同機種マイクロコンピュ・一タネットワークを核
とするLANとそのネットワークOSの構築
(昭和62年6月29日 原稿受付)
情報工学科(大学院)折田克彦
情報工学科(学部生) 俊 成 章 治
情報エ学科(学部』ヨ 大内田 義 勝
情報工学科重松保弘
ALocal Area Network Based on a Homogeneous Microcomputer
Network and Its Network Operating Systernby I<atsuhiko ORITA
Shoji TOSHINARI Yoshikatsu OUCHIDA Yasuhiro SHIGEMATSU
Abstract
O酷⑪fthe m。5t imp・・t・・t・・1・j・・t・i・1…1・rea爬tw・・k(LAN)i, tl、e co。、t,。cti。n。f。。t、、 。,k
operating system(NOS). This papε…r shows the structure and the functions of HNOS wllich is a
NOS designed and developed for a local area network HOLENET/EX based on a homogeneous mi・・…mp・t・口・t・…kl IOLENET HNOS i・c。・・t・嚥d・f f加・・。1・p・ne・t・・uch・・m・1・ip・・−ces5 monitor MP/M, NOS interface process, network file manager and HOLENET comlllunicl]tion
・y・1・m・U・i・gHNOS・・…s・・e abl・t・・・・…n・t・…k・e…r…f・・m・・y h。・t・eff・div・ly. The command sys[em of HNOS is designed as an extention of MP/M.
1.まえがき S・5t°m:N°S)の}醗である・N°Sを鵬すること1・
より.ネットワークのユーザは,ネットワーク内の任泊:
データ処理機能の分散とオフィスオートメーションへ の場所から,ファイルやプリンタ等すべてのネットワ_
の指向剛iまるに伴い,上ヒ較的狭い地域に分散設置され ク資源を.統一されたコマンド体系のもとでアク七スで たコンピュータ,端末,各種オフィス機器等を相互に接 きるようになる[1]。本稿では,マイクロコンピュ_タ お ける・一カルエリアネ・トワーク(L。・・IA… ネ・トワークHOLENET[2H5]上1、1鰺し崩」lt N・・w・・k・LAN)が髄に発展してきている. LANの なネ・トワークOS・HN・S(HOLENET N。、w。,k OS)
大きな目的のひとつに,資源(ハードウェア,ソフト について述べる。
ウェア,データ等)の共用がある.この資源共用を効率 Nosのヨ:場から見たネ。トワークの形態は.ホス 的に行なうために重要となる研究課題の】つは,ネット ト・ホスト型とリクエスタ.サ_パ型に分けることがで ワークオペレーティングシステム(Network Opcmling きる。 HNOSは.前者に属し、ポストとして.マルチ
62 折田克彦・俊成章治・大内田義勝・重松保弘
プロ七ス・モニタMP/Mの下で動作するマイクロコン トと呼ぶ)が接続されているの.で,レイヤ0はホスト間 ピュータを使用している点が特微である。NOSに閲し 通信サービスを提供する,と言ってもよい。レイヤ0は,
ては異機種よりも同機種上に描築するほうが現実的であ 更に3つのサプレイヤで構造されている。すなわち,物 ることが指摘されており正6].その実例としては 理サブレイヤ,一次局・二次局m通信サプレイヤ,局間 MININETが挙げられる[7]。ただし, MININETは 通信サプレイヤである。レイヤ1は,ホストのプロセス 分散データベースのトランザクション処理という目的に 聞通信サービスを提供する。すなわち,すでに述べた3 限定されたシステムであり,一般的な責源の共用を目的 狙類のプロ七ス間通信方式を提f共している。レイヤ2は,
としたものではない。 基本的にはユーザプロセスの存在する層である。しかし,
また,NOSの構築方法には,既存のOS(いわゆる, この層に機能プロ七ス(functional process)を置いて,
ゲストOS)上にネットワーク処理機能を付加して構築 更に上位のプロセスにサービスを提供するよう拡充する する方法と,ネットワーク処理機能を持つOSをはじめ こともできる。その場合,レイヤ数は増加することにな から措築する方法の2通りがある。HNOSは,前者に る.
