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中国 3 月としては過去最高の 338,200 人が訪日 3 月の訪日中国人数は 338,200 人で 前年同月の 184,000 人から大きく増加した 3 月としての過去最高を記録しており 2 か月連続で 300,000 人を突破した 桜シーズンの到来による訪日需要増旅行会社各社が 3 月出発の訪

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(1)

【韓国】

3 月の市場動向トピックス

 訪日韓国人数は 1 月から 3 か月連続で単月として過去最高を記録 2015 年 3 月の訪日韓国人数は 268,200 人で、先月に引き続き単月過去最高を記録した。 好調な記録の背景としては、「桜シーズンの訪日意欲の高まり」、「円安傾向の持続」、「ビジ ット・ジャパン事業の屋外広告等による桜イメージの PR」、「訪日意欲を喚起するテレビ番組 への支援」、「旅行会社や航空会社との共同広告を通じた販売促進」などの要因が挙げられ る。訪日旅行についての旅行会社へのヒアリングでは、「一部大都市で宿泊手配が困難な状 況が発生しているものの、4 月以降も好調な予約状況であり、明るい見通しである」との声が 聞かれている。

3 月の主なプロモーション活動

 春の訪日旅行意欲促進のため、「地下鉄スクリーンドアや動画掲載メディアを活用した桜イメ ージの PR」、「動画広告上映」、「旅行会社・航空会社・ソーシャルコマース等とタイアップした 旅行販売促進広告」を実施した。特に、2015 年 2 月 23 日から 3 月 8 日にかけて実施した ソーシャルコマース「チケットモンスター」上に「桜」と「ショッピング」をテーマとした企画ページを作 成し、旅行商品購入者に対する特典提供等の販売促進を実施したビジット・ジャパン事業 については、旅行商品の販売数が 804 件に上り、訪日旅行者数の増加に寄与した。特に大 阪、福岡、東京などを目的地とする商品の売れ行きが好調で、大都市に人気が集中してい る現状が改めて浮き彫りとなった。  3 月 26 日にソウル市内のホテルにて、旅行会社・航空会社等を対象とした「ビジット・ジャパン 事業説明会」を開催し、関係者 113 名が参加した。説明会では 2014 年度のビジット・ジャパ ン事業についてのレビュー、および 2015 年度のビジット・ジャパン事業の概要(実施方針、実 施日程)などについて説明と質疑応答、意見交換を行った。 ソーシャルコマース 「チケットモンスター」タイアップ 地下鉄スクリーンドア広告

(2)

【中国】

3 月の市場動向トピックス

 3 月としては過去最高の 338,200 人が訪日 3 月の訪日中国人数は 338,200 人で、前年同月の 184,000 人から大きく増加した。3 月とし ての過去最高を記録しており、2 か月連続で 300,000 人を突破した。  桜シーズンの到来による訪日需要増 旅行会社各社が 3 月出発の訪日桜ツアーの広告宣伝を実施しており、桜の見頃を迎えた本 州を中心に、日本への桜ツアーが大きな盛り上がりを見せた。在上海日本国総領事館では、 訪日団体客の予想以上の増加のためビザ用紙が在庫切れになり、臨時用紙での対応を迫られる ほど送客が好調であった。  3 月末より航空定期便が新規就航 夏ダイヤに合わせ、3 月末に寧波⇔静岡、寧波⇔関空や、鄭州⇔関空、西安⇔関空、上 海⇔旭川、青島⇔関空など多くの航空路線が新規に就航した。4 月以降の訪日客増につ ながることが見込まれる。

3 月の主なプロモーション活動

 訪日ツアー客のマナー向上および日本の温泉・旅館の魅力紹介を目的とした小冊子を 5 万 部作成し、現地旅行会社に配布した。  観光庁/JNTO は、大連市内のショッピングセンターで開催された一般消費者向け日本 PR イ ベント「大連ジャパンブランド」に VJ ブースを出展し、一般消費者向けに春の訪日需要喚起 プロモーションを実施。富士山と桜のパネルをデザインしたブースは好評を博し、用意した約 6,000 部の観光パンフレットは全てなくなるなど終日客足が途絶えることなく大勢の来場客で 賑わった。  桜シーズンの訪日需要喚起のため、微信で継続的な桜情報の発信を行ったほか、大手旅 行会社との共同広告を上海・広州など主要都市で実施した。 大連ジャパンブランド VJ ブース 温泉・旅館の魅力&マナー紹介冊子

