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接続詞「だから」をめぐる文体差

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接続詞「だから」をめぐる文体差

高野 愛子

【キーワード】 接続詞「だから」、文体の使い分け、日本語教科書、レベル別 JLPTUFS 作文コーパス

1 はじめに 問題提起

中級以上の文章表現・口頭表現、レポート・論文、討論・発表において用いられ る表現で文体が適切ではない表現は様々あるが、本稿ではその中でも接続詞「だか ら」について考察する。

接続詞「だから」を選択した理由は、「論文・レポートの表現としてふさわしく ないものに下線をひき、適切に書き直してください」と指示した高野(

2011a

)で 行った調査において、以下の文脈1で「だから」を適切ではないと発見でき、「した がって/そのため」と適切な文体に修正できた確率が、非日本語母語話者=日本語 学習者(大学学部留学生・交換留学生)の

NNS

53.7

%、日本語母語話者(日本 人学生・日本語教師)の

NS

75

%と、

10

項目のうちそれぞれが7番目、9番目 の発見・修正率で、ほかの項目に比べて低かったためである。

短眠、長眠の違ちがいは、睡眠の 量りょうだけじゃなく質しつの違いでもある。短眠は深いノ ンレム睡眠の割合わりあいがもっとも多い。また、睡眠効率こうりつ(実際じっさいに眠った時間とベッド にいた時間の割合)もよい。これに対し、長眠は浅いノンレム睡眠とレム睡眠が多 く、とちゅうで目をさます回数も多い。つまり、あんまり質の良くない睡眠を続つづけ ていることになる。でも、短眠でも長眠でも深いノンレム睡眠の 総 量そうりょうはほとんど 同じである。だから、良 質りょうしつの睡眠を得るためには、むしろ、長眠の害がいを避けたほ うがいいでしょう。

(※上記文中で「だから」の他に入れ替えた語は、ゴシック体で示した「じゃ」

「あんまり」「でも」「でしょう」であり、適切な語への修正候補は、それぞれ

1 中級後半レベルの読解教材『大学・大学院 留学生の日本語①読解編』(2001)アルクより、「第4 短眠と長眠」本文中の表現10ヶ所を、筆者が意図的にふさわしくない表現に変えた文章を配 布して行った。その際、調査対象者には10ヶ所というのは伏せ、「レポート・論文にふさわしく ない表現に下線を引き、ふさわしい表現に直す」という指示をした。本論の引用部分は、その全 文ではなく今回の分析対象項目「だから」を含む前後の文脈の抜粋である。

東京外国語大学

留学生日本語教育センター論集 38 : 39 ~ 56, 2012

(2)

「では」「あまり」「しかし」「だろう」である。)

また、高野(

2011a

)では、発見でき、かつ適切な修正ができた割合のデータの 提示にとどまったが、「だから」に関する詳細を見てみたところ様々なことを問題 として感じた。そこで、追調査として

2011

年度の学部1年生の

NNS

NS

に対し ても同様の調査を行った。その結果と合わせたものが以下の表である2。前回調査 では

NS

として日本語教師のデータも合わせたが、今回は比較するために学生のみ のものとした。

「だから」の認識度

NNS:非日本語母語話者 NS:日本語母語話者 レベル・クラス 中級 超級:学部1年 学部1年

調査年度 2010 2011 2010 2011

カテゴリー NNS-1 NNS-2 NNS-3 NS-2 NS-3

発見

下線

引き 修正

適切に修正:

したがって そのため よって

57.1 6例 14例

50.0 10例 6例

57.7 5例 4例 2例

69.2 2例 4例 3例

53.3 1例 2例 3例 不適切に修正:

ですから なので それで そのゆえ しかし

18.8%

2例 1例 1例 1例

18.8%

4例

3.8%

1例

0% 26.7%

4例

未発見 =ノーマーク 25.7% 31.3% 38.5% 30.8% 20.0%

上記のデータから、「だから」をレポート・論文の表現としてふさわしくないと 判断できているのは、

NNS

だけを見るとレベルにかかわらず

50

60

%、学部1 年生に注目すると母語に関係なく(

NNS

NS

共)調査の両年共

50

70

%である。

2 [NNS−1]35名 2010年度春学期514文章表現(中上級):東京外国語大学留学生日本語教育セ ンター(全学日本語プログラム)25名、2010年度前期J5WR-b(中級後半):東京工業大学留 学生センター(全学日本語補講)10

[NNS−2]32学部留学生(2010年度東京外国語大学外国語学部日本課程1年生)

[NNS−3]26学部留学生(2010年度東京外国語大学外国語学部日本課程1年生)

[NS −1]15学部日本人学生(2010年度東京外国語大学外国語学部日本課程1年生)

[NS −3]15学部日本人学生(2011年度東京外国語大学外国語学部日本課程1年生)

