平 成 2 5 年 度 科 学 研 究 費 助 成 事 業 ( 科 学 研 究 費 補 助 金)
「奨励研究」書面審査の手引
平成24年12月
独立行政法人日本学術振興会
は し が き 本手引は、科学研究費助成事業(科学研究費補助金)のうち奨励研究の書面審査を担当 される審査委員の方々の審査の便宜のために作成しています。本手引により遺漏なく審査 されるようお願いします。 (平成25年度にお け る主な変更点) 総合評点におけ る 評点区分について、 評 点が偏らないよう評 点 分布の目安を設 けました。
目 次
1 科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(奨励研究)の概要・・・・1
2 審査の仕組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
3 審査における基本的な留意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
4 書面審査の指針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
5 奨励研究の書面審査における評定基準等・・・・・・・・・・・・・ 10
「科学研究費助成事業における審査及び評価に関する規程」(抜粋)」 (平成18年9月22日 独立行政法人日本学術振興会科学研究費委員会決定) ※平成24年9月28日一部改正6 書面審査評定方法について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
7 審査結果回答・研究計画調書返送期限・・・・・・・・・・・・・・ 15
8 審査終了後における審査関係資料の取り扱いについて・・・・・・・ 15
〔参 考〕1 平成25年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(奨励研究)
公募要領 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
2 科学研究費助成事業における審査及び評価に関する規程(抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
3 独立行政法人日本学術振興会が行う科学研究費助成事業の審査の
基本的考え方
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
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1 科 学 研 究 費 助 成 事 業 ( 科 学 研 究 費 補 助 金 ) ( 奨 励 研 究 ) の 概 要
・ 目 的 科 学 研 究 費 補 助 金( 奨 励 研 究 )は 、小 学 校 ・ 中 学 校 ・ 高 等 学 校 ・ 中 等 教 育 学 校 ・ 特 別 支 援 学 校・幼 稚 園・専 修 学 校 の 教 員 、教 育 委 員 会 の 所 管 に 属 す る 教 育・研 究 機 関 の 職 員 、 企 業 の 職 員 又 は こ れ ら 以 外 の 者 で 科 学 研 究 を 行 っ て い る 者( 大 学 等 の 研 究 機 関 の 常 勤 の 研 究 者 等 を 除 く 。)が 一 人 で 行 う 研 究 で 、大 学 等 の 研 究 機 関 で 行 わ れ な い よ う な 教 育 的 ・ 社 会 的 意 義 を 有 す る 研 究( 商 品 ・ 役 務 の 開 発 ・ 販 売 等 を 直 接 の 目 的 と す る 研 究( 市 場 動 向 調 査 を 含 む 。)及 び 業 と し て 行 う 受 託 研 究 を 除 く 。)を 助 成 し 奨 励 す る こ と を 目 的 と す る も の で す 。 ・ 対 象 分 野 人 文 ・ 社 会 科 学 及 び 自 然 科 学 の 全 分 野 を 対 象 と し ま す 。 ・ 応 募 資 格 応 募 資 格 は 、 応 募 時 点 に お い て 、 次 の い ず れ か に 該 当 す る こ と で す 。 (1) 小 学 校 ・ 中 学 校 ・ 高 等 学 校 ・ 中 等 教 育 学 校 ・ 特 別 支 援 学 校 ・ 幼 稚 園 ・ 専 修 学 校 の 教 員 及 び 教 育 委 員 会 の 所 管 に 属 す る 教 育 ・ 研 究 機 関 の 職 員 (2) 企 業 の 職 員 (3) 上 記 (1)、(2)に 掲 げ る 者 以 外 の 者 で 、学 術 の 振 興 に 寄 与 す る 研 究( 科 学 研 究 )を 行 っ て い る 者 た だ し 、 (1)、 (2)及 び (3)に 該 当 す る 者 で あ っ て も 、 次 の 場 合 に は 応 募 す る こ と が で き ま せ ん 。 ① 生 徒 及 び 学 部 学 生 ・ 大 学 院 生 ( 社 会 人 学 生 を 除 く ) ② 文 部 科 学 省 及 び 独 立 行 政 法 人 日 本 学 術 振 興 会 が 公 募 す る 他 の 科 学 研 究 費 助 成 事 業 < 基 盤 研 究 、 若 手 研 究 等 > ( 以 下 、 「 科 研 費 」 と い う 。 ) の 応 募 資 格 を 有 す る 者 ③ 科 研 費 や そ れ 以 外 の 競 争 的 資 金 で 、 不 正 な 使 用 、 不 正 な 受 給 又 は 不 正 行 為 を 行 っ た と し て 、 平 成 2 5 年 度 に 、 「 そ の 交 付 の 対 象 と し な い こ と 」 と さ れ て い る 者 ( 参 考 ) 上 記 ② の 応 募 資 格 を 有 す る 者 と は 、 次 の ① 及 び ② の 要 件 を 満 た す 者 並 び に 日 本 学 術 振 興 会 の 「 特 別 研 究 員 」 及 び 「 外 国 人 特 別 研 究 員 」 を い い ま す 。 ( 「 平 成 2 5 年 度 科 学 研 究 費 助 成 事 業 - 科 研 費 - 公 募 要 領 」 抜 粋 ) ① 応 募 時 点 に お い て 、 所 属 す る 研 究 機 関 か ら 、 次 の ア 、 イ 及 び ウ の 要 件 を 満 た す 研 究 者 で あ る と 認 め ら れ 、e-Radに「 科 研 費 の 応 募 資 格 有 り 」と し て 研 究 者 情 報 が 登 録 さ れ て い る 研 究 者 で あ る こ と < 要 件 > ア 研 究 機 関 に 、 当 該 研 究 機 関 の 研 究 活 動 を 行 う こ と を 職 務 に 含 む 者 と し て 所 属 す る 者 ( 有 給 ・ 無 給 、 常 勤 ・ 非 常 勤 、 フ ル タ イ ム ・ パ ー ト タ イ ム の 別 を 問 わ な い 。ま た 、研 究 活 動 そ の も の を 主 た る 職 務 と す る こ と を 要 し い な い 。 ) で あ る こ と イ 当 該 研 究 機 関 の 研 究 活 動 に 実 際 に 従 事 し て い る こ と ( 研 究 の 補 助 の み に 従 事 し て い る 場 合 は 除 く 。 )- 2 - ウ 大 学 院 生 等 の 学 生 で な い こ と( た だ し 、所 属 す る 研 究 機 関 に お い て 研 究 活 動 を 行 う こ と を 本 務 と す る 職 に 就 い て い る 者( 例:大 学 教 員 や 企 業 等 の 研 究 者 な ど ) が 、 学 生 の 身 分 を 有 す る 場 合 を 除 く 。 ) ② 科 研 費 や そ れ 以 外 の 競 争 的 資 金 で 、不 正 な 使 用 、不 正 な 受 給 又 は 不 正 行 為 を 行 っ た と し て 、平 成 2 5 年 度 に 、「 そ の 交 付 の 対 象 と し な い こ と 」と さ れ て い な い こ と ※ 研 究 機 関 は 、 科 学 研 究 費 補 助 金 取 扱 規 程 ( 文 部 省 告 示 ) 第 2 条 に 規 定 さ れ る 研 究 機 関 の こ と で す 。 ( 注 ) 科 学 研 究 費 補 助 金 取 扱 規 程 第 2 条 に 規 定 さ れ る 研 究 機 関 1 ) 大 学 及 び 大 学 共 同 利 用 機 関 2 ) 文 部 科 学 省 の 施 設 等 機 関 の う ち 学 術 研 究 を 行 う も の 3 ) 高 等 専 門 学 校 4 ) 文 部 科 学 大 臣 が 指 定 す る 機 関 ・ 応 募 経 費 ( 金 額 ) 応 募 で き る 経 費 は 、 研 究 計 画 の 遂 行 及 び 研 究 成 果 の 取 り ま と め に 必 要 な 経 費 で す 。 