(3)

【台湾】

3 月の市場動向トピックス

 花見の季節がスタート 年間通して訪日需要が高い台湾市場の中でも特に人気が高い花見シーズンが始まった。今 年は円安基調による買物需要も加わり、前年同月と比較して 33.2%増加した。中華航空富 山線の調整減便に見られるような、北陸新幹線開通に伴う宿泊施設不足を懸念する動き もあったが、現地旅行会社による余裕をもったランド手配や慎重なツアー募集・催行の結果、 大きな問題は確認していない。LCC の定着やホテル予約サイト利用者の増加などからも、個 人旅行需要は引き続き高まっていると言えよう。  教育旅行分野でも人気 文部科学省が発表した「平成 25 年度高等学校等における国際交流等の状況について」に よると、日本への教育旅行訪問者数の第 1 位は台湾。また外国への修学旅行を実施した日 本国内の高校 1,300 校のうち、台湾はアメリカ、シンガポールに次ぐ第 3 位の行先となり、日本 と台湾の青少年交流も盛んであることがうかがえる。

3 月の主なプロモーション活動

 2 月の市場動向トピックスで紹介した、新たなテーマ旅行を体験した 6 人のブロガーのトークシ ョーを 3 月 22 日に台北で開催した。イベントには幅広い年齢層の来場者を迎えて、ブロガー のプレゼンテーションに対して活発な意見交換が行われた。またスキーや乗馬など台湾では得 難い体験や子供連れのレンタカー利用、家族向けの体験などについての質問に、訪日体験 豊富なブロガーが回答するなど、訪日に対する関心度が高い消費者に対してより具体的な 情報発信の場を提供することができた。 トークショーの様子

(4)

【香港】

3 月の市場動向トピックス

 単月として過去最高を記録、イースター休暇のピークシーズンを避けた前倒しの需要が増加 3 月の訪日客数は 117,200 人(前年同月比 81.8%増)で、単月過去最高を記録した。また、 26 カ月連続で各月の過去最高を更新した。3 月下旬から桜鑑賞を目的とした訪日需要が 増加。4 月 3 日から始まるイースター休暇のピークシーズンを避けた前倒しの需要増加もあっ た。  チャーター便運航や 2 月の LCC の増便・新規就航により、団体ツアー、FIT ともに好調。 訪日旅行人気の高まりを受け、3 月はチャーター便が例年以上となる 11 便(札幌:4 便、米 子:5 便、福岡:2 便)が運航され、団体ツアーが好調に推移した。LCC も 2 月に合計 22 便 (成田:15 便、沖縄:4 便、関西:3 便)増便され、FIT の増加につながった。

3 月の主なプロモーション活動

 香港~東京路線の増便などを契機として、若者層の訪日需要を喚起するとともに、関東エリ アへ誘致することを目的に『東京 120%キャンペーン』を展開した。航空会社との共同広告や 割引航空券の販売を実施したほか、2 月 2 日~27 日にかけて、一般消費者を対象に東京と その近郊のエリアのモデルルートを募集するウェブキャンペーンを実施し、102 件の応募があった。 都電荒川線を利用した沿線散策、埼玉県所沢のトトロの森、青梅の昭和レトロ商品博物 館や映画看板のある街並みを訪問するルートを最優秀提案として認定。ルートを実体験し ていただくため、優勝者を 3 月 13 日~15 日にかけて招請し、旅の様子をキャンペーンウェブサ イト(http://www.welcome2japan.hk/differentjapan/tokyo120/)で紹介した。 東京 120%ウェブキャンペーン 割引航空券の販売

(5)