※[NS −2]は、前回(2010年)調査で対象は日本語教師7名。

(3)

また反対に、未発見、つまり「だから」をレポート・論文の表現として適切である と判断している割合は、

NNS

30

40

%、

NS

でも

20

30

%であり、学生とし て必要な文体の使い分けが認識できていない者が多いということがわかる。(ここ で考えているのは文体的な不適切さであり、「それで・そのゆえ・しかし」は文法 的な不適切さである。)

ここで疑問を感じるのは、「だから」は文法的な運用も比較的容易で、文体的な 使い分けも、また、他候補に入れ替えるだけのそれほど難しくない順接の接続詞で あるにもかかわらず、このように認識度が低いのはなぜなのかということである。

日本語学習者だけではなく、母語話者であり、中等教育で作文を学習してきている はずの日本人学生が認識していない点も気になった。そのため文体の使い分けの認 識についての実態を探るために、とくに、日本語学習者がいつから(どのレベル段 階から)使用し始めるのか、また使用状況の実際を把握する必要性を感じた。

そこで、本論では

JLPTUFS

作文コーパスを用いて全段階別の運用状況を調査・

分析してその傾向を明らかにし、「だから」が日本語教科書でどのように教えられ ているかを概観・整理し、「だから」の使い分けの実態に焦点を当てることを目的 とする。

2 先行研究 「だから」の文体差に関する考え方

「だから」に関する先行研究は、その多くが文法的な用法の差異を示すものであ り、文体的な差異を説明している文献はほとんど見当たらない。

岡本・多門(

1998

)では、談話における諸用法を「結果の記述」「理由の説明」

10

タイプに分類しているが、これは会話における談話の用例をとりあげたもの であり、文体的な差異にまで言及していない。しかし、その会話のほとんどの用例 が「だ・である体/普通体」の文体であったことは注目に値する。

また、日本語記述文法研究会編(

2009

)では、「だから」を「論理的展開を表示 する接続表現」の中でも「後続部が先行部が原因で生じた結果」であることを表す

「確定条件」として位置づけ、「だから/それで/そのため/したがって/ゆえに

/よって/そこで」がそれにあたると分類している。そして、「『丁寧体』では『だ から』のかわりに『ですから』が用いられることもある」と文体の差異に言及し、

「ちょっと熱があるみたいなんだ。だから、今日は早く帰るよ。/ちょっと熱があ るみたいなんです。ですから、今日は早く帰ります」と例文で対比させているが、

それのみにとどまっている。特徴としては、「インフルエンザが流行っています。

(4)

ですから、外出から帰ったら、必ずうがいをしてください」と例示して「後続部に 意志や勧誘のモダリティが現れうる」ものであるとし、また、「日常会話で用いら れ、多様な用法をもつ」としているところから、「日常会話」で使われるものであ るということがわかる。

「だから」の「文体」の適切性に関する先行研究としては、井上(

2009

)があ る。「だから」は、3

.

自立語 1)接続詞の範疇の中で、「だから≪したがって」

のような文体差があると示され3、論説文としては「したがって」が適切であると されている。しかし、相対的な文体差ははっきり示されているものの、具体的な文 例は示されていない。

また、中村(

2010

)では、「だから」の語感と類義語「したがって」との相違が 以下のように記述されている。(下線は筆者)

だから

「前にも述べたことが次に述べることの理由や原因になっている」という関係を 表し、比較的くだけた会話や、さほど硬くない文章に使われる和語。〈中略〉「した がって」よりもやわらかい感じで、上の立場から教えるような雰囲気や、理屈っぽ さが少ない。→したがって・それで

したがって【従って】

「その結果」「それが原因で」という関係を表し、改まった会話や硬い文章で用 いられる和語。〈中略〉「だから」などに比べ、上の立場から理論的に説き聞かせる ような雰囲気が感じられる。→それで・だから

ここで文体的な差異の説明は「比較的くだけた会話」「さほど硬くない文章」「改 まった会話」「硬い文章」という記述でされているが、では、どのような場合なの か、具体的には理解しにくい。これは高野(

2011b

)で指摘した通り、日本語教科 書においても用語自体が統一されておらず、また「くだけた」「改まった」という 語そのものの意味がわからない日本語学習者には実感が伴わないものであるとい う同様の問題がある。

では、日本語学習者向けの教科書において「だから」はどのように記述・解説さ れているのだろうか。

3 井上(2009)は、論説文としての文体の適切性について、その境界を「≪」、程度を「<」、ほぼ同 じ段階である場合には「・」、適否の境界が問題となる語の前後には「⊆」、という記号を用いる 表示方法を提案しており、右側が論説文としてより適切であることを表している。

(5)

