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第 24 章 地域ごとの特徴 第24章 地域ごとの特徴 1 ベトナムの地域分類 南北に長い国土をもつベトナムは その歴史 地理 気候風土に起因する発展形態の違いなど により 北部 南部と 2 つの地域に分けて語られることが多い 歴史的背景からいえば 19 世紀 以降でも フランス領インドシナ下で北部

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第 24 章 地域ごとの特徴

地域ごとの特徴

第24章

ベトナムの地域分類

1.

南北に長い国土をもつベトナムは、その歴史、地理、気候風土に起因する発展形態の違いなど により、北部、南部と 2 つの地域に分けて語られることが多い。歴史的背景からいえば、19 世紀 以降でも、フランス領インドシナ下で北部、中部、南部と異なった植民地体制下に置かれたり、 ジュネーブ協定調印による北緯 17 度線の軍事境界線による南北に分割されたりするなど、幾度も 地理的に分断されてきた。1976 年にベトナム社会主義共和国成立し、南北の統一以前には、「北 は社会主義体制」、「南は資本主義体制」と政治経済体制も異なっていた。南ベトナムには市場経 済体制導入基盤が整備されていたため、外資の流入状況についても、南ベトナムが圧倒的にリー ドしてきた歴史的経緯がある。 また、北部の紅河デルタと南部のメコンデルタは、ベトナムの農業生産高の約 5 割を占める穀 倉地帯であるが、それぞれのデルタで培われた農民の特徴が、地域の人々の気質に影響を与えて いるとも言われており、現地では北部の人は「我慢強く堅実」であり、南部の人は「おおらかで その日暮らし」と言われている。 このような歴史的経緯以外にも、地理的に中国に隣接する北部と ASEAN(カンボジア)に隣接 する南部、四季のある北部と常夏の南部、と対比して語られることも多い。尚、北部は行政都市 ハノイを中心に発展し、南部は経済都市ホーチミンを中心に発展しており、両都市の関係を中国 の北京と上海のそれに例えることもできる。 尚、中部は、ベトナム第 3 の商業都市ダナンを中心に発展している地域であるが、北部と南部 の目覚ましい発展に比べると、やや開発が遅れている。中部は地理的に細長い地形に山脈が走る 構造により気候にも恵まれないことから農業生産量の成長も鈍く、工業基盤も脆弱となっている。 しかし、近年、重工業や観光業、IT 産業の投資が増加しており、今後の発展が注目されている。 尚、同国の統計においては、紅河デルタ、北部内陸・山間地域、北中部・中部沿岸地域、中部 高原、南東部、メコン川デルタの 6 地域に分けられることが多い。 現在(2015 年)、ベトナムの総人口は 9,171 万人で、北部と南部にそれぞれ 3,200~3,300 万人、 中部に 2,500 万人強が分布している。行政区画は現在 5 市 58 省となっており、北部が 2 市 23 省、 中部が 1 市 18 省、南部が 2 市 17 省で構成される。 面積は、中部が最も広く、全体(約 33 万 km2)の 45%を占める。1km2 あたり人口密度の地域 平均は、北部 281 万人、中部 167 万人、南部 525 万人であり、全国ベースでは 277 万人である。 特に人口が集中している地域は、北部の紅河デルタ地域(同 994 万人)と南部の南東地域(同 684 万人)となっている(図表 24-1、24-2)。

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ベトナムの投資環境

図表 24-1 行政区画(5 市 58 省)

(注)太字は中央直轄特別都市 (出所)MAPIO、各種資料より作成

<北部 2市23省>

1 Ha Noi City( ハ ノ イ ) 10 Nam Dinh(ナムディン) 19 Lang Son(ランソン)

2 Vinh Phuc(ヴィンフック) 11 Ninh Binh(ニンビン) 20 Bac Giang(バクザン)

3 Bac Ninh(バクニン) 12 Ha Giang(ハザン) 21 Phu Tho(フートー)

4 Quang Ninh(クアンニン) 13 Cao Bang(カオバン) 22 Dien Bien(ディエンビェン)

5 Hai Duong(ハイズオン) 14 Bac Can(バクカン) 23 Lai Chau(ライチャウ)

6 Hai Phong City ( ハ イ フ ォ ン ) 15 Tuyen Quang(トゥイェンクアン) 24 Son La(ソンラ)

7 Hung Yen(フンイェン) 16 Lao Cai ラオカイ) 25 Hoa Binh(ホアビン)

8 Thai Binh タイビン) 17 Yen Bai(イェンバイ)

9 Ha Nam(ハナム) 18 Thai Nguyen(タイグエン)

<中部 1市18省> 26 Thanh Hoa(タインホア) 27 Nghe An(ゲアン) 28 Ha Tinh(ハティン) 29 Quang Binh(クアンビン) 30 Quang Tri(クアンチ)