属し,ホストのマルチプロ七スモニタMP/Mをゲスト
3.HNOS OSとLて使用している。
HNOSは, MP/MとIIOLENET通信ソフトウェア, 3.1 HOLENETとその環境
NOSインタフェース,ネットワークファイル』マネ HOLENETは,5台のホストと5台のCCP(Com一
ジャーを加えて作成されたシステムであり,任意のホス munication Conlrol Processor)から構成される。各ホス トから他のすべてのホストの資源を効率的にアク七スす トは,マルチプロ七スモニタMP/Mの下でスタンドア る手段を提供している。これらの手段は,MP/Mのコ ロン・TSSマルチプログラミングシステムとして動作 マンドを拡張した統一的なコマンド体系として実現され する。環状に接続されたCCPは, HOLENE丁のサブ ている。 ネットワークを形成し,ホストとは独立に動作する。ま た,ホストのうち1台には日本電気のマイクロコン
2.HOLENETのプロトコル
ピュータPC−9801が接続されており, PC−980]は,さら
HOLENETのシステムとプロトコルについては,文 にミナトエレクトロニクス社のバーチャルサーパ 献[2]一[5]に詳しく説明してあるのでここではその要 (VS]50/80)をホストとするV/NETに接続されている。
約を述べるにとどめる。 v/NETはCOMPACマイクロエレクトロニクス社の製 HOLENETの通信ソフトウェアの基本的な目的は. 品で.ツイストベア線を伝送媒体としCSMA/CD方式 ユー一ザプロセス間に通信の手段を提供することである。 (ユMbps)で通侶を行ない, OSIの下位4層プロトコル プロセス!ll∫通信の方式として ま.現在のところ①パー をサポートしている。したがって, PC−9即1は チャルサーキフト,②データグラム,③ブロードキャス HOLENETとV/NETの川でゲートウェイプロセッサ
トの3方式が使用できる。バーチキルサーキット方式で の役割を果たす。他の1台のホストは三菱電機のマイク は,プロセス間に論理的な通信路が設定され通信が行な ロコンピュータMulti−16に接続されている。このシス われる。データグラム方式では,論理通信路は設定され テム形態はHOLENETを拡引…した形態になっているの ず,複数のプロ七ス問でf壬童の時点でメッ七一ジの交換 で,これをHOLENET/EX(Exlended I−IOLENET)と が可能となる。ブロードキャスト方式では,やは1〕論理 呼ぶことにする。なお,PC−9801,パーチャルサーパ.
通信路は設定されず,]つの肋・ら他のすべての刷二対 M・hi−16はHOLENET外のシステムであるので.外部 し同報通信が実行される。 装置と呼ぶことにする。
以上の3方式を実現するために.HOLENETには3 HOLENET/EXは,図ユに示すように,階刑的に構 柵1レイヤ)構造のプロトコルが用鷺されている。レイ 成されており,HNOSも,これに従って柵成されてい ヤには最下位より昇順にレイヤ番号が与えられている。 る。すなわち,HNOSでは,すべてのコマンドは
レイヤ0は局聞通信サービスを提供する。現在,1つの HOLENETのホストよ1〕入力され,このコマンドに 局には1つのホストマイク・コンピュータ似下.ホス よってHOLENET/EX全綿制御される。その意U…で
は,HOLENETはHOLENET/EXの制御ネットワー 3.2 HNOSのシステム構成
クであると言うことができる。 HNOSは, MP/MとHOLENETの通信ソフトウェ アに、ユーザとシステム間のインタフェースをとる NOSインタフェース(NOSIF),ネットワークを介して ホスト問のファイル送受信に関する処理を行なう内部 ネットワークフ丁イルマネジャー(INFM),および,外 部装置用のネットワークファイルマネジャー(XNFM)
を加えて描成される(図2)。NOSIF, INFMおよび XNFMは, MP/Mの常駐システムプロセスとして組み 込まれている。また,これらはHOLENET通信ソフト ウェアを用いて他局とメッ七一ジ交換を行なう。
酬訂 NOSIFとINFMはすべてのホスト上に存在するが,
場1 IP
XNFMは外部装置の接続されているホストにのみ存在
する。
図一1 HOLENETとその拡張形態
外部装置には,ホストとの通信及び資源の管理などを 行なうソフトウェアが必要になる。これをEDCP(Ex−
1crnal Device CoロtroI Program)と呼ぶことにする。
Multi−16上のEDCPはホストとの通信と自分のリソー スの管理のみを行なう。一方,PC−9801上のEDCPは.
