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(1)

平成20年度

エンジニアリング産業分野における環境CSR(社会的責任)

に関する調査研究

「米国エンジニアリング企業環境CSR調査/国内 エンジニアリング企業環境CSR基礎調査」

報告書

平成21年2月

株式会社 東レ経営研究所

この事業は、競輪の補助金を受けて 実施したものです。

http://ringring-keirin.jp

(2)

エンジニアリング産業分野の環境 CSR (社会的責任)に関する調査報告書

本 調査報告書に記載する業務内容およびページ数は以下の通りです。

業務内容①:米国エンジニアリング企業に係る文献による環境CSR調査・・・ 1

海外エンジニアリング企業の環境配慮に係る調査のために、下記の米国エンジニアリン グ企業の環境CSRに係る調査を、WEB掲載内容をベースに行いました。調査企業は 下記の5社です。

A:ベクテル社(建設業)

B:KBR社(エンジニアリング専業)

C:Fluor Corporation(エンジニアリング専業)

D:Foster Wheeler(エンジニアリング専業)

E:ROYAL DUTCH SHELL PLC.

業務内容②:エンジニアリング企業の環境経営特性の調査、分析・・・・・・・・・・・ 12

業務内容③:エンジニアリング企業に対するアンケート調査・・・・・・・・・・・・・・・ 46

業務内容④:エンジニアリング企業を対象としたインタビュー調査・・・・・・・・・ 99

(3)

企業No./企業名/業種 企業プロフィール

本社所在国 USA

調査資料/報告書名 CSRレポートは、発行されていない。

ベクテル社のホームページからCSR情報を調査 準拠ガイドライン

報告書構成概要 戦略とプロファイル 最高経営者の緒言 ビジョンと戦略/方針 パーフォーマンス指標 (1)環境

(2)製品責任

 a)顧客の安全衛生

Ⅲ.ベクテル社での君の仕事   ・安全な作業環境の維持

  ・作業場所警備及びベクテル社と顧客財産の防護

・ベクテル社の財産の活用  b)製品及びサービスの

ラベリング

Ⅳ.君自身の時間   ・関心の衝突

 ・インサイド情報の使用  c)マーケティング

  ・コミュニケーション

Ⅴ.倫理違反の可能性に気づいた場合  ・倫理ヘルプラインへのアクセス

 d)顧客のプライバシー Ⅵ.追跡調査及び懲戒

 e)遵守

(3)労働慣行とディーセント

・ワーク(公正な労働条件)  a)雇用、b)労使関係、

 c)労働安全衛生、

 d)研修及び教育、

 e)多様性と機会均等 (4)人権

 a)投資及び調達の慣行

 b)無差別  a)コミュニティ

 c)結社の自由  b)不正行為

 d)児童労働  c)公共政策

 e)強制労働  d)非競争的な行動

 f)保安慣行  e)遵守

 g)先住民の権利 (6)経済

a)経済的パフォーマン

 b)市場での存在感

 c)間接的な経済影響

データ集 特記無し

第三者保証 特記無し

その他

全てのプロジェクトにおいては、大気と水質の法規制を順守または超順守する。

行動基準、倫理、順守体制が、”BECHTEL BUSINESS ETHICS”と題する小冊子(15頁)に示され、その目次構       Ⅰ.緒言

      Ⅱ.ベクテル社の業務遂行

        ・一般基準、・労働力の多様性、

        ・米国雇用機会均等法、・安全と健 康、

        ・環境法、・独占及び秘密情報、

        ・記録及び報告情報、・文書管理、

        ・贈答及び接待、

        ・米国政府受託業務の遂行、

・反トラスト法 ・海外業務遂行

(ABOUT BECHTEL→OVERVIEW→VISION+VALUES(→VALUES)→ETHICS)

No.4 / ベクテル社 / 建設業

サンフランシスコに本拠地を置くベクテル社は、創業110周年、従業員42,500人、年間売上341億ドルの世界 最大 建設会社 あ 株式非 会社 もある 事業分 う 広

グローバル・カンパニーとして、顧客の『持続可能な世界に向けての目標』達成に貢献することが責務であると ビジョン

第 位 ゙ 建設 ネ ゙ 企業 あるため

 メキシコ湾沿岸でハリケーン・カトリーナ被害復興のため、2009年までに20,000人作業員の教育訓練を行うプログラムに 参加 ベクテル社の最優先事項は、顧客に品質と価値を提供することである。しかし、また、仕事を進める地域社会 の生活水準及び生活の質の改善をコミットする。オフィスとプロジェクトの地域社会において、従業員と顧客と協働し、

市民、経済、教育及び社会環境を改善する。

参画の例:

① 241kmサイクリング(ヒューストン→オースティン)への医療援助(5万6千ドル)

② NPO法人"Habitat for Humanity"への安全対策支援(ワシントン州)

③ NPO法人"Habitat for Horses"への従業員及び家族の奉仕活動(ヒューストン)

④ プロジェクトが新しい湿地を生み出す(テネシー州)

⑤ 設計をバーチャルリアリティに変える(ワシントン州)

(ABOUT BECHTEL→OVERVIEW→COMMUNITY→COMMUNITY INVOLVEMENT)

2007年は、最高の安全成績を達成した。90%以上のプロジェクトで損失日数ゼロであり、53のプロジェクトで無災害連 続時間100万時間以上であった。

(ABOUT BECHTEL→NEWS&INFO→ANNUAL REPORT→BECHTEL REPORT 2008)

(2)製品責任で記載した”BECHTEL BUSINESS   ETHICS”に記載。

(5)社会  (2)製品責任で記載した”BECHTEL        BUSINESSETHICS”に記載。

ベクテル・グループ基金は、ベクテル社がオフィス又は大規模プラントを有する、世界中の地域社会の要求に対応するた め、1954年に設立された。2006年に、同基金は、13カ国190のNPOに、182万ドルを寄付した。全ての寄付はベク テル本社とプロジェクト・マネージャーにより取り組まれている。

 同基金は、4つのプログラムがある。

①積極的なコミュニティ関係の樹立基金

  ベクテル社がオフィス又は大規模プラントを有する、世界中の地域社会の教育、市民、文化及び社会活動を支援 する。

  典型的な寄付額は、5,000ドル以下である。

②エンジニアリングと建設能力のパイプの改善基金

  寄付は、世界中の大学で、奨学金、ビジネス、技術、エンジニアリングのプログラムの支援に当てられる。

③ベクテル社グローバル奨学金

  世界中のベクテル社従業員の子息に対し奨学金を与える。

④マッチング・ギフト資金支援制度

  米国の大学への寄付を、従業員と同額を上乗せして、上限年間1,000ドルとして寄付する。

(4)

