三 島 市
第4次三島市総合計画
後期基本計画
MISHIMA CITY 2011-2020
せせらぎと緑と
元気あふれる
協働のまち・三島
第4次三島市総合計画
(後期基本計画)
せせらぎと緑と元気あふれる
協働のまち・三島
-三島市民憲章-
(昭和
45
年(
1970
年)
10
月
11
日制定)
わたくしたちは、箱根のふもと朝に夕に富士を仰ぐ
恵まれた自然のなかに育った三島市民です。
わたくしたちは、三島市民であることに誇りと責任をもち、お互いのしあわせを願い、この憲章を定め
ます。
わたくしたち三島市民は、
1
自然を愛し
きれいなまちをつくりましょう。
1
良い風習を育て
住みよいまちをつくりましょう。
1
文化をたいせつにし
豊かなまちをつくりましょう。
1
からだをきたえ
仕事にはげみ
明るいまちをつくりましょう。
1
平和を望み
友愛のあふれるまちをつくりましょう。
紋章
市 の 紋章 は 、三島 神社 の御 紋 章 と 富 士 山 を 兼 ね て 表 し た も の で、中 央 の 三 線 は 三 島 の「 三」 の 変形で清流を示しています。 つま り 、富 士山の そびゆ る下 、清 流 の 出 て 流 れ る 様 子 を 表 し た も のです。
市の花<三島桜>
市 の 花 「 三 島 桜 」 は 、 昭 和 2 6 年 国 立 遺 伝 学 研 究 所 で 染 井 吉 野 の 起 源 を知 る た め の ひ とつ の 方 法 と し て そ の 実 を 集 め 、 第 1 回 目 の 実 生 実 験 を し ま し た 。 そ し て 、 こ れ が 成 長 開 花 した 中 に 1 本 の 美 し い桜 を生じました。
ときあたかも三島市の新庁舎が 竣 工 した とき であ っ た の で 、これ を 記念して「三島桜」と命名しました。
市の木<イチョウ>
市の 木「イチ ョウ」は 、市 制 30 周 年 を記 念 し市 の花「 三島 桜」 と ともに、昭和45年10月11日に 制定されました。
現 在 、 教 育 ・ 文 化 施 設 が あ る 文 教 町 の イ チ ョ ウ 並 木 が 代 表 的 であり、街路樹として両側約800 メ ー ト ル に お よ び 百 数 十 本 が 空 高 く そ び え 、 文 教 都 市 三 島 を 象 徴しています。
市の鳥<カワセミ>
市 の 鳥「 カワ セミ 」は 、市制 60 周年を記念し、平成13年4月29 日に制定されました。
-三島市民憲章-
(昭和
年(
年)
月
日制定)
わたくしたちは、箱根のふもと朝に夕に富士を仰ぐ
恵まれた自然のなかに育った三島市民です。
わたくしたちは、三島市民であることに誇りと責任をもち、お互いのしあわせを願い、この憲章を定め
ます。
わたくしたち三島市民は、
1
自然を愛し
きれいなまちをつくりましょう。
1
良い風習を育て
住みよいまちをつくりましょう。
1
文化をたいせつにし
豊かなまちをつくりましょう。
1
からだをきたえ
仕事にはげみ
明るいまちをつくりましょう。
1
平和を望み
友愛のあふれるまちをつくりましょう。
紋章
市 の 紋章 は 、三島 神社 の御 紋 章 と 富 士 山 を 兼 ね て 表 し た も の で、中 央 の 三 線 は 三 島 の「 三」 の 変形で清流を示しています。 つま り 、富 士山の そびゆ る下 、清 流 の 出 て 流 れ る 様 子 を 表 し た も のです。
市の花<三島桜>
市 の 花 「 三 島 桜 」 は 、 昭 和 2 6 年 国 立 遺 伝 学 研 究 所 で 染 井 吉 野 の 起 源 を知 る た め の ひ とつ の 方 法 と し て そ の 実 を 集 め 、 第 1 回 目 の 実 生 実 験 を し ま し た 。 そ し て 、 こ れ が 成 長 開 花 した 中 に 1 本 の 美 し い桜 を生じました。
ときあたかも三島市の新庁舎が 竣 工 した とき であ っ た の で 、これ を 記念して「三島桜」と命名しました。
市の木<イチョウ>
市の 木「イチ ョウ」は 、市 制 周 年 を記 念 し市 の花「 三島 桜」 と
ともに、昭和 年 月 日に
制定されました。
現 在 、 教 育 ・ 文 化 施 設 が あ る 文 教 町 の イ チ ョ ウ 並 木 が 代 表 的 であり、街路樹として両側約800 メ ー ト ル に お よ び 百 数 十 本 が 空 高 く そ び え 、 文 教 都 市 三 島 を 象 徴しています。
市の鳥<カワセミ>
市 の 鳥「 カワ セミ 」は 、市制 60
周年を記念し、平成 年 月
日に制定されました。
環 境 先進 都市 への 取り 組み の シンボルとして、郊外の清流だけ で な く 源 兵 衛 川 や 清 住 緑 地 な ど 市 街 地 の 水 辺 で も 見 る こ と が で き る 美 し い鳥 で あ る カ ワ セ ミ が 、 市 民多数 の賛同 によ り選ば れま した。
はじめに
平成
23
年
3 月に、市のまちづくりの指針として、平成
32
年度を目標年度とする『第
4
次三島市総合計画』を策定し、
以降、
本計画に沿って市民の皆様のご理解とご協力のもと、
「オ
ール三島」
でまちづくりを進めています。
このたび
「前期基本
計画」の期間(5 年間)が満了することから、
「後期基本計画」
を策定いたしました。
現在、
我が国では、
世界に類を見ないスピードで
「人口減少・
超高齢社会」
が進み、
経済規模の縮小、
社会保障費の増大など、
構造的な課題に直面しています。また、コミュニティの再生、
