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【オラクルコンサルが語る】 データベース管理者も押さえておきたいWebLogic実践ノウハウ

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Oracle

Direct Seminar

【オラクルコンサルが語る】

データベース管理者も押さえておきたいWebLogic実践ノウハウ

(2)

アジェンダ

基本アーキテクチャ

データ・ソースとは

WLS11gのデータ・ソース

WLS11gのデータ・ソースの動作

WLS11gのデータ・ソースの監視

WLS11gのデータ・ソースにおける推奨/注意事項

(3)

<Insert Picture Here>

(4)

一般的なWebシステムの基本アーキテクチャ

Client

Webサーバ

アプリケーション・サーバ

データベース・サーバ

コンポーネント 役割 Client システム利用者が操作を行う端末。Webシステムではブラウザを利用することが多い。 Webサーバ APサーバへのリクエストを分配。Clientへレスポンスを返す。 APサーバ リクエストを処理。業務ロジックを実行し、必要に応じて、DBに対する、参照・更新を行う。 DBサーバ SQLを用いたデータ処理を実行する。

WebLogic Server

本日の

Oracle Database

メイン・トピック

です!

(5)

WebLogicとDatabaseの接続部分にフォーカス

WebLogic Server

Oracle Database

SQL*Plus でDatabaseへ接続する方法は分かるけど、データ・ソースとは?

データ・ソースってどんな動きをするの?

データ・ソースを使うメリットは?

注意事項や推奨事項はあるの?

etc….

(6)

<Insert Picture Here>

(7)

データ・ソースとは

概要

データ・ソースはデータベースへのアクセスを提供する機能

アプリケーションはJNDIを介してデータ・ソースをルックアップし、データベースへの接続

を取得してデータベースへアクセスする

データ・ソースの機能

接続プール(コネクション・プール)

初期容量、最大容量、増加容量の設定、接続の最大待機数

接続の事前テスト

ステートメントを接続ごとにキャッシュ

グローバルトランザクションのサポート

non_XAドライバに対するトランザクション・オプション

ロギング・ラストリソース、2PCのエミュレート、1フェーズコミット

モニタリング機能

(8)

データ・ソース

接続プールの動作

接続プール(コネクション・プール)とは

DB へあらかじめ「接続された状態の接続」を保持したプール

アプリケーションが DB と接続する際のオーバヘッドを抑制

データ・ソース経由で取得

データ・ソースは JNDI からルックアップ

データソース 接続プール JNDI マップ アプリケーション ルックアップ

WebLogic Server

(9)

データ・ソース

接続プールの動作

初期容量と最大容量

DB

アプリ

初期容量:3

最大容量:5

データ・ソース

(10)

データ・ソース

接続プールの動作

コネクションの取得

WebLogic

DB

接続プール

アプリ

① DataSource.

getConnection()

② SQL 処理

③ Connection.close()

データ・ソース

(11)

データ・ソースを利用するメリット

アプリケーションでは、DB接続に必要な物理的情報(DBホスト名、DBユーザID

やパスワードなど)を意識せずにデータベース接続が可能

接続プール機能により、DB接続や切断処理のオーバーヘッドを削減

アプリケーションの実装を変更することなく、パフォーマンスのチューニングが可

能。

XAに非対応のJDBCドライバを利用した場合であっても、2フェーズ・コミットをエ

ミュレートすることが可能

JMXや管理コンソールを使用して、データ・ソースに関する実行時の統計情報

を取得することが出来るため、パフォーマンス・チューニングを行いやすい

(12)

ところで、データ・ソースを利用しないで

データベースへ接続することは出来るの?

可能です。しかし、以下の点で推奨いたしません。

アプリケーションの内部にDB接続を行うための接続情報(ホスト名、ユーザー

名など)を保持する必要があるため、環境が変わるたびに、アプリケーションを

改修する必要があります。

接続プールを独自に実装する(または、3rc Partyの接続プールの実装を利用

する)必要があるため、アプリケーションの開発に時間を要する。

接続プールの実装を行わない場合、パフォーマンスが悪くなる。また、パフォー

マンスのチューニングが困難になる。

WebLogicの管理コンソールやJMXを利用した、実行時の統計情報を取得する

ことが出来ないため、性能分析等を行うことが困難になる。

(13)

