Ⅰ. イリソについて Ⅱ. 中期経営計画 Ⅲ. 個人投資家の皆様へ 1

(1)

個人投資家様向け

会社説明会

証券ｺｰﾄﾞ：

6908

2017

年

9 月

(2)

Ⅰ

.

イリソ

イリソについて

イリソ

について

Ⅱ

.

中期経営計画

Ⅲ

.

個人

個人投資家の皆様へ

投資家の皆様へ

(3)

■

会社名

イリソ電子工業株式会社

(

証券コード：6908)

■

事業内容

各種コネクタの開発、製造及び販売

■

設

立

昭和41年(1966年)12月

■

本社所在地

神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目13番地8

■

拠

点

販売：12カ国

生産：4カ国

開発：2カ国

■

資本金

5,640百万円

■

社員数

連結:3,489名

■

経営方針

1. イリソの会社概要

(平成29年3月31日現在)

(4)

2. イリソの事業内容

自動車部品や産業機器、

コンシューマー機器の内部で電気と信号をつなぐ

「コネクタ」の開発、製造をし、

世界中へ販売しております。

車載関連機器

非車載関連機器

(5)

～創業～

電子部品メーカーを目指して

創業時は、お客様から部品を支給して頂き、テレビユニットやステレオ用基板などの

組立を行うことで、その工作・加工などの手間賃を頂く、いわゆる“工賃仕事”が主な

仕事でした。

その後、ラッピングピンをはじめとした各種ピンの製造・販売をし、当社の業務は、

“工賃仕事”から“自社製品”の製造販売へと大きく変化することとなります。

ピンはコネクタの基本部品であり、ピンの技術開発と技術蓄積により国内有数のピ

ン・ピンヘッダーメーカーの地位を築くに至り、ついにはパワートランジスター用ソ

ケットをはじめとしたコネクタの製造・販売を開始、現在では世界中で車載向けを中心

にコンシューマー機器、インダストリアル機器の中で当社のコネクタが使われています

ステレオ用基板

の組立

各種ピン

ピンヘッダー

FPC/FFC

用コネクタ

ボードtoボード(基板対基板）

可動(フローティング)コネクタ

3. イリソ電子工業の歩み

(6)

0

50

100

150

200

250

300

350

400

66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16

1978年シンガポールへ

当社初の海外進出

4. イリソの歩みと売上高推移(1966年～)

（億円）

基板組立から

スタート

初期成長期

（ピン・ピンヘッダー）

コネクタ本格参入期

車載市場向け

拡大期

1993年：上海工場

1996年：フィリピン工場

2006年：ベトナム工場

(7)

5. 売上高／営業利益率推移(2000年～)

0

100

200

300

400 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16

5.9

0.6

9.6

12.9

14.4

16.6

13.6

1.6

9.5

12.3

11.6

10.3

17.2

18.5

17.2

17.7 （億円）

29%

84%

51%

68%

売上高

リーマンショック

IT

バブル崩壊

営業利益率

車載

非車載

特徴：車載市場向け売上比率の高さ、高収益体質

（％）

(8)

6. 市場別売上構成とイリソコネクタの搭載先例

43.8%

40.8%

11.0%

4.4%

車載

(エレクトロニクス)

車載

(AVN)

コンシューマー

インダストリアル

37,547

百

百万円

万円

車載

車載向け売上比率

向け売上比率

84. 6%

電装化

2017年3月期

カーナビ、カーオーディオなど

車載(AVN)

・クラスターパネル

・スイッチ(エアコン、指示器、

ワイパー、ウィンドウなど)

・

・ Saf ety

Saf ety

Saf ety分野

分野

分野 (

(

(ミリ波レーダー、カメラ

ミリ波レーダー、カメラ

ミリ波レーダー、カメラ)

ミリ波レーダー、カメラ

)

・

・ E V/HV/PHEV

E V/HV/PHEV

E V/HV/PHEV車内パワートレイン

車内パワートレイン

車内パワートレイン分野

車内パワートレイン

分野

(

( コンバーター、インバーターなど

コンバーター、インバーターなど

コンバーター、インバーターなど)

コンバーター、インバーターなど

)

車載(エレクトロニクス)

ADAS

プリンター、複合機、ゲーム機、

デジタルカメラ、液晶テレビなど

コンシューマー

FA

FA 関連機器

(PLC

(PLC、

(PLC

、インバーターなど

、

インバーターなど

インバーターなど)

)

、

スマートメーターなど

インダストリアル

(9)

