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1 評価対象となる規制の特例措置の概要 伝統的建造物を利用した旅館営業事業 (935) < これまで > 旅館営業の施設については 宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他これに類する設備を有しなければならない < 関係法令 > 旅館業法施行令第 1 条第 2 項第 4 号 < 取り巻く環境

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(1)

特例措置番号935の関連資料

① 評価対象となる規制の特例措置の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・1

② 調査計画案の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

③ 評価対象となる規制の特例措置のニーズについて (審議事項)・・・・・・3

④ 評価・調査委員会の調査計画案 (審議事項)・・・・・・・・・・・・・・9

⑤ 規制所管省庁の調査計画案 (審議事項) ・・・・・・・・・・・・・・・14

⑥ 評価対象となる規制の特例措置の別表 ・・・・・・・・・・・・・・・29

⑦ 評価対象となる規制の特例措置のマニュアル ・・・・・・・・・・・・・30

⑧ 平成21年度の調査審議意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32

⑨ 平成21年度調査審議事項の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・33

資料2

(2)

①評価対象となる規制の特例措置の概要

伝統的建造物を利用した旅館営業事業(935)

<これまで>

旅館営業の施設については、宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他これに類する

設備を有しなければならない。

構造改革特区を活用することにより

<主な要件>

○ 文化財保護法第144条第1項の規定に基づき文部科学大臣に選定された重要伝統的建造物

群保存地区内にあること

○ 文化財保護法第2条第1項第6号に規定する伝統的建造物群を構成している伝統的建造物で

あること

○ 伝統的建造物としての特性を維持するため、旅館業法施行令第1条第2項第4号に規定する

宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場等を設けることが困難であること

○ 玄関帳場等に代替する機能を有する設備を設けることその他善良の風俗の保持を図るため

の措置が講じられていること

○ 事故が発生したときその他の緊急時における迅速な対応のための体制が整備されていること

<取り巻く環境の変化>

伝統的な町家の風情を活かして町家における宿泊等の新たな観光ニーズに対応する

ことで、歴史的な街並みの保全や都市部との交流の促進により地域の活性化に繋げ

ることが求められている。

<関係法令>

旅館業法施行令第1条第2項第4号

認定計画数:1件 (平成23年6月29日現在)

~城下町いずし”うなぎの寝床”町家特区~

実施主体:豊岡市

重要伝統的建造物群保存地区として国から選定を受

けている市内出石地域において、地元主体の取組みに

より空家を活用した宿泊場所を確保し、貴重な景観財産

である町家の維持と滞在観光客の誘導につなげ、地域

の活性化を図る。

◎実際の取組事例

玄関帳場等の構造設備基準を緩和し、伝統的建造物の

特性を維持したまま、旅館として営業することを可能にする

出石の街並みから望む辰鼓楼

(3)

②調査計画案の概要

特例措置の番号 935 特例措置の名称 伝統的建造物を利用した旅館営業事業 措置区分 省令 過去の評価時期 なし ※本特例措置を実施している豊岡市以外の重要伝統的建造物群保存地区を有する 76 市町村 に対してニーズ調査を実施した結果、本特例措置を活用したいとの回答が2件あったた め、更なる実施の可能性がある。 1.過去の評価結果の概要 (本年度が最初の調査) 2.過去の評価結果において全国展開に向けて弊害が発現している点又は現状の課題 (本年度が最初の調査) 3.本年度の評価において全国展開に向けて確認すべき点  本特例措置の活用により、地域活性化につながる効果(経済効果等)が発現しているかを 確認する。  本特例措置は1件のみの活用となっているが、活用例が少ない理由として要件や手続きな どの問題について考えられるものがあるかを確認する。  本特例措置を活用している営業施設が講じている設備要件等により、利用者の安全性、善 良の風俗の保持が確保されているかを確認する。 4.本年度の調査計画案で新たに追加した質問項目及びその概要 (本年度が最初の調査)

(4)

③評価対象となる規制の特例措置のニーズについて

ニーズ調査の結果

○「伝統的建造物を利用した旅館営業事業(935)」 特定事業の設置経緯 提案者のこれまで(提案者:兵庫県豊岡市) ・旅館営業の施設については、旅館業法施行令の規定により宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場そ の他これに類する設備を有しなければならないとあるため、伝統的建造物においては、その特性を維持しな がら宿泊施設として利用するのは困難であった。 ・豊岡市出石地域は、城下町の重要伝統的建造物群保存地区として、年間 100 万人の観光客が訪れているが、 1時間程度の立寄り観光客が多く、地元全体の活性化につながるに至っていないという課題があったことか ら、空き家を宿泊施設として活用したい考えがあった。 ・重要伝統的建造物群保存地区において玄関帳場等の構造設備基準を緩和し、地元主体の取組みにより空家を 活用した宿泊場所を確保し、貴重な景観財産である町家の維持と滞在観光客の誘導につなげ、地域の活性化 を図るべく提案した。 特例措置の概要 ・玄関帳場等の構造設備基準を緩和し、伝統的建造物の特性を維持したまま、旅館として営業することを可能 にする。 <主な要件> (1)文化財保護法第 144 条第1項の規定に基づき文部科学大臣に選定された重要伝統的建造物群保 存地区内にあること (2)文化財保護法第2条第1項第6号に規定する伝統的建造物群を構成している伝統的建造物であ ること (3)伝統的建造物としての特性を維持するため、旅館業法施行令第1条第2項第4号に規定する宿 泊しようとする者との面接に適する玄関帳場等を設けることが困難であること (4)玄関帳場等に代替する機能を有する設備を設けることその他善良の風俗の保持を図るための措 置が講じられていること (5)事故が発生したときその他の緊急時における迅速な対応のための体制が整備されていること 特例措置の実施状況 現状と効果 ・現在の認定状況:1件(提案者のみ)豊岡市 ・豊岡市では平成 22 年 11 月~23 年 8 月の間に、特例措置を活用した延べ宿泊者数 226 人、特例措置を活用し た旅館営業施設の売上高増 1,230,000 円、雇用環境では清掃従事にパート 1 名の契約を行うなどの定量的な 経済効果があった。 ・なお、当該旅館営業施設が存在する地区を訪れた観光客の増加数については、当該地区への入り込み数の増 減には様々な要因があり、当該施設の存在が増加の要素になっているかは判定が難しいところである。 ・定性的な経済効果(調査時期 22 年 11 月~23 年 8 月)としては、連泊される利用の場合、当該施設を拠点に 近隣観光地への回遊もあり、広域の経済効果となっている。 豊岡市における課題 【課題】 ・旅館営業施設と管理事務所等との距離について、おおむね 100m とする要件を満足する適性な候 補地の発掘が困難なことから、事業拡大を難しくしている。 ・伝建修理の補助金は有効であるが、空き家を再生し宿泊施設として内装や設備等を整えるため に必要な投資費用が大きすぎる。