企業No./ 企業名/業種 No.6 / KBR / エンジ専業

本社所在国 USA

調査資料/報告書名 Home Page and "2007 Annual Report"

準拠ガイドライン 記載無し

報告書構成概要

Home Pageは、次の9章から構成。

(1)Supplier Relations, (2)Locations, (3)Business Segments, (4)About KBR, (5)Investors, (6)News, (7)Events, (8)Careers, (9)Contact

また、"2007 Annual Report"は、次の28章より構成。

(1)Letter to Shareholders, (2)Business, (3)Risk Factors, (4)Unresolved Staff Comments, (5)Properties, (6)Legal Proceedings, (7)Submission of Matters to a Vote of Security Holders, (8)Market for Registrant’s Common Equity, Related Stockholder Matters and Issuer Purchases of Equity Securities, (9)Selected Financial Data, (10)Management’s Discussion and Analysis of Financial Condition and Results of Operations, (11)Quantitative and Qualitative Discussion About Market Risk, (12)Financial Statements and Supplementary Data, (13)Report of Independent Registered Public Accounting Firm, (14)Consolidated Statements of Income, (15)Consolidated Balance Sheets, (16)Consolidated Statements of Shareholders’

Equity, (17)Consolidated Statements of Cash Flows, (18)Notes to Consolidated Financial Statements, (19)Changes in and Disagreements with Accountants on Accounting and Financial Disclosures, (20)Controls and Procedures, (21)Other Information,

(22)Directors, Executive Officers and Corporate Governance, (23)Executive Compensation,

(24)Security Ownership of Certain Beneficial Owners and Management and Related Stockholder Matters, (25)Certain Relationships and Related Transactions, and Director Independence,

(26)Principal Accounting Fees and Services (27)Exhibits and Financial Statement Schedules

戦略とプロファイル

HP<<About KBR>>

価値観と使命:KBRの価値観として下記の項目を挙げている。

・健康・安全・環境への妥協なき徹底対応

・お互いの信頼、尊敬、成功に基づく従業員とのオープンな関係

・ビジネスにおける透明性、説明責任、規律

・最高のリスク認識

・行為全てに誠実さをもつ

・ステークホルダーに対する金融責任

また、KBRの使命は「いかなるときも顧客、株主、従業員及び関係する団体の利益上の環境がどのようであろ うともプロジェクトを安全に実行すること」であり、毎日実施すべきことを定義したものとしている。

最高経営者の緒言

AR<<Letter to Shareholders>>

Halliburtonより独立した2007年を大きな節目の年とし、2007年の成果、将来への基盤作り、アップストリーム、

公共事業、ダウンストリーム、サービス、テクノロジー、ベンチャー、目標に向かって、記録的パフォーマンス、

未来への指針というサブタイトルでそれぞれの取り組みについて述べている。

目標に向かって:

2007年初め、我々は独り立ちした企業として、今年一年は顧客との関係強化、リスク管理の徹底、株主に対 する価値創造に大きなエネルギーを注ぐことを決めた。我々は顧客との関係を強めるために、今の環境で顧 客がどのようなことを望んでいるのかを理解しようと、顧客への個別訪問を行った。それは私にとってもビジネ スユニットリーダーにとっても、非常に生産性の高い投資であると考えている。加えて、顧客との距離を縮め 世界中でよりサポートしやすくなるよう、UKのダウンストリームビジネスユニットをベースとして、ナイジェリアの ラゴスにエンジニアリングオペレーションを立ち上げた。これらの努力は、第2四半期に開始された我々の積 極営業の結果として現れるはずである。リスクマネジメントの点では、予期されるリスクから身を守るのに適し たプロセスが浸透している。主要でないビジネスの一部売却も含め、金融資産のリスクも1年前倒しで減少さ せることができた。ベストなパフォーマンスに基づくベストなリスク認識という目標に、順調に近付いて行ってい ることに満足している。

未来への指針:

我々はどんなプロジェクトでも、どんなときでも、どんな状況でも安全に業務を遂行することができるという独 特の品質を持っており、これは毎日全てのユニットで実証されている。現場で、他では出来ない仕事をするこ とが、顧客に認めてもらえることにつながるのだ。我々はこれからも、競合とのより大きな差別化を図るために ビジネスユニットの能力を拡大していく。多様化する要求に応え拡大する市場の中で、我々の価値ある能力 は株主に安定した配当をもたらすことができる。長く、サクセスフルな歴史、勝るもののない能力、確固たる市 場価値 産業界の才能ある人々で構成された献身的なチームと共に 我々は顧客に無類の成功を提供する

ビジョンと戦略/方針

HP<<About KBR>>

KBRのビジョンは世界市場にプロジェクトとサービスを提供する世界NO.1の建設会社になることである。

KBRのモットーは"We Deliver"であり、どんな困難な場合でも期待される仕事を実施するという意味である。

AR<<Letter to Shareholders>>より"Committed to the Greater Good"

これまで成長と成功のために活動をしてきたが、過去の成功、ならびに未来の成功は決して能力とスタッフの 強さだけで成し得るものでなく、顧客、従業員、コミュニティに対するコミットメントの強さにも因ると認識してい る。ビジネス行動指針、安全とサステナブルディベロップメントに対するコミットメントを通して、KBRは組織全 体で強いCSRの文化を維持することを宣言する。

 以下、ビジネス行動指針、安全、サステナブルディベロップメントについて概要、表彰事例などを記載。

パーフォーマンス指標

(1)環境

HP<<About KBR>>

安全衛生と環境に関する委員会を設置。

HEALTH, SAFETY AND ENVIRONMENT COMMITTEE CHERTER OF KBR,INC.

AR<<Business>>

世界的に、業務に係わる環境関連の多くの法律・規則に従っている。米国では資源保護・再生法や大気汚染 防止法など。(2006ARと同様の内容)

(5)

(2)製品責任  a)顧客の安全衛生  b)製品及びサービスの ラベリング

 c)マーケティング   ・コミュニケーション  d)顧客のプライバシー  e)遵守

(3)労働慣行とディー   セント・ワーク   (公正な労働条件)  a)雇用

 b)労使関係  c)労働安全衛生  d)研修及び教育  e)多様性と機会均等 (4)人権

(5)社会  a)コミュニティ

HP: 《About KBR-Community Relations》

教育、環境、健康の分野で、本社および建設現場のある地域に資金援助及び支援活動を行う。また、支援す る/しない団体の明確な基準を設けている(Charitable Giving Guidelines)。

(6)経済 a)経済的パフォーマンス: 売上高、受注残などについて記載あり。

データ集 ARに財務データ記載あり。"Selected Financial Data"

