• 検索結果がありません。

雑誌名 独逸文学

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "雑誌名 独逸文学"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

関西大学独逸文学会研究発表概要 (第103回研究会 発表会) 落語「死神」のルーツに関する一考察

その他のタイトル Resumee des Referates bei der Tagung 2010

著者 上月 富佐子

雑誌名 独逸文学

巻 55

ページ 75‑75

発行年 2011‑03‑20

URL http://hdl.handle.net/10112/00018019

(2)

関西大学『独逸文学』第55号2011年3月

関西大学独逸文学会研究発表概要

(第103回研究発表会)

落語「死神」のルーツに関する一考察

上月富佐子

落語は、 350年の歴史を持つ日本の伝承口承話芸である。したがって 当然のことながら、落語は日本の話が下地になっている。しかしながら 外国話が元になっている落語もわずかながらある。近代落語家の祖と言 われる明治期に活躍した三遊亭円朝は、外国話から翻案した落語を作っ ている。そして、落語「死神」もまた円朝がヨーロッパの死神話を下地 にして作ったのではないかと推測される。

死神話はヨーロッパの大抵の国に語り伝えられている話であり、 また その死神像も多く描かれている。私たちは、これらの話や死神像から当 時の人々の死神に対する思いを知ることができる。一方、 日本では18世 紀の近松門左衛門の戯曲に「死神」という言葉が初めて登場し、またわ

ずかながら、死神話も存在する。死神像としては、 20世紀初めに本竹黙

阿弥が死神を掛け軸に描いている。これらの登場はヨーロッパに比べる

と遅いが、 また日本人の持つ死神への思いを知ることができる。

落語「死神」の話の展開や死神像を、 ヨーロッパや日本の死神話や死 神像と照らし合わせてみると、落語「死神」はヨーロッパの死神像によ り似ていることがわかる。中でも、グリム兄弟がドイツに伝わる伝承話 を編集したグリムメルヘンのKHM44"DerGevatterTbd"(死神の名付 け親) との類似点が、多く見られる。

そこで、本発表では落語「死神」のルーツや落語へのルートを探ると 共に、落語「死神」の意義を考えた。

75

参照

関連したドキュメント

仏像に対する知識は、これまでの学校教育では必

式目おいて「清十即ついぜん」は伝統的な流れの中にあり、その ㈲

(2)特定死因を除去した場合の平均余命の延び

ヨーロッパにおいても、似たような生者と死者との関係ぱみられる。中世農村社会における祭り

されていない「裏マンガ」なるものがやり玉にあげられました。それ以来、同人誌などへ

であり、 今日 までの日 本の 民族精神 の形 成におい て大

はありますが、これまでの 40 人から 35

私たちは、私たちの先人たちにより幾世代 にわたって、受け継ぎ、伝え残されてきた伝