SEMI
の最近の活動から
先日自宅でTVを観ていたら、「百年に一度の・・・・・チャンス」というコマーシャルがありまし
た。その広告主は不動産販売会社で、確かに不景気は不動産価値を下げ、金利も低水準
なので、「チャンス」に相違はないのですが、購買層の財布の紐も固くなっていることを承知し
ながらの勇気あるキャッチ・コピーに喝采を送りたい気分でした。
さて、今回ご報告すべきトップニュースは、第5回GFPC(Global FPD Partners Conference)
の成功です。今年は場所を千葉県舞浜のシェラトン・グランデ・トーキョーベイに移し、4月 9日・10日の2日の開催でした。市況を考慮して、参加者の多数を占める関東地区の方々への 利便性を優先し、さらに参加費用の特別価格を用意させていただきました。それでも、参加 者の大幅な減少はありましたが、講師の方々の多彩なトピックスには高い評価をいただきき ました。詳細はGFPC委員のおひとりである北原様のレポート(本誌P2・3)をご覧ください。 日本3回目となるHTU(ハイテク・ユニバーシティ)が、今年は滋賀県に場所を移して3月25、 26日の2日間で開催されました。県内5つの高校から31名の生徒が集まり、大日本スクリ ーン製造殿、NECセミコンダクターズ関西殿の2社のご協力をいただいての開催です。毎回、 多大なるご支援を頂戴しているHTU委員会の方々、遠方からお越しいただいている講師の 方々、この活動にご賛同いただきスポンサーとなっていただいている企業の皆様に、この場 をお借りして改めて御礼申し上げます。このHTUは、理科学離れが進む若者に半導体技術 のすばらしさを知ってもらうための活動ですが、教育界、半導体デバイスメーカー、装置メー カーの3つの異なる団体の相互協力による1年近くにも及ぶ手作り作業の結晶です。しかし、 高校生たちが楽しみながら知識を吸収している様を見ると、関係者一同今までの苦労がす べて吹き飛んでしまいます。今回は、新聞・雑誌関係者のほかに、地元TV局が3社、合計4台 のカメラが入るほどの注目を頂戴しましたが、これはHTU初の快挙です。
また、1月にはSEMICON Korea、3月にはSEMICON Chinaが開催されました。どちらも昨
年規模の20%を超える減少であったものの、それぞれの地域が支える熱い息吹を感じました。
両展示会ともSEMI単独で主催するPV展示会“SOLARCON”との併設で、今後の急速な成 長が見込まれる分野への期待から、多くの来場者がありました。
SEMIジャパン 代表 中川 洋一
今回の世界的な大不況は、金 融機関の無責任な架空債権の 投機に端を発していますが、その 根底には、われわれ製造業にと ってきわめて重大な構造的変 化があると思っています。したがって、今までの不況のように じっと我慢していれば元に戻るというようなことが考えられま せん。 第一に、世界の経済、特に製造業の中心が、米国から中国 へ移っていく構造変化の中で発生しているということです。しかも、 米国が抱えた処理すべき不良債権の量が莫大で、ドルや米国 国債の大暴落を伴う可能性があるという深刻さです。現在の状 況は、サブプライムローンなどの各種不良債権を米国国債に移し 変えているに過ぎず、実体経済に合った状況にまで調整するに は更なる危機が予想されます。われわれはこのような構造変化 と更なる危機に対応しなければなりません。 第二に、世界の製造業を引っ張る分野が電子デバイスやITソ フトからエネルギー・環境や資源・材料分野に変化していくとい うことです。もはやこれ以上、環境負荷を増大させながら成長す ることが許されなくなってきました。この構造変化にも対応し なければなりません。 第三に、今後製造業が急成長する中国、インド、中東、ロシア等 では、製造業に必要な各種の技術やインフラが整っておらず、し たがって、装置、材料、プロセスなどを含むソリューションを提 供することが必要であるということです。これは、われわれ装置 メーカーにとっては重大な構造変化であります。 以上のような大きな構造変化の中で、日本の製造業はどのよ うにして生き残っていくことができるでしょうか。その答えは イノベーションであると思います。上記のような変化は、日本に とって確かに危機ではありますが、しかしチャンスでもありま す。日本は今や、製造業に必要なすべての技術やインフラが整っ ている唯一の国になりました。製造装置、材料、生産技術、ITなど、 ほとんどの分野が存在しています。欧米ではすでにファブレス 化している分野が沢山ありますし、韓国や台湾では装置や材料 といった分野は充分ではありません。したがって、日本は最先端 の新しい独創的な技術や商品を開発し生産を立ち上げる最 適地であるといえます。最もイノベーションを行うことができる国 であり、その意味で日本の技術者は世界中で最も恵まれた環境 にいます。日本の製造業はこの点を生かして、画期的な優れた商 品と技術を開発していく必要があります。逆に言えば、独創的な 新商品や新技術の開発しか日本の製造業が生き延びていく道 はないと言っても良いと思います。 さて、上記で述べたように、電子デバイスやITソフトに代わっ て製造業を引っ張っていくと考えられているエネルギー・環境 分野の中で、太陽電池はわれわれ半導体や液晶関係の装置メ ーカーにとっては希望の分野であります。しかし、本当に太陽電池 が製造業を牽引する産業になるのでしょうか。今後、各種の太陽 電池が開発され変換効率も改善されていくでしょうが、化石燃 料を使った電力にコスト的に勝るのはかなり困難であると思わ れます。この点から、太陽電池産業は一過性で将来性がないと いう意見もあります。確かに一般的な商品のように安くて良いも のが売れるといういわゆる「経済合理主義」から見れば、太陽電 池産業に対して非常に厳しい見方をすべきです。一方、今回の太 陽電池ブームに火をつけたフィードインタリフ制度のように、 消費者がクリーンエネルギーであれば高い価格で電力を買って も良いというコンセンサスがとれれば、太陽電池は非常に大き な産業になっていくと考えられます。液晶テレビや携帯電話な どの生活を楽しく便利にしてくれる商品と同じように、きれい な空気を吸いたいとか地球環境を守りたいということを、本音で 思う消費者が多数になるかどうかにかかっています。もしその ように考える消費者が多数になれば、太陽電池などのクリーン エネルギー産業は、たとえば教育や医療、福祉、文化等と同じよ うに、「経済合理主義」だけでは語れない文化的な生活を維持し ていくために必要不可欠な、公共性のある産業になることを意 味しています。このような産業は、きわめて規模も大きく長期にわ たって安定しており、全世界的に市場が形成されます。米国の オバマ大統領の発言でその方向の世論形成が進み始めてい るように見えますが、今後の動向を注意深く見ていく必要があ ります。
Contribution Article
今回の不況の特徴と太陽電池産業
株式会社アルバック 代表取締役会長 中村 久三
SEMIの太陽光発電活動 SEMIは会員の太陽電池分野への関心の高まりを受け、取組 みを強化してきました。日本において、太陽光発電に関する総合イ ベント「PVJapan」を太陽光発電協会と共同主催するほか、海外 主要市場でも、「SOLARCON」等のイベントを開催し、皆様にグ ローバルなサービスを提供いたします。 SEMIの太陽光発電活動の詳細は、http://www.semi.org/jp/pv をご覧ください。GFPC 2009(第5回 Global FPD Partners Conference)が、去る 4月9日(木)・10日(金)の2日間、千葉県舞浜で開催された。今回の 会議では、「Green & Growth -Exploring the Frontiers of FPD-」を テーマに掲げ、ディスプレイ産業における新しい機会と方向性を 模索するための講演と討議が行われた。業界を牽引する企業の 経営者やキーパーソンが集う本会議には、韓国、台湾、ヨーロッ パからの24名を含めた120名の参加を得て、FPD産業の将来を 見据えた内容の濃い議論が行われた。
