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中央学術研究所紀要 第48号 005出野 尚紀「『マヤマタ』第9章:和訳と註解 ―インド古典建築論書の構成と内容(4)―」

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全文

(1)

出 野 尚 紀

『マヤマタ』第9章:和訳と註解

(2)

0.はじめに

 本稿は南インドで作られたヒンドゥー建築論書『マヤマタ』のサンスクリットテク ストからの日本語訳である。  本論書の第1章から第8章や制作年代などについては、平成28年11月発行の『中央 学術研究所紀要』第45号に訳出した「『マヤマタ』第1章∼第3章:和訳と註解―イン ド古典建築論書の構成と内容⑴ ―」、平成29年11月発行の第46号に訳出した「『マヤマ タ』第4章∼第6章:和訳と註解―インド古典建築論書の構成と内容⑵ ―」、平成30 年11月発行の第47号に訳出した「『マヤマタ』第7章∼第8章:和訳と註解―インド古 典建築論書の構成と内容⑶ ―」をそれぞれ参照していただきたい。  サンスクリット原文からの訳出に際し、日本語訳においては、詩節ごとに訳文を作 るべきと考えるが、英訳を参照して訳出範囲を分け、サンスクリット文の前に記した。 これは、原文の詩節と文が構造的に対応しないことが見られるためである。また、使 用したテクストには、適宜、章内に小見出しが挿入されているので、その部分も訳出 している。数字については、10,000のように5桁以上の場合に、3桁ごとにカンマを 入れた。これは4桁までは計算の入る文があるため、そこにカンマを入れた数字があ ると煩雑になることを嫌ったからである。

 テクストにはBruno Dagens ed. & trans., Mayamatam treatise of housing, architecture and

iconography, Kalāmūlaśāstra series 14, Delhi, 1994. を用いた。また、フランス語訳である

Bruno Dagens éd. et notes, Mayamta traité Sanskrit d’architecture, Publications de l Institut Français d Indologie No.40-1, Pondichéry, 1970. を適宜参照した。

―インド古典建築論書の構成と内容⑷ ―

出 野 尚 紀

0.はじめに 1.第9章

(3)

1.第9章

atha navamo 'dhyāya 第9章

〔grāma-vinyāsah4〕

グラーマ1の配置

1ab

grāmâdīnām4 mānam4 vinyāsam4 câpi vaks4yate vidhinā /

 グラーマなどの単位(大きさ)と配置を規則に則って述べよう。 〔punar mānôpakaran4am〕

単位の用い方の再録 1cd 2ab

dand44ānām4 pañcaśatam4 krośam4 tad dvigun4am ardha-gavyūtam //1//

gavyūtam4 tad dvigun4am4 hy āst4 4a-sahasram4 tu yojanam4 vidyāt /

 500ダンダが1クローシャで あり、そ(1クローシャ)の2 倍が0.5ガヴユータである。1ガ ヴユータはその2倍であり2 8000〔ダンダ〕が1ヨージャナ であると知るべきである。 2cd 4ab

ast4 4a-dhanuś caturaśrā kākan4ikā tac caturgun4am4 mās4am //2//

mās4a-catur-vartanakam4 tat pañcagun4am4 hi vāt4ikā kathitā /

vāt4ikayā yuga-gun4itā grāma-kut4umbâvanih4 śrest4 4hā //3//

evam4 bhūgata-mānam4 dand44ais tes4ām4 tu vaks4yate mānam /

 8ダヌスの四角形がカーカニーであり、そ(カーカニー)の4倍〔の四角形〕がマー シャである。マーシャの4倍がヴァルタナカであり、その5倍がヴァーティカーであ ると言われる。ヴァーティカーを4倍に増した〔広さ〕がグラーマやクトゥムバとし て最も相応しい土地である3。このように、ダンダ〔を基準としてたてたこと〕によっ て土地の差し渡しの広さが〔決められ〕る。それでは、それらの基準を告げよう。 表1 単位換算表

(4)

〔grāmâdi-mānam〕 グラーマなどの大きさ 4cd 5

grāmasya śata-sahasrair dand44aih4 paryanta-mānam idam uktam //4//

vim4śati-sahasra-dand44āt tat sama-vr4ddhyā tu pañca-mānam4 syāt /

grāme vim4śati-bhāge kut4umba-bhūmis tad eka-bhāgena //5//

 ここに、グラーマの最大の大きさは100,000ダンダと言われ、それは20,000ダンダか ら等しく増やして5つの基準がある4。グラーマにおいて家屋〔を建てる〕場所は、そ

の20分の1である。 6 7ab

dand44aih4 pañcaśatair yad dhīnam4 grāmasya mānam idam /

tasmāt pañcaśata-rddhyā yāvad vim4śat-sahasra-dand44ântam //6//

proktam4 catvārim4śad-bhedam4 grāmasya mānam idam /

 500ダンダに満たないグラーマの基準は以下のとおりである。500ダンダずつ20,000 ダンダまで40種類のグラーマの基準がある。

7cd 8ab

dvisahasra-dand44a-mānam4 sārdha-sahasram4 sahasra-dand44am4 ca //7//

navaśatam atha saptaśatam4 pañcaśatam4 triśatam iti ca vistāram /

 2000ダンダを基準にして、1500ダンダ、1000ダンダ、900ダンダ、700ダンダ、500ダ ンダ、300ダンダと幅を決める。

8cd 9

nagarasya sahasrâdi-dvisahasrântam4 ca dand44a-mānam4 syāt //8//

nagarasyâst4 4asahasrair dand44aih4 paryanta-mānam idam /

dvis-dvisahasra-ks4ayato dvisahasarântam4 caturvidham4 mānam //9//

 〔四角形の〕ナガラにおいては〔周囲〕1000ダンダから2000ダンダまでをもってダン ダによる基準〔の大きさ〕とするべきである。〔円形の〕ナガラにおいては〔直径〕800 ダンダをもって周囲の基準とするべきである。4000ダンダから減算して52000ダンダま

で4種類の基準がある。 10

(5)

dand44ais tes4ām4 mānam4 vaks4ye 'ham4 tri-tri-bheda-bhinnānām //10//

 グラーマ、ケータ、カルヴァタ、ドゥルガ、ナガラという5種類がある。私はそれ らの3つずつの種類に分けられるが、それらにあるダンダによって基準を言おう。 11 13

catur-adhika-śast4 4i-dand44o grāmah4 syād dhīna-hīnam iti kathitah4 /

grāmasya madhyamasya dvigun4am4 trigun4am4 tathôttamam4 proktam //11//

s4at4-pañcāśad-dviśatam4 hīnam4 khet4am4 sa-vim4śati triśatam /

madhyamam uttamam evam4 sa-catur-āśīti triśata-dand44am //12//

ast4 4au catvārim4śac-catuh4śatam4 dvādaśam4 ca pañcaśatam /

s4at4-saptati-pañcaśatam4 hīnam4 madhyôttamam4 ca kharvat4akam //13//

 64ダンダが下のグラーマであると言われる。中のグラーマは〔その〕2倍〔128ダン ダ〕、それから、上は3倍〔192ダンダ〕と言われる。256〔ダンダ〕が下のケータで、 320〔ダンダ〕が中の〔ケータ〕、384ダンダが上の〔ケータ〕である。448〔ダンダ〕、 512〔ダンダ〕、576〔ダンダ〕が下の、中の、そして、上のカルヴァタである。 14 15

catvārim4śat-s4at4śatam adhamam4 durgam4 catuh4-saptaśata-dand44am /

madhyamam uttama-durgam4 saptaśatam4 s4ast4 4ir ast4 4au hi //14//

dvātrim4śad-ast4 4aśatakam4 nagaram4 s4at4-navaty-ast4 4aśata-dand44am /

s4ast4 4ir navaśatam adhamam4 madhyamam utkrst4 4 4am iti yathāsam4khyam //15//

 640〔ダンダ〕が下のドゥルガで、704ダンダが中の〔ドゥルガ〕、768〔ダンダ〕が 上のドゥルガである。ナガラは、832〔ダンダ〕、896ダンダ、960〔ダンダ〕が、それ ぞれ、下の、中の、上のと数えられる。