産業振興・雇用創出、
社会インフラの老朽化への対応や、
女性
が十分に能力を発揮し、
活躍できる環境整備が求められるなど、
社会情勢はめまぐるしく変化しています。
このような状況の中、
地域の特性と身の丈に合った財政運営
を基本として、
市民一人ひとりが心から愛着と誇りを持てるま
ちを創っていくことが何よりも肝要と考えます。
前期基本計画
では、多くの課題に積極果敢に挑戦し、また、平成 25 年度に
は東日本大震災 の影響 をはじめとする急 速な 社会経済情勢の
変化に対応するため、
計画の修正を行いました。
市長就任以来、
重点施策として 取り組 んで参りました ガ ーデ ンシティやスマ
ートウエルネスなど、
本市の特性を生かした魅力的なまちづく
りをはじめ、
防災・減災対策や子育て支援の充実強化、
さらに
は、
静岡県が進める
「内陸のフロンティア」
を拓く取組との連
携による働く場や居住場所の確保になお一層、
努めているとこ
ろであります。
こうした取り組みの結果として、
多くのプロジェクトが前進
し、観光交流客数の大幅な増加、
「第
25
回全国花のまちづく
りコンクール」における「花のまちづくり大賞」の受賞、さら
には多くの企業の三島市への進出や大型観光施設の開業など、
着実に成果が現れ始めているところです。
また、
今後は三ツ谷
工業団地への企業誘致により、雇用の増加も期待されます。
ここに策定する後期基本計画におきましても、
市民の皆様の
思いをしっかりと受け止め、
これまでに育まれてきた本市の強
みにさらに磨きをかけ、
市民、
NPO、
事業者の皆様との一層
の連携により、
社会情勢の変化にも柔軟に対応できるまちづく
りを進め、確実に将来に引き継ぎ、
「元気・安心・希望あふれ
る三島」
、
「市民幸福度の高い三島」を創造してまいります。
結びに、
本計画の策定にあたり、
熱心にご審議をいただきま
した三島市総合計画審議会の委員の皆様をはじめ、
ヒアリング
にご協力いただいた各種団体、
市民意識調査にご回答いただい
た皆様に心から厚く御礼申し上げます。
平成28年3月
目 次
序 論
1
後 期 基 本 計 画
11
第1章
計画策定の趣旨
2
第4章
施策の体系
9
12
基本計画の見方
第2章
3
3 3
計画の構成と期間
第1節 計画の構成 第2節 計画の期間
基本方針1
13
14 16 18 20 22 26 28 30
健康・福祉を育むまちづくり
1 地域が支える福祉活動の推進 〈地域福祉〉 2 安心できる医療体制の確保 〈地域医療〉 3 生涯を通した健康づくりの推進 〈健康〉 4 健全な心身を育む食育活動の推進 〈食育〉 5 子どもを産み育てやすい環境の整備 〈子育て〉 6 高齢者の生きがいと自立の支援 〈高齢者福祉〉 7 障害のある人を支える環境の充実 〈障害者福祉〉 8 暮らしを守る保険・生活保障制度の運用 〈国保・年金〉
基本方針3
47
48 50 52 54 56 58 60
活力ある産業が発達したまちづくり
15 にぎわいある商業・商店街の振興 〈商業・商店街〉 16 魅力ある観光の推進 〈観光〉
17 特色ある特産品の創出と活用 〈特産品〉 18 地域の特性を生かした農業の振興 〈農業〉
19 活力ある工業振興と新産業の創出 〈工業・新産業〉 20 企業誘致の推進 〈企業誘致〉
21 良好な就労環境と雇用の確保 〈経営・勤労者支援〉
基本方針2
33
34 36 38 40 42 44
安全な暮らしを確保するまちづくり
9 危機管理体制の強化 〈危機管理体制〉 10 地震・水害対策の強化 〈地震・水害対策〉 11 消防・救急体制の強化 〈消防・救急〉 12 交通安全の推進 〈交通安全〉 13 犯罪防止活動の推進 〈防犯〉 14 賢い消費者の育成 〈消費生活〉
第3章
計画の概要
4
4 4 5 6 第1節 社会経済動向
第2節 重点プロジェクトの推進
目 次
序 論
1
後 期 基 本 計 画
11
第1章
計画策定の趣旨
2
第4章
施策の体系
9
12
基本計画の見方
第2章
3
3 3
計画の構成と期間
第1節 計画の構成 第2節 計画の期間
基本方針1
13
14 16 18 20 22 26 28 30
健康・福祉を育むまちづくり
1 地域が支える福祉活動の推進 〈地域福祉〉 2 安心できる医療体制の確保 〈地域医療〉 3 生涯を通した健康づくりの推進 〈健康〉 4 健全な心身を育む食育活動の推進 〈食育〉 5 子どもを産み育てやすい環境の整備 〈子育て〉 6 高齢者の生きがいと自立の支援 〈高齢者福祉〉 7 障害のある人を支える環境の充実 〈障害者福祉〉 8 暮らしを守る保険・生活保障制度の運用 〈国保・年金〉
基本方針3
47
48 50 52 54 56 58 60
活力ある産業が発達したまちづくり
15 にぎわいある商業・商店街の振興 〈商業・商店街〉 16 魅力ある観光の推進 〈観光〉
17 特色ある特産品の創出と活用 〈特産品〉 18 地域の特性を生かした農業の振興 〈農業〉
19 活力ある工業振興と新産業の創出 〈工業・新産業〉 20 企業誘致の推進 〈企業誘致〉
21 良好な就労環境と雇用の確保 〈経営・勤労者支援〉
基本方針2
33
34 36 38 40 42 44
安全な暮らしを確保するまちづくり
9 危機管理体制の強化 〈危機管理体制〉 10 地震・水害対策の強化 〈地震・水害対策〉 11 消防・救急体制の強化 〈消防・救急〉 12 交通安全の推進 〈交通安全〉 13 犯罪防止活動の推進 〈防犯〉 14 賢い消費者の育成 〈消費生活〉
第3章
計画の概要
4
4 4 5 6 第1節 社会経済動向
