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生鮮農産食品の貯藏に關する研究 III 蕃茄の追熟に関する生化学的研究-香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

生鮮農産食品の貯戒に∴閲すろ研究

甘 審茄の過熱に関する生化学的研究

絡方邦安、今普哲郎、成瀬守弘

Studies on the storage of、Perishable

agIiculturaipIOduets

耶【・Biochemicaletudiesonthe after−ripening

of■t()matOS

1う、−

Ktlni)′aSu OGATA,Tett:0IMAYUKIand Morjhiro NARUSE

(Lab6ratoryf?rthestⅥdi・eson扇an血turihgAgr:i9ulturよ1Products.)

‡拷

問 我が囲に於ける番茄の栽培は近年に屠り急激に宛遷し、その静黎は卑と共に管しく裳件疏菜.としての 重要な地位を占むる正室った。のみならす巻茄果は腐臭なるに拘らす之が練熟勧に早採りせられ迫熟に よって貯蔵耶閥或程度延長せしめ得るものなれば、促成力勤ま抑酎栽増を.・も発達し今やその栽庵は市 場園盛宴産物より粁造園蟄生原物グニ:形態㌍二蛸換せられつ」ある 著者等は今回特に上記意味に於で静茄果が早採用せられ之が迫熟に件ひ鼎実自体が如何なる温和を∵経 て成熟するに至るかを∴生化学的に追求L、専ら蕃茄の過熱に件ふ貯戚乃至は輸迭利用上の基礎知識を∵絡 んこ.と計主眼とし・て本実験を・討・みた。 菟に2・8の成続を・得た?で以■下そ町痛感凄頑督するこ.とゝする。 茶研究の鞘割こ当り御検閲を茶ふLた恩師京大教好松漆鶴滞先染龍輝く御礼申.上ます。 Ⅱ蕃茄の過熱に絆ふ生理撃的澄化に就いて 1.実験材料及方法

契巌材料蕃茄県は香川願本町郡琴井町入倉戌圃場に磯増せられたる「■三先×せ鼎山・」昂畦に.レて昭和

25年7月19日雉熟靭に達せる果実のみを.扮牧し発育均等無傷のものを儲選し、木綿を澱きたる木箱(鋤 CmX4(妃mx10cm)に夫々i2條宛約めた二。果実の1斉†貰凱:三190ブ三至2i(j蝕でか亡た。

上記蕃茄を儲1表に示せるが如き80′・−r舶OC、2壬∼3jOC、2・i∼ヨjiOCの各温度下におき、洩魔の商倍並

に湿度較雇の大小及包装瀾包掟件を考慮に・入れ、これら條件下¢ニ温熱申に・於ける生理学的変化に儲いて

実験をこ行った。

● 今実験店・分を明示すれば(1)常澄無数区(さ14・−∴4ぐC)、(誓)轟汲転包装区(六0一端ぐC)、(3)低荘無包装区(514−35

0C)の魯区及(4)常温セロハソ包装区、(5)常温冒漆紙包装区、(6)常温月原紙包装政教賦充区、(7)常温密閉区及 (8)常温フールコール注入密閉区の各区となる◇筒常温の各区ほ源段数差を大ならLめるため凌院ほ鞄ド筆に倣椚Lたふ 而し・て調査実働せし事項は次の如きものである。 (り過熱に伸ふ熟度の変化及帝敗状況

追数日数と共に・典突放熟の鹿を∵催色の程度によわ練熟期、催色斯、成熟期、完熟凱過熱期佐分ち観

察調奄したもので、その成熟過程の基準購)は次によった。 緑熟糊:果笑内種子ほ充分肥大生長をとげ種子をつゝも寒天磋物質を生じ果実は衆だ紅又は黄色を皇せざるが 花痕部より赤白となった時期。 果実の大矧ま未だ緑色であるが損部から漸次赤色を帯びるに至る。 全面に品種特葡の色を呈せるも果肉は未だかたい。 催色相 成熟期 完熟期こ色が一層鹿膠となり果肉が漸次軟化し始める頃。 ミ銀糸糊:果肉軟化し色調浪膵なるも透明にみゆ。 常に過熱由宇ひ果実が如何なる時期よわ如何なる程度に変質腐敬するやにつき訴査し可食限界斯決定 の資料とした。可食限界斯の基準(ユ7)としては一億個体数に・対し腐敗嶽iO%の出現を.・限度とした。

(2)

