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学生支援 新しい全学情報基盤システムについて

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Academic year: 2021

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学 生 支 援

新しい全学情報基盤システムについて

S u p p o r t f o r S t u d e n t

新システムの特徴

利用者へのてびき(リスク対応とセキュリティ)

 滋賀大学情報処理センターは学生の皆さんの情報処理環境と してネットワークとPC端末などを整備し、利用の支援をする組織 であり施設です。彦根の経済学部と大津の教育学部に分かれたキ ャンパスですが、双方同じ仕様で、可能な限り新しい環境を提供す ることを使命としています。  しかしながら資金の制約もあり常に最新の環境を提供する訳 にはならず、ほぼ5年毎にシステムのリプレイス計画をたててこれ にあたってきました。そして平成25年10月に更新を完了しました ので、その概要と経過を報告、解説いたします。  利用者にとっては見えにくい部分の話しですが、従来本学情報 処理センター基幹システム、すなわち「サーバー群+PC端末シ ステム」と「ネットワーク基盤システム」の2系統の調達は異なる時 期で実施していました。そのため異なる落札業者の間で仕様のす りあわせや調整という技術的困難を伴う問題がありましたが、今 回は調達を統一することでこの課題が解決できました。  すなわち、以下6種類のシステムのうち5種類(A∼E)を全学情 報基盤システムとして統一稼動することになりました。 A 全学統合ユーザー認証システム  ●全学生・教職員「しがだいID」認証システムの統合管理(クラウド連携) B キャンパス情報通信回線  ●SINET4とOCN経由によるインターネット通信回線  ●彦根−大津キャンパス間の通信回線の強化  ●クラウド化への対応−インターネット回線速度10倍化(100Mb→1Gb) C キャンパス情報ネットワークシステム  ●学内LAN基幹ネットワークのスイッチ、ルーターの高機能化  ●光ファイバ帯域の向上(2Gb) 今回のシステム更新には以下の特徴があります。

❶『「サーバー群」+「PC端末」システム』と『ネットワーク基盤システム』の調達統合

 教育用PC端末はネットワーク型ブート方式の採用を情報処理 センター演習室のみならず、講義室や大学院演習室など本センター の管轄外端末にも拡大したことでデスクトップのクラウド化を実現 しました。これで学習・研究環境の改善がなされ、更に違法ソフト ウエアやウイルスなどのリスクの軽減効用が得られます。将来的 には教職員用の端末も同様な仕様とし、更に同環境の提供を学外 に拡張して学生の皆さんの自宅学習支援に繋げられるのが理想 です。  メール機能をクラウドに依存するため、外部管理側のセキュリ ティ水準や情報の扱いに関する契約遵守を常に確認する必要が あります。サーバー設置場所以外に不安要因は確かにあります。ア メリカの国防に関する盗聴行為が最近大きな話題にもなってい ます。しかし、そもそも情報通信技術に万全や絶対安心などはな いので、漏洩や盗聴を受ける可能性を自覚して利用する姿勢を持 つことが利用者として重要です。セキュリティ・ホールを突かれて も損失しない情報通信を常に心がけることが必要です。これは組 織と利用者個人の両レベルで必要です。  そのために情報処理センターと関係業者では新しい脅威(リス ク)やその分析を日夜実施し、各利用者にその報告や連絡をする 業務があります。利用者の皆さんはその背景を理解して、本学情 報処理センターからの情報連絡をしっかりと受け取ってください。 また講習会を開催したり、教育プログラムを組んで実施していき ますから積極的に参加してください。また、各キャンパスで利用者 への手引きがオンラインで掲載されています。