31 Thua Thien Hue(トゥアティエンフエ) 32 Da Nang City( ダナン) 33 Quang Nam(クアンナム) 34 Quang Ngai(クアンガイ) 35 Binh Dinh(ビンディン) 36 Phu Yen(フーイェン) 37 Khanh Hoa(カインホア) 39 Ninh Thuan(ニントゥアン) 39 Binh Thuan(ビントゥアン) 40 Kon Tum(コントゥム) 41 Gia Lai(ザーライ) 42 Dac Lak(ダクラク) 43 Dac Nong(ダクノン) 44 Lam Dong(ラムドン) <南部 2市17省> 45 Binh Phuoc(ビンフック) 46 Tay Ninh(タイニン) 47 Binh Duong(ビンズン) 48 Dong Nai(ドンナイ)

49 Ba Ria - Vung Tau(バリア・ヴンタウ) 50 Ho Chi Minh City( ホーチミ ン) 51 Long An(ロンアン) 52 Tien Giang(ティエンザン) 53 Ben Tre(ベンチェ) 54 Tra Vinh(チャヴィン) 55 Vinh Long(ヴィンロン) 56 Dong Thap(ドンタップ) 57 An Giang(アンザン) 58 Kien Giang(キエンザン) 59 Can Tho( カントー) 60 Hau Giang(ハウザン) 61 Soc Trang(ソクチャン) 62 Bac Lieu(バクリュウ) 63 Ca Mau(カマウ) 北部内陸・山間地域 紅河デルタ 北中部・中部 沿岸地域 中部高原 南東部 メコン川デルタ 中国 ラオス タイ カンボジア 48 49 50 63 62 58 57 55 61 47 51 52 56 59 54 60 53 23 16 12 13 22 24 17 21 15 14 19 18 20 25 2 1 3 7 5 6 8 9 11 10 4 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 北部内陸・山間地域 紅河デルタ 北中部・中部沿岸地域 中部高原 南東部 メコン川デルタ

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第 24 章 地域ごとの特徴 図表 24-2 ベトナム各省市の面積・人口(2015 年) (出所)各種資料より作成 面積 人口 人口密度 (km2 (構成比) (万人) (構成比) (人/km2 全国 330,967 100.0% 9,171.3 100.0% 277 紅河デルタ 21,060 6.4% 2,092.6 22.8% 994 ハノイ 3,325 1.0% 721.6 7.9% 2,171 ヴィンフック 1,238 0.4% 105.5 1.1% 852 バクニン 823 0.2% 115.5 1.3% 1,404 クアンニン 6,102 1.8% 121.1 1.3% 199 ハイズオン 1,656 0.5% 177.5 1.9% 1,072 ハイフォン 1,527 0.5% 196.3 2.1% 1,285 フンイェン 926 0.3% 116.4 1.3% 1,257 タイビン 1,571 0.5% 178.9 2.0% 1,139 ハナム 862 0.3% 80.3 0.9% 931 ナムディン 1,653 0.5% 185.1 2.0% 1,119 ニンビン 1,378 0.4% 94.4 1.0% 686 北部内陸・山間地域 95,267 28.8% 1,180.4 12.9% 124 ハザン 7,915 2.4% 80.2 0.9% 101 カオバン 6,703 2.0% 52.2 0.6% 78 バクカン 4,859 1.5% 31.3 0.3% 64 トゥイェンクアン 5,867 1.8% 76.0 0.8% 130 ラオカイ 6,384 1.9% 67.5 0.7% 106 イェンバイ 6,886 2.1% 79.3 0.9% 115 タイグエン 3,533 1.1% 119.1 1.3% 337 ランソン 8,321 2.5% 75.8 0.8% 91 バクザン 3,850 1.2% 164.1 1.8% 426 フートー 3,533 1.1% 137.0 1.5% 388 ディエンビェン 9,563 2.9% 54.8 0.6% 57 ライチャウ 9,069 2.7% 42.5 0.5% 47 ソンラ 14,174 4.3% 118.2 1.3% 83 ホアビン 4,609 1.4% 82.4 0.9% 179 北中部・中部沿岸地域 95,832 29.0% 1,965.8 21.4% 205 タインホア 11,130 3.4% 351.4 3.8% 316 ゲアン 16,490 5.0% 306.4 3.3% 186 ハティン 5,998 1.8% 126.1 1.4% 210 クアンビン 8,065 2.4% 87.3 1.0% 108 クアンチ 4,740 1.4% 62.0 0.7% 131 トゥアティン=フエ 5,033 1.5% 114.1 1.2% 227 ダナン 1,285 0.4% 102.9 1.1% 800 クアンナム 10,438 3.2% 148.0 1.6% 142 クアンガイ 5,153 1.6% 124.6 1.4% 242 ビンディン 6,051 1.8% 152.0 1.7% 251 フーイェン 5,061 1.5% 89.3 1.0% 177 カインホア 5,218 1.6% 120.5 1.3% 231 ニントゥアン 3,358 1.0% 59.6 0.6% 177 ビントゥアン 7,813 2.4% 121.5 1.3% 156 中部高原 54,641 16.5% 560.8 6.1% 103 コントゥム 9,690 2.9% 49.6 0.5% 51 ザーライ 15,537 4.7% 139.7 1.5% 90 ダクラク 13,125 4.0% 185.4 2.0% 141 ダクノン 6,516 2.0% 58.8 0.6% 90 ラムドン 9,774 3.0% 127.3 1.4% 130 南東部 23,591 7.1% 1,612.8 17.6% 684 ビンフック 6,872 2.1% 94.4 1.0% 137 タイニン 4,033 1.2% 111.2 1.2% 276 ビンズン 2,694 0.8% 194.7 2.1% 723 ドンナイ 5,907 1.8% 290.6 3.2% 492 バリア・ヴンタウ 1,990 0.6% 107.3 1.2% 539 ホーチミン 2,096 0.6% 814.6 8.9% 3,888 メコン川デルタ 40,576 12.3% 1,759.0 19.2% 434 ロンアン 4,495 1.4% 148.5 1.6% 330 ティエンザン 2,509 0.8% 172.9 1.9% 689 ベンチェ 2,360 0.7% 126.4 1.4% 536 チャヴィン 2,341 0.7% 103.5 1.1% 442 ヴィンロン 1,520 0.5% 104.5 1.1% 687 ドンタップ 3,379 1.0% 168.4 1.8% 498 アンザン 3,537 1.1% 215.8 2.4% 610 キエンザン 6,349 1.9% 176.1 1.9% 277 カントー 1,409 0.4% 124.8 1.4% 886 ハウザン 1,602 0.5% 77.0 0.8% 481 ソクチャン 3,312 1.0% 131.1 1.4% 396 バクリュウ 2,469 0.7% 88.2 1.0% 357 カマウ 5,295 1.6% 121.9 1.3% 230