碑1衰 退敦賀那蒋申の線度及湿賓  ̄  ̄ ̄ ̄

盲∴区イ「盲

電「「㌻T盲盲「妄

梢 軍 最即C恒低叫湿度%】撃JC巨最低OC!湿度%‡室温 高温区常温 下に銅棒 (2)二過熱と蟄恩減 毎日午前1回自助天秤で雷.最の測定を.・行ひ過熱中に於ける長英の自然減盈に.つき観測した。 (3)適熱中に於ける鼎温つ日変化 過熱申に.於て牒牧後第8日、即ち7月26日午瀞】0時よわ翌野即0時まで、及探牧後卿8日、即ちと;月 1日より翌2日迄の2回笹亙り典実源の日変化忙・づいて測定を.行った。温変の測定柊鋼線とコンスタン タン線(紘一8.S.)を用ひた熱奄由混密計を.用ひレ、づれ■も果頂都県暫の温度を測定したもめである。従 って・果実椋フ勺の認慶二二は細当のへだたり揉ある。 (・4)迫熱と呼吸作用 退熱中灯於ける最も憩要な生理現象として頻繁の潜む呼吸作用につき各迫熱過程に於てその拘長を明 かにした。呼吸最の測欝ぼ無包装淵郎∂OC下におかれた果実−kgを用ム、25dcの恒温下に測度の都度約 川L容のデシケL・−・ク・一・忙敬答し、その蛮郵忙約2NKOH膵液2うCCを\お・き碑対してて県突よわ排出したCO2 を吸着せしめ・−・定時問の後BbOccメスフラスコVC・移し、25%BaC19】Occを「加へ・よく振没し更に蒸溜水を 加へて先客とし上澄液をことつでフニL・ノ、−・ルフクレンを蘭示襲として0・3NHCl溶液で滴定した○ 同時に Branck testを・行ひ、こ衰′しよb呼吸塵を:堺出した。 2.実験結果並考察 (1)追熟に件ふ熟度の壁化

(a)過度と熱度

通底の高低及温度較差の過熱安に及ぼす影響㌍つい■て得た成績■ゴ“第2衆に示す如ぐごある。 次表の如く常温区、低濾区とも痛してその量を「認めることなく発色過熱するものであるが、今各過熱 過程妃らいて少しく瞼討するに、崗l真二とも馴女鹿第8日目に発色を始め第・ま日日忙・至り撒熱典と催色果 が相牛ばに達する。以後常温区に於ては放熱期先熱別に.は比較的速く達するもの」\如く、採収後第じ日 日に於て成熟果58%第8日目に於て完熟英66.%’を二出現する・に反し、低塩区に・放ては夫々の時期に成熟果 ∂0一%完熱風錦%む示すに過ぎない。 荷完熟期より過熱斯に達する場合に.も常温区搾低湿区に止ヒしよと一連速であるが、佐渡区に於てもこの

(3)

廃2表並度校菱の大小が琴茄の過熱変に及ぼす影響(供試個体各ヒ2相即 1 ■) 4 5 6 7 S 9 ユ0 ユ1 i二 1:1 エー4 ユ5 ユ6 ユ7 iS ユ9 期の移行綜他の朔の移行に.比し極めで迅速匿行はれてゐる。即ち馴女後室酎0日呂に・於ては二過熱濃いまだ 58%なるに・翌鄭=ヨに・なれば100%教示すに息る0 而してこの両区に∴於て混も覇晋なる弟異を\示すこ.とは、過熱期に至って低野卑笹滞鱒区に比し遠か牢・ 長期間持戯するものであり、徐八・に腐敗を招釆し鱒牧後第18日忙・於て38%の腐敗率をこ示してゐる。然る た常温区濫於ては既に卿$日日に於て向率の腐敗果を潤して居る。 故に之.を濁するに潜茄奥の発色並に着色に於ては250Cの恒温下におかれるとも、叉250C∼3示cの 誠度三三三の大なる下におかれるともさし‘七■異る朗はないが、荷敗を.■遁走ならしめ・ろ点灯於ては■:なるべく温 度の変異少なき恒笹下におくを得喪とすること1なる。 次に30∼350C下の比較献蘭瀾度に.おかれた場合にぼ抜放後箪3日目に糞わ繋変む始め、第6日に重り 金具非色を∴墨し第三)日にその全県の6じ%の典頂部に僅か桃色を甥はし・たのみで悉く漉黄色を∴毒した。次 いで之を溜混7・忙取出し放置追熟せし.める時はその翌日全県符葉色を・鼻し、卿2白日に樺赤色となわ第 1√5日目には完熱典と同一・程安に浪赤色をこ呈するに至った。然し避肉か弛模して新鮮味な〈商品傍億ぷ著 しく低下し汽:。 抑ヒ蕃茄の未熟異教3(〉OC以上の高温下に・おく時は赤色色素硯ぼれす黄色色素のみ出現するといふ 事は班に多くの研究濱に.よって報ぜられ、MACいG江エⅠVEREY氏(9)は樹上に・於ける啓茄の着色は高 温必ずしも好候件でないが蓋問の高温と夜間の低普に倣って生する混茎の・大たる時程、着色好良好であ ることを指摘してゐる○叉RosA氏(ユ6)け蕃茄の赤色色素生成の最適蔑壁は23∼2∂OCであると云って ゐる。かくの如く嘗茄の色素の発現をま温安によ.づて著しく異たるもので300C以上の高塩度が路統せら れる限りにぁては黄色索カロチン¢)みが生成せられリコピンの発現は殆んど欺待されない。然る仁岩し 之をたとへ・掛緊隠密3さOC忙なるとも300C以■下の低塩忙遭註するならば直ちに・リコピンが生成せられ赤 色忙活色せられること掟上記臭騎によっても明かである。 (b)包装梱包條件と追熱 包装梱牒僚件の追熱安に.及ぼす崇之轡は第3衆の如くで同案は2・トニーのCの重雄下に於て日々その追熱