第2節 重点プロジェクトの推進
第3節 住むなら三島・総合戦略との一体的な推進 第4節 まちづくりの主要課題
基本方針4
63
64 66 68 70 72 74 76
都市機能の整ったまちづくり
22 秩序ある計画的な土地利用の推進 〈土地利用〉 23 快適な市街地の形成 〈市街地整備〉 24 安全で円滑な道路網の整備 〈道路〉 25 利用しやすい公共交通の充実 〈公共交通〉 26 良質な住環境の形成 〈住環境〉 27 おいしい水道水の安定供給 〈上水道〉 28 美しい景観の保全と形成 〈景観〉
基本方針6
93
94 96 98 100 102 104 106 108 110
学びと文化を育むまちづくり
35 豊かな人間性と確かな学力の向上 〈幼児教育・小中学校教育〉 36 青少年の健全育成の推進 〈青少年〉
37 生きがいとなる生涯学習の推進 〈生涯学習〉 38 知識と情報の拠点としての図書館の充実 〈図書館〉
39 誰もが楽しめる生涯スポーツの推進 〈スポーツ・レクリエーション〉 40 郷土資源の継承と文化財の保全 〈郷土資源・文化財〉 41 多様な文化・芸術活動の推進 〈文化・芸術〉
42 多文化共生と国際交流活動の推進 〈多文化共生・国際交流〉 43 平和都市活動の推進 〈平和活動〉
用語集
130
44 連帯感のあるコミュニティの形成 〈コミュニティ〉 45 市民主体のまちづくりの推進 〈協働〉
46 男女共同参画の推進 〈男女共同参画〉 47 的確な広報・広聴活動の推進 〈広報・広聴〉 48 便利な電子市役所の構築 〈電子市役所〉 49 適正で持続可能な財政運営 〈財政運営〉 50 効率的・効果的な行政運営 〈行政運営〉 51 広域行政の推進 〈広域行政〉
基本方針7
113
114 116 118 120 122 124 126 128
自治システムの充実したまちづくり
基本方針5
79
80 82 84 86 88 90
環境を保全し継承するまちづくり
29 地球温暖化防止活動の推進 〈地球環境〉
基 本 構 想
137
資 料 編
159
第2章
基本構想の期間
139
第7章
計画の推進のために
158
第1章
138
138 138
基本構想策定の意義とねらい
第1節 基本構想策定の意義 第2節 基本構想のねらい
160 161 162 164 165 166 1 後期基本計画の諮問書・答申書
2 策定体制 3 策定組織名簿 4 策定経過 5 市の財政状況
6 住むなら三島・総合戦略 (概要版)
第3章
140
140 141
目指すべき将来都市像
第1節 将来都市像 第2節 基本目標
第5章
145
145 146
土地利用
第1節 土地利用 第2節 概念図
第4章
142
142 143 144
基本指標
第1節 将来人口 第2節 世帯数
第3節 年齢3区分別人口
第6章
148
148 149 150
施策の体系
基 本 構 想
137
資 料 編
159
第2章
基本構想の期間
139
第7章
計画の推進のために
158
第1章
138
138 138
基本構想策定の意義とねらい
第1節 基本構想策定の意義 第2節 基本構想のねらい
160 161 162 164 165 166 1 後期基本計画の諮問書・答申書
2 策定体制 3 策定組織名簿 4 策定経過 5 市の財政状況
6 住むなら三島・総合戦略 (概要版)
第3章
140
140 141
目指すべき将来都市像
第1節 将来都市像 第2節 基本目標
第5章
145
145 146
土地利用
第1節 土地利用 第2節 概念図
第4章
142
142 143 144
基本指標
第1節 将来人口 第2節 世帯数
第3節 年齢3区分別人口
第6章
148
148 149 150
施策の体系
第1節 体系図 第2節 基本方針 第3節 施策の大綱
序
論
序
論
序
論
第1章
計画策定の趣旨
総合計画は、まち づくりの総合的な計画とし て、市の計画の中でも最上位に位置づけられ、総合的、計画的
な行政運営を進めていく上で本市のまちづくりの指針となるものです。
【計画策定の経緯】
本市では、地方自治法に基本構想の策定が義務付けられることとなる以前の昭和42年(1967年)に全国に 先駆けて、市民参加を取り入れた「三島市総合開発計画」を策定しました。 以来、昭和60年(1985年)には「新 三島市総合計画」、平成13年(2001年)に「第3次三島市総合計画」、平成23年(2011 年)に「第4次三島市 総合計画」を策定し、計画的なまちづくりを進めてきました。
【近年の社会経済情勢への対応】
人口減少や超高齢社会の本格的な進行、 地方都市から首都圏への人口流出、 国・ 地方自治体を取り巻く財 政状況の深刻化など、社会・経済情勢は日々大きく変化しています。地方創生の推進や女性の活躍推進、膨張 する社会保障費への対応とその財源確保は、地方自治体における重要かつ喫緊の課題となっています。
また、平成23年(2011年)3月に起きた東日本大震災をはじめとする国内各地の地震、豪雨等の自然災害は、 市の危機管理体制の見直しや防災体制の強化、減災に向けた取り組みの必要性と常日頃からの個人による対 策、地域で顔の見える関係の構築や「きずな」づくりなど、自助、共助、公助による取り組みの重要性を再認識す るきっかけとなりました。さらに、老朽化が進む建物やインフラなどの公共施設の安全や安心に対する関心も一層 高まっています。
