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2 基本操作マニュアル 目 次 1. 数量計算書作成支援システムについて システムの適用範囲について 数量計算書作成支援システムを活用するメリット 数量総括表の工種項目を統一化 数量計算書の作成負担を削減

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基本操作マニュアル

平成24年2月

(2)

2 基本操作マニュアル

目 次

1. 数量計算書作成支援システムについて ... 6

1-1 システムの適用範囲について... 6 1-2 数量計算書作成支援システムを活用するメリット ... 7 1-2-1 数量総括表の工種項目を統一化... 7 1-2-2 数量計算書の作成負担を削減 ... 8 1-2-3 集計作業の作成負担を削減 ... 9 1-2-4 数位の設定負担を削減 ... 9 1-2-5 電子データの有効活用 ... 10

2. 数量計算書作成支援システムのインストールついて ... 11

2-1 動作環境について ... 11 2-2 システムのインストール ... 11 2-3 利用申込書の申請について... 11 2-4 管理キーの登録について... 12

3. 数量計算書作成支援システムの基本操作ついて ... 13

3-1 システムの基本構成 ... 13 3-2 数量計算書作成支援システムの起動... 14 3-2-1 数量計算書作成支援システムの起動 ... 14 3-2-2 業務選択 ... 14 3-2-3 システム画面の表示 ... 15 3-3 設計書ファイルの新規作成 ... 16 3-3-1 設計書ファイルの概要 ... 16 3-3-2 設計書ファイルの新規作成 ... 16 3-4 工種体系の構築 ... 18 3-4-1 工種体系ツリーの概要 ... 18 3-4-2 工種体系ツリーの表示 ... 19 3-4-3 工種体系ツリーの選択 ... 20 3-4-4 規格の入力 ... 21 3-4-5 工種体系ツリーの複写 ... 22 3-5 細別数量の算出 ... 23 3-5-1 数量計算書の概要 ... 23 3-5-2 数量計算書の追加 ... 24 3-5-3 細別数量の算出(計算帳票の追加) ... 25

(3)

基本操作マニュアル 3 3-5-4 細別数量の算出(図面の貼り付け) ... 26 3-5-5 細別数量の算出(平均断面体積計算書) ... 28 3-5-6 細別数量の算出(数量調書) ... 29 3-5-7 細別数量の算出(算式) ... 30 3-5-8 積算数量の算出 ... 32 3-6 単位数量計算書の作成 ... 33 3-6-1 単位数量計算書の概要 ... 33 3-6-2 単位数量計算書の起動 ... 34 3-6-3 単位数量の算出(図面の貼り付け) ... 35 3-6-4 単位数量の算出(レベル6の選択) ... 36 3-6-5 単位数量の算出(規格の入力) ... 37 3-6-6 単位数量の算出(単位数量の算出) ... 38 3-7 工区分割 ... 39 3-7-1 工区分割の概要 ... 39 3-7-2 シミュレーション機能による工区分割 ... 40 3-7-3 数量計算書のブロックによる工区分割 ... 42 3-7-4 体系ツリーの選択/選択による工区分割 ... 43 3-8 配土計画 ... 44 3-8-1 配土計画の概要 ... 44 3-8-2 残土集計表の起動 ... 45 3-8-3 配土計画 ... 46 3-8-4 残土数量の反映 ... 47 3-9 工程計画 ... 51 3-9-1 工程計画の概要 ... 51 3-9-2 工程表の起動 ... 52 3-9-3 工程表の作成 ... 53 3-10 照 査... 54 3-10-1 照査の概要 ... 54 3-10-2 入力支援リストによる数量算出項目の確認 ... 55 3-10-3 連携データ検査による数量計算書の確認 ... 56 3-11 納 品... 57 3-11-1 納品の概要 ... 57 3-11-2 数量データ交換フォーマット(SFD 形式)の出力 ... 57 3-11-3 電子文章ファイル(PDF形式)の出力 ... 59

4. 数量計算書作成の注意点 ... 61

4-1 設計条件入力時の注意点 ... 62

(4)

4 基本操作マニュアル 4-1-1 コードについての注意点 ... 62 4-2 工種体系(レベル~レベル4)選択・作成の注意点 ... 63 4-2-1 事業区分の選択についての注意点 ... 63 4-2-2 標準工種体系の選択についての注意点... 64 4-2-3 類似工種体系の作成についての注意点... 65 4-2-4 独自工種体系の作成についての注意点... 66 4-2-5 標準工種体系の名称変更についての注意点 ... 67 4-2-6 細別(レベル4)の単位変更についての注意点 ... 68 4-2-7 細別(レベル4)の内訳についての注意点... 69 4-3 レベル6項目の選択・作成時の注意点 ... 70 4-3-1 レベル6項目の名称変更についての注意点 ... 70 4-3-2 レベル6項目の単位変更についての注意点 ... 72 4-3-3 特殊施工単価についての注意点 ... 73 4-3-4 レベル6項目の二重計上についての注意点 ... 74 4-4 数量計算書作成時の留意点 ... 75 4-4-1 数量計算書の作業目的を明確にするための留意点... 75 4-4-2 測点管理が行いやすい表計算書を作成するための留意点 ... 76 4-4-3 位置情報の明記 ... 77 4-4-4 部位情報・計算過程の明記 ... 78 4-4-5 測点情報の明記 ... 79 4-4-6 参考図の記載 ... 80 4-4-7 工区毎の数量計算書データ作成 ... 81

5. ヘルプデスクへのお問い合わせ... 82

(5)

基本操作マニュアル 5

この基本操作マニュアルは、数量計算書作成支援システムを有効活用して頂くために、基本とな る操作方法を説明しています。

より詳しいシステム機能については、別紙マニュアル「詳細マニュアル」を参照して下さい。 参考URL:http://www.pref.osaka.jp/jigyokanri/cals/cals_ss.html

(6)

6 基本操作マニュアル

1.

数量計算書作成支援システムについて

1-1 システムの適用範囲について 数量計算書作成支援システムは、受注者の委託設計業務および発注者の積算業務において、 数量計算書の作成を支援するシステムです。 このシステムを活用することにより、納品される数量計算書と積算にて作成される総括表を統一 し、電子データの有効活用を図るとともに、従来より負担のかかっていた数量計算書の作成や工 事発注に伴う数量調整の負担削減を図ります。

数量計算書作成支援システムの作業手順フローチャート

施 工 検 討 設 計 計 算 設 計 図 作 成 数 量 計 算 施 工 計 画 工 程 計 画 数 量 の 工 区 割 り 積 算 数 量 集 計 工 事 費 算 出 工 事 発 注 直営設計(発注者) 委託設計(設計コンサルタント) 工事積算 (発注者) 工費・工区調整

「数量計算書作成支援システム」の

適用範囲(コンサルタント)

「数量計算支援機能」の

適用範囲(発注者)

シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 構 築 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品 P.13 P.13 P.15 P.17 P.22 P.24 P.30 P.31 P.33 P.37 P.42 P.49 P.52 P.55

(7)