会議テーマであるGreen & Growthを実現するために、FPDの 新技術や応用分野、さらには産業をとりまく事業環境など、広範 囲なテーマに焦点を当て、経営層に向けた多角的なテーマと議 論の場が提供された。ライフスタイル、世界のマクロ経済の状況、 FPDの世界を広げる新技術、アクセサビリティー、太陽電池、ポ ストFPDテレビ、脳科学、医療用X線技術、等々の多方面にわた る講演やパネルディスカッションである。参加者にとって、視野 を広げ、今後のビジネスを広げていくためのヒントとなる多く の情報が提供された。その中のいくつかを紹介する。 ■「起業家精神」を思い起こさせたオープニング・キーノート 開会の挨拶では、名誉委員のNEC佐々木元はじめ取締役会長が、 「今回のGFPCでは、さまざまなディスプレイ技術とともに太陽電池 も取り上げ、将来に向けた環境やエネルギーという視点で、多く の内容が盛り込まれた大事な会議である」と宣言された。 オープニング・キーノートでは、堀場製作所最高顧問の堀場雅 夫氏が講演された。学生ベンチャーの草分けとして会社を立ち 上げ、常に業界をリードしてこられた一方で、産業界での活動や 起業家の育成にも力を注いでこられた氏の言葉「ベンチャー精 神を持つことによって、日本は活性 化できる」「未来は予測するもので はない、自分で作りあげていくもの である」は、参加者の心に強く焼き 付いた。 ■「豊かで夢のある次世代ライフスタイル」を議論 慶應義塾大学大学院の特別招聘教授 夏野剛氏は、NTTド コモ「iモード」を立ち上げてこられた経験を元に、「ネットワークが もたらすライフスタイルの変化」の様子を熱く語った。SF映画 の中に登場するさまざまなディスプレイを引き合いに出し、将 来のディスプレイが進化していく姿を目の当たりにするととも に、目の前にあるディスプレイしか頭の中に描けない我々にと って、刺激的な言葉がいくつも発せられた。「物理的な画面サイ ズと可視サイズは異なってくる」「世の中にディスプレイが溢れ てくればくるほど、邪魔な存在になる(その存在を意識させない ようなディスプレイにしなければならないという意味)」等々で ある。これからの10年を占うキーワードとして、「人工知能」「出 入力」「生体認証」「電源」そして「すべてはフツーの人々のため に」である、と締めくくった。 夏野氏のスピーチを受けて、「次世代の夢のある豊かなライフ スタイル」に向けたさまざまなディスプレイの姿について、車、 オフィス、家、携帯の視点でパネルディスカッションが行われた。 車向けでは、BMWのRobert Isele氏が紹介する3次元形状の表 示クラスターが、未来の車のイメージを想像させた。オフィスでは、 内田洋行の村浩二氏が、ディスプレイを空間にとけ込ませるた めのデザインを紹介。家では、大和ハウス工業の吉田博之氏が、 スマートハウスの進化について語った。携帯について語る夏野 氏を加えたパネルディスカッションでは、今後の実現に向けた 議論がなされた。家の中のネットワークインフラ、車・家・オフィ スを結ぶネットワークを構築し、携帯がその役割の中心となっ ていく。 ■“Green”と業界の期待を担う太陽電池セッション 野村證券の和田木哲哉氏が、証券アナリストの視点で見た太 陽電池産業の展望を語った後のブレイクアウトセッションでは、 モデレーターの太陽光発電技術研究組合理事長 桑野幸徳氏の
GFPC 2009
GFPC
開催報告:
Green & Growth
をテーマに舞浜で開催
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2015
年に向けたディスプレイの世界を語り合う−
GFPC委員 / テック・アンド・ビズ株式会社 代表取締役 北原 洋明
業界のキーパーソンが集うGFPC2009の会場風景
基調講演に立った堀場製作所最高顧 問堀場雅夫氏
進行のもと、昭和シェルソーラー櫛屋勝巳氏、インドMoser Baer Photo VoltaicのG. Rajeswaran氏、台湾NexPower Technology のSemi Wang氏、韓国TS CorporationのSe Wang Yoon氏の 4名のパネラーが登壇し、アジア各国における太陽電池産業の状 況やビジネス戦略を語った。 太陽電池セッションは、昨年初めてGFPCに取り入れた。昨年 の桑野氏の講演には多くの人が感銘を受けたが、今年はその桑 野氏の進行によって、太陽電池の技術、市場と今後の方向性がわ かりやすく議論された。薄膜太陽電池を中心に据えた今回のセ ッションでは、FPD産業の次にくる大きな産業という期待とと もに、化石燃料を置き換えていくGreenな技術である太陽電池の 技術と将来像、そして課題などを、参加者の方々に理解していた だくことができた。 太陽電池には、FPDと同様にさまざまな種類がある。それぞれ の技術的な特徴や設置場所でのニーズを活かして、今後もさま ざまな太陽電池が製造され、使われていくことになる。 ■ FPDに携わる者にとって目からウロコの落ちる内容が満載 GFPCは、FPDの特定の技術やアプリケーションを追求する会 議ではない。この産業に関わる者、特に経営層にいる者が、普段 の仕事から離れて視野を広げる絶好の機会を提供する場である。 そのために、さまざまなテーマの講演やディカッションの場が 設けられている。 今回のGFPCでも、日本アイ・ビー・エム斉藤隆氏による、お年 寄りや障害者に対する使いやすさから解説した「人に優しいコ ンピューター」、東北大学の川島隆太教授による人間の活動に欠 かせない前頭前野の働きを老人性認知症の症例をもとに解説し た「脳科学と社会」、島津製作所の鈴木悟氏よるTFT型X線セン サーを使った「X線画像診断の最新技術」など、普段なかなか聞 けない話に多くの人が聞き入り、我々が何気なく使い、眺めてい るディスプレイ画像に関してのさまざまな意味合いを理解する とても良い機会であった。 また、GFPCで毎回行われているユニークなセッションにエグ ゼクティブ・ラウンドテーブルがある。スピーカーを交えた参加 者が小グループのテーブルに別れ、ひとつのテーマに対して互 いに自由なディスカッションを行う場である。結論を出すこと を目的とせずに自由な議論を行うという主旨であるが、互いの 意見の中から得るものも多い。今回は、ライフスタイルとビジネ スマネージメントに関しての議論が行われた。 ■ 2015年のディスプレイの世界を熱く議論したグランドフィナーレ 2日間の会議を締めくくるグランドフィナーレは、今回の GFPCを総括するにふさわしい内容であった。モデレーターの FPD アソシエーツ 枅川正也氏による課 題提起を受け、シャ ープ水嶋繁光氏、ソ ニ ー 占 部 哲 夫 氏 、 Samsung Electronics, Jun H. Souk氏、パナ ソニック上野山雄氏、 AU Optronics, Lai-Juh Chen氏の5名のパネ リストから、それぞれ が考える2015年のデ ィスプレイの世界と参 加加者に向けたメッ セージが発信された。 液晶の実用化から 30数年で巨大な産業 に育ったFPD産業は、今、踊り場に来た感もある。そのような状況 の中で、アナログ完全停波となる2015年にディスプレイの技術、 産業はどうなっているか?という枅川氏の問いかけに対して、 パネラー全員の意見は、「FPD産業はまだまだ成長していくこと に疑いはない。液晶がまだ主流ではあるが、有機ELもセカンドテ レビなどで広まっていく」と力強いものであった。さらに、紙の 文化を置き換える電子ペーパー、デジタル・インフォメーション・ ディスプレイ、臨場感溢れる超大型ディスプレイ、ヘッドマウント ディスプレイ等に対する大いなる期待も出された。また、キラー アプリケーションとして、3Dテレビ、バーチャルリアリティー、イン タラクティブなセンサーの搭載等によって、新しいディスプレイの 世界がどんどん開けてくると力強く語るパネラーの言葉に、参 加者は、FPDの未来に明るい希望を抱くことができた。 ■ 業界が再び力強く成長することを信じ、来年の再会を約束 今回のプログラム委員会は、1年前から作業を開始したが、途 中で世界金融危機が起こり、FPD業界も大きく減速した。このた め、直前になって開催場所を宮崎から変更し、イベントも実質的 な内容に絞った形で行われた。 2日間の会議を振り返ってみると、現在FPD業界が直面してい る危機感が、逆に将来の産業の継続的な発展に向けた結束を産 み出したように感じている。 現在の世界経済は、まだ非常に厳しい状況にある一方で、回復 の兆しも見え始めている。今回のGFPCが、世界的な経済危機を 乗り越えて、FPD産業が再び飛躍するきっかけとなることを願 いつつ、来年の再会を約束し、参加者は舞浜を後にした。