応 募 で き る 金 額 は 、 1 0 万 円 以 上 1 0 0 万 円 以 下 で す 。 研 究 計 画 の 遂 行 に 必 要 な 経 費 で あ っ て も 、 次 の 経 費 は 対 象 と な り ま せ ん 。 (ア ) 建 物 等 の 施 設 に 関 す る 経 費( 補 助 金 に よ り 購 入 し た 物 品 を 導 入 す る こ と に よ り 必 要 と な る 軽 微 な 据 付 等 の た め の 経 費 を 除 く 。 ) (イ ) 補 助 事 業 遂 行 中 に 発 生 し た 事 故 ・ 災 害 の 処 理 の た め の 経 費 (ウ ) 研 究 代 表 者 の 人 件 費 ・ 謝 金 そ の 他 、 研 究 に 直 接 関 係 の な い 経 費 ( 例 え ば 、 酒 ・ 煙 草 等 ) も 対 象 と は な り ま せ ん 。 ・ 研 究 期 間 1 年
2 審 査 の仕 組 み
以 下 、日 本 学 術 振 興 会 における審 査 の仕 組 みをご説 明 しますので、全 文 を必 ず読 んで下 さ るようお願 いいたします。 (1)審 査 の基 本 :ピア・レビュー 学 術 研 究 は、研 究 者 コミュニティが自 ら選 んだ研 究 者 (ピア)が、科 学 者 としての良 心 に基 づ き、学 術 的 価 値 について、評 価 ・審 査 するピア・レビューにより発 展 してきました。科 研 費 の審 査 も、このピア・レビューにより行 われます。審 査 委 員 に選 ばれた方 々は、すでに科 研 費 等 の取 得 を通 して学 術 研 究 のあり方 についての見 識 を持 ったピア・レビューアーとしてふさわしい方 々で す。ピア・レビューの意 義 を十 分 に理 解 して審 査 に当 たっていただきますようお願 いします。 (2)利 益 相 反 科 研 費 の審 査 委 員 は、公 的 研 究 費 の配 分 に関 わるという公 的 な立 場 と 同 時 に、一 人 の研 究 者 としての立 場 にもあるため、それらの立 場 が相 反 するという緊 張 関 係 、即 ちいわゆる「利 益 相 反 (Conflicts of interest)」の状 態 に入 ることになります。このような「利 益 相 反 」は、「利 害 関- 3 - 係 」とは異 なり、審 査 委 員 になることによって誰 もが直 ちにその状 態 に入 るものでありますので、 そのことを十 分 に自 覚 しながら公 平 で公 正 な審 査 を行 う心 構 えをもっていただくことをお願 いい たします。 (3)利 害 関 係 者 の排 除 審 査 に当 たり、審 査 対 象 者 の中 に「利 害 関 係 者 」に当 たる方 が含 まれていることが判 明 した 場 合 には、科 研 費 の審 査 における公 正 性 を確 保 するため、個 々の研 究 課 題 の審 査 について、 利 害 関 係 のある審 査 委 員 は評 価 に関 わらないこととしています。 (「科 学 研 究 費 助 成 事 業 における審 査 及 び評 価 に関 する規 定 」第 8条 第 一 号 によって、「研 究 代 表 者 、研 究 分 担 者 又 は連 携 研 究 者 である場 合 」等 、ご自 身 が関 与 した申 請 課 題 はもちろ ん、「研 究 課 題 の研 究 代 表 者 との関 係 において」親 族 関 係 、緊 密 な共 同 研 究 を 行 う関 係 、同 一 研 究 単 位 での所 属 関 係 、密 接 な師 弟 関 係 等 、ご自 身 と密 接 な関 係 にある研 究 者 の申 請 課 題 の審 査 ・評 価 には関 わらないこととされています。詳 細 は4頁 を参 照 してください。) ただし、例 えば、単 に同 じ学 会 、研 究 会 、同 じ学 部 、学 科 、研 究 科 、専 攻 に属 しているだけで は、利 害 関 係 者 には当 たりません。