第1学年
体育科学習指導案
1 単 元 「グループでたのしもう!ちからだめし」 (領域 A基本の運動 b力試しの運動遊び) 2 指導観 運動のよさ 子どもの様子 本学級の子どもたちは,運動の経験や技 運動の特性 能の個人差はあるが,みんな意欲的に楽 自分の身体をコントロールする 自己操作「 」 しく体育の学習を行っている。休み時間 の運動で,内容としては押す・引く・運ぶ・ になると元気よく外へ出てボール遊びな 支えるなど人や物を使っての動きがある。そ どをして楽しく遊んでいる。一緒に遊ぶ れらの動きを全身を使って力いっぱい行うこ メンバーはだいたい固定されているよう とで自分の力強さを試したり,他者と力を比 だ。ボール蹴りごっこでは自分が蹴りた べたりできる運動遊びである。また,力の入 い方向に好き勝手に蹴るのでなかなか続 れ具合を調整をしたり体のバランスを取った かず,順番を待てずにけんかになること りする力を養うのに適している。仲間との競 も多い。上手にかかわれないものの,一 争の仕方や運動の遊びの仕方を知り,より楽 人で運動することを好んでいる子どもは しくなるための工夫ができる運動遊びでもあ おらず,一人でいる子どもも教師が声を る 高学年の体つくり運動につながっている。 。 かけるとすんなりと仲間に入って遊ぶこ とができる。遊びの内容を見てみると同 じ遊びを繰り返し行っていて,ボール遊 子どもから見た特性 びや鬼ごっこが多い。放課後の地域や家 自己の力をどこまで出し切れるかを試す楽 庭での遊び方についても同様で,部屋の しさや,仲間と力比べをする楽しさを味わう 中での遊びを好む子どもも多い。 ことができる。自分の体を感じる運動遊びで 以上ことから,体を動かすこと自体が あり,力の入れ具合,抜き具合を自然に調整 好きで,体を動かしたいという欲求を強 しながらバランスをとるおもしろさや,バラ くもっているが,大勢で遊ぶ経験の不足 ンスがくずれる楽しさを体験することができ から,ルールを守ったり譲り合ったりし る。また,仲間と体を合わせて行うため,今 て上手に遊ぶことがでず,友達と力を合 。 までにあまり体験していないスキンシップを わせて競い合う楽しさを味わっていない 豊かに体験することができる運動遊びでもあ また,遊びの中で行う運動が限られてい る。本単元では,グループ対抗戦を取り入れ て,力を精一杯出し切ったり,友達と体 ることによって仲間と力を合わせて対戦する をぶつけ力を比べたりする経験が少ない 楽しさも味わうことができる。 と言える。 3 単元のねらい ◎ 好んで自分の力を試し,いろいろな遊びに積極的に挑戦することができる。 【運動性】 (学ぶ意欲) ◎ 友達と体を触れ合わせて運動したり,きまりを守って仲良く運動したりすることができる。 【社会性】 (学び方・社会性) ◎ 対抗戦を通して自分の力を出し切り,押す・引く・運ぶ・支える動きの伸びを実感することが できる。 【技能性】 (知識・技能・問題解決力) 本単元では,次の3つのことを取り入れて単元構成を考えた。①力試しの動きをもとに多様な遊 びを設定し競い合わせること,②メンバーを固定したグループをつくり,力を合わせて競い合う対 抗戦を行わせること,③技能の伸びが実感でき,精いっぱい力を出し切ることができるようなルー ルの工夫をすることである。 「ためす」段階では,相手を必要としない力試しの遊びに挑戦させて,今もっている押す・引く ・運ぶ・支える力がどれくらいなのか一人ひとりが把握できるようにする。また,これからグルー , 。 プで対抗戦をしていくことを知らせ意欲をもたせたり 正しい動きを理解したりできるようにする 次に「たかめる」段階では,押す・引く・運ぶ・支えるの運動遊びに一種類ずつ挑戦して自己の 力を試したり友達と力比べをしたりすることを楽しませるようにする。