1)一般的には平底型(弁当箱型、シューボックス型)が使用される。 2)アルミニウム製は軽くて操作性が良いが、熱伝導性、耐熱性、耐薬品性、耐久性の 点で劣る。 3)TPX やポリカーボネ−ト(PC)等の合成樹脂製のものは不透明なため、動物の観察 に不利であり耐熱性や耐久性等にも差がある。 4)材質は金属製、合成樹脂製、木製に大別出来、使用されている比率はほぼ同じぐら いであるが、使用に当たっては、それぞれの特性を理解したうえで使用すべきである。

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24.マウス飼育室の環境チェックに関する下記の文中の下線を引いた箇所のうち、誤っ ているのはどれか。 「飼育室は温度 22∼26℃、湿度 50∼60%、(A)換気回数 2∼5 回/時間が望ましい。 飼育室に入ったら、温度、湿度、(B)換気状況をチェックし記録する。最初に感じる感 覚は(C)敏感であるので、異常の有無を知るうえで有効である。環境の急変は、マウ スの死亡や実験成績への影響につながるので、異常時の対応や(D)上司への連絡につ いても、あらかじめ決めておく。」 1)A 2)B 3)C 4)D 25.マウスを取り扱う心構えに関する下記の文中の下線の箇所のうち、正しいのはどれ か。 「飼育管理者は、日頃より動物を取り扱う心構えとして、(A)動物に対して愛情を持 たないこと、動物を恐がることなく、勇気を持って取り扱うこと、いかなる事態が起き ても対処できるよう防御方法を施しておくことがあげられる。動物の恐怖心を取り除く ために、声をかけたり、(B)優しく体に触れる等の配慮をし、勇気を持って取り扱うと 効果的である。やむを得ず動物が嫌がる取り扱いをする時は、(C)咬まれてもいいよう な配慮が必要である。そのようなことがないよう飼育者は(D)応用操作技術をしっか り身につけることが重要である。」 1)A 2)B 3)C 4)D 26.ラットの特徴として、正しい記述はどれか。 1)マウスと同じように広い分野の研究に使われており、 医薬品や農薬等の安全性評 価試験においては、マウスよりも重要な役割を果たしている。 2)マウスに比べ体が大きいが、血液やその他の生体材料はマウスの方が得やすい。 3)外科手術にも十分利用できる。 4)古くからマウスと同様に愛玩用として飼育され、実験用ラットの起源は、野生ドブ ネズミの中から見出された有色ラットで、これをアルビノ化して繁殖、育種したのが 始まりだといわれている。

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27.主な近交系ラットの系統名と特徴の組み合わせとして、正しいのはどれか。 系統名 特 徴 1) OM 甲状腺腫瘍多発、水腎症、網膜変性多発、高脂肪食で肥満 2) LEW 繁殖能力が低い、先天的水腎症、内分泌系の腫瘍多発 3) BN 繁殖能力が高い、小型、精巣間質細胞腫、乳腺腫瘍多発、安全性試験 でのバックグランドデータが多い 4) F344 性質温順、アジュバント関節炎、コラーゲン関節炎 28.ラットの飼育管理に関して、下記の文中の括弧内に相当する用語の組み合わせとし て、正しいのはどれか。 「ラットの飼育管理の方法は、その目的、すなわち実験、(A)ならびに育種、繁殖等 により異なる。(B)のある実験成績ならびに良好な繁殖成績を得るには、適正な飼育管 理が不可欠であり、飼育管理の良否が成績に大きな影響を与える。 飼育管理時におけ る異常動物の見分け方は“みる、(C)、嗅ぐ、触る”経験をたくさん積むことである。」 1)A:研究 B:化学性 C:語る 2)A:検定 B:根拠 C:感じる 3)A:教育 B:説得力 C:動かす 4)A:系統維持 B:再現性 C:聴く 29.ラットのケージに関する記述として、正しいのはどれか。 1)金網床ケージは、ケージの下に糞・尿や餌こぼし用の受皿を敷くので、衛生状態は 良好である。 2)金網床ケージの受皿の交換は収容匹数により異なるが、2∼3 回/月を目安とする。 3)大型のラットを金網床ケージで長期間飼育する場合、床の金網を波状にしたものを 使用すると症状が軽減される。 4)平底型ケージは、飲水漏れがあるとケージ内が水浸しになることがあるが、動物の 健康状態に悪影響を及ぼすことはない。なお、混餌投与試験の場合には動物が餌をこ ぼすことがあるので、平底型ケージの使用は適さない。 30.ラットの給水器に関して、正しい記述はどれか。 1)自動給水装置があまり普及していないので、250∼500mℓの給水瓶を使用する。 2)給水瓶はガラス製や合成樹脂製で、栓はコルク製に鉄やアルミニウム製のカバーが 施されているものがよい。 3)給水瓶の栓のカバーは、ラットが栓を噛むことを防ぐ。 4)給水瓶の栓がゴム製のものは、耐薬剤性、耐滅菌性に優れる。

