Japan Advanced Institute of Science and Technology
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Title 青少年の携帯電話利用の現状と課題 : 横断的解決に向
けて(科学技術と社会・倫理問題 (1))
Author(s) 浅野, 浩央
Citation 年次学術大会講演要旨集, 21: 226-228
Issue Date 2006-10-21
Type Conference Paper
Text version publisher
URL http://hdl.handle.net/10119/6326
Rights
本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す
るものです。This material is posted here with
permission of the Japan Society for Science
Policy and Research Management.
一横肝的 解決に向けて 一
0 浅野浩 典 ( 北陸先端科学技術大学院大 )
近年,携帯電話が 各世代へ急速に 普及し,青少年 1
を
取り巻く情報環境の 変化によっていわゆる ,出会
事件や迷惑メールの 間
識 が高まっている
重点計画の申で「
氾濫による青少年
一孝 ッ卜 利用によ
組みの必要性について 明示している。 また,総務省
, ja が 卸ぬ 政策パッケージ ( り ,優先的に取
工 課題に「青少年への 発育への影響」を
提示しており ,今後, これらの 課
闇 が有機的に連携し ,対処してい
,通信事業者による「ケ
@
タイ安全
年 3 月からは新たに ,主要業界団体
による「フィルタリンバ 普及啓発
など,具体的な 取り組みも開始さ
本稿でほ。 青少年と携帯電話の 利用状況や特有の
課題について 整理し。 今後の取り組みと 対策の方向
なるほど所有率 は
電磁波の影響はまだ 科学的な根拠が 薄く , ぅ わさの
領域を出ていない ,どする意見もあ る,。 青少年特有
な 問題として懸念さ ることは,暴力や 性的描写を
含むいわゆる ,違法
有害情報サイト @ こ よる児童 買
春や ,非行など青少年へ 悪影響の問題であ り。 これ
らは携帯電話のインターネット 機能に起因するもの
であ る所以下,モバイルインタ 一孝 ットと 称する )
青少年を対象にした 携帯電話等。 情報
法 のあ り方など情報教育につ。 ても検討
ことを指摘しておくが , ここで は本
2 岡田朋之。 松田美佐。 富田英典編著 % の 02) ニケー - タイ学人
@ 本稿で は 青少年を溥 歳 未満の者とする
門一 メディア。 コミュニケーションから 読み解く親代社会』
四 ・ 1 梯
・ 有 斐閣選書
3 その他,インタ 一孝 ット が 掴 み人のパーソナリティに 関する
影響に付いて 着眼した研究もあ る.初期においては 73 の世帯
を 2 年間にわたって ブイ - ル 行った 丁鉗 au も , 驚
や a もも e ダ son, M. 転注 nd 面 a ダ k, 漁ぬさ 五 % ㌢ 抽 ra こ O ガ A
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コ S ダ c 五 。 1 。 琶土 ca 五 % 。 丑 - も 。 土ニ乙 ? 。 A 油色 ぬ 8% ぬ PS ダ ch ㎡。 訂距 ;, 53,
1 ぬ ㍗㈹ 3%. などが参考になる
4
酒井 朗 。 伊藤茂樹。 千葉 勝菩抽 004) 『電子 メヂィア のあ る 日
常 」 一 ケータイ。 ネット。 ゲームと生徒指導』学事出版など
(
宮城県,千葉県。
東京
県及び熊本県 } の 高校
実施したアンケート 調査に基づき
研究報告書コ を
取りまとめた。 本調査研究で 帯電話所持と 非
所持で非行,もしくは 逸脱行動の関係性について
次
のような結果を 提示している。 学校生活に関しては。
「制服のスカートを 短くしたり。
学校が指定してい
ない服を着て 通学したりする」の 質問に対して「
あ
また,非行や 逸脱行動について ,「ピアスをしたこ㍉
「髪の毛を脱色したり。
染めたりしたこと」があ る
のは,男女共に 携帯電話の所有群の 方が多く,「万引
き」の経験数も 男女共に携帯電話の 所有 群 が高いと
している
警察庁,青少年問題調査研究会も 同様に携帯電話
と 非行の問題について。
申 学生については ,非行
少年は一般少年と 比べて携帯電話を 所持している 者
高校生につむ
ることを指摘し ,携帯電話など 新規メディアの 登場
を少年犯罪の 増加江結び付けることは , メディアリ
テラシー教育や 現場での指導など ,具体的な解決策
を考える視点を 失 う として警鐘を 投げかけたほか ,
携帯電話の普及率が 高い。 主要国において 同様の議
論が無いことを 述べ。 青少年の翻『助長と
携帯電話
の 関係性について 懐疑的に論じている。 新規メディ
アの受容受においでも ,マンガ ヤ テレビゲーム ,ウ
オークマンも 悪影響を与えるものとして 語られてき
たと論じて レ ) る 5
は サ町 力 、 ,で 示したように。
携帯電話による 悪影響の原因として 懸念されている
ことは圭に有害サイトな
ト 機能に起因するもので
る主要国において。 こうした議論が 少ないとする 理
由ほついては ,諸体国における 携帯電話のインター
i38 % 必 liej@" より @ 年 @
携帯電話事業者が 提供するコンテンツに 関する アタ
セス制限と , フイルタリンバサービ
げ等を取り決めている。 それ @ こ 伴い "
,初期設定で アタ セス制限と ブ イ
にし,解除するに は ボーダフオン
歳 以上であ ること証明しなければ
イ ルインターネットと 子ども」に関する 国際ワータ
ショップ 主催 : 財団法人。 インターネット 協会 ) 力ま
開催され,こうした 課題へ国内外の 意識 は 高まって
いる.
