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沖縄県 1 すべての保護区 (18~ 22 ) において漁獲努力量削減措置を実施している 番号 名 称 保護期間 18 北タイキュウソネ 5 ~ 11 月 19 イチャビラー ( 東村沖 ) 7 ~ 9 月 20 沖ノ中ノソネ 11 ~ 3 月 21 水納北 1 ~ 6 月 22 第 2 多良間堆東

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-資料2-1

南西諸島海域マチ類資源回復計画の取組状況

【鹿児島県】

すべての保護区(①~⑯)において漁獲努力量削減措置を実施している。

番号

保護期間

(熊毛海域)

田之脇曽根

2 ~ 6月

ベンタイ曽根(浅り)

2 ~ 6月

モトンコブ

2 ~ 6月

サガリ曽根

2 ~ 6月

口永良部島

2 ~ 6月

オジカ瀬

サンゴ曽根

1 ~ 8月

(奄美海域)

アッタ曽根

大島新曽根

5 ~ 8月

シモノソネ

5 ~ 11月

沖ウンバル

5 ~ 11月

トンビ沖

5 ~ 11月

ゴンジュウ

ファーゾネ(和泊町)

2 ~ 11月

黒石沖(和泊町)

6 ~ 7月

屋者沖(知名町)

5 ~ 11月

与論島北西沖

今年度から新たに、小型魚保護のため、鹿児島海域(熊毛海域・奄美海域)において、

小型のハマダイが漁獲された場合の漁場移動を実施している。

今年度から新たに、鹿児島海域(熊毛海域・奄美海域)の期間保護区内において、マチ

類4魚種の中でも特に資源の減少が懸念されるハマダイを保護するため、漁獲可能な時

期においてもハマダイの専獲を控えている。

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2

-【沖 縄 県】

すべての保護区(⑱~ 22 )において漁獲努力量削減措置を実施している。

番号

保護期間

北タイキュウソネ

5 ~ 11月

イチャビラー(東村沖)

7 ~ 9月

沖ノ中ノソネ

11 ~ 3月

21

水納北

1 ~ 6月

22

第2多良間堆東

今年度から新たに、小型魚保護のため、沖縄海域では尾叉長30cm未満のハマダイ、

20cm未満のアオダイ、ヒメダイ及びオオヒメが釣れた場合、漁場を移動あるいは釣針

の水深を変更を実施している。

保護区を実効性あるものとするため、平成22年4月から新たな沖縄海区漁業調整委員

会指示による公的規制を実施している。

沖縄海区漁業調整委員会指示22第2号 沖縄海区におけるマチ類資源の保護培養を図るため、漁業法(昭和24年法律第267号)第67条第1項の規定に基 づき、次のとおり指示する。 平成22年4月2日 沖縄海区漁業調整委員会 会長 桃 原 仁 一 (定義) 1 この指示において「ひき縄づり」とは、釣糸及び釣針を有する漁具を船舶によってひきまわして行う釣漁法 をいう。 (保護区の設定) 2 次の表の中欄に掲げる保護区内において、それぞれ同表の右欄に掲げる保護期間中は、ひき縄づり以外の漁 法を行ってはならない。ただし、試験研究機関が試験研究のため採捕する場合は、この限りでない。 保護区の名称 保 護 区 の 海 域 保護期間 イチャビラー 次に掲げる各地点を順次に結んだ線により囲まれた 7 ~ 9月 区域 (世界測地系) A:北緯26度37.0分、東経128度18.0分 B:北緯26度35.5分、東経128度20.0分 C:北緯26度32.5分、東経128度17.0分 D:北緯26度34.0分、東経128度15.0分

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3

-北タイキュウソネ 次に掲げる各地点を順次に結んだ線により囲まれた 5 ~ 11月 区域 (世界測地系) A:北緯25度55分、東経126度35分 B:北緯25度55分、東経126度49分 C:北緯25度47分、東経126度49分 D:北緯25度47分、東経126度35分 水納北 次に掲げる各地点を順次に結んだ線により囲まれた 1 ~ 6月 海域 (世界測地系) A:北緯24度57.5分、東経124度35.0分 B:北緯24度57.5分、東経124度50.0分 C:北緯24度50.0分、東経124度50.0分 D:北緯24度50.0分、東経124度35.0分 第2多良間堆東 次に掲げる各地点を順次に結んだ線により囲まれた 周年 区域 (世界測地系) A:北緯24度40分、東経125度00分 B:北緯24度40分、東経125度05分 C:北緯24度32分、東経125度05分 D:北緯24度32分、東経125度00分 沖ノ中ノソネ 次に掲げる各地点を順次に結んだ線により囲まれた 11 ~3月 区域 (世界測地系) A:北緯24度09分、東経123度04分 B:北緯24度09分、東経123度21分 C:北緯24度00分、東経123度21分 D:北緯24度00分、東経123度04分 (指示の有効期間) 3 この指示の有効期間は、平成22年4月2日から平成23年4月30日までとする。