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変の状況を儲測したものを迫熱第6、日∴9日、13日、†柑に.於て各追熱期に澱ける果実の%を示したも

のである。 第8衣 包装梱包陳件の啓茄の追熱度に及ぼす影響(供試個体各と24個) 射ユ先日

i 第ユ6日

追 熱 日 数 冤l適l膵 畿上空竜竺 %67 据笹50 ……i三 銅 35 叩 之に依って見れば包装展路無包装異に・比し常に潜干退熱が遅延されるものの礫である0而して包装展 にあっては日本紙包装区はセロノ、ン包装区より更に潜〒綬捜であわ、追熱末期の過熱明隼於て揉比較的 長く特概され腐敗典80%以上を:みるに蒙ったのは第18日目であった。と.の包装区の両者の差異は包装紙 の鎗斯もさる溺乍ら果実の個体差匿起因する場合もありうるので速断ぼ許ざれないが、何れにせよ無包 装果よ、わ包裂果の熱度の進行の鰻慢考:る事は事実である。 而し七粗放唄発区忙あってほ過熱の初期に.於て軋比較朝早く着色せられるが以後ぼ極めて綬慢毘つ不 揃ひの形態で熱度の進行を示し最も早く腐敗新町至.るものである。従ってこの塀充は準熱の日韓といぶ 点に於て−は推奨されるべき方法でない。 侍注意すべきは∴典契の色沢の点に於て包装展は無包装果に比しセロ′、ン、日本紙いづれを瀾は.ず若 干劣れるものである。ことにセロハン包装の場合‥は着色の初礎腋.於てその色相斑となる痍ひがある。 かくの如く包装によ・つて着色を∴多少なりとも退社せしめ且つ光沢の発異む垂ぜしめるこ.とけ如何替る 琴曲によるか軒→概に諭するを得度ヤが、包装に・よってある程度外界と遮断せられ1簑寄に二依わ、そこに 後々の諸作用が惹起される塾は想像するに難く㌍「い。例へぼ包装によって損傷を㍉未然忙防ぎ又外敵によ る病菌の発生によって生する腐敗をこある程度防止し得るといふ轟は今償記述する迄も、をいが、ⅩcocHS 民(6)虹華果のScaldは奥葵自身の生成するEsterが苛積し原形質が厚され細胞組織が死滅するため である■と報じ又同氏慄種々降る包装油紙を用ひて試験して鉱物油川.■7(;%をこ含む包装紙が見好であった と述べてゐる。叉凰壁卜河原氏(14)は若し普通貯戚中にAIcohol様物質が蕾礫されその結果軟化腐敗 が促進されるのであるな仁ば、AIcohoユAcetoaldehyde等揮発性油の吸収能力の轟い包装紙を㌧使用す る尋常依って貯蔵期間を延長する轟が可館であらう笥二を偲べ、現実AIcohの1を塗布して貯赦した胡 瓜は非常灯早く腐敗したといふ。叉他の見地よわ包装に・よって客気の流通がある程度阻害されることに よゎ、ガス交換作用が綴慢とをりそれが着色安に蘭響を及ぼすものでないかといふ事も考へられる。 抑と典実をこ擁する客気中にCo2が或る桂皮畜硬せられこることによれ果実の贋蔵性を.L大ならしめること は‘MAGNESS氏(1ユ)はじめ、其の他多くの人々(4)(7)(わ)が実験してゐる。黎茄についlては∴

