• 検索結果がありません。

震災復興ならびに地域活性化に向けた情報発信の有効性と課題 : 宮城県石巻市のキッズ・メディア・ステーションを事例に

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "震災復興ならびに地域活性化に向けた情報発信の有効性と課題 : 宮城県石巻市のキッズ・メディア・ステーションを事例に"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Ⅰ.はじめに

 本稿の目的は,宮城県石巻市のキッズ・メディア・ ステーションの事例を中心に,被災地における情報発 信の意義と課題について検討することにある。震災復 興を成し遂げるためには,現在の成人世代だけでなく, 将来世代の担い手を育成することも重要となる。  この目的にしたがい筆者らは,震災後の子どものケ アと被災体験の表現活動などを通じて,子どもたちが 復興に関与していくための仕組みの構築を目指してい るキッズ・メディア・ステーションに着目し,その代 表である太田倫子氏に 2013 年 11 月 6 日と 2014 年 2 月 18 日の計 2 回,同ステーションの取り組みについてイ ンタビュー調査を行った。  このことを踏まえたうえで,以下のように節を構成 する。Ⅱでは,被災者支援の意義について述べる。Ⅲ では,キッズ・メディア・ステーションの設立の経緯 とその活動目的について概観する。Ⅳでは,被災地支 援に有益となる情報発信の意義と課題について,キッ ズ・メディア・ステーションの事例を中心に考えてみ る。

Ⅱ.震災復興および地域活性化の前提とな

るべき被災者支援

 被災した子どもたちの状況は,親兄弟など家族を 失ったり,保護者が失業したり,あるいは,遠方に 引っ越したり,仮設住宅に住み続けていたりと様々で ある。被災状況が異なるということは,心身の反応に も個人差があり,支援する側(教員,ボランティア, カウンセラー,支援団体の職員等)は子どもの被災体 験の表現活動や震災学習がどれぐらい苦痛になるのか を認識しておく必要がある。1)  このような状況のもとでは,子どもだけでなく,そ の保護者の心的ストレスも増加する。保護者は,被災 による身内の安否確認や自宅の状況確認,加えて,就 労や金銭的不安を含む将来への不安によって,身体的 精神的苦痛を受ける。2)保護者が子どもたちと十分に コミュニケーションがとれない場合は,親だけでなく, 子どもたちの心的ストレスも増加するなど悪循環に 陥ってしまう。このことは,被災地においては,子ど もと同様に,その保護者への支援も必要になることを 意味する。  子どもの支援においては,活動の場として,遊びや 勉強,交流,進学支援,ストレス発散の場を提供する といった取り組みが,また,保護者への支援としては, 子育て支援や保護者同士のコミュニティづくりを行う などの取り組みがなされている。3)  被災地の教職員は,子どもたちの安否確認以外に, 学校が避難場所になることで,避難者の運営・管理を しなければならず,大きな負担がかかる。これに対し て,支援団体が,避難所の関連業務や学校の雑務の補 助をすることで,教職員は授業や生徒指導などの時間 を確保することができる。こうした支援は,教職員の ストレスを軽減すると同時に,子どもたちとの時間を 増やすことから,子どもたちのストレス軽減にもつな がる。したがって,このような取り組みは,子どもた ちの間接的支援となる。  その他にも,被災地の子ども支援として,小学校教 諭を目指す教育学部の学生が,被災地の小学校を訪問 し,休み時間を利用して子どもたちと遊ぶなどのボラ ンティア活動を行うことで,子どもたちに喜ばれるだ けでなく,学生の充実感も満たすことによって,教職 への意欲を高めるといった双方向の効果が生まれてい る。4)  さらに,地元の子育て世代の母親たちが立ち上げた 「石巻復興支援ネットワーク」は,企業や NPO,行政 などと提携するなかで,子育て支援,仮設住宅の支援, 復興コーディネート事業などを行っている。5)同ネッ トワークは,母親目線で,子育て環境の整備や将来世

震災復興ならびに地域活性化に

向けた情報発信の有効性と課題

-宮城県石巻市のキッズ・メディア・ステー

ションを事例に-

The Journal of Economic Education No.34, September, 2015

Challenges in Information Dissemination for Local Community after the East Japan Great Earthquake: A Case Study of “Kids Media Station” in Ishinomaki, Miyagi Prefecture

Sakamoto, Masahide Zaima, Keiko

阪本 将英(専修大学)

(2)

