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討論 (7) 農業技術協力の問題について [Discussions: Problems in Technical Cooperation in Agriculture]

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Academic year: 2021

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(1)

論 (

7)

農 業 技 術 協 力 の 問 題 に つ い て

座 長

I-' フL

(

黒川 ) 座長 :高村氏

U

)

捉示 され た

題 ujうちJ)前段 の部 は 今回 はふれな い こ とに して,問題 を しぼ って稲作技 術協 力 を ドニ1本が行 な うに際 して最 も効果 的 にす るには ど うすれ ば よいか につ いて論 じたい。先ず東南 ア ジア 全般 と, マ ラヤ との 2つ に分 けて論 議頂 きたい二 東 南ア ジア全般 につ いて は,出席者各位 か ら集 めた ア ンケー トの内容 か らみ ると (1)散発 的でな く組織 的 総合 的 に行 なわ なけれ ばい けない。 (2)短 期 て はな く長 用 に行 な う必要 があ るとい う意 見が圧倒 的で あ り,二更 にそのや り方 と して (3)被 援助 国 を しぼ って集 中的 に 行な うことが効果 的で あ るとの意見が多 か 一、た。 また (4)チ- ム として派遣 した方 が よい (旺受入れ研修生 と 派遣 専門家 を関係づ けて総合 的 に行 な う方 が よい等 が あ ったが, これ に関す るご意見を頂 きたい 。 本 岡 (京大):い くつ かの国 に協力対 象 を しぼ る こと には賛成 で あ るが,米 の輸入 国で あ る ことを条件 とす る ことは反対 で あ るC た とえば タイ国 は米 L'/)輸入国で はな いが, 人 口の増加 が米 の:生産増 を こえて お り,栄 の

産が国 の大 きな政策 とな って い る

問題 とな る

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は受 入れ国の受 入れ体制 で あ る。 伊藤 (農技 研):生産技術 が増産

害 の主要要 因 とな -1て い る国に しぼ るべ きだ。具体f郁二:三マ ラヤ, イ ラ クが適 例 で, イ ン ドは技術以外 の要 医湧ミ大 きい., 川 田(農 林省):受 入 れ匡卜刀体刑 が一 番問題 であ ,-:,J セイ ロ ン, マ ラヤのよ うに受 入れ体制 がで きてお り, すで に技術援助 の効果 をあげて い ろ国 に重点 をお く.こ きであ るO技術協力 を開始す る ときに, その規 模,期

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乱 体制等 を計画 的 に行 な う必要 があ り, また これ ら U)ことが事 前 に判 明 してい る とな:お よいO また専 門家 を派遣 す る前 に十分 な オ リエ ンテ- シ ョンが行 なえ /) 機関が必要 であ ろ。 石倉 (農林省):問題 は ColomboPlanで協力 事業

行 な う場合 ,受 入れ 国 も讐 用,章負j-昭 I/'_,必要が あ :', L/つで前 もって計画 が二立て に くい 二 三で F,I',,_また現 rI これ ら〔/Ji請出 は安定 していない もC/)が多いっColombo Planで は長期 計画 が_l'/I.て に くこいので ColomboPlan の性格 その もの に問題 があ ,I?,。〕 座長 :援助要 請を 出す 前し引設階で指導U)必要 があ ′/ら しノ)で はないか。 つ ま り 援助要 請 の rt-hJl_Eiを_立てて や ∴Jj 援助 が 必要 で あ る。FAO で は, その 国

駐在す /''

CountryRepresentativeが援助要 請 の 計 両を 指 導

して い ろ。 石倉 :チ- ムで派遣 した方 が よい とい う意見 があ っ たが現 実 は チームで行 って も 仕事 の 場所 が 維 れて い て,本 当のチ- ム とはいえな い。本 当ojチ∼ーム ヒす ,", ため には baseとな る研究 機 関を 作 る 必要 が あ る。 ColomboPlanの場 合には受 入れ田の