情報処理センターの今後

 今回、いわゆる「ユビキタスシステム」に関しては契約期日と経 費の制約があり、更新対象から外れました。しかし利用者の便宜を 考えますと街中のカフェでお洒落にタブレット端末を操作できる Wi-Fiと類似した環境はアカデミックな大学という場でも必須とい う時代ですから、検討課題です。  学内任意の場所で同じ環境とするには、情報処理センター自身 の組織的な変革が必要となります。この件は利用者である学生の 皆さんには縁遠い話しですが、現在その機構となるべく「統合情 報基盤制度化」の作業をしています。更に学外を離れて、どの大学 からでも認証が可能なら大変嬉しい訳ですが、その様な技術を 「国立情報学研究所(通称『学情』)」が学術認証フェデレーション 「学認」として提供してくれます。昨今導入事例が増えているクラウ ドサービス等の有効利用を進めるため、利用者による事例発表、 個別相談等もしています。なお、講義やクラブ・課外活動で、こんな アプリケーションがほしい、という場合は有償ソフトウエアが必要 です。実は大学に特化したソフトやサービス開発する機構「一般 社団法人大学ICT推進協議会」がわが国にあります。各大学へ 流用可能なシステム・プロトタイプ共同開発などを行うもので本 学も現在メンバーとなっています。  無限の可能性という言葉はいささか大袈裟ですが、次世代の情 報環境も大きく変化します。今回更新された環境を体感して未来 に想いをはせて下さい。  2キャンパスが離れている本学は全学サーバー群を2重化して保 持していましたが、初期導入と維持管理費が高額となる課題があり ました。しかし「クラウド」技術の導入で解決されました。現在はイン ターネット利用の変革期です。情報通信技術は高度に専門化した反 面、民間企業では独自に高スキルのシステム技士(SE)確保が非常に 困難な状況です。そこで専門SEとサーバー群をアウト・ソーシングし てその負担軽減をはかり各組織も本来業務に従事することが可能と なります。また東日本大震災以降、被災時の頑健性(BCP/DR)が必須 となり、データ・センター・サービスを提供する民間企業が急増してい ます。このような経緯から本学のメールシステムもマイクロソフト社 のクラウドである、Office365サービスを利用することとなり、財務負 担が軽減されました。  本稿執筆時点で稼動2ヶ月なのでインターフェースの違いや操 作法に戸惑う利用者のため、本センターの窓口は問い合せ業務 に多忙ですが、停電、工事、機器故障による「稼動停止」が無いの でメールサービスが向上し、安心感があります。メール保持容量 の増加も頼もしい点です。  また最近はタブレット端末やスマートフォン利用者が多いので すが、端末に特化したアプリが最初から準備されているので軽快 な操作性が好評です。  マイクロソフト社がアメリカ企業である故に情報漏洩を懸念する 人もありますが、本学が導入したクラウド・サービスは(1)許可な きデータ参照や第三者へのデータ開示はなく、(2)日本の法律に 基づいてデータ処理されるという契約条件下にあります。「クラウド は構築するものではなく利用するもの」という言葉を本学も認識 する時代になってきました。 D 全学情報基盤サーバーシステム  ●各サーバーのクラスタ化と仮想化(調達コストの削減と管理維持の簡易化)  ●メール・サーバーのクラウド化(頑健性BCP/DRへの対応) E 全学情報基盤利用端末  ●ハードウエア・スペックの向上、シンクライアント方式ネットワーク・ブート型  ●最新のWindows8+Office Professional 2013 F 知識創造型ユビキタス・ネットワークシステム(平成26年3月まで)  ●VPN、無線LAN、検疫システム

❷外部クラウドシステムの利用

「しがだいID」とは 滋賀大学では、学内の様々なシステムで使用するIDを「しがだいID」として共通化しています。 主なもの・・・滋賀大学キャンパス教育支援システム(愛称:SUCCESS)、電子メール、図書館システム

附属

小・中・幼

特別支援学校

附属

びわ湖・瀬田川

オブザベトリ

大津サテライト

プラザ

滋賀大学

1Gb 1Gb 1Gb 光ファイバ 100Mb 100Mb 100Mb

コアSW

学内基幹部

コアSW

1Gb 2Gb 光ファイバ

UTM

外部接続部

学内LAN

UTM

コアSW

コアSW

ルータ

ルータ

インターネット

大 津

キャンパス内

1Gb

彦 根

キャンパス内

1Gb

2Gb 光ファイバ 「しがだいID」サイトのログイン画面 彦根キャンパス 第5演習室

参照

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