16 17ab

s4od4aśa-dand44a-vivr4ddhyā pratyekam4 navavidham4 bhavati /

dvigun4am4 tripādam ardham4 pādam4 tes4ām4 mukhâyatam4 vipulāt //16//

vyāsa-s4ad4-ast4 4ām4śaikam4 caturaśram4 vā yathest4 4am4 syāt /

 それぞれ16ダンダ増やすことによって、9種類にする。正面の長さは、希望に応じ て、奥行きから2倍、1と4分の3倍(1.75倍)、1と2分の1倍(1.5倍)、1と4分 の1倍(1.25倍)、1と6分の1倍(約1.167倍)、1と8分の1倍(1.125倍)、あるい は、同じ長さ(1倍)とするべきである。

(6)

17cd 18ab

tasmin vipulâyāme dand44air ojaih4 pramān4am āttavyam //17//

śes4am4 vāt4a-dharāˆrtham4 grāmâdis4u sarva-vastus4u ca /

 その十分な長さがあるところでは、奇数ダンダをとる長さに決めるべきである。残 りは、グラーマなど、そして、すべてのところで、道や空き地のために〔空けておく べきである〕。 〔āyādi〕 利益など 18cd 20ab

āyādi-sampad-artham4 vr4ddhim4 hānim4 ca yast4 4ibhih4 kuryāt //18//

āyavyaya-rks4a-yony-āyubhir atha tithibhiś ca vāraiś ca /

yajamāna-vastu-nāma-janma-rks4en4âvirodhikam4 yat tu //19//

tan mānena sametam4 gr4hn4īyāt sarva-sampattayai /

 利益などを獲得するために、増加と減少をダンダで作るべきである。利益、損失、 星座、子宮、生命、そして、ティティ、曜日、家長と行動と名前と誕生について星座 の不一致があるときに、すべての成功のため、基準が備えられたものが必須である。 20cd 21ab

vyāsâyāma-samūhe vasu-nidhi-gun4ite dineśa-dharma-hr4te //20//

āyavyayam avaśist4 4am4 rāma-ghne'st4 4âpâhr4c śes4am /

 横と縦の数を足してから、8や9が掛けられ、12や10で分割され、余りや不足が残 れば3を引いて、残りが8つの部分を取り分けられる。

22cd 22ab

dhvaja-dhūma-sim4ha-śvā-vrs4 4a-khara-gaja-kākāś ca yoni-gan4āh4 //21//

ast4 4au yonaya uditā dhvaja-hari-vrs4 4a-hastinah4 śubhadāh4 /

 「旗」「雲」「ライオン」「犬」「雄牛」「ロバ」「ゾウ」「カラス」というヨーニの集合 があり、8つのヨーニのなかで「旗」「ライオン」「雄牛」「ゾウ」が吉兆なものであ る。

22cd 23

(7)

vāram4 sūrya-mukham4 syād buddhaivam4 sarva-vastu karanīyam //23//

 再びまた、〔周囲が〕8が掛けられたら、27で分割され、〔その〕商が「年代」と残 り(一致する)、星宿がある。周囲が30で分けられたなら、ティティであり、日曜日に 行うべきである。目覚めたものよ、このようにすべての本質を行うべきある。 24

āyâdhikam atha sukhadam4 vyayam adhikam4 sarva-nāśam4 syāt /

viparīte tu vipattyai tasmāt samyak parīks4ya kartavyam //24//

 ここで利益の増加をもたらすことは、損失の増加、すべての消失になる。逆に、誤 ったことにより、それらの不幸〔を避ける〕ためにすべての試すことができることを するべきである。 〔vipra-sam4khyā〕 ブラーフマナ住民の数 25

dvādaśa-sahasra-viprair yan nist4 4hitam uttamôttamam4 grāmam /

daśa-sāhasrair madhyamam adhamam4 syād ast4 4a-sāhasraih4/ //25//

 12,000人のブラーフマナによって上の上のグラーマが成立する。10,000人の〔ブラー フマナ〕によって〔上の〕中の〔グラーマ〕、8000人の〔ブラーフマナ〕によって〔上 の〕下の〔グラーマ〕となる。

26

sapta-sahasrair viprair madhyamôttamam ity abhīst4 4am4 syāt /

s4at4-sāhasrair madhyamam adhamam tu pañca-sāhasraih4 //26//

 7000人のブラーフマナによって中の上の〔グラーマ〕にと望まれるべきである。6000 人の〔ブラーフマナ〕によって〔中の〕中の〔グラーマ〕に、また、5000人の〔ブラー フマナ〕によって〔中の〕下の〔グラーマ〕となる。

27

adhamôttamam4 tu cātuh4-sāhasrais tu tri-sāhasraih4 /

adhama-samam4 svi-sahasrair adhamâdhamam eva nirdist4 4am //27//

 また、4000人の〔ブラーフマナ〕によって下の上の〔グラーマ〕が、3000人の〔ブ ラーフマナ〕によって下の中の〔グラーマ〕が、2000人の〔ブラーフマナ〕によって 下の下の〔グラーマ〕がと、実に説明されるのである。

(8)

28

sahasrair dvija-san4

hair nīcôttamam āhur ācāryā /

saptaaśatair adhama-madhyamam iha pañcaśatais tu nīcâlpam //28//

 師たちは1000人のブラーフマナたちによって下の上の〔グラーマ〕になり、700人で 下の中の、500人で下の下のと言った。

29 30ab

sâs4taśatam4 tu dvigun4am4 trigun4am4 vedâdhikam4 tathāˆśitih4 /

ast4 4āst4 4aka-pañcāśad-dvātrim4śac ca trir ast4 4au hi //29//

dvādaśa-śod4aśa-viprair daśa-bhedam4 ks4udrakam4 grāmam /

anyad aśaktānām4 ced dānam4 daśa-bhūsurântam ekâdi //30//

 108人、216人、324人、そして、84人、64人、50人、32人、または、24人、12人、16 人のブラーフマナによって10種類の小さなグラーマが〔規定される〕。もし他のものに できないなら、1人から10人までのブラーフマナで区分される。