(5)

他地域のニー ニーズ調査の ・豊岡市以 76 市町村 数は 73 件 ・活用したい 36 件、活 <「活用 ① ② <「活用 ① ② <「活用 ーズの状況 の概要 外の重要伝 村に対してア 件であった。 いという回答 活用するつも 用したい」理 活用したい  市  伝 利 造 活用したい  市  空 の 伝 委 法 用したいがで 活用したい  伝 期  地  宿 活用したい  地  宿  旅  観 用するつも  要  既  旅 統的建造物 アンケート調 答 2 件、活 りはない 35 理由> いと思う理由 市所有建造物 (東御市) 伝建地区内の 利用した建造 造物を民泊施 いが申請まで 市所有建造物 (東御市) 空き家建造物 の活用を図る 伝建内の特定 委員会、文化 法が必要とな できない」主 いと思う理由 伝建地区に残 期待できる。 地区内に宿泊 宿泊施設とし いのにできな 地区内、また 宿泊施設にふ 旅館業の参入 観光客数が少 りはない」主 要望、ニーズ 既存旅館・民 旅館施設とし 群保存地区 調査を実施。 活用したいが 5 件であった 由 物の1棟につ の空き家対策 造物の保存修 施設として利 でに至ってい 物の1棟につ 物は個人所有 る計画のため 定建造物の修 化庁、伝建審 なるため協議 主な理由> 由 残る歴史的建 泊施設があれ して活用した ない理由 たは周辺に既 ふさわしい建 入要望がない 少ない、宿泊 主な理由> ズがない。具 民宿が営業し して活用でき を有する 内、回答 できない た。 つき、宿泊施 策事業の一つ 修復事業が計 利活用するこ いない理由 つき、宿泊施 有であり、個 め、所有者と 修復を行う場 審議会等の事 議・調整の時 建造物の保存 れば地域の活 たい意思を持 既存旅館が営 建物がない。 い、具体的案 泊需要が小さ 具体的案件が しており新規 きる建物では 施設として考 つとして、国 計画されてお ことが検討さ 施設として考 個人所有のま との協議・調整 場合は、文化 事前協議や修 時間が一定必 存と活用が図 活性化につな 持っている方 営業している 案件がない。 さいため宿泊 がない。 規参入は考え はない。 特 考え、現在計 国土交通省所 おり、その後 されている。 考え、現在計 まま無償で市 整の時間が一 化財関係の規 修復内容もガ 必要である。 図られるため ながる。 方がいる。 る。 泊営業採算性 えにくい。 特例 935 の活 計画を立案・ 所管の総合交 後の活用策と (三好市) 計画を立案・ 市が長期間借 一定必要であ 規制を伴うた ガイドライン (三好市) め。特に空き 性が望めない 活用について 補助申請中。 交付金事業を として修復建 補助申請中。 借り受け施設 ある。また、 ため、市教育 ンにそった方 き家の活用が 。 。 を 建 。 設 育 方 が

(6)

現状においては、本特例措置を活用したいとする具体的な事例があった

ことや、制度活用を期待する回答もあることから、今後実施増加の可能

性が見込まれる。

○本特例措置の活用したい理由としては、以下の意見があった。  保存と活用が図られ、特に空き家活用として有効である。  宿泊施設があると観光滞在時間が増し経済効果を高めるなど、地域活性化が期待できる。  宿泊施設として活用要望がある。 ○本特例措置の活用しない理由としては、以下の意見があった。  要望、具体的案件がない。  既存旅館、民宿と競合するため新規参入は考えにくい。  宿泊施設用途としての活用が困難である。

(7)

(参考資料)ニーズに関する意見等

【 総論 】 特例措置「伝統的建造物を利用した旅館営業事業(935)」のニーズに関して、重要伝統的建造物群保存 地区を有する豊岡市を除く 76 市町村に対してアンケート調査を実施した。また、現在認定を受けている 豊岡市に対して、本特例措置を活用して判明した効果・課題等に関してアンケート調査を実施した。 調査の結果、活用したいと回答した地方公共団体は 2 件あった。2 件とも現在関連する手続が進行中で 特例措置申請にまで至っていない状況と回答している。活用したいができないと回答した中で活用した いと思う理由では、地域活性化に繋がることや空き家活用への期待を理由とする回答が多い。また、活 用したいのにできない理由のとしては、地方公共団体としては活用したい意向はあるが旅館業の参入要 望がない、具体的案件がないことを理由に挙げる市町村が多い。活用するつもりはないと回答した理由 では、旅館業の参入要望がない、具体的案件がないことや既存宿泊業への影響を考慮した理由に挙げる 市町村が多い。 総合的に判断して、現状においては、本特例措置を活用したいとする具体的な事例が 2 例あったこと や、制度活用を期待する回答もあることから、今後実施増加の可能性が見込まれる。 ① ニーズ調査の概要 今回、豊岡市以外の重要伝統的建造物群保存地区を有する 76 市町村へのアンケート調査の結果、回答 数は 73 件であった。回答の内訳は、「活用したい」と回答した市町村は 2 件、「活用したいができない」 は 36 件、「活用するつもりはない」は 35 件であった。 このうち、「活用したい」と回答した市町村は、以下の活用したい理由を挙げており、申請までに至っ ていない理由は 2 市とも、関連する手続が進行中で特例措置申請にまで至っていない状況と回答してい る。  市所有建造物の1棟につき、宿泊施設として考え、現在計画を立案・補助申請中。(東御市)  伝建地区内の空き家対策事業の一つとして、国土交通省所管の総合交付金事業を利用した建造物の 保存修復事業が計画されており、その後の活用策として修復建造物を民泊施設として利活用するこ とが検討されている。なお、事業担当課(申請窓口も同様)は、市観光課となるため、申請時期等 は未定である。(三好市) また、「活用したいができない」と回答した市町村は、仮に本特例措置を活用した場合、次の効果等を 期待している。 理由 件数 地域活性化につながる 9 保存と活用ができる 9 旅館として活用したい要望がある 9 空き家対策として有効 7 観光滞留時間増進が期待できる 6 観光客からの滞在要望に対応する 3 雇用創出と文化財保護意識の啓蒙 1 (以下、主な意見。)