データ・ソースを利用する場合のコード例

下記は、データ・ソースを利用してConnection オブジェクトを取得する場合のコ

ード例。

import javax.naming.*;

import javax.sql.*;

import java.sql.*;

...(中略)

String sql = “select * from emp”

//実行するSQL文

Context ic = new InitialContext();

//JNDIルックアップのための初期コンテキスト取得

DataSource ds = (DataSource)ic.lookup(“jdbc/dsA”); //データソースオブジェクト取得

Connection conn = ds.getConnection();

//コネクション取得

Statement stmt = conn.createStatement();

//Statementの作成

ResultSet rset = stmt.executeQuery(sql);

//結果セットの取得

... ..(中略)

rset.close(); //結果セットクローズ処理

stmt.close(); //Statementクローズ処理

(14)

データ・ソースを利用しない場合のコード例

(悪い例)

データ・ソースを利用しない場合、利用するJDBCドライバやDBの物理接続情

報をアプリケーション側でハードコーディングしてしまう

悪い例。

import java.sql.*;

...(中略)

String sql = “select * from emp”

//実行するSQL文

DriverManager.registerDriver(new oracle.jdbc.driver.OracleDriver());

// 利用ドライバの指定

String url = “jdbc:oracle:thin:@host1:1521:SID”;

Connection conn =DriverManager.getConnection(url,”SCOTT”, “TIGER”);

//コネクション取得

Statement stmt = conn.createStatement();

//Statementの作成

ResultSet rset = stmt.executeQuery(sql);

//結果セットの取得

... ..(中略)

rset.close(); //結果セットクローズ処理

stmt.close(); //Statementクローズ処理

conn.close(); //コネクションクローズ処理

(15)

<Insert Picture Here>

WebLogic Server 11g R1(10.3.4)

のデータ・ソース

(16)

サポートしているJDBCドライバについて

WebLogic Server 11gではOracle Thin DriverとmySQL

5.0.x JDBCドライバがインストールされます。

WebLogic Server上のアプリケーションがデータアクセス

のためにJDBCを使用する場合、以下の条件を満たして

いる3rdパーティドライバの組み合わせをサポートします。

スレッドセーフであること

標準のJDBC文を使用してトランザクションの実装が可能

CMPやJDBC Session PersistenceなどのWebLogic

Serverの機能でデータベースを利用する場合は、オンラ

イン・マニュアルに記載されているドライバを利用する必

要があります。

(17)

WebLogic Server 11gのデータソース

WebLogic Serverでは、3種類のデータソース機能を提供。

単体のDB接続には、「汎用データ・ソース」を利用。Oracle RACに接続を行う

場合には「マルチ・データ・ソース」か「GridLinkデータソース」を利用。

構成は、通常の管理ツール(AdminコンソールやWLST)を用いるが、データソ

ース定義のXMLファイルを用意し、そのファイルをデプロイすることで定義する

WebLogic11gのJDBCデータ・ソース

種類

汎用データ・ソース

単体のDBインスタンスに特定のDBユーザで接続する。

マルチ・データ・ソース

複数のデータソースをまとめて1つのデータソースとして利

用することで接続分散と可用性向上を可能に。

主にOracle RAC接続で利用。

GridLinkデータ・ソース

11g (10.3.4 )からの新機能。Oracle RAC への接続で利用

する。DB(RAC)側から通知されるFANイベントを利用するこ

とで、障害時間の最小化や、DB負荷の低減・効率化するこ

とが可能。

(18)

汎用データ・ソースとマルチ・データ・ソース

汎用データ・ソースは単体のDBインスタンスに特定ユーザで接続

マルチ・データ・ソースは複数の汎用データ・ソースをまとめて1つのデータ・ソースとする。

これにより、アプリからの接続要求を分散したり、1つのデータソースの接続先DBインスタンスに障

害が発生した場合に、そのデータソースをアプリに利用させないように自動制御が可能。

つまり、Oracle RACのようなDBクラスタ環境での適用を前提としている。

データソース1 データソース2 データソース3 WebLogic アプリケーション マルチデータソース データソース WebLogic アプリケーション Oracle RAC

(19)