31

eka-kut4umbi-sa-sametam4 kut4ikam4 syād ekabhogam iti kathitam /

tasya sukhālayam ist4 4am4 śes4ān4ām4 dand44akâdīni //31//

 1人の家長とともに住むところは、クティカであり、「エーカボーガ」とも呼ばれ る。彼の〔家が〕スカーラヤ6として望まれ、他のものたちの〔家が〕ダンダカなど

である。 32 33ab

yugmâyugma-vibhāgair dvividham4 syāt sarva-vastu-vinyāsam /

yugme sūtra-patham4 syād asame pada-madhyame ca vīthī syāt //32//

anyonya-san4

karaś ced aśubham4 syāt sarva-jantūnām /

 種々の偶数の構成も奇数の構成も、2種類ともすべて富の収集がある。偶数の場合 には、〔マス目を分ける〕線が道となるべきであり、そして、奇数の場合には、マス目 の真ん中に道があるべきである。もし互いが混在しているのなら8、すべての人びとの 間に不幸がある。 〔grāma-nāmāni〕 グラーマの名称について

(9)

33cd 34

dand44akam aparam4 svastikam ita ūrdhvam4 prastaram4 caiva //33//

paścāt prakīrn4akam4 syān nandyāvartam4 parāgam atha padmam /

syāc chrīpratist4 4hitenaivâs4tavidham4 grāmam uddist4 4am //34//

 ダンダカ9、アパラ、スヴァスティカ、プラスタラ、プラキールナカ、ナンディヤー ヴァルタ、パラーガ、パドマ、そして、シュリープラティシュティタという8種類の グラーマが挙げられる。 〔vīthi-vidhānam〕 道の種類 35 sarves4ām4 grāmān4ām4 man 4

gala-vīthy-āvr4tā bahis tv abahih4 /

brahma-sthānam4 hy uditam4 tasmin devālayam4 tu vā pīt4ham //35//

 すべてのグラーマにおいて、外側あるいは内側を、「マンガラ・ヴィーティ」〔とい う道〕が囲んでいる。

36

eka-dvi-tri-caturbhih4 pañcabhir api kārmukaiś ca mārga-tatih4 /

prāk-pratyag-gata-mārgā r4tu-dand44a-mahāpathâkhyās te //36//

 道幅は、1〔ダンダ〕、2〔ダンダ〕、3〔ダンダ〕、4〔ダンダ〕、または、5ダン ダであり、東から西に向かう道は、主要路であれば、6ダンダと説明される。 37

madhyama-yuktā vīthī brahmâkhyā saiva nābhih4 syāt /

dvāra-sametā vīthī rājâkhyā ca dvi-pārśvatah4 ks4udrā //37//

 中央を囲む道は、「ブラフマ・ヴィーティ」と呼ばれ、それが〔グラーマの〕へそ10

である。〔正〕門と接する〔東西方向の〕道は、「ラージャ・ヴィーティ」と呼ばれ、 そして、路地が2本隣接する。

38

sarvāh4 kutt4 4imakâkhyā man 4

gala-vīthī tathaiva ratha-mārgam / tiryag-dvāra-sametā nārāca-pathā iti khyātā //38//

 〔以上の3種の道は〕、すべてが舗装された道と呼ばれ、それから実にマンガラ・ヴ ィーティは戦車〔が走ることができる〕道である。副門と接する道は、「ナーラーチ

(10)

ャ・パータ」と呼ばれる。 39 uttama-din4 -mukha-mārgāh4 ks4udrârgala-vāmanâkhya-pathāh4 / grāmâvr4tā man 4

galavīthikaˆkhyā purâvr4tā yā janavīrthikā syāt //39//

tayos tu rathyâbhihitâbhidhā syāt puraˆtmanair anyatames4v athaivam //39 1/2//

 北を正面とする〔南北方向の〕道は、路地、行き止まり道、小道という名前の道で ある。グラーマを囲む〔道〕はマンガラ・ヴィーティと呼ばれ、町を囲む〔道〕はジ ャナ・ヴィーティである。また、その2つは戦車〔が通れる〕道であると説明され、 他の町まで延びている。 〔grāma-bhedāh4〕 グラーマの種類 40

dvija-kula-paripūrn4am4 vastu yan man 4

galâkhyam4

    nr4pa-van4ig-abhiyuktam4 vastu yattat puram4 syāt /

tad itara-jana-vāsam4 grāmam ity ucyate 'smin

    mat4ham iti pat4hitam4 yat tāpasānam4 nivāsam //40//

 ブラーフマナの一族で満たされたものはマンガラといわれる。クシャトリヤとヴァ イシュヤも住んでいるものはプラ11である。その他の人びとの居住地がグラーマといわ れる。これに苦行者たちの建物があればマタと呼ばれる。 〔dand44akam〕 ダンダカ 41 42

prāg-udag-agram4 mārgam4 kakanīkr4ta-dand44avat tu tan madhye //41//

dvāra-catust4 4aya-yuktam4 dand44akam iti bhan4yate munibhih4 /

dand44avad ekā vīthī sâpy evam4 dand44akam4 proktam //42//

 北や東を始点とする道に1本ずつの道に沿った棒のような形〔に家が並び〕、その中 央に4つの門が配されものがダンダカであると聖者たちによって言われる。その棒の ように1本の道もダンダカと、言われる。(図1参照)

(11)

〔svastikam〕 スヴァスティカ 43 45

nava-pada-yukte grāme parito mārgam4 padasya tasya bahih4 /

tasmāt prāgudag-agrāt prāg-vīthī daks4in4âgrā sā //43//

tasmāt prāgdaks4iin4ato daks4in4a-vīthī pratīci-mukhā /

12

tasmād avāga-paratah4 paścima-vīthy agram uttaratah4 //44//

aparôttaras tasmād ūttara-vīthyām4 mukham4 prācyām /

etat svastikam uditam4 svasty-ākr4tyā catur-mārgam //45//

 9つのマス目から作られるグラーマで、そのマス目の外側の全周囲に道を〔備え〕、 それから、北東から進む東の道は南に進む。そして、南東から進む南の道は西を向く。 それから、南西から進む西の道は北を向く。北西から進む北の道は東を向いた道とな る。これは、〔グラーマ内部に〕卍型を4本の道で作るのでスヴァスティカと、言われ る。(図2参照) 〔prastaram〕 プラスタラ 46

prāk-pratyag gata-mārgais tribhir udak āgair tribhiś ratho / pañcabhir api s4at4-saptabhir api yuktam4 prastaram4 pañca //46//

 東から西に3本の道に、北から南の道が3本、4本、5本、6本、7本の5種を交 差させるとプラスタラである。(南北道5本の図3参照)

〔prakīrn4akam〕

プラキールナカ 47

prāg-agrais tu caturbhir dvādaśa-śivapan4

kti nanda-vasu-mārgaih4 /

udag agrair abhiyuktam4 hy etat proktam4 prakīrn4akam4 pañca //47//

 また、東からの4本の道が北からの12本、11本、10本、9本、8本の道と交わるも のは、5つともプラキールナカであると言われる。(南北道10本とした図4参照)

(12)