基本操作マニュアル 7 1-2 数量計算書作成支援システムを活用するメリット 1-2-1 数量総括表の工種項目を統一化 数量計算書とは、積算(工事費算出)に伴い必要な積算資料となります。 そのため、発注者が利用する積算システムと同じ工種体系を利用することで、数量総括表に積算 と同じ工種項目を作成し、名称や単位など、設計業務と積算業務において整合正を図ることができ ます。 また、積算業務と同じ環境下で工種項目を作成することで、積算時に必要な数量の算出不足を解 消するとともに、各帳票への項目名称の入力負担を削減することが出来ます。 積算システム 数量計算書作成支援システム 数量総括表

同じ工種体系

①受発注者間で同じ工種構成を作成し、府内で総括表を統一

②各種帳票で工種項目の作成負担を削減

(8)

8 基本操作マニュアル 1-2-2 数量計算書の作成負担を削減 数量計算書の作成では、計算書帳票の作成やセル式の入力など、従来より様々な負担がかか っていました。 これらの負担を解消するために、数量計算書作成支援システムでは標準帳票を用意することで、 数量計算書作成における作業負担の削減を図るとともに、数量の自動算出により単純ミスの無い 品質を確保した計算書の作成を行います。 表計算書 算式計算書

測点や断面等の数量算出に必要項目を入力して、数量を算出

ワープロ感覚で算式を入力することで、数量を算出

(9)

基本操作マニュアル 9 1-2-3 集計作業の作成負担を削減 従来までの数量総括表や数量集計表は、計算書で算出した数量を入力(またはリンク)することで 作成していたため、集計作業と数量のチェックに大きな負担がかかっていました。 これらの負担を解消するために、数量計算書作成支援システムでは計算書で作成された数量を 自動で集計する機能を搭載し、集計作業にかかる作業負担を削減するとともに、集計ミスの防止 を図っています。 1-2-4 数位の設定負担を削減 数量計算書の作成では、数量算出要領(案)などより数位が規定されています。 数量計算書作成支援システムでは、細別数量に関連する数量計算書から数量集計表・数量総括 表などの数位情報を標準搭載していますので、数位設定における作業負担を削減し、単純ミスを 防止を図っています。

数量集計表

数量集計表

自動集計

数量計算書

①集計にかかる作業負担を削減

②単純な集計ミスを防止

①毎年、改訂される数位情報を自動で反映

自動集計

(10)

10 基本操作マニュアル 1-2-5 電子データの有効活用 従来より、積算や工事発注に必要とされる各種資料の作成では、納品された数量計算書を基に帳 票の作成や数量の転用などを手作業で行う必要があるなど、納品された電子データの有効活用を図 ることは困難となっていました。 これらの負担を解消するために、数量計算書作成支援システムでは、作成された数量計算書の データを各種帳票に反映することで、工程計画や土工計画などの作成にかかる作業を一部削減し、 電子データの有効活用を図ることが出来ます。 数量計算書 数量計算書作成支援システム

工程表作成

残土集計表作成

工区分割機能

①作成した数量計算書を基に、工程表、残土集計表、積算など幅広く電子データ を利用可能。 ②発注区間に伴う数量調整は、工区分割機能により作業工数を削減。 ③作成済みの数量計算書(SFD)からの再利用が容易。

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基本操作マニュアル 11

2.

数量計算書作成支援システムのインストールついて

2-1 動作環境について お手持ちのパーソナルコンピュータのスペックが十分かどうかを調べた上で、システムのインストー ルをお願い致します。 2-2 システムのインストール 数量計算書作成支援システムは、大阪府のホームページにて公開されていますので、ホームペ ージにアクセスし、システム(SFKFR.ZIP)のダウンロードし、圧縮ファイルの解凍を行って下さい。 URL:http://www.pref.osaka.jp/jigyokanri/cals/cals_ss.html SFKFR.EXE ファイルをダブルクリックすることで、インストールが開始されますので、画面表示に 従いインストールを完了させて下さい。 2-3 利用申込書の申請について 数量計算書作成支援システムは、業務単位での貸出システムですので、業務毎に利用申請書 を作成する必要があります。 利用申請書に必要事項を記入し、発注担当者に提出して下さい。 後ほど利用申請書を基に管理キーの発行を行います。 動作OS Windows2000、WindowsXP、WindowsVISTA、Windows7 対応機種 CPU が Pentium300Mhz 以上で上記OSが可動するパーソナルコンピューター メモリ 256MB 以上 ディスクドライブ インストールには 800Mbyteの空き領域が必要です。 ※1G以上推奨。 ディスプレイ 解像度 1024×768 以上 マウス 動作 OS で使用可能なマウス 日本語入力 動作 OS に対応した日本語入力システム

(12)

12 基本操作マニュアル 2-4 管理キーの登録について 数量計算書作成支援システムは、管理キー等の登録を行うことで利用を開始することが出来ま す。 メールにて送信された「大阪府発注案件名」「府職員名」「府職員メールアドレス」「管理キー」の登 録を行って下さい。 ※複数の業務を行う場合には、「ヘルプ → 管理キー入力」より、再登録を行って下さい。 図:支援システム登録完了のお知らせ 図:数量計算書作成支援システムの登録画面 ***@*****.** .** ***@****.**.**

(13)

基本操作マニュアル 13

3.

数量計算書作成支援システムの基本操作ついて

3-1 システムの基本構成 数量計算書の作成目的は、積算を行うために必要な積算資料となる数量を算出することにあ ります。 そのため数量計算書作成支援システムでは、大阪府の積算システムに搭載している工事工種体系を 利用し、大阪府が作成する積算と同じ構成で数量計算書を作成することで、納品される数量計算書 と積算での整合正を図っています。

図:発注者が作成する積算書

積算総括表(積算システムより作成) 工種・種別・細別 規 格 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要 排水構造物工 式 1 1,849,326 側溝工 式 1 1,713,935 プレキャスト U 型側溝 PU-300B 171.9 5,356 920,696 代価表第 01 号 プレキャスト U 型側溝 PU-360B m 115.7 6,856 793,239 代価表第 02 号 管渠工 式 1 135,391 管渠 ヒューム管、φ300 m 8.4 16,118 135,391 代価表第 03 号 代価表第 03 号(管渠) 名 称 規 格 単位 数 量 単 価 金 額 基礎砕石 RC-40、t=20cm m2 7.8 1,215 9,234 ヒューム管据付工 B 種、φ300 m 10 6,148 61,480 小型構造物人力打設工 18-8-40 m3 2.12 16,150 34,238 型枠工 小型構造物 m2 11.2 5,021 56,235 10m 当たり m 10 161,187 1m 当たり m 1 16,118

図:数量計算書作成支援システムの流れ

細別単価を算出 作業手順1 工種体系ツリーの作成 作業手順2 数量計算書の作成 作業手順3 単位数量計算書の作成 完成 単位数量計算書で代価表の 項目と単位数量を算出しま す。 体系ツリーを選択するこ とで、総括表等の工種項目 を作成します。 数量計算書で細別数量を 算出します。 算出された数量は集計表 →総括表へと自動転記さ れます。

(14)