GridLink データ・ソース

高速接続フェールオーバー

RACノードの障害や変更を高速に検知して自動でDB接続をフェイルオーバー

実行時接続ロードバランシング

RACノードの負荷状態に基づく動的バランシング

接続アフェニティ

適切なノードへの割り振り

SCANをサポート

接続URLおよびONSにSCANを利用可能

追加されたMbean

JDBCOracleDataSourceInstanceRuntimeMBean

ONSDaemonRuntimeMBean

GridLink WebLogic GridLink WebLogic XA GridLink WebLogic GridLink WebLogic 80% 20% GridLink WebLogic GridLink WebLogic

DB負荷の低減・効率化

障害時間の最小化

(20)

高速接続フェイルオーバー

障害発生時に失効した接続の除去、接続要求のフェイルオー

バー、トランザクションの迅速なロールバックを実現。

UCP JDBC

接続プール

ONS

FAN Event

ONS

ONS

ONS

RAC Instance 1

RAC Instance 2

(21)

ロード・バランシング

・アドバイザ

“instance1にxx%,

instance2にyy%,

instance3にzz%

で割り振り”

実行時接続ロードバランシング

各インスタンスの稼動状況に応じてアプリケーションに渡す

接続数を制御

RAC Instance 1

RAC Instance 2

RAC Instance 3

ONS

ONS

ONS

ONS

RAC Instance 1

ONS

ONS

ONS

“もう限界”

“少し忙しい”

“暇です”

RAC Instance 2

RAC Instance 3

UCP JDBC

接続プール

FAN Event

(22)

接続アフィニティ

一連のアプリケーション処理で使用するインスタンスを固

定するためのオプションを提供。

UCP JDBC

接続プール

ONS

ONS

ONS

UCP

:Affinity Context

は1に接続

RAC Instance 1

RAC Instance 2

RAC Instance 3

(23)

<Insert Picture Here>

(24)

データ・ソースの作成

WebLogic Serverの管理コンソール等からデータ・ソースの作成、アクティブ化を行うと、データソー

スが初期化され、接続プール中に「初期容量」で指定した数の接続が作成され、すぐにアプリケーシ

ョンから利用可能になります。

「ターゲット」のサーバ指定無しでも作成・アクティブ化だけは可能です。

WebLogicサーバの再起動は不要です。

データ・ソース作成時には、データベースは利用可能状態である必要があります。

接続プール

データソース dsA

データソースdsA

を作成、アクティブ化

WebLogic管理対象サーバ Server1

Running

(25)

接続プールの主要パラメータ

一般的に、プール中の接続作成、縮退のオーバーヘッドを削減するため、初期容量と最大容量を同

じに設定することがのぞましいです。

項目 概要 デフォルト値 初期容量 接続プール作成時に作成される接続数。 接続プールに維持される最小接続数でもある。 1 最大容量 接続プール中に作成可能な最大接続数 15 増分容量 接続プール中に新たに接続を増加するときの量 1 予約時に接続をテスト アプリケーションが接続要求を行った際に、接続の有効性をテストするか否か。 (テスト対象の表名の指定が必須) false テスト頻度(秒) 接続プール中の未使用接続に対する接続テストの実行間隔。テスト失敗時は その接続を無効化して再度接続を作成 (テスト対象の表名の指定が必須) 120 アイドルプール接続を信頼する秒数 ここで指定した時間内に正常性が確認された接続のテストはスキップする。 10 縮小頻度(秒) 接続プール内の接続数を縮小させるまでの間隔 900 非アクティブ接続タイムアウト(秒) アプリケーションで使用中の接続が非アクティブの場合、ここで指定した秒数 が経過すると接続プールに自動復旧する 0(無効) 接続予約のタイムアウト(秒) アプリケーションが接続要求時、接続を得るまで待機できる秒数 10 接続作成の再試行間隔(秒) 接続プール中の接続作成が失敗した場合に再作成を試行する間隔 0 文タイムアウト JDBCドライバに対して実行中のSQL文をタイムアウトする時間の指定. -1

(26)

WebLogic起動時

WebLogic起動時に、データソースが自動的に初期化され、接続プール中に「初期容量」で指定した

数の接続が作成され、アプリケーションから利用可能になります。

接続プール

データソース dsA

WebLogic Server

起動時に初期化

WebLogic管理対象サーバ Server1

Running

(27)