ユーザ
MP/M
コマンドライン・インタプリタ
MP/M モ=タファンクション
XIOS BIOS
ユーザプロセス
巨NFM
XNFM, 一 夕}部呈i置
HOLENET
迎信ソフトウェア
ローカル賀i源 リモート貰源
①明らかに削ll描輝をアクセスする鴇合
① 他Ljが1司保している坦{}で, DIR, PIP, TYPE, ERA. RENコマンドを工行する叫合
③自局が聞係するPIPによるファイル送呈ll吻1号☆
団自局が閏俸している場台で、1〕IR, PIP. T〜 PE、 ERA. RENコマンドを実i〒する埠●
⑤NS rATおよびユーザプロ七スを起弛する塀}
⑥ローカル 1糊をアタ七スする」巳什
⑦回外部}封『llが閏保している胡frで、1)1R. PIP. rYPE. ERA、 RENコマンドを実1汁『る戊11{r
⑨PIPコマンドによる白局とタ}高膿置聞のフ丁わレ送・田liの場合
.XNFMは.外部装置が接銑されている局{詐号1、2のホスト上にのみ存fllする
図一2 HNOSのシステム構成
64 折田克彦・俊成章治・大内田義勝・重松保弘
さらに・V/NETプロトコルとVS/dbユーティリティ ]舟ト 1山卜. イト
[14]を用いてバーチャルサーバとのファイル転送に間す リクエストコード 制御局番号 主局(従局)番号 る処理も実行する
3.3 HNOSコマンド 制御局番号 :1〜5 以上述べたシステム構成の下で,HNOSは,任意の 圭局(従局播号:1〜5・ Ψ∵P∵H ホストから他のすべてのホストおよび外部装置の資源を ← V㌦ パーチャルサーパ 劫率的にアクセスする手段を提供している。これらの手 P 一一PC−9801
段は,MP/Mコ⇔ドを鯨した1」NOSコマンドと呼 H …Hult卜16
ぶコマンド体系として実現されている。 図一3 NOSIFからINFM、 XNFMへ送信され 現在,HNOSコマンドには,①プロセスの起動,② るリクエストバケットのフォーマット
ディスクディレクトリの検索(DIR).③ファイル内容の 表示(丁YPE),④ファイルのコピー(PIP),⑤ファイ,レ
の消去(ERA),⑥ファイル名の変更{REN),⑦各局の i琵一1図一3のリクエストパケットで使用
才ンライン状働髄(NSTAT).⑥各HN。Sコマン されるリクエストコード
ドの使肪法を洲するヘルプ機能(,IELP),が用意さ リクエスト・一ドの内容 1コード
れている。 ファイルリード(TYPE)
ファイルライト
ユーザがHNOSコマン時キー入力する局を制御局・ ディレ持1ノサーチ その他の局を従属局と呼ぶ。複数のユーザがいる場合. プリンタ出力 これらはいずれも複数個.存在することになる。また, ファイルリード(PIP)
制御局からの指示によってデータを送信または受信する プリンタ出力のためのフ丁イルリード{PIP)
」搬を与えられた局を,それぞれ主局または従局と呼ぷ。 フアイルイレーズ ファイルリネーム
1
2 3 4 5 6 7 8
これらの局のmでは,入力されたHNOSコマンドに対 応してリクエストパケットと,それに対するレスポンス パケットが受け渡され,HNOSコマンドの処理が行な