このような中、これからの地方公共団体は、既成の概念、現状の組織、サービスに捉われることなく社会・経 済情勢の変化や 複雑多様化する市民ニーズを的確に捉え、限られた地域資源を効率的、効果的に活用し、地 域の課題を解決することや、 若い世代を中心に多くの人に移り住んでもらうなど、市民や企業から「選ばれる都 市」となるために、平成27年(2015年)10月に策定した「住むなら三島・総合戦略」を総合計画と併せて推進し、 自らの判断と責任により戦略的に行政を運営していくことが求められています。
【第
4
次三島市総合計画後期基本計画の策定】
近年の社会経済情勢と前期5年間の計画の進捗状況 を踏まえ、今後5年間に想定さ れる 「まちづくりの主要 課題」に適切に対応していくために、「ガーデンシティみしま」、「スマートウエルネスみしま」をはじめとする6つの 重点プロジェクトを計画に位置づけ、 引き続き本市のまち づくりを総合的・計画的に進めていくため、「後期基本 計画」(平成28年度から32年度までの5年間)を策定します。
本計画は、本市が目指す将来都市像の実現を目指し、市民、NPO、事業者と行政が 協働で、更には市民が 主体的にまちづくりを進め、「美しく魅力あふれる品格あるまち」 の実現を図り、地方自治体として持続的に発展 していくための計画です。
109,954 107,152
103,422 99,086
94,405
89,510
84,439
79,280
73,962
68,576
111,838110,134
108,482106,650 104,200
101,395 98,360
95,195 91,981
88,625 85,233
60,000 70,000 80,000 90,000 100,000 110,000 120,000
2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2055 2060
国(社人研)による推計(P1) 将来展望 (人)
住むなら三島・総合戦略における人口の将来展望
資料:住むなら三島・総合戦略~まち・ひと・しごと創生~
第1章
計画策定の趣旨
総合計画は、まち づくりの総合的な計画とし て、市の計画の中でも最上位に位置づけられ、総合的、計画的 な行政運営を進めていく上で本市のまちづくりの指針となるものです。
【計画策定の経緯】
本市では、地方自治法に基本構想の策定が義務付けられることとなる以前の昭和42年(1967年)に全国に 先駆けて、市民参加を取り入れた「三島市総合開発計画」を策定しました。 以来、昭和60年(1985年)には「新 三島市総合計画」、平成13年(2001年)に「第3次三島市総合計画」、平成23年(2011 年)に「第4次三島市 総合計画」を策定し、計画的なまちづくりを進めてきました。
【近年の社会経済情勢への対応】
人口減少や超高齢社会の本格的な進行、 地方都市から首都圏への人口流出、 国・ 地方自治体を取り巻く財 政状況の深刻化など、社会・経済情勢は日々大きく変化しています。地方創生の推進や女性の活躍推進、膨張 する社会保障費への対応とその財源確保は、地方自治体における重要かつ喫緊の課題となっています。
また、平成23年(2011年)3月に起きた東日本大震災をはじめとする国内各地の地震、豪雨等の自然災害は、 市の危機管理体制の見直しや防災体制の強化、減災に向けた取り組みの必要性と常日頃からの個人による対 策、地域で顔の見える関係の構築や「きずな」づくりなど、自助、共助、公助による取り組みの重要性を再認識す るきっかけとなりました。さらに、老朽化が進む建物やインフラなどの公共施設の安全や安心に対する関心も一層 高まっています。
このような中、これからの地方公共団体は、既成の概念、現状の組織、サービスに捉われることなく社会・経 済情勢の変化や 複雑多様化する市民ニーズを的確に捉え、限られた地域資源を効率的、効果的に活用し、地 域の課題を解決することや、 若い世代を中心に多くの人に移り住んでもらうなど、市民や企業から「選ばれる都 市」となるために、平成27年(2015年)10月に策定した「住むなら三島・総合戦略」を総合計画と併せて推進し、 自らの判断と責任により戦略的に行政を運営していくことが求められています。
【第
次三島市総合計画後期基本計画の策定】
近年の社会経済情勢と前期5年間の計画の進捗状況 を踏まえ、今後5年間に想定さ れる 「まちづくりの主要 課題」に適切に対応していくために、「ガーデンシティみしま」、「スマートウエルネスみしま」をはじめとする6つの 重点プロジェクトを計画に位置づけ、 引き続き本市のまち づくりを総合的・計画的に進めていくため、「後期基本 計画」(平成28年度から32年度までの5年間)を策定します。
本計画は、本市が目指す将来都市像の実現を目指し、市民、NPO、事業者と行政が 協働で、更には市民が 主体的にまちづくりを進め、「美しく魅力あふれる品格あるまち」 の実現を図り、地方自治体として持続的に発展 していくための計画です。
国(社人研)による推計(P1) 将来展望 (人)
住むなら三島・総合戦略における人口の将来展望
資料:住むなら三島・総合戦略~まち・ひと・しごと創生~
第2章
計画の構成と期間
第1節
計画の構成
第4次三島市総合計画は、基本構想、基本計画、実施計画の3つで構成されています。
基本構想は、本市が目指す「将来都市像」を描き、その将来都市像を実現するための「施 策の大綱」を明らかにするとともに、大綱に沿って、施策を推進していくための基本的な考え 方や推進方策を示したものです。
また、基本構想は、基本計画と実施計画の基礎となるもので、すなわち、市が進める まち づくりの哲学です。
基本計画は、基本構想で示 し た「 将来都市像」 や「 施策の大綱」 に基づき、そ れらを実現 するために必要となる具体的な施策を分野ごとに示したものです。