14 基本操作マニュアル 3-2 数量計算書作成支援システムの起動 3-2-1 数量計算書作成支援システムの起動 ディスクトップ上のアイコンまたは Windows スタートメニューより、数量計算書作成支援システムを選択 することでシステムを起動することが出来ます。 【ディスクトップ画面からの起動方法】 【Windows スタートメニューからの起動方法】 3-2-2 業務選択 業務選択を行うことで、様々な業務に対応し た工種体系を利用することが出来ます。 【操作方法】 ①「一般土木」ボタンをクリックします。 シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 選 択 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品 アイコンをダブルクリックし起動 数量計算書作成支援システムを選択し起動 「一般土木」をクリック

(15)

基本操作マニュアル 15 3-2-3 システム画面の表示 業務区分を選択することで、数量計算書作成支援システムのメイン画面が表示されます。 また、設計書を開いた状態で数量計算書作成支援システムを終了した場合、次回起動時には最 後に編集していた状態で設計書ファイルが表示されます。 ※起動時に表示される設計書ファイルは保存されていませんので、必ずシステムを終了する時に は保存を行って下さい。

④計算書エリア

総括表・集計表・数量計 算書・単位数量計算書など を表示します。

③体系ツリーエリア

業務で発生する工種項目 をレベル1~レベル5の階 層に分けて表示。

①メニューバー

実行したい機能を選択 するためのバー表示

②ツールバー

よく使う機能をアイコンで 表示したバー表示

(16)

16 基本操作マニュアル ①新規作成を選択 ②設計条件を入力 ●体系区分・・・大阪府(積算大系)を選択 ●コード・・・・設計契約番号を入力 例:契約番号が「2011-20-123456」の場合 コード番号:1120123456-00 と入力 ●地先名・・・・現場名称を入力 ●工 期・・・・委託業務の工期を入力 3-3 設計書ファイルの新規作成 3-3-1 設計書ファイルの概要 数量計算書作成支援システムでは、委託された設計業務の情報を登録した設計書ファイルを作成する ことで、数量計算書や数量総括表等を作成することができます。 3-3-2 設計書ファイルの新規作成 新規業務の数量計算書の作成を行う場合、設計書ファイルの作成より作業を始めます。 【操作方法】 ① 「ファイル」メニューから「新規作 成」を選択します。 ② 「設計条件」画面で各項目を入力 します。 シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 選 択 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品

(17)

基本操作マニュアル 17 ④作成ボタンをクリック ③事業区分を選択 ③ 委託された設計業務に関連する事業 区分を選択します。 ※ここで選択された事業区分に応じた 工種体系ツリーが設計書に反映され ます。 ④ 「作成」ボタンを押すことで、新規の設計 書が作成されます。

(18)

18 基本操作マニュアル 3-4 工種体系の構築 3-4-1 工種体系ツリーの概要 工種体系ツリー画面では、大阪府で使われている工種体系が表示されます。 数量計算書作成支援システムでは、作業目的毎に工種項目を構築することで数量総括表や数量集 計表、数量計算書の工種項目(工種、種別、細別、規格、単位)を自動で作成します。 ※各種帳票は、関連する体系ツリーに接続されています。 シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 構 築 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品 図:数量集計表 図:数量計算書 図:数量総括表 図:工種体系ツリー画面 土工施工を目的とした工種項目 擁壁施工に目的とした工種項目 工事全体の工種項目 項目の作成 項目の作成 項目の作成

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基本操作マニュアル 19 3-4-2 工種体系ツリーの表示 体系ツリー画面では、公開された工種体系が階層レベルで表示されます。 体系ツリーの状態表示 体 系 表 示 内 容 文字色が灰色 工種体系ツリーが非選択状態 文字色が黒色 工種体系ツリーが選択された状態 文字色が青色 コピー機能で作成された工種体系ツリーが選択状態 文字色が橙色 独自に作成された工種体系ツリーが選択状態 表示 表示された体系ツリーに関連する計算書が未完成状態 事業区分(レベル0) 工事区分(レベル1) 工種(レベル2) 種別(レベル3) 業務名称 細別(レベル4) 規格(レベル5)

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20 基本操作マニュアル 3-4-3 工種体系ツリーの選択 各帳票へ工種項目を反映するには、体系ツリー画面に表示された工種体系ツリーを選択状態 にすることで、自動で反映することが出来ます。 ※文字色が灰色の場合は、非選択状態で数量総括表や計算書に反映しない状態を示していま す。 【操作方法】 ①+をクリックし、工種体系ツリーを展開します。 ②帳票に反映する細別体系ツリーをダブルクリックします。 ※ダブルクリックした工種体系の上位となる工種体系も同時に選択状態に変換されます。 図:選択前 図:選択後 ①工種体系ツリーを展開 ②細別ツリーをダブルクリック

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基本操作マニュアル 21 3-4-4 規格の入力 「3-4-3.工種体系ツリーの選択」で選択された細別に規格情報の入力を行うことで、細別の 施工内容を明確にすることが出来ます。 【操作方法】 ①規格を入力する細別ツリーを選択します。 ②「編集(またはマウス右クリック)」→「ツリーの変更」をクリックします。 ③「細別の変更」の規格欄を入力し、「変更」ボタンをクリックすることで、規格情報を入力します。 図:規格の入力前 図:編集メニュー 図:細別の変更 ①対象の体系ツリーを選択 ②「ツリーの変更」をクリック 規格が転記 ③「規格」を入力し、「変更」 ボタンをクリック

(22)

22 基本操作マニュアル 3-4-5 工種体系ツリーの複写 細別の作成にて規格が異なる細別を利用する場合、複写機能を使います。 ここでは、良く使われる複写機能として、「直下に複写」機能を紹介します。 ※工種や種別をまたいで工種体系ツリーをコピーする場合には、詳細マニュアル P.65 を参考下さ い。 【操作方法】 ①複写元の工種体系ツリーを選択します。 ②「編集(またはマウス右クリック)」→「直下に複写」をクリックすることで選択した工種体系ツリ ーの真下に体系ツリーを複写します。 ③規格情報の入力または修正を行います。 ※規格の編集は、「3-4-4 規格の入力」を参照下さい。 図:複写前 図:編集メニュー 図:複写後 ①複写元の体系ツリーを選択 ②「直下に複写」をクリック 体系ツリーを複写し追加 ③規格を修正

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基本操作マニュアル 23 3-5 細別数量の算出 3-5-1 数量計算書の概要 数量計算書作成支援システムにおいて、数量総括表に計上される細別数量は数量計算書で算出を 行います。 数量計算書の計算表や算式で細別数量を算出することにより、数量集計表に集計し、集計された数 量が数量総括表に転記されます。 また、数量計算書は算出対象となる種別ツリー(または細別ツリー)を選択することで作成や照 査を行うことができるため、数量計算書の管理にも優れています。 図:メイン画面 図:数量計算書 図:数量集計表 図:数量総括表 シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 構 築 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品 算出対象の体系ツリーを選択す ることで、計算書を表示 施工場所などに分け数量 計算書を作成 作 成された 数量計算 書 より数量を集計 計算表や算式により 細別数量を算出 細別数量を登録することで、 集計表に計上 集計された数量を転記