われる。 ファイルやプリンタの入出力に閏する処理を行なう。ま NOSIFは, MP/Mコマンドラインインタプリタの機 た,ユーザからのコマンドが外部装置に関するものであ 能をNOS用に拡張したものであり, HNOSが起動され る場合, NOSIFは.指定された外部装置用のXNFM ると,まずNOslFに制御が渡される。すると. ヘリクエストパケットを送信する。リクエストパケブト NOSIFは NOS> というプロンプトを出してユーザか を受信したXNFMは,処理内容を外部装置を管理する
らのコマンドを待つ。コマンドがキー入力されると,そ EDCPへ通知する。
れを解析し,コマンドがロ・一カル資i原に閏するものであ リクエストパケットの送迂確認にはユバイト長のレス ればMP/Mコマンドラインインタプリタに指示を出す。 ボンスパケワトを用いる。リクエストパケットおよびレ ー方,リモート資源に閏するものであれば,指定された スポンスバケブトは,1−IOLENETのデータグラム方式 局が才ンライン状態にあることを確認した後,指定され を利用して送信される。また,テータは,データグラム た局のINFMまたはXNFMにリクエストバケット(図 方式と,一部ブロードキャスト方式を利用して送信され
3)を送信することによって,処理内容を通知する。な る。なお,以下の説明ではリクエストパケット,レスポ お.リクエストバケワトの3バイト目は,それが主局に ンスパケット,データパケットを,簡単にリクエスト.
送信される場合は従局番号であり.従局に送儒される場 レスポンス,データと呼ぷことにする。
合は主局番号である。リクエストパケットの先頭に世か NOSIF. INFMおよびXNFMは,キューを介して通 れるリクエストコードを表]に示す。 信を行なう (図4)。このうち,NOSIFにはリクエス INFMまたはXNFMは, NOSIFからリクエストパ トに対するレスポンスおよびデータを受信するための ケワトを受信し,それぞれホストまたは外部装置上の キュー(no5Que:]28パイト長)が用意されている。
lNFMおよびXNFMにはそれぞれ2つ鰻僻・一が 3.4 HN・Sコマンドの処理手順
臆されている・Dは・リクエスト鷲キ・一
@ここでは,HN・SコマンドのうちPIPコマンドを挙
(nfmQueA v5nQ・・A・3バイト長)である・もうDlま,げて.その処理手n∬を具働1・醐すること{、する。
レスポンスおよびデータを受信するためのデー増信 PIPコマン陥,次のf肢碇義される。
キュー(n「mQ・・B ・・nQueB・]28バイ眼)である・ PIP[端号・1・・]デバイ瑞・[フ。イ焔]
HN°Sを複鋤ユーザが同時に干1」用する‡胎訓題 一[端号・]ドライブ名、フ。イル名
となるのは嫡へのアクセスP船である・HN・Sでは・ 局翻は.セ5、・Vl.・P,・M・を指す.ただし,1 各ホストおよび各外部瓢の資源へのアクセスは・すべ 一5は綜トの局蹄,IV・はパーチ.ルサーバーP・は てそれぞれのINFMおよびXNFMを]亜して行なってい PC−9801.・M・はM。i・i−16を各々示す.デバイス名【二はる・リモー蹟源へのアクセス けエストは・INFM lrブ名またはLST(プ1ルタ)が指定できる.ま
とXNFMの内部のFIF°キ・一で1寺ち行列を形成する. た,*はワイルドカードであ・L鍋指定(酬1コ したがって,この場合,同一資源へのアクセス競合が起 ピー)とみなす。こることはない・ 例として,ホスト1からユーザが次のPIPコマンド
を入力したとする。
(例)NOS>PIP 3:A:=2:B:XYZ.MAC これは、ホスト2のBドライブのファイルXYZ.