(4)

ベトナムの投資環境

地域別の経済動向

2.

地域別の産業の特徴 (1) ベトナムの省市別の工業生産高の統計によれば、2013 年の工業総生産高15は 5,469 兆ドン、前年 比 21.4%増であった。地域別の構成比をみると、ホーチミンが所在する南東部が 44.3%で最大と なり、ハノイを含む紅河デルタが 29.4%で続く。工業生産高の構成比は、特に、都市部やその周 辺部地域で高く、南部ではホーチミン市の 17.0%、ビンズン省、ドンナイ省、バリア・ヴンタウ 省が 7~9%と、北部ではハノイ市(7.7%)、バクニン省(9.3%)と、南北で 2 極化していること が分かる。後述するが、これらの省市には工業団地が数多く立地している。 2011 年の農業生産高は 179 兆ドン(前年比 4.9%増)であった。地域別ではメコン川デルタが 商業用途の米生産を行っていることから全体の 33.3%を占めて圧倒的に大きい。更に同地域に属 するドンタップ省、アンザン省、キエンザン省、ロンアン省では、全国平均の 4~5 倍の面積でコ メが栽培されている。 また、紅河デルタの農業総産出高は全国の 17.4%を占めている。首都ハノイ市を含む紅河デル タでは、米に加え、茶などの工芸作物が生産されている。大都市に近いことから、自家消費用だ けでなく、販売を目的とした商品作物が栽培される傾向にあることなどが農業総産出高を押し上 げる一因となっている。 ちなみに中部高原地域の農業総産出高の構成比は 14.1%であり、農業生産が比較的活発な地域 である。中部高原地域は標高 1,000 メートル程度の高地を活かした野菜生産が増加しており、中 でもラムドン省の野菜や花卉生産は有名で、ホーチミン向けや海外向けに比較的高付加価値な野 菜や花卉を生産している。また、外国企業による農業法人も増加しており、高付加価値な農業を 行う地域としても注目されている(図表 24-3)。 15 工業総生産高には、鉱業、製造・加工業、電気・ガス・水の供給などが含まれる