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31.飼育室の管理手順として、正しいのはどれか。 1)動物施設への退室時の更衣は、人為的な汚染を避けるうえで必要である。 2)いずれの施設でも、顔を除いた肌の露出を極力少なくすることが大切である。 3)飼育室の気候因子については集中管理されている施設が多いので、飼育室には温・ 湿度計を設置する必要はない。 4)飼育室に入ったら、気候因子の変化について記録計を見なくてもわかるように経験 を積むことが大切であり、そのためにはまず、異常な状態を熟知する必要がある。 32.器具・器材の洗浄、消毒、滅菌に関して、正しい記述はどれか。 1)動物の飼育に使用する器具・器材は必ず、消毒、洗浄、滅菌したものを使う。 2)清浄区域で保管してれば、長期間使用しない場合でも、使用前に改めて滅菌をする 必要はない。 3)汚れたケージ、給餌器、給水瓶や受皿等は、消毒液を入れた水槽に浸すか、ぬるま 湯(37℃)に浸漬後洗浄してから滅菌する。 4)ケージについては、温水洗浄、蒸気スプレー、乾燥を自動的に行うラックウォッシ ャーを使用すると作業効率があがる。 33.ラットの性別判定に関して、正しい記述はどれか。 1)性別判定を誤るとそれまで得られた成績がすべて無駄になり、実験そのものの信頼 性が損なわれるので、見誤らない目を養わなければならない。 2)性別判定の基本は、マウスと同様に外部生殖器から肛門までの距離により判別する が、雄では 13∼14 日齢頃に精巣が下降し、尾根部が膨らむので容易に判別できる。 3)新生子の判別は、外部生殖器の突出具合と外部生殖器から尾根部までの距離で判別 する。 4)外部生殖器の突出部が小さく、肛門までの距離が短いのが雄で、突出部が大きく肛 門までの距離が長いのが雌である。 34.ラットの病気と異常に関する記述として、誤っているのはどれか。 1)長期間飼育すると、加齢による自然発生性の腫瘍や白内障等、外観の変化が現れる ことがあるのでそれらの知識についても熟知する。 2)動物が病原体に感染し発病すると、生産施設においては生産効率の低下ならびに品 質の低下を招き、実験施設では実験に支障をきたし、実験成績の信頼性を失う。 3)実験処置は動物にストレスを与えるので、抵抗力の増加により病原因子の潜伏感染 や不顕性感染が顕在化することもある。 4)日常の飼育管理では、動物の姿勢や行動、被毛の色、つや、眼、鼻、口、耳、肛門 の汚れや出血等、どんな小さな異常も見逃さない観察眼を養う。

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35.ラットの唾液腺涙腺炎に関して、正しい記述はどれか。 1)剖検で、頚部リンパ節周囲の浮腫が観察される。 2)ラットの「花粉症」といわれるもので、頚部リンパ節が腫れるため頚部が太くなる。 3)目の周囲に黄色の分泌物や眼球突出が観察される。 4)摂餌量、摂水量の減少や体重減少等が認められるが、一過性で、通常は死に至るこ とはない。 36.ラットの雄の性成熟に関して、正しい記述はどれか。 1)生後 3 週齢になると精巣が下降し、精巣内に精子が認められるようになる。 2)精巣上体頭部に受精可能な精子が認められるようになるのは、60∼70 日齢である。 3)生後 80 日齢以降に安定して成熟した精子が認められる。 4)繁殖効率を高めるために、60 日齢前後のものを繁殖に用いる。 37.ラットの分娩について、正しい記述はどれか。 1)比較的安産である。 2)産子数にもよるが通常 10∼12 時間で完了する。 3)子は 2 匹ずつ胎盤とともに娩出される。 4)母親は娩出した胎盤を食べることはなく、娩出子を処理することはない。 38.ラットの子の発育に関して、正しい記述はどれか。 1)出産当日の新生子の体重は 5∼6g で、毛は生えていないが触毛は認められる。 2)生後 5∼6 日齢で耳介が開き、10 日齢で全身が産毛で被われ、14 日齢頃には密な被 毛で被われる。 3)生後 12∼13 日齢頃には歯が生え始め、16 日齢頃には眼瞼と外耳孔が開く。 4)離乳は 21 日齢で行い、離乳子は雌雄一緒に飼育する。 39.下記の括弧内に該当する用語は、下記のうちどれか。 「動物に何らかの実験処置を行う場合、一時的に動物を拘束する必要がある。これを ( )と言う。( )には、種々の方法があるが、いずれの場合も動物に与えるスト レスを極力少なくするために、拘束時間は可能な限り短くするのが望ましい。よって、 ( )をスムーズに実施できるように日頃より訓練することが重要である。( ) のよしあしが実験成績に影響することもある。また、( )はヒトが動物から危害を 受けないためにも重要な技術である。 1)固定 2)拘束 3)保定 4)抑制