GFPC 2009
広がるFPDの世界を語り合う Grand Finaleのパネラー去る3月25日(水)・26日(木)の2日間、滋賀県の大日本スクリ ーン製造(株)彦根地区事業所ならびにNECセミコンダクター ズ関西(株)において、SEMIの教育プログラム「ハイテク・ユニバ ーシティ」が開催されました。今回は、熊本、茨城での開催に続 き、日本では3回目の開催となります。滋賀県立高校の2年生合 わせて31名(男子生徒24名、女子生徒7名)が参加し、できるだ け体験的に、科学・技術の面白さ、半導体産業の重要性を伝えよ うと工夫されたプログラムが提供されました。 ■ 1日目 会場:大日本スクリーン製造(株)彦根地区事業所 ハイテク・ユニバーシティには次のルールがあり、その確認か ら始まります。 ・楽しくやろう!−明るく、楽しく、元気よく− ・何かをつかんで帰ろう。 ・たくさん参加しよう。−一生懸命に聞く、考える、体験する、 質問する、議論する−
講師、スタッフ、生徒同士で「Good Job」カード、「Nice Try」カ ードを渡し合い、失敗を恐れず、積極的な発言、参加を奨励しま す。このような働きかけもあり、生徒たちの緊張が和らぎ、他校 の生徒とも打ち解けて自発的に発言する姿が見られました。 続いて、「半導体とは?」をテーマにした講義で、半導体が私た ちの暮らしにどのように役立っているのかを学びました。「人 間コピー機」のセッションでは、大日本スクリーン製造の大型 コピー機を使い、実寸大の人間コピーを体験しました。グループ ごとにさまざまなポーズを考えて、縦型、横型で撮影、それが綺 麗にカラーポスターとして印刷されました。お待ちかねのお昼 は社員食堂で、社員同様に数種類のメニューから選ぶことがで きました。 午後のセッション「俺ッ、コンピュ ータ !?!?(人間計算機体感ゲー ム)」では、半導体の基本要素である 二進法、ゲートの動作を、体を使いゲ ーム感覚で体験しました。また、工場 見学では、初めて着る無埃服に「何 か変な感じ」「息苦しい」等の声が挙 がっていましたが、「エアシャワーが楽 しかった」「ものづくりは繊細だと思 った」等、製造現場を目の当たりにし て感動した様子でした。 この日は「小さな半導体と大きな 仕事」と題し、(株)ルネサステクノロ ジのインド国籍である講師からの講義もあり、「半導体が世界規 模で作られていることがよくわかった」「情報社会と国際関係の つながりが深いということがわかった」など、世界中と繋がる半 導体を実感しました。普段使っているものに半導体が多く使わ れ、そしてその半導体には、いろいろな国、企業、そして人の技術 が詰まっていることを理解した1日となりました。 ■ 2日目 会場:NECセミコンダクターズ関西(株) 「開発とは常識を破れ!」こんなメッセージが午前の講義「世 界で羽ばたく半導体エンジニア」から発信され、生徒たちは「エ ンジニア」「開発」という硬いイメージが、自分も世界で活躍でき るんだという実感につながったようです。続いて、NECセミコン ダクターズ関西の製造現場を見学し、ロボットや多くの機械、そ してウェーハ工程が沢山あるのに驚いた様子でした。 午後からは、携帯電話を“破壊”し、半導体を探し出し、電子顕 微鏡で観察。さらに髪の毛も観察し、肉眼では見ることのできない 「ミクロ、ナノの世界」を体験し、歓声が沸きました。最後は、「仕 事って何?」「半導体業界での仕事は?」をテーマにしたセッシ ョンで、4名のそれぞれ異なる職種に携わる先輩社員が登場し ました。「どうして今の会社を選んだのか?」「入社前の想像と 実際に働いてみた現実とのギャップは?」など、次々に挙がる 具体的な生徒からの質問に対して、自らの体験を交えながらの 先輩社員の話に、生徒たちは真剣に聞き入っていました。 2日間を通して生徒から、「全く知識のなかった半導体が少し わかった」「参加して新しいことに興味がもてた」「やりたいこと に対して、一生懸命さや失敗を恐れないことが必要だと思った」 「進路を決めることにおいて参考になった」「人見知りだと思っ てたけど、全然知らない人の中でも結構やっていけると思った」 等の感想が寄せられました。 今後、SEMIでは日本においても年に1、2回のペースで「ハイテ ク・ユニバーシティ」を各地で開催していく計画です。本プログ ラムは、趣旨にご賛同賜り、ご支援をいただけるスポンサーシッ プによって支えられています。今回の開催にあたり協賛いただ いた企業・団体に感謝申し上げるとともに、今後のご支援を募集 いたしますので、ご検討をお願いいたします。
High Tech U
高校生対象の教育プログラム「ハイテク・ユニバーシティ
in
滋賀」開催報告
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SEMI
の次世代人材育成活動:若者に半導体業界を知ってもらうために−
「人間コピー機」で実物大のコピーを体験 ハイテク・ユニバーシティ in 滋賀 協賛企業・団体 NECセミコンダクターズ関西 大日本スクリーン製造 アドバンテスト 荏原製作所 キヤノンマーケティングジャパン スズデン 電子情報技術産業協会 半導体部会 東京エレクトロン 日本半導体製造装置協会 日本マイクロニクス 畠山文化財団 半導体先端テクノロジーズ 日立化成工業 日立ハイテクノロジーズ 堀場製作所 ルネサス テクノロジHTK(日立ハイテクノロジーズ コリア)は、日製産業と日立 計測器サービスの各々の韓国支店が統合して、2006年4月に現 地法人として統合してできた会社です。本社はソウル市鐘路区(ソ ウルの旧市街のほぼ真ん中)にあり、23階建てのモダンな高層ビ ルに入っています。現在、従業員は営業とエンジニアを合わせ約 170名、韓国内にソウルを含め6ヵ所拠点があります。主な業務 は、半導体や液晶の製造・検査装置の営業ならびにサービスサ ポート業務と、LSI、MCUといった半導体ICや各種デバイス(LSI、 2次電池、光学エンジン他)の営業です。 私がソウルに赴任したのは昨年の4月であり、ちょうど一年が 経つところです。右も左もわからない私が、この一年で感じた意 外な面を『これが韓流!』と題しご紹介させていただきます。 この記事を読んで、皆様が少しでも韓国に関心を持っていただ ければ幸いです。 これが韓流!まずはビジネス編 昨年赴任直後、顧客にご挨拶に行こうと思って担当営業を通 じてアレンジをしました。しかし、なかなか日程が決まりません。 何故かな?と思い担当営業に聞いても、当初は日程調整に手間 取っているとしか言いません。しかし、1ヵ月過ぎても日程が決 まらないこともあるので、どうなったかと聞くと、顧客窓口の方 が、挨拶だけなら移動も時間も大変でしょうから、今回は気にし なくてもいいと言っていると言い出します。内心なんてこっち ゃ!と思います。それでも行きたいと言うと、挨拶だけなら来な くていいと、やっと顧客の本音が出てきます。『挨拶は必要に応 じて、それより実利優先。これが韓流!』なのです。 顧客幹部へ面談するのは本当にとても大変なことで、私は今 でも努力の真っ最中です。 