(8)

【地域活性化につながる】  地域の活性化につながる。(白馬村)  地区内に宿泊施設があれば地域の活性化につながる(鹿島市)  当市は伝建物を地域活性化の中核として位置づけ、活用を促進していく方針であり、そのための 1 つの有効な手段となりうるため。(長崎市)  特例措置は、地域活性化につながるので利用したい。(早川町) 【保存と活用ができる】  伝建地区に残る歴史的建造物の保存と活用が図られるため。(日向市)  旅館の営業にあたり、文化財の価値を大きく損なわなくてすみ地区の魅力の向上にもつながること や、旅館への改修費用も抑えられることで旅館の出店が促進されると思われることから、魅力的で ある。(丸亀市)  伝統的建造物の活用につながるため。(湯浅町)  伝統的建造物の特性を損なわずにすむため。(宇陀市)  伝統的建造物の歴史的価値の維持。(白川村) 【旅館として活用したい要望がある】  地域住民が策定したまちづくりマスタープランに、空き家を活用した簡易宿泊施設「町家ペンショ ン」の事業計画があるため。(小浜市)  伝統的建造物の所有者で、お客様を宿泊させたいという意思を持っている者が複数いるため。(有田 町)  店舗併用住宅を旅館として活用したいとお考えの方がいる。(日田市) 【空き家対策として有効】  伝建地区の空き家解消対策あるいは、伝建地区のにぎわい創出のためには、良い方法である。(倉吉 市)  市の観光資源の一つである伝統的建造物の魅力を広め、また空き家の割合を低くするためにもいろ いろな方法で広めていきたいと考えている。(近江八幡市) 【観光滞留時間増進が期待できる】  当市における保存地区は観光客が増加傾向であるが、保存地区内及びその周辺地区には宿泊施設が 少なく、日帰り又は市外に宿泊する観光客が多いため、この特例措置を活用するなどして、滞在型 観光地を進めていきたい。(美濃市)  観光客が伝建地区内に宿泊すると、滞在時間も長くなり、地区をゆっくり散策してもらえるなど観 光客の利便性につながり、有効であると思うので、可能であれば活用したいと思う。(黒石市)

(9)

② 特例措置の活用が進まない理由 本特例措置の活用が進まない理由として、調査した市町村は、次のことを挙げている。 理由 件数 旅館として活用したい要望がない 28 旅館施設として活用に適した建物がない 9 宿泊需要が小さい 9 既存宿泊施設に影響を及ぼすため 8 地区内の状況把握していない 6 地元同意が困難 5 旅館営業の手続き煩雑、法規制で出来ない 5 具体的になっていない 4 制度の周知不足 3 その他 7 (以下、主な意見。) 【旅館として活用したい要望がない】  地域内で旅館営業の希望がない(高齢化、建物構造が適さない等)。(白馬村)  「古い家屋を利用した旅館を開業したい」のような要望がまだない。(高山市) 【旅館施設として活用に適した建物がない】  伝健地区内に旅館にできるような建造物がない。(うきは市)  今現在、宿泊施設にふさわしい状態にある伝建物が地区内に無いので活用できない。(黒石市)  地区内のほとんどの建造物は日常生活の住居として使用しているため。(南九州市) 【宿泊需要が小さい】  新規起業者が現れないこと,宿泊稼働率が低いこと(地区内及び周辺の既存旅館の状況から)。(香 取市)  宿泊施設とした場合に相応の需要がなければ営業が出来ないことから,観光客の増加状況を見極め る必要があるため。(函館市) 【既存宿泊施設に影響を及ぼすため】  安易に規制を緩和して新規旅館の設置を推奨することで、既存の旅館の死活問題にもなりかねない。 (塩尻市)  もともと宿場町であるため、既に旅館業、民宿業を営んでいる。(南木曽町)

(10)

質問票1

④評価・調査委員会の調査計画案

質問票1(自己評価用:規制の特例措置に共通の質問項目)

Q1~Q7はすべての規制の特例措置について、共通の質問項目です。地方

公共団体において、個々の規制の特例措置ごとに回答をご記入ください。

Q1

特定事業の進捗段階について、あてはまるものを1つだけ選んでください。

1.現在特定事業を実施中(特定事業開始後3か月以上経過)

2.特定事業を開始したばかり(特定事業開始後3か月未満)

3.準備段階である

4.準備段階にも入っていない

⇒ 回答欄①

Q2 <Q1で「1.

「2.

」を選んだ地方公共団体への質問>

特定事業による効果は発現していますか。あてはまるものを1つだけ選んで

ください。また、その効果の状況について具体的にご記入ください。

1.発現している

2.発現していない

3.わからない

⇒ 回答欄②

Q2-2 <Q2で「1.

」を選んだ地方公共団体への質問>

発現している効果は次の選択肢の内のどれにあてはまりますか。あてはまる

ものを1つだけ選んでください。

1.計画当初から期待していた効果

2.計画当初から期待していた効果及び期待していなかった効果

3.計画当初には期待していなかった効果

⇒ 回答欄②―2

Q2-3 <Q2-2で「2.

「3.

」を選んだ地方公共団体への質問>

計画当初には期待していなかった効果とはどのような効果ですか。具体的に

ご記入ください。

⇒ 回答欄②―3(Q2-4へ進んでください)

Q2へ

Q3へ

Q2-4へ

Q2-3へ

Q2-2へ

Q2-5へ

(11)

質問票1

Q2-4

発現した効果は、地域の活性化につながっていますか。雇用の創出、産業へ

の波及、費用の節減等の経済効果(メリット)とその金額等を具体的な数字

を用いてご記入ください。また、経済効果に限らず、例えば、地域の高齢者

の社会参加や活力向上、住民のまちづくりへの取組み意識の向上など、様々

な社会的効果が発現していれば、併せて具体的にご記入ください。

⇒ 回答欄②―4(Q3へ進んでください)

Q2-5 <Q2で「2.

「3.

」を選んだ地方公共団体への質問>

効果が発現していない、または効果が発現しているかわからない理由は何で

すか。具体的にご記入ください。

⇒ 回答欄②―5(Q3へ進んでください)

Q3

現在の進捗段階は予定通りでしょうか。あてはまるものを選んでください。

1.特区計画認定時の予定より進んでいる

2.特区計画認定時の予定通りに進んでいる

3.特区計画認定時の予定より遅れている

⇒ 回答欄③

Q3-2 <Q3で「1.