導入では個人の力を試す遊びを行い,伸びを実感できるようにする。展開では遊びのルールを知り練習を行う。途中で上手に できていた人などについてグループで話し合ったり,動きのコツを全体で交流したりする。その後 グループ対抗戦をする。終末では全体で楽しかったことを交流して学習の振り返りを行う。 「 」 , 。 最後に いかす 段階では すべての遊びで総当たり戦を行いチャンピオンを決めるようにする 押す・引くを1単位時間,運ぶ・支えるを1単位時間設定し十分活動できるようにする。 4 単元計画(全7時間) 育てたい資質や能力 主な学習活動 指導上の留意点 ・押す・引く・運ぶ・支える 1 主運動につながる準備運動(レベ ・体格が同等の2人組 た の力を試すことのできる準 ルアップトレーニング)の行い方を でお互いの体重を利 め 備運動で自分が今もってい 知り,試しの運動をする。 用したレベルアップ 。 す る力を把握する。 トレーニングを行う 段 2 力試しの国の地図を見て遊びを試 ・積極的に仲間とかか 階 し、これからグループで対戦をして われる子どもを中核 ② いくことや力試しオリンピックを行 として体位・体力が うことの見通しをもつ。 等質になるようにグ 。 ループを決めておく (1グループ4~5人 の6グループ) た ・対戦型の力試しの運動遊び 1 対戦型の力試しの運動遊び(押せ ・一つずつ遊びに挑戦 か の行い方を知りルールを守 押せタウン→引け引けタウン→運び させることで動きに め って対戦できる。 っこタウン→支えっこタウン)での 十分慣れるようにす る 遊び方を知りグループで挑戦する。 る。 段 ・自分たちで勝敗を決め素直 (各1単位時間) ・自分たちで勝敗を判 階 に認めることができる。 (1)レベルアップトレーニングをし 定できるようにルー 。 ④ て個人の力を測定する。 ルを明確にしておく ・力を出し切るための体勢な (2)遊びの行い方を知り練習する。 ・うまくできている子 本 ど動きのコツを見つけるこ (3)グループで動きの上手な人を見 どもがいればその都 時 とができる。 つけたり全体で動きのコツを確認 度みんなに見せてよ 3 したりする。 さを広げていく。 ( ) 。 / 4 いろいろなグループと対戦する 4 (5)学習の振り返りをする。 い ・ひとりひとりの記録を合わ 1 力試しオリンピックを行い,それ ・対戦するグループの か せてグループで対戦するこ ぞれの遊びでチャンピオンを決め 順番を設定しておき す とを楽しむことができる。 る。 スムーズに対戦を行 段 第6時…押す・引く えるようにする。 階 ・対戦するなかで力を十分出 第7時…運ぶ・支える ② しきり力強い動きを身につ (1)レベルアップトレーニングをし けることができる。 て個人の力を測定する。 (2)全グループと対戦する。 (3)チャンピオンの表彰をする。 (4)学習の振り返りをする。 5 本 時 ( ) 目1 標 ○いろいろなグループとの対戦に熱中して,進んで力試しの運動遊びに挑戦することができる。 【運動性】 ○友達の動きを見て応援したり,対戦相手のグループとルールを守って楽しく対戦をすることが 。 【 】 できる 社会性 。 【 】 ○重たい物を押したり引いたりして運ぶ力強い動きを身につけることができる 技能性 ( )本時指導の考え方2 本時の学習において,次のような手だてを講じれば,グループの仲間とかかわりながら,力試 しや力比べの遊びを楽しむことができるであろう。 ○力がなるべく対等になるようにグループをつくり,個人の成績を合わせてグループとして戦う 遊びを設定する。 ( ) 。 ○ 技能の伸びが実感できるような準備運動 レベルアップトレーニング や対抗戦を設定する ○ 運ぶ物の重さ自分の力に合わせて選べるようにする。 グループでいろいろな力試しの遊びに挑戦して楽しもう!
