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Adipose tissue derived stromal stem cell therapy in murine ConA-derived hepatitis is dependent on myeloidlineage and CD4+ T-cell suppression

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Academic year: 2021

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Adipose tissue derived stromal stem cell therapy in murine ConA‑derived hepatitis is dependent on myeloidlineage and CD4+ T‑cell suppression

著者 東元 真実

著者別表示 Higashimoto Mami journal or

publication title

博士論文要旨Abstractおよび要約Outline 学位授与番号 13301甲第4093号

学位名 博士(医学)

学位授与年月日 2014‑06‑30

URL http://hdl.handle.net/2297/42046

doi: 10.1002/eji.201343531

Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja

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論文の内容要旨

主論文題名

Adipose tissue derived stromal stem cell therapy in murine ConA-derived hepatitis is dependent on myeloid-lineage and CD4+ T-cell suppression

European Journal of Immunology 43 11 2956頁~2968 平成259月掲載 専 攻 部 門 環 境 医 科 学 専 攻 恒 常 性 制 御 学

氏 名 東 元 真 実 (主 任 教 員 金 子 周 一 教 授)

間葉系幹細胞(Mesenchymal Stromal Stem Cell:MSC)は骨髄、臍帯、脂肪組織間質などに豊富に存在し、多 分化能、抗炎症効果を有することから、乳房再建、虚血性心疾患、肝疾患をはじめとしたさまざまな臓器再生療 法への応用研究が行われている。ほとんどの肝疾患は炎症が関与しており、MSC を用いた肝疾患への再生療法 開発においては、炎症に対する免疫修飾効果、詳細な機序を明らかにすることが重要である。Concanavalin A(ConA)は、齧歯動物において急性肝炎を誘導する。本研究では、C57BL/6マウスにおけるConA誘導肝炎にお ける、MSCを含む脂肪組織由来間質細胞(Adipose tissue derived stromal stem cell:ADSC)の治療効果機序を検 討した。ADSC はマウスの鼠径部から採取した脂肪を酵素処理にて分離、継代培養し獲得した。C57BL/6 マウ (10-12週齢、雌) ConA(300 μg)を尾静脈注射し、ConA投与の同時および3時間後にADSC(1x105 )を尾 静脈より投与した。

まず、ConA誘導肝炎の病態を解析した。ConA投与による肝内炎症、重症度について、免疫染色による肝臓 内のCD4+CD11b+Gr-1+およびF4/80+細胞の集簇、血清ALT活性値およびLDH活性値測定により評価した。

CD4+細胞の集簇はConA投与6時間後にピークに達し、CD11b+細胞とGr-1+細胞の集簇はConA投与3時間後 から始まり12時間後にピークに達し、それぞれ24時間後まで持続した。F4/80+細胞の集簇はConA投与6時間 後に増加し、24時間後にはConA投与前のレベルまで減弱した。血清ALTおよびLDH活性値は、ConA投与 12時間後にピークに達した。また、ConA誘導肝炎マウスの肝内炎症細胞においてmyeloid-derived suppressor

cell(MDSC)が増加することが確認された。クロドロネート投与、モノクローナル抗体投与により、単球マクロフ

ァージ系細胞、CD4+T細胞、CD8+T細胞をdepleteしたマウスにConA投与を行い、肝炎の重症度を血清ALT 活性値およびLDH活性値測定により比較したところ、単球マクロファージ系細胞をdepleteしたマウスで肝炎 が著明に抑制され、CD4+T細胞をdepleteしたマウスで抑制される傾向を認めた。

次にADSCConA誘導肝炎に対する抗炎症効果を検討した。C57Bl/6マウスへのConA投与と同時および 投与後3時間後にADSCを投与した場合、24時間後の血清ALT活性値およびLDH活性値の低下が認められ、

治療効果および予防効果があることが明らかとなった。ConA誘導肝炎マウスに投与したADSCの生体内分布を 検討した。GFP発現ADSCConA投与と同時および3時間後に投与し、ConA投与6時間後と24時間後の 肺組織および肝組織を免疫染色にて評価したところ、肺への分布は双方で確認されたが、肝臓にはConA投与3 時間後にADSCを投与した場合のみ分布し、ADSCが肝内炎症によってリクルートされることが示唆された。

ConA投与3時間後にADSCを投与したマウスの肝組織における炎症細胞集簇について、免疫染色による評価を 行ったところ、CD4+細胞集簇への影響は明らかではなかったが、CD11b+細胞集簇は減弱し、Gr-1+およびF4/80+ 細胞集簇は著明に抑制された。肝内MDSCの頻度は、ADSCによって増加しなかった。肝組織および肝内炎症 細胞について、DNAマイクロアレイを用いて遺伝子発現解析を行った。ADSCConA投与と同時および3 間後に投与したマウスと、ADSC非投与ConA誘導肝炎マウスの肝組織について、両群に発現量に有意差のあっ た遺伝子はそれぞれ589遺伝子および309遺伝子あり、ADSC投与により多数の遺伝子発現が減弱していた。

ConA 投与後 3 時間に ADSC を投与したマウスの肝組織において、発現が減弱した遺伝子は、Gr-1 Mac-1(CD11b)に関連していることが示唆され、ADSCによる抑制効果はミエロイド系細胞に影響を与えている ことが明らかとなった。また、ConA誘導肝炎マウスから採取した肝内CD4+細胞およびCD11b+細胞とADSC を共培養したところ、ConAによりミエロイド系細胞およびCD4+ T細胞により誘導されるサイトカイン、ケモ カイン発現は、ADSCによって抑制された。

以上より、ConA肝炎におけるADSCの抗炎症効果機序は、活性化したミエロイド系細胞およびCD4+ T細胞 を抑制であることが明らかとなった。

参照

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