個 別 具 体 的 なケースについて判 断 に迷 う場 合 には、日 本 学 術 振 興 会 にお問 い合 わせください。 (4)審 査 種 目 と審 査 の仕 方 科 研 費 の う ち 、 「 奨 励 研 究 」 の 審 査 は 、 各 研 究 分 野 に お い て 高 い 見 識 を 持 つ 複 数 の 審 査 委 員 が 、書 面 に よ り 個 別 に 行 う「 書 面 審 査 」と 、合 議 に よ り 審 査 す る「 合 議 審 査 」 に よ っ て 行 わ れ ま す 。 書 面 審 査 で は 、 分 野 ご と に 2 人 の 審 査 委 員 に 、 個 々 の 研 究 計 画 の 学 術 的 価 値 等 に つ い て 個 別 に 評 価 を 行 っ て い た だ き 、 評 点 を 付 す と と も に 審 査 意 見 を 記 入 し て い た だ き ま す 。 合 議 審 査 は 、 下 記 の 3 小 委 員 会 3 5 グ ル ー プ に 分 か れ て 、 評 価 を 行 い ま す が 、 こ こ で は 、 書 面 審 査 を 担 当 し た 審 査 委 員 の 氏 名 ・ 所 属 研 究 機 関 、 総 合 評 点 及 び 審 査 意 見 が 審 査 資 料 と し て 示 さ れ ま す 。 こ れ ら の 資 料 と 書 面 審 査 結 果 を 評 点 順 に 並 べ た 資 料 及 び 個 々 の 研 究 計 画 調 書 を も と に 、 審 査 委 員 が 合 議 の 上 、 採 択 候 補 研 究 課 題 を 選 定 し ま す 。 ○ 人 文 ・ 社 会 系 小 委 員 会 ( 1 2 グ ル ー プ ) ○ 理 工 系 小 委 員 会 ( 1 0 グ ル ー プ ) ○ 生 物 系 小 委 員 会 ( 1 3 グ ル ー プ ) こ れ ら の 審 査 結 果 を 基 に 、 科 学 研 究 費 委 員 会 が 採 択 研 究 課 題 及 び 交 付 金 額 の 最 終 決 定 を 行 い ま す 。 (5)審 査 の実 際 ① 審 査 意 見 の 作 成 :合 議 審 査 において、書 面 審 査 の結 果 を適 切 に反 映 させるため、評 点 に 加 えて、その評 価 に至 った理 由 を「コメント」欄 に必 ずご記 入 ください。 ② 評 点 分 布 :「総 合 評 価 」は、3段 階 の評 点 区 分 毎 に示 してある評 点 分 布 を目 安 に、バランス を考 慮 してください。「A」及 び「B」は、それぞれ20%、「C」は60%です。ただし、応 募 件 数 が少 ない場 合 (10件 未 満 )には、評 点 分 布 のバランスを考 慮 する必 要 はありません。
- 4 - ③ 審 査 期 限 :次 のスケジュールを必 ずお守 りくださるようお願 いします。 審 査 結 果 回 答 締 切 平 成 2 5 年 2 月 4 日 ( 月 ) 【 厳 守 】 詳 細 については、4頁 ~15頁 をご参 照 ください。
3 審 査 に お け る 基 本 的 な 留 意 事 項
審 査 を 行 う 際 の 基 本 的 な 留 意 事 項 と し て 、 以 下 の 点 を 確 認 し て く だ さ い 。 (1)審 査 に 関 す る 利 害 関 係 の 排 除 科 研 費 の 審 査 に お け る 公 正 性 を 確 保 す る た め 、個 々 の 研 究 課 題 の 審 査 に つ い て 、利 害 関 係 の あ る 審 査 委 員 は 評 価 に 関 わ ら な い こ と と し て い ま す 。 審 査 委 員 が 応 募 研 究 課 題 の 採 否 の 結 果 に よ り 、① 自 ら 利 益 を 得 る こ と 、又 は ② 第 三 者 か ら 、 学 術 的 評 価 以 外 の 考 慮 を 含 め た 審 査 で は な い か と い う 疑 念 を 持 た れ る こ と 、 が な い よ う に し な け れ ば な り ま せ ん 。 こ の た め 、 審 査 委 員 が 応 募 研 究 課 題 の 研 究 代 表 者 と の 関 係 に お い て 、上 記 ① 又 は ② に 該 当 す る と 自 ら 判 断 す る 場 合 は 、 当 該 研 究 課 題 の 審 査 を 行 わ な い で く だ さ い 。 