KIDD and WEST両氏EL8)が19OCの建皮下に於て0望及CO望の各tを:6%とした人工碁敵で朗赦する場

合は最良の結尭をもたらすものであることをこ報じてゐる。見本邦匿於ては清水氏(18)はCO望の濃度の高 い人工室嵐中に発熱バナ、や早生酎、卜1を貯蔵す\る時は、その夢色慶の著しくおくれることを守旨摘してゐ る。 筆者等も叉苛茄の放熱果を∴密阻下に.迫熟せしめたのであるがその結果は第4表の如く、練熟典を笹忙 木綿と共にデシケー・ク・一に納め稗閉したる試験区に於ては収納第ミI日忙至るも他のすべての群数区と異 な.わ全然着色する審なく練熟のまゝ保持せられた。併し之を基申下にとりだせば直ちに着色するを認め た。又これと同時に30%AIcnl101200c.cを:噴霧して納めたる執閉I敦に革・つては第6日までは依然として 放熱典であったが、第7日冒に委り急速に帝敗を二始め、第i=ヨ目に.け眈忙.叫%の腐敗を出頭した。而し て腐敗部はすべそォ・リブ色に.変色した占 かくの如く潮徴審茄追熱の際に・も、奥実を包擁する姦嵐FPにCOっクニ鬱観せられることば明かに泉契の

(5)

第4表 替茄の練閉貯蔵下に於ける追熱程度 、 、、、、 、、 \ 過熱日数i \▼\ 第 9 日 (開 封) 査果緑麒晩生 第 7 日 泉 源 熱 第コ】日 登果着色50%隣牧 100 % =滞 散 発 展 繚 熱 常 温 符 閉 区 アル コ ー ル囁宕夢 密 閉 区 全 =栗 源 着色を∴連延た.らしめると共に、AIcoholの鬱積ヒ腐敗をこ促進せしめるものである。 之を∴質するに、蕃茄緑熱奥の追熱に.あたりては包装廟由仁傭件如何虹相当着色安佐影閣僚及ぼすもの であらう寄が窺ひ知られる。 倫上記各試験高に於ける可食間胡牒沌綜倉表示すれば第∂表の通り.とな・る0 第′5衆:迫熱蕃茄の可食限界別に達する日数 激放塀充区 日 時 日 数 (2.)追熟と重量減 次に追熱中に於け−る二教養滅に.づいてみると第6衆の通りである。 鰐口表 蕃茄の道熱中打於ける薮蛋の変化

トセ笹ハン装包区日.本紙包装区

常温無包装区 密 閉 区二 喜僻逓.鮮乍弦装区

靂減馨率き崖蟄減桓選挙.遷蕊減桓塵率

盛蕊減∈威風琴 温熱威髄ほ搾 4・7:1トi‖6 ;:………;:… 4..60F 4い3 l ・疲‖56i5..0 上表の如く、減選挙け儒適無包装区は他のいづれの区皐りも大である。又常温日ネ批包装粗殻墳充区 も予期に・反し意外に大となって−ゐる。この寄は緯区の此奴的腐敗断の早かった罫と符合して淀闇サベき で摩る○申して常温下に放ける色数区払・ヒロハン、日本紙区のいづれも無包装区佐.比し造かに小で鰊包 褒区¢解短日冒佐於ける減融2%に対し8,卵i・後む弔した隼退嬰密かった。僻境港減儲率の少なかった のは低湛無包装区で僅かに5%であった。これは無色袈泉粁胡ら・す常亨済区の湿熱うリー興%に放すればS5 ∼bひ%’の比較的多湿下に保たれたる結果によるものと瞥捻れ一る。 かくの如く、包装に・より叉過度の激変少なき恒渡下に而かも惇湿下におかれることによむ迫錮コに鱒 ける典実の蒸散作用を御庄せしめその城蚤を少なからしめるものである。これけとわもなぼさず奥実の 新鮮虔を.・保持せしめる点に・於て重要な事柄といけ船ばならぬ。 (冨)追熱中に放ける:果混の日嬰化 苛茄の過熱申に・於ける兵溜の日変化控二ついて脚定した結英は.第1閻に.示せ・かが如くであるが∴南画嚢 は7月雲6日よわ27日の第1回に.行路れた結央をこ示せるものであり、常普各笑顔l真の蕃茄■典は午甘粕時瑚 下主に於て濃密測定後地上室に取出し、以後2時間毎に∵l二儀(;時迄翻意し後再び地下室に入庫せしあた るものである。 即ちこれによってみれぽ、常温室内に於ける気ば並果実執ナ地下婁内の束テ腰離農臭艦に比し1日申の