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4

-南 西 諸 島 海 域 マ チ 類 資 源 回 復 計 画 対 象 海 域 図

(①~22は保護区)

① ② ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑪ ⑬ ⑭ ⑩ ⑧ ⑫ ⑨ ⑮ ⑯ ⑱ ⑳ ③ ⑰ ⑲ 22 21

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5

-南 西 諸 島 海 域 マ チ 類 資 源 回 復 計 画 に 係 る

行政・研究担当者会議及び漁業者協議会等の開催実績

(平成22年4月~平成23年2月)

開催年月日 会 議 名 参 加 機 関 内 容 H22. 5.14 行政・研究担当者会議 鹿児島県、沖縄県、長崎県、 ○広域漁業調整委員会の結果及び今後の資源回復計画の進め方につ (平成22年度第1回) 熊本県、沖縄総合事務局、 いて 西海区水研、水産庁(九調) ○協議・連絡体制の整備について H22. 9. 9 合同漁業者協議会(西部地区・ 漁業者、漁協、県漁連、県 ○マチ類資源回復計画の取り組みのための情報交換について 熊毛地区)【鹿児島県】 行政 H22.10. 7 行政・研究担当者会議 鹿児島県、沖縄県、長崎県、 ○マチ類資源の状況について (平成22年度第2回) 熊本県、沖縄総合事務局、 ○マチ類資源回復計画の取組状況について 西海区水研、水産庁(九調) H22.11.17 漁業者協議会(宮古・八重山地 沖縄県(漁業者、漁協、県 ○第2多良間堆東保護区の変更について 区)【沖縄県・鹿児島県】 漁連、県行政) ○マチ類資源回復計画の取り組みのための情報交換について 鹿児島県(漁業者、漁協、 県漁連、県行政) 沖縄総合事務局 H23. 1.20 熊毛地区資源回復計画漁業者協 地区協議会委員(関係漁業 ○マチ類資源回復計画の取組状況について 議会【鹿児島県】 者等)、県漁連、県行政・ 研究

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6 -開催年月日 会 議 名 参 加 機 関 内 容 H23. 1.26 奄美地区資源回復計画漁業者協 地区協議会委員(関係漁業 ○マチ類資源回復計画の取組状況について 議会【鹿児島県】 者等)、県漁連、県行政・ 研究 H23. 1.31 漁業者協議会(与那国地区)【沖 漁業者、漁協、県行政、県 ○マチ類資源の状況について 縄県】 研究、西海区水研 ○沖ノ中ノソネ保護区について H23. 2. 7 東部・西部地区資源回復計画漁 地区協議会委員(関係漁業 ○マチ類資源回復計画の取組状況について 業者協議会【鹿児島県】 者等)、県漁連、県行政・ 研究 H23. 2. 7 鹿児島県資源回復計画漁業者協 地区協議会委員(関係漁業 ○マチ類資源回復計画の取組状況について 議会【鹿児島県】 者等)、広域漁業調整委員、 県漁連、県行政・研究 H23. 2.14 行政・研究担当者会議 鹿児島県、沖縄県、長崎県、 ○今年度のマチ類資源回復計画の取組状況について (平成22年度第3回) 熊本県、沖縄総合事務局、 ○マチ類資源回復計画の一部改正(案)について 西海区水研、水産庁(九調)

