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筆者の考えを受け止め、伝えよう わたしの平和メッセージ ~12才の平和宣言~ 「平和のとりでを築く」「自分の考えを発信しよう」

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Academic year: 2021

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第6学年 国語科学習指導案

指導者 1 単元名 筆者の考えを受け止め、伝えよう わたしの平和メッセージ ~12才の平和宣言~ 「平和のとりでを築く」「自分の考えを発信しよう」 2 単元の目標 3 単元の指導構想 関心・意欲・態度 ○ 筆者の考えを受けて自分なりの考えをもち、「平和」について関心をもっ て読んだり、話し合ったり、書いたりしようとすることができる。 話す・聞く能力 ★話し合いのスキル ○ 筆者の考えに対する自分の考えが明確に伝わるように、話の構成を工夫 して話すことができる。 ★ 様々な意見や考えの要旨に対して、自分の意見をはっきりさせ、意見や 感想を話す。 書く能力 ○ 自分の考えを明確に表現するために、材料を取捨選択・整理し、効果的 な文章の構成を考えて書くことができる。 読む能力 ◆読みのスキル ○ 文章の内容を的確に押さえながら要旨をとらえ、自分はどのように考え るかを明確にしながら読むことができる。 ◆ おおまかな文章構成をとらえ、読みのめあてをもとにして、学習の計画 を立てる。 ◆ 事例と筆者の考えを分けながら、段落の要点を見つけながら読む。 ◆ 要旨をまとめ、筆者の考えに対する自分の考えをまとめる。 言語事項 ○ 文中の語句や漢字の意味を理解し、指示語の効果的な使い方を身につけ て、書いたり話したりするときに使うことができる。 〔児童の実態〕 ○ 本学級の児童は、これまでに、第6学年の 「読むこと」の学習において、「カレーライ ス」では、叙述に即して内容を読み取るとと もに登場人物の心情に共感したり反発した りしながら読むことを経験している。また 「生き物はつながりの中に」では、文章の構 成や表現から要旨をとらえるとともに読み 取った内容について自分の考えをもつこと を学習している。これらの学習を通して、段 落のまとまりを意識して内容を読み取ろう としたり、文章構成や語句の使い方を手がか りに筆者の主張や表現の工夫について考え たりすることができるようになってきてい る。 しかし、個々の読みには差があり、説明文 全体を要約したり、筆者の訴えに対して自分 はどう考えるかを自分なりにまとめて読ん だりすることが不十分な児童もいる。また、 友達の考えとの相違点をはっきりさせなが ら聞いたり、自分の考えを筋道立てて話した りすることが苦手な児童もいる。 「平和」に関する興味・関心については、 これまでの社会科学習や平和学習を通して 抱いてはいるものの、本や文章を読むことで 自分の考えを深めることはできていない。 そこで、段落ごとに細かく読み取るだけで 〔単元観〕 ○ 本単元は、「平和のとりでを築く」と「自 分の考えを発信しよう」から構成されてお り、文章の要旨を読み取り、筆者の主張を つかむとともに、それについて自分なりの 意見をもつことをねらいとしている。 「平和のとりでを築く」は、原子爆弾で 傷だらけになった原爆ドームが、人々の平 和を願う心によって世界遺産となった経緯 を述べた論説文であり、「話題提示―説明― まとめ」と大きく3つのまとまりで構成さ れている。「話題提示」では、原爆ドームの 存在と筆者の思いを紹介し、「説明」では「原 爆ドームがたどった歴史」「世界遺産への道 のり」を説明している。「まとめ」では、原 爆ドームが世界の人々にとって平和を願う 大切な遺産であることが述べられ、最後に 原爆ドームを大切にすることが平和を守る ことであるという筆者の強い思いで締めく くられている。文章は簡潔で分かりやすく、 史実も編年体で説明されていて、文と文・ 段落と段落の関係も比較的とらえやすい教 材である。 世界平和を強く願う筆者の思いが題名や まとめに凝縮されているこの教材を学習 し、「平和」に関する自分なりの考えを深め 発信していくことは、未来を担う一員であ