第三者保証 その他

 b)不正行為、c)公共政策、d)非競争的な行動、e)遵守: 記載なし。

 b)市場での存在感、c)間接的な経済影響: 記載無し

  a)ISO14001認証、b)環境目的・目標、c)サイトでのデータ取得、d)マイナス情報: 記載なし。

HP<<Supplier Relations>>

Ethics Statementとしてビジネス行動規範(2002年のSarbanes-Oxley法第406節に従った米国証券取引委員 会(「SEC」)の規則"Ethics Code"を基に、それ以上の基準を定めている)について記載。また、公正な取引 き、贈賄禁止についても記載。

HP上にサプライヤー登録システムあり。

"Statement of Diversity"として、サプライヤーやコントラクターの選別の際、企業規模やオーナーが女性、ベ テラン(元軍人など)、マイノリティなどであることは問わないとし、それらの解釈の基準を定義している。

HP: <<Careers-Why KBR>>

キャリア開発:KBR大学、新入社員から重役クラスまで継続的に行われるトレーニングなど HP<<About KBR>>

安全衛生と環境に関する委員会を設置。

HEALTH, SAFETY AND ENVIRONMENT COMMITTEE CHERTER OF KBR,INC.

AR<<Business>>

安全衛生について、米国では鉱山保安法、健康管理方他多数の安全衛生の法律・規則に従っており、他の 国においても同様な要求事項に従っている。(2006ARと同様の内容)

コーポレートポリシー:雇用機会均等など会社の基本的な運営方針を17項目について述べている  a)投資及び調達の慣行、b)無差別、c)結社の自由、d)児童労働、e)強制労働、f)保安慣行、g)先住民の権利: 記載無し

(6)

企業No./企業名/業種 No.8 / Fluor Corporation / エンジ専業

本社所在国 USA

調査資料/報告書名 Home Page "Fluor's Global Responsibilty" and "2006 HSE Annual Report"

準拠ガイドライン

報告書構成概要

"Fluor's Global Responsibilty (GR)"は、次の6章から構成。

(1)Community Involvement, (2)Diversity and Inclusion, (3)Integrity, (4)Health, Safety and Environmental (HSE), (5)Corporate Governance, (6)Sustainability.

また、 "2006 HSE Annual Report (AR)"は、次の10章より構成。

(1)Management Commitment, (2)Executive Summary, (3)Delivering Performance, (4)Delivering Success, (5)Delivering Resources, (6)Delivering Project, (7)Delivering Awareness, (8)Delivering Sustainable Development, (9)Delivering for the Future, (10)Appendices.

戦略とプロファイル

最高経営者の緒言

With Succes Comes Responsibility.

世界の建設とサービス市場のリーダーとして、当社は儲けることのような伝統的な成功手段だけではなく、

国際社会への責任と集合的に呼んでいる一連のより広範囲の手段にも注力している。これは、当社が企業 活動をしている地域での顧客、株主、従業員、供給者、その他の人々に対し役立つための正しいことを実 施することを意味する。この正しいことを実施すること(doing the right thing)という思想は、Fluorでは新しい ことではない。 ほぼ一世紀にわたり、現在の当社を創設し築きあげた人達が、当社の持続と成功を説明 するに役立つ強力な社会的認識としてきた。

ビジョンと戦略/方針

GR: 《Health, Safety & Environment》, AR: 《Management Commitment》

世界インフラの建設企業として、当社従業員は当社業務の重要性を理解している。当社は、顧客の最も複 雑で挑戦的な産業プロジェクトの目標を満足する例外的な専門意見や技術知識を提供できることを、大き な誇りとしている。当社従業員は、時に困難な場所で、挑戦的な状況で業務を遂行することを約束します。

その結果、当社は世界で最も賞賛されるエンジニアリング、調達、建設、整備保全企業の一つと見なされて いる。当社は、今日の顧客やステークホルダーの要求に満足し、一方、明日の人類や自然資源を守り、持 続させ、強化するように事業を行う。

当社の強いコミットメントであるGlobal Stewardshipは多面的であり、次の事項に献身することで実証されて いる。

・当社従業員、サブコンの従業員及び供給者達に、事故ゼロ基準により安全な労働環境を与える。

・廃棄物・排ガス・廃水を削減し、エネルギーを効率良く使用することにより、当社従業員・一般公衆・

 自然に対する当社の運転の環境・衛生影響を解決する。

・当社の多様な世界的労働力の利点を活用し、当社の豊富な能力・技術・背景・洞察力の育成を奨励し、

 当社の生産物強化に役立つ、包含した文化を持続させる。

・過去50年以上に亘って、数万時間を慈善プロジェクトに自発的に提供し、慈善団体に数百万ドル寄付  をすることで当社コミュニティーを改善している。

・当社はWorld Economic Forumに参加し、唯一の企業が主導している汚職防止イニシャティブを 指導している このイニシャティブは 良い統治と経済発展の目標を結合し 最終的には国際商業 パーフォーマンス指標

(2)製品責任  a)顧客の安全衛生  b)製品及びサービスの   ラベリング

 c)マーケティング    ・コミュニケーション  d)顧客のプライバシー  e)遵守

(3)労働慣行とディー   セント・ワーク

(公正な労働条件)  a)雇用

 b)労使関係  c)労働安全衛生  d)研修及び教育

 e)多様性と機会均等

(4)人権

 a)投資及び調達の慣行  b)無差別

(1)環境  a)ISO 14001:Fluorの関連会社4社の認証取得を記載。b)環境目標、c)サイトでのデータ収集状況、d)マイナス情報:記載なし。

GR: 《Sustainability》

Sustainable Development(SD)は、顧客要求に合わせ、一方、現在と未来の世代に社会的・経済的・環境的 に責任のある方法で当社の企業活動を実施することである。

AR: 《Delivering Project》

次の分野での特徴あるプロジェクトの紹介。

(1) Energy & Chemicals、 (2) Industrial & Infrastructure、(3) Government、 (4)Global Services、

(5)Power。

GR: 《Health, Safety & Environment》

AR: 《Delivering Performance》

Health and Safety Performance:restricted workday case incidence rate、a lost workday case rate、total recordable case incident rate。

AR: 《Delivering Success、表彰・認証実績》

(1) External Awards and Recognition、(2) Internal Awards、(3) Certifications 。 AR: 《Delivering Resources、採用、教育、訓練》

(1) Recruiting and Retention、(2) People Development、(3) Training、(4) Behavior-Based Safety (BBS)、

(5) Knowledge Online HSE Community:共通データベース、(6) HSE Management system、(7) Managing Safety to Zero。

AR: 《Delivering Awareness、キャンペーン、コンテスト、ニュースレター》

(1)2006 HSE Slogan Logo、(2)2006 HSE Week (October 23-27, 2006)、(3)Children’s HSE Poster Contest、

