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特別養護老人ホームにおける口腔のケアの業務量調査

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Academic year: 2021

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66 第47巻 日本公衛誌 第1号 平成12年1月15日

特別養護老人ホームにおける口腔のケアの業務量調査

トウマツ シンペイ

東松

信平

オハラ ヒサカズ

小原

久和

アオヤギ キミオ

青柳

公夫

イケヤマ トヨコ

池山

豊子

モリタ イチゾウ

森田

一 三 ナカガキ ハルオ

中垣

晴男

 100人の特別養護老人ホーム入所者に対して歯科衛生士が口腔のケアを行い,その所要時間, 身体的負担度,精神的負担感を調査した。その結果,  1) 歯科衛生士によるケアは59種類の業務単位の組み合わせによって行われていた。  2) 口腔のケアに要する時間は,要介護者1人当たり平均25.7分であった。  3) 回数の多いものとしては,「話をする・声掛をする」,「アセスメント票などへの記録」, 「容態を観察する」であった。歯科衛生士の専門的ケアとしては,「歯磨きをする」,「うがいをさ せる」,「入れ歯の手入れをする」,「口腔内を清潔にする」,「介護者に対する指導」であった。  4) 時間がかかるものでは,「介護者に対する指導」,「かかりつけ歯科医への報告」,「要介護 者に対する指導」,「記録,評価など」であった。歯科衛生士の専門的ケアとしては,「歯磨きを する」,「入れ歯の手入れをする」,「口腔内を清潔にする」,「うがいをさせる」,「口腔の乾燥を防 ぐ」であった。  5) 身体的負担度の大きいものとしては,「身体を起こす」,「車椅子からベッドヘの移乗」, 「身体を寝かせる」であった。歯科衛生士の専門的ケアとしては,「口を拭う」,「入れ歯をはめ る」,「歯磨きをする」,「口腔内を清潔にする」,「入れ歯をはずす」であった。  6) 精神的負担感の大きいものとしては,「身体を起こす」,「ベッドから車椅子への移乗」, 「身体を寝かせる」であった。歯科衛生士の専門的ケアとしては,「歯磨きをする」,「入れ歯をは ずす」,「入れ歯をはめる」,「口腔内を清潔にする」であった。  7) 排泄の後始末の自立度が低下するに従って,また排泄の後始末が全介助の場合は,問題行 動がみられるまたは食事の自立や寝返りの自立が低下すると,業務単位数の増加がみられた。 Key words : 口腔のケア,特別養護老人ホーム,歯科衛生士,業務量調査

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