価値形態論の上着は30万円
望月 清司
目 次 序 「1 着の上着」ってどんな上着? ··· 1 一、街角に立つリンネル怪人 (第一形態) ··· 2 二、アバウトというほかない商品の列 (第二形態) ··· 7 三、貨幣は小麦で決まり、金はアウト(第三・第四形態) ··· 12 四、抽象的なのは、人間か、労働か ··· 16 結、もっとファンクショナルなマル経を ··· 20 【 あ と が き 】 ··· 21 編集後記 ··· 24専修大学社会科学研究所月報
The Monthly Bulletin of the Institute for Social Science
Senshu University
いったいどうやって自分の「価値鏡」である多様な上着類の中から特定の、自分と同価値の(と、 信ずる)上着を選び出せるのか。俗の世界では、こういう風景を軽侮の意味をこめて「出来レー ス」、または嘲笑の意味をこめて「茶番」という。
そればかりではない。実は前もってひとつ厄介なことがある。「20 エルレ」という数と単位 がまた手に負えない代物だったのだ。
ずに列に並んでいる善人である。