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24 基本操作マニュアル 3-5-2 数量計算書の追加 ここでは、細別数量の算出に必要な数量計算書を追加する方法を紹介します。 【操作方法】 ①体系ツリーエリアで数量を算出したい細別ツリーまたは、その関連する種別を選択します。 ②「編集(またはマウス右クリック)」→「追加」→「数量計算書」を選択します。 ③「計算書の追加」画面で、「ブロック」「ブロック区分」に計算書情報を入力し、「追加」ボタンをクリック することで、細別数量を算出するために必要な数量計算書が追加されます。 ※入力された計算書情報が、数量集計表の集計項目に表示されます。 ※施工場所毎に数量計算書を分けるなどの場合は、①~③を繰り返し行って下さい。 ①数量を算出する種別または 細別ツリーを選択 ③計算書情報を入力し、「追 加」ボタンをクリック ②「数量計算書」をクリック

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基本操作マニュアル 25 3-5-3 細別数量の算出(計算帳票の追加) 数量計算書作成支援システムでは、数量の算出に必要な様々な計算帳票が用意されています。 これらの計算帳票を利用し、計算書の構成を行い、数量の算出を行います。 【操作方法】 ①数量の算出対象となる細別ツリーを選択します。 ②「算式/図」エリアをクリックし、画面下のツールバーより算出対象の項目をクリックすることで表示 される計算書名をクリックすることで計算表を追加します。 標準帳票一覧 分 類 帳 票 名 選択可能な様式 備 考 体 積 平均断面体積計算表 縦 1 列、修正長、縦 2 列、横 2 列、横 3 列 詳細マニュアル P.81 参照 平均距離体積計算表 縦 1 列、修正長、縦 2 列、横 2 列、横 3 列 詳細マニュアル P.88 参照 図形体積計算表 縦様式、横様式 詳細マニュアル P.95 参照 体積数量調表 縦様式 詳細マニュアル P.99 参照 面 積 平均幅員面積計算表 縦 1 列、修正長、縦 2 列、横 2 列、横 3 列 詳細マニュアル P.101 参照 平均法長面積計算表 縦 1 列、修正長、縦 2 列、横 2 列、横 3 列 詳細マニュアル P.108 参照 平均距離面積計算表 縦 1 列、修正長、縦 2 列、横 2 列、横 3 列 詳細マニュアル P.115 参照 図形面積計算表 縦様式、横様式 詳細マニュアル P.122 参照 面積数量調表 縦様式 詳細マニュアル P.127 参照 プラニ面積数量調表 縦様式 詳細マニュアル P.130 参照 計算表 数量調書 縦様式 詳細マニュアル P.133 参照 汎用計算表 縦様式、横様式 詳細マニュアル P.137 参照 単位数量計算表 縦様式 詳細マニュアル P.141 参照 鋼 材 鋼材数量計算表 縦様式 詳細マニュアル P.144 参照 鉄 筋 鉄筋数量計算表 縦様式 詳細マニュアル P.148 参照 フリー 段落計算書 縦様式、横様式 詳細マニュアル P.257 参照 フォルダー接続 詳細マニュアル P.258 参照

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26 基本操作マニュアル 3-5-4 細別数量の算出(図面の貼り付け) 数量計算書作成支援システムでは、細別数量の算出根拠の参考資料として図面を挿入することが出 来ます。 【操作方法】 ①CAD 等より、貼り付けたい図面の範囲をコピーします。 ※Excel 等の貼り付けも可能です。 ②「算式/図」エリアをクリックします。 ③図面エリアをクリックし、「編集(またはマウス右クリック)」→「貼り付け」をクリックすることで、図面が 貼り付けられます。 図:図面の貼り付け前 図:図面の貼り付け後 ②「算式/図」エリアをクリック ③「算式/図」エリアを選択し、 「貼り付け」をクリック。 図面が反映

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基本操作マニュアル 27 ~参 考~ 図面サイズは、「参考図」「詳細図(A4 版)」「詳細図(A3 版)」の3種類より選択することができます。 状況に合わせ図面サイズを変更して下さい。 【操作方法】 ①対象となる図面をクリックし、「編集(またはマウス右クリック)」→「オブジェクトの書式」をクリックしま す。 ②表示された「図の書式設計」画面より、「図形の大きさ」項目のサイズ種類にチェックを付け、「OK」を クリックすることで、図面サイズが変更されます。 図:数量計算書 図:編集メニュー ②「OK」をクリック ①「オブジェクトの書式」をクリック ②「図形の大きさ」を選択 ①「図面」をクリック

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28 基本操作マニュアル 3-5-5 細別数量の算出(平均断面体積計算書) 数量計算書作成支援システムに搭載れた多数の計算表を利用することで、セル式や印刷設定など を気にせずに、数量の算出を行うことが出来ます。 ここでは、良く使われる計算表の例として、土工などの体積数量を算出することに最適な平均断面体積 計算書の作成方法を紹介します。 【操作方法】 ①数量の算出に適した計算表として「3-5-3 細別数量の算出(帳票の追加)」を参考に、 「体積」→「平均断面体積計算書」を追加します。 ②計算表を追加することで計算書情報が起動しますので、計算表の条件を設定します。 ③計算表に測点と断面積を入力することで、体積を算出します。 ※測点の入力では、「No.」は自動転記されますので数値のみ入力します。 ④数量計算書にて、「数量(変数または実数)」欄に細別数量となる変数(または数値)を入力します。 ※ここで登録された変数(または数値)が、細別数量として集計表に自動で集計されます。 ②計算表の条件として、様式や変数を設定 ③数量根拠となる測点や断面積等 を入力。 注意:役杭情報は摘要に入力 数量集計表に計上 ④数値または変数の登録

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基本操作マニュアル 29 3-5-6 細別数量の算出(数量調書) ここでは、良く使われる計算表の例として、構造物の延長や箇所数を算出することに最適な数量調書 の作成方法を紹介します。 【操作方法】 ①数量の算出に適した計算表として「3-5-3 細別数量の算出(帳票の追加)」を参考に、 「計算表」→「数量調書」を追加します。 ②計算表を追加することで計算書情報が起動しますので、計算表の条件を設定します。 ③計算表に測点情報と距離や箇所数を入力することで、数量を集計します。 ※測点の入力では、「No.」は自動転記されますので数値のみ入力します。 ※No.0~No.2 の様な測点情報の場合、「~No.」は「^」ボタンをクリックすることで表示されます。 ※数量調書の単位が「m」の場合、測点を入力することで測点間距離が自動で算出されます。 ④数量計算書にて、「数量(変数または実数)」欄に細別数量となる変数(または数値)を入力します。 ※ここで登録された変数(または数値)が、細別数量として集計表に自動で集計されます。 ②変数の設定 ③数量根拠となる測点や数量を 入力。 ④変数または数値の登録 数量集計表に計上