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資料2-3

南西諸島海域マチ類資源回復計画一部変更(案)の概要

変更の必要性

「第2多良間堆東」保護区の設定経緯

第2多良間堆周辺の保護区設定に関しては、マチ類の集積が見込まれる第2多

良間堆(変更後の保護区)、あるいは曽根に挟まれたマチ類の漁場を中心とした

第2多良間堆東(現行保護区)について、それぞれ必要性、有効性等を検討し、

その結果、第2多良間堆東側漁場で漁獲物サイズが小型化してきていることに着

目し、漁場域での小型魚保護の観点から現行保護区を設定した。

現行保護区の問題点

昨年、マチ類4種の資源評価が提示され、ハマダイに比べ、アオダイ及びヒメ

ダイの資源状況には依然として回復傾向がみられないことが示された。また、ア

オダイ及びヒメダイは第2多良間堆(変更後の保護区)に多く集積し、ハマダイ

は第2多良間堆東(現行保護区)に集積することが判明した。現行保護水域は主

としてハマダイを保護するものとなっている一方、アオダイ及びヒメダイの集積

する第2多良間堆が保護対象から外れていることは、資源保護及び回復の観点か

らは必ずしも適切な保護水域の設定となっていないことが判明した。

他方、現行保護区の北東側はマチ類の保護には殆ど貢献しない一方で、マチ類

以外の魚種『ハマフエフキ』等を利用する機会を完全に奪うものであり、マチ類

資源回復計画に基づく保護区として継続することに疑義が生じた。

改善策

アオダイ及びヒメダイの保護を優先すること、及び、保護水域の制限線につい

て管理上の煩雑さを軽減することを考慮して、現行保護区を2.5分西へずらし、

ハマフエフキ等の漁場を外すとともに、アオダイ・ヒメダイの主漁場である第2

多良間堆全体を保護対象とする。

なお、ハマダイについては、保護水域を西側へ移動した場合であっても一定の

保護効果は継続されるものと推定される。

変更の内容

保護区域を西へ2.5分移動する。

保護区の名称を「第2多良間堆東」から「第2多良間堆」へ変更する。

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1

-資料2-4

南西諸島海域マチ類資源回復計画一部変更新旧対照表(案)

変 更 後 現 行

南西諸島海域マチ類資源回復計画

南西諸島海域マチ類資源回復計画

1 資源の現状と資源回復の必要性 【 略 】 1.資源の現状と資源回復の必要性 【 略 】 2 資源の利用と資源管理等の現状 【 略 】 2 資源の利用と資源管理等の現状 【 略 】 3 回復計画の目標 【 略 】 3 資源回復の目標 【 略 】 4 資源回復のために講じる措置と実施期間 【 略 】 4 資源回復のために講じる措置と実施期間 【 略 】 (1)漁獲努力量の削減措置 【 略 】 (1)漁獲努力量の削減措置 【 略 】 図10~図12 【 略 】 図10~図12 【 略 】 表2~表3 【 略 】 表2~表3 【 略 】 図13 沖縄県沖縄海域の保護区 図13 沖縄県沖縄海域の保護区

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2 -変 更 後 現 行 表4 沖縄県沖縄海域の保護区 表4 沖縄県沖縄海域の保護区 保護区番号 地区名 保護区の曽根名 地点名 緯度゜ 緯度分 経度゜ 経度分 保護期間 保護区番号 地区名 保護区の曽根名 地点名 緯度゜ 緯度分 経度゜ 経度分 保護期間 ⑱ 沖縄本島地区 北タイキュウソネ A 25 55.000 126 35.000 5~11月 ⑱ 沖縄本島地区 北タイキュウソネ A 25 55.000 126 35.000 5~11月 B 25 55.000 126 49.000 B 25 55.000 126 49.000 C 25 47.000 126 49.000 C 25 47.000 126 49.000 D 25 47.000 126 35.000 D 25 47.000 126 35.000 ⑲ イチャビラー(東村沖) A 26 37.000 128 18.000 7~9月 ⑲ イチャビラー(東村沖) A 26 37.000 128 18.000 7~9月 B 26 35.500 128 20.000 B 26 35.500 128 20.000 C 26 32.500 128 17.000 C 26 32.500 128 17.000 D 26 34.000 128 15.000 D 26 34.000 128 15.000 ⑳ 先島地区 沖ノ中ノソネ A 24 9.000 123 4.000 11~3月 ⑳ 先島地区 沖ノ中ノソネ A 24 9.000 123 4.000 11~3月 B 24 9.000 123 21.000 B 24 9.000 123 21.000 C 24 0.000 123 21.000 C 24 0.000 123 21.000 D 24 0.000 123 4.000 D 24 0.000 123 4.000 21 水納北 A 24 57.500 124 35.000 1~6月 21 水納北 A 24 57.500 124 35.000 1~6月 B 24 57.500 124 50.000 B 24 57.500 124 50.000 C 24 50.000 124 50.000 C 24 50.000 124 50.000 D 24 50.000 124 35.000 D 24 50.000 124 35.000 22 第2多良間堆 A 24 40.000 124 57.500 周年 22 第2多良間堆東 A 24 40.000 125 0.000 周年 B 24 40.000 125 2.500 B 24 40.000 125 5.000 C 24 32.000 125 2.500 C 24 32.000 125 5.000 D 24 32.000 124 57.500 D 24 32.000 125 0.000 (世界測地系) (世界測地系) (2)~(3) 【 略 】 (2)~(3) 【 略 】 5 漁獲努力量の削減措置及びその効果に関する公的担保措置 【 略 】 5 漁獲努力量の削減措置及びその効果に関する公的担保措置 【 略 】 6 資源回復のために講じる措置に対する支援策 【 略 】 6 資源回復のために講じる措置に対する支援策 【 略 】 7 資源回復措置の実施に伴う進行管理 【 略 】 7 資源回復措置の実施に伴う進行管理 【 略 】 8 その他 【 略 】 8 その他 【 略 】