次に気候編 これは簡単に言えば、冬以外は日本より過ごしやすい所とい うことです。大陸性のため、寒暖の差は大きいですが、東京より は快適です。夏でも日中に茹だるような暑さはありません、何よ り湿気が少なく、4月∼11月までは概ね東京よりはずっと快適で す。ビジネス上でもネクタイを付ける習慣も一般的でなく、失礼 にもならないため、特に夏は助かります。 一方、冬はやはり寒い(韓国語では『チュヲヨ』と言います) の一言。12月以降は急に冷え込み、氷点下10℃になった週が3 ∼4回ありましたが、この寒さになると外出するとか外を歩く (たとえ5分でも)とかの気力もなくなるほど寒いものです。 これに風が加わると寒さは怖いほど体に侵入してきますし、頭 は芯まで凍りつきます。一度、会食の終わった後でタクシーを待 っている数分に耐えられずに、またお店に戻って杯を重ね、暖を とり、結局はお店にタクシーを呼んで帰ったこともありました。 『冬の寒さは耐えられない。これが韓流!』です。 次は料理編 韓国料理といえばキムチに焼肉でしょう。私も赴任直後から この連続でした。しかし、毎日毎日ですとやはりちょっと胃が重 くなり、別のものを食べたくなります。そこから私の韓国料理の 冒険が始まりましたが、意外や意外、辛くなく美味しい料理も沢 山あります。 サンゲタンに始まり、ダッカンマリにサムギョプサルやオー ギョプサル(どちらも脂の乗った豚肉を焼いた料理)、各種のホ ルモン焼き(素材を丸ごと焼きます)、鴨肉、鴨鍋、うなぎの白焼 きに淡白なおかゆ、何と秋になると松茸は豪快にキログラム単 位で食べます。こうした店は観光案内の本には紹介されること がありませんので、多分皆さんもあまりご存知ないかと思いま す。野菜について言えば、見た目は不揃いですが、どれをとって も野菜独自の味とミネラルが豊富に入っており、とても美味し いです。『牛肉以外の食材が豊富。これが韓流!』です。 最後にゴルフ事情編 これは日本とは大きく違います。まずスタートを取るのがき わめて大変。メンバーであっても、期限までにスタート時間の申 込みをして、その後は連絡を待つだけです。予約が取れたとの連 絡はスタート1週間前位が当たり前。取れた予約は、いかなるこ とがあろうともキャンセルしたらペナルティーが発生します。 このペナルティーがきつく、通常はキャンセルでもしようもの なら、その後4∼6週間は予約を受け付けてくれません。したがっ て、雨が降ろうと風が吹こうと雪が降ろうと、プレーできそうに なくとも、コースがクローズまたはキャンセルに同意しない限 り、文句を言わすにコースに行く必要があります。『予約が取れ たらコースに集合。これが韓流!』です。 また、ゴルフ場で奇異に感じることは、キャディマスター室に はカードはない!スコアカードはキャディさんより1枚しか貰 えない、時には何で必要なんですかと質問がくる。皆のスコアは キャディがキチンと記入するのが韓流です。さらに、ホールマッ チで勝負が終わっているのに短いパットをしようものなら、何 でパットなんかするのと言う目で見られ、パリパリジュセユ! (早くしてと言う意味です)と声が飛んできます。また、キャデ ィフィーはプレー終了後速やかにクラブハウス周辺で直接渡し ます(持ち合わせがないなんて言い訳は効きません)。『何事も、 その場で精算。韓流!』です。 この記事をお読みになった方は是非今のうちに韓国にお越し ください。昨年よりウォン安が続いていますが、実はここ10年 (1997年のIMF)を見ても、最近は最もウォン安の水準ですの で、この時期に皆さんも韓国に来て、私の紹介した『これが韓 流!』を実体験してみてはいかがでしょうか。
Column
海外便り
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!!
韓国での一年、
『これが韓流
!
』
SEMIが2001年より大阪で毎年開催しているSFJ(SEMI Forum Japan)が、今年も5月26日(火)と27日(水)の2日間、 グランキューブ大阪を会場に行われます。開催に先立ち、今回の 特徴や聴き所を、プログラム委員長のパナソニック株式会社 海外R&D推進センターグループマネージャー 小倉基次氏にお 聞きしました。 第9回目の開催となるSFJですが、これまで関西地区で好評を 得ながら続いてきた理由はどこにあるとお考えですか。
SEMI Forum Japanの特徴は、単に技術情報を提供するだけで なく、半導体業界の次のビジネスチャンスを模索する場の提供を 目指したプログラムづくりにあると言えるでしょう。特に関西 は、新たなビジネスを創出する進取の気性に富んだところです。 常にビジネスマインドを大切にする理念を柱にして、第1回開催 からフォーラムのキャッチフレーズとなっている「じっくり話 をしませんか」という呼びかけは、SEMIの枠を超えて、応用物理 学会や日本半導体ベンチャー協会、半導体シニア協会を巻き込 んだ大きな広がりをつくりだしています。 「基調講演」は、パナソニック副社長の古池様をお迎えします が、どのようなお話を期待されているでしょうか。 現在の半導体アプリケーションの中心はコンシューマエレク トロニクスであり、パナソニックは、まさにこの分野でのリーデ ィングカンパニーです。パナソニックの歴史は、生活を改善する 電化製品を一般家庭でも買いやすい価格で提供するための、技 術革新の歴史であったと感じます。1929年の世界恐慌の時代に あって、「企業は社会からの預かりものである。したがってその 事業を正しく経営して、社会の発展と人々の生活の向上に貢献 するのが当然の務めである。事業の利益は、社会に貢献した報酬 として与えられるものである」という企業理念を定めています。 現在の世界同時不況下にあって、パナソニックが社会貢献のた めに、さらには地球環境のためにどのような次世代半導体技術 を開発しようとしているのか、まさに今わたしたちが耳を傾け るべきテーマではないでしょうか。 今年から有機エレクトロニクスという切り口で、新しいプログ ラムを加えられたそうですが。 新しい市場の創出や技術的なブレークスルーをもたらす可能 性があるさまざまな新技術を、「有機エレクトロニクス」という キーワードで括ることにしま した。「オーガニックエレクトロニ クスセミナー」と名づけたこのプ ログラムでは、有機EL、電子ペ ーパー、ブロック共重合体リソ グラフィ、色素増感型太陽電池、 有機薄膜太陽電池と、近未来か ら将来の可能性まで幅広く注 目技術をカバーしており、業界 の発展を考える上で重要なキー ワードであることが改めて確認されました。企業と大学の最新研 究成果を知ることができる、聴きごたえのある内容となります。 市場の創出や拡大が大きく期待される分野としては、MEMSや パワーデバイスもSFJでは取り上げてきていますね。 例年好評を得ている「MEMSセミナー」と「パワーデバイスセミ ナー」も、技術とビジネスのバランスをとった内容となります。 「MEMSセミナー」は、今後期待されるアプリケーションとして、 無線端末への応用、マイクロエネルギーシステム、RF MEMSス イッチを取り上げるとともに、それを支える各種製造技術が発 表されます。また、省エネルギーのキーデバイス「パワーデバイ スセミナー」では、ワイドギャップ半導体を中心に、市場動向や、 電力事業・自動車への応用、SiCおよびGaNパワーデバイスの開 発状況が発表されます。有機エレクトロニクスも含め、こうした「More than Moore」分野の充実が今年の開催の特徴となりました。 「メモリーセミナー」が今年は再開されますが、どのような構想 で組まれたのでしょうか。