〔nandyāvartam〕 ナンディヤーヴァルタ 48 50ab

prāk-pratyag-gata-mārgaih4 pañcabhir udag-agrais trayodaśabhih4 /

trih4-saptabhir atha tithibhih4 s4ad4aśabhih4 saptadaśabhir api mārgaih4 //48//

yuktam4 nandyāvartam4 diks4u catur-dvāra-sam4yuktam /

nandyābartâkr4tyā bāhye dvārair abāhyato mārgaih4 //49//

yuktān ekair yuktam4 nandyāvartâbham idam uditam /

 東西を結ぶ5本の道に、北からの13本、14本、15本、16本、17本の道が交わると、 ナンディヤーヴァルタである。外側の門で〔グラーマの〕外からの道と内部の道が1 本ずつ交わるものがナンディヤーヴァルタという形態である。これがナンディヤーヴ ァルタの姿であると言われる。(南北道15本とした図5参照) 〔parāgam〕 パラーガ 50cd 51ab

adyair ast4 4ādaśabhir dvāvim4śaty-an 4

gakair udag-vaktraih4 //50//

s4ad4bhih4 prān 4

mukha-mārgair yuktam4 hy etat parāgam iti kathitam /

 18本から22本まで〔5通りの南〕北を向いた〔道〕と6本の東を向いた道が交わる と、これはパラーガであると言われる。(南北道20本とした図6参照)

〔padmam〕 パドマ 51cd 52ab

prāk-pratyag gata-mārgaih4 saptrabhir udag-agrais tri-veda-śaraih4 //51//

s4at4-saptrabhir api yuktair vim4śatibhih4 pañcadhā padmam /

 東西を結ぶ道の7本と北からの道23本、24本、25本、26本、27本を結んだ5通りは、 パドマ〔と呼ばれるグラーマ〕になる。(南北道25本とした図7参照)

〔pratist4 4hitam〕

(13)

52cd 53

ast4 4abhir atha pūrvâgrair udag-āgraih4 sâst4 4avim4śatibhih4 //52//

ādyair dvih4 s4odaśabhir mārgair antyair yutam4 yat tu /

tac chrīpratist4 4hitam4 syād as4tt4avidham4 grāmam uddist4 4am //53//

 8本の東から〔の道〕と北からの28本から32本の道が交わる〔5通り〕が、シュリー プラティシュティタである。〔以上の〕8種類がグラーマであると説明される。(南北 道30本とした図8参照)

表2 グラーマの名称区分と街路本数

54 55

athavā śrīvatsâdikam upanetavyam4 tu vinyāsam /

sarves4ām4 grāmān4ām4 nābhim4 na protayen matimān //54//

grāme vā 'tha gr4he vā dand44a-cchedo 'pi naiva kartavyah4 /

sakalâdy-āsana-kāntam4 vinyāsârtham4 padam4 budhair grāhyam //55//

 あるいはまた、シュリーヴァッツァなどの〔グラーマ〕は配置を 賢者は、すべて のグラーマの中にへそ(中心)が定められないようにするべきである。さてグラーマ においても、建物においても、棒の切れ端すらないようにするべきである。賢者は1 マスからアーサナまで望まれる配置のために〔どの〕マス目にするか決めるべきであ る。 56

ks4udra-grāme mārgāś catvāraś câst4 4a madhyame grāme /

dvādaśa s4od4aśa mārgā grāmes4ûtkrst4 4 4akes4u matāh4 //56//

 小さいグラーマでは、4本と8本の道があり、中くらいのグラーマでは、12本と16 本の道があり、各グラーマに適した〔道が〕13考えられる。

(14)

〔dvārān4i〕

門扉 57 61ab

bhallāt4e ca mahendre rāks4asa-pāde tu pus4padanta-pade /

dvārâyatana-sthānam jalamārgāś câpi catvārah4 //57//

vitatha-pade 'tha jayante sugrīvaˆm4śe ca mukhya-deva-pade /

bhr4śa-pūs4a-bhr4n 4

garājā dauvārika-śos4a-nāga-diti-jaladāh4 //58//

sthānam upadvārān4ām ast4 4au deva ime kathitāh4 /

tri-karam4 pañca-karam4 tat sapta-karam4 dvāra-vistaram //59//

tāra-dvigun4ôtsedham4 câdhyardham4 vân 4

ghri-hīnam4 tat /

sarves4ām4 grāmān4ām4 paritah4 parikhā bahiś ca vaprāś ca //60//

grāmâdayo 'pi nadyā daks4in4a-tīre tad anvitâyāmāh4 /

 〔ヴァーストゥ・プルシャ・マンダラにおける〕バッラータ、マヘーンドラ、ラーク シャサ、プシュパダンタの部分を、門扉が位置する場所に〔するべきである〕。4本の 排水路は、ヴィタタ、ジャヤンタ、スグリーヴァ、ムキャの部分に〔するべきである〕。 副門の位置はブリシャ、プーシャン、ブリンガラージャ、ダウヴァーリカ、ショーシ ャ、ナーガ、ディティ、ジャラダの8神の部分であると説明されている。門扉の幅は 3ハスタ、5ハスタ、7ハスタであり、高さは、〔幅の〕2倍、または、1.5倍、1.25倍 である。グラーマなどすべての周囲には、外側に彫りと周壁が〔備わっているべきで ある〕。また、グラーマなどは川の南岸に沿ってあるべきである。 61cd 63

nava-nava-vasu-vasu-bhāge madhye brāhmam4 tatah4 param4 daivam //61//

mānus4am atha paiśācam4 kramaśah4 san 4

kalpya yuktyā tu / daivika-mānus4a-bhāge viprān4ām4 syād gr4haśren4ī //62//

karmôpajīvinām4 syāt paiśāce tatra vā divijâvāsam /

tasmin sura-gan4a-bhavanam4 kramaśah4 prāgādis4u sthāpyam //63//

 81マス、64マスの中央に、ブラフマーがあり、それから他の神、人間、ピシャーチ ャと段々に連なっていることが望まれ、神と人間の部分にブラーフマナの家屋がある べきである。職人たちの家屋をピシャーチャの部分にする、また、ブラーフマナの家 屋も〔許される〕。これ(ブラフマー)に、神々の建物(寺院)が東方を始めとして位 置するべきである。

(15)

〔prāsāda-sthānam〕 寺院の配置 64 66ab

etasyâbhyantare vipra-devatā-sthāpanam4 bhavet /

śiva-harmyam4 ca grāmān4ām4 samam4 bāhye 'thavā bhavet //64//

bhr4n 4

garājâm4śake vā 'pi pāvake tu vināyakam /

aiśâm4śe śiva-harmyam4 syāt saumye vānântares4u vā //65//

bāhye 'sya tu gr4ha-śren4ī mānena vidhinā kuru /

 この内側には、ブラーフマナと神の場所にするべきである。そして、シヴァの寺院 を同様にいくつものグラーマの外側にするべきである。あるいはまた、ブリンガラー ジャ、パーヴァカ、ヴィナーヤカの場所を〔外側にするべきである〕。イーシャ、ソー マの場所、あるいは、他の場所にシヴァの寺院とするべきである。また、その外周に 基準通りに建物を建てるべきである。 66cd 73ab