「2.

」を選んだ地方公共団体への質問>

以下の点についてお気づきの点があれば、それぞれ、ご自由にご記入くださ

い。

A.特定事業における要件・手続きの問題(具体的に)

B.特定事業に関連する他の法制度等の問題(具体的に)

⇒ Aについて、回答欄③―2-a

Bについて、回答欄③―2-b

Q3-3 <Q3で「3.

」を選んだ地方公共団体への質問>

Q3で予定より遅れている理由は何でしょうか。あてはまるものをすべて選

んでください。また、その具体的内容をご記入ください。

1.特定事業における要件・手続きの問題(具体的に)

2.特定事業に関連する他の法制度等の問題(具体的に)

3.現場での事業運営上の問題(具体的に)

4.その他(具体的に)

5.わからない(今後の対応策を具体的に)

⇒ 回答欄③―3(Q4へ進んでください)

Q3-2へ

Q3-3へ

(Q4へ進んでください)

(12)

質問票1

Q4

本特定事業を活用している特区計画の実施にあたって、地方公共団体として

どのような役割を果たしていますか。また、特定事業者に対して何らかの支

援を行いましたか。具体的にご記入ください。

⇒ 回答欄④(Q5へ進んでください)

Q5

本特定事業が成功するための最も重要な鍵は何と考えますか。具体的にご記

入ください。

⇒ 回答欄⑤(Q6へ進んでください)

Q6

本特定事業の実施で他地域ではおそらく発現しないと思われる貴地域特有の

条件による効果等がありますか。具体的にご記入ください。

⇒ 回答欄⑥(Q7へ進んでください)

Q7

特定事業の将来に向けての展望など、ご自由にご記入ください。

⇒ 回答欄⑦(質問票2へ進んでください)

(13)

質問票2

質問票2(各規制の特例措置毎に異なる質問項目)

特定事業番号

935

特定事業名

伝統的建造物を利用した旅館営業事業

特定事業の内容 玄関帳場等の構造設備基準を緩和し、伝統的建造物の特性

を維持したまま、旅館として営業することを可能とする。

まず、質問票1にある共通質問項目Q1~Q7までの回答を地方公共団体に

おいてご記入ください。

次に、質問票2にあるQ8に進んでください。Q8~Q12については、地

方公共団体において、ご記入ください。また、Q13以降を回答する際には、

Q13~Q15は当該施設運営会社から、Q16は地域の観光関連団体からの

ご意見を取りまとめの上、地方公共団体においてご記入ください。

Q8 <地方公共団体への質問>

本特定事業の現在の適用施設以外に、構造改革特別区域内の伝統的建造物を

新たに活用したいことについて相談がありましたか。また、当該相談の結果、

新たに活用する方向で検討中の案件がありますか。具体的にご記入ください。

⇒ 回答欄⑧ (記入要領に沿って、意見聴取シートを添付してください)

Q9 <地方公共団体への質問>

本特定事業について、他の地方公共団体等から照会や相談はありましたか。

あった場合は、具体的にその内容をご記入ください。

⇒ 回答欄⑨ (記入要領に沿って、意見聴取シートを添付してください)

Q10 <地方公共団体への質問>

現在、本特定事業を活用する構造改革特別区域計画は、全国で貴市の計画 1

件のみとなっております。本特定事業の活用例が少ないことの理由として考

えられるものがあれば、特に、Q8及びQ9の相談実績がある場合には、そ

の内容も勘案して、具体的にご記入ください。

⇒ 回答欄⑩ (記入要領に沿って、意見聴取シートを添付してください)

Q11 <地方公共団体への質問>

本特定事業の普及促進のため、どのような工夫をしていますか。具体的にご

記入ください。

⇒ 回答欄⑪ (記入要領に沿って、意見聴取シートを添付してください)

(14)

質問票2

Q12 <地方公共団体への質問>

本特定事業の推進に関し、宿泊サービスの供給者である施設等だけではなく、

利用者や住民の声を直接反映するような取組をされていますか。また、当該

取組をされている場合、どのような声が寄せられていますか。具体的にご記

入ください。

⇒ 回答欄⑫ (記入要領に沿って、意見聴取シートを添付してください)

Q13 <当該施設運営会社への質問>

本特定事業の適用事例は御社のみとなっていますが、適用事例が少ないこと

について、例えば、要件や手続きなどの問題について考えられるものがあれ

ば、具体的にご記入ください。

⇒ 回答欄⑬ (記入要領に沿って、意見聴取シートを添付してください)

Q14 <当該施設運営会社への質問>

本特定事業に関連する他の問題について、お気づきの点があれば、具体的に

ご記入ください。

⇒ 回答欄⑭ (記入要領に沿って、意見聴取シートを添付してください)

Q15 <当該施設運営会社への質問>

本特定事業を実施する上での将来展望について、具体的にご記入ください。

⇒ 回答欄⑮ (記入要領に沿って、意見聴取シートを添付してください)

Q16 <地域の観光関連団体への質問>

本特定事業が実施されることにより、地域活性化にどのような影響がありま

したか。具体的にご記入ください。

⇒ 回答欄⑯ (記入要領に沿って、意見聴取シートを添付してください)

以上

(15)

平成23年度調査票(規制の特例措置用)

1. 規制所管省庁名 厚生労働省 2. 特定事業の番号 935 3. 特定事業名 伝統的建造物を利用した旅館営業事業 4. 弊害の発生に関する調査 4-1.  ① 調査内容 当該営業施設が講じている設備要件等により、利用者の安全性、善 良の風俗の保持が確保されているかどうかについて、状況を把握す るもの。  ② 調査方法 特区認定に係る営業施設のほか、営業施設の許可・指導を行ってい る行政機関(保健所)及び営業施設の利用者(10人程度)に対して、 調査票を配布・回収し、その結果をとりまとめる。  ③ 調査対象 特区認定に係る営業施設、営業施設の許可・指導を行っている行政機関(保健所)及び営業施設の利用者を対象とする。  ④ 実施スケジュール 調査票による調査については、平成23年10月中に調査票を配布、 平成23年11月上旬を目途に調査票を回収の上、平成23年11月中 旬を目途に厚生労働省においてとりまとめる予定。