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30 基本操作マニュアル 3-5-7 細別数量の算出(算式) ここでは、良く使われる計算方法として、構造物のコンクリート体積や型枞面積など様々な場面で有効 利用ができる算式の作成方法を紹介します。 算式による数量の算出では、根拠式の最後(または前)に計算結果を代入する変数を用いることで数量 が自動で算出されます。 【操作方法】 ①「算式/図」エリアに、算式による数量の根拠式を入力します。 ※根拠式の答えとなる部分には、変数を設定して下さい。 ③「数量(変数または実数)」欄に細別数量となる変数(または数値)を入力します。 ※ここで登録された変数(または数値)が、細別数量として集計表に自動で集計されます。 ’縦壁部 ’V1=’0.40*2.90*1.10=V1 ’底版部 ’V2=’3.10*0.40*1.10=V2 ’合計 ’ΣV=’V1+V2=ΣV 入力 ②数量根拠を入力 ③変数まやは数値の登録 数量集計表に計上

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基本操作マニュアル 31 ~参 考~ 算式を構成する記号について、いくつかの約束ごとがあります。ここでは算式を構成する記号 について紹介を行います。 ①変数について 変数とは、計算式より算出された数量を登録した記号です。 通常の算式であれば、「10+20=30」という式になりますが、この計算結果の値を変数に登 録することで、数量の自動演算を可能としています。 利用例:10+20=A・・・・・変数「A」に答え(30)が登録されます。 A*1.5=B・・・・・変数「A」には数値(30)が登録されているため 30*1.5=B という計算式に再利用が可能。 ※変数は、同じ数量計算書内でのみ他の算式に利用が可能です。 ②文字列について・・・記号「’」 算式では文字による注釈を挿入することが出来ます。 ●「’」から改行まで、または「’」から「’」までを文字として印字します。 利用例) ’縦壁部 ’V1=’0.40*2.90*1.10=V1 ③隠れ文字について・・・・記号「”」 算式では、印刷を行わないメモ的な文字を挿入することが出来ます。 ●「”」から改行まで、または「”」から「”」までを隠れ文字としてシステム上でのみ表示します。 利用例) ”ここから○○を算出します。 ④隠れ算式について・・・・記号「#」 算式では、印字を行わない計算式を構成することが出来ます。 ●「#」から改行まで、または「#」から「#」までを隠れ算式(文字含む)として、システム上でのみ 表示します。 利用例) #√(1^2+0.5^2)=斜率 ⑤左辺代入演算子について・・・・記号「!」 通常の算式は右辺代入演算子となるため「1+1=変数」となりますが、右辺代入演算子とし て「変数=計算式(値)」で構成することが出来ます。 利用例) !縦長=3.00 !横長=4.00 !延長=10.00 縦長×横長×延長=V

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32 基本操作マニュアル 3-5-8 積算数量の算出 数量計算書より算出された細別数量は、数量集計表で集計されてから数量総括表へ自動で転 記されます。 転記された細別数量(計算数量)を基に、ここでは積算で利用する設計数量の転記を行います。 【操作方法】 ①体系ツリーエリアで、業務名称ツリーを選択します。 ②計算書エリアに表示された「当初設計数量総括表」をダブルクリックして起動します。 起動時に積算用に数位設定された積算数量が「設計数量」欄に自動転記されます。 図:当初設計数量総括表 ①業務名称ツリーを選択 ②当初設計数量総括表をダブルクリック 設計数量が転記

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基本操作マニュアル 33 3-6 単位数量計算書の作成 3-6-1 単位数量計算書の概要 数量計算書作成支援システムでは、積算の代価表と同じ位置づけになる単位数量計算書を作成 することが出来ます。 積算業務では、この作成された単位数量計算書を基に、代価表を作成し細別単価の算出を行います ので、必ず全ての細別に作成を行って下さい。 図:単位数量計算書 代価表(管渠工) 10m 当たり 名 称 規 格 単位 数 量 単 価 金 額 基礎砕石 RC-40、t=20cm m2 7.8 1,215 9,234 ヒューム管据付工 B 種、φ300 m 10 6,148 61,480 小型構造物人力打設工 18-8-40 m3 2.12 16,150 34,238 型枠工 小型構造物 m2 11.2 5,021 56,235 10m 当たり m 10 161,187 1m 当たり m 1 16,118 シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 構 築 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品 細別単価 レベル6項目を反映 単位当たり数量を反映 単位数量を反映

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34 基本操作マニュアル 3-6-2 単位数量計算書の起動 ここでは、代価表の根拠資料となる単位数量計算書を起動する方法を紹介します。 【操作方法】 ①体系ツリーエリアより、単位数量計算書を作成する細別ツリーを選択します。 ②計算書エリアに表示された単位数量計算書アイコンをダブルクリックすることで、計算書が起 動します。 ①細別ツリーを選択 ②単位数量計算書をダブルクリック 単位数量計算書が起動

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基本操作マニュアル 35 3-6-3 単位数量の算出(図面の貼り付け) 数量計算書作成支援システムでは、単位数量の算出根拠の参考資料となる断面図など挿入すること が出来ます。 【操作方法】 ①CAD 等より、貼り付けたい図面の範囲をコピーします。 ②「略図」エリアをクリックし、「編集(またはマウス右クリック)」→「貼り付け」をクリックすることで、図面 が貼り付けられます。 図:図面の貼り付け前 図:図面の貼り付け後 図面が反映 ②「貼り付け」をクリック

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36 基本操作マニュアル 3-6-4 単位数量の算出(レベル6の選択) 数量計算書作成支援システムでは、積算システムと同じ歩掛が標準で接続されています。 積算システムと同じ構成の歩掛に対して単位数量を算出することで、積算業務に必要な数量の算出 不足を防止することが出来ます。 レベル6の選択では、細別の施工内容や図面等を参考に、積算に適したレベル6項目を選択して下さい。 【操作方法】 ①「レベル6/規格」エリアに表示されたレベル6一覧より、施工に適したレベル6項目をダブルクリ ックすることで、レベル6が選択状態となります。 ※文字色が灰色の場合は、非選択状態を示しています。 ※再度、レベル6項目をダブルクリックすることで、入力情報を残した状態で選択状態が解除さ れます。 図:歩掛の選択前 図:歩掛の選択後 ①レベル6項目をダブルクリック 細別単価の算出に必要なレベル6項目が反映

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基本操作マニュアル 37 3-6-5 単位数量の算出(規格の入力) 単位数量計算書では、レベル6項目に規格などを入力することで、使用するレベル6情報がより分 かりやすくなります。 【操作方法】 ①対象のレベル6を選択します。 ②「編集(またはマウス右クリック)」→「レベル6変更」をクリックします。 ③「レベル6の変更」画面で規格欄を入力し、変更ボタンをクリックすることで、規格が反映します。 図:規格の入力前 図:規格の入力後 ①レベル6を選択 ②レベル6の変更をクリック ③規格を入力し、変更をクリック 規格が反映