śaivānām4 parivārān4ām4 proktam4 sthānam ihôcyate //66//

sūrya-pade sauram4 syād agni-pade kālikā-veśma /

bhr4śa-bhāge visn44u-gr4ham4 yāmyāyām4 s4an4mukha-sthānam //67//

bhr4śa-bhāge mr4gâm4śe tu nairr4tyām4 keśavâlayam /

sugrīvâm4śe gan4ādhyaks4ah4 pus4padanta-pade 'pi vā //68//

āryaka-bhavanam4 nirr4te varun4e visn44or vimānam4 syāt /

sthānakam āsanaśayanam4 dhāmny etasmin kramen4a côrdhva-talāt //69/

athavā mūla-talam4 ghanam uparitale sthānakam4 proktam /

sugatâlayam atha sugale bhr4n 4

ga-nr4pe caiva jina-dhāma //70//

madirâlayam atha vāyau mukhye kātyāyanī-vāsah4 /

some dhanada-gr4ham4 vā mātrn4 4ām ālayam4 tatra //71//

īśe śan4

kara-bhavanam4 parjanyâm4śe jayante vā /

some dhanada-gr4ham4 vā śos4a-pade vā vidhātavyam //72//

tatra gajānana-bhavanam4 hy aditau vā mātr4-kost4 4ham4 syāt /

 シヴァに随従する神々の配置が、ここで言われる。スールヤの場所にスラ〔の寺院〕 があり、アグニの場所にカーリカー〔の寺院〕が、ブリシャの場所にヴィシュヌの寺 院が、ヤマの場所にシャンムカ〔の寺院〕がある。ブリシャ、ムリガ、又は、ニルリ ティの場所にケーシャヴァの寺院があり、また、スグリーヴァの場所に、プシュパダ ンタの寺院がある。アールヤカの寺院がニルリティの場所に、ヴィシュヌの神殿はヴ

(16)

ァルナの場所にするべきである。寝椅子の場所は、これらの中で一番高い階になる場 所である。そして又、一番下の階を大きくどっしりとさせ、上の階に尊像を〔配置す る〕と言われる。スガタの寺院はスガラの場所に、そして、ジナの寺院はブリンガラー ジャの場所に、マディラの寺院はヴァーユの場所に、ムキャの場所に、カートゥヤー ヤニーの寺院がある。ソーマの場所のダナダか、または、地母神たちの寺院がある。 イーシャの場所にシャンカラの寺院があり、また、ショーシャの場所にガジャーナナ の寺院を配置するべきである。また、アディティの場所に地母神たちの神殿がある。 73cd 75ab

madhye visn44or dhisn44yam4 tatra sabhā-mand44apam4 proktam //73//

brahma-sthānaiśane vâgneyyām4 vā sabhā-sthānam /

tad-udak-paścima-bhāge hari-sadanam4 daks4in4e paratah4 //74//

krūra-sametam4 karma pratyayam atha pañca madhye tu /

 そして、ヴィシュヌの寺院は、中央に神殿と拝殿があると言われる。ブラフマーの 〔寺院〕における神殿と拝殿の配置は、北東か南東である。ハリの寺院では、それを北 西か南〔西〕に配置する。五つが中央に〔配置されると〕、確実に、大災害をもたら す。

75cd 78

yugmâyugma-pade ca brahma-sthāne 'st4 4a-nava-bhāge //75//

vyapanīyâjam4 bhāgam4 prāg-ādis4u diks4u ca kramaśah4 /

nalinaka-bhavanam4 svastika-nandyāvartau pralīnakam4 caiva //76//

yac chrīpratist4 4hitâkhyam4 caturmukha-harmyam4 tu padmasamam4 /

visn44ucchanda-vimānam4 tri-talâdi-dvādaśa-talântam //77//

bahir apy evam4 saudham4 grāmâdis4u tatra vijñeyam /

sthitam āsīnam4 śayanam4 yatra yad ist4 4am4 tu tatra tat sthāpyam //78//

 〔全体の数が〕偶数か奇数かによって、ブラフマーの場所は、8グリッドか、9グリ ッドになる。アジャを除いた部分で、東から規則正しくどの向きにも、ナリナカ、ス ヴァスティカ、ナンドィヤーヴァルタ、プラリーナカ、シュリープラティシュティタ、 チャトゥルムカ、そして、パドゥマサマという種類のものが〔建てられる〕。ヴィシュ ヌッチャンダの神殿は、3階建てから12階建てである。それから、それは神殿をグラー マなどの外にすると知られるべきである。建物に寝椅子を〔配するときは〕、望ましい 所に、配置するべきである。

(17)

79 82

utkrst4 4 4a-madhyamâdhama-nīcâdikam4 kramen4aivam /

bhavanam4 grāmes4ûditam iti nīcam4 côttame na syāt //79//

ks4udre ks4udra-vimānam4 yad yatraivôcitam4 vidhātavyam /

tri-catus4-pañca-talam4 tad-dhīne hīne ca sāmānyam //80//

grāme vā nagare vôtkrst4 4 4e devālayam4 tu nīram4 cet /

nīcā bhavanti purus4āh4 strive 'pi duh4sīlatām4 yānti //81//

tasmāt samam adhikam4 vā tat-sam4khyêva prayoktavyā /

harihara-sadanam4 vāstukam anyat sarvam4 yathêst4 4am4 syāt //82//

 最高のもの、中位のもの、良くないもの、最低のものなどの種類がある。グラーマ では、建物を高いものから、最低のものにし、最高のものにはしない。小さな〔グラー マ〕では、小さい寺院にし、その様なところに、適したものを配置するべきである。 3階、4階、5階の〔寺院を〕そのように小さいところには、小さくと釣り合いをと る。グラーマやナガラに、最低のものではなく、最高の寺院を〔建てるべきである〕 最低のものがあれば、男たちも女たちも病気になる。そこで、同じものや、よりよい ものをそこで列挙して言うべきである。ハリハラ神の寺院や、他の建物では、全てを 望むべきである。 〔daivārikāh4〕 門番神 83

cand44eśvarah4 kumāro dhanadah4 kākī ca pūtanā caiva /

kalīstuaś ca khad4gī caiva dauvārikāh4 proktāh4 //83//

 シヴァ、クマーラ、ダナダ、カーリー、プータナー、そして、カーリースタ、カド ゥギンが門番神であると言われる。

84 85 prāk-pratyan4

-mukham aiśam4 grāmâdis4u tat parān 4

mukham4 śubhadam /

visn44u-gr4ham4 sarva-mukham4 grāmasyântarmukham4 śubhadam //84//

s4eśam4 pūrvâbhimukham4 mātrn4 4ām4 uttarˆbhimukham /

pratyak-dvāram4 sauram4 gehârambhāt purâmarâvāsam //85//

 グラーマなどにおいて東や西を正面にし、そ(グラーマ)の外向きに配置すれば吉 兆がある。ヴィシュヌの寺院はどの向きでも、〔正面が〕グラーマの中心を向いていれ ば吉兆である。残りの神々は、〔正面が〕東向きであり、地母神たちの寺院は〔正面

(18)