3 日本語教科書における「だから」の文体をめぐる扱い

次に、日本語学習者用の教科書のうち、初級教科書、文章表現に関する教科書に おける「だから」の文体をめぐる扱いについて、その提出・記述・解説・練習問題 等を見てみることにする。(以下、教科書中の「だから」「ですから」等のゴシック 体・下線は筆者が示した。漢字のルビ、分かち書きは教科書通りである。)

3-1 初級レベルの教科書における扱い

『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』(

2000

)において、「だか ら」は文法的な用法が中心となっており、「後件に事実・話し手の判断・命令・依 頼・意志などいろいろな表現を述べることができます」と記述され、「それで/そ のために」と比較して説明されているが、文体的な説明はない。

また、同書巻末の対応表によると、主要教科書4において「だから」を扱ってい るものは、『初級日本語』(

1994

)のみであるという。そこで本稿では、その最新 版である『初級日本語 上 新装改訂版』(

2010

)と『みんなの日本語初級Ⅰ』(

1998

)、 そして各教科書に準拠している作文のための教材における「だから」「ですから」

の扱われ方を見てみることにする。

3-1-1 各教科書の記述

① a『初級日本語 上 新装改訂版』(2010)

「10課」において、理由の接続助詞「〜から」の提出後、新出語彙として接続 詞「だから」を提出している5。以下はその本文と文型である。

●ほんぶん

〈りょう〉 …前略…

マナ:わたしは 今日は じゅぎょうを やすみます。

タン:どうしてですか。

マナ:病気ですから、お医者さんの ところへ 行きます。

すみませんが、先生に 言って ください。

4主要教科書5種とは、『みんなの日本語初級Ⅰ・Ⅱ』(スリーエーネットワーク)『進学する人のた めの日本語初級』(国際学友会日本語学校)、国際交流基金日本語国際センター『日本語初歩』(凡 人社)、文化外国語専門学校編『新文化日本語初級Ⅰ・Ⅱ』(凡人社)、東京外国語大学留学生日本 語教育センター編著『初級日本語』(凡人社)である。

5 『初級日本語』(1994)でも10課において「だから」が初出。表記以外の会話文・文型の文は『初 級日本語 上 新装改訂版』(2010)と同様である。

(6)

タン:はい、わかりました。

〈運 動 場うんどうじょう〉 …前略…

タン:先生、今日は 何の れんしゅうを しますか。

先生:やきゅうの れんしゅうを します。

タン:この バットを 使いますか。

先生:いいえ、その バットは 古いです。だから、 使つかわないで ください。

●ぶんけい

.

Reason

〉から、[Vます/Vましょう/Vてください]

よく わかりませんから、もう いちど 先生に ききましょう。

あぶない(です)から、右と 左を よく 見てください。

この漢字は たいせつですから、おぼえてください。

.

Reason

〉。だから、…。

この へやには 赤あかちゃんが います。 だから、たばこを すわないでく ださい。

この テープは 良く ないです。 だから、つかわないで ください。

ただし、練習としては、「れんしゅうA5」の例「この さかなは 古いです(食 べません) → この さかなは 古いですから、食べないで ください」のよう に、「ぶんけい7」で提出している接続助詞「〜から、…」の練習を中心としてお り、「だから」を使うような練習は設定されていない。

① b『初級日本語 作文練習帳』 作文8 1 夏休みには、何をしたいですか。

2 それは、どうしてですか。りゆう(

reason

)を2つか、3つかきましょう。

まず、

また、 / つぎに、

さらに、 / さいごに、

だから、{ 夏休みに○○をしたい }のです。

以上のように、文体は「です・ます」体でありながら、理由を書く文章の型とし て、「だから」を使わせるように示している。①

a

では「です・ます」体での会話 文の中で、「だから」が初出の文型として提示されており、これに従って準拠の作

(7)

文教科書①bのほうでも「だから」を使わせているのだろう。

a

で接続助詞の表現として同時に「〜ですから、」を学んでいることから、以 下のような疑問点を感じた。それは、接続詞「だから」を同時に導入することによ って「〜だから、」になってしまわないのか、また逆に、接続詞が「ですから」に なりはしないのか、その場合、教師側は学習者に対してどちらかにするように指摘 するのかどうか等、会話・作文の場合共に確認の必要を感じた6

② a『みんなの日本語 初級 Ⅰ』(1998)

「第17課」において新出語彙

Vocaburaly

として、「ですから」が英訳

therefore, so

と共に提示されている。

例文3

.

