「私はもうだめなのね……」とこれまでの経過に, もっ て行き場の無い苛立ちを私たちスタッフぶつけてきた. 様々な問題を抱えていたが, 本人・夫の希望に いたい と思い NST 等の協力を得ながら在宅療養を目標にした. 在宅 TPN 管理なら日常生活を送ることも不可能ではな いと, 在宅輸液ポンプを 用した輸液管理を夫と本人に 指導した. 試行錯誤を繰り返しながら外泊で自信をつけ 5ヵ月後に退院となった. その後, 在宅での生活は 3ヶ月 という短い期間であったが, 夫と患者本人から「もう無 理だろうと諦めていたのに家に帰れて幸せだった. この 病院に来て本当に良かった.」と最後まで感謝の言葉を戴 いた. 4.外来化学療法を行うがん患者の生活を支えるケア 金井 幸子,箱田 伸子 ( 立富岡 合病院) 【はじめに】 外来化学療法を受けていた患者の中に, 亡 くなる数週間前に「抗がん剤の治療は辛くても頑張って やりぬいた」と泣きながら話した患者がいた.そこで,こ の患者が「頑張れた」要因は何か看護師の関わりを振り 返り, 外来化学療法を受ける患者のケアを 検 討 す る. 【倫理的配慮】 院内看護研究倫理委員会に承認を得た 後, 患者の家族に文書で説明し, 同意を得た. 【経 過】 患者は 70歳代男性. 大腸がん, 肝転移で大腸切除術・ス トーマ増設術を受けた後, 症状緩和目的で月 2回の化学 療法を施行. 我慢強い性格で訴えが少なかったため, で きるだけ同じ看護師がケアにあたるようにした. 患者会 を紹介し, 2∼ 3回参加することで他の患者とも話がで きるようになった. 何か症状があったときには化学療法 室に連絡するよう説明したため, 再発による腹痛・嘔吐 時には化学療法室に電話があり, 速やかに対応すること ができた. また, 肛門部痛が出現し, 麻薬が開始されたが 自己判断で中止してしまうことがあったため, 薬剤につ いて理解できるように継続的に介入した. ストーマ脱出 により装具 換が頻繁になったため外科医師に報告し, 症状緩和のための手術が行われた. 【 察】 看護師 は必要な情報提供をし, 患者が我慢することなく安心し て自宅生活ができるような援助をする.
4. 外来化学療法を行うがん患者の生活を支えるケア(第6回群馬がん看護フォーラム メインテーマ:がん患者の生活を支えるケア <一般演題>第1群 生活を支えるケア)
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