が〕北を向くべきである。スーリヤに西向きの門を〔配置するべきである〕。一般家屋 を建てる前に町の神の建物を〔建てるべきである〕。

〔varjya-sthānāni〕 避けるべき場所 86

hr4daye vam4śa-sthāne śūle sūtre ca sandhau ca /

karn4a-sirāyām4 s4at4ke nôktāny amarâlayâdīni //86//

 〔ヴァーストゥ・プルシャの〕心臓、脈絡、急所、そして、〔ヴァーストゥ・プルシ ャ・マンダラの〕線上、交点、そして、対角線上という6ヶ所に寺院など〔建物〕は 〔建て〕ないと言われる。 〔śren4i-sthānam〕 集団の配置 87 88ab

gośālā daks4in4ataś côttara-deśe tu pus4pavāt4ī syāt /

pūrva-dvārôpānte paścimatas tāpasâvāsam //87// sarvatraiva jalāśayam ist4 4am4 vāpī ca kūpam4 ca /

 牛舎は南に、そして北の部分に花卉園があるべきである。東門の近くか西〔門の近 く〕に苦行者〔が集う〕の建物が〔あるべきである〕。池、貯水池、そして、井戸はど こでもよい。

88cd 89

vaiśyānām4 daks4in4atah4 paritah4 sadanam4 tu śūdrān4ām //88//

prācyām4 vā 'py uttarato geham4 kuryāt kulālānām /

tatraiva nāpitānām anyat-karmôpayuktānām //89//

 ヴァイシュヤたちの〔家〕は南に、また、〔グラーマの〕縁にシュードラたちの家を 〔建てるべきである〕。東、あるいは、北に陶工たちの家を建てるべきである。そこに

は、実に床屋や他の工人たちの〔家も用地と〕結ばれるのである。 90 91ab

(19)

tailôpajīvinām4 caivôttara-deśe gr4ha-śren4ih4 /  また、漁師たちの家を北西の部分にするべきである。肉によって生計を立てる者た ちの家は西の部分にするべきである。そして、油〔売り〕を生業としている者たちの 家々は北の部分に〔するべきである〕。 〔gr4ha-laks4an4am〕 建物の種類 91cd 94

dhanubhis tri-pañca-saptabhir atha navabhir gr4hâvadhih4 proktah4 //91//

dand44ābhyām atha tasmād āyāmam4 vardhayet kramaśah4 /

vyāsa-dvigun4āv adhikam4 yāvad dairghyam4 grahītavyam //92//

tatraiva hasta-mānair geham4 kuryād yathāvidhinā /

rucakah4 svastikam athavā nandyāvartam4 ca sarvatobhadram //93//

syād vardhamānam es4ām ākr4tyā tac catur-gr4ham4 proktam /

dand44aka-śalâlān 4

galam athavā śūrpam4 yathest4 4am4 syāt //94//

 家の幅は、3、5、7、9ダヌスであると言われる。〔大きくするときは〕これから 2ダンダずつ順に長さを伸ばす。より大きな長さでは、〔元の〕幅の2倍まで大きくさ れうる。また、ハスタを基準とする建物を規則通りに建てるべきである。主殿として 言われる4種の建物は、ルチャカ、或いは、スヴァスティカ、ナンディヤーヴァルタ、 サルヴァトーバドラ、ヴァルダマーナである。〔加えて〕ダンダカ、アーランガラ、或 いは、シュールパという建物が任意にあるべきである。 95 98

grāmāt kiñcid dūre pāvaka-deśe 'thavā vāyau / vāsah4 syāt sthapatīnām4 śes4ān4ām4 tatra kartavyam //95//

tasmāt kiñcad dure rajakâdīnām4 nivāsah4 syāt /

cand44āla-kut4īrān4i pūrvāyām4 krośa-mātre tu //96//

cand44āla-yos4itas tās tāmrâyah4 sīsa-bhūs4an4āh4 sarvāh4 /

pūrvâhne mala-moks4a-kriyôcitā grāmam āveśya //97//

prāguttara-diśi dand44aih4 pañcaśataih4 syāc chavâvāsam /

śes4ān4ām api tattad dure deśe śmaśānam4 yāt //98//

 グラーマからある程度離れた南東、または、北西の場所に、残った建築家達の家が 建てられるべきである。それからある程度離れて染物屋などの建物があるべきである。 チャンダーラの小屋は東に1クローシャ離して、また、そのチャンダーラの女たちは、

(20)

皆、銅・鉄・鉛製の装飾品をつけるべきである。朝にグラーマに入るときに塵を落と す行をするべきである。北東の方向に500ダンダ離して火葬地を〔配すべきである〕。 その他のさまざまな低い身分のための葬送地を離れた場所に〔配すべきである〕。 〔vinyāsa-dośah4〕 配置の誤り 99 100(101ab) cand44āla-carmakāra-śmaśāna-yoyāsayâpayānam4 ca /

devagr4ha-viśvakost4 4a-grāmâvr4ta-deśa-mārga-parivr4ttih4 //99//

yvasanam4 grāma-vināśo nr4pa-bhan 4

go bhavati maran4am4 ca /

mārge 'śuddha-ks4epan4am īdr4g grāmasya śūnyatā-dāyi //100 1/2//

devālayântarāpan4a-śūnyatvam4 śodhya-sañcayam4 câpi //100//(101ab)

 チャンダーラや雑種身分の墓地や水を受けるとるところを規定から逸脱すること、 そして、寺院と供奉所、グラーマ〔など〕の周囲の場所、道の終端の逸脱は、グラー マの破滅、王の敗北、そして、死が生まれる。道において不潔なものが投げられてい るということは、グラーマが廃墟になることが授けられる。そしてまた、寺院と市場 が空いていたり、浄められるべき大量のものに覆われたりしていても〔同様である〕。 〔garbha-vinyāsah4〕 内奥14の配置(基盤下奉献物) 101 103

grāmâdīnām4 ca sarves4ām4 garbha-vinyāsam ucyate //101//

sa-garbham4 sarva-sampattyai vi-garbham4 sarva-nāsanam /

tasmāt sarva-prayatnena garbham4 samyag viniks4ipet //102//

mr4t-kanda-dhānya-sal-loha-dhātu-ratnêndranīlâdyaih4 /

pan4ena garbha-dravyān4i nirdos4ān4y eva san 4 gr4het //103//  グラーマなどすべての内奥の配置を話そう。内奥とともにあればすべての成功があ り、内奥と離れればすべては破滅する。それから、あらゆる用心をもって、内奥のす べてに配置するべきである。土、根、穀物、貴金属、卑金属、サファイアのような宝 石などの財物をもって、申し分のない内奥への供物に選び取るべきである。 104 106