(4)HSE Matters (Monthly electronic newsletter)。

AR: 《Delivering for the Future》

GR: 《Diversity and Inclusion》

当社のビジョンを達成し、21世紀のグローバル市場で競争力をつけるには、当社の職場や供給者に、多く の異なる文化や背景を持つ有能で献身的な専門家を含む必要がある。これらは、顧客の要求を満たし期

(7)

 c)結社の自由  d)児童労働  e)強制労働  f)保安慣行  g)先住民の権利 (5)社会

 a)コミュニティ

GR: 《Community Involvement》

創設以来、我々が生活し労働する地域社会の価値あるメンバーである重要性を、当社は認識している。プ ロジェクトサイトであれ、永久的なオフィスサイトであれ、Fluorは強力で生活力のある持続可能な地域社会 を、建設し育成するように企業活動を実施する。

以下、Contribution、Volunteerism、Employee Giving、Educational Outreach and Scholarshipsについて説明 あり。

AR: 《Delivering Sustainable Development》

FluorはSustainable Development(SD)を、顧客要求に合わせ、一方、現在と未来の世代に社会的・経済的・

環境的に責任のある方法で当社の企業活動を実施すると定義している。地域社会への教育活動 (University Partnerships, Del-Jen Partnership and Scholarships, Scholarship Programs等)、フィランソロ ピー、従業員の社会貢献活動(寄付やボランティア等)を実施している。

 b)不正行為  c)公共政策  d)非競争的な行動

 e)遵守

(6)経済

a)経済的パフォーマン  b)市場での存在感  c)間接的な経済影響

データ集

GR: 《Health, Safety & Environment》

AR: 《Appendices》

Appendix A 2006 HSE P4 Publications and Prensentations, Appendix B Fluor Star Awards, Appendix C (1)University Partnerships, (2)Fluor Foundation Contributions.

第三者保証 その他

GR: 《Integrity》

今日では以前にも増して、企業は財政能力と同様に倫理的行動や完全性に価値付けられている。当社の 高い評価は長年の中で生まれ、当社の最高の財産の一つである。洞察のある判断と公正な商取引に基づ く倫理ポリシーは、当社の顧客に重要であり、当社の評価に組込まれている。

以下、Program Overview、Codes and Policies、Help, Training, and Certification、Anti-Corruptionについて 説明あり。

GR: 《Corporate Governance》

当社の目標は、当社のステークホルダーの価値を創造することである。完全性、透明性、説明責任を促進する、

良いCG(Corporate Governance)の基準は、当社のステークホルダーの価値を守り、高める。

以下 CG関係の各種Documentの紹介 取締役会の構成や独立性について説明あり

待を超える解決策を展開するに重要なことである。当社の継続的な多様性と包含性は、当社の長期の成 功に重要な競争優位性を与える。それは、当社の全てのステークホルダーと当社の地域社会に役立つこと になる。当社の多様性と包含性への約束は、当社の取締役会から始り、当社の価値観、倫理観、人材観に 具体化されている。

以下、Our People、Our Clients、Our Suppliers、Our Communities についての説明あり。

(8)

企業No./企業名/業種 No.13 / Foster Wheeler / エンジ専業

本社所在国 USA

調査資料/報告書名 Home Page

準拠ガイドライン

報告書構成概要

次の内容から構成。

① Welcome To The Global E&C Group ② Welcome to Foster Wheeler

② Fundamentals of Corporate Governance ④ Code of Business and Ethics

⑤ Our Mission ⑥ Health, Safety & Environment ⑦ Core Value 戦略とプロファイル

最高経営者の緒言

・ 世界で最も信頼のあるエンジニアリング及び建設会社の一つとして、Foster Wheelerは100年以上の経験と ワールドワイドにサービスを提供する技量のある社員を有している。

・我々の使命は、ベストであることである。我々の社員は成功の鍵で、我々の最も重要な資産である。

ビジョンと戦略/方針

・我々の顧客の期待に合った、或いは期待を超えるコスト的にも効率的で且つ技術的に進んだサービスや 設備や装置を、安全に引き渡すことに焦点を置いたグローバルなエンジニアリング建設請負会社でありエネルギー 装置サプライヤー(供給者)である。

・我々は、顧客に対して完璧な成果とサービスを提供する。

パーフォーマンス指標

(2)製品責任  a)顧客の安全衛生  b)製品及びサービスの

ラベリング  c)マーケティング

・コミュニケーション  d)顧客のプライバシー  e)遵守

 a)雇用  b)労使関係

 c)労働安全衛生

・Foster Wheelerは、単一の衛生、安全、環境及び品質管理システムを確立した最初のコントラクターである。

・衛生、安全及び環境は、あらゆる我々の活動において高い優先度を持っている。

・関連産業の規則に従う衛生・安全マネジメントシステムを実行し、維持する。

・環境マネジメントシステムを実行し、維持する。

 d)研修及び教育

・HSEの知識と技能をトレーニングし知識を増す事によって従業員をサポートする。

・我々の従業員に健康的なライフスタイルの利点を奨励する。

・事故、災害及びニアミスを報告し、それで学んだことを十分調査し同種のトラブルの発生を防ぐ。

 e)多様性と機会均等 (4)人権

 a)投資及び調達の慣行  b)無差別

 c)結社の自由  d)児童労働  e)強制労働  f)保安慣行  g)先住民の権利 (5)社会

 a)コミュニティ  b)不正行為  c)公共政策  d)非競争的な行動  e)遵守

(6)経済

 a)経済的パフォーマン  b)市場での存在感  c)間接的な経済影響 データ集

第三者保証 その他

(1)環境 a)ISO 14001認証取得済み。b)環境目標、c)サイトでのデータ収集状況、d)マイナス情報について特に記載なし。

安全と共通内容は、(3)のc)労働安全衛生に記載。

・我々の顧客の期待に合った、或いは期待を超えるコスト的にも効率的で且つ技術的に進んだ装置や 設備やサービスを安全に引き渡す。

・技術革新を鼓舞し、卓越性に報い、人々を大切に扱うことによって、実施する人に魅力があり、

いつまでも記憶に残り、意欲を与える安全な作業場を提供する。

・我々の株主や利害関係者に優れたリターンと報酬を用意している。

・関連した国際規格、実施コード及び労働安全衛生と環境に関連した顧客の要求事項とともに、

適用可能な法令に従う。

(3)労働慣行とディーセント・ワーク (公正な労働条件)

(9)

企業名/業種 ROYAL DUTCH SHELL PLC.