【タイ】

3 月の市場動向トピックス

 2 月に引き続き、3 月単月過去最高を記録 単月として過去最高の 92,400 人、また累計でも過去最高の 181,200 人となった。これは 2 月 下旬に開催された TITF(タイ国際旅行フェア)への出展、1~2 月の旅行会社等との共同広告 事業、SNS での情報発信強化やテレビへの露出等、ビジット・ジャパン事業の取り組みが奏功 したことが背景にある。また、現地旅行会社へのヒアリングでは、インセンティブツアーも好調であ り、3 月は 60 名以上のツアーが計 10 本催行されたことが明らかになった。

3 月の主なプロモーション活動

 地方セミナー・商談会(チェンマイ・チョンブリ)開催 2 月 23 日にチェンマイ、3 月 11 日にチョンブリにてセミナーを開催し、両セミナー合わせて約 50 名の地元旅行会社が参加した。バンコク以外の地方都市の需要の堀り起こし、日本の観光 情報の提供を行うことにより、旅行会社とのつながりを強化し、日本商品の販売の裾野を広げ るよう努めた。  TV 番組 Say Hi 招請事業実施

3 月 10 日~13 日に、ビジット・ジャパン事業の広告キャンペーン「Japan Quest 300 Missions」 の当選者 4 名と、有力なテレビ旅行番組「Say Hi」を日本へ招請した。訪問先に関する情報発 信などを行い、マスメディアに加え、SNS を利用した口コミによる PR を強化した。訪日の模様は 3 月 27 日に同テレビで放映された。

(6)

【シンガポール】

3月の市場動向トピックス

単月として23,100人が訪日。初の2万人超えとなり、過去最高を記録。 3月は前年同月比41.0%増と大幅に増加し、同月としての過去最高を記録した。円安の継続 や観桜需要の拡大による訪日意欲の促進が増加要因。昨年の観桜期にもFIT層の増加が見 られたが、今年も多くのシンガポール人がこの時期に訪日を計画しているのが見受けられた。 3月23日に建国の父リー・クアンユー氏が死去したことにより3月最終週は国全体が喪に服する ムードとなったが、29日に国葬も終了しシンガポールにも普段の活気が戻りつつある。

3月の主なプロモーション活動

3月6日~8日にかけて旅行フェア「NATAS Travel 2015」 がSingapore EXPOで開催され、VJ ブースを出展した。訪日を検討している旅行者へのコンシェルジュサービス、ギブアウェイ提供の 実施など、春以降の訪日需要を喚起した。 JNTOシンガポール事務所では、Facebook(https://www.facebook.com/visitjapan2010)を 有力な発信ツールの一つとして使用しながら季節毎の訪日情報を1日複数回発信している。 3月は頻繁に桜の写真や桜祭り等の情報発信を行ない、好反応を得た。また、2014年度に2 回実施した女子旅キャンペーンの効果もあり、2014年4月に25万人だったFacebookのファン数 は、15年3月末に60万人を突破した。 3月27日~29日に開催を予定していた旅行フェア「Travel Revolution 2015」は、リー・クアンユ ー氏の逝去により翌週(4月3日~5日)に延期が決定された。 NATAS・Travel Revolution両フェアやその前後での春~夏の訪日商品の販売促進を支援す る為、旅行会社および航空会社13社との共同広告事業を実施した。        Facebook での情報発信 活況の「NATAS Travel」VJ ブース 共同広告

(7)

【マレーシア】

3 月の市場動向トピックス

 前年同月比 20.7%増の 28,200 人 3 月の訪日マレーシア人数は対前年同月比 20.7%増となり、(3 月としては過去最高) 28,200 人を記録した。その主な要因としては以下の3点が挙げられる。 ① 人気の桜ツアーの出発が 3 月末から相次いだ。MATTA(マレーシア旅行業協会)フェア 会場でも各旅行会社の桜ツアー販売は好調との声が寄せられている。 ② 3 月 14 日~22 日の学校休暇に伴い、家族旅行を中心に需要が増加した。 ③ 堅調な経済成長を背景に、企業が実施するインセンティブツアーが増加している。3 月の 日本への出発ツアーは昨年の 6 本(307 名)に対し 10 本(675 名)が催行された。(参加 者へのギフトサポートベース)