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38 基本操作マニュアル 3-6-6 単位数量の算出(単位数量の算出) 単位数量計算書では、細別単価を構成するためのレベル6項目に対して、単位数量を算出するこ とで、積算業務において代価表を作成することが出来ます。 選択された全てのレベル6に対して単位数量の算出を行い、単位数量計算書を完成させて下さい。 【操作方法】 ①数量(変数または実数)を入力します。 例:10m 当たりの場合は「10」、1m3 当たりの場合は「1」と数量を入力します。 ②単位数量を算出する対象のレベル6項目を選択します。 ③算式エリアに、算式による数量の根拠式を入力します。 ※根拠式の答えとなる部分には、変数を設定して下さい。 ※算式根拠が必要無い場合には、この作業は不要です。 ④「数量(変数または実数)」欄に単位数量となる変数(または数値)を入力します。 ※根拠式が不要な場合には、直接数量を入力して下さい。 ※算式が不要な場合は、「数量(変数または実数)」欄に直接数値を入力して下さい。 ①数量(変数または実数)を入力 ②レベル6を選択 ③数量根拠を入力 ④数値または変数の登録 入力 ’V =’(0.56*0.56-1/4*π*0.36^2)*10.00=V

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基本操作マニュアル 39 3-7 工区分割 3-7-1 工区分割の概要 数量計算書の作成では、工事の発注区間に分けて数量計算書を取り纏める場合があります。 数量計算書作成支援システムでは、複数の手法により作業負担を削減し、数量調整を行うことが出 来ます。 シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 構 築 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品 N 1B1 素掘側 溝L= 20.50 板柵桝 板柵桝 H=1300 集水桝(2) H=1300 集水桝(2) 素掘側溝L=27.94 板柵桝素掘側溝 L=35.30 素掘側溝L=5.90素掘側溝 L=17.30 素掘側溝L=4.80 素掘側溝L=70.10 素掘側溝L=75.00 素掘 側溝L= 56.70 素掘側溝L=51.60 N1B1 素掘側 溝L= 20.50 板柵桝 板柵桝 H=1300 集水桝(2) H=1300 集 水桝(2) 素掘側溝L=27.94 板柵桝素掘側溝 L=35.30 素掘側溝L=5.90素掘側溝 L=17.30 素掘側溝L=4.80 素掘側溝L=70.10 素掘側溝L=75.00 素掘 側溝L= 56.70 素掘側溝L=51.60 1工区 2工区 工区分割 全 体 設計書ファイル(1工区) 設計書ファイル(2工区) 設計書ファイル(全体) 作成済みの設計書ファイルを 工区毎に分割

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40 基本操作マニュアル 3-7-2 シミュレーション機能による工区分割 数量計算書作成支援システムでは、起点・終点の測点情報を指定することで、全体の数量計算書 より指定範囲内の数量を抽出することが出来ます。 ※シミュレーション後は計算書を元に戻すことが出来ませんので、実行前に必ず設計書ファイルの保 存を行い、実行後は別設計書ファイルとして保存して下さい。 【操作方法】 ①メイン画面より「ツール」→「シミュレーション」をクリックします。 ②シミュレーション画面で、分割する区間の開始・終了測点を入力し、「開始」ボタンをクリックしま す。 ③各計算書で適切な数量が抽出されているかの確認や、微調整を行います。 ②開始・終了測点を入力し、 開始ボタンをクリック ①シミュレーションをクリック

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基本操作マニュアル 41 ~シミュレーション機能で工区分割をするための注意事項~ シミュレーション機能では、測点情報を基に数量を自動調整します。 そのため、各種計算表の測点欄には、正確な測点情報を入力して下さい。 ①数量調書の注意点について 構造物が点在する場合の数量算出では、構造物の測点情報と数量を1つに纏めず、それぞれ の構造物毎に測点情報を明記して下さい。 それぞれの構造物の位置情報を明確にすることで、シミュレーション後は確実に指定測点外の構 造物数量は削除されます。 例:集水桝の数量算出 誤った作成例 正しい作成例 ②平均断面体積計算表などの計算表の注意点について カーブなどの役杭情報(BC、SP、EC など)は、測点情報ではないため摘要欄に記入して下さい。 誤った作成例 正しい作成例 構造物が何処にあるか曖昧な判断しか出来 ないため、適切な自動調整が出来ない。 構造物が何処にあるか明確なため、適切な自 動調整が出来ます。 測点情報が無くなるため、指定測点での数量 の自動調整が出来ない。 測点情報が明確なため、適切な自動調整が出 来ます。

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42 基本操作マニュアル 3-7-3 数量計算書のブロックによる工区分割 数量計算書作成支援システムでは、あらかじめ数量計算書を工区毎にブロック単位で分けて作成 することで、工区分割時に不要となる数量計算書を削除して工区調整を行うことができます。 【操作方法】 ①体系ツリーエリアで、削除対象の数量計算書が登録されている種別または細別ツリーを選択し ます。 ②削除対象となる数量計算書を選択します。 ③「編集(またはマウス右クリック)」→「削除」をクリックします。 ※数量計算書を削除することで、自動で数量集計表や数量総括表が調整されます。 ①種別または細別ツリーを選択 ②数量計算書を選択 ③削除をクリック

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基本操作マニュアル 43 3-7-4 体系ツリーの選択/選択による工区分割 数量計算書作成支援システムでは、細別数量を算出している数量計算書を体系ツリーで管理して います。このため、工区外となる種別や細別ツリーを非選択にすることで、数量総括表や数量集計表 などから削除することが出来ます。 また、再度、選択状態にすることで、項目を復旧することが出来ます。 【操作方法】 ①対象となる体系ツリーをダブルクリックすることで、非選択/選択状態の切り替えを行うことが出 来ます。 ※上位となる体系ツリーを非選択にすることで、下位の体系ツリーも非選択状態となります。 図:数量総括表(選択状態) 図:数量総括表(非選択状態) ①体系ツリーをダブルクリック 非選択状態の工種項目を削除

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44 基本操作マニュアル 3-8 配土計画 3-8-1 配土計画の概要 数量計算書作成支援システムでは、工種毎に算出されている土量を自動で集計することが出来き、 瞬時に残土量の把握を行うことが出来ます。 また、Excel に配土計画書の基礎資料を作成することで、施工内容を考慮した残土量の算出を行う ことが出来ます。 図:体系ツリー 図:残土集計表 シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 構 築 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品 図:配土計画書 土量を集計 残土量を算出 配土図による施工計画

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基本操作マニュアル 45 3-8-2 残土集計表の起動 ここでは、工種毎に算出されている土量を取り纏めた残土集計表の起動方法を紹介します。 【操作方法】 ①「ツール」→「残土集計表作成」をクリックすることで、残土集計表が起動します。 集計された土量を表示 ①残土集計表作成をクリック 残土量を表示

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46 基本操作マニュアル 3-8-3 配土計画 残土集計表を Excel データに出力することで、配土計画を行うことが出来ます。 出力される Excel データでは、「残土集計表」「配土計画書」の2種類の基礎資料が出力されますので、 「配土計画書」に対して配土線を引き配土計画を行うことで、施工計画された残土量を算出します。 【操作方法】 ①「ファイル」→「Excel 出力」を選択し、Excel データを出力します。 ②「配土計画書」シートをクリックし、図形描図(Excel 機能)等を用いて配土計画を行います。 ※配土計画に応じて、残土量の修正を行います。 ①Excel 出力をクリック ②配土線による配土計画 残土集計表 配土計画書