⑤規制所管省庁の調査計画案

(16)

(営業施設記入用)

調

記入担当者氏名:

1.施設の基本的事項について

(1)施設名

(2)事業の実施主体

(3)営業の種類

(4)特区認定日

(5)営業許可日

(6)利用人員

2.玄関帳場に代替する機能の措置について

(1)ビデオカメラ等の設置による人の出入りの確認

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(2)管理事務所等での宿泊者との面接及び宿泊者名簿の記載

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(3)鍵の解錠及び引き渡し

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(4)その他(改善点等があれば記載してください。)

3.事故発生時等の体制整備について

(1)営業施設と管理事務所等との間の通話機器の設置

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(17)

(2)管理事務所等の周囲おおむね100㍍の区域内に設置

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(3)宿泊者の安全性等を確保するためのマニュアル整備

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(4)地方公共団体、防犯関係者等との情報交換

①情報交換を行った

②情報交換を行っていない

(5)その他(改善点等があれば記載してください。)

4.その他

(1)利用者からの意見・要望が寄せられていたら記載してください。

(2)当該事業を継続していく上で、考えられる課題・問題点を記入してください。

(3)仮に当該特区を全国展開した場合に考えられる弊害を記入してください。

(4)上記弊害を踏まえ、仮に全国展開する場合において留意するべき事項について記入

してください。

(5)その他

ご意見等がありましたら、記入してください。

(18)

(保健所記入用)

調

記入担当者氏名:

1.玄関帳場に代替する機能の措置について

(1)ビデオカメラ等の設置による人の出入りの確認

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(2)管理事務所等での宿泊者との面接及び宿泊者名簿の記載

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(3)鍵の解錠及び引き渡し

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(4)その他(改善点等があれば記載してください。)

2.事故発生時等の体制整備について

(1)営業施設と管理事務所等との間の通話機器の設置

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(2)管理事務所等の周囲おおむね100㍍の区域内に設置

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(3)宿泊者の安全性等を確保するためのマニュアル整備

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(19)

(4)地方公共団体、防犯関係者等との情報交換

①情報交換を行った

②情報交換を行っていない

→どのような内容ですか

(5)その他(改善点等があれば記載してください。)

3.その他

(1)関係機関(建築、消防部局等)への意見照会の有無

①有

②無

→具体的にどのような内容ですか

(2)許可時点も含め、指導事項の有無

①有

②無

→具体的にどのような内容ですか

(3)その他

ご意見等がありましたら、記入してください。

(20)

(利用者記入用)

調

1.玄関帳場に代替する機能の措置について

(1)ビデオカメラ等の設置による人の出入りの確認

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(2)管理事務所等での宿泊者との面接及び宿泊者名簿の記載

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(3)鍵の解錠及び引き渡し

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(4)その他(改善点等があれば記載してください。)

2.事故発生時等の体制整備について

(1)営業施設と管理事務所等との間の通話機器の設置

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

(2)管理事務所等の周囲おおむね100㍍の区域内に設置

①現状で十分

②不十分

→具体的にどのような点ですか

3.その他

ご意見等がありましたら、記入してください。

(21)
(22)
(23)
(24)
(25)
(26)
(27)
(28)
(29)
(30)

番号 935 特定事業の名称 伝統的建造物を利用した旅館営業事業 措置区分 省令 特例措置を講ずべき 法令等の名称及び 条項 旅館業法施行令(昭和32年政令第152号)第1条第2項第4号 特例措置を講ずべき 法令等の現行規定 旅館営業の施設については、宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他 これに類する設備を有すること。 特例措置の内容 地方公共団体が、その設定する構造改革特別区域法(以下「法」という。)第2条 第1項に規定する構造改革特別区域内における旅館営業(旅館業法(昭和23年法律 第138号)第2条第3項に規定する旅館営業をいう。)の施設(以下「旅館営業施 設」という。)が、次の各号に掲げる要件を満たしていることを認めて法第4条第 8項の内閣総理大臣の認定を申請し、その認定を受けたときは、当該認定の日以後 は、旅館業法施行令第2条に規定する厚生労働省令で定める施設は、旅館業法施行 規則(昭和23年厚生省令第28号)第5条第1項に規定する施設のほか、当該認定に 係る旅館営業施設とし、旅館業法施行令第2条に規定する厚生労働省令で定める特 例は、旅館業法施行規則第5条第2項及び第3項に規定するもののほか、旅館業法 施行令第1条第2項第4号に定める基準について、当該認定に係る旅館営業施設に 対して適用しないこととすることができる。 1 文化財保護法(昭和25年法律第214号)第144条第1項の規定に基づき文部科学 大臣に選定された重要伝統的建造物群保存地区内にあること。 2 文化財保護法第2条第1項第6号に規定する伝統的建造物群を構成している建 築物等(次号において「伝統的建造物」という。)であること。 3 伝統的建造物としての特性を維持するため、旅館業法施行令第1条第2項第4 号に規定する宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他これに類する設 備(次号において「玄関帳場等」という。)を設けることが困難であること。 4 玄関帳場等に代替する機能を有する設備を設けることその他善良の風俗の保持 を図るための措置が講じられていること。 5 事故が発生したときその他の緊急時における迅速な対応のための体制が整備さ れていること。 同意の要件 特になし 特例措置に伴い必 要となる手続き 特になし

⑥評価対象となる規制の特例措置の別表

(31)

⑦評価対象となる規制の特例措置のマニュアル

935 伝統的建造物を利用した旅館営業事業

1.特例を設ける趣旨

旅館営業の施設については、宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳

場その他これに類する設備(以下「玄関帳場等」という。

)を有することとさ

れていますが、歴史的な街並みの保全や都市部等との交流促進による地域活

性化を図るため、町家などの伝統的建造物の風情を活かし旅館営業を行う場

合には、玄関帳場等を設置しなくてよいという特例を設けるものです。

2.特例の概要

旅館営業を行おうとする町家などの伝統的建造物が重要伝統的建造物群保

存地区内にあり、伝統的建造物としての特性を維持するため、玄関帳場等を

設置することが困難である場合には、玄関帳場等に代替する機能を有する設

備を設けることその他善良の風俗の保持を図るための措置が講じられている

こと及び事故が発生したときその他の緊急時における迅速な対応のための体

制が整備されていることを条件に、旅館営業の施設の構造設備要件としての

玄関帳場等の設置を適用除外とするものです。

3.基本方針の記載内容の解説

① 「玄関帳場等に代替する機能を有する設備を設けることその他善良の風

俗の保持を図るための措置が講じられていること」とは、次のような状態

です。

・ ビデオカメラ等を設置することにより、宿泊者の出入りの状況が確認

できること。

・ 管理事務所等(※)において宿泊者との面接を行い、宿泊者名簿の記

載を行うこと。

・ 管理事務所等から旅館営業施設まで職員が宿泊者に付き添って案内し、

職員が解錠のうえ、宿泊者に鍵を引き渡すこと。

※ 管理事務所等については、下記②の要件を満たしている限り、必ず

しも重要伝統的建造物群保存地区内にあることを求めるものではあり

ません。

(32)