MACをホスト3のAドライブにコピーさせようとする ものであり,ホスト]のNOSIFが制御局.ホスト2の INFMが主局,ホスト3のINFMが従局(以後,それ ぞれ2:INFM,3:INFMと表示)として処理に関与 し.次の手1咀で処理が行なわれる(図5)。
図一4 プロセス問通信
囹
., ⑪
τfヱ,
従 局 制卸局 主 同
」・嘔≒}3の
hNFM
川H}月1のmOSIFΦ5.1.3
局岳号2の
hNドHnosquo (巨)登悟応答
nr』u凸A
⑭F印
③占〔ト
nr』uo8
e イレ,トリ・サーザ
⑰2,1コ
no蛆u直 nf且OucA
⑪量悟応答
⑦FCO
nosOuo \ 叫
nf且【釦巳B
¥ {レ,トリ・サー亨
⑪ACK
國 面ACピ
/㌍ ⑪
.nf目Ouロ8
面}デー9 nf■OueB一
t イ島E山
獅?。0岨8
::: 0予E口F
〔,イル入力
y董一㌔江目]
囹
・5°,買,
図一5 PIP 3:A:=2:B:XYZ. MAC
の処理手順
仙 折田克捗・俊成章治・大内田義勝・重松保弘
{処理手順) の場合には,ACKを送信する。
①NOSIFは.2:INFMのnfmQu キューにリク ⑨NOSIFは,応答を受信し,それがDUPまたは
エストを送信する。 FULLの場合には.それに対するメッ七一ジを ②2:INFMは,リクエストを受信すると。 NOS工F ユーザに逝知し,2:INFMのnfmQueBキューに のnosQueキューにリクエストの受信応答を返す。 NAKを送信して,処理を終丁する.・ ③NOSIFは,応答を受信すると,2:INFMの ◎2:INFMは,応答を受信する。応答がNAKの場
nfmQueBキューにFCB{File C加trol Block)を送 合には,処理を終了する。応答がACKの場合には,
信する。 ファイルを]28バイト単位で3:INFMのnfmQueB 団2:INFMは, FCBを受信すると,ファイルの キューに送信することを繰り返す。
ディレクトリを捜して,ファイルが存在しない場台 ⑪3:INFMは,]28バイ}・単位でファイルを受信し,
には, NAK(Negative Acknowledgment)を それをディスクに荘き込むことを繰り返す。
NOSIFのn。5Qu亡キューに送信し.処理を終丁す ⑫2:INFMは,ファイルを送信し終わると,3言 る。ファイルが存在する場台には.ACK(Ack− 1NFMのnfmQueBキューにEOF(EIld of Fil司を now1吋gme川)を送倍する。 送信し,処理を終了する。
⑤NOSIFは,応答を受信する。応答がNAKの場合 ⑬3:INFMは, EOFを受信すると,処理を終了す には,ファイルが存在しないことをユーザに通知し, る。
処理を終了する。応答がACKの場合には,3:
INFMのnfmQueAキューにリクエストを送信する。 次の例は,プリンタ出力に閲するPIPコマンドであ ⑥3:INFMは,リクエストを受信すると, NOSIF l],ホスト]からユーザが次のコマンドを入力したとす のnosQueキューにリクエストの受信応答を返す。 る⇔
⑦NOSIFは,応答を受信すると.3:INFMの (例2)NOS>PIP P:LST:=3:A:XYZ. MAC nfmQueBキューにFCBを送信する。 これは,ホスト3のAドライブのファイルXYZ.