7. 販売地域別売上構成と主要顧客

21.4%

27.8%

16.9%

9.9%

18.3%

5.7%

海外売上

海外売上比率

比率

78. 6%

日本

中華

・

韓国圏

ヨーロッパ

シンガポール

アメリカ

タイ

【日系】

(50音順)

アルパイン様、アルプス電気様、

ソニー様、デンソー様、

パイオニア様、パナソニック様、

富士通テン様、三菱電機様など

【非日系】

(アルファベット順)

BOSCH様、CONTINENTAL様、

DELPHI様、HARMAN様など

主要顧客

37,547

百

百万円

万円

2017年3月期

非日系顧客約40%

日系顧客約60%

日系・日系顧客比率

販売地域・販売先ともにグローバルで展開

(10)

8. 地域別生産比率と工場

11.2%

54.4%

11.0%

23.4%

海外生産比率

88. 8%

茨城

上海

フィリピン

ベトナム

【茨城】

(常陸大宮市)

グローバル生産体制

2017年3月期

【上海】

(上海市松江)

【フィリピン】

(マニラ)

4

4 4工場

工場

【ベトナム】

(ハイゾン)

(11)

自動車

メーカー

ティア１

(自動車部品

メーカー)

ティア２

日本

アメリカ

中国・韓国

ヨーロッパ

9. イリソの強み(顧客網)

イリソの強み！

世界中のほぼすべての

ティア1企業と取引

ティア1企業を通し

て、世界中の自動車

メーカーの車にイリソ

のコネクタが搭載

自動車メーカー別

搭載先比率

日系

約30%

米系約25%

中国・韓国系

約5%

欧州系

約25%

強み：

世界中のほぼすべての

ティア1企業と取引

自動車業界のサプライチェーン

(12)

可動BtoBコネクタ

累計販売個数

約30億個

可動

可動 Bt oB

Bt oB

Bt oBコネクタ

Bt oB

コネクタ

コネクタの

コネクタ

の

のバリエーションの多さ

の

バリエーションの多さ

86 シリーズ

640 種類

262 通りの組合せ

車載市場向けを中心とした豊富な販売実績

Auto

I-Lock FPCコネクタ

累計販売個数

約5千5百万個

世界初となる新たな可動

世界初となる新たな可動BtoB

BtoB

BtoBコネクタの開発

BtoB

コネクタの開発

世界で初めて三次元可動BtoBコネクタ“

Z-Move™

”

を開発。2015年12月発売のハイブリッド車の

パワートレイン部に搭載

10. イリソの強み(製品展開と実績)

→可動BtoB技術をコアとした接続ソリューション提案が可能

→信頼性重視で参入障壁が高い車載市場での豊富な実績

→イリソOnly One製品による新たなソリューションへ

(13)

なぜ車載に強く、世界中のティア

なぜ車載に強く、世界中のティア1

1

1 1企業と取引でているのか

企業と取引でているのか

11. イリソの製品の特徴(可動BtoBコネクタ)

イリソの特徴的製品・・・可動BtoB(基板対基板)コネクタ

→

・基板の位置ずれを吸収

し、はんだ付け部のｽﾄﾚｽ

を軽減。

はんだ部の破損防

ぐ

→品質・向上

・コネクタが接触したまま

可動するので、

複数個を同

じ基板

上に搭載したまま

接

続する

ことが可能

→組立の作業性向上

Mechanism

なぜ車載に強く、世界中のティア

なぜ車載に強く、世界中のティア1

1 1企業と取引できているのか

1 企業と取引できているのか

企業と取引できているのか

(14)

12. 世界初

三次元可動BtoBコネクタ

“Z-Move™”

・

XY

方向の他、

Z

方向にも可動する

世界初のコネクタ

で

高い信頼性を確保

・耐震対応→

振動しても接点が動かない

・耐熱対応→

耐熱要求が105℃から125℃へ。材料の耐熱性を向上させ、

エンジンに近い高熱箇所でも使用可能

・

HV、EV、PHEV車の駆動部品内やロボット内などへ搭載可能

Mechanism

特許取得済

イリソだけの

Only One製品

(15)

日本

販売：12カ国

生産：4カ国

開発：2カ国

ドイツ

マレーシア

シンガポール

台湾

韓国

フィリピン

アメリカ

（デトロイト、

アトランタ

香港

中国（上海・大連・天津・蘇州・

中国（上海・大連・天津・蘇州・重慶・深セン）

重慶・深セン）

タイ

ベトナム

本

社：

販売拠点：

生産拠点：

開発拠点：

インド

(全17拠点)

13. イリソの強み(拠点展開)

特徴：売上の約8割、生産の約9割が海外

※中国(南通)、メキシコ(レオン)に新工場建設予定

(16)

Ⅰ

.