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-資料2-5

南西諸島海域マチ類資源回復計画(案)

平成17年4月15日公表 (平成18年3月31日一部変更) (平成22年3月30日一部変更) (平成23年3月 日一部変更) 1 資源の現状と資源回復の必要性 (1)資源の特性と資源水準の現状 マチ類は我が国周辺では伊豆諸島及び紀伊半島以南の周辺海域、南西諸島海域に 分布する熱帯系の魚である。(図1参照) 「マチ」とは沖縄県で使用される通称で、フエダイ科(約17種)、ムツ科(2 種)及びハチビキ科(3種)の総称であり、鹿児島県では、ムツ、キンメダイ、メ ダイなども含めた「瀬物類」という呼称が一般的である。 本計画では、これらの中でも漁業者が特に重要魚種としているフエダイ科の「ア オダイ」、「ヒメダイ」、「オオヒメ」及び「ハマダイ」の4魚種を対象魚種とした。 これら4魚種の呼称は鹿児島県ではそれぞれ「ホタ」、「イナゴ、コマツなど」、「ク ロマツ、マルマツなど」及び「チビキ、アカマツなど」で、沖縄県ではそれぞれ「シ チューマチ」、「クルキンマチ」、「マーマチ」及び「アカマチ」である。 魚種別の生息及び漁獲水深は、アオダイは水深80~300mに生息し、主に水 深150~200mで漁獲される。ヒメダイは水深150~400mに生息し、主 に水深180~250mで漁獲される。オオヒメは水深70~350mに生息し、 主に水深100~150mで漁獲される。ハマダイは最も深く水深110~500 mに生息し、主に水深250~300mで漁獲される。 マチ類の主要漁場は沖合の水深100m以深の曽根付近であり、いわゆる「瀬付 きの魚」であるが、成魚が曽根間を移動するか否かについては、一部の魚種につい ては移動が示唆されているものの、現時点では明らかになっていない。また、卵稚 仔や幼魚期の分散過程や分散範囲についても知見が乏しく、明らかになっていない。 沖縄近海産のアオダイの成長をみると、1歳で約18㎝、3歳で約28㎝、5歳 で約37㎝に達すると推定されている。(図2参照) また、マチ類主要4魚種の成熟サイズ(年齢)は、アオダイが体長34㎝(4歳 相当)、ヒメダイが体長32㎝(3歳相当)、オオヒメが体長38㎝(3歳相当)、 ハマダイが体長70㎝(13歳相当)と推定されている。なお、南西諸島海域にお ける産卵盛期は5~8月であると推定されている。 資源水準については、鹿児島県及び沖縄県における漁獲量の推移から、2004 年には両県水域のマチ類資源は過去20~30年の間に著しく減少し、資源水準は 低位横ばいか、更に減少する傾向にあると判断された。 平成21年度我が国周辺水域の漁業資源評価では、各魚種の資源水準とその動向 は、ヒメダイとハマダイは低位水準で横ばい傾向、アオダイとオオヒメは低位水準 で減少傾向と推定されている。

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2 -資料:「平成21年度我が国周辺水域の漁業資源評価」水産庁増殖推進部、 独立行政法人水産総合研究センター作成 図1 マチ類の分布及び漁場図 資料:「平成21年度我が国周辺水域の漁業資源評価」水産庁増殖推進部、 独立行政法人水産総合研究センター作成 図2 アオダイの成長 (2)漁獲量の推移と資源回復の必要性 ① 漁獲量の推移 鹿児島県においてマチ類は主に熊毛・奄美海域で一本釣りにより漁獲されている が、鹿児島県(鹿児島市中央卸売市場)におけるマチ類(アオダイ、ヒメダイ、オオ ヒメ、ハマダイ)の取扱量を漁獲量の指標とすると、1989年には600トン近 くあったものが、年々、減少傾向を続け、2008年には五分の一の130トン程 度となっている(図3参照)。