⑥3:INFMは. FCBを受信すると,ファイルの MACをホスト1に接続されているPC−9801のプリンタ ディレクトリを捜して,すでに同じ名前のファイル に出力させようとするものであり,ホスト1のNOSIF が存在する場合にはDUP(Duplicated)を,ディス が制御局,ホスト3のINFMが主局,ホスト1の クに空き領域がない場合にはFULLを, NOSIFの XNFMが従局として,さらにPC−9801上のEDCPが処 nosQueキューに送信し,処理を終丁する。その他 理に関与し,・次の手順で処理が行なわれる(図6)。
胞 じコニ、,、
か・@叉、
漂』㌧
マ 7 ,Tr7方±
ノ ,,=. 」
ロ
ザ・工〔
図一6 PIP P:LS 「:=3:A:XYZ. MAC
の処理手順
鍵手順) フ・イル転送はバ・クグラウンドジ。ブとして実行され,
①N°51Fは・INFMの・∫mQ・・Aキューに1〃エス ユーザはこの1・II,他の処耽平行して行なうことカ,でき
1 を難する・ る.表2にホスト1で実行したPIPコマンドの処糎
②INFMは,リクエストを受信すると, NOSIFの 問の実測値を示す。
n°sQueキューにリクエストの受イ誠苔を返す・ たとえぱ表2の2湘のコマンドでは,処理欄了
③N°SIFは・応答を受信すると, INFMの するまで1・・5秒かかって・・る.しかし, N。SIFがこの
nfmQueBキュー1二FCBを送f討る・ コマンドの処理に胴したのは最初の6秒であILユー
④INFMは・FCBを受肘ると・フ・イルのデ・レ ザはコマンドを入力してから・秒後1、馴の処理を|喘 クトリを捜して,ファイルが存在しない場合には, することができる。
NAKをNOSIFのnosQueキューに送信し,処理
を終了する。ファイルが存在する場合には,ACK 表一2 ファイル転送処理に要する時間の実測値の例 を送信する。 (EX. MACI3キロバイト)
⑤NOSIFは,応答を受信する。応答がNAKの場合 コマンド 1時IIU(5ec)lNOSIF(5cc)
に ま.フ・イルが存在しないことをユーザに通知し, PIP DI=蹴MAC
処理を終了する・応翻CKの場合には, XN・M 罵慧ll:㌫C
のVsnQueAキューにリクエストを送信する。 PiP P:=B:EX. MAC,
⑥XNFMは,リクエストを受信すると,処理内容を PIP M:=3:B:EX・MAC EDCPへ通知する。続いて, NOSIFのnosQue HP v:=P:EX MAC キューにリクエストの受信応答を返す。 PIP MI=P:EX・MAC
⑦EDCPは1処理内働ると1プ1]ンタの初期設 lll lll::灘ll:C
定を行ない・市イルが送信されてくるのを待つ. PIP v,.3酷X. MAC⑧NOSIFは,応答を受信すると,1NFMの1,rrnQueB PIP*:B:=v:EX. MAC キューにSOT(Start of Transmissi⑪n)を送信し, PIP 3:B:=v:EX・MAC 処理を終了する。 PIP LsTl=E:EX MAC
⑨IN・Mは・S・Tを受信すると・フ・イルを・28パイ :1:::1::i、ll忽:C
ト」i サXNFMの…Q・・Bキュー1・送信するこ ・IP・・田・・一、,⊇、,
とを割襲り返寸゜。 PIP P:LST:=3:B:EX. MAC
⑩XNFMは,128バイト単位でファイルを受信し,そ PIP*1[£丁:=3:B:EX. M,、C
ll
45
5552 68 7
99 186】柘
52 136 85
617・1
77
8157 92
6 10 3 13 3 7
35
31 5 3]7
3 5 3 4 10
れをEDCPへ送信することを繰り返す。
⑪EDCPは,ユ28パイト単位でファイルを受信し,そ
れをプリンタへ勘することを融返す。 4・あとがき
⑫INFMは.ファイルを送信し終わると、 XNFMの 本稿では.マイクロコンピュータを利川したネット 1,snQu亡BキューにEOFを送信し.処理を終了する。 ワークOSの・!lf例紹介ととして, HOLENET上に構築 ⑬XNFMは, INFMからEOFを受信すると, EDCP したHNOSの構成とコマンドについて述べた。 HNOS へEOFを送信し.処理を終了する。 の特徴は次のようにまとめられる。(1)HNOSコマンド
⑪EDCPは. EOF鍵信すると,処理を紺 する。 は, MP/Mコマン随拡張した統一的なコマ.ドf縣 として実現されている。また、HNOSコマンドを使用 以上の説明からわかるように,1〕IPコマンドの処理に することにより,1つのホストから他のすべてのホスト おいて,制御局のNOSIFは,主局および従局のINFM や外部装置の責源を{吏用できる。{2)HNOSコマンドの またはXNFMに処理を指示すると,処理を終丁して次 処理をNOSIFとINFMおよびXNFMに分散している のコマンド入力待ちとなり.実際のファイル転送は ので,コマンド角刊斤とその実行処理を平行して行なうこ 1NFM, XNFM「111で行なわれる。したがって,尖際の とができる。{3)すべてのネットワーク資源は.各ホス1、
68 折田克彦・俊成章沽・大内田義勝・重松保弘
および各外部装置のローカル資源ごとに.それぞれの [3]]n松保弘柴田芳酎.・J・出真: 故育・研究用マイクロ
INFMおよびXNM・よって分散管理されてぽω 芸竺諺;㌻㍍野㌻τ湧耀議,
ユーザは,PC−9801. Multi−16,パーチャルサーパと pp. n5−122(]g83).