今晩 飲みに 行きませんか。

… すみません。 きょうは 妻と 約束が あります。

ですから、 早く 帰らなければ なりません。

上記のように、例文では「ですから」で単文の2文をつなぐ「接続詞」として提 出されているが、練習B2では、例「禁煙です・たばこを吸いません → 禁煙で すから、たばこを吸わないでください。」のように、接続助詞「〜から」で「

N

・ いA・なAです」+「〜ないでください」の単文同士をつなぐ練習となっており、

接続詞「ですから」としての練習はなく文体を認識させるようなものでもない。

では、準拠の作文教材ではどのように扱われているのだろうか。

② b『みんなの日本語初級 やさしい作文』

ユニット5「加藤さんはタイへ行ったことがあります。ですから、タイ語を少し 話すことができます」をはじめ、ユニット9、そしてユニット14「夜騒ぐのは、

ほかの人の迷惑になります。ですから、夜中のパーティーはやめてほしいと思いま

6 『初級日本語』と『作文練習帳』における「だから」の扱いに関しては、教材の編著者から以下 のような指摘をいただいた。

ぶんけい8について:ここでの「だから」の意図については、論理的に「帰結・展開」を重視す る「それで」を意識し、文末に強い働きかけをもつ形、「〜てください」と共に導入しているとの こと。

作 文 8 に つ い て:これは、ホームステイへの参加応募用紙に書き込む文章を想定しており、

ここの「だから」は、理由の「だから=そのため」ではなく、総括の「だから=したがって〜の である」として提出しているとのこと。

「〜ですから」導入について:「〜から」では、「Nだ/naだ/V-plian form から」の活用をさ せなければならず負担が大きいため、「〜ですから」にしており、「いA」では、「あついですから

/あついから」を両方提出しているとのこと。

(8)

す。」のように、モデル文ではすべて「ですから」が用いられている。

ユニット16

② わたしの国では、電気製品はとても高いので、なかなか買えません。

ですから、買ったら大切に使って、壊れても修理します。

③ 日本では壊れても、修理しないで、新しい物を買う人が多いようです。

しかし、そんなことをしていたら、ごみはどんどん増えるでしょう。

ですから、わたしは何でもすぐに捨てないで、もっと大切に使わなければ ならないと思います。

ユニット18 フローチャートで文章の構造と文型(下線の部分)を先に示す。

以下はモデル文

① 日本では最近、携帯電話を利用する人が増えています。わたしはそれはいい ことだと思います。

② なぜなら、携帯電話はいつでもどこでも使えて、大変便利だからです。

③ ですから、わたしは携帯電話は必要だと思います。

上記のように、本冊②

a

では、「ですから」は例文のみの提示で接続助詞「から」

を用いて2文を1文につなぐ練習が中心であったが、この作文教材の②bの方では 接続詞「ですから」を積極的に用いており、型を示して使わせる練習となっている。

3-1-2 まとめ

①②両者を概観してみたところ、①『初級日本語』で学んだ学習者は「です・ま す体」の中でも「だから」を用いることを学び、会話でも作文でも使っていること が考えられるが、②『みんなの日本語』をはじめ、ほとんどの初級教科書・作文教 材では「ですから」で統一されているため、このように学んできた学習者は「だか ら」を使う機会が会話でも作文でもないであろうことが推察される。

また、教師用の指導解説書、国際交流基金(

2010

)では、初級の段階のメモ程 度の作業として、元になる文章を書かせるという活動例の中で、「たとえば、運動 会や文化祭があります。合唱コンクールもあります。だから、わたしは学校がとて も好きです。」と、「だから」を例として使用している。

初級段階のレベルでの提出の有無・妥当性、「です・ます体」における「だから」

(9)

の使用については、今後もさらに検証を要するところである。

3-2 中級以上の文章表現に関する教科書における扱い

ここでは、中級以上の文章表現・作文教材における「だから」関連の接続詞の提 出・記述・解説を見てみることにする。

3-2-1 各教科書の記述

③ 『大学・大学院 留学生の日本語② 作文編』(2001)

上記の教科書では、「第2課 文体と書きことば 3書きことば」において「話し ことばと書きことばは違います。話すときの書きことばを、そのまま書くことがで きない場合があります」と説明し、「だから」については、以下のような問題があ る。

【問題5】8

.

だから、日本へ来た。 — ( )日本へ来た。

解答は「そのため」である。

次に、「第6課 理由・経過を述べる」で「そのため」を提示し、「第11課 解決 策を述べる」の項で「順接の接続詞」として「そのため」「そこで」「したがって」

の使い方を説明している。ここでは、文体を限定して用法に注目させ、「1)書き ことば」で「論文やレポートには「書きことば」を使いましょう」と説明し、以下 のように文体を変えた表現にするように例を挙げている。

だから・ですから・それで → そのため・そこで・したがって

④ 『大学・大学院 留学生の日本語④ 論文作成編』(2001)

上記の教科書では、後半の「文型・表現集」の中の「文型・表現1順接の接続表 現」において、「⑴「だから」「ですから」は論文では使わない」とし、「文型・表 現31帰結」において「⑷考察にもとづいて論理的に導かれる判断を示す時は、② のように、『したがって』をよく使う。同類の表現として『よって』がある。」と説 明している。

⑤ 『小論文への12のステップ』(2008)

