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中・近世ドイツにおける「名誉」に関する構造的社 会史研究

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Academic year: 2022

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中・近世ドイツにおける「名誉」に関する構造的社 会史研究

著者 田中 俊之

著者別表示 Tanaka Toshiyuki

雑誌名 平成13(2001)年度 科学研究費補助金 奨励研究(A)  研究概要

巻 2000   2001

URL http://doi.org/10.24517/00064457

Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止

http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja

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中・近世ドイツにおける「名誉」に関する構造的社会史研究

Research Project

Project/Area Number

12710200

Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation Type

Single-year Grants

Research Field

History of Europe and America

Research Institution

Kanazawa University

Principal Investigator

⽥中 俊之 ⾦沢⼤学, ⽂学部, 助教授 (00303248)

Project Period (FY)

2000 – 2001

Project Status

Completed (Fiscal Year 2001)

Budget Amount

*help

¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)

Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000) Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)

Keywords

名誉 / 都市社会 / 農村⽀配 / 調停システム / 仲裁者 / 都市 / ツンフト / 職⼈ / 遍歴

Research Abstract

本研究では「名誉」を、中世後期から近世にかけてのドイツ社会を捉える上での重要な価値観と考え、「名誉」をめぐって⽣じた様々な葛藤・確執を分析することにより、社会の秩序形 成と統合のメカニズムを明らかにすることを⽬的とした。

1.(1)まず、中世後期の都市におけるツンフトと⼿⼯業者の関係において、職⼈の遍歴慣⾏が、都市の経済状況に応じて、「名誉」をめぐる様々な葛藤・確執の発⽣しやすい社会環境を創 り出していたことを確認した。(2)紛争解決にむけては、ツンフトによる積極的な仲裁・調停、場合によっては都市参事会の裁判が機能していたこと、またその際、家族や友⼈など当事者 の共属集団の働きかけが⼀定の役割を果たしたこと、さらにそうした紛争解決の過程を通じて、従来の⾃⼒救済の慣習の抑制、都市当局の権限強化などが⾒られるということが、⾒通し として得られた。

2.以上をふまえ、さらに中世後期以降に展開した都市の領域形成という側⾯においては、農⺠の「名誉」意識が「農村の都市化政策」を促進したということが認められた。すなわち、(1) 例えば上ライン・バーゼルのラントシャフトにおいては、農⺠に対する領主側からの「名誉」侵害(⾼級裁判権の執⾏に際しての農⺠に対する不名誉な任務の強制、あるいは体僕制導⼊に よる農⺠の⼈格的⾃由の剥奪)が、領主・農⺠間の信頼関係を喪失させ、それを契機に紛争が激化し、中⼩貴族の所領経営の悪化および都市への所領売却が促進されたと考えられる。(2)

All

Search Research Projects   How to Use

(3)

Published: 2000-03-31 Modified: 2016-04-21

Report

(2 results)

2001

Annual Research Report

2000

Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All Other All Publications

URL: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-12710200/

領主・農⺠間の紛争の展開に際して、農⺠は抗議⾏動を起こし、周辺都市の仲裁を引き出す⼀⽅、周辺都市に市⺠としての受⼊れを期待し、都市の側は⾃らの利害に合致した形で対応し ながら、所領獲得にむけて農⺠を背⾯援護していたことが認められた。

[Publications] ⽥中俊之: "ドイツ中世後期の職⼈遍歴について"北陸都市史学会誌. 7. 1-11 (2000) 

参照

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