JAIST Repository: 励起状態のCd(5^3P_J)と水素・水分子の反応とその同位体効果
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(2) 励起状態の Cd(53PJ ) と水素・水分子の反応とその同位体効果 大迫 信博. (梅本研究室). 【序】化学反応の速度は古くから研究され、多くの速度定数が報告されてきた。しかし、 等で 反応の分岐比を精度良く測定した研究は少ない。これはレーザー誘起蛍光法 ら は、異なる生成物の濃度の比較が困難なためである。この様な問題に対して 0 法を利用した精度良い分岐率決定法を提案した。本研究では、 は、 3 この方法を使って励起状態の J と水素 水分子の反応の分岐比を決定した。これ 3 らの反応の中でも、励起 J と水の反応は 2 と 2 で全体の反応速度が 倍異 なるという著しい同位体効果が報告されており、興味深い。そこで本要旨では、水 重水 分子との反応について述べる。 1 3 の強力な を照射して、 【実験】基底状態の 0 に波長 1 状態に励起する。照射したレーザーは強力なため、 の励起過程と誘導放出過程は直ち が生成する。生成した励起状態の は、水分子による消 に平衡化し、一定量の励起 を再生する物理的消光過程と別の化合物 光を受ける。この消光過程は、基底状態の と 2 の反応終了後、 を生成する化学的消光過程の二種類がある。励起状態の 2 1 と同波長の弱い を照射して、反応後の基底状態の 0 の濃度 測定する。 を入射した場合、入射しない場合に比べて化学的消光過程 を 1 による生成物の分だけ基底状態の 0 が減少する。この減少量を測定する事によっ て、物理的消光過程と化学的消光過程の分岐比を決める事ができる。 の系で得られた基底状態の の シグナルを示す。 【結果・考察】図1に、 2 と を照射した時のシグナルを下に、 のみを照射した 濃度の減少は各々 時のシグナルを上に示した。測定の結果、反応による基底状態の. (LIF) Mitchell. Excitation Depletion. Cd(5 P ) Cd(5 P ). Cd(5 S ). 326.1nm. Cd. Pump laser LIF. ,. Cd. HO DO. Pump laser Cd Cd. Cd(5 P ). Cd LIF Probe laser Cd 52 %(H2O), 17%(D2 O) であった。この減少量. を基に 、消光過程の分岐率を計算で求め た。その結果、化学的消光過程の分岐率は であると計算さ 各々 2 2 れた。これらの結果から、同位体効果は主 に化学的消光過程で起きている事が解る。 得られた化学的消光過程の速度定数比は、 であった。化学的消光過 2 2 程の反応速度における著しい同位体効果は、 活性錯合体の結合が緩く、 0 2 錯合体 と 0 2 錯合体の零点エネルギーの差が の差よりも小さいと考える事で説 2 2 明する事ができる。. 91%(H O), 74%(D O). k(H O)/k(D O)=7. 図 1: Cd/H2 O の系における基底 状態の Cd(51 S0 ) の LIF シ グナル. keywords. Cd D O H O,D O. カド ミウム, 三重項状態, 生成収率, 同位体効果. Copyright c 1997 by Nobuhiro Ohsako. ). Cd H O(D O) Cd(5 S ). Probe laser Pump laser Cd(5 S ). Cd/H O Pump laser Probe laser. 6 (. Cd H O.
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