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3 -計画期間中(2005年以降)の魚種別取扱量を見ると、計画開始前年の2004 年に比べ、オオヒメとハマダイは概ね横ばいであるが、アオダイとヒメダイは減少 しており、年によって若干の増減はあるものの、全体的に減少傾向にある。(図4 参照) 資料:鹿児島市中央卸売市場のデータを基に独立行政法人水産総合研究 センター西海区水産研究所石垣支所が作成。 図3 鹿児島県(鹿児島市中央卸売市場)におけるマチ類4魚種の取扱量の推移 資料:鹿児島市中央卸売市場のデータを基に独立行政法人水産総合研究 センター西海区水産研究所石垣支所が作成。 図4 鹿児島県(鹿児島市中央卸売市場)におけるマチ類の魚種別取扱量の推移

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4 -沖縄県におけるマチ類の漁獲量の約9割は底魚一本釣漁業で漁獲されており、う ちマチ類4魚種の漁獲量は、1998年までは800トンを超えていたが、その後、 減少傾向に転じ、2008年にはおよそ半分の450トン程度となっている。(図 5参照) 本計画期間中の魚種別漁獲量は、2004年に比べ、ヒメダイとハマダイは横ば いから減少傾向、アオダイとオオヒメは減少しており、全体として年変動はあるも のの、概ね減少傾向にある。(図6参照) なお、沖縄海域でのマチ類の魚種別資源量の推定では、ヒメダイは若干増加傾向 を示しているものの、ハマダイ、アオダイ及びオオヒメについては減少傾向を示し ている。(図7参照) 資料:農林水産統計のデータを基に独立行政法人水産総合研究センター 西海区水産研究所石垣支所が作成。 図5 沖縄県におけるマチ類4魚種の漁獲量の推移 資料:沖縄県水産海洋研究センター調べのデータを基に独立行政法人水 産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所が作成。 図6 沖縄県におけるマチ類の魚種別漁獲量の推移

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5 -資料:沖縄県水産海洋研究センター調べのデータを基に独立行政法人水 産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所が分析して作成。 図7 沖縄海域におけるマチ類の推定資源量の推移 ② 資源回復の必要性 以上のようにマチ類の漁獲状況は概ね減少傾向にあり、資源状態は総じて悪化し ていると推察されることから、当該資源を持続的に利用していくためには資源回復 のための早急な措置が必要である。 マチ類資源を管理し、かつ、増大させるための最も基本的な方策は、マチ類資源 については、種苗生産技術が確立されていないことから、産卵親魚や小型魚の保護 が有効と思われるが、大型魚を選択的に漁獲することや漁獲した小型魚を健全な状 態で再放流することは技術的に難しい。 したがって、資源の回復のために保護区を設定して、周年又は一定の期間資源を 保護することにより、再生産に加わる個体数の増加及び産卵量と加入量の増大、並 びに小型個体の成長を促進することが現時点では最も効果的と思われる。 2 資源の利用と資源管理等の現状 (1)関係漁業等の現状 ① 関係漁業の現状 南西諸島海域でマチ類を漁獲対象としている漁業は、水深100m以深に生息す る魚種を対象に操業している底魚一本釣漁業と底立はえ縄漁業である。 鹿児島県においては一本釣漁業は自由漁業であるが、資源回復を図るためには、 操業実態の把握に加え適切な漁場管理の検討が必要となっている。 また、沖縄県においては5トン以上の船舶を用いて行う底魚一本釣漁業は知事許 可漁業となっており、沖縄海域で操業する他県の底魚一本釣漁船も1996年以降 許可の対象となっている。(表1参照) 一方、5トン未満の船舶を用いて行う一本釣漁業や底立はえ縄漁業は自由漁業と なっており、実効性のある資源管理を行うに当たっては、これら自由漁業の操業実 態の把握と管理の検討が必要となっている。