いった夕臓置をフ・イルサーバ・あるいは,プリ・ト 田㌍慾1灘÷漂議㌫緯㌫曇,
サーバとして有効に共布することができる。 Pp.66(1981).
以上のように.マイクロコンピュータをネットワーク [5]重松保弘: マイクロコンピュータ ネットワークアー . キテクチャの基礎 .啓学出版,p.164(1986).
化し,資源を相互に利用しようとする開発当初の目的は. [6]H.C. F。rdick, R E. Schnm,、 R rL Th。m。、、℃p。mting
HNOSの構築によって満足できる程度には達成された S}・stems ror C。mputer Nctw・rk5 . Computcr、 Vo1. n、と考えられる・ [,]㌫認:5:燃貼_、、臼川_。_雌
情報処理教育センターのメインフレーム計算機MEL− netw。rk ror data 5h蝋ng c⑪mmuni聞tions・, C。mP蹴r COM COSMO 800田.およぴ本学1・[のメインフレー N・・w・・k・・V・1・1・N・・4・P・・221−224(1977)・
[8〕 J.Labctou}le. E. Mmning, R Peob1ロs: A homogcneOu5
ム計算機MELCOM COSMO 800田をHOLENETに c。mputer network−Am|ysis and 5imulation¶ , Computcr 接続し.これらのシステム含んだ形態に Network5・Vol・1・No・4・1〕P・225−240(ユ977)・[9] R.W. Wa帖on, J. G. Fletcherl An Archk仁rcture for
HOLENET/EXおよびHNOSを拡張することが残され Supp。H o Netw。rk Operating Sy5t。m scrvi〔e5.. C。m.た課題である。 Puler Nclworks. V。1・4, PP・33−49(1980)・
〔ユ0] MP/M;Multipr⑪grar[ming Monitor Control Program Useピs Guide:Digital R6earch, Pacific Grove, CaL、 p.
参考文献 153(19BO).
[11] P.H.Jc5け著.重松保弘.飯野秀政訳: マイクロコン 国酬撚…ANのすべて/・一・ルエリア・ネ。ト ビ・一タ 才二・トワークと分n拠理 ・啓学出版・PP・
ワーク∴賭融出版」土,,P.8・.・9・(・98・). 117−141( 98 〜・ ,
[2〕Y.Shi、,m_・・}IDLC輪m。d L。。。】A,。。 E.一 [12]自工}HIJ郎: 和トワークソフトウ・ア ・C°m『
鷲煕鷲i竃灘三1:鷲 ・・]欝曙霊璽;㍍ぽ蒜
一{蹴 [1、]V:;ll)IV。。)ユーrテ,/サプルーチ.蹴
ミナトエレクトロニクス,p.276(1985).
[15ユ 折田克彦: ローカルエリアネットワークにおける午プ トワークOSの研究 ,九州工業大学情報工学↓十修士温