3 月の主なプロモーション活動

 3 月 13 日~15 日にクアラルンプールにて MATTA フェアが開催された。日本側共同出展者と 共に 24 ブースを出展し、訪日旅行の販売促進や情報提供、アンケート調査を通じた市場動 向の把握等を行った。ミニブースでの訪日 PR イベントも功を奏し、多くの大手訪日旅行取扱 会社が出展する Hall1の中でも一番の賑わいを見せるブース展開となった。  MATTA フェアに合わせ、日本側参加者と現地旅行会社との商談およびセミナーをクアラルン プールとコタキナバルで実施した。クアラルンプールでは現地教育関係者 20 校(27 名)が参加 する教育旅行セミナーも開催、その場で商談がまとまるケースもみられた。一方、コタキナバル では、BtoB 商談会後、当地で初となる一般消費者 100 名を招待した訪日フェアを併催した。 日本側参加者からもコタキナバルの消費者から直接声を聞くことができて良かったとの評価を 頂いた。  3 月 16 日に在マレーシア日本国大使館との共催で、大使公邸において「Japan Tourism Awards」を開催し、訪日促進に大きな貢献のあった旅行会社 10 社及び1団体に対して表 彰式を行った。 MATTA フェアの様子

(8)

【インドネシア】

3 月の市場動向トピックス

 対前年同月比 36.3%増! 3 月のインドネシア人訪日客数は、対前年同月比 36.3%増の 19,500 人を記録した。昨年 10 月から 6 カ月連続で過去最高訪日者数を記録し、好調に訪日インドネシア人数が伸長し ている。今月の主な増加要因としては以下が挙げられる。

① 旅行博出展や Japan Travel Fair の開催、旅行会社、航空会社との共同広告等、継 続的な VJ 事業が奏功し、訪日インドネシア人増加に寄与した。 ② 繁忙期を迎える前の 3 月上旬にインセンティブ旅行が好調に増加したことも、訪日インド ネシア人の増加を下支えした。 ③ 2014 年 12 月に開始された訪日査証免除効果により、訪日需要が拡大した。  桜シーズン、ホテル・バス確保困難による取りこぼし多数 桜シーズン到来に合わせ、訪日旅行商品を拡充する旅行会社があるものの、ホテルやバスの 確保に苦戦しツアー催行を中止するケースが見受けられる。特に首都圏や関西圏において、 ホテル不足から引き起こされる宿泊価格の高騰による需要の取りこぼしが深刻化している。

3 月の主なプロモーション活動

 3 月 2 日(ジャカルタ)、3 日(スラバヤ)、5 日(メダン)にセミナー商談会を開催。各会場には 50~150 名の現地バイヤーが来場し、活発に商談を行った。今後の新たな訪日商品造成が 期待される。商談会やファムトリップなどの成果により、和歌山、三重などの南関西を巡るツア ー、福岡イン大阪アウトで中国地方を巡るツアーなどが登場し始めている。  3 月~4 月の桜シーズン以降の訪日旅行需要喚起、販売促進を目的に、ジャカルタのセント ラル・パークモールにて、訪日旅行に特化した旅行フェア「Japan Travel Fair 2015 Spring & Summer」を開催。13 の現地旅行会社および日本の 15 の地方自治体・観光関連民間事 業者が集まり、訪日旅行の魅力を発信した。フェア会場での訪日販売数は前回実績比約 250%増(速報値:877 人)で、商品購入者の約半数が 3~4 月に訪日を予定しており、4 月 も堅調な訪日客増加が見込まれる。

(9)

【豪州】

3 月の市場動向トピックス

 3 月として過去最高を記録 3 月は前年同月比 36.9%増の 29,200 人が訪日し、3 月として過去最高の訪日豪州人数と なった(これまでの 3 月過去最高は 2013 年の 22,557 人)。今年のイースター休暇が 4 月上 旬だったことから、イースター休暇とあわせて休暇を取得し、訪日した人が 3 月の上乗せにつな がっていると見ている。桜は、豪州においても訪日の一つの大きなきっかけとなっている。  ジェットスター航空、成田空港第 3 ターミナルへ移転 ジェットスターは、4 月 8 日から供用された成田空港の格安航空会社(LCC)専用の第 3 ター ミナルに現在の第 2 ターミナルから移転することが発表されている。