(6)

箋 鵡ノ 展高と最低との戦差が著しぐ大であることが明 一.、 ー サー ・1 人U qV 8 7 亡リ .J つU ︻わ鴫 り︼ ウ︸ りー り︼ 瞭に.案はれる。而して常温堂一フ勺に於ける桑通及 鼎溜の最高!ご無包装区、包褒!衷\環充区ともに 牛後2時頃に.あわ、最低ぼ午瀞8時頃にあらは れて嵐ろ。然し英湿の昇降は気温のそれと常に 菜ヰの「すれ」を∴生じ概して地上室笹恐かれあ る問姓気温の方が果実浅紅比し拓く地下室に入 座せ・られある問は奥混の訪が菊濃より大であり そ¢瀾嘩∼忘‘日本紙包装区及扱殻墳充区に∴掛ては 山・簡明瞭且つ顕著である。この轟英ぼ日本紙包 肯瀾両日典果架瀾 セけノ・ン包装′鷲黒7筑 日本紙包貼瑛領一兢 孜箪唄’尾登英撒 人−温 曙︵町︶ り .【■ ㌦−■■■−■W−

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節1間 者茄の温熱中紅敷ける気ま鼠払県混の日変化 り午後2時迄の間に∴示されたのではなぃかと思 はれ一る。レ、づれにせよ上記風浪の日変化の多少は催色上にに∴診轡ゼーられる所殆んど認め難く、要す竃に・ 既述せ・る如く、250C・拍後の湿度下忙放て可及的温度の変異の暗を∵択く保つ寄は.ひとわ催色上のみなら す迫熱進行中町於ける蕃茄魔の貯久性に対レ好結典むもたらすものである寄が言ひ得るでをらう0 (4)温熱と呼!汲作用 追熱中に.於ける蕃茄奥の呼吸作用の粉炭について路∵第7衣の如き結晶が得られ汽二。 上衣の如く啓茄英は株熱期佐低く着色に件ひ 第7束 帯茄巣の迫熱中忙忙ける呼吸作用の治産  ̄ 次第に/増大し催色塀よわ成熱前にかけて最高を 追 熟 日 数 15)Cユ時間一ユkg 排椚CO2蔑mg 測定月日 熟 庶 示し以後遇熱願低かけて漸減する。然し乍ら塔 敗軍月に至りて再び叙述に増加する云之虹巣実体 が節牧の寓意起志・られる異常呼吸灯よるものと 思考せられ・7)。 上記迫熱蕃茄の呼吸作用の消長掠掠牧追熟せ られあるに.拘らず、かつてGusTt貯FSbN氏(3) の生育中に測定せし結熟と略ヒ相一致せる傾向 を:示し■■rゐる。両氏は苛茄典実の生長停止別に・ 於■て最低教示し後次第に増加して、果実が樺色 又甘赤健逐一帯びる頃に盤高に達し以後は漸次低下すると並べてゐる。恰も採放せ・られた冒)薙熱熟ま果実 生長停止期忙あったものと解し得られる。 避蕃茄の追熟と化撃約成分の攣化に就いて 1、爽鹸材料及方法 分明粟供せし啓茄身、は前記撫包装常温下に題熟せしめたろ「≡兎×せ界−・」む用ひ、他に同債件下に おかれた「−ポンチロ ーザ」む軒試材料とし、之が追熱に伴ひ如何怒る化学蛤組成分の変化をこなすかにンつ き分析を.行甘比較検討すると共に、樹上に於て自然追熟せしめぉる場合とも比較対照した。 化学分析は叫・般分析法に準拠し水分、騎、酸、PHを郡廃した。又同時に Catalase ac血’iり‘を:も扱 定し僻色状況、呼吸作用その他・−一般化や自勺純成分の変化と如何なる関係を濁するかにつき観測した。 佑catalase activityの測定.は、舶来汲1cc、PH7.雲の綬簡液】Occ及蒸溜水1Occの混合液から5CCを二 三角壕灯分注し、之を予め氷中で冷却し、之.に冷却した0.1%H望095cCをこ加へて00Cにて10分間作用せ しめ、直ちyC・H2SO4=(1:4)1Occを:加へ反鷹を停止させ、5%KI膏CCを:加へ勘分間の後遊離した沃慶を: 0.朋症NのNa2S20詰で滴定し、見聞時忙対照として抒202を・加へる瀞にH2SOよを・加へて不活憮とし同様滴 定を行ひ、この両者の差より計算々出した。