6 本時の展開 ○準備 教師:毛布で包んだかご タオルスリッパ コーン 得点かご お手玉 ストップウォッチ2本 1組にした水入りペットボトル 単元の流れ図 力試しの国の地図 遊びの説明図 子ども:学習カード 主 な 学 習 活 動 指導上の留意点 導 1 主運動につながる準備運動を行う。 準備運動では、体格が同等な者 入 ○ 力試しに必要な基礎感覚を身につけたり,自分の力の伸 同士ペアになりローテーション びを把握したりすること をしながらスムーズに運動でき るようにする。 学習カードにシールを貼って記 録し、一目で伸びが分かるよう にしておく。 2 本時学習のめあてを確認する。 地図を見ながら前時を振り返ら ○ 前時を振り返り,本時学習のめあてを把握すること せ,運ぶ遊びで対戦することへ の意欲をもたせるようにする。 展 3 グループ対抗で重たい物を運ぶ運動遊びの対戦をする。 グループのかごにお手玉を入れ 開 て得点を加算していき,勝敗が よく分かるようにしておく。 (個人の得点を合計して得点の 高いグループを勝ちとする )。 自分の力に合わせて運ぶ重さを 選べるようにする。 (1)遊びの行いかたを知り,練習する。 ○ 重たい物を運ぶ動きに慣れること (2)グループで動きの上手な人を見つけたり全体で動きのコ 以下のような話し合う視点を与 ツを確認したりする。 え,次の対戦に生かせるように ○ 対抗戦に向けてグループの意識を高めること する。 (3)グループ対抗戦をする。 ・うまくいかなかったところ ○ 他のグループと対戦することでより楽しむこと ・上手にできていた人 ・仲間へのアドバイス 終 4 本時学習を振り返り,学習をまとめるとともに,次時学習 末 について話し合う。 楽しかったことを交流して,ク ○ 楽しかったこと,失敗したこと,がんばったこと,友だ ラスの宝として残していく。 めあて はこびっこタウンでちからだめしのしゅぎょうをしよう。 レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 押 す 引 く 運 ぶ 支 え る レベルアップトレーニング 運ぶ 行き=押して運ぶ 帰り=引いて運ぶ
ちへのアドバイスなどを交流しグループで対戦したよさを 次の時間は支えっこタウンでの 感じ取ること 運動遊びに挑戦することを知ら せる。 7 資料 補 助 マ ッ ト 補 助 マ ッ ト スポーツタイマー 押す 3 点 2 点 1 点 1 点 2 点 3 点 スポーツタイマー 引く レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 押 す 引 く 運 ぶ 支 え る レベルアップトレーニング
レベルアップトレーニング
押す・引く・運ぶ・支える遊びのもとに なる動きを練習したり個人の力の伸びを把 握するために行う準備運動。 行いかた 体格が同等の友だちとペアになり,5秒 間でどのゾーンまで進めるかによって,押 す・引く・運ぶ・支えるの力を試す。 押す…箱に入った友だちを押して進む 引く…友だちを引いて進む 運ぶ…友だちをおんぶして運ぶ 支える…アザラシ歩きで進む (押す遊び)おせおせタウン
押し合いずもう ルール 投げ技・突っ張り禁止。30秒間勝負。相 手を土俵から押し出したら勝ち。 勝ち…3点 引き分け…2点 負け(0~15秒)…0点 (15~30秒)…1点 ※得点の分だけ自分のグループのかごにお手 玉を入れていく。最後に合計を数えて勝敗 を決める。 動きのコツ ○腰を落として低い体勢で ○足を開いて踏ん張るひけひけタウン
引く遊び(1対1や5対5で引き合う) ルール 30秒間に引いた距離で得点できる。 ゴールまで引けた…3点 2点ゾーンまで…2点 1点ゾーンまで…1点 相手の方に引かれた…0点 動きのコツ ○腰を落として低い体勢で ○身体を後ろにそらせる ○仲間と息を合わせて引く ○しっかりにぎる支える 宝 宝 宝 陣 地 陣 地 陣 地 陣 地 陣 地 陣 地