もちろん、CMOSの微細化を追求する「More Moore」分野は 半導体技術の王道であり、SFJの大きなテーマでもあります。ま ず、昨年はお休みした「メモリーセミナー」が満を侍して開催され ます。メモリーデバイスは、すでに私たちの生活とは不可分の技 術となっていますが、業界は価格低下に苦しみ再編が進む大き な転換期を迎えています。こうした状況から、今後発展に向けて 進むべき方向を、歴史的視点、市場的視点、技術的視点から多 角的に検討するプログラムを組みました。加えて、32nm/22nmをタ ーゲットとした「フロントエンドプロセスセミナー」「微細化のブレ イクスルーセミナー」「多層配線技術セミナー」を開催し、厚みの ある情報提供を目指しました。
SEMI Forum Japan 2009
SFJ 2009
プログラム委員長インタビュー
−半導体産業の次のビジネスチャンスを模索するプログラムづくり−
メモリーでは実装技術も大きなテーマとなりますが。 コンシューマエレクトロニクス化で重要性が高まり続けてい る実装技術についても、「JISSOセミナー」で最新最先端技術情報 を提供します。携帯電話における実装技術を基点とした3次元 実装技術と、その接合技術、TSV技術、薄片化技術など、周辺技 術について議論を深めていただきます。 足元の経済不況から半導体産業が上昇に転じる時期につい ても、情報提供はあるでしょうか。 SFJでは、私たちの技術力による業界の発展を話し合う場を提 供することになりますが、この不況からの出口はいつ見えてく るのかという、回復のシナリオも一方で必要な情報です。ぜひ 「SEMIマーケットセミナー」で、ビジネス判断に必要な市場予測デ ータをご入手ください。業界が勇気づけられるような情報が得 られることを期待して止みません。 最後に、どんな方に参加を勧めるかお聞かせください。 SFJは、最先端の技術動向、最新の市場動向や展望が語られ るセミナーに加え、わかりやすく基礎を解説するSEMI Tutorialなど、 多種多様なセミナーが開催されます。SEMI Tutorialでは「半導 体プロセス技術」や「太陽光発電技術」のコースもありますので、 業界を熟知しておられる方はもとより、他分野から新たに半導 体や太陽光発電の分野に移られた方、若手のエンジニアの方に も興味を持っていただけることでしょう。多くの皆様のご参加 を心よりお待ちしております。
SEMI Forum Japan 2009
SFJ
(
SEMI Forum Japan
)
プログラム紹介
5月 26 日(火) ・基調講演 10:00-11:10 「パナソニックが目指す次世代技術開発の方向性∼半導体の 視点から∼」 パナソニック㈱ 代表取締役副社長 古池 進 ・STEP/ SEMI S2 10:00-17:30 −半導体製造装置の環境、健康、安全に関するガイドライン− ・フロントエンドプロセスセミナー 11:30-18:20 −32nm/22nmノードに向けた最先端CMOSプロセス技術− ・JISSOセミナー 11:30-18:20 −進化を続ける3次元実装技術− ・メモリーセミナー 11:30-18:20 −メモリー技術の次世代への飛躍を目指して− ・微細化のブレイクスルーセミナー 11:30-18:25 −32nmのリソグラフィ技術の展望を探る− ・SEMIマーケットセミナー 13:00-17:00 −半導体市場回復のシナリオを探る− ・JASVA Day OSAKA 13:00-18:10
−難局に立ち向かうベンチャー経営− 主催:(社)日本半導体ベンチャー協会(JASVA) ・SFJフレンドシップパーティ 18:30-19:30 5月 27 日(水) ・マニュファクチャリングサイエンスセミナー 10:00-16:50 −歩留り向上と信頼性確保− ・多層配線技術セミナー 10:00-17:00 −たゆまぬ微細化への挑戦と新たなアプリを目指して− ・MEMSセミナー 10:00-17:00 −MEMSの新たな発展に向けて− ・パワーデバイスセミナー 10:00-17:00 −Siを超えるエコデバイスがいよいよ市場に− ・オーガニックエレクトロニクスセミナー 10:00-17:00 −広がる有機エレクトロニクスの世界− ・第9回SSIS半導体シニア協会シンポジウム 10:00-17:30 主催:SSIS半導体シニア協会 ・応用物理学会関西支部主催セミナー 13:00-16:30 −太陽電池セル・モジュールの特性評価法− 主催:応用物理学会関西支部 協賛:光産業技術振興協会、SEMIジャパン 5月 26 日(火)・27 日(水)両日 ・SEMI Tutorial半導体プロセス技術 −半導体デバイス製造プロセスをわかりやすく解説− 全6コース:拡散・注入、多層配線(1)(2)、リソグラフィ(1)(2)、 エッチング 26日:9:30-12:30 13:20-15:20 15:50-18:20 27日:9:30-12:00 12:50-15:20 15:50-18:20 ・SEMI Tutorial太陽光発電技術 −太陽電池、PVシステムの基礎から最新動向まで− 全4コース:結晶シリコン太陽電池、化合物薄膜(CIS)太陽 電池、薄膜シリコン太陽電池、PVシステム 26日:10:00-12:30 13:30-16:00 27日:10:00-12:30 13:30-16:00 SFJ2009の詳細ならびにお申込みはWebサイトから承ります。 >>>
http://www.semi.org/sfj
お問合せ先:SEMIジャパン イベント受付 Tel:03-3222-5993 e-mail:jeventinfo@semi.orgPVJapanは、太陽光発電の普及活動を続けてきた太陽光発電 協会(JPEA)と、ハイテク産業の製造装置・材料の国際工業会 SEMIが協力し、2008年に誕生した太陽光発電の総合イベント です。 第2回目の開催となるPVJapan 2009は、太陽光発電を広範囲に カバーする展示会とセミナーを柱に、太陽光発電に関するさま ざまなイベントが企画されています。また、「第5回太陽光発電研 究センター成果報告会(6月22日、23日開催 日本科学未来館)」 「第4回新エネルギー世界展示会(6月24日∼26日 幕張メッセ)」 も開催され、太陽光発電を中心に、国内の新エネルギーと再生可 能エネルギーのイベントが集結します。 ■ PVJapan 2009の特徴 ・太陽電池の川上から川下まで幅広い新技術・製品の展示 ・主要な太陽電池関連メーカーが勢ぞろい ・豊富な後援、協賛団体による特別展示やイベントのサポート ・国や自治体の補助金制度等の情報提供、太陽光発電の普 及を推進 ・特別展示等で、太陽電池の技術、ビジネス、普及関連情報を 豊富に提供 ・市場情報、ビジネス、普及施策、技術、標準化などを幅広く カバーする併催イベント ・「新エネルギー世界展示会」の同時開催で、再生可能エネル ギー全般の中での太陽光発電の位置づけを理解 ・会場で利用する電力を太陽光発電によるグリーン電力で賄う ■ PVJapan 2009展示会場での展示と特別企画 PVJapan 2009は、幕張メッセの展示棟4、5、6ホールと国際会議 場を使用し、国内外の主要太陽電池、関連製品、製造装置、部 品・材料メーカーから、太陽電池インストーラー、さらには大学・研 究機関など、太陽光発電に関わる幅広い分野から多くの出展を いただき、昨年の第1回開催を超える規模となります。 PVJapan 2009は、部品・材料関連、製造装置関連、検査・測定 関連、システム・施工関連、太陽電池・モジュール関連の5つの展 示エリアに加え、主催者による「特別展示コーナー」、大学・研究機 関からの技術展示が行われる「アカデミックエリア」、出展社による セッションが行われる「プレゼンテーションステージ」、さらに は国際会議場でのマーケットや技術、普及等に関する各種セミ ナーなどで構成されます。 特別展示エリア ・図解太陽電池製造プロセスコーナー 結晶シリコン系、薄膜シリコン系を中心に、太陽電池の製造工 程を図解します。 ・太陽光発電システムに関する産業情報、市場動向コーナー 太陽電池の普及状況、市場形態、国家政策、世界各国の市 場動向などを紹介します。 ・技術開発ロードマップコーナー 太陽光発電の技術開発に関するロードマップや情報を展示し ます。 ・普及施策コーナー 国や地方自治体の普及施策や補助金制度などの情報を展示 します。 ・太陽光発電関連情報コーナー 太陽電池に関する情報を展示します。 アカデミックアエリア 大学・研究機関の研究内容や最新成果を概観でき、産学連携 の機会を提供します。また、初日24日(水)の午後には、プレゼンテ ーションステージにて、アカデミアリレートークが行われます。 ソーラーパネル施工相談エリア ソーラーパネルの施工関連の展示エリアです。施工に関する ご相談も承ります。 プレゼンテーションステージ 展示会場内の特設ステージを設け、太陽光発電に関する新製 品・新技術・開発コンセプトなどの最新状況などがプレゼンされ ます。「新製品・新技術リリース」「アカデミア リレートーク」 「プロダクト&テクノロジーアップデート」等、魅力的な20分単 位の連続セッションは、いずれも無料で聴講いただけます。