アプリケーション接続要求時の動き

アプリケーションがデータソースを利用して接続を要求した時、データソースの接続プールに未使用

接続があれば、それを「予約」してアプリケーションが利用します。

アプリケーションは利用後接続をリリースすると、接続プールに接続が戻されます。

接続プール

データソース dsA

WebLogic管理対象サーバ Server1

アプリケーション

① getConnection()

で予約

② 使用

③ Connectionの

Close()でリリース

(28)

アプリケーション接続要求時に未使用接続が無い場合①

接続プール中の接続数が最大容量に達していない場合は、プール中に「増分容量」で指定した分、

新たな接続が生成され、アプリケーションはそれを予約、使用することが可能です。

接続プール

データソース dsA

WebLogic管理対象サーバ Server1

アプリケーション

アプリケーション

アプリケーション

アプリケーション

① getConnection()

で予約

②現在接続数3、最大容量5なので

増分容量1なので、接続を1つ追加作成する

③ アプリケーションで

利用可能

(29)

アプリケーション接続要求時に未使用接続が無い場合②

接続プール中の接続数が最大容量に達している場合は、接続プールに接続が戻るまで「接続予約

のタイムアウト」で指定した秒数分だけ待機します。

「接続予約のタイムアウト」で待機しても接続を得られなかった場合、PoolLimitSQLExceptionが発

生します。

weblogic.jdbc.extensions.PoolLimitSQLException: weblogic.common.resourcepool.ResourceLimitException:

No resources currently available in pool dsA to allocate to applications, please increase the size of the pool and retry..

接続プール

データソース dsA

WebLogic管理対象サーバ Server1

アプリケーション

アプリケーション

アプリケーション

① getConnection()

②現在使用数5、最大容量5のため、

アプリは「接続予約のタイムアウト」まで待機。

アプリケーション

アプリケーション

アプリケーション

(30)

データソースのテスト機能について

WebLogic Serverにはデータソース内の接続が正常な状

態であることを確認するための、2つの接続テスト機能が

用意されています。

テスト頻度(デフォルトで有効)

未使用の接続をテストするテスト間隔を指定します。

予約時に接続をテスト(デフォルトで無効)

接続がアプリケーションから予約された段階でテストを実施し、正

常であればアプリケーションに振り出されます。

正常な接続の提供が保障されるため、本オプションも設定される

ことを奨励します。

(31)

JDBC接続テストの疑問

「予約時に接続をテスト」を設定しているのに、

「テスト頻度」も必要ですか?

コネクションプールは Last In First Out のモデル

ファイアーウォールの設定によっては、あまり使われない接続を切

断してしまう場合もあります

アプリ

アプリ

あまり使われない

JDBC接続プール

(32)

JDBC接続テストの疑問(つづき)

テスト頻度の動作

利用されていない接続を1つづつ取得し、テストするたびにプ

ールに返却します。

JDBC接続プール

テスト

・・・・

アプリケーションへ

の影響は殆どあ

りません

(33)

JDBC接続テストの疑問のまとめ

「テスト頻度」と「予約時に接続をテスト」の両方を有効化

しておくと良いでしょう。

接続テストによるオーバーヘッドをチューニングするには

、「アイドルプール接続を信頼する秒数」を指定します。

例えば、値を30に指定した場合、接続プールに戻されて

から30秒以内に再度予約された接続については、次回の

接続テストをスキップさせることができます。

(34)

<Insert Picture Here>

(35)

データソースの監視

WebLogicでは、JDBCデータソースの構成情報や実行時の統計情報を MBeanとして監視可能。

下表は、JDBCデータソース関連の主要なMBean

種類

MBean名

説明

ConfigurationBean

JDBCDataSourceBean

データソースを表す。下記4つのMBeanの親となる。

JDBCDriverParamsBean

データソースのJDBC ドライバ設定を表す。

JDBCConnectionPoolParamsBean

データソースの接続プールの設定を表す。

JDBCDataSourceParamsBean

データソースの設定を表す。

JDBCXAParamsBean

データソースのXAトランザクションの設定を表す。

Runtime Bean

JDBCServiceRuntimeMBean

JDBC サブシステムを表し、使用可能な 下記2つの

MBeanのリストにアクセスするためのメソッドを提供

JDBCDriverRuntimeMBean

サーバがメモリにロードした JDBC ドライバを表す。

JDBCDataSourceRuntimeMBean

サーバやクラスタにデプロイされた JDBC データ ソ

(36)