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6 -表1 沖縄県における底魚一本釣漁業許可件数 (単位:隻) 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 県内船 40 40 41 52 57 56 県外船 - - - - - 27 計 40 40 41 52 57 83 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 県内船 57 62 68 50 62 57 県外船 27 27 19 19 19 15 計 84 89 87 69 81 72 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 県内船 62 73 83 98 110 116 県外船 15 15 15 15 15 10 計 77 88 98 113 125 126 2009年 資料:沖縄県からの報告による。 県内船 111 県外船 10 計 121 ② 漁獲金額の推移 マチ類資源の急激な減少により鹿児島県(鹿児島市中央卸売市場)及び沖縄県のマ チ類の取扱金額は、いずれの県において1990年頃をピークとして減少を続けて おり、関係漁業者は厳しい経営を強いられている。(図8、図9参照) 資料:鹿児島市中央卸売市場年報 図8 鹿児島県(鹿児島市中央卸売市場)におけるマチ類4魚種の取扱金額の推移

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7 -資料:沖縄県水産海洋研究センター 図9 沖縄県におけるマチ類4魚種の取扱金額の推移 ③ 漁業形態 鹿児島、沖縄両県とも底魚一本釣漁業の多くは周年操業するが、時期によってソ デイカ漁などの他種漁業との兼業も行われている。 また、底魚一本釣漁業でも操業形態に違いがあり、鹿児島県では日帰り操業が多 く、沖縄本島や八重山諸島においては1航海あたりの操業日数は、5トン未満の小 型漁船は2~3日、5トン以上の漁船では1週間程度である。 ④ 消費と流通の現状 漁獲されたマチ類の大部分は、沖縄本島、鹿児島市や奄美群島などの県内の市場 に水揚げされ、県内消費に向けられる。 (2)資源管理等の現状 ① 関係漁業の主な資源管理措置 南西諸島海域マチ類の資源管理については、本計画開始前は公的規制や漁業者間 の自主的な取り組みはなかったが、本計画において鹿児島、沖縄両県とも周年ある いは期間を限定して保護区を設定している。なお、沖縄県は保護区の設定に当たり 沖縄海区漁業調整委員会が指示を発出して禁漁を公的に措置しており、鹿児島県は 関係漁業者の理解と協力に基づいて実施している。 ② 遊漁の現状 鹿児島、沖縄両県において、マチ類は遊漁の主対象とはなっていないが、沖縄県 においては遊漁も含めた禁漁を沖縄海区漁業調整委員会指示により公的に措置して おり、また、鹿児島県においては漁業者同様遊漁者にも協力を要請している。

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8 -③ 資源の積極的培養措置 種苗生産技術の開発に着手されていない現状では種苗放流技術の確立は難しい。 ④ 漁場環境の保全措置 主として深海の曽根に分布する資源であるため、漁場清掃など漁場環境の保全措 置は困難である。 3 回復計画の目標 対象資源は依然として低位水準で減少又は横ばい傾向にあり、さらに悪化が懸念さ れているが、一部の保護区域内では一定の効果も現れ始めている。また、マチ類は成 長が遅く、計画対象海域全体への取り組みの効果発現には長期間を要することから、 保護区の増設、区域拡大、休漁期間延長等により、産卵親魚や小型魚の保護をさらに 推進し、計画海域でのこれ以上の資源量の減少傾向を抑え、維持することを目標とす る。 4 資源回復のために講じる措置と実施期間 (1)漁獲努力量の削減措置 ① 保護区の設定(図10~13、表2~4参照) 当初の計画では、特に漁獲圧の高い曽根周辺海域に、鹿児島県は周年保護区6区 と期間保護区10区の計16区、沖縄県は周年保護区2区の合計18保護区を設定 していたが、平成22年度から平成25年度までは取り組みをさらに強化すること とし、鹿児島県は周年保護区4区と期間保護区13区の計17区、沖縄県は周年保 護区1区と期間保護区4区の計5区、計画対象海域全体で22保護区を設定するこ ととした。 ② 小型魚の保護 平成22年度から新たに、小型魚保護のため、鹿児島海域(熊毛海域・奄美海域) では小型のハマダイが漁獲された場合は漁場移動することとした。また、沖縄海域 では尾叉長30cm未満のハマダイ、20cm未満のアオダイ、ヒメダイ及びオオヒメ が釣れた場合、漁場を移動あるいは釣針の水深を変更することとした。 ③ その他 平成22年度から新たに、鹿児島海域(熊毛海域・奄美海域)の期間保護区内では、 マチ類4魚種の中でも特に資源の減少が懸念されるハマダイを保護するため、漁獲 可能な時期であってもハマダイの専獲を控えることとした。 なお、延長計画期間内であっても対象資源の動向を勘案しつつ、必要に応じて休漁 期間及び保護区域の追加あるいは効率化のための見直し等を検討していくこととして いる。