② 「事故が発生したときその他の緊急時における迅速な対応のための体制

が整備されていること」とは、次のような状態です。

・ 旅館営業施設と管理事務所等との間に通話機器が設置されていること。

・ 旅館営業施設が管理事務所等の周囲おおむね100メートルの区域内

に設置されていること。

・ 宿泊者の安全等を確保するためのマニュアルを整備すること。

・ 地方公共団体、防犯関係者、消防関係者、観光又は地域振興に取り組

む関係者等が、状況の確認と情報交換を行う体制を構築すること。

4.特区計画及び添付書類の記載に当たって特に留意すべき点

当該特例について、特区計画の記載に当たって特に留意すべき事項は次の

とおりです。

・ 特区計画において、基本方針の「特例措置の内容」に記載する要件を満

たしていることを具体的に記載すること。

5.当該特例に関して特に必要な添付書類

・ 旅館営業施設が重要伝統的建造物群保存地区内にあることがわかる資料。

・ 旅館営業施設と管理事務所等との位置関係がわかる資料。

・ 旅館営業施設及び管理事務所等の写真、図面等。

(33)

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(34)

町家の空家を活用した旅館営業に係る玄関帳場等の構造設備基準の

緩和(厚生労働省)

提案者:兵庫県、豊岡市、NPO法人但馬國出石観光協会他(兵庫県)

○提案者の要望

町家の空家を活用した旅館営業の場合、同一区域内の別敷地の事務

所で、事業者が宿泊者全員との面接を行うことを条件に、当該事務所を玄

関帳場に類する設備に当たるものとみなすことを可能にする。

○規制所管省庁のスタンス

玄関帳場は、宿泊者の出入りの際に従業員と面接を行うことで、不健全

な営業形態の排除や宿泊者の安全を確保することを趣旨として設けられ

ているものである。

提案のように、同一区域内の営業施設の玄関帳場として別敷地にある

事務所を使用する場合には、宿泊者が施設を利用しようとするときに必ず

通過する通路に面して玄関帳場が設置されていない施設ができることに

なる。これにより、宿泊者の確認が不十分となり、健全な営業形態の確保、

宿泊者の安全や治安維持の観点から問題があることから、提案のような

玄関帳場による営業形態は認められない。

○制度の現状

旅館営業の施設は、宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その

他これに類する設備を有することとされている。

参考資料1

平成21年度調査審議事項の概要(医療・福祉・労働部会)

⑨平成21年度調査審議事項の概要

(35)

厚生労働省 特区14次提案 最終回答 管理コード 090440 プロジェクト名 都道府県 兵庫県 要 望 事 項 (事 項 名 ) 町家の空家を活用して旅館業を営む場合の玄関帳 場要件緩和 提案事項管理番号 1070010 提案主体名 兵庫県、豊岡市、NPO 法人但馬國出石観光協会、(株)出石まちづくり公社、出石町商工会、(株)川嶋建設 制度の所管・関係府省庁 厚生労働省 該当法令等 旅館業法第3条 旅館業法施行令第1条 平成12年12月15日付生衛発第1811号生活衛生局長通知の別添3「旅館業における衛生 等管理要領」のⅡの第2の3 制度の現状 宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他これに類する設備を有すること。 適当な規模の玄関、玄関帳場又はフロント及びこれに類する設備を設けること。 求める措置の具体的内容 歴史的な町並み保全や都市部との交流促進による地域の活性化を図るため、重要伝統的建造物群保存地区及びその隣 接地区で歴史的な町並みを一体的に形成している区域において、町家の空家を活用して旅館業を営む場合、同一区域内の 別敷地の事務所で、事業者が宿泊者全員との面接を行うことを条件に、当該事務所を玄関帳場に類する設備に当たるものと みなす。 具体的事業の実施内容・提案理由 (提案内容) 事業を想定している豊岡市出石(いずし)地区は江戸時代の城下町の街路構成がよく継承された城下町で、但馬(たじま) の小京都とも呼ばれ多くの観光客が訪れる地域である。この歴史的な町並み保全や都市部との交流促進による地域の活性 化を図るため、重要伝統的建造物群保存地区及びその隣接地区で歴史的な町並みを一体的に形成している区域において、 町家の空家を活用して旅館業を営む場合、同一区域内の別敷地の事務所で、事業者が宿泊者全員との面接を行うことを条 件に、当該事務所を玄関帳場に類する設備に当たるものとみなす。 ※重要伝統的建造物群保存地区及びその隣接地区で歴史的な町並みを一体的に形成している区域(別紙参考資料参照) ※町家 用途:町中にある家・商家、建築年代:江戸時代から概ね終戦前まで、工法:伝統的工法である木造軸工法 (提案理由) 出石は城跡を中心として町家等が古い町並みを形成しているが、なかには空家となっている町家も点在している。その多く は利用されることもなく、維持していくことに苦慮されている状況であり、このまま放置すれば、出石の町並み維持に大きな影 響が生じ、ひいては地域の衰退につながる。 このため、空家を旅館業法に基づく旅館ないし簡易宿所として運営し、都市部を中心とした観光客等に提供することで、出 石の町並み保全、都市部との交流促進を図り、地域の活性化につなげる。 ○各府省庁からの提案に対する回答 提案に対する回答 措置の分類 C 措置の内容 Ⅱ、Ⅳ 玄関帳場は、宿泊客が従業員と面接せず利用できるなど不健全な営業形態の旅館を排除することを趣旨に設けられている

(36)