また、施策の目的 を明確にするとともに、到達状況をわかりやす くするた め、期間を明記 した目標(指標)の設定や、より効果的な推進を図るためのため協働のあり方などを併せて 示しています。
実施計画は、財政の状況や国・県の施策の 動向、協働の取り組みの状況などを考慮しな がら、基本計画で示した施策のプライオリティ(優先順位)を決め、実効性を担保し、具体的 な期間、事業量、事業費などを示したものです。なお、この計画は別に策定します。
第2節
計画の期間
計画の期間はそれぞれ次のとおりです。
平成23年度(2011年度)から平成32年度(2020年度)までの10年間
前期:平成23年度(2011年度)から平成27年度(2015年度)までの5年間 後期:平成28年度(2016年度)から平成32年度(2020年度)までの5年間
3年間を単位とし、毎年見直しを行う
平 成 西 暦
23 2011 24 2012 25 2013 26 2014 27 2015 28 2016 29 2017 30 2018 31 2019 32 2020
基本構想
基本計画
実施計画
【基本構想】
【基本計画】
【実施計画】
【基本構想】
【基本計画】
【実施計画】
平成23年度(2011年度)~平成32年度(2020年度)
前期(平成23~27年度) 後期(平成28~32年度)
平成23~25年度
平成24~26年度
平成25~27年度
平成28~30年度
平成29~31年度
平成30~32年度
序
論
第3章
計画の概要
第1節
社会経済動向
首都圏への人口集中と地方都市の縮小
地方都市と首都圏における雇用や経済活動の差が拡大し、就職を契機に若者の地方からの流出 による首 都圏への一極集中を招いています。
地方の若い世代が、出生率が最も低い東京に流出することにより、日本全体としての少子化、人口減少に拍 車をかけています。
人口減少による経済規模の縮小や人手不足は、事業の縮小や住民の経済力の低下につながり、地域社会 の様々な基盤の維持が困難となることが懸念されます。
このように、地方は、人口減少を契機に、「人口減少が地域経済の縮小を呼び、地域経済の縮小が人口減少 を加速させる」という負のスパイラル(悪循環の連鎖)に陥る可能性があります。
そして、東京圏においては地方都市以上に高齢化のスピードが加速化し、医療・福祉の人材や施設の不足 などが顕著となり、競争力が弱まることは必至と予想されます。
人口減少を克服し、地方創生を成し遂げるため、人口、経済、地域社会の課題に対して一体的に取り組むこ とが求められています。
第
2
節
重点プロジェクトの推進
本市では平成25年度(2013年度)に総合計画前期基本計画の見直しを行い、「社会経済情勢の変化や多 様化するニーズを的確に捉える」、「ヒト・モノ・カネ・情報といった限られた地域資源を効率的・効果的に活用す る」、「市民や企業から『選ばれる都市』として地域間競争に勝ち抜く」などの観点から、 次の6施策を重点プロジ
ェクトとして位置づけました。後期基本計画においても、第4節に掲げる「まちづくりの主要課題」に対する解決策
として重点プロジェクトを関連する分野に横断的に反映させることで51施策の効率的・効果的な推進を図りま す。
1
防災・減災対策の推進
東日本大震災の教訓を踏まえ、「自らの命は自ら守る」、「自らの地域は皆で守る」を基本に、防災体
制の強化に向けて、行政、自主防災組織、家庭、事業所が相互に連携しながら、避難行動要支援者へ
の対応、女性に配慮した防災対策、避難所運営のためのマニュアルや体制づくりなどを進めます。ま
た、公共施設の非構造部材の落下防止等の耐震化による、安全・安心な施設整備などに取り組んでい
きます。
2
「スマートウエルネスみしま」の推進
生涯を通じて自立した生活ができる健康寿命の延伸に向けて、年齢層に応じた生活習慣病防止や心
の健康保持などの施策を進めます。またあらゆる分野に健康の視点を盛り込んで、人だけでなく、ま
ちや産業も健康になる総合的な“健幸”政策を進めていきます。
3
「地域のきずなづくり」の推進
一人暮らし高齢者の社会からの孤立、孤独死、いじめ、虐待、自殺等の課題を解決し、市民一人ひ
とりが心豊かに安心して暮らすことができるよう、人と人との心のきずなづくりの場の提供を進めま
す。また、市民が連携・協力し支え合うコミュニティ福祉の増進や市民が主体的に地域の課題を考え
解決する組織づくり等、市民主体のまちづくりを支援していきます。
第3章
計画の概要
第1節
社会経済動向
首都圏への人口集中と地方都市の縮小
地方都市と首都圏における雇用や経済活動の差が拡大し、就職を契機に若者の地方からの流出 による首 都圏への一極集中を招いています。
地方の若い世代が、出生率が最も低い東京に流出することにより、日本全体としての少子化、人口減少に拍 車をかけています。
人口減少による経済規模の縮小や人手不足は、事業の縮小や住民の経済力の低下につながり、地域社会 の様々な基盤の維持が困難となることが懸念されます。
このように、地方は、人口減少を契機に、「人口減少が地域経済の縮小を呼び、地域経済の縮小が人口減少 を加速させる」という負のスパイラル(悪循環の連鎖)に陥る可能性があります。
そして、東京圏においては地方都市以上に高齢化のスピードが加速化し、医療・福祉の人材や施設の不足 などが顕著となり、競争力が弱まることは必至と予想されます。
人口減少を克服し、地方創生を成し遂げるため、人口、経済、地域社会の課題に対して一体的に取り組むこ とが求められています。
第
節
重点プロジェクトの推進