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第 24 章 地域ごとの特徴

図表 24-3 省市別の工業総生産高・農業総産出高

(出所)ベトナム統計総局、同 ”Results of the 2011 Rural, Agricultural and Fishery Census”等より作成 工業総生産高 2013 農業総産出高 (10億ドン) 2010 2011 2012 金額 構成比 前年比 2011 構成比 全国 2,963,500 3,695,092 4,506,757 5,469,110 100.0% 21.4% 178,537 100.0% 紅河デルタ 709,979 963,775 1,251,864 1,607,155 29.4% 28.4% 31,034 17.4% ハノイ 239,265 313,407 369,740 418,926 7.7% 13.3% 6,641 3.7% ヴィンフック 74,709 96,235 95,487 119,392 2.2% 25.0% 1,913 1.1% バクニン 76,117 152,114 310,123 507,261 9.3% 63.6% 1,829 1.0% クアンニン 80,348 99,122 100,730 112,954 2.1% 12.1% 973 0.5% ハイズオン 44,032 67,003 77,506 91,886 1.7% 18.6% 3,266 1.8% ハイフォン 76,534 86,199 106,549 124,367 2.3% 16.7% 2,570 1.4% フンイェン 48,626 58,884 74,256 87,318 1.6% 17.6% 2,797 1.6% タイビン 22,201 26,372 30,471 36,110 0.7% 18.5% 4,782 2.7% ハナム 14,402 19,439 30,183 37,705 0.7% 24.9% 1,570 0.9% ナムディン 21,066 26,598 35,184 44,805 0.8% 27.3% 3,111 1.7% ニンビン 12,680 18,401 21,636 26,431 0.5% 22.2% 1,582 0.9% 北部内陸・山間地域 85,638 104,112 120,702 146,916 2.7% 21.7% 18,347 10.3% ハザン 947 1,496 2,307 3,603 0.1% 56.2% 1,017 0.6% カオバン 2,317 2,547 2,406 2,843 0.1% 18.2% 770 0.4% バクカン 904 1,182 1,070 1,109 0.0% 3.6% 447 0.3% トゥイェンクアン 2,334 3,333 5,104 5,761 0.1% 12.9% 1,166 0.7% ラオカイ 6,260 9,138 10,311 13,687 0.3% 32.7% 804 0.5% イェンバイ 4,398 5,087 5,713 6,867 0.1% 20.2% 992 0.6% タイグエン 24,929 25,197 24,512 26,796 0.5% 9.3% 1,915 1.1% ランソン 2,186 2,475 2,440 2,688 0.0% 10.2% 1,218 0.7% バクザン 10,904 16,015 24,084 31,344 0.6% 30.1% 3,898 2.2% フートー 22,428 28,058 31,369 35,593 0.7% 13.5% 1,996 1.1% ディエンビェン 1,331 1,673 1,934 2,215 0.0% 14.5% 651 0.4% ライチャウ 639 587 580 592 0.0% 2.1% 368 0.2% ソンラ 2,968 3,784 4,990 9,133 0.2% 83.0% 1,942 1.1% ホアビン 3,093 3,541 3,882 4,686 0.1% 20.7% 1,163 0.7% 北中部・中部沿岸地域 277,013 357,971 447,195 569,572 10.4% 27.4% 25,970 14.5% タインホア 27,721 38,932 49,890 61,759 1.1% 23.8% 4,621 2.6% ゲアン 13,744 21,165 25,808 31,299 0.6% 21.3% 4,519 2.5% ハティン 4,777 5,973 7,184 9,292 0.2% 29.3% 1,978 1.1% クアンビン 5,866 6,520 7,763 9,654 0.2% 24.4% 971 0.5% クアンチ 3,364 4,398 5,805 7,251 0.1% 24.9% 982 0.6% トゥアティエンフエ 13,524 17,570 20,742 25,651 0.5% 23.7% 847 0.5% ダナン 23,943 30,308 34,884 44,100 0.8% 26.4% 188 0.1% クアンナム 20,640 33,440 37,301 46,746 0.9% 25.3% 1,766 1.0% クアンガイ 98,468 122,974 162,237 216,488 4.0% 33.4% 1,705 1.0% ビンディン 16,640 19,660 25,262 30,933 0.6% 22.5% 2,775 1.6% フーイェン 8,561 9,959 13,872 16,860 0.3% 21.5% 1,341 0.8% カインホア 28,047 31,628 38,032 45,457 0.8% 19.5% 1,118 0.6% ニントゥアン 2,367 3,070 3,683 4,722 0.1% 28.2% 1,007 0.6% ビントゥアン 9,353 12,374 14,734 19,360 0.4% 31.4% 2,153 1.2% 中部高原 22,743 28,797 31,064 36,817 0.7% 18.5% 25,093 14.1% コントゥム 1,587 2,063 2,680 3,251 0.1% 21.3% 1,243 0.7% ザーライ 6,775 8,541 7,784 8,996 0.2% 15.6% 5,218 2.9% ダクラク 7,343 9,052 10,011 10,742 0.2% 7.3% 7,488 4.2% ダクノン 2,187 2,845 3,081 3,465 0.1% 12.5% 2,787 1.6% ラムドン 4,852 6,297 7,509 10,363 0.2% 38.0% 8,356 4.7% 南東部 1,483,036 1,766,504 2,081,720 2,423,563 44.3% 16.4% 18,653 10.4% ビンフック 12,158 16,907 21,718 26,734 0.5% 23.1% 2,718 1.5% タイニン 21,019 30,814 39,177 51,266 0.9% 30.9% 4,147 2.3% ビンズン 258,083 307,705 397,655 487,793 8.9% 22.7% 1,795 1.0% ドンナイ 313,975 381,923 436,528 515,983 9.4% 18.2% 6,139 3.4% バリア・ヴンタウ 281,566 354,639 396,616 414,424 7.6% 4.5% 1,857 1.0% ホーチミン 596,236 674,516 790,025 927,363 17.0% 17.4% 1,997 1.1% メコン川デルタ 297,829 362,571 431,886 507,701 9.3% 17.6% 59,440 33.3% ロンアン 51,481 68,486 84,904 103,805 1.9% 22.3% 5,343 3.0% ティエンザン 24,343 31,853 41,176 49,590 0.9% 20.4% 6,890 3.9% ベンチェ 8,961 12,439 16,161 19,429 0.4% 20.2% 3,157 1.8% チャヴィン 7,460 10,757 13,026 14,874 0.3% 14.2% 4,063 2.3% ヴィンロン 10,530 12,233 13,836 16,649 0.3% 20.3% 4,457 2.5% ドンタップ 29,062 40,187 44,041 50,536 0.9% 14.7% 6,701 3.8% アンザン 24,651 29,954 32,733 49,590 0.9% 51.5% 7,697 4.3% キエンザン 18,950 22,765 31,424 36,758 0.7% 17.0% 7,363 4.1% カントー 58,818 61,197 70,137 81,118 1.5% 15.7% 2,620 1.5% ハウザン 8,058 10,843 15,065 16,903 0.3% 12.2% 2,943 1.6% ソクチャン 13,744 18,276 21,710 24,422 0.4% 12.5% 4,974 2.8% バクリュウ 8,604 9,917 11,391 12,880 0.2% 13.1% 1,856 1.0% カマウ 33,168 33,666 36,282 43,794 0.8% 20.7% 1,376 0.8%