(21)

dhānyôpari nidhātavyam4 tāmra-bhājanam abhramam //104//

tāmra-bhājana-vistāram4 pañcadhā parikīrtitam /

ratni-dvādaśa-pan4

kty-ast4 4a-catur-an 4

gulam ānatah4 //105//

unnatam4 tāvad evam4 syād vr4ttam4 syāc caturaśrakam /

sa-pañca-pañca-kost4 4ham4 vā nava-kost4 4ham eva vā //106//

 賢者は水を満たした穴に土などを配置する。穀物の上に銅の容器が確実に配置され るべきである。5通りの銅の容器の幅が言われている。1アラトニ、12アングラ、10 〔アングラ〕、8〔アングラ〕、4〔アングラ〕に決定する。そして、高さも同様にする べきである。〔上から見ると〕円形または四角形であり15、〔その形を〕25マス、また は、9マスに〔分割〕するべきである。 107 112ab

upapīt4ha-pade devās tasmin pātre tu sammatāh4 /

rajatena vrs4 4ah4 sūrye vajrī hāt4aka-nirmitah4 //107//

yame tu yamarājaś ca śulbenâyasa-vāran4ah4 /

haimah4 sim4has tu rūpyen4a sa-jalādhipah4 //108//

vājī śveta-mayah4 some rājato dvijarājakah4 /

īse vaikr4ntam anale trapu sīsam4 tu nairr4te //109//

svarn4am4 samīran4e jāti-hin 4

gulyam4 tu jayantake /

haritālam4 bhr4śe bhāge vitathe tu manah4śilā //110//

māks4ikam4 bhr4n 4

garāje syād rājāvartam4 sukandhare /

gairikam4 śos4a-bhāge tu gan4amukhye 'jjanam4 bhavet //111//

aditau daradam4 vidyād evam eva nyaset kramāt /

 そのウパピータ16のマス目において、容器を〔配置するべき〕神々は決められる。〔一 番外側のヴァーストゥ・デーヴァターでは、〕アーディトヤ17〔の場所〕には銀の雄牛 と金のヴァジュリンが形作られる。ヤマには銅のヤマラージャと金のゾウが〔形作ら れる〕。ヴァルナには金のライオンと銀のジャラーディパが〔形作られる〕。ソーマに は銀のウマと銀のドヴィジャラージャが形作られる。イーシャには水銀、アグニ18には 錫が、ニルリタには鉛が、また、マルト19には金が、ジャヤンタには辰砂が、ブリシャ には石黄が、ヴィタタにはヒ素が、ブリンガラージャには黄鉄鉱が、スグリーヴァ20 はラピスラズリが、ショーシャには赤石墨が、また、ムキャにはアンチモンがあるべ きである。アディティには赤鉛と知るべきである。実に以上のように、順々に置くべ きである。

(22)

112cd 113

catus4-pade ca lokeśāh4 sthāpyāś câbhyantarânanāh4 //112//

s4ad4bhih4 pañca-catus-tri-dvi-mātre bimbôdayam4 bhavet /

tad ardham4 vāhanôtsedham4 sthānakâsanam eva vā //113//

 そして、4つのマス目に中央を向いたローケーシャ21の神像が〔配されるべきであ

る〕。6、5、4、3、2マートラ円形に盛り上げ、立像や座像はその半分を乗り物の 高さにするべきである。

114 117ab

muktâpavatse maricau vidrumam4 savitary atha /

pus4parāgam4 ca vaid4ūryam4 vivasvati viniks4ipet //114//

vajram indrajaye vidyād indranīlam4 tu mitrake /

rudrāje mahānīlam4 marakatam4 tu mahīdhare //115//

madhyame padmarāgam4 tu vinyased garbhabhājane /

ratnāni dhātavaś caiva svasva-vistāra-bhājane //116// tad eva-sthāna-bhāva-jñair ānītāni nidhāpayet /

 〔二重目のヴァーストゥ・デーヴァターでは、〕アーパヴァッツァ〔の場所〕には真 珠が、アールヤ22にはデイコを、サーヴィトラ23にはトパーズを、ヴィヴァスヴァット には猫目石を配するべきである。インドラ24にはダイアモンドを、ミトラにはサファイ アを、ルドラ25にも大きなサファイア26を、マヒーダラ27にはエメラルドを、また、中央 にいる〔ブラフマーには〕ルビーを供物を供える穴の中に置くべきである。実に宝石 と金属を各々の大きさ〔に合わせた〕容器に〔入れて〕、その〔対象となる〕ヴァース トゥ・デーヴァターの場所を理解して持参し、供えるべきである。 117cd 120ab

hemâyas tāmra-rūpyaiś ca svastikāni catur-diśi //117// brahma-sthānād bahist4 4hāni pūrvâdau sthāpayet kramāt /

svarn4ena śalim4 rūpyen4a vrīhim4 câyasa-kodravam //118//

trapu-kan4

ku sīsa-mās4am4 tilam4 vaikr4nta-kolpitam /

mudgam4 câyo-mayam4 tāmram4 kulattham iti lohajān //119//

bhājanāya balim4 dattvā paścāt sarvam nidhāpaye /

 スヴァスティカは、ブラフマーの場所のから外側のところへ、金、鉄、銅、そして、 銀を四方に、東方から順々に配すべきである。金でシャーリ(米粒)、銀でヴリーヒ (米粒)、そして、鉄でアーヤサ(雑穀粒)、錫でカンク(とうもろこし粒)、鉛でマー

(23)

(豆粒)28といった金属片を作るべきである。容器に供物を入れて、それから、〔上記

の〕すべてを配置するべきである。 120cd 122ab

an4

gulâdhika-vistīrn4am āyāmam4 dvādaśân 4

gulam //120// pañĉn4

gulena vr4ddhih4 syād ā-dvātrim4śat-pramān4atah4 /

khādiram4 cêndrakīlam4 syāt tasyâgram4 citra-vr4ttakam //121//

bhājanôpari tat sthāpyam4 garbhanyāsa-vicaks4an4aih4 /

 〔その容器は〕、〔縦より横の〕長さを1アングラ増やし、〔周囲を〕12アングラから 5アングラ増やすことによって32アングラを〔最大〕の大きさにする29。そして、カデ

ィラ樹製の釘があり、その頭は形を丸くする。それが、容器の上に、内奥の置き方に ついて熟知した者によって置かれるべきである。

122cd 126ab

sthānīye dron4amukhe khārvat4e prati-nāgare //122//

grāme ca nigame khet4e pattane kotmakolake /

brahman4yāyâryârka-bhāge 'pi vivasvati yame thatā //123//

mitre ca varun4e caiva some ca pr4thivīdhare /

dvāra-daks4in4a-deśe vā hy etes4ām4 garbha is4yate //124//

pus4padante ca bhallāt4e mahendre ca gr4haks4ate /

visn44u-sthāne śriyah4 sthāne skanda-sthāne 'thavā punah4 //125//

sthāpayed grāma-raks4ârtham4 sarva-kāmâbhivr4ddhaye /

 ナガラのようなスターニーヤ、ドローナムカ、カールヴァタ、そして、グラーマで あるようなニガマ、ケータ、パッタナ、コートマコーラカにおいて、ブラフマーから、 アールヤとアーディトヤ30、ヴィヴァスヴァトとヤマ、ミトラとヴァルナ、ブーダラ31 とソーマに、あるいは、南門の部分に、実にこの内奥の場所に選ぶべきである。また、 プシュパダンタ、バッラータ、マヘーンドラ、そして、ラークシャサ32にところを、ヴ ィシュヌ、シュリー、あるいはまた、スカンダの場所として、グラーマの保護のため、 〔また、〕すべての望みをかなえるために、設定するべきである。 126cd 127

garbham ādau viniks4ipye bimbam4 tad upari nyaset //126//

śilês4taka-cite khāte purus4âñjali-mātrake /

anuktānām4 ca sarves4ām aja-bhāgâdis4u nyaset //127//

(24)