志 が相当に強 いL刀で, baseがバ ラバ ラにつ くられ て しま うくl して,次の ことを提唱す る。すな わ ち(1)稲作技 術援助 につ いて新規 の田か ら要 請が あ った場合 には,先ず実 力 あ ろ幅 の広 い専 門家 1- 2名を派遣 して技 術協力 の 道を聞 くC従来 か ら援助 して いる帽 に対 して は総 合的 組織 的 に打 た うよ うチームを

成 して接助 す る。 (2)柿 作技術援助 のた IL,うに 必要 な 研究や 要 員の

練レ

)たJZ) 拝す:こ し二、 藤原 (東北大):二リ津ヨ家 を派遣 す る際 に派遣 機

闇C

/)犠 牲 においてjl1-なわ プ封 lよ うに して もらいたい。 どこか に定 員を プールす るな ど考 えて もらいたい 」 座長 :これ は稲 作 に限 らず ,技砧援助 全t樟二通ず ′/:' 悩 みであ る。農林省 で は海外 技絢協力制圧があ り,臥 T'1:_9人の定 員を持 一〕て い るが, これ で L'-三, とうてい昆 :)た い。次 に研 修の受 入れの問題 につ いて 討 議 を願 √)二 藤井

(

土情式):数年前 にマ ラヤか ら払二E,し/jfT)I.・倦圧 が 受 入れ られて,V引戻で研修を 受けたが,

分な試蚊 , 研究 に闇す る

修がで き左か 一)た とい ←、ていたがL, 太 田

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業囲)

:二し,)件 につ いて本来E封lI的 tで研 粍 こ 一一

(2)

1203--せ る予定 で あ った ものが,鴻巣 の収容能 力 が一 杯 だ っ たのでふ りかえ られ た もので あ・る。 これを転機 に して 現在 は内原 の設備 も改善 されて い る。 座長 :鴻巣 と内原 とは研修 目的 によ って入所者 を分 けて い る。内原 で は外部講 師 に依存す る度合 が大 きい ので, 南方稲作 の 経験 あ る各 位の ご協力 を お願 いす る。 田中

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:東南 ア諸国の技術者 は

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に闇 心 が強 いので,訓練後

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を与 え るよ うにす ると 日本 で研修す る希 望者 がふ え ると思 われ る。 座長 :現在 の技術協力 と して の研修 で は学位授与 は 不可能 であ る。 石倉 :現在 の 日本 の受 入れ の形式 では学位 は与 え ら れない。国内大学 の農学 部 に海外 か らの研修生専 門 の 受 入研修機 関を設 け, ここで学 位を授与 で きるよ うに すべ きであ る。現在, 口本 の農学部卒業生 が過剰 とな って い るのだ か ら, ど こかの農学 部を これ に転換 で き る筈 だ。 長戸 (名大):H本 の大学 には, そ

C

/)よ うな能力 はな い。 いずれ にせ よ熱帯 の稲や稲作 につ いて, もう少 し 基礎 的学 問的な研究が ほ しい。農 業 関係 の研究所 で は もっと基礎 的な研究 を行 な う必要 があ る。 石塚 (北大):現実 に 日本で研修 を受 けたい, H春 で 学位 を取 りたい とい う要 請が あ る以上 ,勇気 を 出 して 要 請 に応 じるべ きであ る。私 が いた コー ネル大学 にフ ィ リッピン大学 の大学院学生 が留学 して稲作 と ココヤ シを勉 強 して いたが,大学 には稲や ココヤ シの専 門家 が いないので,私 に 円本 で稲 の勉 強がで きるよ うに助 力 して もらい たい との 申 し入れがあ ったが, 日本で は

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の点が 問題 で十分 な協力 がで きない とい った 例 が あ る。 山田 (農技研):ご意見 の とお りで,農林省 と大学 と が協力 してゆ く必要 が あ る。 日本 で も是非