ものであり、健全な営業形態を確保する観点を踏まえると、営業施設に付随しない玄関帳場は認められない。 また、1か所の玄関帳場を点在する複数の営業施設の玄関帳場として使用する場合には、結果的に、玄関帳場が営業施 設の入口、又は宿泊者が施設を利用しようとするときに必ず通過する通路に面して設置されていない施設ができることから、 玄関帳場を設ける趣旨を踏まえると、そのような玄関帳場の使用は認められない。 ○再検討要請及び再検討要請に対する回答 再検討要請 ① 旅館業法施行令第1条第2項第4号によれば、「宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他これに類する設備 を有すること。」とのみ定められている一方、旅館業法に係る事務が自治事務であることにかんがみれば、玄関帳場の設置 の在り方については、一義的には、旅館営業の許可の際の都道府県知事の裁量の範囲内に属する事項と考えるが、如何。 ② また、仮に①のとおりでないとしても、旅館業法施行令第2条によれば、「季節的に利用されるもの、交通が著しく不便な 地域にあるものその他特別な事情があるものであつて、厚生労働省令で定めるもの」については、構造設備の基準の特例を 定めうることとされているが、本件提案のような地域活性化に資する事案については、当該「特別な事情」に該当すると認め てもよいのではないか。 ③ さらに、コテージのような形態の旅館(例えば、ログハウス群で構成され、そのうち一棟に鍵を保管するオーナーがおり、 他の数棟は客室となっているもの(一の客室を不特定多数で共用しなければ、ログハウス群全体として簡易宿泊所に該当し ないものと思料))では、提案内容のような形態の玄関帳場(コテージの例でいえば、オーナーのいる棟が該当)が広く認めら れているように解するが、如何。その際、貴省回答の第2段落は、出石地区の町屋に係る区域が、区画されていない街中に あることを問題視したものなのか。 ④ あわせて右の提案主体からの意見を踏まえ、再度検討し回答されたい。 提案主体からの意見 当提案の場合、宿泊する施設には常時鍵がかかっており、宿泊者は利用するためには、解錠するため、別敷地ではあるも のの事務所を必ず訪問する必要があり、従業員はかならず宿泊者と面接を行う。さらに、単に事務所で鍵を渡すのではなく、 事務所に訪れた宿泊者を従業員が宿泊施設まで案内して解錠することを条件として、当該事務所を玄関帳場として認めてい ただきたい。 複数施設の点については、現在のところ宿泊施設は 1 箇所のみと考えているが、将来的に複数の宿泊施設を運営すること となっても、上記の通り宿泊者はかならず事務所(帳場)を訪れる形態であり、宿泊者が必ず通過する通路に面して玄関帳場 が存在することとなる。 再検討要請に対する回答 「措置の分類」の見直し C 「措置の内容」の見直し Ⅱ、Ⅳ ①について 玄関帳場は、不健全な営業の排除等の観点から構造設備基準として政令に定められたものであり、その制定経緯を踏まえ れば、施設を利用しようとする者が、当該施設を利用する場合に、必ず通過する場所に設けるものでなければならず、これに ついては都道府県知事の裁量の範囲を超えるものと考える。 ②について 施行令第 2 条による特例規定は、一定の期間のみ宿泊施設として利用され、それ以外の時期や期間は宿泊施設として利 用しないような施設については、簡易宿所のような小規模の施設が想定されることから、玄関帳場について特例を認めたも のである。 ご指摘のように、地域活性化に資するとの理由で玄関帳場について特例を認めることは困難であると考える。 ③について ご指摘のような形態の施設については、区域内に入る場合、必ず通過しなければならない場所に玄関帳場が設けられてい

(37)

④について ①で述べたように、玄関帳場は施設を利用しようとする者が、当該施設を利用する場合に、必ず通過する場所に設けるもの でなければならない。鍵の受け渡しという一場面だけ通る場所では、解錠後は事務所を訪れることなく宿泊施設に入れるた め、利用者の安全や治安維持の観点からも問題があり、玄関帳場として認めることは困難であると考える。 ○再々検討要請及び再々検討要請に対する回答 再々検討要請 不健全な営業の排除等の法の趣旨を踏まえれば、玄関帳場という施設の構造を有していなくても、一定の要件を課する等 により実質的にその役割を果たすことができれば、許容する余地はないのか。また、簡易宿所については現行政令上玄関帳 場が施設要件とはなっておらず、機能に着目して柔軟な運用を行うことが可能ではないのか。本件については基本的に自治 事務と整理されていることも踏まえて回答されたい。 あわせて右の提案主体からの再意見を踏まえ、再度検討し回答されたい。 提案主体からの再意見 1 前提として、本件が自治事務であること及び貴省回答①②から、政令を規制根拠とするホテル・旅館とそうではない簡易 宿所を分けて回答いただきたい。 2 政令については、利用者と面接を行わずに施設を利用させるモーテル等の不健全な営業形態を規制する目的であったと 認識しており、当提案が目指すのは町家という地域財産を活かしたまちの活性化であり、政令の制定経緯・趣旨をふまえても 要件を満たしている。 3 貴省回答②の特例施設には「農林漁業体験民宿」も含まれ、『重伝建地区』において空き家となっている町家を活用する ことによって貴重な街並みの保存並びに地域の活性化につながる本件提案は、農家民宿に続くモデルとして特例施設の対 象にもなり得るものではないか。 再々検討要請に対する回答 「措置の分類」の再見直し C 「措置の内容」の再見直し Ⅱ、Ⅳ 【ホテル・旅館について】 旅館業法施行令の一部を改正する政令等の施行について(昭和45年環衛第101号)の「施設を利用しようとする者が、当 該施設を利用しようとする場合に、必ず通過する場所に面して設けられていること。」とは、利用者が宿泊施設に入る際には 常に通過する場所との意味である。これについては政令に定める玄関帳場についての解釈を示したものであり、都道府県知 事の裁量の範囲ではないと考える。 したがって、面談・鍵の受け渡しという一場面だけ通る場所では、解錠後は事務所を訪れることなく宿泊施設に入れるため 不十分であり、玄関帳場として認めることは困難であると考える。 【簡易宿所について】 簡易宿所についてはご指摘のとおり現行政令上玄関帳場が施設要件となってはいないが、これは、簡易宿所は小規模な 施設であり、玄関帳場という構造を設けなくても利用者の確認が容易であることから、政令上玄関帳場が施設要件となってい ないものである。 平成 12 年 12 月 15 日生衛発第 1811 号厚生省生活衛生局長通知の別添3「旅館業における衛生等管理要領」のⅡの第2 の3において、「適当な規模の玄関、玄関帳場又はフロント及びこれに類する設備を設けること。」と定めていることからも明ら かであるが、簡易宿所だからといって利用者の確認をしなくて良いというわけではない。 ご提案のような営業形態では利用者の確認が不十分であり、利用者の安全や治安維持の観点から問題があり、玄関帳場 の果たす役割を踏まえると、簡易宿所としても適当ではないと考える。 【特例施設の対象について】 ご指摘の農林漁業体験民宿業を営む施設については、農林漁業者が簡易宿所として農林漁業体験民宿を営む場合のみ 客室の延床面積の基準を適用しないものであり、玄関帳場の設置について特例を認めたものではない。 したがって、ご提案のような営業形態においても玄関帳場の設置について特例を認めることは困難であると考える。