本社所在国 The Nerhterland

調査資料/報告書名 The Shell Sustainability Report 2007 準拠ガイドライン

・GRIガイドライン G3

・国際石油産業環境保全連盟(International Petroleum Industry Environmental Conservation Association)ガイドライン

報告書構成概要

次の20章から構成。

(1)Introduction from the Chief Executive, (2)Sustainable development in Shell, (3)Future energy system, (4)Climate change, (5)Sustainable development and our business strategy, (6)Difficult oil, (7)Cleaner fuel for power, (8)Sustainable tranport, (9)Winning business with cleaner products, (10)Environmental impacts, (11)Personal and process safety, (12)Nigeria, (13)Our neighbours, (14)Local development, (15)Human rights, (16)Living by our principles, (17)Working in joint ventures, (18)How we work, (19)Performance data, (20)External Review Commitee, (21)Our approach to reporting.

戦略とプロファイル

最高経営者の緒言

《Introduction from the Chief Executive》

当社の最近の戦略的エネルギーシナリオは、世界は増大する困難なエネルギー選択に直面していることを 明確にしている。これは明日のプロジェクトがますます困難で環境的・社会的挑戦をもたらすことを意味する。

責任ある行動は、シェルのような企業が自然に追立てられるより困難なプロジェクトを実施するドアを開ける 鍵であることを確信している

ビジョンと戦略/方針

《Future energy system》

エネルギーシナリオには次の2つがあり、シェルが提唱するのはBlueprintの世界である。

(1)Scramble scenario:現状のまま、各国がエネルギーを使用し2050年にはGHG濃度が 安全レベル以上となる。

(2)Blueprint scenario:地球規模でのGHG削減方針の枠組みが実施され、

Scramble scenarioより低いGHG濃度に安定化する。

パーフォーマンス指標

(1)環境

《Climate change》

Blueprint scenarioに基づいて、2020年までにCO2の増加を止め、2050年までにGHGレベルをScrambleより かなり低く安定化させるが、現在、科学者が求める450ppmよりも高いレベルとなろう。

《Environmental impacts》

当社の施設からのCO2や他のGHGを管理することは第一の優先事項であり、1990年比で25%削減した。最大 の削減は、石油精製でのgas flaringを止めたことであり、2001年比で60%に低下した。当社の石油精製、化学 プラントのエネルギー効率の向上も寄与している。

(2)製品責任  a)顧客の安全衛生  b)製品及びサービスの

ラベリング  c)マーケティング

・コミュニケーション  d)顧客のプライバシー

 e)遵守

(3)労働慣行とディー   セント・ワーク

(公正な労働条件)  a)雇用

 b)労使関係

  a)ISO 14001:大規模施設での認証取得ありの記載のみ。b)環境目標:安全・環境目標とエネルギー効率の長期目標があり、

  一部は経年変化のグラフに表示。c)サイトでのデータ収集状況:記載なし。d)マイナス情報:石油流出量、事故による死者数、

  事故率、代表的な事故事例等の記載あり。

《Difficult oil》

深海、北極等の遠隔地、オイルサンドからのオイルの産出は、2015年頃のオイル供給ギャップを満たすため に必要であり、世界の各地で実施中である。

《Cleaner fuel for power》

2050年までに世界は現在の3倍の電力を消費する。このためより多くの天然ガスを供給し、石炭ガス化技術 開発を促進し、CO2吸収・貯蔵し、風力や太陽等の再生可能エネルギーコストの低減を進めている。

《Sustainable transport》

当社は次を約束する。(1)車の運転者に、先端燃料と潤滑油により省エネと排出抑制させる、(2)バイオ燃料研 究をリードする、(3)政府の運搬・交通からのCO2排出削減策を促進する。

《Winning business with cleaner products》

オイルをよりクリーンにするには、低CO2生産物が将来の責任ある燃料を生産する重要な部分である。当社 は車の運転者に先端燃料と潤滑油により省エネと排出抑制させるだけでなく、産業界の顧客にも広範囲のよ り持続可能性のある生産物を提供する。道路舗装用のアスファルト、車燃料効率の高い潤滑剤、各種化学 品の提供等。

《How we work》

(1)Standards

当社を制御する枠組みは、事業原理、行動規範、HSSE基準を含む。

(2)Targets

内部改善目標として、鍵となる安全・環境パラメータを設定し、外部目標としてフレアの削除、生産活動での GHG発生抑制を設定。その他、女性登用比率、地元社員の管理職への登用比率等の目標を設定。

(3)Processes and incentives

環境と社会要因は、当社の投資や新プロジェクトの計画に増大する役割を果たしている。

(4)Governance

Social Responsibility CommitteeはBoardの4委員会の一つで、事業原理・行動規範等を評価・助言する。そ の他組織。

(5)Monitoring compliance

年の最後に、当社の各部門長は事業原理や各種基準への遵守状況をCEに報告する。内部監査により各種 不正が調査され監査委員会等に報告される。外部のパネル等にも評価を依頼。

(10)

 c)労働安全衛生

《Personal and process safety》

安全は、常時、第一の優先課題。「死亡事故数ゼロ」が目標。この実現のため、表彰制度、全社での安全基 準確立、内部監査を実施。道路での安全(2007年の死亡事故の60%)も他の優先課題。

 d)研修及び教育  e)多様性と機会均等 (4)人権

 a)投資及び調達の慣行  b)無差別

 c)結社の自由  d)児童労働

e)強制労働  g)先住民の権利 (5)社会

 a)コミュニティ

《Our neighbours》

当社企業活動と社会投資の地域への悪影響を減じ、地域経済に利益をもたらすよう、地域社会に密接に働 きかけます。

《Local development》

地域社会の発展に寄与し貧困を削減することは、当社のSDへの重要なコミットメントの一つです。発展途上 国の地方政府に対し、税金・ロイヤルティ・寄付供与、地元住民の雇用、地元企業からの調達により貢献。

《Nigeria》

当社は50年以上にわたって主要投資者となり、国のエネルギー生産と発展に尽力。Niger Deltaは暴動や原 油盗難組織犯罪等で治安が悪く フレアリングゼロ計画が遅れている

 b)不正行為  c)公共政策  d)非競争的な行動

 e)遵守

データ集

《Performance data》

データの算出法等の注釈付。1998年~2007年の経年データ。安全・環境のデータは、当社が制御できる全 ての企業・JVからのデータ。

(1)Environmental:14項目のデータ(GHG emissions, CH4, CO2, Flaring, SO2, NOx,

CFCs/halons/trichloroethane, VOCs, Spills, Oil in effluents to surface environment, Fresh water use, Waste, Energy intensity, External perception of environmental performance)

(2)Social:15項目のデータ(Fatalities, Fatal accident rate, Injuries, Lost time injury frequency, Toatal reportable occupational illnewsws frequency, Securuty, Gender diversity, Staff forum and grievance procedures, Child labour, Contracting and procurement, Contracts cancelled due to incompatibility with Business Principles, Joint ventures diverted due to incompatibility with Business Principles, Business integrity, Social investment, Favourrability )