代の育成,復興事業などに取り組んでいる。  このように,石巻の被災地支援においては,いくつ かの団体が各自の目的に応じて取り組んでいるが,以 下では,子どもたちが主体となって,被災地の情報を 発信することで,震災復興のための将来の担い手を育 成しようとしているキッズ・メディア・ステーション の事例を中心にみていくことにする。  その理由は,被災によって地元住民が離散する状況 においては,地域の関係性が希薄になり,コミュニ ティの分断が生じてしまう可能性があることから,震 災復興を成し遂げるためにも支援する側は,被災地の 子どもたちとその保護者に対するケアを行いつつ,地 域の再生やその活性化に向けたビジョンを地域住民が 共有できるような仕組みを考えなければならないから である。  同ステーションの試みは,本来,支援を受ける側で ある子どもたちが主役となり,被災地の現状を対外発 信することで,逆に,被災地を支援する側になってい るという点で,他の被災地支援と大きく異なるといえ る。

Ⅲ.キッズ・メディア・ステーションの設

立の経緯と石巻日日こども新聞の役割

 キッズ・メディア・ステーションの設立の経緯は, 太田氏が東日本大震災後にボランティア活動で訪れた 小学校で多くの子どもたちと接したときに,沿岸部の 子どもたちは,内陸部の子どもたちと異なり,笑顔も なく子どもらしい反応がないことに気づいたことにあ る。その背景には,避難所生活や仮設住宅での生活に よる不便さや辛さ,その原因となった過酷な被災体験 によって,多くのストレスを抱えてしまったことなど が考えられる。6)  太田氏は,子どもたちが辛い体験を吐き出し,笑顔 を取り戻すための手助けをしたいと思い立ち,そのた めの手段として選んだのが,子どもたちの体験にもと づいた被災地の情報発信である。具体的には,通常の 報道では報じ切れていない被災地の情報を発信するこ とを目的に,2012 年 3 月 11 日に石巻日日新聞の協力 のもとに石巻日日こども新聞(以下,こども新聞)を 創刊したことである(写真 1)。こども新聞は,小学 生・中学生・高校生を中心としたこども記者の記事を もとにつくられている。  こども新聞の目的は,第一に,子どもたちの情報発 信力を高め,子ども目線の震災体験や復興の過程を記 録すること,第二に,新聞を普及させ,支援者を集め ることにより,復興に関与して行くための仕組みを作 ることにある。なお,子ども記者の募集は,石巻復興 支援ネットワークと中高生のボランティア団体である ジュニアリーダーの協力によって行われた。  こども記者は,石巻の歴史や産業について,また, 復興支援の現状や石巻の将来など,各自がテーマを決 める(写真 2)。スタッフは,子どもたちの潜在的な 考えをうまく引き出すために,テーマの選定やその調 査方法,記事の書き方などを指導する。こども記者は, 編集会議に参加し,各自のテーマにもとづいて,イン タビューを行ったり,関連の資料を調べたりすること で,記事を作成する(写真 3,写真 4)。作成した記事 は,こども新聞として,石巻日日新聞で印刷されて, その多くが同新聞に折り込まれ配布される。  こども新聞は,東日本大震災の記憶が風化していく なかで,被災地の生の声を届け,現在の様子を伝えて いる。その取材対象や記事の内容は多彩で,例えば, 石巻市長へのインタビューでは,「石巻市震災復興基 本計画からの 104 の提案」において,震災のがれき処 理計画の現状を尋ねたり,被災後の学習環境の改善案 について提言したりしている。また,被災者支援団体 (石巻観光ボランティア協会や ISHINOMAKI2.0 等) の取り組みや石巻の歴史や産業・企業活動などを紹介 したり,石巻の小中高生の活動に焦点を当てることで, 被災地の生の声を伝えたりしている。さらに,こども 記者がワークショップで作成した石巻の未来地図を掲 載したり,石巻の復旧・復興状況を写真で紹介したり, 石巻を訪れる著名人に石巻の良さや将来,復興への想 いについてインタビューしたりするなど,大人とは 違った目線で記事を書いている。  こども新聞は,石巻の生の声を届けることで,被災 地の現状を知り,どういった支援が必要であるかを考 えるための材料を提供している。

Ⅳ.情報発信をめぐるステーク・ホルダー

と地域活性化の仕組み

 被災地に対する支援は,大まかに,①災害発生直後 の緊急支援(人命救助や負傷者の応急処置,被災者に 対するテントや物資の供給),②復旧(仮設住宅や災 害復興住宅の建設や破壊されたインフラの再建等の原 状回復),③復興(被災前以上の活力を取り戻すよう に地域を再興するとともに,災害リスクを軽減した社 会の構築を目指すもの)の 3 つに区分できる。7)  石巻を含めた東北沿岸部では,未だに,②が達成さ れていない状況であるが,被災地が再生し,発展して

(3)

写真 1 石巻こども新聞 (出所)筆者撮影 (出所)太田倫子氏撮影写真 2 新聞の作成風景 写真 3 インタビュー風景 (出所)太田倫子氏撮影 写真 4 記事の作成風景 (出所)太田倫子氏撮影

(4)