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基本操作マニュアル 47 3-8-4 残土数量の反映 作成した配土計画書(Excel データ)を数量計算書作成支援システムに取り込むことで、残土量を 細別数量として数量総括表に反映することが出来ます。 【操作方法】 ①Excel データ、残土量の根拠範囲を範囲指定しコピーします。 ②「3-5-2 数量計算書の追加」より、数量計算書を追加します。 ※残土処理の数量は、体系ツリー「道路土工→残土処理工→残土処理」に作成します。 ①算出根拠をコピー ②数量計算書の追加

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48 基本操作マニュアル ③「3-5-4 細別数量の算出(図面の貼り付け)」より、コピーされた配土計画を貼り付けます。 ④貼り付けられた Excel データを選択し、「編集(またはマウス右クリック)」→「Excel リンク」をクリ ックします。 ③Excel データを貼り付け ④「Excel リンク」をクリック ④「Excel データ」をクリック

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基本操作マニュアル 49 ⑤Excel リンク画面の「追加」ボタンをクリックすると、Excel データが起動します。 ⑥残土数量が算出されているセルを指定することで数量情報が「Excel リンク」に反映しますので、 変数名を入力し「設定」ボタンをクリックして変数の登録を行います。 ⑤追加をクリック ⑥セルを指定 ⑥変数を登録 ⑥設定をクリック

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50 基本操作マニュアル

⑦Excel リンク画面で「閉じる」ボタンをクリックすることで、数量計算書に戻ります。 ⑧「数量(変数または実数)」欄に登録した変数を入力します。

⑦閉じるをクリック

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基本操作マニュアル 51 3-9 工程計画 3-9-1 工程計画の概要 数量計算書作成支援システムでは電子データの有効活用として、作成された数量総括表を基に 工事日数や仮設日数などの工程計画(バーチャート形式)を行うことが出来ます。 この工程計画を行うことで、仮設供用日数などの算定に有効活用が図れます。 シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 構 築 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品 ~工程計画~ 工事工期:120 日 水路仮設: 48 日 工 程 表

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52 基本操作マニュアル

3-9-2 工程表の起動

ここでは、工程計画を行うために必要な工程表を起動する方法を紹介します。

【操作方法】

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基本操作マニュアル 53 3-9-3 工程表の作成 工程表では、細別毎に標準施工量や開始日等の工期算出条件を入力することで、工事日数や仮 設日数などの算定を行うことが出来ます。 【操作方法】 ①対象となる細別の行に、標準施工量、パーティー数、不稼働係数、加算日の工程条件を入力後、 細別施工の開始日として「今回開始日」を入力します。 ※工程条件入力後、開始日を入力することで、終了日が表示されます。 ※細別毎で工程を接続することで、工程計画を連動することが出来ます。(詳細マニュアル P.314 参照) ②「バーチャート」シートをクリックすることで、工程計画されたバーチャートを表示します。 図:データ 図:バーチャート ①工程条件の入力 ①開始日の入力 ②バーチャートをクリック 工期日数を表示 終了日を算出

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54 基本操作マニュアル 3-10 照 査 3-10-1 照査の概要 数量計算書作成支援システムでは、積算に即した工種体系や歩掛を選択して数量を算出すること で、大阪府全体で工種項目を統一し、積算に必要な数量の算出不足などの防止を図っています。 そのため、算出された数量だけでなく、選択されている工種体系やレベル6項目が適切であるかに対 しても十分な照査を行う必要があります。 納品前には、必ず照査を行うようにして下さい。 図:体系ツリー 図:単位数量計算書 シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 選 択 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品 レベル1(工種)~レベル5(規格)を照査 レベル6項目を照査

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基本操作マニュアル 55 3-10-2 入力支援リストによる数量算出項目の確認 数量計算書作成支援システムでは、全体の工種項目や数量を表示する他、選択された歩掛も表 示することが可能ですので、図面等の参考資料と比較して、工事全体の内容を一覧で照査を行うこ とが出来ます。 【操作方法】 ①「ツール」→「入力支援リスト」をクリックすることで、入力支援リストが起動します。 ②図面等を用意し、作成された数量計算項目が適切であるかを確認します。 参考資料 ②項目等の確認 ①入力支援リストをクリック

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56 基本操作マニュアル 3-10-3 連携データ検査による数量計算書の確認 数量計算書作成支援システムで作成された数量計算データは、電子データの有効利用として積算 システムに連携できるようになっています。 そのため、標準工種やレベル6項目などの名称や単位等の変更を行っていないか?、過去データの 再利用に伴い当年度に廃止された項目がないか?などを一括で照査することが出来ます。 【操作方法】 ①「ツール」→「連携データ検査」をクリックすることで、連携データ検査が起動します。 ②検査開始ボタンをクリックすることで、数量計算書の検索が開始されます。 ③「連携データ検査の結果」欄に問題点の表示を行いますので、問題点がある場合には修正を行 って下さい。 ※検査項目の詳細については、「詳細マニュアル P.291」を参考下さい。 ①連携データ検査をクリック ②検査開始をクリック ③検査結果を表示

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基本操作マニュアル 57 3-11 納 品 3-11-1 納品の概要 納品では、電子データとしてPDF形式、オリジナルデータとして「数量データ交換フォーマット(SFD形 式)の出力を行い納品して下さい。 3-11-2 数量データ交換フォーマット(SFD 形式)の出力 ここでは、オリジナルデータとして数量データ交換フォーマット(SFD 形式)を出力する方法を紹介し ます。 【操作方法】 ①「ファイル」→「別設計書として保存」をクリックします。 ※すでに数量データ交換フォーマット(SFD 形式)を作成し、その数量計算データを編集している 場合には、「上書き保存」を行って下さい。 シ ス テ ム の 起 動 業 務 区 分 の 選 択 設 計 書 フ ァ イ ル 新 規 作 成 工 種 体 系 の 選 択 数 量 計 算 書 の 追 加 細 別 数 量 の 算 出 単 位 数 量 計 算 書 の 起 動 単 位 数 量 の 算 出 数 量 総 括 表 の 編 集 工 区 分 割 配 土 計 画 工 程 計 画 照 査 納 品 ①「別設計書として保存」をクリック

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58 基本操作マニュアル ②「別設計として保存」画面が表示されますので、地先名等の情報を確認し、「変更」ボタンをクリッ クします。 ③「名前を付けて保存」画面が表示されますので、保存先を指定し、「保存」ボタンをクリックするこ とで、数量データ交換フォーマット(SFD 形式)が出力されます。 ②設計条件の確認し、変更 をクリック ③保存をクリック

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基本操作マニュアル 59 3-11-3 電子文章ファイル(PDF形式)の出力 ここでは、電子データとして電子文章ファイル(PDF形式)を出力する方法を紹介します。 【操作方法】 ①「ファイル」→「印刷」をクリックします。 ②「印刷パターン選択」画面が表示されますので、パターンを選択します。 ※印刷パターンの詳細は、「詳細マニュアル P.25」を参照下さい。 ③「印刷帳票の選択」画面が表示されますので、選択されている帳票に問題が無ければ、「印刷」ボ タンをクリックします。 ※チェックがついていない項目は印刷されません。 ①印刷をクリック ②印刷パターンを選択 ③印刷項目の確認

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60 基本操作マニュアル ④「印刷」画面でプリンタ名を「Adobe PDF」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。 ⑤「PDF ファイルの保存」画面が表示されますので、保存先を指定し、「保存」ボタンをクリックする ことで、電子文章ファイル(PDF 形式)が出力されます。 ④プリンターを指定 ⑤保存をクリック

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基本操作マニュアル 61

4.

