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防災教育の推進を図るための人材育成に関する考察-震災・学校支援チーム(EARTH)を通して-

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Academic year: 2021

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(1)防災教育の推進を図るための人材育成に関する考察.   震災・学校支援チーム(㎜m)を通して               教科・領域教育専攻               総合学習系コース.               M06315C               越川 昌信. そこで、防災教育に熟しに取り組んでいる兵庫. I間題の所在と研究目的    21世紀は災害の世紀であるといわれている。. 県での防災教育の推進を図るための人材育成に.   これは地球圃劉ヒによる集中豪雨や強大な台風. ついて震災・学校支援チーム(EARTH)に焦点を.  の発生、国内外で巨大地震が頻発しているためで. 当てて考察することとした、この考察から、わが.   ある。. 国ひいては世界で防災教育をより推進していく.    いつどこで起こるか分からない災害の被害を. ための人材育成にかかる提言を導き出すのが研.   最小限にするため、阪神・淡路大震災後「自助・. 究目的である。.   互助・公助」のうち「自助」と「互助」の大切さ   がクローズアップされるようになった。「自助』. 皿. 研究方法.   r互助」を中心とした災害対策を推進するために.  第1に 防災教育の取組の現状を学習指導要.   は防災教育が必要不可欠である。しかし、地域で. 領及び先行研究の調査等から明らかにする。第2.   実施される防災訓練の例を見るまでもなく、市民. に兵庫県における人材育成について、㎜THの育.   が防災教育を受ける機会は十分とはいえない。. 成システムと活動の実態を兵庫県教育委員会の.   この問題解決のためには、義務教育の9年間で. 文献より確認する。第3に樹教的な取り組みであ.  意図的系統的な防災教育が実施されることが必要. る㎜THハンドブックの作成、研究・企画班の設.  である。. 置、「災害を語り継ぐ素材集」の作成、㎜てrH実.    しかし、現状では全国知事会の働きかけなども. 態調査からそれぞれの取り組みが人材育成に果.   あるが、総合的な学習の時間に「防災」の例示が. たした役割を考察し、望ましい㎜∼TH員像に照ら.   ないなど学習指導要領に防災教育が明確に位置. して、育成状況を検証する。これらを踏まえて、.   づいているとはいえない状況である。. 最後に今後の人材育成のあり方について提言を.    また、義務教育諸学校への調査から明らかにな. する。.   ったのは、全国的な取り組みの温度差である。副   読本や資料の作成状況に至っではそれぞれ約. 皿研究内容.   31%、25%と低率である。防災教育実施していく. (1) 防災教育の現状.   際の課題としては、時間が十分ではないという声.    学習指導要領には「防災」の記載が3か所と少.   に次いで、教員の研修・育成体制が十分ではない.   なく、横断的・総合的な扱いが可能であるのに、.   という声が約65%と多く寄せられている1)。.   総合的な学習の時間の例示に「防災」がないなど、. 一514一.

(2)  明確に位置づいているとは言えない状況である。.  抵抗が少なくなってきていることが明らかにな.   このような状況を踏まえ、全国知事会などから.  った。.  防災教育の学習指導要領への明確な位置づけを.   さらに、自己評価の結果からは実践の原動力と.  求める要望が出されている。.  なる意欲や日常の資質向上の観点が比較的高い.   さらに、都道府県等で防災教育の基本方針が決.  反面、勤務校や学校外での取り組みなど具体的実.  められているところは約58%、防災教育の実態.  践についての評価附ヒ較的低い結果が出ている。.  調査を実施しているところは約62%、防災教育. (4) 人材育成に向けた提言.  の専F弼修を行っているところは約29%など、.   最後に防災教育を推進するための人材育成に向.  防災教育の取り組みが十分とはいえない現状が.  けた今後への6つの具体的な提言をする。.  明らかになったD。.  ①各都道府県に防災教育を推進するための教. (2) ㎜THの人材育成.    職員による専門集団を作ること.   剛∼THは平成7年(1995)の阪神・淡路大震災.  ②専門集団には関係機関の連携を土台とした.  後の平成12年(2000)に兵庫県内の教職員とカウ.    運営委員会を設けること.  ンセラーで結成された防災教育推進指導員養成.  ③人材育成のための研修カリキュラムは地域.  講座の初級、中級、上級を修了した受言緒の中か.    の災害特性を重視すること.  ら委嘱され、現在148名が活動している。また、.  ④定期的に実態調査や組織内評価をして研修.  実践活動や研修の実施にあたり運営委員会を組織.    カリキュラムの見直しに反映させること.  して委員の声を生かしている。.  ⑤実践化を促す資料を教職員の専門集団の手.   研彦の特徴としては、演習や実習を取り入れな.    で作成すること.  がら阪神・淡路大震災の教訓や経験を学ぶ内容を.  ⑥国や都道府県は防災教育の推進に財政的支.  中心としながらも、フィールドワークなど地或の.    援をすること.  災害特性をつかんで防災教育に生かす研修が取り 参考文献.  入れられている。. ユ)城下英行(2006)『防災教育の推進に関する. (3) 人材育成についての検証.   ㎜∼THの人材育成は、活動を実践することを通.   制度論的研究」 京都大学大学院修士論文.   してスキルアップを図るスタイルで様々な取り.  組みを行っている。特に「㎜lTHハンドブック」. 主任指導教員 上西一郎教授.  の作成やr災害を語り継ぐ素材集」の作成に㎜lTH.   指導教員 上西一郎教授.  員自らが関わることで、スキルアップが図られて  きた。.   また、2度の㎜TH実態調査により、㎜m員  が演習を取り入れた実践的な研修や心のケアに  かかる研修が有益であると感じていることや、   「災害を語り継ぐ素材集」などの実践活動を進め.  るための資料ができたことで、講師派遣などへの 一515一.

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