本市では平成25年度(2013年度)に総合計画前期基本計画の見直しを行い、「社会経済情勢の変化や多 様化するニーズを的確に捉える」、「ヒト・モノ・カネ・情報といった限られた地域資源を効率的・効果的に活用す る」、「市民や企業から『選ばれる都市』として地域間競争に勝ち抜く」などの観点から、 次の6施策を重点プロジ
ェクトとして位置づけました。後期基本計画においても、第 節に掲げる「まちづくりの主要課題」に対する解決策
として重点プロジェクトを関連する分野に横断的に反映させることで51施策の効率的・効果的な推進を図りま す。
1
防災・減災対策の推進
東日本大震災の教訓を踏まえ、「自らの命は自ら守る」、「自らの地域は皆で守る」を基本に、防災体
制の強化に向けて、行政、自主防災組織、家庭、事業所が相互に連携しながら、避難行動要支援者へ
の対応、女性に配慮した防災対策、避難所運営のためのマニュアルや体制づくりなどを進めます。ま
た、公共施設の非構造部材の落下防止等の耐震化による、安全・安心な施設整備などに取り組んでい
きます。
2
「スマートウエルネスみしま」の推進
生涯を通じて自立した生活ができる健康寿命の延伸に向けて、年齢層に応じた生活習慣病防止や心
の健康保持などの施策を進めます。またあらゆる分野に健康の視点を盛り込んで、人だけでなく、ま
ちや産業も健康になる総合的な“健幸”政策を進めていきます。
3
「地域のきずなづくり」の推進
一人暮らし高齢者の社会からの孤立、孤独死、いじめ、虐待、自殺等の課題を解決し、市民一人ひ
とりが心豊かに安心して暮らすことができるよう、人と人との心のきずなづくりの場の提供を進めま
す。また、市民が連携・協力し支え合うコミュニティ福祉の増進や市民が主体的に地域の課題を考え
解決する組織づくり等、市民主体のまちづくりを支援していきます。
4
「ガーデンシティみしま」の推進
水と緑、文化と歴史、富士山の景観など、昔からの三島の宝に、新たに「花」という癒しの彩りを
添え、美しく品格のあるまちをつくり、交流人口を増やし、観光振興・産業振興につなげます。また、
併せて地域花壇づくり等を通じて、市民のきずなづくりや健康づくりを進めていきます。
5
企業立地・産業振興
(
「内陸のフロンティア」
を拓く取組を含む)
の推進
東駿河湾環状道路が東名・新東名高速道路と接続したことを好機と捉え、「内陸のフロンティア」
を拓く取組として三ツ谷工業団地のほか、5事業を計画し、推進しています。また、同時に富士山の
世界文化遺産登録、伊豆半島の日本ジオパーク認定、伊豆フルーツパーク、箱根西麓・三島大吊橋等
を活用した観光振興とともに、企業誘致、産業振興を図り、地域の活性化を進めていきます。
6
ファシリティマネジメントの推進
本市の公共施設は高度経済成長期に建設されたものが多く、今後、一斉に更新時期を迎える こと によ る更新費用の集中などが懸念されます。このた め、市有施設の現状や課題を的確に捉え明らかにすると ともに、今後の公共施設のあり方や計画的な保全などについて定める公共施設保全計 画の策定を進め、 維持管理費の平準化、長寿命化及び効率的な施設の利活用による財政縮減を目指します。
第
3
節
住むなら三島・総合戦略との一体的な推進
本市では国・県と全面的に歩調を合わせ、「若者の結婚から子育てまでの希望をかなえ、魅力的で品格のあ るひとづくり・まちづくりを進め、幅広い世代の方々や企業から『選ばれる都市』を目指す」を基本方針として、平 成27年度(2015年度)に「住むなら三島・総合戦略~まち・ひと・しごと創生~」を策定しました。人口減少に歯 止めをかけるための分野別計画として、重要業績評価指標(KPI)を定め、PDCAサイクルのもとで事業の効果 や進捗状況の検証を進め、総合計画と一体なって施策の推進を図ります。
防災・減災対策
地域のきずなづくり
ファシリティマネジメント スマートウエルネスみしま
ガーデンシティみしま
企業立地・産業振興
(「内陸のフロンティア」
を拓く取組を含む)
重点プロジェクト
せせらぎと緑と元気あふれる協働のまち・三島
~環境と食を大切に~
安全・安心
環境・文化
活力・ 住みやすさ
安全・安心に 暮らせるまち
活力のある 住みやすいまち
環境を保全し 人と文化を育むまち
+
協働・自立
協働で進める 自立したまち
横 断 的 ・ 体 系 的 展 開
住むなら三島・総合戦略
三 島 市 に し ご と を つ く り 、 安 心 して働けるようにする
三島市への新しい人の流れを つくる
若 い 世 代 の 結 婚 ・ 出 産 ・ 子 育 ての希望をかなえる
時 代 に 合 っ た 魅 力 的 な ま ち を つくる
人 口 減 少 対 策 抽 出
国・県総合戦略 整
合
序
論
第4節
まちづくりの主要課題
第1項
暮らしの安全・安心を高める
1
健康・医療・福祉の充実
全国と同様に本市においても、出生数の低下による少子高齢化が進み、本格的な超高齢化社会を迎 えます。
このため、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるように、医療、福祉、介護、予防、住まい、生 活支援など地域包括ケアシステム
※
を構築する必要があり、地域による支援体制の 確立が求められてい ます。子育てをしながら働く女性の就労支援など、地域で安心して子どもを育てる子ども子育て支援計画 や健やかな子どもの成長を育む食育活動の推進、高齢者や障がい者対策として、雇用、生きがいづくり などの環境整備を進める必要があります。