実行時の統計情報の項目①

Rutime Beanによる実行時の統計情報の主要な項目

管理コンソールの監視項目名

JDBCDataSourceRuntimeMBeanの属性名

説明

アクティブな接続の平均数

ActiveConnectionsAverageCount

使用中接続の平均数

現在アクティブな接続の数

ActiveConnectionsCurrentCount

現在使用中の接続数

アクティブな接続の最大数

ActiveConnectionsHighCount

同時に使用された接続の最大数

接続遅延時間(msec)

ConnectionDelayTime

物理接続の作成に要した平均時間

接続の総数

ConnectionsTotalCount

データ・ソースで作成されたデータベ

ース接続の累計数

現在の容量

CurrCapacity

接続プール中の接続数

予約に失敗した要求の数

FailedReserveRequestCount

アプリが接続予約に失敗した数

再接続の失敗数

FailuresToReconnectCount

データソースが物理接続のリフレッシ

ュに失敗した回数

リークした接続数

LeakedConnectionCount

アプリがcloseしなかった接続数

使用可能数

NumAvailable

接続プール中の使用可能な接続数

使用不可数

NumUnavailable

接続プール中の未使用の接続数

(37)

実行時の統計情報の項目②

管理コンソールの監視項目名

JDBCDataSourceRuntimeMBeanの属性名

説明

プリペアド・ステートメント・

キャッシュのアクセス数

PrepStmtCacheAccessCount

文キャッシュにアクセスされた累計数

プリペアド・ステートメント・

キャッシュの追加数

PrepStmtCacheAddCount

文キャッシュに追加された文の現在の

累積数

プリペアド・ステートメント・

キャッシュの現在サイズ

PrepStmtCacheCurrentSize

文キャッシュの現在の数

プリペアド・ステートメント

・キャッシュの削除数

PrepStmtCacheDeleteCount

キャッシュから削除された文の数

プリペアド・ステートメント・

キャッシュのヒット数

PrepStmtCacheHitCount

文キャッシュが使用された数

プリペアド・ステートメント・

キャッシュの失敗数

PrepStmtCacheMissCount

文キャッシュが使用されなかった数

最大待機時間(秒)

WaitSecondsHighCount

接続待機の最大時間

接続待機の現在数

WaitingForConnectionCurrentCount

接続待機している現在の要求数

接続待機の失敗総数

WaitingForConnectionFailureTotal

接続待機後、接続予約に失敗した総数

接続待機の最大数

WaitingForConnectionHighCount

接続待機した要求の最大数

接続待機の成功総数

WaitingForConnectionSuccessTotal

接続待機後、接続を予約できた総数

(38)

これだけは押さえておきたい

JDBC関連の監視項目

No

監視項目名

MBean

目的

1

現在のアクティブな接続の数

Runtime MBean:

ActiveConnectionsCurrentCout

アプリケーションが現在使用中

の接続数を確認する。

2

アクティブな接続の最大数

Runtime MBean:

ActiceConnectionsHighCount

今までに同時に使用された最

大接続数を確認する。

3

接続待機の最大数

Runtime MBean:

WaitingForConnectionHighCount

データソースの接続を同時に

待機するアプリケーションリク

エストの最大数を確認する。

4

接続待機の現在数

Runtime MBean:

WaitingForConnectionCurrentCou

nt

データソース接続を待機してい

る接続リクエストの数を確認す

5

接続待機の失敗総数

Runtime MBean:

WaitingForConnectionFailureTotal

データソース接続を待機した接

続リクエストで、最終的に接続

を取得できなかったリクエスト

の総数を確認する。

(39)

管理コンソールによる監視例

接続プールの「最大容量」値が適切かどうかを監視する例

下記例では、「最大容量」を2、「接続予約のタイムアウト」を10秒に設定

「接続予約のタイム アウト」まで待機している リクエストがある。 予約失敗が 多数発生 待機の最大数が 18発生。 「最大容量」の 2まで達成する ことがある。

これらを総合すると最大容量が不足しており、最低でも20 (2 + 18)に

する必要があると判断できる。

(40)