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〔指導の方法〕 【着眼1】言語活動への必要感を見いだす単元づくり ○ 指導にあたっては、戦争や平和に関するビデオや新聞記事、写真などを見たり、これまでに 社会科や総合的な学習、平和学習の中で学んだことを話し合ったりすることから、「平和」への 関心を高め、事後の修学旅行(長崎)での学習目的につなげていくためにも、「平和」につい ての自分の考えをメッセージとして伝えていこうという単元設定を行う。 そのために、まず教材文「平和のとりでを築く」を通して、“筆者がどのような考えをもち、 何を伝えたいのか”を考えながら読むことで、“自分の考えを明確にし、考えたことを発信す る”という目標を共通理解させ、学習の見通しをもたせる。 教材文の読み取りに関しては、大まかな文章構成をとらえさせた上で、原爆ドームが人々の 平和を願う心によって世界遺産となった経緯を読み取り、筆者の考えをまとめさせる。特に、 12・13段落にかかれている筆者の伝えたいことの意味を具体的に考えさせることで、筆者 の「平和」に対する思いをしっかりつかませたい。 そして、「自分の考えを発信しよう」で、教材文で読み取ったことを基に、自分で多様な材料 を集め、自分にとっての「平和のとりで」とは何かということについて考えを深め、まとめる。 最後に、書きあげた宣言文を「12才の平和宣言集」に仕上げ発信することにより、単元の まとめとする。 【着眼2】言語活動の学び方を獲得する学習指導の具体化 ○ おおまかな文章構成をとらえ、読み取る計画を立てる。 話題提示文から「読み取る内容」を見つけ出し、「読みのめあて」を決める。そして、ま とまりのある段落を見つけ小見出しをつけることで、おおまかな文章構成をとらえ、読み取 る計画を立てる。 ○ 事例と筆者の考えをとらえながら、要旨を読み取る。 段落ごとに、事例の要点や事例に対する筆者の考えを読み取る。そのために、事例や筆者 の考えを分類したり、筆者の考えに対する自分の意見や感想を教材文に書き込んだりして、 要旨を読み取る。 ○ 要旨をまとめ、筆者の考えに対する自分の考えをまとめる。 教材文に述べられている筆者の「平和」に対する主張(要旨)をまとめることにより、自 分の考えを明確にしようとする意欲につなげていく。そして、自分の考えを明確にするため に、多様な情報を集め取捨選択・整理し、効果的な文章の組み立てを考えてまとめる。 ○ 考えを交流し合う場を設けて、自分の考えを深める。 平和メッセージを発信する前に、互いの考えを交流し合う場を設定する。そして、「平和」 に対する考えを多面的にとらえたり、自分の考えを深めたりする。 【着眼3】言語活動や言語能力を意識できる評価活動 ○ 毎時間ごとに自己評価を行い、自分の言語活動や言語能力の伸びや不十分さを意識させ、次 時からの学習に生かせるようにする。 ○ 少人数グループで互いの表現方法の良さや不十分さについて助言し合う場を設定し、自分の 意見文を推敲する。 はなく、事実と意見を区別し、文章全体や文 章構成を意識しながら筆者が訴えたいこと を読み取り、自分なりの意見をまとめること ができるようにしていきたい。 る児童が、世界に目を向け「平和」につい て考えていくという点で大変意義深いもの である。