第三者保証

《External Review Commitee》

6名の外部専門家から成る検討委員会は、レポートでの各話題のバランス、完全性、対応度の評価に AA1000補償基準(AA1000 Asurance Standard)に定められた原則を採用した。

その他

《Our approach to reporting》

持続可能性のレポートは、企業とそのステークホルダーが最も必要とする情報をカバーしなくてはならない。

重要トピックスは、次のステップで決めている。

ステップ1:調査、インタビュー、メヂアでのカバー状況、専門家とのワークショップを利用し、読者の最大関心 事を調べる。社会への影響度が高いにも関わらず、メディアの注目度が低い話題にも重点を置いた。

ステップ2:内部のリスクマネジメントシステムを利用し、シェルのビジネス戦略を左右する環境及び社会関連 の問題を洗い出す。

ステップ3:ステップ1及び2を統合し、法の許す限り重要度の最も高い話題は「Sustainable Report」に記載。そ れより重要度が低いものはWEbに記載。

ステップ4:話題の採用に過不足がなく、バランスが取れているかどうかを、ステークホルダー及び外部評価 委員会とともにチェックする。

《Human rights》

(1)人権が保障されない国での企業の役割として、シェルは国連の「Universal Declaration of Human Rights」

と他の80の国際条約に従う。

(2)Rights of employees:従業員に対しては、「International Labour Organization's Declaration of Fundamental Human Rights at Work」に従う。

(3)Security and human rights:当社の人々と財産を守るため、NGO、各国政府、各企業が開発したガイド「

Voluntary Principles on Security and Human Rights」に従う。

《Living by our principles》

(1)Behaving with integrity:当社の事業原理(Business Principles)での3つの基本価値は、正直、完全、人々 への尊敬である。

(2)Contractors:当社の請負業者は、当社の事業原理に従わなくてはならない。反した場合は関係を見直 す。

(3)Competetion laws:当社は自由競争と公正な事業を求めている。

(4)Helping Staff and partners live by our principles:当社の事業原理について助言を与えるスタッフやパート ナーのためのウェブサイトを設置し、24hr、一年中使えるようになっている。

《Working in joint ventures》

当社が制御できるJVは、当社の事業原理、行動規範や各種基準を守らせる。当社が制御できないJVには、

当社の価値観を共有しHSSEや社会パフォーマンスに寄与する習慣を共有する。これができない場合は、JV (6)経済  a)経済的パフォーマンス、b)市場での存在感、 c)間接的な経済影響:記載なし。

《How we work》

(6)Training:SD問題は当社の多くの教育プログラムに組込まれている。特に重要なProjectやCommercial の スタッフに対し、Project AcademyやCommercial Academyのコースに入っている。

(11)

業務内容②:エンジニアリング企業の環境経営特性について調査、分析を行う。

業務内容③:エンジニアリング企業に対しアンケート調査を行う。

業務内容④:エンジニアリング企業を対象にインタビュー調査を行う。

業務内容②に該当する記載は第 1 章、業務内容③に該当する記載は第 2 章、業務内容④ に該当する記載は第 3 章である。第 3 章の後には資料編を添付した。資料1はアンケート 調査票、資料2はアンケート回収状況、資料3はインタビューを実施した 7 社のインタビ ュー記録である。目次は内容を示すために細目まで表示したが、ページ番号の表記は項目 番号の上位2ケタまでとした。

[ 目次 ]

第1章 エンジニアリング産業の環境影響と評価

1.1 エンジニアリング産業の環境経営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 1.1.1 環境経営格付け機関の状況

1.1.1.1 海外の環境経営格付け機関 1.1.1.2 日本の環境経営格付け機関

1.1.2エンジニアリング産業の環境経営格付け状況

1.1.3エンジニアリング産業の環境経営イメージ

1.1.4 エンジニアリング産業の環境マネジメントシステム導入状況

1.1.5 環境マネジメントシステムISO14001の適用範囲

1.2 エンジニアリング産業の環境マネジメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 1.2.1 エンジニアリング産業の対象設備

1.2.1.1 対象設備の分類 1.2.1.2 設備の環境特性

1.2.2 設備のライフサイクルと、各段階の環境マネジメント実施機関 1.2.2.1 設備のライフサイクルを網羅した環境影響業務(環境側面)

1.2.2.2 環境影響業務の環境マネジメント担当機関と、環境影響の発生段階 1.3 設備分野別・業務区分別環境マネジメントの内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32

1.3.1 環境マネジメントの項目

1.3.2 環境マネジメントの内容

1.4 環境マネジメントシステムISO14001の適用性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42

1.4.1 環境方針

(12)

1.4.2 継続改善 1.4.3 環境側面 1.4.4 初期環境調査 1.4.5 環境目的と環境目標 1.4.6 経営者の見直し

第2章 エンジニアリング産業の計画・設計・調達・建設・保守段階における環境配慮

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46 2.1 プラントエンジニアリング産業の計画・設計・調達・建設段階における環境配慮 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47 2.1.1 設備計画段階の環境配慮

2.1.2 設備設計段階の環境配慮 2.1.3 機材調達段階の環境配慮 2.1.4 建設施工段階の環境配慮

2.1.5 保守メインテナンス段階における環境配慮

2.2 建築・土木エンジニアリング企業の計画・設計・調達・建設段階における環境配慮 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67 2.2.1 計画・設計・調達・建設段階の環境配慮総括

2.2.2 計画・設計・調達・建設段階の環境配慮

2.3 エンジニアリング企業のCSRコミュニケーション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 79

第3章 主要エンジニアリング企業の環境マネジメント

・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99

3.1 訪問会社のプロファイル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99 3.2 訪問企業の環境マネジメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101 3.2.1 A社の環境マネジメント

3.2.2 B社の環境マネジメント 3.2.3 C社の環境マネジメント 3.2.4 D社の環境マネジメント 3.2.5 E社の環境マネジメント 3.2.6 F社の環境マネジメント 3.2.7 G社の環境マネジメント

(13)

資料編

資料1. アンケート調査票・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 138 資料2. アンケート回収状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 144 資料3. インタビュー記録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 146

資料3.1 インタビュー企業の概要

資料3.2 インタビュー記録

3.2.1 A社の環境マネジメント 3.2.2 B社の環境マネジメント 3.2.3 C社の環境マネジメント 3.2.4 D社の環境マネジメント 3.2.5 E社の環境マネジメント 3.2.6 F社の環境マネジメント 3.2.7 G社の環境マネジメント

(14)