数量計算書作成の注意点

ここでは、数量計算書作成における注意点を説明します。 数量計算書作成支援システムで作成される数量計算書は、積算を考慮するだけでなく、体系ツ リー、数量計算書、単位数量計算書の作成に誤りがなく、照査しやすい計算書を目的としています ので、必ず計算書の作成前に注意事項を参考ください。

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62 基本操作マニュアル 4-1 設計条件入力時の注意点 4-1-1 コードについての注意点 コードは、設計書の管理が行いやすいように、契約番号と枝番により入力を行ってください。 【参考例】 例として、契約番号「2007-20-123456」の設計業務(工区分割の指示あり)にて入力を行います。こ の場合、全体「0720123456-00」、1工区「0720123456-10」、n工区「0720123456-n0」と入力を行いま す。 設計番号:2011-20-123456 コード:1120123456-00 変更回数:当初設計「0」、n回変更「n」 発注工区:全体「0」、n工区「n」 数量計算データの管理しやすいコードとするため、必ず契約番号と枝番にて、入力を 行うこと。

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基本操作マニュアル 63 4-2 工種体系(レベル~レベル4)選択・作成の注意点 4-2-1 事業区分の選択についての注意点 「事業区分・工事区分」の選択では、積算システムとの連携を行うことを前提としており、工事発注に 即した事業区分を選択して下さい。 【参考例】 下図の「事業区分」の欄から「本工事、附帯工事、補償工事」にそれぞれ工事発注にあった事業区分を 選択します。 また、積算システムにて合併積算する場合には、「工事2」「工事3」にて、事業区分の選択をして下さい。 合併積算が予定される場合には、「工 事2」「工事3」にて事業区分を選択す る。 工事発注に合った事業区分 を選択する。 ● 適切な事業区分が不明な場合は、事前に担当職員と協議を行い決定すること。

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64 基本操作マニュアル 4-2-2 標準工種体系の選択についての注意点 新土木積算体系の構成は、「工事目的物の細分化」を目的として作成されており、下記の基本方針を元に 構成しています。 体系の選択を行う場合、新土木積算体系に準拠し、作業工種を選択して下さい。 【参考例】 良くある作成例として、作業土工体系を例に紹介しています。 「道路土工」に「作業土工」 が含まれているが、作業土工 は各工種にて追加することと なっており、道路土工に追加 してはならない。 工 事 目 的 物 ご と に 「 作 業 土 工」が作成されており新土木 積算体系の基本方針に則し た体系になっている。 <誤った作成例> <正しい作成例> ~基本方針~ ・わかりやすいものであること ・標準的な内容で構成されたものであること。 ・契約対象となる工事目的物が明確であること。 ※参考 新土木工事体系と積算の実際 P28 より抜粋 担当職員と協議のうえ、作業工種の選択(作成)が適切と判断された場合 は、この限りではありません。

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基本操作マニュアル 65 4-2-3 類似工種体系の作成についての注意点 工種体系ツリーに目的となる工種体系が見つからない場合には、類似工種体系より体系の追加を行うこと により、発注体系の統一を図ります。 他の事業区分または工事区分に類似工種が含まれている場合があるため、この場合には「標準工種(マスタ 参照)」機能により工種体系を追加して下さい。 (参考例) 例では、細別に同名称の無い「デリネータ」を例に説明を行います。 デリネータのように構造物名称は解るが、適用する工種体系名称が解らない場合は、その構造物の設置目 的を考慮し、類似工種体系の選択を行います。 デリネータの目的・・・・・・・道路の側方に沿って、路端や道路線形などを明示し、昼夜間における車両運転 者の視線誘導を目的とし設置を行う。 上記の設置目的より、類似工種として「視線誘導標」を適用する。 構造物名称が無い場合に は、類似体系の選択を行 う。 類似工種が、他の事業区分(工 事区分)にある場合は、「編集 →追加→マスタ参照」より検索 し、追加を行う。 標準体系が無い場合、安易に独自体系を追加せず、「検索」より標準体系 の確認を行うこと。

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66 基本操作マニュアル 4-2-4 独自工種体系の作成についての注意点 工種体系ツリーに目的となる工種体系(類似体系)が無い場合には「独自工種」機能にて独自工種体系の 作成が行えます。 この場合、安易な独自工種の作成を行うことで工種体系の統一化が図れなくなる恐れがある為、「独自工種」 の追加を行う場合には、「名称」「単位」「体系の接続位置」等を担当者と協議により決定して下さい。 (参考例) 下記は、標準工種に無い「板柵桝」を独自体系として作成した例を紹介しています。 独自工種の追加は「編集→追加→独自工 種」で行うことができます。 体系ツリー画面では“朱色”で表示されてい るフォルダが独自工種です。 類似体系が流用できず、やむを得ず独自体系を作成する場合には、必ず 担当者と協議を行い工種体系の名称を統一すること。

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基本操作マニュアル 67 4-2-5 標準工種体系の名称変更についての注意点 標準工種体系の名称を変更すると数量総括表の表示が不統一になり、標準工種体系なのか独自工種体 系なのかを確認することが困難になります。 上記を回避するために、標準体系の名称は原則として変更を行わず、必要な場合には「規格」欄で記載して 下さい。 【参考例1】 下記は細別名称を独自に変更した例を紹介しています。 【参考例2】 下記は、補助表現により工種・種別体系の作業目的を明確にした例を紹介しています。 標準工種体系の名称が個人のわ かりやすい名称に変更されている が、全体の統一が行えない。 標準工種体系の名称を変更 せずに使用している。 <誤った作成例> <正しい作成例> <正しい作成例> <誤った作成例> 種別名称を変更することにより、施 工目的を区別しているが、体系の 名称統一が行えない。 標準名称を変更せず、規格にて補 助表現を記載し、施工目的物の区 別を行っている。

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68 基本操作マニュアル 4-2-6 細別(レベル4)の単位変更についての注意点 細別数量の算出を行うにあたり、細別の標準単位を数量算出が行い易いように修正を行うケースが発生 しています。 標準工種の単位を変更した場合「数量総括表の表示が不統一」になり、発注体系の統一を図ることが出来な いため、原則として単位の変更は行わず標準単位を使用して下さい。 【参考例】 下記は、場所打擁壁工(構造物単位)を例に紹介をしています。 <不適切な作成例> <正しい作成例> 標準工種の単位を「m3」から「m」に変更し ている為、発注体系の統一が図れません。 原則として、単位の変更は行ってはならな い。 標準単位にて作成を行っているため統一が 行える。 標準単位は、原則として修正を行わないこと。

参照

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