(7)

2.実験結果並考察 (り追熟と化畢的組成分の攣化 過熱に一件ふ典実の組成の化学的変化妊婦8衆(其の−・一、其の二)忙示されろ如くである。 第8衆苛茄遇華中に於斡る化学的Ⅷ成分の変化 (其の・≠−・).三充×世界一・ 水 分 分 \

\壁 \ 熱

果 汁100cc申  ̄ ̄− ̄ ̄ ̄▼ ̄l 丁二丁亨南: 固 形 物

∴トト一二‥・・ ・∴・.・・..\

% % % 期期期期期 熟色糸熱熱 蘇促成完過 6..8:1 :ブ..517 − 0.0 0ニ1:1 ィ..小 1.一† −1一 ■l l 一t −ユ ■り 4..3S 三1‖7■6 0小0 0∴‖ 4.47 1.:■】1 0.0 0..34 ¢さ‡3 1 0:;1 、 4.6け :?ひfて0 】 4..71) 雲!ユ7 (其の=:) ボンデローザ 上表を■通党するに両品種聞に於ける含有成分率は多少の差∵あるが‘過熱申に.於ける組成分の変化状 況は商品感共殆んど同様の傾向を示すものである′占 即ち■7k分に於ては練熟斯に甘で最も少をいが他は殆んど其差を認めない。而して耐品棟共71く分骨有率 に於てけ殆んど異ならない。 次に糖分は群茄典に・放ては非違兎魔蘭められす1韓化頻のみである。■両品種共級黙財=こは比較的多いが 以後熱愛の進行打、伴ひ梢と減少する。これは当然追贅如こ伴ふ自体の代謝作月旺西費される篤と′酎まれ る。その含有率に於て■は両晶醍共大差はない。 仝酸分に於ても臍分と略ヒ同様の傾向を示してゐる。PH8酌ま各迂≦黙劉む通じ催色胡に.最も低く「三 元×・他瓢−・」でけ−、り「カミンテセーサ」で;‡.8を:示してゐる。然し元来辞茄特有の酸苓ほ酸の含有畳よ力 むしろ果汁のPH永二支配されるとレ亘れ・るが、この変化牲迫熱期間中を.・通じ余り著しき変化を示さな い。備品観閲に於ける酷含有率拾威して「ポンチローサ」特於て高い株である。 いづれにせよ蕃茄追熱中に・於ける化学的組成分!ご三鷹分、酸分共に華準の進行◆と共に滞減の傾向忙・ある が放じて成分的に大なる差異按認め嫉い。 第9数 寄茄遺熱中にけ羞catalaseactivityの変化 攻TCICatalase activity の滑j:壬をみるにト第9衆に 示すが如く碓熱胡には果汁10Ucc中;2.8mgを示すが 以後は各熱期共ヰ().Omg瀞後を二示し殆んど変化を認 めない。従って一迫熱に伴ふ発色の状況及呼吸作用と の間忙は判腰にした相関々係を二認める寄は出猟なか った。 (2)人工追熟と掛上追熟の成分の比韓 Cat.Ac亡‖ (果汁ユ00cc中mg) 追熱日数 熟 度 測定月日 期翔期期期 熟色勲熱熱 源催成完過 6′?..S・墾 4Uりユ7 氾4S 壬■1.50 :‡S..96 ユ .5 7 9 コi 上記人工過熱寄茄臭が樹上迫熱のものと化学成分上如何なる差異を・生す畠・やに.つき「三元×軟乳一・」

(8)

を・供試材紳として比較した。その躇典ば第1、く壌隼式射愚かであ芸。 第1(ト衆 人工追熱果と樹上て負熱県との成卦セヒ絞(≡充×狸∴殊−一う 左賽の如く人士追熱果塗癖上越熱 展とを成熟期及完熱塀の雨期咋二比験 すると、簡明とも明かに樹上温熱果 は人工過熱撰濫比し水分、取分、酸 分の百分率は常に大きく三現隠れてゐ る。ことに贋分合有率忙於て£1成熟 期の時よりも完熟期に於てその羞は よむ一層大である。この事は人工過 熱果は岩取りの雷成熟度不充分常し て固形物多きに反し樹上主白熱典は品 、熱度 、 水 分 固 形 物 完 熟 果