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9 -①~22は保護区 図10 南西諸島海域マチ類資源回復計画対象海域 ① ② ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑪ ⑬ ⑭ ⑩ ⑧ ⑫ ⑨ ⑮ ⑯ ⑱ ⑳ ③ ⑰ ⑲ 22 21

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10 -図11 鹿児島県熊毛海域の保護区 表2 鹿児島県熊毛海域の保護区 保護区番号 漁協 地区名 保護区の曽根名 地点名 緯度° 緯度分 経度° 経度分 保護期間 ① 種子島漁協 浦田・熊野 田之脇曽根 A 30 43.0 131 15.7 2~6月 B 30 43.0 131 19.7 C 30 38.8 131 19.0 D 30 38.8 131 15.0 ② 種子島漁協・ 熊野・南種子 ベンタイ曽根(浅り) A 30 33.3 131 12.8 2~6月 南種子町漁協 B 30 33.3 131 13.9 C 30 32.2 131 13.9 D 30 32.2 131 12.8 ③ モトンコブ A 30 15.0 131 0.0 2~6月 B 30 13.0 131 3.0 C 30 8.4 131 58.5 D 30 10.4 131 55.5 田之脇曽根 2~6月 ベンタイ曽根(浅り) 2~6月 モトンコブ 2~6月 サガリ曽根 2~6月 オジカ瀬 周年 口永良部島 2~6月 サンゴ曽根 1~8月

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11 -④ 屋久島漁協 上屋久 サガリ曽根 A 30 37.0 130 26.0 2~6月 B 30 37.0 130 31.0 C 30 33.0 130 31.0 D 30 33.0 130 26.0 ⑤ 口永良部島 距岸1マイル 2~6月 以内 ⑥ 屋久 オジカ瀬 A 29 52.8 130 9.7 周年 B 29 52.8 130 17.0 C 29 46.8 130 17.0 D 29 46.8 130 9.7 ⑦ サンゴ曽根 A 30 11.3 129 37.8 1~8月 B 30 11.3 129 43.9 C 30 6.7 129 43.9 D 30 6.7 129 37.8 (世界測地系) 図12 鹿児島県奄美海域の保護区 大島新曽根 5~8月 アッタ曽根 周年 トンビ沖 5~11月 シモノソネ 5~11月 沖ウンバル 5~11月 ゴンジュウ 周年 ファーゾネ(和泊町) 2~11月 黒石沖(和泊町) 6~7月 屋者沖(知名町) 5~11月 与論島北西沖 周年

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12 -表3 鹿児島県奄美海域の保護区 保護区番号 漁協 地区名 保護区の曽根名 地点名 緯度° 緯度分 経度° 経度分 保護期間 ⑧ 奄美漁協・名 龍郷・笠利・ アッタ曽根 A 28 39.0 129 50.0 周年 瀬漁協・宇検 名瀬・大和・ B 28 39.0 129 53.0 村漁協 住用・宇検 C 28 37.0 129 50.0 D 28 37.0 129 53.0 ⑨ 奄美漁協・名 龍郷・笠利・ 大島新曽根 A 28 55.3 129 30.8 5~8月 瀬漁協・宇検 名瀬・大和・ B 28 55.3 129 35.9 村漁協 住用・宇検 C 28 53.3 129 38.9 D 28 51.2 129 38.9 E 28 51.2 129 30.8 ⑩ 瀬戸内漁協 瀬戸内 シモノソネ 中 心 と し 28 3.258 129 25.996 5~11月 た 半 径 5 00m ⑪ 瀬戸内漁協・ 瀬戸内・徳之 沖ウンバル 中 心 と し 27 59.587 129 1.678 5~11月 とくのしま漁 島 た 半 径 1 協 000m ⑫ 喜界島漁協 喜界島 トンビ沖 A 28 42.3 129 56.8 5~11月 B 28 42.3 129 59.9 C 28 23.2 129 59.9 D 28 23.2 129 56.8 ⑬ とくのしま漁 徳之島 ゴンジュウ 中 心 と し 27 36.746 128 58.194 周年 協 た 半 径 1 000m ⑭ 沖永良部島漁 沖永良部島 ファーゾネ(和泊町) A 27 30.2 128 45.8 2~11月 協 B 27 30.2 128 49.9 C 27 25.2 128 49.9 D 27 25.2 128 45.8 ⑮ 黒石沖(和泊町) A 27 25.231 128 44.880 6~7月 B 27 25.231 128 46.881 C 27 23.230 128 44.881 D 27 23.230 128 42.880 ⑯ 屋者沖(知名町) 中 心 と し 27 19.5 128 38.5 5~11月 た半径0. 6マイル ⑰ 与論町漁協 与論島 与論島北西沖 A 27 3.0 128 22.1 周年 B 27 4.0 128 22.4 C 27 4.9 128 24.6 D 27 5.5 128 25.7 E 27 5.1 128 25.7 F 27 4.6 128 24.8