(6)

ベトナムの投資環境

地域別の労働人口と所得水準

3.

ベトナム統計総局によると、2015 年時点で約 9,200 万人のベトナムの総人口は、2026 年には 1 億人を超えると見込まれている。若い労働に期待がかかるベトナムだが、人口ボーナス16期間は 2040 年までと推計されており、2015 年には 65 歳以上の人口比率がすでに 7.6%と高齢者の割合が 増加しつつある。ちなみに 7.6%という高齢者の全人口に占める割合は日本の 1970 年代後半と同 程度の水準である。ベトナムでは人口抑制のため 2 人っ子政策がとられていたが、高齢化のスピ ードを緩和するため、廃止する方針が 2017 年 1 月に打ち出されている。 地域別にみると、紅河デルタ地域の人口は 2,093 万人であり、総人口の 23%を占め、人口最多 地域となっている。次いで南東部の 1,613 万人が続く。図表 24-4 は 1990 年からの地域別人口推移 を示している。紅河デルタや南東部で人口が増加しており、ハノイやホーチミンといった都市部 に人口が流入していることが窺われる。人口が集中する紅河デルタの中でも、ハノイ市が 722 万 人と、同地域の人口の 3 分の 1 以上をしめ、ハノイ市に人口が集中していることが分かる。また、 南東部においても、ホーチミン市の人口が 815 万人と周辺部の人口に比較して圧倒的に多い。都 市部と農村部の人口比率は、1995 年には 1:4 だったが、2009 年には都市部が 3 割を超え、2015 年時点では 1:2 となっている。次に、ベトナムの失業率(2015 年時点)をみると、全国で 2.3%、 都市部で 3.4%、農村部で 1.8%となっている。都市部の失業率は 1998 年に 6.8%だったが、2011 年以降、3%台で推移している。地域別にみると、メコン川デルタの失業率が 2.8%と最も高く、 中部高原が 1.0%と最も低いが、外資系企業の進出を受け雇用ニーズが高まる中、全国的に失業率 は非常に低い(図表 24-5)。 ベトナムの企業数をみると、2010 年の約 28 万社から 2014 年の約 40 万社へ過去 5 カ年で急増 している。地域別にみると 2014 年の東南部の企業数は 17 万社、紅河デルタの企業数は 13 万社と 2 地域合計で全国の企業数の 73%を占める。都市部への外資企業の進出が企業の大幅増に貢献し ていることが分かる(図表 24-6)。 図表 24-4 ベトナムの地域別人口の推移 (出所)ベトナム統計総局より作成 16 総人口に占める生産年齢人口の割合が高く、豊富な労働力により経済成長に有利となる状態 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 90 95 00 05 10 15 (万人) (年) 紅河デルタ 北部内陸・山間地域 北中部・中部沿岸地域 中部高原 南東部 メコン川デルタ

(7)

第 24 章 地域ごとの特徴 図表 24-5 地域別人口と労働力(2015 年時点) (出所)ベトナム統計総局より作成 図表 24-6 地域別企業数 (出所)ベトナム統計総局より作成

賃金水準

4.