成 熱 果

八丁追熱‡樹上追熱 八一仁、過熱樹工追熱 ▼ ̄ ̄ 亨「 97.ユ書 チ1…Sj7 fl.66 0..37 4..名 全 糖 全 酸 p H 4.三】1 4集 筍良好熱変のよむ進行せろ寄を・帝摩するものである。偶人工過熱果が樹上過熱異に比し酸含有率少なき 軋拘らサ食して酸味をこ多く敵す封ご人工退熱酎二常に臍分合有毒の少きに起因づるものと想を′ゅる。文 人工迫熱展は香気の点で常に臥ヒ道教具に労るものである。 RosA氏(ユ6)はかつて蕃茄の鯨熱具を■基中、エチレン、樹上忙於て過熱せしめこれら過熱方法と農業 含有成分三二の関係について葵験をこ試みたが萎珂コ、エ・チレンの人工逼熱典は樹上迫熱に.及ぼないが、こ=hチ レン逗熱風は姦中退熱果忙比すれば比・較的成分約耗?度の少なき寄を屈めてゐる。 かくの如く人工迫熱典が樹上温熱県に比レ薮変を:釆たすこと巨蓋し当然といふべきであらう。然し蕃 茄■魔の屈も卦大なる栄蕃慣偲と‡_.で葺ミ要朗せられるビタミン顆打ついてぼ今・回分断の結果に就レ■てこ⊥ に考察の礫会を発することは甚だ追憶とする朔であるが、眈忙これらの点について!∴ヨ斑多の人々(1)(5) (】0)(ユ9)に.よって笑験せられ、ことにゼクミンCに就い・ては駄01VN(ユ〕案文(う)らによって散華後相当 の日時を経過するとも殆んど減耗を釆たさぬといふ結論に達しノてゐる。 か」る観点からみる時墨三春茄二県は二洛干の成分猷損耗があるとしても追熱私としての利周懐億常左程低 下せられるものでなく、むしろ輸造園蓼屑物としてクつ愚嬰性を∴高め得るものと云ひ得るであらう。

ⅠⅤ 結 論 友 摘 要

(:りネ救告上ニ∴昭和雲5年7月より8月軋寛い静駐英の追熱吼閲し生化学的に追求した笑験広路典を∴記通 したものであるtン (2)過熱に.件ふ熱愛の変化状況ば、その発色並着色の程麦に.於て24∼250Cの恒温下、2ヰ∼8iOCの邁 ○ 度較差の大なる常濃下におかれるともさして凝ろ桝はないが、概して過密較差の大なる程熱度の進行を 速めるものであり、乙とに腐敗期に■於てその現象は著しい。30∼8宣うOCの爵過度下においては.赤色色素 発生せざるも之を常温下に.敬川ユせば直ちに赤色忙.着色する。 (8)包装梱包條件の過熱に及ぼす影弓削ま包装典払無色装具に此し、叉包装果にあつ■ては日本紙包装展 はセロノ、ン包装具に比し常に老子熱愛の進行軋遅延されるものの枚であ㌫。袋灯し一・般に果実の色沢の点 に・於て畔包装剰二∴無包装展忙梢ヒ素れる辱がある0これは匂妓に・よむ果実を包擁する去来中に多少なク ともCO2の鬱積をも‘たらす符典であると僧料せられる。 粗殻唄充に.よる替茄の過熱廿日埼の−きで推奨さるべ軋方法でない。 (4)過熱庫忙・於ける減量率については僻漕無包装区最も少なく、常温恕包装区は他のいづれの区より も■大■である。而して包装展は撫包装展にr比レトであった。 (∂)典過の日変化は24∼3・ヰOC ̄Fに’・於て観測せし結果は菊雄の昇降と常に若干の差異を・生じ夜間姐下 主に入庫せられる問は果実混の方が気混より犬であわ、蓋開城上室におかれる間は気温の方が果実温に 此し高く、この関碍!さ・日本紙包哀県及粗穀喋発展に・敬ては一周明渡且つ顕著である。 併しか」る稗安の日変化の差掛一∴さして催色上に工・ニ影静せられない。 (6)過熱中灯於ける呼吸作用の拘長は恰も生育中に於ける静茄の如く練熟朔に最少であわ後攻第に増 加し催色期噴に:虎∴高とたわ以後漸減する盲而して腐敗期にをむ再び急遽に哺大する。ケ (7)迫酎巨に・於ける化学的組成分の、変化■3二「.≡充×阻昇一・」及「豪ンテP一ザ」の両品観共、水分、

(9)