上記の教科書では、「3 モードチェンジ 話し言葉から書き言葉へ」において「ポ イント1 小論文を書くときに注意すること」として、以下のような表で文体の違 いを示している。

(10)

くだけた会話の場合と小論文の場合の違い-1

話し言葉や軽い文章では 例 小論文では 例 接続の言葉 〜から

だから ですから

〜ため

そのため したがって

ところが、「7 段落」の「ポイント1 段落と中心文」の例文において、「しかし、

現代の生活ではストレスの原因を完全になくすことは難しい。だから、ストレス状 態でも心身の健康が保てるように、時々はストレスを忘れる工夫をすることが大切 だ。」と文中で「だから」が用いられており、説明と実例が一致していない。「軽い 文章」としての認識ならば「だから」でもよいだろうが、「小論文」の練習として 編まれていることを前提とするならば、このような例としての「だから」の出現は 学習者も混乱するのではないだろうか。また、教え手側も見落としやすいことのひ とつの現れであるということも言えそうである。

⑥ 『留学生のためのここが大切 文章表現のルール』(2009)

上記の教科書では、「第3部 語彙・意味」の「第10課 書き言葉らしさ」にお

いて「2

.

接続詞

(conjunctions)

」で表で対比させ以下のような説明をしている。

2. 接続詞(conjunctions)

話し言葉 例文 書き言葉 例文

だから 不況になった。だから、

輸入は減るだろう。

したがって 不況になった。したがって、

輸入は減るだろう。

それで 彼は朝から高熱があった。

それで、会議を欠席した。

そのため 彼は朝から高熱があった。

そのため、会議を欠席した。

・「話し言葉」「軟らかい書き言葉」「硬い書き言葉」の3つに分けて説明します。

・「だ・である体」で書かれた論文のような硬い文章の場合は「話し言葉」はほと んど使うことがなく、「硬い書き言葉」に統一して書かれることが多いです。

また、「第3部 文章・談話」「第15課 接続詞と文章の構成」の問題で「次の文 章の⑴〜⑽のうち文脈(

context

)に合わない接続詞(

conjunction

)を選び、正し く直してください」という問題で、「⑹さらに、戦術とも関連するが、将棋は王を 取るという目的がはっきりしている。⑺そこで、コンピューターが強い。事実、西 洋のチェスでは、世界チャンピオンにコンピューターが勝ったこともある。」の解 答が⑺「そのため/だから/したがって」となっており、⑤同様、ここでも「だか

(11)

ら」が出現している。この⑺については、続いて「3

.

順接(

causality

)の接続詞」

として以下のような「だから」を認めるような解説がある。

⑺順接の接続詞は、前の内容から予想した通りの内容が来ることを予告する接続 詞です。「だから」「そのため」「したがって」「そこで」「それで」「すると」などが あります。⑺「そこで」は、前の文の事情に対して、それに対応する行動が来るこ とを予告する接続詞です。⑺は、前の文で理由を表し、後の文で結果を表している ので、「そのため」「だから」などがよいでしょう。(下線は筆者)

第3部第10課では、「だから」を話し言葉であると説明し、対応する書き言葉 として「したがって」を挙げているにもかかわらず、ここでは、「だから」を正解 としている。文脈が合う合わないという次元での文法・用法的な練習であるとして も、但し書きや注などで、文体が適切ではないことに触れるべきであろう。

さらに練習問題⑾では、「その服を買いたかったが、お金がなかった。 、 私は父に頼んでみることにした。」の解答が「そこで/だから」になっている。

これ以外の文もそうなのだが、練習問題の文体として、「硬い書き言葉」で統一 されていない。⑾で「だから」を正答としてもよいのは、この文が、「日常的な」

ことについての話題、とくに「自分自身についての話題」であるためだと考えられ る。つまり、「話し言葉」か「書き言葉」かという分類だけではこの「だから」の 文体差の使い分けの拠り所にはならないということになる。

この教科書は、「論文やレポート、日常の文章などを、自然な日本語で書くこと を目指す教科書」とのことで、例文や練習問題に「話し言葉」「軟らかい書き言葉」

「硬い書き言葉」の文体が混ざっている。さまざまな文体を例示することには賛成 するが、上述のように混ぜてあると学習者の混乱を招くおそれがある。文章を提示 する際にはまずどのような文章のタイプ=文体の種類なのかを区別した上で示す 必要性を改めて感じた。

⑦ 『留学生と日本人学生のための レポート・論文表現ハンドブック』(2009)

上記は教科書というよりもその名の通り資料集的なものである。「だから」につ いては、「Ⅱ レポート・論文の表現」「コラム5 話し言葉と異なる表現」として「し たがって」の意味で(英訳

therefore

)挙げられているのみである。

また、「Ⅲ レポート・論文の接続表現」「11帰結 B

.