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を 出 して もらい たい。 江原 (農 林省 ):現状 で は適 当な専門家 を長期 にわ た って派遣 す る ことはな かなか困 難であ る。本 当 にや ろ つ もりな らば,熱措農業 の専門家 をお く必要 が あ り, これが熱帯研究所 に もつ なが る ものであ る。 しか しな が らいずれ も役所 の段 階で は きわめて困 難 であ る。つ ま り役所 の立場 と して は

1

年半 以上 の長期派遣 は困難 であ る。本 当 に技術協力 をや るつ もりか ど うかが問題 で,本 当 にや るつ もりな らば政府 を含 めて国内体制 を 確立 す る必要 が あ る。 座長 :つ いで マ ラヤ稲作 に凋す る技術協力 をいか に す るかの問題 に移 る。 江原 :第一 に

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の成 功を機 と して マ ラヤに 対 す る6年 間の長期 にわ た る稲作援助 を打 ちきるべ き か ど うか,続 け るとすれ ば育種,栽培 ,土壌肥料 ,普 及 ,経営等 のいずれ に重点 をお くべ きか。 石倉 :打 ちき った場合,現地 の人 間だ けで引続 いて 業務 が行 なえ るか ど うかが問題 で あ る。 藤井 :育種 の立場 か らい うと育種 事業を まかせ られ る相手 が いないので継続すべ きで あ る。 座長 :

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の成功 に

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年 間を要 した ことか ら, 農 業 につ いて は長期 的に行 な うことの必要性 は説 明で きるので はない か。 田中 :マ ラヤの

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専 門家 の 業務をみ て い る と,指導 して い るので はな く,先方 の職 員 とな って 一つ の

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の長 と して仕 事を して い るので , これ らの専 門家 が いな くな ると, その仕事 がつ ぶれて しま うお それが十分 あ る。 川上 (北 陸農試):育種 の問題 はいつ まで も続 くこと が特徴 で あ る。我 々に現地 政府や 日本側 か らも,早 く 結果 を 出す よ うに圧力 がか け られて いたので有望新 種 の開発 に重点が向 け られ,後継者 の養成 にまでは手 が まわ らなか った。 永松 (九大) :

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は現在や っと種子を まい た 所 で, まだ十分 な結果 がでていない といえ る。 F7か ら6年 間 かか って,や っと成果 が でたのが現状 で,育 種 とい う もの は, この よ うに 長期 間 かか る もので あ る

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の面積 を 占め る

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の品種 には手 がつ け られていない。 江原 :後継者 の養成 が現地 において困難 であ るとの ことであ るが,専 門家 を派遣 す る場合 ,交代 制 を とる べ きか長期間腰 を お ちつ けてや った方 が よいか。 伊藤 :長期間腰 を おちつ け るとい うことは安価 な う けおい 制度 であ る。 短期 間で 交代制 を とる べ きで あ り, また高級技術 を持 った技術者 を養成す るのが本 当 の技術援助 だ。 高村 (農林省):後継者 が いないCJ)で は, マ ラヤ に受 入態勢 が あ るといえ るか。 川 田 :態勢 とはその国が協力 を求 め るか ど うか とい うことであ る。派遣 によ る指導 にかたよ らないで, マ ラヤ人 がみず か らや れ るよ うに受 入れ によ る養成 を も - 20

(3)

4--_)と考 えな けれ ば Tiらない し 本 岡 :現 状 よ りみて 長期 計画 の下 に技 術 協力が行 な え るの はマ ラヤ と タイだ けで はないか。 その意 味で マ ラヤ援助 は続 け る方 が よい。 馬場 (農 技 研):新 しい技 術 を受 入 /iLる体