(38)

<関係条文> ○旅館業法(昭和二十三年法律第百三十八号)(抄) 第一条 この法律は、旅館業の業務の適正な運営を確保すること等により、旅館業の健全な発達を図 るとともに、旅館業の分野における利用者の需要の高度化及び多様化に対応したサービスの提供を促 進し、もつて公衆衛生及び国民生活の向上に寄与することを目的とする。 第二条 この法律で「旅館業」とは、ホテル営業、旅館営業、簡易宿所営業及び下宿営業をいう。 2 この法律で「ホテル営業」とは、洋式の構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、 人を宿泊させる営業で、簡易宿所営業及び下宿営業以外のものをいう。 3 この法律で「旅館営業」とは、和式の構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人 を宿泊させる営業で、簡易宿所営業及び下宿営業以外のものをいう。 4 この法律で「簡易宿所営業」とは、宿泊する場所を多数人で共用する構造及び設備を主とする施 設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、下宿営業以外のものをいう。 5 この法律で「下宿営業」とは、施設を設け、一月以上の期間を単位とする宿泊料を受けて、人を 宿泊させる営業をいう。 6 この法律で「宿泊」とは、寝具を使用して前各項の施設を利用することをいう。 第三条 旅館業を経営しようとする者は、都道府県知事(保健所を設置する市又は特別区にあつては、 市長又は区長。第九条の二を除き、以下同じ。)の許可を受けなければならない。ただし、ホテル営 業、旅館営業又は簡易宿所営業の許可を受けた者が、当該施設において下宿営業を経営しようとする 場合は、この限りでない。 2 都道府県知事は、前項の許可の申請があつた場合において、その申請に係る施設の構造設備が政令 で定める基準に適合しないと認めるとき、当該施設の設置場所が公衆衛生上不適当であると認めると き、又は申請者が次の各号の一に該当するときは、同項の許可を与えないことができる。 一 この法律又はこの法律に基く処分に違反して刑に処せられ、その執行を終り、又は執行を受ける ことがなくなつた日から起算して三年を経過していない者 二 第八条の規定により許可を取り消され、取消の日から起算して三年を経過していない者 三 法人であつて、その業務を行う役員のうちに前二号の一に該当する者があるもの 3 ~ 6 ( 略 ) 第六条 営業者は、宿泊者名簿を備え、これに宿泊者の氏名、住所、職業その他の事項を記載し、当 該職員の要求があつたときは、これを提出しなければならない。 2 宿泊者は、営業者から請求があつたときは、前項に規定する事項を告げなければならない。 ○旅館業法施行令(昭和三十二年政令第百五十二号)(抄) 第一条 旅館業法(以下「法」という。)第三条第二項の規定によるホテル営業の施設の構造設備の基 準は、次のとおりとする。 一 客室の数は、十室以上であること。 二 洋式の構造設備による客室は、次の要件を満たすものであること。

(39)

イ 一客室の床面積は、九平方メートル以上であること。 ロ 寝具は、洋式のものであること。 ハ 出入口及び窓は、かぎをかけることができるものであること。 ニ 出入口及び窓を除き、客室と他の客室、廊下等との境は、壁造りであること。 三 和式の構造設備による客室は、第二項第二号に該当するものであること。 四 宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他これに類する設備を有すること。 五 適当な換気、採光、照明、防湿及び排水の設備を有すること。 六 宿泊者の需要を満たすことができる適当な数の洋式浴室又はシヤワー室を有すること。 七 宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の洗面設備を有すること。 八 当該施設の規模に応じた適当な暖房の設備があること。 九 便所は、水洗式であり、かつ、座便式のものがあり、共同用のものにあつては、男子用及び女子 用の区分があること。 十 当該施設の設置場所が法第三条第三項各号に掲げる施設(以下「学校等」という。)の敷地(こ れらの用に供するものと決定した土地を含む。以下同じ。)の周囲おおむね百メートルの区域内に あ る場合には、当該学校等から客室又は客にダンス若しくは射幸心をそそるおそれがある遊技を させるホールその他の設備の内部を見とおすことをさえぎることができる設備を有すること。 十一 その他都道府県が条例で定める構造設備の基準に適合すること。 2 法第三条第二項の規定による旅館営業の施設の構造設備の基準は、次のとおりとする。 一 客室の数は、五室以上であること。 二 和式の構造設備による客室の床面積は、それぞれ七平方メートル以上であること。 三 洋式の構造設備による客室は、前項第二号に該当するものであること。 四 宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他これに類する設備を有すること。 五 適当な換気、採光、照明、防湿及び排水の設備を有すること。 六 当該施設に近接して公衆浴場がある等入浴に支障をきたさないと認められる場合を除き、宿泊者 の需要を満たすことができる適当な規模の入浴設備を有すること。 七 宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の洗面設備を有すること。 八 適当な数の便所を有すること。 九 当該施設の設置場所が学校等の敷地の周囲おおむね百メートルの区域内にある場合には、当該学 校等から客室又は客にダンス若しくは射幸心をそそるおそれがある遊技をさせるホールその他の 設備の内部を見とおすことをさえぎることができる設備を有すること。 十 その他都道府県が条例で定める構造設備の基準に適合すること。 3 法第三条第二項の規定による簡易宿所営業の施設の構造設備の基準は、次のとおりとする。 一 客室の延床面積は、三十三平方メートル以上であること。 二 階層式寝台を有する場合には、上段と下段の間隔は、おおむね一メートル以上であること。 三 適当な換気、採光、照明、防湿及び排水の設備を有すること。 四 当該施設に近接して公衆浴場がある等入浴に支障をきたさないと認められる場合を除き、宿泊者 の需要を満たすことができる規模の入浴設備を有すること。 五 宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の洗面設備を有すること。 六 適当な数の便所を有すること。

参照

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