根拠にもとづき判断する」

ときの接続表現として、「したがって/よって/ゆえに/〜(こと)から」が挙げ

(12)

られている。

3-2-2 まとめ

中級以上の文章表現を目的とする教材では、そのほとんどが「だから」は「話し 言葉」で、「したがって」「そのため」等を使うように指示しているが、文法的な相 違を中心に据えた場合には混乱するような問題や解説もあるなど、全体的に統一し た扱われ方にはなっていないといえる。

次からは、学習者が実際に「だから」を使用している例から、「だから」と文体 との関係についての問題を見てみることにする。

4 JLPTUFS 作文コーパス(2011);学習者の段階別「だから」使用状況 4-1 「だから」の出現率

JLPTUFS

作文コーパス(

2011

)のデータ(テキストファイル)から、接続詞

「だから」を検索した結果の出現数・出現率をレベル別に以下にまとめた。

レベル クラス データ

「だから」

出現数・出現率 100:入門〜初級 集中 95 18 18.9%

200:初級後半〜初中級 集中 88 15 17.0%

300:初中級 総合・文章表現 390 73 18.7%

400:中級前半 総合・文章表現 270 37 13.7%

500:中級後半 総合・文章表現 335 32 9.6%

600:上級前半 総合・文章表現 51 12 23.5%

700:上級後半 総合・文章表現 183 27 14.8%

800:超級 アカデミック・ライティング 103 3.9%

出現率は、「だから」の出現した作文数を全データ数で割ったものである。(ひと つの作文のなかで「だから」2カ所以上存在する場合にも、ひとつのデータとして 扱っている)。検索では、「接続助詞〜だから、」「だからこそ、」「〜だからです。」 などもヒットし、元資料としてリストを作成したが、ここでは接続詞「だから」の みのデータを扱った。

筆者がコーパスを検索・分析する前に立てていた仮説は、

100

300

の初級レベ ルにおける「だから」の使用が中級以上の他のレベルに比べてかなり少ないだろう というものだった。それは「です・ます体」の文体で「ですから」を学習している

(13)

段階であること、

3-1

で概観したように初級用教科書で「だから」を扱っている例 が少ないこと、また「です・ます体」で書くように文体指定をしていること等から そのように考えていた。しかし、上記の表のように、入門〜初中級で

20

%前後で 他のレベルと大差なく、意外な結果となった。

また、「です・ます体」から「だ・である体」へシフトしていく段階の

300

500

の中級レベルでは、友達言葉に触れる機会も多くなり混同が起きるのではないかと 推察し、初級・上級レベルよりデータ数が多く見られるのではと考えていたが、と くに

400

500

では

10

%前後と少なめで、これも予想外の結果となった。

300

レ ベルで比較的高いのは、担当教員に尋ねたところ、「だ・である体」で書くように 指示し、機械的に「ですから」→「だから」となっているためかもしれないとのこ とであった。

400

500

レベルでそれほど多くなかったのはおそらく、このレベル から「だ・である体」「普通体」で書くことを目標とし、文章表現の教科書でも「だ から→そのため/したがって」とするようにされおり、学習者・教師双方で文体の 使い分けをより意識しているからかもしれない。実は、

500

レベルは筆者が担当し たクラスでデータ数の大多数を占めているのだが、出現率が

9.6

%と他レベルに比 べてかなり低いのは、「だから」を含む文体の使い分けを徹底的に学習者に意識さ せていた成果の現れかもしれず、もしそうであるならば、その方法が有効であった ことの証となりそうである。

600

レベル以上の上級クラスが最も高いデータ出現率

23.5%

を示しているが、そ れは母数が少ないということも影響しているかもしれず、原因は現時点では不明で ある。

700

800

と少なくなり、

800

の超級レベルで

3.9

%と最小値を示している のは、このレベルで文体の使い分けの認識度が高いためであるといえるかもしれな い。

以上のように数値の分析をしてみたが、とくに初級段階において使用状況が仮説 より高かったことを考えると、データ数や出現率の割合などの数値だけでは「だか ら」の運用状況(実態)の特徴を見ることはできないようである。

4-2 「だから」の出現

そこで、

100

800

レベルで「だから」を含む文例を「です・ます体」基調の文 と「だ・である体」基調の文に分け、「だから」の使用が許容できるかどうか、「だ から」と文体差のある同じ用法の接続詞「ですから」「そのため」「したがって」と 入れ替え可能かという観点から、「だから」が許容される場合には○、許容範囲△、

(14)

不可×、と記し、筆者であればどう添削するかで分類してみた。

紙面の都合上、レベル別に抽出された「だから」を含む文の前後、典型的なものを 挙げることにする。また、「だから」:ゴシック体・下線は筆者、誤字・脱字・誤用 はテキストファイル原文そのまま7、文末に記した【