にあるか ど うかが 問題 で あ る。 水 利 用を行 なお うとす ろ よ うな

T

甘 亡は, 祈LThl種 を 中心 とす るかん がい 稲作レト症賦 ;・を進 め るべ きで あ る。 座 長 :マ ラヤの稲 作技 術援助 は継続 すべ きで あ る と い う意見 が圧倒 的で あ るが , それ に はい かな ,7)チ- ム 構 成 が よい か。 馬場 :新 し

f闇 重を 中心 に して , 系統 的総合的 に研 究 を進 め る ことが必要 で あ る。 国井 (農 rTIT試 ):病理 が弱 いの で, ウ ィル スを研 究 し て い る人 が ほ しい〔 川 上 :それ ぞれ U)分 野で は 自分 の分 野 が必 要 で あ る とい う場 合 が あ るの で,大 局 的 な_lT/_場 か ら白石 さ

/

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上 うな経験 の洗 い方 の ど意見 に よ って 判 断すべ きで あ I)1J 佐藤 (翠)(兵 庫農 大):品種 (百年) は寿 命 が あ るの で さ らに継続 す る必要 が あ る。 森谷 (

農事

試):マ ラヤは 11本 の 稲で′印)歴 史 か らみ :二'' と明治申腸 にあ た るので

,

農J豪がす ぐ受 入 れられL/7,経 費 のか か らな い育種 技 術 が第- に必要 で あ る。 マ ラヤ i′t身がや るべ き ことを代行 してや る ことはあ ま りよ く な いので育種 を 中心 と して専 門 家 を派遣 し,他 は研 修 生 J)受 入 れ とい う形 を と った方 が よい。 石倉 :病害 虫 の うち, メイ虫 に閑 して はJjrlりづ けが あ ったが, その他 の 病虫 害 に つ いて は まだ まだ で あ

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膏力で あ ると思 う。継続 してや らな い と, 11本が 行13 -つた結 果 を利用して ,他 の 閏か ら薬剤等を購 入 して駆

行な うよ うプ諦 iljJ集 にii:らない とか ぎ らな い。 杉 本 (東 海

畿 農試):現在uj技 絢 で収 量 を高め,7:)し) に

も効果 的な の は品種 改良 で あ る.栽 培

係の後 継 者 はぼつ ぼつ育 って きて い る。 チ ー ムで行 く場 合 , 左 局 的 にま とめ られ る人 が必 要 とJi:つて くるC 高村 :技 術較 力 を継続 す る ことに意 見が ま とま 一、た よ うで あ るが, そ0〕方 江 と して農 業 セ ン タ- 土か研究 セ ンタ- とかの方式 が あ る。 い -,たん打-L)Jって休 刊,Ji -整 えて再 び 開始 す る とい う方 法 も考 え られ るが, ま た 継続 す る場 合育種 の専 門家 が最小 の要求 で あ ろ と考 え て よいかO 高橋 (農事 試 ):と もか く育種はしい糊 で きな い。 藤 井 :育種 に つ いて 後 継 者 の 養 成 が大 切 で あ し工 それ まで は 打 切 る ことが で きな い。 養成 に つ いて も Degreeが取 れ ろ所 で 研修 したい とい う希 望 を も一一一て いるO 川 EB :育 種 とい う分 野 は,職 場 が固定 され て いて な か な かえ ら くなれ な い ので希 望 者 が少 な いO 長 谷 川 (京大):基 盤 整 備 と して大 きな意味 を持 つ 農 業土 木面 で の援助 を行 な う必要 が あ る。 白石 :施 肥農 業 は

pay

Lな い とい う考 えが

南 ア ジ ア には広 くあ る。施 肥農 業 に 抑 つか え る為 には教育 が必要 で,技 術援助 もそ うい うIJ)Ll裾引車ナる必要 が あ /J〇 築林 (農 林省 ):マ ラヤ- 派遣 され た専 門 家 が, この シ ンポ ジウムの よ うな形 で予備 知 識が与 え られて い た ら, もへと能 率 的 に仕事 がで き7こと思 うo 座長 :白石 氏 か らこの シ ンポ ジウム において

,海外

技 術協力 に対 す る建 議 を して は ど うか とい う捉 案 が あ ったが, これ まで の討論 の結果 L/j具 体 化 に努 力す る こ と と して処 理 したい。 --20

参照

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