具 体 的 に は 、 下 記 「 参 考 」 の 条 項 を 参 照 し て く だ さ い 。 な お 、 次 の よ う な 場 合 に は 、利 害 関 係 に は 当 た ら な い と 判 断 さ れ ま す の で 、利 害 関 係 に つ い て 、 あ ま り に 広 く と ら え す ぎ る こ と の な い よ う に お 願 い し ま す 。 ( ア ) 単 に 同 じ 学 会 ・ 研 究 会 に 所 属 し て い る 場 合 ( イ ) 単 に 同 じ 学 部 ・ 学 科 、 研 究 科 ・ 専 攻 に 所 属 し て い る 場 合 個 別 具 体 的 な ケ ー ス に つ い て 利 害 関 係 に 当 た る か ど う か 判 断 に 迷 う 場 合 に は 、 本 会 に お 問 い 合 わ せ く だ さ い 。【 参 考 】
( 利 害 関 係 者 の 排 除 ) 第 8 条 評 価 に 関 す る 利 害 関 係 の 排 除 の 取 扱 い に つ い て は 、 次 の と お り と す る 。 一 科 学 研 究 費 、 特 別 研 究 員 奨 励 費 、 学 術 創 成 研 究 費 の 場 合 (1) 評 価 者 等 自 身 が 研 究 課 題 の 研 究 代 表 者 、研 究 分 担 者 又 は 連 携 研 究 者 で あ る 場 合 、及 び 学 術 創 成 研 究 費 に お い て 評 価 者 等 自 身 が 推 薦 し た 研 究 課 題 で あ る 場 合 は 、評 価 に 加 わ ら な い こ と と す る 。 (2) 評 価 者 等 が 、 研 究 課 題 の 研 究 代 表 者 、 研 究 分 担 者 又 は 連 携 研 究 者 と の 関 係 に お い て 、 次 に 掲 げ る も の に 該 当 す る と 自 ら 判 断 す る 場 合 は 、 評 価 に 加 わ ら な い こ と と す る 。 ① 親 族 関 係 も し く は そ れ と 同 等 の 親 密 な 個 人 的 関 係 ② 緊 密 な 共 同 研 究 を 行 う 関 係 ( 例 え ば 、 共 同 プ ロ ジ ェ ク ト の 遂 行 、 共 著 研 究 論 文 の 執 筆 も し く は 同 一 目 的 の 研 究 会 メ ン バ ー に お い て 、 緊 密 な 関 係 に あ る 者 ) ③ 同 一 研 究 単 位 で の 所 属 関 係 ( 同 一 講 座 の 研 究 者 等 ) ④ 密 接 な 師 弟 関 係 も し く は 直 接 的 な 雇 用 関 係 ⑤ 研 究 課 題 の 採 否 又 は 評 価 が 評 価 者 等 の 直 接 的 な 利 益 に つ な が る と 見 な さ れ る お そ れ の あ る 対 立 的 な 関 係 も し く は 競 争 関 係 ( 「 科 学 研 究 費 助 成 事 業 に お け る 審 査 及 び 評 価 に 関 す る 規 程 」 第 8 条 の 一 )- 5 - (2)秘 密 保 持 と 研 究 者 倫 理 の 遵 守 研 究 計 画 調 書 の 内 容 等 、 審 査 に あ た っ て 、 知 り 得 た 情 報 は い か な る 形 に お い て も 、 他 人 に 漏 ら し て は な り ま せ ん 。 審 査 の 過 程 で 知 り 得 た 他 人 の 独 自 性 の あ る ア イ デ ア や 未 発 表 の 研 究 結 果 を 審 査 委 員 自 身 の 利 益 の た め に 利 用 す る こ と は も ち ろ ん 、 第 三 者 に 漏 ら す こ と も 、 研 究 者 倫 理 及 び 社 会 的 倫 理 に 反 す る も の で あ る と 認 識 し て く だ さ い 。 な お 、 審 査 委 員 自 身 の 氏 名 等 に つ い て は 、 審 査 を 実 施 し た 年 度 の 翌 年 度 に 公 開 し ま す 。
4 書 面 審 査 の 指 針