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する有害情報は
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濫
一 227 一
が 実施した世論調査で
ンターネットの 有害情報に対して
高い国民の関心が 表れている.平成 ぬ 年度『少年非
する世論調査』結果でほ
歳 以上の成人が 回答した
家庭環境, 2 番目に本人自身
(@
性格や資質, 3 番目
に 「社会環境」が 挙げられている。 社会環境と答え
た者のうち。 テレホンクラブやツーショ
ル。
出会い系サイトの 氾濫と答えた 者が
プ に上がり,続いて 携帯電話の普及と 答えた人が
2%
に上る.同様に ,平成比年度の 調査において
は ,質問項目がさらに 具体化
たが,インターネ
ット による影響と 答えた人が を 越えるなど。 携
帯電話など情報端末による 有害情報の氾濫と 非行の
関連性について 世論の関心が 高いことを示している
こ ついて,
国際的議論の 高まり " 高い世論の問題意識を 踏まえ "
関係者 は 具体的な解決策に 取り組む必要があ るので
はないだろうか ,携帯電話を 含む,情報機器の 進化
はドッバイヤーと 呼ばれるよ う に , 速いスピードで
発展し , 新たに生じ
相を呈している。 そ
事業者,行政,
研
タ 一は。 具体的対策の 実施,対策が 不十分な場合は ,
その検証 と, 新たな施策の 検討を行 うノ、 要があ るの
ではないだろうか。 これら考察を 踏まえ, 以 汗の提
案を行いたい ,
) 携帯電話が青少年に 与える影響について 調査
(2N
専門家は世論などの 国民の高い問題意識を 踏まえ,
リスクに対する 説明 " 解決策の検討
(3)
事業者 は フィルタリンバ 技術など具体的な 解決策
の 提供と,公共ニーズに 基づく継続した 改善の実施
タ
フィルタリンバ 技術等によって 規制対象とさ
乱る
情報については ,多様な家庭教育,教育方針に
配慮
した上で選択可能性を 担保する必要があ る。 フィル
タリング技術に 対するテクノロジーアセスメントな
ど有識者のみならず ,市民からも 広く意見交えた。
規制への社会的合意形成の 仕組み作り。
(5)
効果的対策に 向け,教育関係者,保護者,事業者
や行政など,関係者の 役割の検討と 実施、
(6)
上記,対策で 不十分な場合は ,その原因の 検証と
より具体的な 解決策の検討と 実施など。
話等 ,情報機器がもたらす
新しい社会的課題への 対策として, " のの
を育てる町民会議
(
石川県野々南町
)
が平成
ら実施している。 青少年の携帯電話対策プロジェク
ト「小中学生に 携帯電話を持たさない 運動 プロジ
ェクトぬへ 協力しており ,今年度はケースメソッ
ドを用いた保護者用の 教育プロバラムの 試行 7 を実
施した 他 , 艶 々両町地域におけるメディアの 影響調
査を予定している。 地域における 携帯電話対策の 効
果についてこれら 活動を通じて 検証する予定であ る
また,地元。 龍実 市 においては。 学宮連携協定の
もと,教育関係者の 向けの携帯電話と 青少年の闘
に関する研修会「モバイルリテラシー 教員研修プ ロ
グラム」を運営。 実施している ,
今後, これら具体的取り 組みへの参画,実施を 通
して,地域における 対策と効果について ,モデルケ
築と 検証を行う予定であ る。
コモ舵 005 灯モバイル社会白書 2005J モバイル
社会研究所
@2] 坂下 玄哲絃 00 翰 「携帯
理 ,および論点の 抽出」
佐 。 富田英典編著 抽 002) 「ケータイ
。 コミュニケーションから 読み解く現
代 社会』 有 斐閣選書
[4] 総務省㊤ 005) 『平成 ユ 7 年度 情報通信白書』
@53 総務庁 青 少牢対策本部 橿 00 ⑦ ニ 青少年と携帯電話等に
関する調査研究報告書 ぷ
[6] 警察庁青少年問題調査研究会 (2004) 「青少年の意識
行動と携帯電 剥 こ関する調査研究 コ
鰯 血由 th わ ev 滅色 姥 002). 河は沸 無 & ぬ
of Protect 輌藍 C 五皿
d
て o 迫 む 。 艶
Un 持 er, ぇ靭 ㎡ 蕊血湘 , 0 ㎏ 尹 ㈹ s". ( 藤田真利子訳 肝青少
年に有害 @ 子どもの「性」に 怯える社会』河田書房新社,
20O 恩 j
鰯 羽渕抽 002) 「青少年と新規メディア」 ぽ 情報通信士
5 号, D 尹 鱗 1 ぇ 数所出版株式会社
囹 吉井博明色 005) 『携帯電話利用の 深化とその社会的影
響 に関する国際比較研究』平成 1 3 年度∼平成 ゑ 5 年度
科学研究費補助金 ( 基盤研究 (B)(1)) 研究成果報告書
㎏ 田 ( 財 ) インターネット 協会 舵 005. ③ T インターネット 上
@ ぶ 氾濫する有害情報は 今, どうなっているの ? 』
,平成 旛 年度文部科学 省 委託事業 r 携帯電話。 インターネ ジ
トと 子どもの問題を 考える交流集会 ょ抽 ST 体験空間 ケー
タイ事件簿 @ @ - ケースファイル i- 」 8 月 お日戒 6 日,
め
の り ちっ 子 " を 育てる町民会議 他 ,主催.
一 228 一