糖及恨偲いづれも催色別に最高を−示し以後漸減する。名5し概し∴で大なる成分的差異は認め簸い。

(8)catala$eaCtivityは儲茄典払極めて僅少で風汁1(Cヰ10A∼0”6m紘して、追熱た件ふ発色iu況

及呼吸作用との問には.判然とした相閑々傍点’認められない。 (9)「■三元×世界−・」に於て人工追熱典基樹上追熱典との果実組成分を・比較するに成熟、完黙の疎期と も明らかに樹上過熱県は人工過熱具に此し水分、板及酸に於て、その含有率㌣轟くなづて周る。叉概し て人ユ過熱黒酢食して酸妹を強く感じ且つ香味に乏しい。蝕し過熱敷としての利用低値を偲7せしめる 程わものでない。 (10)以上の綾凛凄綜合するに、啓茄弟の過熱に閲し濃度並■包哀梱包條件忙.よる熱度の進壁状熊、即ち 催邑、着色の辟度、蓋畳城、典湿の日変化及日持寄、更にCO2排出景、Catalaseactivityl、化学的組成 分の変化秋汲等を数的忙・示す番が出来、迫熱に件ふ周蔵乃至は廠迭利風上の基礎的資判が著者らに.よつ て捉供せられ尭。 Ⅴ 孟 賓 参 考 文 献

(l)Brow】1,A.P・and Others.=Vitamin C:content of tomatoes.Food Re〇.6−l. (雲)藤井健堆:トマ†、琴業闘雷たH版、ユ948

(:;)Gus[uffson,Fl・Gけ:Gr・OWthstudiesonfruits,Reェ】pirationof’tomatofruiヒSIIPlantPhy・・41・f;49−f157・

ユ927

‥Influcnceof oxyge−1and carbon dioxidecon9entrationonthe工eSPlra仁ion of

tomato f’上ui[S・・Amerい.Jouで.Boこany・・231836

(5)奏さち外一4名:1、・マトの■7■スコルビソ解合璃塵に儲い⊂、甑食研究、185、暇Ⅰ6

(6〕KochG,gl・‥Ver〇一ユChemit()1haitigenEinwickelpapierZur VcIh屯tungvonLKaltla;erungい・Krankheiten beiÅpf■eln・Angewo Bot”Bd.ユ93f;(抄銀)

(7■)Ki(1d,F・and We3†,C..=Ga3・StOrage Of fruiぐ.祖.ⅤⅠ.Jour…Pom.HortりSci.,ユ1.14193f;.:19T;6

(8)一+

b

1て):13

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Amer.,Soc.,Hort,Sci.∴閑..19f;ら

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192一ま 敬′本員軒抒:果実及疏諜貯蔵の研究、養賢管た用振、ユ9ま7 ∵ ∴ − ∴ ∴ ド ロハ早口∴Un・ロ :荒木溌姓こ牧穫期前後に於ける果実温の変化について、医芸研究壌銀、乾ユ鰐、告S−6:;、ユ9:1隻 小河脱公司;生鮮疏葦の貯蔵に関する研究、第合戦、園芸学会誌、Vol…18、N(〉・・1−51・71」−SO・ユ9・生9 緒方邦安;枇杷果の貯蔵に関する生甥学的研究、香川数寄学術報告、Vol・・ユN0・3ユ9訓 Rosa.J.T:Ripening o・∈tomatoes・Proc.Amer・Soc‖Hor・t・Sci・19慧ろ.

Sando.C.E..‥Theprocessofripenlngin the tomato considered especia11y from the commercial

stand polnt.p UL・S・Dept・Agr・Buli小8591・1930

(ユ8)滑水運憾:「人工基気」換気による植物性良品の貯蔵、第ユ報、勢・埠軋 日原農芸化学会誌、Vol・・5りVoll・7・ (:ユ9〕菅原友太:革新果実中のビタミン含靖蓋に就いで、選言業及園芸、ユ0−ユ:コ・昭16一

ⅤI R占sum占

This study wascalried▲Onin order to observe the physiok)gicaland chemicalcha71geS

tookpla6e during the after−rlPenin?OftomatofruitrlS,amel)・・,this experiment was carIied

on concemlng the rjpenlng St血te of tomato undef temperature and packing condictions,

d占cIeaSe Of weight,daily change of fhlit temperatur・e,durability,etCL,and fuIther

COnCemingtherespiratoryinte¶Sity(itwasrespresented by therate of emisson of Co望),

Catalase activitv the state ofthe change of chemicalelements,etC・

Asther・esultofthi;e甲efIiment,thel)aSicdatewa$Offeredwithre紳dtostoraglrlg

and tr・ansPOrtationin the coruse ofafter−rlPenlng

参照

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