※地域包括ケアシステム:生活上の安全・安心・健康を確保するために、医療や介護のみならず、福祉サ ービスを含めた様々な生活支援サービスが日常生活の場(日常生活圏域)で適切に提供できるよ うな地域での体制。
2
安全・安心な市民生活の確保
東日本大震災の教訓を踏まえ、多様化・大規模化する災害や事故などの市民生活や行政運営に重大 な支障をもたらす事態に備え、危機管理指針を定め、女性への配慮や避難行動要支援者への支援など、 多岐にわたる課題に対して、組織的に対応するための危機管理体制の強化に努めています。
また、市民の防災意識を高め、関係団体との連携を図る中で災害に強いまちづくり、道路・河川改修な どによる減災対策を進めていく必要があります。
さらに、緊急事態に的確に対応するため、消防・救急体制の充実強化・高度化への取り組みについて、 富士山南東消防組合に働きかけていく必要があります。
また、事故や犯罪、消費生活上のトラブルへの対応など、地域ぐるみの交通安全や防犯活動の推進、 市民相談を充実していく必要があります。
第2項
地域力発揮の基盤強化
1
地場産業の活性化
東日本大震災による経済の冷え込みからの復興の兆しは見えるものの、地方への波及までには至ら ず、非正規雇用の増加や所得水準の下落などを引き起こし、市民生活への不安、中小企業・農業経営の 不安、市街地の活力の低下など、依然として・多くの課題を抱えています。
このため、本市の恵まれた気候や自然、交通環境の優位性を生かしながら、中心市街地の活性化に向 けた個店の魅力が引き出された商店街づくり、観光や農業の振興を進めていくことが重要です。
また、既存企業の支援や企業の本社機能移転、新たな企業の誘致、さらに、ファルマバレープロジェクト ※
による県東部地域への医療・健康産業の集積など、地域産業の活性化が望まれます。
※ファルマバレープロジェクト:静岡県が平成13年(2001年)に策定した富士山麓先端健康産業集積(フ ァルマバレー)構想に基づき、「世界一の健康長寿県の形成」を目指して、世界レベルの研究開発 を進め、県民の健康増進と 健康関連産業の集積を図り、特色ある地域 の発展の実現に向け進め ている取り組み。
第4節
まちづくりの主要課題
第1項
暮らしの安全・安心を高める
1
健康・医療・福祉の充実
全国と同様に本市においても、出生数の低下による少子高齢化が進み、本格的な超高齢化社会を迎 えます。
このため、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるように、医療、福祉、介護、予防、住まい、生 活支援など地域包括ケアシステム
※
を構築する必要があり、地域による支援体制の 確立が求められてい ます。子育てをしながら働く女性の就労支援など、地域で安心して子どもを育てる子ども子育て支援計画 や健やかな子どもの成長を育む食育活動の推進、高齢者や障がい者対策として、雇用、生きがいづくり などの環境整備を進める必要があります。
※地域包括ケアシステム:生活上の安全・安心・健康を確保するために、医療や介護のみならず、福祉サ ービスを含めた様々な生活支援サービスが日常生活の場(日常生活圏域)で適切に提供できるよ うな地域での体制。
2
安全・安心な市民生活の確保
東日本大震災の教訓を踏まえ、多様化・大規模化する災害や事故などの市民生活や行政運営に重大 な支障をもたらす事態に備え、危機管理指針を定め、女性への配慮や避難行動要支援者への支援など、 多岐にわたる課題に対して、組織的に対応するための危機管理体制の強化に努めています。
また、市民の防災意識を高め、関係団体との連携を図る中で災害に強いまちづくり、道路・河川改修な どによる減災対策を進めていく必要があります。
さらに、緊急事態に的確に対応するため、消防・救急体制の充実強化・高度化への取り組みについて、 富士山南東消防組合に働きかけていく必要があります。
また、事故や犯罪、消費生活上のトラブルへの対応など、地域ぐるみの交通安全や防犯活動の推進、 市民相談を充実していく必要があります。
第2項
地域力発揮の基盤強化
1
地場産業の活性化
東日本大震災による経済の冷え込みからの復興の兆しは見えるものの、地方への波及までには至ら ず、非正規雇用の増加や所得水準の下落などを引き起こし、市民生活への不安、中小企業・農業経営の 不安、市街地の活力の低下など、依然として・多くの課題を抱えています。
このため、本市の恵まれた気候や自然、交通環境の優位性を生かしながら、中心市街地の活性化に向 けた個店の魅力が引き出された商店街づくり、観光や農業の振興を進めていくことが重要です。
また、既存企業の支援や企業の本社機能移転、新たな企業の誘致、さらに、ファルマバレープロジェクト ※
による県東部地域への医療・健康産業の集積など、地域産業の活性化が望まれます。
※ファルマバレープロジェクト:静岡県が平成13年(2001年)に策定した富士山麓先端健康産業集積(フ ァルマバレー)構想に基づき、「世界一の健康長寿県の形成」を目指して、世界レベルの研究開発 を進め、県民の健康増進と 健康関連産業の集積を図り、特色ある地域 の発展の実現に向け進め ている取り組み。
2
適切な市街地整備と計画的な土地利用
本市では、新幹線三島駅に加え、東駿河湾環状道路が供用されるなど、県東部地域における交通の 要衝として重要性が増しています。
計画的な土地利用を進めるとともに、長年の懸案事項である三島駅南口の 再開発、周辺の道路整備 等の三島駅のポテンシャルを上げる都市基盤整備の推進が必要です。また、人口減少や超高齢社会の 進展に対応するため、国から立地適正化計画及び地域公共交通網形成計画の策定による都市構造の 見直しが求められていますが、一方で若者の定住促進に向け、雇用の創出に繋がる新たな産業拠点とな る工業団地の造成等の内陸のフロンティアを拓く取組促進や地区計画の導入等が必要です。