ベトナムの 1 人あたり所得の全国平均(2014 年、月額)は 263.7 万ドン(124 ドル)であった。 地域別では、ホーチミンを含む南東部が 412.5 万ドン(194 ドル)で最も高く、次いでハノイ、ハ イフォンを立地する紅河デルタが 326.5 万ドン(154 ドル)、メコン川デルタは 232.7 万ドン(110 ドル)となる。支出の全国平均は 188.8 万ドン(89 ドル)であり、南東部は 241 万ドン(113 ド ル)、紅河デルタが 224.1 万ドン(105 ドル)と所得と同様の傾向となっているが、メコン川デル タの 160.2 万ドン(75 ドル)よりも中部高原が 166.0 ドン(78 ドル)と、中部高原の支出が収入 との比較においてやや高くなっている(図表 24-7)。 ベトナムの月額法定最低賃金は 2017 年では 258 万~375 万ドン(114~166 ドル)に設定されて いる。最低賃金の地域区分は 1 から 4 まで四段階に設定され、経済発展の度合いにより適用され る。日系企業が多く進出するハノイ市やハイフォン市及びホーチミン市とその近郊のドンナイ省、 ビンズン省、バリア・ヴンタウ省の都市部は月額最低賃金が最も高い地域である「地域 1」とな っており、その金額は 375 万ドン(166 ドル、前年比 7.1%増)である。「地域 2」には、北部では 地域 1 以外のハノイ市とハイフォン市、フンエン省とバクニン省の一部、中部ではダナン市の区 部、南部でカントー市や地域 1 に指定されている地域がある省の「地域 1」が適用されない地域 人口 労働人口 (万人) (構成比) (万人) (構成比) 全国 9,171 100.0% 5,398 100.0% 2.3% 都市部 3,113 33.9% 1,691 31.3% 3.4% 農村部 6,058 66.1% 3,707 68.7% 1.8% 紅河デルタ 2,093 22.8% 1,199 22.2% 2.4% 北部内陸・山間地域 1,180 12.9% 753 13.9% 1.1% 北中部・中部沿岸地域 1,966 21.4% 1,178 21.8% 2.7% 中部高原 561 6.1% 342 6.3% 1.0% 南東部 1,613 17.6% 894 16.6% 2.7% メコン川デルタ 1,759 19.2% 1,033 19.1% 2.8% 失業率 (社) 2010 2011 2012 2013 2014 全国 279,360 324,691 346,777 373,213 402,326 紅河デルタ 82,251 103,518 111,781 120,677 127,133 北部内陸・山間地域 11,671 14,045 14,779 15,406 15,831 北中部・中部沿岸地域 37,740 42,679 45,312 48,767 50,897 中部高原 7,282 8,532 8,809 9,488 10,460 南東部 117,008 128,590 138,493 150,027 167,896 メコン川デルタ 23,284 27,210 27,487 28,732 29,994 地域なし 124 117 116 116 115

(8)

ベトナムの投資環境 などが含まれる(図表 24-8)。 図表 24-7 地域別 1 人あたり月平均収入および月平均支出 (出所)ベトナム統計総局より作成 ひとくちメモ 6:インターネットによる労働者の募集も増加 現地日系企業によると、ワーカーの求人広告の手段として、工業団地事務所の掲示板や工場の門に張 り紙をする、地元情報誌への掲載、口コミなどを通して行うのが定番となっている。エンジニアや中間 管理職候補となるスタッフに関しては、人材紹介会社のほかにインターネットを通じて募集をかける企 業も多い。 ひとくちメモ 7:ベトナムの労働者について 現地調査では、ベトナム人労働者(ワーカークラス)の評価はまじめで優秀と、評価する企業が多か った。エンジニアもタイ・ラオス等と比べてもかなり優秀なレベルに達していると評価を受けている。 しかし、管理職クラスについては、仲間意識が強いことから、企業からリーダーシップを求めると、求 められたベトナム人も困るらしい。ある作業工程の班長に指名したところ、なりたくないと答えたベト ナム人もいたという。 南部の人々の特徴として、明るくおおらかな気質がみられるが、反対にハングリー精神はあまりない との声が多かった。北部でも、以前に比較するとがむしゃらさが薄らいできたと指摘する声もあった。 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 全 国 都 市 部 農 村 部 紅 河 デ ル タ 北 部 内 陸 ・ 山 間 地 域 北 中 部 ・ 中 部 沿 岸 地 域 中 部 高 原 南 東 部 メ コ ン 川 デ ル タ (1,000ドン) 収入 支出

(9)

第 24 章 地域ごとの特徴 図表 24-8 月額法定最低賃金の推移と地域区分 (出所)Decree No. 153/2016/ND-CP 等より作成

外国投資が多い地域と工業団地の分布

5.

2016 年の対ベトナム外国直接投資(認可ベース)は 2,556 件、152 億米ドルである。そのうち、 件数ベースでみると北部 956 件(構成比 37.4%)、中部 184 件(同 7.1%)、南部 1,416 件(同 55.4%) であり、南部への投資案件が多い。一方、投資金額でみると、北部が 80.4 億ドル(構成比 55.3%)、 中部が 11.6 億ドル(同 7.6%)、南部 56.3 億ドル(同 37.1%)となっており、投資金額では北部へ 集中していることが分かる。一件あたりの平均投資金額は北部 879 万ドル、中部 630 万ドル、南 部 398 万ドルとなり、北部は大規模、南部は小規模な投資案件が多いことが窺える(図表 24-9 左 図)。 このような地域差は、政府が大型の外国投資を北・中部へ積極的に誘致していることが一因で あると考えられる。南部は既にインフラが整備され、外資系企業が入居可能な工業団地が多いこ ともあり、以前から外国直接投資の重要な受入れ先であった。同様に中部への投資案件をみると、 地域2 地域3 地域4 上記以外のハノイ市、ハイフォン市、ハイズオン省ハイズオン市、フンイェン省の一部、バクニン省の一 部、ダナン市区部、カントー市区部、ドンナイ省の一部、ビンズン省の一部、ホーチミン市Can Gioなど ハイズオン省の一部の地域、バクニン省の一部の地域、クアンニン省の一部の地域、ドンナイ省の一部 の地域など 上記以外 地域1