いくためには,②と③を同時に進めていく必要がある。  日本では,東日本大震災以前にも,1995 年の阪 神・淡路大震災や 2004 年の新潟県中越地震など,甚 大な被害をもたらした地震が発生しているが,こうし た震災の記憶は徐々に風化し,被災地の課題や被災者 の抱える問題も同様に,社会から忘れ去られようとし ている。  これに対して,こども新聞は,Ⅱで触れた通り,震災 の記録に留まらず,震災体験や石巻の現状やその復 旧・復興過程を情報発信することで,被災地に目を向 けさせ,震災の記憶の風化を防ごうとしているのである。 さらに,こども新聞の記事によって,石巻を含めた被災 地が,上記③を目指しつつも,実際は,その前段階で ある,上記②でさえ達成されていないことが分かる。  では,上記③の達成に向けて,こども新聞は,どの ような役割を担っているのであろうか。この点につい て,太田氏へのインタビュー調査から,以下の知見が 得られた。  それは,第一に,こども新聞の作成過程において, 子どもたちが,石巻の歴史や自然・文化・産業を学ぶ なかで,地元住民が見落としていた石巻の良さを再発 見し,それを情報発信していること,第二に,これら のプロセスを通じて,子どもたちだけでなく,その保 護者も記事の作成に関わることで,間接的な情報発信 の担い手になっているということである(図 1)。保 護者が記事の作成に関わるという意味は,こども記者 が記事のことで親に質問をし,親は質問に答えるなか で,こども新聞に興味をもち,子どもと一緒に記事の 内容を考えることで間接的な情報発信者になっている ということにある。 図 1 情報発信をめぐるステーク・ホルダー (出所)筆者作成  こうした取り組みは,(1)潜在的な石巻の魅力を顕 在化させるための試みであると同時に,子どもたちを 地元に引きつけるための仕組みをつくる,(2)少子高 齢化や東日本大震災,さらには,進学や就職による若 者の転出等による人口減少に対する中長期的な労働力 の確保につながるだけでなく(図 2),同ステーショ ンを媒介として,子どもたちとその保護者らが一体と なり,地域の活性化,ひいては,震災復興に向けたビ ジョンの形成につながる。  ところで,被災地では,いくつかの支援団体が被災 者支援を継続的に行っているが,キッズ・メディア・ ステーションと同様に,震災復興の活動に子どもの参 加を取り入れているものに,子どもまちづくりクラブ がある。8)同クラブは,セーブ・ザ・チルドレン・ ジャパンによって,2011 年 6 月に,岩手県山田町,陸 前高田市,石巻市の三地域に設立された。その活動は 小学生から高校生までのメンバーで構成されている。 同クラブは,地域住民や行政・専門家とも意見交換し ながら,地域復興に向けて活動している。例えば,山 田町では,特産品のマツタケとシイタケをミックスし た「まつしい」というイメージ・キャラクターをつ くったり,陸前高田町では,陸前高田を照らすあかり になってほしいという願いのもとで,仮設商店街のな かに,「あかりの木」というモニュメントを設立した り,石巻市では,「石巻こどもセンター」を企画した りした。  石巻こどもセンターは,セーブ・ザ・チルドレン・ ジャパンの支援により,2014 年 1 月にオープンした。 同センターは石巻市と提携することで,キッズ・メ ディア・ステーションのアプローチとは異なる形で, 子ども支援や被災地の情報発信を行っている。  同センターでは,「震災の記憶を風化させない」,あ るいは,「防災意識を高めたい」といった石巻子ども まちづくりクラブの意見をもとに,震災モニュメント を作成している(写真 5)。9) 図 2 石巻市の将来人口の推移(単位:人) (出所)国立社会保障・人口問題研究所(2013)『日本の地域 別将来推計人口』より,筆者作成。

(5)

 いずれにせよ,このような支援団体との間の提携や 組織化は,復興支援に関わるネットワークを拡大し, 被災地の情報発信力を高めることから,震災復興と地 域再生に向けた中長期的な仕組みの強化につながる。

