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高齢者における社会活動状況の指標の開発

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Academic year: 2021

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760 第44巻 日本公衛誌 第10号 平成9年10月15日

高齢者における社会活動状況の指標の開発

橋本

修二

青木

利恵

玉腰

暁子

柴崎

智美

永井

正規

川上

憲人

五十里

尾島

俊之

大野

良之

目的 高齢者の社会活動を「家庭外での対人活動」と規定し,仕事,社会的活動,学習的活動と個人的活動 の4側面でとらえ,側面ごとに活動の実施状況に関する指標を作成するとともに,妥当性,再現性と感 度を吟味した。 方法 4地域の高齢者5,201人に2年間隔で2回の自記式質問票による調査を実施した。質問票は仕事1項 目,社会的活動6項目,学習的活動4項目,個人的活動10項目を含む。各側面の指標はありと回答し た項目数(該当項目数)とした。妥当性の検討として,社会活動自己評価の項目の回答間で指標値を 比較した。再現性の検討として,「この2年間の活動状況の変化」に不変と回答した者における2回の 調査の該当項目数の間の相関を調べた。感度の検討としては同項目に上昇または低下の回答者と不変 の回答者間で,2回の調査間での該当項目数の差を比較した。 成績 指標値として,該当項目数に基づく性・年齢を考慮したスコアを与えた。このスコアは,性・年齢別 の集団全体における活動程度の位置を0から1の範囲で表現するものである。社会活動自己評価が高い 者ほど指標値の平均が単調に高かった。「この2年間の活動状況の変化」に不変と回答した者では,2 回の調査の該当項目数のスピアマンの順位相関係数は0.60∼0.71であった。その項目に上昇(または低 下)と回答した者は不変の回答者に比べて,2回の調査間の該当項目数の差が有意に大きかった(小さ かった)。 結論 高齢者の社会活動指標を作成するとともに,その指標が妥当性,再現性と感度をある程度有すること が示唆された。 Key words : 高齢者,社会活動,指標,再現性,妥当性

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