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4 単元指導計画【総時数 14時間】 次 時 主な学習活動と内容 評価規準及び評価方法 一 1 ○ 戦争や平和について知っていることや思 っていることを話し合う。 ○ リード文・題名から、学習の見通しをもつ。 単元のめあて ○ 意味の分からない語句を調べる。 【関】 話し合いを通して、平和につい ての自分の考えを深めていくと いう単元の学習課題に関心をも つことができる。 【言】 意味の分からない語句を辞典や 本で調べることができる。 2 ○ 題名「平和のとりでを築く」と第①段落か ら、読みのめあてを設定する。 読みのめあて ○ 文章構成をつかみ、小見出しをつける。 ○ 学習計画を立てる。 【関】 題名や内容について興味をもち、 進んで文章を読むことができる。 【読】 話題提示の文を見つけることが できる。 【読】 文章全体の構成を考えて、学習 の見通しをもつことができる。 二 1 ○ 形式段落②~⑧段落を読み、「原爆ドーム がたどってきた歴史」について読み取る。 【読】 「原爆ドームがたどってきた歴 史」を読み取ることができる。 2 ○ 形式段落⑨~⑪段落を読み、「世界遺産に なった原爆ドーム」について読み取る。 【読】 「原爆ドームの世界遺産への道 のり」を読み取ることができる。 3 ( 本 時 ) ○ 形式段落⑫⑬段落を読み、筆者の考えを読 み取る。 【読】 筆者の考えを読み取ることがで きる。 4 ○ 要旨をとらえ、400字程度に要約し、自 分の考えを発表し合う。 【読】 第1と第3のまとまりを中心に 要約し、発表することができる。 筆者の考えを受け止め、わたしの平和メ ッセージを伝えよう。 ・ 原爆ドームが世界遺産となるまでの道 のりを読み取ろう。 ・ 筆者の伝えたいことを考えよう。

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三 1 ○ 自分の考えを発信するために、計画を立 て、見通しをもつ。 【書】 課題に対し、取り組む計画を立 て、見通しをもつことができる。 2 3 4 ○ 自分の考えを発信するために必要な材料 を集める。 ○ 自分の意見に説得力をもたせる工夫をし、 文章の構成を考える。 【関】 必要な材料を集めることができ る。 【書】 自分の考えが伝わるように構成 を考えることができる。 5 ○ 自分の考えを書き、推敲する。 【書】 自分の考えを意見文にまとめることができる。 【話】 推敲のポイントを示し、交流し て助言し合うことができる。 四 1 ○ 平和メッセージを発信する。 【話】 自分の考えを発信することがで きる。 【聞】 発信されたことに、意見や感想 をもつことができる。 2 ○ 自分の取り組みを振り返る。 【関】 学習の仕方や発信した自分の考 えに対して、学習した意味を見出 すことができる。

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5 本時の指導 (1)学習内容 ○ 第二次の第3時 「形式段落⑫⑬段落を読み、筆者の考えを読み取る。」 (2)本時の目標 ○ 形式段落⑫⑬段落に書かれている筆者の考えを取り出し、その意味を考えることを通 して、「原爆ドームは、後世まで、それを見る世界中の人々の心に、戦争を許さず平和 を守っていく強い意志を築くための世界の遺産なのだ。」という筆者の主張を理解する ことができる。 (3)準備 教材文(形式段落⑫⑬)、読み取りノート (4)展開 過程 学 習 活 動 ○指導上の配慮事項 ◆評価 つ か む / 追 求 す る 1 前時までに読み取った内容を確認し、本時 学習のめあてと学習の進め方について確か める。 (1) 学習のめあてをつかむ。 (2) 学習の進め方について確かめる。 2 学習場面を音読し、筆者の考えが表れてい るところを見つける。 (1) 学習場面(⑫⑬段落)を音読する。 (2) 筆者の考えが表れているところを取 り出す。 サイドラインなど (3) 自分なりの読みを書き込み、要点を まとめる。 3 筆者の伝えたいことを考える。 (1) 筆者の考えが表れている言葉や文を 発表する。 (2) ⑫段落について話し合う。 ○ 「原爆ドーム永久保存」のきっかけにな ったのは何だったかを確認する。 ○ 原爆ドームがたどった歴史や世界遺産 への道のりについて振り返る。 ○ ⑫⑬段落に筆者の考えが書かれている ことを確認し、本時学習のめあてをつかま せる。 ○ 筆者の伝えたいことを読み取るための 学習過程を十分認識させる。 ○ 筆者の考えがどこに表れているか考え ながら音読させる。 ○ 前時までの学習と結び付けながら、筆者 の考えが表れているところを見つけさせ る。 <話し合う視点> ・痛ましい姿の原爆ドーム →筆者が原爆ドームのことをどう思っているか考えさせる。 ・原子爆弾が人間や都市にどんな惨害をもたらすか →段落③④⑤に書かれていた被害の様子を想起させる。 ・無言で告げている →どういうことなのかを考えさせる。 めあて 筆者の伝えたいことを読み取ろう。 学習の進め方 ① 筆者の考えが表れているところを取 り出す。(サイドラインなど) ② 段落ごとの要点をまとめる。 ③ 筆者の伝えたいことについて考える。 ④ 筆者の伝えたいことをまとめる。 痛ましい姿の原爆ドームは、原子爆弾 が人間や都市にどんな惨さん害をもたらす かを私たちに無言で告げている。