第1章 エンジニアリング産業の環境影響と評価

1.1 エンジニアリング産業の環境経営

1970年代までの環境問題は、主として地域的な産業公害と都市公害だった。このため日 本では1970年代に多くの環境規制が整備され、1980年代には大気汚染も水質汚染も大き く改善された。しかし1980年代の中期になると、今度は地球規模の環境問題が国際的な注 目を浴びるようになった。地球環境問題が地域的な環境問題と異なるのは、特定の企業が 加害者なのではなく、産業活動全体が影響を与えている点にある。このため製造業だけで なく、サービス業にまで環境影響を自主的に管理する環境マネジメントシステムが普及す るようになった。ISO14001 に代表される環境マネジメントシステムは、基本的に環境負 荷の継続的な軽減を求めるものだが、そのためには企業経営そのものの健全性が必要であ る。また、企業の継続的な発展には地域社会との共存が必要なことから、環境分野の情報 公開や環境コミュニケーションも求められるようになった。収益確保だけでなく、長期的 な経営の健全性や社会性も要請されるようになったのである。企業の評価も財務諸表に見 られる収益だけでなく、企業市民としての環境貢献が考慮されるようになり、「環境経営」

評価が具体化されるようになった。「環境経営」の評価基準はまだ発展の途上で、企業の 環境経営格付けも必ずしも定着している状況にはない。それでも複数の機関が企業の環境 格付けを実施し、新聞紙上などに公開するようになった。このため企業イメージや、商品 イメージへの影響が無視できなくなっている。本節では、環境経営の格付け機関と格付け 方法、およびエンジニアリング産業の格付け状況を概説する。

1.1.1 環境経営格付け機関の状況

欧米では第3 者による企業の格付けが広く行われているが、目的は株主や投資家に投資 のリスクや将来性の判断材料を提供することにある。このため格付けに必要な調査や分析 の費用は、投資家や金融機関が負担するのが一般的である。評価項目は主に財務的な指標 だが、環境問題への対応が注目されるようになって、環境分野も加味されるようになった。

欧米の環境経営格付けは企業格付けの一部であり、通常は独立した格付けの性格ではない。

一方、日本では環境マネジメントシステムの導入が契機になり、大企業を中心に環境報告 書が発行されるようになった。初期の環境報告書は環境負荷の公表が中心だったが、徐々 に環境方針や環境コミュニケーションを含むようになり、名称もCSR報告書に変わって きた。しかし記載内容は各企業が独自に決めるので、統一性がなく客観的な検証もない。

このため、第3 者による環境経営評価と格付けの必要性が高まってきた。「環境経営」は 環境影響を配慮した企業運営だから、環境マネジメントシステムの整備状況やCSR報告

(15)

書での発信状況も含まれるが、環境分野がすべてではない。日本の環境経営格付が欧米諸 国と違うのは、目的が投資家向けの情報提供ではなく、一般向けの広報活動という点にあ る。このため企業格付けとの関係が希薄で、費用負担の裏づけが乏しい。将来は欧米のよ うに、投資家や格付けを求める企業自身の費用負担が一般化する可能性がある。以下に欧 米の代表的な環境格付け機関と、日本の環境格付け機関を紹介する。

1.1.1.1 海外の環境経営格付け機関

ドイツのミュンヘン市にあるイーコム「Oekom Research AG」社は、1989年に設立さ れた国際的な格付け会社である。環境格付け調査を開始したのは1993年で、1994年から 機関投資家向けの環境レーティングサービスを始めた。2008 年時点の調査対象企業は約 1100社で、調査対象国は約50ヶ国である。CSR格付けは、「環境」と「社会性」の2分 野に関する計200の評価項目(ポジティブ・スクリーニング)にもとづいて行われている。

調査対象となった企業は、「D-」~「A+」までの12段階で格付けされ、2006年4月から 大和証券投資信託委託(株)の『ダイワ外国ハーモニーストック・マザーファンド』にも 提供されているほか、日本総研にも提供されている。イーコム・リサーチ社の特徴は、企 業を評価するにあたってコミュニケーションを重視する姿勢にある。イーコム社は、環境 面での影響にもとづいて各企業のプロファイル(企業情報と格付け)素案を作成し、それ ぞれの企業に送付する。次に企業からフィードバックを受けて、格付けの見直しを行う。

この作業を2 度繰り返すことで対象企業を的確に理解し、格付けの信頼度を高めている。

調査対象企業には、このようなフィードバックと対話を通して、レーティングがなぜこの ような結果が出たか理解してもらうようにしている。なお、CEOステートメントと実際 の活動が違う場合は、レーティングに際して会社が正式に提出している資料以外に、HP、

新聞、NGO報告などいろいろなデータを含めて判断している。

ニューヨークのCEP「Council on Economic Priorities」は、経済的指標ではなく社会 貢献度を軸に企業評価を実施しており、約300社の評価実績がある。評価領域は環境、労 働環境、社会貢献、女性登用、マイノリティー採用、情報公開、家族への福祉の7分野で ある。情報源は主にアンケートで、評価は4ランクになっている。環境分野だけは同一業 種内の相対比較になっているが、他の分野は業種区分がない。環境分野の評価は約230項 目で、ウェイトは2004年時点で環境影響が45 点、環境報告書と情報開示が10点、法規 制遵守が10点、環境マネジメントが35点である。

ニューヨークの「Innovest Strategic Value advisors」は、国際的に活躍する投資リサー チ会社で、環境効率性や持続可能性のような新しい側面から企業の分析を行っている。ア メリカ、ヨーロッパ、日本の1200社以上について環境分野の格付け審査を実施しており、

(16)

石油、鉄鋼、建設、薬品、自動車、電機、精密機械、通信など、ほぼすべての産業分野が 含まれている。 多様な環境問題に対して業界ごとの特色を考慮しており、国際比較が容易 な点に特徴がある。具体的な評価分野は、環境体制と環境戦略、産業別の環境リスク、環 境ビジネスの3領域で、構成する約60項目について評価する。評価方法は項目別に業界内 の他企業と相対評価を実施し、最後に全体を集計して7 段階評価で示す。投資家向けの情 報サービスに特化しているので、環境パフォーマンスの評価自体ではなく、環境面から見 た企業評価の一側面ということができる。環境リスクとしては、有害化学物質と廃棄物が 収益に与えるダメージが大きい理由で重視されている。

ワシントンのIRCC「Investor responsibility Research Center」は、機関投資家や法 律事務所を顧客とする企業情報調査機関である。企業環境プロフィールは500社をカバー している。情報源はアンケート、環境報告書、新聞や雑誌などの報道記事、政府に報告義 務のあるデータ、証券取引委員会から発行を義務付けられている資料などである。多くの データを売上原単位で標準化しているので、他社との比較が容易である。