PVJapan 2009
太陽光発電の一大イベント
PVJapan 2009
いよいよ開催
−
6
月
24
日
(水)∼
6
月
26
日
(金)幕張メッセ
4
、
5
、
6
ホール、国際会議場−
会場図■ 国際会議場で開催される講演、セミナー 国際会議場では「再生可能エネルギー世界フェア」および 「PVJapan 2009」として、太陽光発電、その他再生可能エネルギ ーに関するさまざまなプログラムが催されます。 ・再生可能エネルギー世界フェア基調講演 国内外のエネルギー政策や長期的展望について、経済産業省、 デンマーク大使他より基調講演が行われます。詳細は、「新エ ネルギー世界展示会」公式Webサイトをご参照ください。 http://www.renewableenergy.jp/top.html ・Executive Forum−グローバルリーダーがPVの潮流を語る− 太陽電池産業のリーディングカンパニーのトップに加え、 NEDO、米国エネルギー省を講師に迎え、その戦略と将来展 望を語ります。急速に変化を遂げるPV業界の産業、政策、市 場動向について、グローバルな視点から眺望し、今後の業界の 方向性を探ります。 ・世界の最新マーケット動向 各国の施策や経済状況によって激しく変化するPV産業の、最 新グローバルマーケット動向をお届けします。 ・太陽光発電エネルギービジネスの最前線 メガソーラー発電所、PV産業に関わる流通、インストーラービ ジネス等、太陽光発電ビジネスは多様化しています。急拡大 している新規市場とビジネスモデルの最新情報をお届けします。 ・住宅用太陽光発電システムを導入するには 住宅用の太陽光発電について、歴史、システム特長、国内外の 動向や導入時の留意点、補助金制度等を説明し、導入検討 に役立つ情報を提供します。 ・世界各国のPV技術開発の動向を探る PV技術開発の先進地域である日本、米国、欧州、台湾の研 究機関の代表が、そのタスクと今後の方向性を語り、グローバ ルな研究開発の動向を探ります。 ・グリッドパリティ実現に向けた結晶シリコン太陽電池の最新技術 結晶系シリコン太陽電池について、太陽電池メーカーと製造・ 装置メーカーそれぞれの最新の技術開発状況を語ります。グ リットパリティ実現に向けた高効率化、高信頼性化、コストダ ウン等を切り口に議論します。 ・台頭する薄膜系太陽電池の最新技術と挑戦 新規事業化やターンキービジネスなど、ここ数年でめざまし い成長を遂げる薄膜系太陽電池。薄膜シリコンや化合物半導 体(CIS)など、各分野のリーディングカンパニーの第一人者 を講師に迎え、薄膜系太陽電池の研究開発や量産化技術、 将来展望について議論します。 ・SEMI Tutorial PV入門講座 太陽光発電について基礎から学びたい方へのTutorial講座です。 各種太陽電池の基本構造や発電の仕組み、システム等の基 礎知識を、分かりやすく解説します。太陽光発電のすべてに ついて、広く基礎を習得することができ、初心者や新規ビジ ネス検討者に好評な講座です。 ・(独)産業技術総合研究所 第5回太陽光発電研究センター 成果報告会 産業技術総合研究所 太陽光発電研究センターにおける2008 年度の活動と成果の概要について、結晶シリコン、薄膜シリコ ン、化合物薄膜、有機材料を用いた太陽電池開発、評価システ ム技術開発、産業化移転等が報告されます。会場は日本科学未 来館 みらい館ホールとなります。 ・SEMIスタンダードワークショップ 太陽光発電の製造においてもスタンダードの活用が検討され ています。本ワークショップでは、多結晶シリコン材料のテス ト方法、用語定義、スペック、薄膜装置の基板サイズや装置の コントロールソフト等について、標準化の現状と今後の方向 に焦点を当て、議論が行われます。 ・SEMIスタンダードPV技術委員会 SEMI日本地区に新設される本委員会では、世界他地区での 標準化動向の紹介や国内での標準化活動の提案などが予定 されています。 ・その他、再生可能エネルギーに関するセミナー等 同時開催の「第4回新エネルギー世界展示会」でも、国際会議 場において新エネルギーに関するセミナーが多数開催されま す。詳細はwww.renewableenergy.jpをご参照ください。 展示会情報、出展社情報、展示会入場登録、セミナーの お申込みはこちら>>> www.pvjapan.org PVJapan 2009は、複合型イベント「再生可能エネルギ ー世界フェア」の主要イベントとして開催されます。太陽 光発電協会、SEMI、再生可能エネルギー協議会、(独)産 業技術総合研究所の4団体による豊富なプログラムで構成 されています。
PVJapan 2009
1. 再びか、「始まり」か 昨年の暑いころだった。ついこの間のことのようであるが、も う半年以上も経過している。政府の平成21年度予算の概算要求 に、住宅用太陽光発電に対する補助の予算が盛り込まれた。私自 身、太陽光発電(以下PV)の業界にいて、海外、特にヨーロッパ 市場におけるPVの活況を横目で羨ましく眺めながら、どうやっ て補助もFIT1)もない国内の低迷を打破しようかと、もがいてい た矢先の驚愕であった。しかも、その後の平成20年度補正予算 の審議においては、90億円の予算を前倒しして年度内に実施す ることまで一気に決定された。 兆候はあった。洞爺湖サミットを契機に、再生可能エネルギー、 とりわけPVへの期待が高まり、「福田ビジョン」では大きな数値 目標も掲げられていた。しかしながら、過去に一度終えたシンプ ルな「設置補助」が再び予算化されることなど、誰も予想だにし ていなかった。 今回の経済産業省による「住宅用太陽光発電導入支援対策 費補助金」は、平成6年度から平成17年度まで12年間、新エネル ギー財団(NEF)により行われた補助政策とは根本的に異なる部 分がある。設置補助であることと、1kWあたりの補助単価が設定 されていることは共通であるが、補助要件に価格の上限が明確 に設定されていることは初の試みだ。これは、「PVの市場価格を 半減する」という政府の大きな方針が反映されたものである。 その意味では、今回の補助は国内PVの普及が第2フェーズに入 ったことを告げる「新たな始まり」と言える。 平成21年度補助制度の詳細については、J-PECホームページ (http://www.j-pec.or.jp/index.html)にあるのでご覧いただ きたい。基本的には、 ①対象は電灯契約を結んでいる個人住宅 ②7万円/kWの補助 ③70万円/kW以下で設置されるシステムが補助対象 等と、前年度の内容そのままでの継続となっている が、今年度は約200億円の予算で導入目標を84,000 件としている。 2. 普及率10%を狙う 日本の戸建住宅は約2,600万戸と言われている。 その中でPVが設置された住宅は、昨年度上期まで で約43万戸(図1)、現在のPV普及率はまだ2%に 満たない。家電業界には「普及率10%の壁」という言 葉があるが、この法則に従うとすると、普及がブレイクスルーす るまでには、まだ200万件以上の設置が必要となる。