併せて、広域幹線道路 ※
や市民の満足率の低い歩道整備など、地域の生活道路の整備などによるネ ットワーク化が求められています。
さらに、景観やユニバーサルデザイン ※
に配慮した快適な都市機能の整備が求められています。
※広域幹線道路: 地域 間、 都市間などの 一都市の範 囲 にと どまらず広域 的な連絡 の役割をもつ幹線 道 路。
※ユニバーサルデザイン :「すべての人のためのデザイン」を意味し、年齢や障害の有無などに かかわら ず、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるように環境や製品をデザインすること。
第3項
環境、文化のさらなる醸成
1
環境教育の推進と暮らしのなかでの取り組み
本市では、市民、NPO、事業者と行政が一体となって環境先進都市づくりを進め、高い評価とともに 数々の表彰を受けるなど、県内はもとより国内でも先進的な実績を上げてきました。
水と緑があふれる自然や歴史、文化など、本市の良好な環境を未来に継承していくためには、地球温 暖化や生物多様性
※
に対して、暮らし全般にわたる環境問題として取り組むことが求められています。 三島ならではの環境を守り育てる仕組みづくりや環境教育、環境保全活動を一層推進するため、活動 拠点となるエコセンターの活用、市民、NPO、事業者と行政が互いに役割を分担し、多様な取り組みを効 果的な連携により進めることが重要です。
※生物多様性: あらゆる生物種の多さと、そ れらによって成り立っている 生態系の豊かさやバランスが保 たれている状態のこと。さらに、生物が過去から未来へと伝える遺伝子の多様さまでを含めた 幅広 い概念。
2
生涯にわたるスポーツ・文化・芸術活動の環境整備
本市では、子どもから大人まで、生涯にわたってスポーツや文化・芸術活動、 生涯学習に親しむことが できる環境の整備に努めてきました。
今後、企業や大学、関係団体などとの連携を深めながら、スポーツ推進計画、生涯学習推進プラン、文 化振興基本計画に基づき、学習機会の提供や文化活動の支援、文化財の保存や展示、創造性豊かな人 材の育成など、さらに多くの市民の多様な活動に寄与できる環境づくりを進めることが必要です。
また、学校教育においては、子どもたちの教育環境の整備はもとより、幼稚園、小中学校と家庭や地域 との連携した学校支援地域本部の設置や、豊かな感性と確かな学力を持ち、心身ともに健康な子どもを 育成していくことが重要です。
序
論
第4項
自治システムの強化
1
協働・行財政改革の推進
本市では、これまで行財政改革に積極的に取り組むとともに、市民、NPO、事業者などと幅広い協働 の取り組みを進めてきました。
しかし、平成20年前後をピークに、本市は人口減少というこれまで経験したことのない時代の転換点を
迎え、今後、経済規模の縮小や税収の減少、さらには老朽化した公共施設やインフラ施設の更新需要の 集中などにより、財政状況はより一層厳しくなることが予測されております。こうした厳しい財政状況のな かでも、複雑多様化する行政課題と市民ニーズに的確に対応しつつ、財政規律を維持しながらも未来へ の投資を積極的に行うため、徹底した行財政改革を進めるなど、健全な都市の経営に努めていくことが 必要です。
また、わかりやすい行政情報の提供、情報公開 ※
や施策の説明責任 ※
を適切に果たしていくことなど、 市民との情報の共有、役割分担を明確にすることで、相互に補完、協力し合う協働の取り組みを全市的 な活動へとつなげていくことが必要です。
※情報公開:国などの公の機関が自らの業務上の記録などを広く一般に開示すること。狭義には公文書 を公に開示すること。
※説明責任(アカウンタビリティ):企業や行政が外部の利害関係者(行政であれば住民)に自らの決定、 行動による結果に関し、その原因となる意思決定行為について合理的に説明を行う責任をいう。
第4項
自治システムの強化
1
協働・行財政改革の推進
本市では、これまで行財政改革に積極的に取り組むとともに、市民、NPO、事業者などと幅広い協働 の取り組みを進めてきました。
しかし、平成 年前後をピークに、本市は人口減少というこれまで経験したことのない時代の転換点を
迎え、今後、経済規模の縮小や税収の減少、さらには老朽化した公共施設やインフラ施設の更新需要の 集中などにより、財政状況はより一層厳しくなることが予測されております。こうした厳しい財政状況のな かでも、複雑多様化する行政課題と市民ニーズに的確に対応しつつ、財政規律を維持しながらも未来へ の投資を積極的に行うため、徹底した行財政改革を進めるなど、健全な都市の経営に努めていくことが 必要です。
また、わかりやすい行政情報の提供、情報公開 ※
や施策の説明責任 ※
を適切に果たしていくことなど、 市民との情報の共有、役割分担を明確にすることで、相互に補完、協力し合う協働の取り組みを全市的 な活動へとつなげていくことが必要です。
※情報公開:国などの公の機関が自らの業務上の記録などを広く一般に開示すること。狭義には公文書 を公に開示すること。
※説明責任(アカウンタビリティ):企業や行政が外部の利害関係者(行政であれば住民)に自らの決定、 行動による結果に関し、その原因となる意思決定行為について合理的に説明を行う責任をいう。
第4章
施策の体系
※施策11「消防・救急」のうち、消防団関連施策を除く施策については平成 年 月 日に共同処理を開始する「富士山南東消防
組合」において取り組みます。
序
論