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追 求 す る / ふ り 返 る (3) ⑬段落について話し合う。 (4) ⑬段落の叙述「平和のとりでを築く」 を中心に、筆者の伝えたいことを明らか にする。 ・ ユネスコ憲章に記されている言葉の意 味について、自分の考えを書く。 ・ グループで、考えを交流し合う。 ・ 全体で交流し合う。 3 筆者の伝えたいことについてまとめる。 4 本時の学習を振り返り、次時の学習を確認 する。 ・未来の世界で核兵器を二度と使ってはいけない 、 、核兵 器はむしろ不要だ →どちらをより言いたいのか考えさせる。 ・世界の人々に警告する記念碑なのだ →どういうことなのかを考えさせる。 ○ 原爆ドームが、過去の出来事から未来へ の注意を促すメッセージ性のある建物で あるという筆者の考えが「記念碑」という 言葉に込められていることをとらえさせ る。 ○ 題名との関係や文末表現などの強調か ら、最後の文に筆者の強い思いが表れてい ることに気付かせる。 ○ 「原爆ドームは、『心に平和のとりでを 築くため』の世界の遺産」ととらえている ことをつかませる。 <話し合う視点> ・それを見る人 →だれのことを言っているのか考えさせる。 ・心に平和のとりでを築く ○ ユネスコ憲章に記されている言葉から、 考えさせる。 ・ は人の心の中で生まれる →どういうことなのか、どんな心の中で生まれるのか 考えさせる。 ・心に平和のとりでを築く→どういうことなのか考えさせる。 ○ 「平和のとりでを築く」とは、平和を守 るために心の中に築くものであることを 確認し、心の中に築けるとりでとはどんな もの(心)かを考えさせる。 ◆ 筆者の伝えたいことを読み取ることが できる。 ○ 次時は、要旨をとらえ、自分の考えを発 表し合うことを確認する。 未来の世界で核兵器を二度と使って はいけない、 、核兵器はむしろ不要 だと世界の人々に警告する なの である。 原爆ドームは、後世まで、それを見る世 界中の人々の心に、平和を守っていく強い 意志を築くための世界の遺産なのだ。 は、それを見る人の心 に平和のとりでを築くための世界の遺産 なのだ。 記念碑 いや いや 戦争 国連のユネスコ憲章には、「 は人 の心の中で生まれるものであるから、人の 心の中に平和のとりでを築かなければな らない。」と記されている。 は、それを見る人の心に 平和のとりでを築くための世界の遺産な のだ。 戦争 原爆ドーム 原爆ドーム 「平和のとりでを築く」とは、「平和を 守っていく強い意志・心を築く」こと 「平和のとりでを築く」という言葉に 込められた筆者の思い・願いを想像して みよう。 主発問

参照

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