3 月の主なプロモーション活動

 3 月 14 日~15 日にブリスベンで開催された Snow Show に VJ ブースを出展し、日本のスキ ーリゾートと共に日本のスノーシーズンのプロモーションを実施した。来場者は 1,357 人とシドニ ーやメルボルンで毎年開催される「Snow Travel Expo」ほどの規模ではないものの、来場者は 家族連れやカップルなどが多く、訪日旅行を検討している人も多くいた。翌日 16 日には、ブリ スベンのホールセラーやリテーラー、メディアを集めて、JNTO 主催の「Snow & Adventure Seminar」を開催した。ブリスベンで雪をテーマとしたセミナーを実施したのは初めてであったため、 多くのエージェントにとって各リゾートの情報は新鮮であり、好評であった。 富裕層旅行会社の訪日視察旅行 着付け体験の様子 「MICE セミナー」の様子

(10)

【米国】

3 月の市場動向トピックス

 3 月の訪日米国人数 95,600 人、単月として過去最高を記録 3 月は 2 月(対前年比 13%増)に引続き、対前年比 18.1%増と二桁の伸びを示し、95,600 人を記録した。単月として過去最高の 2014 年 6 月の 87,870 人を大きく上回る結果となった。 3 月は例年、桜の時期として人気の季節ではあるが、米国発の海外旅行の需要が伸びてい ること、年始から販売が開始されている春・夏に向けた新商品とそのプロモーション、ドル高円 安傾向の継続が後押しとなり、訪日需要の喚起に繋がった。

3 月の主なプロモーション活動

 日本からの直行便運航都市であるシカゴ(3 月 10 日)、アトランタ(3 月 11 日)、ニューヨーク (3 月 13 日)の 3 都市で、旅行商品を消費者に販売しており、かつ訪日旅行に関心のあるト ラベル・エージェントを対象に訪日旅行商品販売促進セミナーを実施した。セミナーでは訪日 旅行の魅力を伝えるプレゼンテーションおよび事業パートナー20 社との商談会を実施し、3 日 間で約 120 名が参加した。訪日旅行への関心は高く、今後、訪日旅行商品を新規に取り 扱うエージェントが増えることが期待される。 プレゼンテーション風景 商談会風景

(11)

【カナダ】

3 月の市場動向トピックス

 単月過去最高の訪問者数 3 月の訪日カナダ人数は 21,600 人であり、単月として過去最高を記録し、初めて 2 万人 を突破した。訪日プロモーションの継続実施に加え、燃油サーチャージの値下がりや円 安傾向の継続が訪日旅行の割安感を後押しし、対前年同月比 34.3%の大幅増につなが った。

3 月の主なプロモーション活動

 在バンクーバー日本国総領事館と連携し、アウトドア見本市「The Outdoor Adventure Show Vancouver」に VJ ブースを出展し、共同出展者 12 団体と共に現地一般消費者に対して日本 の魅力を訴求した。会場は大勢の来場者があり、バンクーバーという土地柄もあってか日本 へのイメージは良く、ブースへも多くの来場があった。あわせて旅行業者を対象にセミナーを 開催し、日本の自然やアウトドア活動の魅力についてのプロモーションを行った。

 オタワで開催された「The Travel & Vacation Show Ottawa」に在カナダ日本国大使館と連 携して VJ ブースを出展し、共同出展者 9 団体と日本の魅力を訴求した。こちらも多くの来 場があり、質問事項も幅広くかつ具体的な事項が多く、共同出展者も予想以上の手ごた えを感じたとのことであった。また、今回の出展では一般来場者を対象に、会場別室にて 訪日観光セミナーと日本文化の紹介を目的とした日本食の体験(シェフによる日本料理 の実演、試食など)を行った。

(12)