WLST(WebLogic Scripting Tool)による

監視例①

WebLogic Server の実行時の情報を、定期的に取得したい場合は、次

のようなWLSTコマンドを作成します。

connect('weblogic','welcome1','t3://localhost:7001')

import time

import traceback

serverRuntime()

while(true):

try:

print time.strftime('%Y-%m-%d %H:%M:%S')

# モニタリングしたいリソースに対しての処理

time.sleep(10)

except:

print "<<<error>>>"

traceback.print_exc()

disconnect()

break

(41)

WLST(WebLogic Scripting Tool)による

監視例②

JDBCDataSourceRuntmeMBean から、データソースの実行時情報を取

得できます。

#モニタリングしたいJDBCリソースの処理の一例 oJDBCDataSourceRuntime = getMBean(„JDBCServiceRuntime/<サーバ名>/JDBCDataSourceRuntimeMBeans/ <データソース名>') oState = oJDBCDataSourceRuntime.getState() oCurrCapacity = oJDBCDataSourceRuntime.getCurrCapacity() oActiveConnectionsCurrentCount = oJDBCDataSourceRuntime.getActiveConnectionsCurrentCount() oWaitingForConnectionCurrentCount = oJDBCDataSourceRuntime.getWaitingForConnectionCurrentCount() print "State : " + str(oState)

print "CurrCapacity : " + str(oCurrCapacity)

print "ActiveConnectionsCurrentCount : " + str(oActiveConnectionsCurrentCount) print "WaitingForConnectionCurrentCount : " + str(oWaitingForConnectionCurrentCount)

(42)

<Insert Picture Here>

WLS11gのデータ・ソースに

おける実践ノウハウ

(43)

接続プールの容量について①

接続プールの「初期容量」や「最大容量」の値は同じにし

ておくことを奨励します。

サーバ起動時に必要な数の接続プールを全て作ってしま

うことで、運用中に接続プールが増減するコストを軽減し

ます。

(44)

接続プールの容量について②

WebLogicで同時実行される最大スレッド数 <= 接続プー

ルの「最大容量」にする。

WebLogic上のアプリケーションは実行スレッドにて処理

されるが、同時実行スレッド数が多くなると、それに対応

できる接続プール中の接続が無ければ接続予約時でス

レッドの待機が発生してしまい、性能に悪影響となる。

WebLogicで同時実行される最大スレッド数はワークマネ

ジャー機能でサーバまたはアプリケーション別に指定でき

る。

(45)

接続プールのテストについて①

プロダクション環境では正常な接続プールが振り出される

ことを保証するためにも、「予約時に接続をテスト」オプシ

ョンを有効にすることをお勧めします。

アプリケーションが接続を予約する際に必ずテストが実施

されますので、接続プールの信頼性が保たれます。接続

予約の際のボトルネックもほとんど無視できますが、チュ

ーニングするには「アイドルプール接続を信頼する秒数」

を設定します。

(46)

接続プールのテストについて②

WebLogicとデータベースの間にFirewall等が設置されて

いる場合、Firewallが接続プール中の接続とDB間のアイ

ドルな通信を一定間隔で自動切断する場合がある。

FireWallの設定変更による対応が必要だが、場合によっ

てはテスト頻度を利用することで、回避をすることも可能

である。

(47)

V$SESSION にクライアント情報を埋め込む(1/2)

WebLogicの複数のデータソースに設定された、接続用のユーザー名が同一の

場合、DB側からデータソースを識別することが出来ません。

データソース① WebLogic アプリ① データソース③ アプリ② データソース③ アプリ③

データソース①~③からDB

へ接続を行うユーザー名が

同一の場合、DB側からは、

接続(セッション)がどのデー

タソースから確立されている

ものかを特定することが出

来ません。

(48)

V$SESSION にクライアント情報を埋め込む(2/2)

デフォルトではv$session.programには”JDBC Thin Client”が設定さ

れますが、プロパティにprogramをセットすることでどのデータソース

から接続したセッションか判定できるようになります。

XXXX

データソースを一意に識別するための任

意の文字列を v$session.program にセッ

トします。

(49)

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ヒント:

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5Named User Plus(指名ユーザ) というのが最小構成です。

問題:

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ヒント:

RACはOracle Database Enterprise EditionのOptionです。

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