イリソについて

Ⅱ

.

中期経営計画

Ⅲ

.

個人投資家の皆様へ

(17)

(2)営業利益率

(1)売上高

(3) EPS

(

%

)

(円)

※設定為替

レート

0

500 1,000

17.3 期

18.3 期

19.3 期

20.3 期

目標

375

500

400

443 (億円)

1,000

414

439

541

641

300

400

500

600

700 17.3期

18.3期

19.3期

20.3期

1. 業績目標(長期ビジョン及び中期目標)

ビジョン：売上1,000億円、業界順位世界10位以内

17.3期

18.3-20.3期

USD

109.03

110.00 EUR

119.37

120.00

17.7

18.0

19.0

20.0

17.0

19.0

21.0 17.3期

18.3期

19.3期

20.3期

中期目標

長期目標

(18)

153

41

43

165

187

233

37

16

0

100

200

300

400

500 車載（AVN）

車載（ｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽ）

ｺﾝｼｭｰﾏｰ

ｲﾝﾀﾞｽﾄﾘｱﾙ

17.3期

20.3期

単位

単位：億円

：億円

375

500 2. 中期目標(市場別売上高)

●伸ばす分野

・Safety分野

(レーダー、カメラ)

・パワートレイン分野

・Infotainment、スイッチ、

クラスター

・FA関連機器

目標：2020年3月期

売上500億円

(億円)

＋22

＋80

＋21

＋

2

(19)

長期目標売上1,000億円に向けた基盤整備

第二の柱(産業機器向け)の確立

伸びる市場(車載市場)の攻略

生産力とコスト力の強化

重点施策

3. ビジョン達成のための中期戦略

(20)

4. 車載市場の攻略

-世界の自動車生産台数予測-0

20

40

60

80

100

120 2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024

So uth Asia

So uth Ame ri ca

North A meri ca

Mi ddle East /Afr ica

Japa n/Kor ea

Gr eat er Chin a

Eu rope

新興国を中心に順調に伸びていき、

2020年に

1

1 1 億台を突破

億台を突破

駆動と運転方法の

常識が変わる

ターニングポ

イント

単位：百万台

出典：IHS Markit

(21)

自動運転

電動化

(22)

6. 自動車の大きな2つの変化①

-電動化-0

20

40

60

80

100

120 2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024

EV/HV/PHV車

ガソリン車

単位：百万台

出典：IHS Markit

電動自動車比率：

2017年約5％、2020年約13％、

2024年は約30％

まで上昇

⇒自動車の駆動がガソリンから電気へ。

駆動系部品(モーター、インバーター、コンバーターなど)の

需要が増加

(23)

7. 自動車の大きな2つの変化②

-自動運転-自動化レベル

Level 1

車間距離維持

ドライバーが

主体

1つのシステム

が制御

運転支援

Level 2

車間・車線維持

複数のシステムが

制御

ドライバーが残る

システムを制御

部分的自動運転

Level 3

車間維持・車線維持

システムが制御

ドライバーは緊急時

に手動運転再開

条件付き自動運転

Level 4

システムが制御

高度自動運転

Level 5

システムが制御

無人運転

完全自動運転

2014

2014-2020

2025-2030

≪自動運転技術導入予測≫

20XX

自動運転化：

段階的に自動運転技術が進展。

⇒完全自動運転に向けて、ドライバーの目の代わりとなる

カメラ、レーダー、レーザー、センサーの標準搭載数が急増

(24)

8. 車載成長市場への取り組み

PA25 (Project

Automotive

Application

5)

・伸長するEV/HEV車両へ搭載されるPower＆Motor 領域

・全ての車両に適用するSafety＆Cockpit 領域

車載成長市場への取組み

◆当社の強みをより伸ばす領域に専門プロジェクトを設置。

イリソ独自の

Only One製品

を展開

(例：

Z-Move™

)

電動化

Power

インバーター、コンバーター

充電器、バッテリー監視システムなど

Motor

EPS、電動コンプレッサーなど

自動運転

Safety

カメラシステム、カメラモジュール

レーダー(ミリ波、レーザー)

電装化

Cockpit

_{コックピット}

I/O

小型インターフェイスコネクタ

(25)

成長市場

対象搭載先

イリソ独自製品

電動化

Power

インバーター、コンバーター

世界初三次元可動BtoB

コネクタ“

Z-Move™

”

充電器、バッテリー監視システムなど

Motor

EPS、電動コンプレッサーなど

自動

運転

Safety

カメラシステム、カメラモジュール

世界最小可動BtoB

コネクタ、筐体

レーダー(ミリ波、レーザー)