100

】等はレベルである。

4-2-1 「です・ます体」基調の文における「だから」

A ○だから → ○ですから △そのため ×したがって

・フィリピンで、こどものとき、わたしはにほんのアニメがだいすきでした。

だから、わたしはひらがなとかたかなをべんきょうしました。【

100

・今、日本語はまだ上手ではありません。だから今学期の目標は日本語を上手に なりたいと思います。【

300

以上の文例は、すべて「自分自身についての紹介・説明」である。「ですから」

が最も合っているが、この場合には、「だから」を使ってもそれほど違和感を感じ ない。「そのため」はやや文体のバランスが崩れる印象もあるが、使ってもおかし くないと言える。「したがって」は使えない。

B △だから → ○ですから/○そのため/×したがって

・ガウディは「建物の中に自然のイメージを使う」と言う話は有名です。だから、

ガウディの壁は真直ぐじゃなくて、もっと自然な形があります。【

300

・ドイツの自動けんばいきはとても不便です。なぜなら、自動けんばいきは少な いし、切符代をちょうど持ってなければならないし、目的地や何人で行くのか などをそれぞれ記入しなければならないのです。だからドイツではいつもすご く時間がかかります。【

300

以上の文例のテーマは、「自分の国についての説明」であるが、Aの「自分のこ と」よりも客観性が強くなるからか、「だから」は使いにくいようにも感じられる。

7 「JLPTUFS 作文コーパス」(2011)「ご使用にあたって」の「5.テキストファイルの入力につい て」によると、「データのテキストファイルは、学習者が執筆した通りに入力」 「表記の誤りが あっても、入力可能な文字(存在する文字)であれば、原則として誤表記のまま入力」ひらがな、

カタカナ、漢字、ローマ字以外の入力記号は、●● # 固有名詞等を削除したところ 作文 原文と、テキスト入力とが一致していないところ」とのことである。

(15)

C △だから → ○ですから/○そのため/○したがって

・中国の都市では、人口が増加して、大量に水を消費する生活様式が増えていま す。だから汚水処理施設の整備や水資源の再利用等が重要であって実施してい ます。【

500

・オーストリアの国家は宗教の授業に関して介入してはいけないわけです。だか ら、政府と宗教を分けたほうがいいと思います。【

500

上記の文例のテーマは、B同様「自分の国についての説明」であるが、Bは日常 生活的な描写で、Cはより社会性が強くなるからか、「したがって」は可能。

以上、「です・ます」体で統一して書く文章の場合、「ですから」を使い「だから」

を使わないように指導することが一般的であり、文章表現・作文の教科書にもその ように説明がある。しかし、改めて許容できるのか判断してみたところ、「ですか ら」「そのため」の方が優先されるべきではあるものの、「だから」でも許容できる のではないかと思われる。

4-2-1 「だ・である体」基調の文における「だから」

D ○だから → ×ですから/×そのため/×したがって

以下の例は、「描写説明」「直接話法」という、それぞれの特別な目的で「だから」

しか使えないようである。

※【描写説明】(4コママンガ「クリちゃん」の説明)

・雨まだ降っている。だから、クリちゃんはいろいろ幻想にふけながらおかあ さんを待っている。【

300

※【直接話法】

・それで校長が「これから毎

#

日天気預報を聞いたほうがいいね、私も昨

#

日天 気預報を聞かなかったから傘を持っていない。だから毎日天気預報を聞くの は大切なんだね」と言った。【

300

】(表記はコーパスのまま→注7参照)

E ○だから → ×ですから/○そのため/×したがって

・大学で日本人の友だちにであった。だからかれらと日本語をならいはじめた。

200

・私は卒業してから、仕事のために他の町に行った。だから携帯電話が必要にな

(16)

った。【

500

以上の文例は、A同様「自分自身についての紹介・説明」であるためか、「だか ら」でも許容できそうである。

F △だから → ×ですから/○そのため/○したがって

・日本では家族のみんな同じ湯を使える。だから環境にいいと思う。【

300

・日本では漢字、ひらがなとかたかなを使っている。だから日本語を勉強する人 のために漢字を習うことは必要だと思う。【

400

・フェデラーはそんなにえらぶらなくて、うぬぼれらなくて、スイスでとても人 気がある。だから、スイスにはテニスもより人気になったのである。【

300

・文章の中に母国語を持たないシンガポールとフィリピンの人口の中に市民層の 格差が高い。だから、私にとってその中に一番大きな問題は英語がしゃべられ る人としゃべられない人の地位の格差は広がっていくことである。【