ハ ノイ市区部、Gia Lam、Dong Anh、Soc Son、Thanh Tri、Thuong Tin、Hoai Duc、Thach That、 Quoc Oai、Thanh Oai、Me Linh、Chuong My、Son Tay

ハイフォン市区部、Thuy Nguyen、An Duong、 An Lao、Vinh Bao ホーチミン市区部、Cu Chi、Hoc Mon、Binh Chanh、Nha Be

ドンナイ省Bien Hoa、Nhon Trach、Long Thanh、Vinh Cuu、Trang Bom

ビンズン省Thu Dau Mot、Thuan An、Di An、Ben Cat、Tan Uyen、Bau Bang、Bac Tan Uyen バリア・ヴンタウ省ヴンタウ市、Tan Thanh 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 (1,000ドン) 地域1 地域2 地域3 地域4

(10)

ベトナムの投資環境 石油精製工場や石油化学プラント、製鉄所など重工業案件が目立つ。例えば中部では、タインホ ア省ギソンにおける出光興産や三井化学などによる製油所プロジェクトの工事が進められており、 火力発電所プロジェクトも計画されるなど、注目度は高い。 地域別投資金額を 1988~2016 年の累計ベースでみると、南部が件数、金額ともに最大であり、 次いで中部、北部の順となっている。1 件あたりの平均投資金額は北部(1,221 万ドル)、南部(1,122 万ドル)共にほぼ同水準であるのに対し、中部の1件あたりの平均投資金額はその約 3 倍(2,204 万ドル)となっており、近年、製油所プロジェクト等の大型投資が増加していることを示してい る(図表 24-9 右図)。 2015 年 10 月現在のベトナムへの日系企業の進出社数 1,578 社であり、地域別ではハノイ市、ホ ーチミン市及びその周辺地域が主な進出先となっている。図表 24-10 は、大使館・総領事館の管 轄地域別に集計したものであり、北部と南部の二地域に分かれたデータだが、全国 1,578 社のう ち、949 社はホーチミン所在の総領事館の管轄区域内に立地している。特に、卸売業・小売業(全 国 133 社、うち南部 85 社)や飲食サービス業(全国 91 社、うち南部 61 社)など、現地市場を狙 った業種の多くが南部に進出している。また、製造業(全国 721 社)についても南部(376 社) の方が北部よりもやや多い。建設業(88 社)は北部(54 社)に多く立地しているが、これは受注 の観点で行政機関に近い立地が重要視されているものと推察される。 工業団地は、特にハノイ市、ハイフォン市とそれらの間に位置する地域(ハイズン省など)や、 ホーチミン市とその周辺省のホーチミン市寄りに多数立地している。現在、ベトナムには 300 以 上の工業団地があるが、図表 24-11 では、日系企業が多く入居する工業団地を中心に記載してい る。近年では、レンタル工業団地の整備が進み、中小企業の進出をサポートしている。中部では 沿岸部に大型の経済開発区などが設置され、大型インフラ投資が進められている。 図表 24-9 地域別外国直接投資流入状況(左:2016 年、右:1998~2016 年の累計) (注)2016 年は 12 月 20 日までのデータ (出所)計画投資省より作成 北部 950億ドル 7,778件 中部 495億ドル 1,498件 南部 1,486億ドル 13,233件 1988~2016年 2,932億ドル 22,509件 北部 84.0億ドル 956件 中部 11.6億ドル 184件 南部 56.3億ドル 1,416件 2016年 151.8億ドル 2,556件

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第 24 章 地域ごとの特徴 図表 24-10 地域別にみた日系進出企業の業種の内訳(2015 年 10 月時点) (出所)外務省「海外在留邦人数調査統計(2016 年 9 月発表)」より作成 全業種 1,578 629 949 農業,林業 7 3 4 漁業 3 2 1 鉱業,採石業 2 2 0 建設業 88 54 34 製造業 721 345 376 電気・ガス・熱供給・水道業 14 8 6 情報通信業 59 33 26 運輸業,郵便業 79 36 43 卸売業・小売業 133 48 85 金融業・保険業 46 16 30 不動産業,物品賃貸業 21 7 14 学術研究,専門・技術サービス業 60 7 53 宿泊業,飲食サービス業 23 6 17 生活関連サービス業,娯楽業 17 3 14 教育,学習支援業 10 5 5 医療,福祉 15 5 10 複合サービス事業 8 7 1 サービス業(他に分類されないもの) 91 30 61 公務(他に分類されるものを除く) 3 1 2 分類不能の産業 5 5 0 区分不明 173 6 167 全地域 大使館 (ハノイ) 在ホーチミン総 領事館