書 面 審 査 の 実 施 に あ た っ て は 、 以 下 の 点 に 留 意 し た 上 で 、 第 5 節 に 明 示 す る 「 評 定 基 準 等 」 に 従 っ て 、 適 切 か つ 公 正 に 行 っ て く だ さ い 。 (1)審 査 委 員 と し て の 責 任 審 査 は 、 各 審 査 委 員 が 独 自 の 責 任 と 判 断 に 基 づ い て 評 価 を 行 う べ き も の で す 。 守 秘 義 務 を 遵 守 す れ ば 、 起 こ り 得 な い こ と で す が 、 他 の 研 究 者 と 相 談 し な が ら 評 価 を 行 う こ と 、 審 査 委 員 間 で 互 い に 連 絡 し 合 っ て 評 価 を 行 う こ と は 厳 に 避 け て く だ さ い 。 な お 、審 査 の 参 考 と し て 専 門 的 知 識 が 必 要 な 場 合 、審 査 委 員 で あ る こ と を 説 明 せ ず 、 適 当 な 研 究 者 に 当 該 知 識 を 照 会 す る こ と は 差 し 支 え あ り ま せ ん 。 (2)研 究 課 題 の 評 価 研 究 課 題 の 評 価 は 、 専 ら 当 該 応 募 研 究 課 題 の 研 究 計 画 調 書 の 内 容 を 判 断 し て 行 っ て く だ さ い 。 な お 、 大 学 等 の 研 究 機 関 で 行 わ れ な い よ う な 教 育 的 ・ 社 会 的 意 義 を 有 す る 研 究 を 助 成 し 、 奨 励 す る も の で あ る こ と に 十 分 配 慮 し て く だ さ い 。 ( 1 1 ペ ー ジ 第 5 節 「 評 定 基 準 等 」 〔 総 合 評 点 〕 参 照 ) こ れ は 、 特 定 の 職 種 の 者 に よ る 研 究 の み に 著 し く 偏 る こ と の な い よ う 、 多 様 性 に も 配 慮 し て い た だ く 趣 旨 で す 。 ま た 、 研 究 計 画 の 遂 行 に お い て 人 権 保 護 や 法 令 等 の 遵 守 が 必 要 と さ れ る 研 究 課 題 に つ い て は 、 関 連 す る 法 令 等 に 基 づ き 、 研 究 機 関 内 外 の 倫 理 委 員 会 等 の 承 認 を 得 る な ど 必 要 な 手 続 き ・ 対 策 等 を 行 っ た 上 で 、 研 究 計 画 を 実 施 す る こ と に な り ま す 。 こ の た め 、 書 面 審 査 の 評 価 項 目 と し て は 考 慮 し な い で く だ さ い 。 な お 、 「 研 究 目 的 ・ 計 画 ・ 方 法 」 欄 に つ い て 、 研 究 を 実 施 す る に 当 た り 所 定 の 手 続 き ・ 対 策 等 に 不 十 分 な 点 が 見 受 け ら れ る な ど 、 研 究 機 関 等 に 対 し て 予 め 指 摘 が 必 要 と 考 え る 場 合 に は 、 そ の 考 え に 至 っ た 根 拠 を 具 体 的 に 「 コ メ ン ト 」 欄 に 記 入 し て く だ さ い 。 採 択 さ れ た 場 合 に は 、 応 募 者 が 所 属 す る 研 究 機 関 等 に 対 し て 所 定 の 手 続 き ・ 対 策 等 を 行 う よ う 通 知 し ま す 。 (3)評 点 の 付 し 方 書 面 審 査 の 役 割 は 、 個 々 の 応 募 研 究 課 題 に つ い て 、 評 点 を 付 す こ と 及 び 審 査 意 見 を 作 成 し て 、 合 議 審 査 に お け る 総 合 的 な 判 断 に 必 要 な 情 報 を 提 供 す る こ と に あ り ま す 。 応 募 件 数 が 多 く 、採 択 研 究 課 題 の 競 争 率 が 非 常 に 高 い こ と か ら 、書 面 審 査 の 評 点 は 、 研 究 課 題 の 採 否 に 大 き な 影 響 を 与 え る こ と を 理 解 し 、慎 重 に 付 す よ う に し て く だ さ い 。 