Ⅴ.おわりに

 キッズ・メディア・ステーションがこども新聞を発 行し,被災地の現状を情報発信する意義は,こども記 者を中心とした新聞の作成過程において,子どもたち が,石巻の歴史や自然・文化・産業を学ぶなかで,地 元住民が見落としていた石巻の良さを再発見し,それ を情報発信しているということにある。  こうしたキッズ・メディア・ステーションの取り組 みは,震災復興と地域の活性化を進めていくために必 要不可欠な将来世代の担い手の育成につながることか ら,中長期的な震災復興ならびに地域活性化に寄与す る仕組みをもつものといえる。  また,キッズ・メディア・ステーションの活動目的 から逸脱する面は否めないし,また,個別のネット ワークで活動することから得られる長所もあるので何 ともいえない部分もあるが,仮に,同ステーションを 含めた支援団体が,さらにその他の支援団体との連携 を深めていくならば,個別のステーク・ホルダーが見 落としていた震災復興ならびに地域の再生や活性化に 向けたビジョンの形成をさらに推し進めると考えられ る。  このことは,震災復興を進めるうえで,支援団体さ らには教育機関との連携による活動記録の共有とその 情報の発信および蓄積を可能にするための仕組みを今 後どのように構築していくのかという問題提起となる。 謝辞  本研究は,戦略的創造研究推進事業(社会技術研究 開発),コミュニティがつなぐ安全・安心な都市・地 域の創造研究開発領域,平成 25 年度採択プロジェク ト企画調査,「安全安心と活力賑わいが両立する地方 都市づくりに向けてのコンパクトシティの有効性調 査」(調査期間:平成 25 年 10 月~平成 26 年 3 月,研 究代表者:中川 大・京都大学大学院工学研究科・教 授)の支援を受けた。また,キッズ・メディア・ス テーションの太田倫子氏には,お忙しい中,2 回にわ たりインタビューをさせて頂いた。ここに記して謝意 を表す。 註 1) 富永,2014,56 頁を参照。 2) 吉井,2014,87 頁を参照。 3) 同上書,90-92 頁を参照。 4) 和井田他,2013,251-272 頁を参照。 5) 石巻支援ネットワーク HP(http://yappesu.jp)を参照。 6) 宮本・前田,2014,53-54 頁において,子どもたちが津波 による被災体験を思い出し,それを語るなかで,心の中 に不安や恐れをもつなど,被災体験によるストレスを抱 えていることから,カウンセリング専門家との組織連携 の重要性を説いている。 7) 京都大学防災研究所巨大災害センター,2006 を参照。 8) 子どもまちづくりクラブの活動については,津田,2013, 44-52 頁を参照されたい。 9) 子どもまちづくりクラブ VOL6(http://www.savechild-ren. or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1896)を参照。 参考文献 [1] 石巻日日こども新聞。 [2] キッズ・メディア・ステーション HP(http://kodomoki  sha.net)。 [3] 国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計 人 口(2013 年 )』(http://www.ipss.go.jp//pp-shicyoson/ j/shicyoson13/3kekka/Municipalities.asp)。 [4] 京都大学防災研究所巨大災害センター『兵庫県生活復興 調査研究成果調査報告─1999/2001/2003/2005 年実施の調 査から─』京都大学防災研究所,2006 年。 [5] 津田知子「子どもの参加でより良い町に!─『Speaking OutFromTohoku』から見えてくること─」『教育と医 学』第 61 巻第 2 号,44-52 頁,2013 年。 [6] 富永良喜「子どものケアと防災教育」『教育と医学』第 62 巻 3 号,56-63 頁,2014 年。 [7] 宮園衛・前田洋介(2014)「学生とともに取り組む学習支 援のこれまで・これから」『教育と医学』第 62 巻 7 号, 51-59 頁。 [8] 森田明美「東日本大震災における市民社会による子ども 支援─『東日本大震災こども支援ネットワーク』の取り 組みを手がかりとして─」『教育と医学』第 60 巻 5 号, 45-57 頁,2012 年。 [9] 吉井美奈子「子ども支援活動からみる子どもの生活環境 の課題」第 2 章 4 節,86-87 頁,日本家政学会東日本大震 災生活研究プロジェクト編・大竹美登利・坂田隆責任編 写真 5 震災モニュメント (出所)石巻子どもセンター提供

(6)

集『東日本大震災ボランティアによる支援と仮設住宅─ 家政学が見守る石巻の 2 年半─』建帛社,2014 年。 [10]和井田節子他「被災地支援ボランティア活動が教育志望 の大学生に与える教育的意味─石巻市内の小学校におけ る支援活動を通して─」『共栄大学研究論集』第 11 巻, 251-272 頁,2013 年。

参照

関連したドキュメント

②防災協定の締結促進 ■課題

 放射能に関する記事も多くあった。 「文部科学省は 20

東京都環境局では、平成 23 年 3 月の東日本大震災を契機とし、その後平成 24 年 4 月に出された都 の新たな被害想定を踏まえ、

 宮城県岩沼市で、東日本大震災直後の避難所生活の中、地元の青年に

歴史的にはニュージーランドの災害対応は自然災害から軍事目的のための Civil Defence 要素を含めたものに転換され、さらに自然災害対策に再度転換がなされるといった背景が

It is found out that the Great East Japan Earthquake Fund emphasized on 1) caring for affected residents and enterprises staying in temporary places for long period, 2)

高崎市役所による『震災救護記録』には、震災 時に市役所、市民を挙げて救護活動を行った記録 が残されている。それによれば、2 日の午後 5

東日本大震災被災者支援活動は 2011 年から震災支援プロジェクトチームのもとで、被災者の方々に寄り添