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40.日本で開発された主な疾患モデルラットと、その特徴の組み合わせとして正しいの はどれか。 系統名 特 徴 1) SHR SD 由来の無アルブミン血症ラット 2) SHRSP ウイスター由来の脳卒中ラット 3) LEC ウイスター由来の高血圧ラット 4) NAR ロングエバンス由来の肝炎および肝がん発生ラット 41.ハムスター類の系統に関する記述として、正しいのはどれか。 1)UMX 系統は筋萎縮症を特徴とする。 2)BIO14.6 系統は、心筋症発症を特徴とする野生色の系統である。 3)シリアンハムスターの染色体は 2n=22 である。 4)チャイニーズハムスターの染色体数は 2n=44 である。 42.ハムスター類の飼育管理作業について、正しい記述はどれか。 1)照明を 10 時間明、14 時間暗にした方がよい。 2)明暗周期が変わっても性周期に影響がない。 3)成熟動物の 1 日 1 頭あたりの摂餌量は、シリアンハムスターで 10∼15g、チャイニ ーズハムスターで 3∼4g である。 4)成長期や妊娠期にはやや少なめに飼料を与える。 43.ハムスター類の性周期および性成熟について、正しい記述はどれか。 1)性成熟後 2∼3 年まで繁殖に使用可能である。 2)規則的な 4 日の性周期を示す。 3)シリアンハムスターの雄の性成熟は 3∼6 週齢である。 4)チャイニーズハムスターの雄の性成熟は 3∼5 週齢である。 44.ハムスター類の交配について、正しい記述はどれか。 1)シリアンハムスターの場合、膣分泌物を確認した日に 1 日だけ同居させる方法がと られる。 2)雄の攻撃性が強いチャイニーズハムスターでは、離乳後から雌雄を同居させておく 方法もとられる。 3)同居させた翌朝に雌の膣内の精子を観察することにより、交尾および妊娠の確認を する。 4)マウス・ラットと同様に発情後期に雌雄を同居させる。

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45.ハムスター類の発育に関する数値として、正しい組み合わせはどれか。 体重または動物の状況 シリアンハムスター チャイニーズハムスター 1) 新生子の体重 1.0g 0.5g 2) 哺乳期間 18∼20 日 21 日(14∼15 日でも可能) 3) 離乳時体重 30∼40g 10∼15g 4) 成熟時体重 60∼80g 20∼25g 46.スナネズミの特徴として、正しい記述はどれか。 1)体型はモルモットに似ており、目が黒くて大きい。 2)尾には、長い密生した被毛が先端まで生えているのが特徴である。 3)被毛は頭部から背部、尾端まで白色、腹部は茶褐色でやや粗い。 4)神経質に動き回るが、音や周囲の人の動き等には鈍感である。 47.スナネズミの飼育器材について、正しい記述はどれか。 1)飼育、繁殖には床敷が不要である。 2)乾燥を好むことから、水分の保水性の良い床敷用材質が適する。 3)給水瓶の先管はプラスチック製のものが良い。 4)床敷の掻き出しをするため、飼育架台の棚板は掃除のしやすいものがよい。 48.スナネズミの飼育管理作業に関して、正しい記述はどれか。 1)給水瓶の先管に飼料や床敷をつめ込むことはない。 2)低湿度環境に弱い動物であるため、他の動物よりも日常の点検が重要である。 3)金網ケージの汚物受皿は、1∼2 回/月の交換を行う。 4)飼育器材は、マウス・ラット用と共通であるが、スナネズミは独特の臭いがあるた め、他の動物と併用してはならない。 49.スナネズミの性成熟に関して、正しい記述はどれか。 1)マウス、ラットと比べ性成熟は遅めで、雌雄ともに 70∼90 日齢である。 2)マウス、ラットと比べ性成熟は早めで、雌雄ともに 40∼60 日齢である。 3)雄の精巣下降は 45∼60 日齢である。 4)雌の膣開口は 80∼95 日齢である。 50.スナネズミの繁殖に関して、正しい記述はどれか。 1)膣スメアの変化が明瞭であり、発情期を知るのが容易である。 2)発情期を知るのが難しいため、雄 1:雌7の雌雄同居法が用いられる。 3)後分娩発情によりマウス、ラットと同様に妊娠する。 4)妊娠期間は 21∼23 日であるが、後分娩発情で妊娠した場合には短縮されることが

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