手のひらを並べたの大きさとする。そして、言及されていないすべての〔ヴァースト ゥ・デーヴァターにも〕アジャ33のところから〔尊像を〕配置するべきである。

128

suraks4am4 tu yathā-garbham4 sthapatih4 sthāpayet sthiram /

atrânuktam4 tu tat sarvam4 drast4 4avyam4 garbhalaks4an4e //128//

 また、職人は、永くよい守護を上記のような内奥に存在させるべきである。さてま た、その言及されていないすべて〔のヴァーストゥ・デーヴァター〕が、内奥がもた らす吉兆として見られるべきである。

129

eva proktā bhū-mitir devatānām4

    varn4ānām4 câpy atra jāty-antarān4ām /

grāmâdīnām4 māna-vinyāsa-mārgam4

    sâlan4

kāram4 cāru sam4ks4ipya tantrāt //129//

 グラーマなどにおける神々〔に関することがら〕、諸ヴァルナ〔に関することがら〕、 そしてまた、ジャーティ間のことがら34について、大きさの基準、配置、街路を、修辞

を用いた美しい詩文を寄り集めて、用地の構成が実に言われたのである。 130

dadyān nr4pah4 sthapatikâdi-catust4 4ayebhyo

    mānâdi-karma-nipun4ebhya id4ām4 ca gām4 ca /

nityam4 yathā jatati vittam aneka-vastūny

    ācandratāram adhivāsa-bhuvam4 mudā sah4 //130//

 王は、大きさの基準などを身につけた賢い棟梁などの4種〔の職人〕に、土地と牛 を与えるべきである。そうすると、ずっとこの世で喜ばしい人生と多くの富、月や星 ほど遠くまでの国土を〔得るに違いない〕。

iti mayamate vastuśāstre grāma-vinyāso nāma navamo 'dhyāyah4 /

(25)

図1 ダンダカの街路構造

図2 スヴァスティカの街路構造

図3 プラスタラの街路構造

(26)

図5 ナンディヤーヴァルタの街路構造

(27)
(28)
(29)

図9 グラーマにおける住地配置

(30)

――――――――――――― 1  本章において、grāma は、「村落」という用語で表すことが適する人の居住地の総 体を示すものとしての意味と、そのなかに含まれる一形態を示すものとしての意味の 2種類がある。しかし、この2者の訳し分けをせず、ともに「グラーマ」と音写の形 にした。 2 つまり、2000ダンダ=4クローシャ=1ガヴユータという換算ができる。 直訳すると「最も相応しいグラーマやクトゥムバとする土地」。 つまり、2万、4万、6万、8万、10万の5種類である。

 divisahasra に anta が後接した複合語が続くので、dvi-dvisahasra に後接する ks

4aya を 「減らす」という意味で取った。 6  複合語前分の sukha が「幸せな、うれしい」、後分の ālaya が「家屋、建物」である が、ここではグラーマにおける家柄をさすものと考えて、ひとまず「良家」のような 意味と理解したが、音写にとどめた。 7  dand 44aka の一般的な意味は「柄、棒、杖」などで dand44a とあまり変わらないが、建 築論書では、その形からグラーマの形を表す場合がある。しかし、ここでは、グラー マの種類とも違う意味で使われており、音写にとどめた。 8  偶数の場合にマス目の真ん中に道があったり、奇数の場合にマス目を分ける線と道 が一致したりすることを「混在」と表現したのだと理解した。 9  本章のこれ以降の部分で記されるdand 44akaは、註7に記したグラーマの形からとら れたグラーマの種類を現す名称である。 10  大事なところの意。ヴァーストゥ・プルシャ・マンダラの中心部分は、ブラフマン とされる、周囲よりも重要なところであるが、その周囲の道からブラフマンの部分に なっていると考えられる。 11  本章でpuraが使われる場所は、この1箇所である。ヒンドゥー建築論書では、pura と nagara を同じものとして使う場合が多く、ここも韻律の関係で nagara の変わりに pura としているとも考えられるが、種類を説明するところなので、意図的に pura を 使ったものとして、そのまま「プラ」とした。 12 この行は17音からなり、韻律に則していない。 13 直訳すると「適するように各種グラーマに応じた〔道が〕考えられる」。 14  男性名詞 garbha の訳語であるが、garbha は通常の訳語として「胎、子宮、蔵」な どとされ、身体の内部にあってものを宿すところを指すと考えられる。本訳では、用 地の内部に掘られた奉献物を納めるところという意味で、「内奥」とした 15  四角形の場合は縦横高さが揃うので立方体の空間ができ、円形の場合は直径と高さ が等しい円柱の空間ができる。

(31)

ダラのことである。 17  以降の詩節と合わせて考えると、この sūrya は、第7章のマハーピータのヴァース トゥ・デーヴァターの配置における āditya に代わって用いられていると考え、「アー ディトヤ」とした。なお、ヴァーストゥ・デーヴァターの配置は第7章に記されてい るので、出野尚紀「『マヤマタ』第7章∼第8章:和訳と註解―インド古典建築論書 の構成と内容⑶ ―」『中央学術研究所紀要』第47号、中央学術研究所、2018年、pp.151 168を参照していただきたい。 18 註17と同様に、この anala も agni に代わって用いられていると考えた。 19 註17と同様に、この samīran 4a も marut に代わって用いられていると考えた。 20 註17と同様に、この sukandhara も sugrīva に代わって用いられていると考えた。 21  ここでは、世界を統べる神の意味で使われていて、特定の神格を指すものではない と思われる。 22 註17と同様に、この marici も ārya に代わって用いられていると考えた。 23 註17と同様に、この savitr 4も sāvitra に代わって用いられていると考えた。 24 註17と同様に、この indrajaya も indra に代わって用いられていると考えた。 25 註17と同様に、この rudrajaya も rudra に代わって用いられていると考えた。 26  indranīla と mahānīla はどちらもサファイアであるが、mahā が前接しているので、

mahānīla の方に「大きな」をつけた。 27 註17と同様に、この mahīdhara も bhūdhara に代わって用いられていると考えた。 28  kulatthaは学名Macrotyloma Uniflorumを指すが、日本ではなじみのない植物なので、 種をとって豆とした。 29  上述した穴の大きさから鑑みると、ここでは最小縦2.5アングラ横3.5アングラから 最大縦7.5アングラ横8.5アングラの大きさにすると言っていると見られる。 30  この arka もスーリヤの別名なので、āditya に代わって用いられているヴァースト ゥ・デーヴァターであると考えた。 31  これまでのヴァーストゥ・デーヴァターの並び順からこの pr 4thivīdhara は bhūdhara に代わって用いられていると考えた。 32 註31と同様に、この gr

4haks4ata も rāks4asa に代わって用いられていると考えた。

33  aja が指し示す神の名と同じヴァーストゥ・デーヴァターはインドラを始めとして

いくつも見られるが、ここでどの神格を指すものかは不明のため、「アジャ」と音写 にした。

34  jāty-antara をヒンディー語でいうところの antar jāti を指す言葉と考えた。inter caste

というその英訳を音写した「インターカースト」という言葉もあるが、ここでは、現 代のインドでつかわれる「異なる出自によって発生する問題」という意味で使われて いるのではないので、「ジャーティ間のことがら」とした。

参照

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