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ベトナムの投資環境 図表 24-11 ベトナム国内の主要工業団地分布図 (出所)MAPIO、各種資料より作成 【ハイフォン市】 ・チャンズェ工業団地 ・ディンヴー工業団地 ・野村ハイフォン工業団地 ・VSIPハイフォン工業団地 【バクニン省】 ・クエヴォⅠ、Ⅱ、Ⅲ工業団地 ・ティエンソン工業団地 ・VSIPバクニン 【ダナン市】 ・新ホアカイン工業団地 ・ダナン工業団地 ・ダナンハイテクパーク ・ホアカイン工業団地 ・ホアカム工業団地 【クアンナム省】 ・チューライ開放経済区 ・ディエンナム・ディエンゴック工業団地 【フーイェン省】 ・ホアヒエップⅠ工業団地 【クアンガイ省】 ・ズンクアット経済区 ・VSIPクアンガイ工業団地 【ハノイ市】 ・タンロン工業団地 ・クアンミン工業団地 ・タックタット・クオックオアイ工業団地 ・ノイバイ工業団地 ・ハノイダイトゥ工業団地 ・ホアラックハイテクパーク 【ハイズオン省】 ・タンチュオン工業団地 ・ダイアン工業団地 ・ナムサック工業団地 ・フックディエン工業団地 【フンイェン省】 ・第2タンロン工業団地 ・フォーノイA工業団地 【タイグエン省】 ・イェンビエン工業団地 【ハーナム省】 ・ドンバン工業団地 ・ホアマック工業団地 【バクザン省】 ・クアンチャウ工業団地 ・ディンチャム工業団地 【ホアビン省】 ・ボーチャイソンダ工業団地 ・ルオンソン工業団地 【タインホア省】 ・ギソン経済区 【バリア・ヴンタウ省】 ・ミースアン工業団地 【ビンズン省】 ・APSTP ・バウバン工業団地 ・ドンアン工業団地 ・ミーフック工業団地1~5 ・ナムタンウェン工業団地 ・VSIP1~2 【ロンアン省】 ・ロンハウ工業団地 ・フーアンタイン工業団地 ・タンドゥク工業団地 ・タンキム工業団地 ・タイホア工業団地 ・ティンファット工業団地 ・トゥアンダオ工業団地 【ティエンザン省】 ・タンフン工業団地 ・ロンザン工業団地 【チャヴィン省】 ・ロンドゥク工業団地 【ヴィンロン省】 ・ホアフー1工業団地 【ホーチミン市】 ・ヒェップフォック工業団地 ・レ・ミンスアン工業団地 ・リンチュン1、2輸出加工区・工業団地 ・クアンチュンソフトウェアシティ ・サイゴンハイテクパーク ・タンビン工業団地 ・タントゥアン輸出加工区 ・ヴィンロック工業団地 【タイニン省】 ・リンチュン3輸出加工区・工業団地 ・ロンザン工業団地 ・タンフン工業団地 【ドンナイ省】・アマタ工業団地 ・ビエンホア1、2工業団地 ・ロンドゥック工業団地 ・ロテコ ・ニョンチャック1、2、3、5工業団地 ・ソナデジ・ロンタイン工業団地

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第 24 章 地域ごとの特徴

【参考】地域別気候

ベトナムの気候については、北部は亜熱帯気候に属し、四季が見られる。1 年を通じた気温変 化が大きく、1 月から 4 月は乾季で肌寒く、気温が 10℃前後まで下がることもある。5 月から 10 月の雨季には気温は 30℃を超え、スコールのような雨が多い。 南部は、熱帯モンスーン気候で、11 月から 4 月の乾期と、5 月から 10 月の雨季とに分かれてい る。年間を通じて気温が高く、3 月から 4 月が最も暑い。雨季にはスコールが見られる。 中部は、北部と南部の中間にあたる気候であるが、8 月、9 月には台風の上陸が多く、8 月から 12 月にかけて降雨量も多いといった特徴がある(図表 24-12)。 図表 24-12 地域別の気温と降水量(2015 年) (注) 南部については、ホーチミンの数字の公表がなかったため、公表されている都市の中で最もホーチミン に近いヴンタウの数字で比較した。 (出所)GSO より作成 ひとくちメモ 8:ベトナム語は難しい 日本人にとって、6 つの声調を有するベトナム語は習得が難しい。現地調査でも、ベトナム人労働者 は、外国人との接点が少なかったため、日本人社員が苦労してベトナム語を話しても、少しの声調の違 いで理解してくれない場合が多いという声を聞いた。そのため、社内での公用語は、日本人管理者とス タッフ部門の間では英語、工場ではベトナム人同士でベトナム語、というケースが多い。 15 20 25 30 35 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 (℃) (月) 平均気温 北部(ハノイ) 中部(ダナン) 南部(ヴンタウ) 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 (℃) (月) 平均降雨量 北部(ハノイ) 中部(ダナン) 南部(ヴンタウ)

図表  24-1    行政区画(5 市 58 省)
図表  24-3    省市別の工業総生産高・農業総産出高

参照

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