ロボット組立対応

可動BtoBコネクタ

電装化

Cockpit

_{コックピット}

可動BtoBコネクタ

Auto

I-Lockコネクタ

I/O

小型インターフェイスコネクタ

小型・低背コネクタ

9. 車載成長市場での独自ソリューション提案

(26)

10. 第二の柱(産業機器)の確立

①IoTを駆使した新生産方式(インダストリー4.0)で

ロボットによる生産が増加

②伸びる市場への注力

・

FA関連機器

：ロボット、AI、PLCなど

・

通信機器

：通信モジュールなど

・

FA関連機器

：ロボット、AI、PLCなど

・

通信機器

：通信モジュールなど

ロボット組立対応製品群

ソリューション

可動BtoBコネクタ

基板間の位置ずれ吸収

Auto

I-Lock FPCコネクタ

不完全接続防止

2点接点コネクタ

異物対策

2017

年

4 月より専門プロジェクトを設置

産業機器市場への取組み

(27)

②メキシコ工場

①南通工場

2017年2月に土地購入完了。2019年建設開始予定

場所

江蘇州南通市

土地面積

_約36,000㎡

建屋面積

約26,000㎡予定

(イリソ最大)

販売エリア

中華圏

稼働予定

_{2017年度中予定}

特徴

IoTを駆使した新生産

システムの構築。

「スマートファク

トリ

トリ —

—

— 化」

—

化」

11. 生産力の強化

売上

1,000

億円に向けた生産拠点の新設

(28)

Ⅰ

.

イリソについて

Ⅱ

.

中期経営

中期経営計画

中期経営

計画

Ⅲ

.

個人投資家の皆様へ

(29)

13

20

25

10

15

20

40

60

90

5

20

18

20

25

10

15

20

40

60

80

90

0

20

40

60

80

100

120 2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017

8.9%

10.7%

16.7%

11.1%

8.2%

9.4%

12.4%

10.4%

13.5%

17.0%

19.3%

20.5%

（円）

配当性向

記念配当

普通配当

1. 株主還元

市場変更記念及び

設立50周年記念配当

株主還元について・・・

配当性向30%

を目指しています

※2017年90円は9月1日の1:2分割前

(30)

コネクタの種類

基板対

基板対基板コネクタ

基板コネクタ

基板コネクタ（

基板コネクタ

（

BtoB

コネクタ）

プリント基板の接続用に開発されたコネクタの総称でボード･ツー･ボードコネクタ（ボード

to

ボード

コネクタ）とも呼ばれる。垂直接続、平行(スタッキング)接続、水平接続など組み合わせで、さまざ

まな接続が可能となる。

B to B

（ビー・ツー・ビー）は、当社の登録商標

として市場で広く浸透し

ている。

FPC/FFC

コ

コネクタ

ネクタ

FPC

基板（

Flexible printed circuits

）や

FFC

ケーブル（

Flexible flat cable

）の接続用に開発されたコ

ネクタの総称。コネクタの挿入時に力を加えずにロック可能な

ZIF

（

Zero insertion Force

）タイプ、

挿入したときに力が発生する

NON-ZIF

タイプがある。

I/F

コネクタ

I/F

とは、インターフェイスの略で、機器間の信号の接続を行うコネクタのことで、

I/O

（インプッ

ト／アウトプット）コネクタとも呼ばれる。カーナビ、

PC

などさまざまな機器の側面（裏・表面）

に装着され、機器への電源供給、音声・映像信号データなどの入出力を行う。

P/H

ピンヘッダーの略。線材をカット加工した“ピン（電導体）”をハウジング（樹脂材でできた絶縁

体）で支えたプラグ（オス側）コネクタの基本形であり、さまざまな分野・機器の内部接続（基板間

接続）に使用されている。横から見ると、生け花の花止め“けんざん”のように見えるのが特長。メ

ス側はソケットと呼ばれる。

コネクタを理解するための専門用語

(31)

この資料に記載されております業績の予想数値につきましては、本資料の発

表日現在で得られた入手可能な資料に基づいて作成したものであり、今後の

様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。

当社といたしましては、投資家の皆様にとって重要と考えられるような情報

について、その積極的な開示に努めて参りますが、本資料記載の見通しのみに

依拠してご判断されることはお控え下さるようお願いいたします。

なお、本資料の利用の結果生じたいかなる損害についても、当社は一切責任

を負いません。

免責事項

IRに関するお問い合わせ先

イリソ電子工業株式会社

総務部

TEL：045-478-3111

E-MAIL：ir@iriso.co.jp

URL：http://www.iriso.co.jp/