600

・私は寮に住んでおり、他の留学生と一緒に勉強する。だから、私の場合、日本 人との文化摩擦だけではなく、50ケ国ぐらいの人々との文化摩擦があり得る。

700

以上のように、文末に「〜と思う」「〜のである」が来る場合、そして「私にと って」「私の場合」が続く場合には、「だから」は許容できそうである。

G ×だから → ×ですから/○そのため/○したがって

・現在

#

では、若者の教育の質はあまりよくないだ。だから、小学校から大学ま での教育は大切にしなければならない。【

300

・まず、広辞苑で「共存」の定義は「自分も他人もともどもに生存すること」と なっている。だから「共存」という言葉は人間の場合しか使えないのではない だろうか。【

700

以上のように文末が「〜なければならない」「〜のではないだろうか」の場合、

また、「だから」では“やわらかすぎる”印象になり×と判断した。

(17)

5 おわりに 今後の課題

これまで筆者は、レポート・論文を目標とする文章表現の授業においては「です・

ます体」基調でも「だ・である体」基調でも、「だから」の使用は避けなければな らないものと考えていた。また、そのように解説している教科書がほとんどである。

しかし今回の調査により、教科書自体にも文体の使い分けが徹底していなかったこ と、学習者の使用状況からはそのテーマや共起する表現、文法的な用法の種類によ っては許容できるようであることが明らかとなった。

とはいえ、やはり「だから」の使用は極力避けたほうがよいと考えている。その ためには、教室活動中に学習者が書く文章のテーマや目的に合わせてその文体を指 定する必要性と、具体的に例示する必要性があると強く実感した。

今回調査したコーパスは学習者が書いたそのままのデータであるが、教師がそれ をどのように添削したのかというデータもあるとより確信がもてるところである。

また、今回のコーパスの用例の分類は筆者個人の語感によって行ったため、複数に よる検証が必要であろう。さらに今回は、「だから」の文法的な用法の種類によっ て許容できるかどうか、日本語記述文法研究会編(

2009

)による「確定条件」の 接続詞「それで/そのため/したがって/ゆえに/よって/そこで」のどれに相当 するのか、どれと入れ替えが可能かという検証が不足しており、今後は文法的な視 点も含めて検証する必要がある。

そして、この調査は文章表現の「書きことば」として調査したが、このような文 体の使い分けの認識度の低さは「話しことば」である討論・発表の際の文体の運用 にも影響があると考えられ、実際に「だから」を使用する日本語学習者は多い。ま た

NNS

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を問わず、「なので」をレポートの文体として可としている者も多く、

発表における話し言葉においても同様の傾向が見られることから、こちらも検討し ていきたい。

今後、学習者に対して「だから」をはじめ他の表現についてもその使い分けを具 体的に例示できるよう、さらに引き続き調査・分析に臨みたいと考えている。

参考文献

岡本真一郎・多門靖容

(1998)

「談話におけるダカラの諸用法」『日本語教育』

98

号 日本語教育学会

松岡弘監修・庵功雄・高梨信乃・中西久美子・山田敏弘著

(2000)

『初級を教える人 のための日本語文法ハンドブック』スリーエーネットワーク

(18)

日本語記述文法研究会編

(2009)

「第12部 第3章 第2節 論理的関係を表示する 接続表現」『現代日本語文法7 第12部 談話 第13部 待遇表現』くろし お出版

井上次夫

(2009)

「論説文における語の文体の適切性について」『日本語教育』

141

号 日本語教育学会

中村明

(2010)

『日本語 語感の辞典』岩波書店

国際交流基金

(2010)

『日本語教授法シリーズ第8巻「書くことを教える」』ひつじ 書房

東京外国語大学留学生日本語教育センター

(2011)

JLPTUFS

作文コーパス」

高野愛子

(2011a)

「レポート・論文の文体に関する学習者の認識 — 許容範囲を探

るために — 」東京外国語大学『留学生日本語教育センター論集』第

37

高野愛子

(2011b)

「日本語教育における文体指導 用語の扱われ方をめぐる諸問題」

大東文化大学語学教育研究所『語学教育論叢』第

28

分析対象教科書

a

東京外国語大学留学生日本語教育センター『初級日本語 上 新装改訂版』

(2010)

凡人社

b

東京外国語大学留学生日本語教育センター『初級日本語 作文練習帳』

(1999)

凡人社

a

『みんなの日本語初級Ⅰ』

(1998)

スリーエーネットワーク

b

『みんなの日本語初級 やさしい作文』

(1999)

スリーエーネットワーク

③ アカデミック・ジャパニーズ研究会編『大学・大学院留学生の日本語②作文編』

(2001)

アルク

④ アカデミック・ジャパニーズ研究会編『大学・大学院留学生の日本語④論文作 成編』

(2001)

アルク

⑤ 友松悦子『小論文への12のステップ』

(2008)

スリーエーネットワーク

⑥ 石黒圭・筒井千恵『留学生のためのここが大切 文章表現のルール』

(2009)

スリ ーエーネットワーク

⑦ 二通信子・大島弥生・佐藤勢紀子・因京子・山本富美子『留学生と日本人学生 のためのレポート・論文表現ハンドブック』

(2009)

東京大学出版会

参照

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