どうやって、 いつまでにこの壁を乗り越えようというのか? J-PECの守備範囲は住宅用PVの補助執行に限定されるが、 現在、政府機関を中心にさまざまな普及拡大策が検討されている。 個人的には、ドイツや欧州の各国が今のようなPV大国になる前、 当時「アーヘンモデル」2)として業界人や一部の専門家しかその 存在を知らなかったころから、現在のFIT方式を支持してきた。 社会的に意味のあることは社会の構成員全員で平等に負担する ことが、成熟した民主主義国家のあるべき姿とも考える。このた び、経済産業省から日本版固定価格買取り制度が示されたこと は非常に嬉しく、今後、補助制度との相乗効果により、普及のス ピードは加速すると信じる。 さらには、PVを設置しようとする方、もしくはPVに興味を持 っている方たちが、設置の検討を身近なところで行える公的機 関の整備が、普及を加速する上での重要課題だと考える。住宅用 PVは、その多くが訪問販売によって市民に紹介されている。訪 問販売の是非を云々するものではなく、現在の普及の下支えを しているのは訪問販売そのものであるのだが、市民に対する情 報量の不足が、一部の悪質な訪問販売業者の横行を許し、普 及にブレーキをかける新たな火種を植え付けていることは否めない。 また、各販売会社の訪問販売の営業員を維持するコストが、PVの コストを高止りさせているひとつの要因であることも確かである。 そうした中で、今回の国の補助制度は、各都道府県に受付・審査 の窓口団体を置いている。そして、国の補助に連動して、地方自 治体での上乗せ補助も多く予算化されつつある。各地域でこう いった窓口団体が情報の一元化と情報発信を行うことにより、 販売会社はより売りやすく、設置希望者はより適切な情報が得
Photovoltaic
住宅用太陽光発電補助制度と
J-PEC
の活動について
太陽光発電普及拡大センター
(J-PEC)
センター長 戸成 秀道
図1られて検討しやすくなるであろう。その上、設置補助も、「国・都道 府県・市区町村」のトリプル受給も可能となる。単純計算で恐 縮だが、日本版固定価格買取り制度と相まって、年率20%の伸び を示していけば、「普及率10%の壁」を10年以内には越えること が可能となりそうだ。福田ビジョンを実現するためにも、最低で もこの程度の伸びは実現する必要がある。国が目指している補 助情報の「ワンストップサービス」をぜひとも実現したい。 3. J-PECの創設 昨年の10月31日に、有限責任中間法人 太陽光発電協会(以 下JPEA)が、経済産業省資源エネルギー庁の公募に名乗りを上 げ、補助執行機関として決定された。前述のごとく、補助スタートへ の期待は大きかったものの、予測を超えての急展開であったた め十分な準備期間もないまま、協会の中に補助執行の専門部署 として「太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)」を設立し、本年 1月13日に、平成20年度内の受付開始を何とか実現した。補助 開始までの紆余曲折は筆舌に尽くせないものがあるが、手前味 噌になるため割愛する。 J-PECは約50名の人員で構成されているが、初めてPVの業務 に携わるものが多数を占め、今でも日々試行錯誤の連続である。 現在の組織は図2の通りとなっている。各グループの主たる 業務は以下の通りである。 ①管理グループ:国からの補助金の受取りと、補助事業者に対 する支払い、ならびに補助システムの構築・メンテナンス ②受付グループ:全国からの補助金交付申請の受付・審査な らびに交付決定通知書の発行 ③審査グループ:全国からの実績報告の受付・審査ならびに補 助金交付の確定 ④交付グループ:補助金交付額の確定ならびに交付額確定通 知書の発行 ⑤広報・調査グループ:補助金情報の広報、WEBサイトの管理 ならびに物件の調査 各都道府県内の受付等窓口団体は、JPEAによる 公募により決定されたが、各都道府県地球温暖化防 止活動推進センターと同じ団体に多く名乗りを上 げていただいた。むろん、それ以外にも産業振興や 住宅土地供給など、公益事業の経験豊富な団体に 携わっていただいている。今後とも何らかの形で元々 の活動内容との相乗効果が得られ、各地でのPV情 報の受発信基地となっていただくことを期待して いる。 4. 課題の根っこは深い 今年度の補助予定件数(84,000件)の達成もさることながら、 数年にわたって補助を継続し、この補助の目的である普及と価 格低減の両立を達成するためには、各年度における適切な補助 要件の策定が重要課題となる。 図3に、NEFによる補助が開始されて以来の価格の推移を示す が、平成11年度以降、補助金額を除いた設置者の自己負担金 額にはほとんど変化がない。 業界団体であるJPEAとして、ここ10年間「踊り場」となって いる「自己負担金額の低減」という厳しい現実に、どのようにし て立ち向かっていくのか。困難な局面が待ち構えていることは 間違いないが、高い理念を掲げて臨んでまいりたい。
1)FIT:フィードインタリフ(feed-in tariff、固定価格買取制度)の 略。再生可能エネルギーなど、コストの高いエネルギーの普 及や技術開発を促進するための助成策の一種。ドイツやス ペインなどで取り入れられ、PV設置の大幅拡大を実現した が、いくつかの課題も指摘されている。 2)アーヘンモデル:ドイツのアーヘン市で1995年に始められた、 現在のFIT制度の原型となったモデル。
Photovoltaic
—90 —110 —85 —85 —50 —70 —34 —72 —34 —73 —33 —60.9 —27 —57.4 —12 —63.3 —10 —61.0 —9 —60.0 —5 —63.0 —2 —64.1 —0 —68.3 —0 —69.6 —69.6 図3 図2SEMIスタンダードの利用が、新システム「SEMIViews」によっ てオンライン化されます。利用者はいつでも最新のスタンダー ドにアクセスし、オンラインならではのさまざまな機能により、 一層の効率化を図れるようになります。新システム「SEMIViews」 について、この導入に伴う影響とともにご紹介します。 ■「SEMIスタンダード」とは? SEMIスタンダードは、世界中の半導体やFPD製造において広 く利用されている業界自主基準です。1973年に活動が始まって以 来、35年以上もの間、専門家から高い信頼と評価を得ており、その 準拠は今では業界に深く根付いています。SEMIスタンダードは 典型的な『コンセンサス標準』であり、コンセンサスベース国際 業界自主基準と言えます。しかも、部材メーカー、製造装置メー カー、デバイス(パネル)メーカー、検査・評価機関、サービスプ ロバイダー等々、エレクトロニクス製品製造の源流から最終消 費材に近い部分まで、広範囲な標準化対象をカバーしているこ とが特色です。現在では、次表1のようなポートフォリオとなっ ています。(2009年3月現在) ■ これまでの「SEMIスタンダード」の発行形態 「SEMIスタンダード」は、正文が英語で各技術委員会により開 発され、所定の承認過程を経たものが年3回(3月・7月・11月)SEMI 本部より出版されてきました。そして、SEMIジャパンでは、ほぼ 全規格について和訳した「SEMIスタンダード日本語版」を約3 ヵ月遅れで発行しています。また、「SEMIスタンダード」の発行 媒体としては、全規格を収録したCD-ROM版、もしくは個別規 格PDFダウンロードが中心でした。つまり、電子媒体での発行で はあるものの、固定された(静的な)情報の提供に留まっていた ため、スタンダード利用者には、膨大な量の規格(群)情報から 自分に必要な情報を独力で抽出するという労力が求められてい ました。 ■ これからの「SEMIスタンダード」の発行形態 新システム「SEMIViews」(“せみ びゅーず”と呼びます)の登場 により、今後は利用者がインターネット上に随時アクセスして、 使用頻度の高い規格(群)を閲覧・PDFダウンロード・検索・相 互参照・脚注付記などする、といったカスタマイズ使用が可能と なります。