スイス・チューリッヒのSAM「Sustainability Group」は、持続可能性を評価基準とす る投資の運用アドバイス会社である。情報源はCEO対象のアンケート、サステナビリテ ィーレポート、環境レポート、社会レポート、アニュアルレポート、業界レポート、環境 マネジメントシステム、企業倫理綱領などである。2004年の時点でサステナビリティーの 評価分野は、サステナビリティーの機会(配点36)と、サステナビリティーのリスク(配

点36)で構成されている。サステナビリティーの機会に含まれる項目は、方針、戦略、組

織、ガバナンス、従業員のインセンティブプログラム、環境と健康安全報告書、社会的責 任報告書などである。サステナビリティーのリスクに含まれる項目は、環境マネジメント、

環境パフォーマンス評価、環境・安全監査、社会監査、倫理綱領、リスクマネジメントな どである。環境経営というより、環境分野を含めた企業経営の持続性評価と言ってよい。

ヨーロッパに拠点があるFTSE Groupは、FTSE4Good指数シリーズを作成・管理して おり、当該シリーズは世界を代表するグローバルな責任投資指数である。2008年でのグロ ーバルな組み入れ銘柄は約900社、そのうち日本企業は約200社(ENAA会員会社が数社)

である。環境クライテリアを企業活動の環境影響から、高インパクト、中インパクト、低 インパクトの3グレードに分類し、エンジニアリング会社は中インパクトに位置づけられ ている。クライテリアは、方針、マネジメントシステム、報告の3ジャンルで構成されて いる。各ジャンルには中核的指標と望まれる指標が設定されており、環境インパクトが高 くなるほど各種指標の達成度を要求される仕組みになっている。方針がトップのコミット メントなどで明確に示され、EMSに従った管理が実施されており、環境報告書などでパ フォーマンスが報告されている必要がある。

(17)

(参考)ボストンのGRI「Global Reporting Initiative」は、環境経営の評価や格付け 機関ではないが、関連性がある団体なので紹介する。GRIの使命は、企業の持続可能性 レポートの作成に関して全世界で適用可能なガイドラインを提供することにある。1997年 に設立され、日本では環境監査研究会が参加している。GRIのガイドラインは企業のア カウンタビリティーを促進することにあり、企業の環境・社会・経済的側面の関連性に重 点をおいたサスナビリティーレポート(持続可能性報告)の枠組みを提供するものである。

日本では西友、NEC、スリーエフ、アサヒビール、セイコーエプソン、トヨタ自動車、

キリンビール、帝人など、多くの企業がGRIのガイドラインを参考にした環境報告書を 作成している。物量ベースのインプットとアウトプットのデータを重視しており、製品全 体の環境負荷については廃棄物と製品回収状況の情報開示を求めている。

1.1.1.2 日本の環境経営格付け機関

環境経営学会は、企業 49 団体と個人 300 名で構成される特定非営利活動法人である。

2004年から2006年にかけて科学技術振興機構(JST)の助成を受け、環境経営基準を 開発して 3回の格付けを実施した。開発期間終了後も改善を続けながら、毎年、格付けを 実施している。2005年からは「サステナブル経営格付け」と名称を改め、評価基準を改善 して内容を公開している。評価分野は経営5側面、環境8側面、社会8側面で、情報源は アンケートとヒアリングを中心としている。経営側面は企業統治、法令順守、リスク戦略 などで、社会側面は企業文化、就業持続性、機会均等などである。環境側面は、物質・エ ネルギー管理、資源循環と廃棄物、製品とサービスの環境負荷、化学物質管理などである。

評価方法はかなり厳格で、多くの項目について文書化されたエビデンスを要求している。3 分野・21 項目の評価がツリー状に図示されるのが特徴で、各項目のレーティングはツリー の葉の色で表現される。現状は基本的に製造業を対象としており、格付け実績は年度によ って違うが最多で86社である。アンケートだけでなく、ヒアリングとエビデンスの確認、

およびコンピューターによるデータ処理をともなう。このため格付け企業側にも格付け機 関側にもかなりの工数が必要である。

日本経済新聞は、1997 年から企業の環境経営度調査を実施している。情報源はアンケー トで、業種別に“環境経営度スコア”を作成しランキングする。ランキングの結果は、毎 年 12 月初旬の日経産業新聞に紹介されており、日経リサーチはランキングをまとめた報告 書を販売している。評価項目は製造業、小売・外食、金融、商社、運輸、倉庫・不動産、

通信・サービス、電力・ガス、建設業ごとに作成され、業種ごとにランキングされる。

製造業のランキングは、104 個(副設問含む、海外除く)の設問回答を総合して作成して

表 1.1  建設業の指標ランキング 1 位~49 位  順位  企業名  順位  企業名  1  大成建設  26  ミサワホーム  2  大林組  27  鹿島道路  3  清水建設  28  長谷工コーポレーション  4  日立プラントテクノロジー  29  東急建設  5  竹中工務店  30  銭高組  6  高砂熱学工業  31  千代田化工建設  7  鹿島  32  五洋建設  7  熊谷組  33  日本道路  9  前田建設工業  33  大気社  10  新日本空調  35  関電工
表 1.13  環境マネジメントシステム ISO14001 の適用対象範囲  業種  適用対象場所 環境側面  環境影響  製造業  オフィス  管理、販売、経理、 総務など  オフィス廃棄物  空調・給湯エネルギー消費  製造工場  設備管理・運転  製品製造・保守  排ガス、排水、産業廃棄物、騒音、燃料消費、電力消費、水消費など。 研究所  実験、試作、試験、 薬品、溶剤、廃棄物など。  サービス業  オフィス  管理、販売、経理、 総務など  オフィス廃棄物  空調・給湯エネルギー消費  サービス施設
表 1.16  土木設備群  土木設備の種類  具体例と定性的な特性  大規模土木設備  橋梁、トンネル、ダムなど。  ・特殊性 大(立地条件、 設備仕様条件)  ・建設時の環境影響 大  ・運用時の環境影響 小  一般土木設備  道路、導管設備、河川防災設備、公園。 ・特殊性 小(立地条件、 設備仕様条件)  ・建設時の環境影響 小  ・運用時の環境影響 小  1.2.1.2  設備の環境特性   「設備設計建設事業」の対象設備が環境に与える影響と類似性を表 1.17 に示す。生産設 備は一般的に建設段階
表 1.17  設計建設設備の環境影響特性と類似性  エンジニアリング産業の  事業対象設備  環境影響  類似性建設施工段階 運用稼動段階  自然影響  環境負荷  環境負荷  資源消費  生産設備  素材生産設備     中     中     大     大    小  消費財生産設備  小  中  中  中  小  建築設備  生産設備建築     小     小     小     小    小  サービス施設建築     小     小     中     中    中  一般業務用建築
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