【英国】

3 月の市場動向トピックス

 過去最高の 3 月訪日者数 3 月の訪日英国人は 25,200 人と、これまで 3 月としては過去最高であった 2013 年の 21,832 人を超えた。経由便の利用を促進する航空会社との共同プロモーションや、新聞 などの現地メディアでの継続的な露出が奏功した。

3 月の主なプロモーション活動

 3 月 14 日の北陸新幹線・金沢延長に伴い、各メディアが北陸・中部エリアについての記 事を掲載した。日刊紙「The Independent」(2015 年 3 月 14 日掲載) は、金沢を「美しい 庭園や古民家、素晴らしい工芸品に溢れている」と紹介し、雑誌「House & Garden」 (2015 年 3 月 1 日掲載)では、金沢、松本、高山を紹介した。

 在外公館連携事業として 2014 年 10 月に出展した「The Ski and Snowboard Show」にお いて日本のスキーに関心を示したメディアに対し、3 月 2 日~10 日に札幌、ニセコ、東 京を対象とした招請事業を実施した。

(13)

【フランス】

3 月の市場動向トピックス

 同月過去最高の訪日フランス人数を記録 2015 年 3 月の訪日フランス人数 18,100 人は、3 月としては初めて 18,000 人を超える同月 過去最高を記録した。円安の継続に加え、直行便(パリ-東京:週 49 便、パリ-大阪:週 7 便)のみならず経由便も含めた航空路線網の拡充、航空会社や旅行会社との継続的な広 告事業の実施、パリおよび地方部を含めた旅行博への出展等の効果が顕れているものと思 われる。

3 月の主なプロモーション活動

 3 月 3 日にフランス・パリの寿月堂(日本茶葉専門店)にて旅行会社「Visiteurs」と共催でセミ ナーを開催し、観光関係者、ジャーナリスト等の参加者に日本の魅力を PR した。旅行地とし ての日本の紹介だけでなく、茶道のプレゼンテーションや日本酒の提供なども行い、日本の文 化に関する知識も深めてもらうことができた。

 3 月 19 日~22 日の 4 日間にパリで開催された旅行博「MAP(Salon Mondial du Tourisme) 2015」にジャパンブースを出展し、10 社/団体と共に訪日観光プロモーションを行った。広域 連携による PR や、自治体と在フランス旅行会社と共同での PR など、単なる情報発信に留ま らず、より訪日誘客に直結しうる効果的な宣伝活動を行うことができた。

(14)

【ドイツ】

3 月の市場動向トピックス

 3 月の訪日ドイツ人数、前年同月比 33.8%増、18,400 人と引続き過去最高を記録 3 月の訪日ドイツ人数は前年同月比 33.8%増の 18,400 人で、昨年 4 月以降 12 か月連続 で月間最高を更新するとともに、単月としても過去最高の数字を記録した。ドイツ経済の安 定成長基調を背景とした高額商品の購入など消費意欲の高まりと、安定した円安傾向によ る日本旅行の割高感の払拭により、継続的に訪日需要が増加しているものと思われる。

3 月の主なプロモーション活動

 世界最大の国際旅行見本市といわれる ITB ベルリン(3 月 4 日~8 日)に、今年も日本の旅 行会社やホテル、地方自治体と共に出展、PR を実施した。日本ブースの共同出展者は 16 団体と昨年と同じ規模であったが、商談が途切れることなく、各出展者とも昨年以上の忙し さであった。このほか、来賓として ITB に招待されていた UNWTO 会長やスウェーデンの旅行専 門学校一行が突然ブースを訪問するなど、日本への関心の高さが伺えた。  3 月 11 日~18 日に沖縄へのメディア招請事業を実施した。ドイツでは、ビーチ滞在や自然と の触れ合いを中心としたアクティビティなど、行動的な旅行への関心が高い一方、訪日旅行 者の訪問先は本州が中心となっている事から、沖縄を PR した。沖縄はドイツにおいて継続的 に PR を実施しており、知名度も徐々に上がってきている。今後メディアでの露出を増やすこと で、更なる認知度の向上を目指す。 Rifai UNWTO 会長の日本ブース訪問 日本ブースの商談風景

参照

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