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13 -G 27 3.8 128 22.7 H 27 3.0 128 22.8 (世界測地系) 図13 沖縄県沖縄海域の保護区 表4 沖縄県沖縄海域の保護区 保護区番号 地区名 保護区の曽根名 地点名 緯度° 緯度分 経度° 経度分 保護期間 ⑱ 沖縄本島地区 北タイキュウソネ A 25 55.000 126 35.000 5~11月 B 25 55.000 126 49.000 C 25 47.000 126 49.000 D 25 47.000 126 35.000 ⑲ イチャビラー(東 A 26 37.000 128 18.000 7~9月 村沖) B 26 35.500 128 20.000 C 26 32.500 128 17.000 D 26 34.000 128 15.000 ⑳ 先島地区 沖ノ中ノソネ A 24 9.000 123 4.000 11~3月 B 24 9.000 123 21.000 C 24 0.000 123 21.000 D 24 0.000 123 4.000 21 水納北 A 24 57.500 124 35.000 1~6月 B 24 57.500 124 50.000 C 24 50.000 124 50.000 D 24 50.000 124 35.000

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14 -22 第2多良間堆 A 24 40.000 124 57.500 周年 B 24 40.000 125 2.500 C 24 32.000 125 2.500 D 24 32.000 124 57.500 (世界測地系) (2)資源の積極的培養措置 該当なし。 (3)漁場環境の保全措置 該当なし。 5 漁獲努力量の削減措置及びその効果に関する公的担保措置 本計画に基づく漁獲努力量削減措置の実効性を担保するために、必要に応じて漁業 法(昭和24年法律第267号)に基づく漁業調整委員会指示等の公的担保措置を講 じるとともに、海洋生物資源の保存及び管理に関する法律(平成8年法律第77号) に基づく措置(TAEの設定)についての検討を行うこととする。 6 資源回復のために講じる措置に対する支援策 (1)漁獲努力量の削減措置に関する経営安定策 資源回復計画の実施に伴う保護区設定の資源回復措置による漁業経営に与える影 響を緩和するための支援措置として、省エネ対応・資源回復等推進支援事業の活用 を検討し、漁業経営の維持・安定を図る。 (2)資源の積極的培養措置に対する支援措置 該当なし。 (3)漁場環境の保全措置に対する支援措置 該当なし。 7 資源回復措置の実施に伴う進行管理 (1)資源回復措置の実施状況の把握 国及び県は、漁獲努力量削減措置の実施状況を毎年把握し、資源回復措置の円滑 な実施が図られるよう、関係者を指導する。 (2)資源動向の調査 国及び県は、対象資源について調査・評価体制を構築し、資源状況の把握を行う。 (3)資源回復措置の見直し 国及び県は、毎年の資源調査及び評価、漁獲状況や資源回復措置の実施状況を踏

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15 -まえて、資源回復計画の評価検討を行い、必要に応じて資源回復計画の内容につい て見直しを行う。 (4)進行管理に関する組織体制 進行管理に必要 な情報の収集 資源回復措置の 実施状況の把握 資源回復計画の評価・ 漁獲量等報告 検討及び見直し 漁業者・県・水産庁 資源動向と資源 資源回復措置の 資源回復計画の 回復措置との評 見直しの検討 見直し 価・検討 資源変動の調査 水産庁・県(試験研究 広域漁業調整委員会 水産庁 水産研究センター 機関含む)・水産研究 等 県試験研究機関 センター、漁業者等 ※水産庁には内閣府沖縄総合事務局も含む。 8 その他 資源回復計画は、資源の回復を図り、将来的に国民に対する水産物の安定供給を実 現していくための施策であるが、漁業者による漁獲努力量削減の取組に加えこれに必 要な支援を行うことにより資源の回復を図っていくものであることから、国民の理解 を得ながら計画を進めていく必要があり、計画について広く情報提供を行うこととす る。

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