また、従来のように言語ごと(英語版/日本語版)に出 版されるスタイルとは異なり、「SEMIViews」ではマルチ言語対応 となります。たとえば、半導体製造装置の環境、健康、安全ガイ ドライン「SEMI S2」なら、「SEMIViews」では英語、日本語、中 国語の3言語がまとめてご利用いただけます。このような特長を 持つ「SEMI Views」は、本年3月提供開始となり、今後さらなる 機能向上が予定されています(詳細後述)。以上のような発行形 態変遷のイメージについては、図1を参照ください。 ■ CD-ROM版スタンダードの廃止スケジュールについて ■(2009年は「移行期間」です) 「SEMIViews」の導入に伴い、SEMIスタンダードの既存媒体の うち、CD-ROM版については言語を問わず全世界的に2009年一 杯で廃止となります。本年はその移行期間にあたり、CD-ROM版 スタンダードの商品種別の販売終息予定は、表2のようになります。 ■「SEMI Views」の特長 充実したデータベース機能と最新のIT技術により、利用者は、 「いつでも」「どこにいても」SEMIスタンダードを快適にご利用 いただけます(つまり、煩わしいCD-ROMの取扱いから解放さ れるのです)。
SEMI Standards
SEMI
スタンダード利用のオンライン化
−新システム「
SEMIViews
」導入と
CD-ROM
版スタンダードの
2009
年内廃止のお知らせ−
図1 「SEMIスタンダード」出版物の変遷イメージ 表1 SEMIスタンダードのポートフォリオ 標準化対象分野(12) 半導体製造(ハードウェア、ソフトウェア、 設備、ガス、材料、リソグラフィ、パッケ ージング、プロセスケミカル、EHS)、 FPD製造、MEMS、PV 発行済規格数 約780規格 登録委員数(日本地区) 約2,200名(約830名=38%) 登録委員所在国/地域 米国、日本、韓国、台湾、中国、欧州 他¡単独規格もしくは全規格に関するライセンス契約形式(年単 位)です。なお、分野別(たとえば安全分野、ソフトウェア分 野、材料分野など)ライセンスについても取扱いを検討中です。 ¡利用者のアクセス頻度の高い規格(群)に即アクセスできま す。(図2参照) ¡単一規格、規格群、全規格のいずれからも高速検索可能です。 ¡規格内のどのセンテンスにも利用者オリジナルの「脚注 (Notes)」が付記できます。(図2参照) ¡同一規格内または複数規格間の相互参照リンクが設定できま す。(図3参照) ¡必要なトピック(キーワード)に関して記述を抽出し、「コレ クション」を作成できます。(図4参照) ¡規格ごとに英語以外の翻訳が参照でき、マルチ言語利用とな ります。(ほぼすべての規格に日本語訳があり、安全分野には中 国語訳もあります。(図5参照)) ¡ライセンス契約範囲内の規格については、契約期間内に改版さ れた場合は自動更新されます。一方、前版も参照可能です。(図 6参照) ■「SEMIViews」の機能拡張予定 「SEMIViews」システムは、今後も継続的に機能が充実されて いく見込みです。たとえば、規格利用だけでなく関連するオンラ インセミナーの受講、規格の履歴参照、ワークグループ間での情 報共有、日英両言語の同一画面での並列使用といった機能強 化が検討されています。
SEMI Standards
図6 「バージョン指定」の例 図5 「マルチ言語(日本語訳)」の例 図4 「コレクション」の例 図3 「リンク」の例 図2 「脚注(Notes)」の例 表2 「全規格収録CD-ROMスタンダード」の販売終息予定 言 語 日 本 語 版 英 語 版 種 別 購入可能な最終版 購入可能期間 (いずれも2009年) アップ デート 2回付 「1108」(2008年11 月出版の英語版) 翻訳版を初回に配 送する商品 6月末まで ・アップデート1回目 ・(配送:7月) ・アップデート2回目 ・(配送:11月) アップ デート なし アップ デート 2回付 「1108」翻訳版 6月末まで 「0309」翻訳版 7∼11月まで 「0709」翻訳版 11∼12月末まで 「0309」英語版 6月末まで ・アップデート1回目 ・(配送:7月) ・アップデート2回目 ・(配送:11月) SEMIスタンダードおよびSEMIViewsに関するお問合せ先: SEMIジャパン スタンダード部(奥田) Email:kokuda@semi.org Tel:03.3222.5873「パネルベイ」と呼ばれる大阪湾沿岸には、FPDの重要な生産 拠点が多く構築されつつある。1995年の阪神・淡路大震災によっ て多大な被害の生じたエリアである。地震のとき計画全長3,910 メートルの明石海峡大橋は建設途上にあったが、地殻のズレに より約1メートルも橋脚間が広がってしまったそうであるが、エン ジニアは建設工事に補正をかけながら1998年に完成させた。 本稿では、エンジニアリングに携わる者として、ダイナミズム について記述してみたい。 ■ 自動薄膜測定機器 堀場グループは計測機器メーカーとして、物質の三態(液体・ 気体・固体)を測ることから、物質の真理を科学的に探求し、豊か な社会生活の発展に貢献することを追求している。FPD産業分 野では、特にガラス基板上の透明電極薄膜の膜の性質を計測す る、自動ハンドリング装置対応付計測機器を提供させていただ いている。私たちのFPD分野への動きは、もともと半導体分野の シリコンウェハー上の薄膜計測を手がけていたので、その延長 線上で製品展開を想定して事業化した。 ■ ダイナミックレンジに関連して 計測機器メーカーの人間が明石海峡大橋に投入された物材 量の数字を前にすると、感覚的に付いていくことがまったくでき ない。使用されたコンクリート142万立方メートル、鋼材20万トン。 これで仕上がり全長3,911メートル、高さ297メートル。80メー トル/秒の強風と、マグニチュード8.5の地震に耐える。しかも、天 災による1メートルもの異常な変動量を克服しての結果である。 FPD産業分野でお客様から注文をいただくたびに悩んできた ことは、ガラス基板サイズの大型化であった。私たちはG4.5の時 代からスタートし、現在ではG8.5までのすべての世代の自動薄 膜測定装置(図1)を提供させていただいている。シリコンウェ ーハ上の薄膜測定経験からシステムを転用しつつ、FPD産業に ふさわしい装置まとめを実現させてきたとは言え、大橋梁に比 べると、そのスケールイメージはまったく比較にならないほど の小さな構造体にすぎない。しかしながら、顧客の要求される薄 膜の測定性能を達成するには、設計の感性にとても大きなダイ ナミックレンジが必要である。 計測対象となる膜の厚さはだいたい10ナノメートルから3マ イクロメートルの範囲にあって、測定値の精密度が要求される。 この要求に対して私たちは、主に可視光(波長400∼700ナノメー トル)を利用して、光が膜で反射するときの微妙に変化する特性 を検出して、光のスペクトルを数値演算することによって、膜厚 や膜質の情報に変換している。 図2は、測定法によって計測の守備範囲が異なる例を示してい る。光干渉式膜厚計は、光が膜に進入し反射するときの干渉現象 を計測しており、概ね厚い膜の計測に向いている。エリプソメト リー(図3)は、膜に斜め方向から光を進入させ、縦方向と横方向 の光成分が反射によって変化する特性を検出して、数値解析を 通して膜の種類ごとに膜厚と膜質情報に変換しており、薄膜や 多層膜の測定に向いている。 光の干渉性の微妙な変化や、光の偏光特性を利用したその位 相情報から、膜の特性情報を解析的に求めることが安定して実 現されるためには、実はハードウェアが支えていることが少な くない。 一般的に要求される測定の精密度は、0.01ナノメートルオーダ ーで、膜厚の概ね1%以下に相当する。FPDパネル生産において は、この膜厚のばらつきが最終製品の特性に影響を及ぼすため、