な お 、 奨 励 研 究 は 、 各 分 野 ( 参 考 1 「 公 募 要 領 」 別 表 1 「 系 ・ 専 門 分 野 ・ 専 門 番 号 表 」 参 照 、 2 2 ペ ー ジ ) ご と に 審 査 を 行 う こ と と し て お り 、 応 募 研 究 課 題 が 審 査 委 員- 6 - の 専 門 外 で あ る 場 合 に つ い て も 、 よ り 広 い 立 場 か ら 審 査 を 行 い 、 評 点 を 付 し て く だ さ い 。 ま た 、 『 総 合 評 点 』 の 評 点 分 布 は 評 定 基 準 に 示 し た 目 安 に 近 づ く よ う に し 、 評 点 が 偏 ら な い よ う に し て く だ さ い 。そ の 際 、「 研 究 目 的 ・ 計 画 ・ 方 法 」欄 に 記 載 の 人 権 の 保 護 及 び 法 令 等 の 遵 守 へ の 対 応 に 関 す る 事 項 に つ い て は 、 『 総 合 評 点 』 に 加 味 し な い で く だ さ い 。 (4)審 査 意 見 の 記 入 に つ い て 合 議 審 査 に お い て 、 書 面 審 査 の 結 果 を 適 切 に 反 映 さ せ る た め 、 評 点 に 加 え 、 そ の 評 価 に 至 っ た ポ イ ン ト( 応 募 研 究 課 題 の 長 所 や 短 所 な ど )を『 審 査 意 見 』と し て 必 ず「 コ メ ン ト 」 欄 に 記 入 し て く だ さ い 。
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次 の審 査 意 見 の例 は、過 去 の書 面 審 査 において、実 際 に記 載 されて
いた審 査 意 見 に基 づくものであり、合 議 審 査 に有 効 な審 査 意 見 と不 十
分 な 審 査 意 見 の 例 で す の で 、 審 査 意 見 記 入 の 際 に 参 考 に し て く だ さ
い。
1.合 議 審 査 に有 効 な審 査 意 見 の例
(1)応 募 研 究 課 題 の 長 所 と短 所 部 分 についての審 査 意 見 の例
○ ○ に お い て ○ ○ が 遅 れ て い る こ と か ら 、 ○ ○ を 開 発 す る 本 研 究 課 題 の 社 会 的 意 義 は 非 常 に 高 い 。 研 究 計 画 で 示 さ れ て い る ○ ○ が 開 発 さ れ た な ら ば 、 ○ ○ に 貢 献 す る こ と が 期 待 で き る 。 申 請 者 及 び 共 同 研 究 者 は ○ ○ の 専 門 家 で あ り 、 ○ ○ の 観 点 か ら ○ ○ の 開 発 を 進 め る こ と が 可 能 で あ ろ う 。 た だ し 、 ○ ○ を 対 象 と す る に も か か わ ら ず 、 ○ ○ の 専 門 家 が 共 同 研 究 者 に 見 あ た ら な い こ と が 不 安 材 料 と し て 残 さ れ て い る 。 ○ ○ を 考 慮 し た ○ ○ を 開 発 し 、 ○ ○ を 目 指 し て い る 。 研 究 内 容 は 、 ○ ○ に 限 定 し な い ○ ○ な ど 、他 に 多 く 見 ら れ る 同 様 の 研 究 と の 相 違 点 が 明 確 に 示 さ れ て い る 。 ま た 、 研 究 計 画 の 進 め 方 や 研 究 方 法 、 分 担 研 究 者 の 位 置 づ け な ど も 詳 細 に 示 さ れ て お り 、 研 究 計 画 ・ 方 法 の 妥 当 性 に 関 し て 説 得 力 が 認 め ら れ る 。 し か し 、 た と え ば 本 研 究 で 要 求 し て い る ○ ○ の 導 入 が で き な い 場 合 は 、 研 究 全 体 の 遂 行 が 難 し く な る こ と が 危 惧 さ れ る ほ か 、 ○ ○ の 問 題 等 に 関 し て 、 よ り 柔 軟 性 の あ る 研 究 計 画 が 望 ま れ る 。 ○ ○ と い う 研 究 テ ー マ の 学 術 的 価 値 は 高 い 。 研 究 組 織 の 構 成 も 研 究 計 画 も お お む ね 妥 当 で あ る が 、 研 究 方 法 の 中 核 を な す フ ィ ー ル ド ワ ー ク を 通 じ て 、 結 局 の と こ ろ 何 を ど こ ま で 明 ら か に で き る と 考 え て い る の か 、 よ り 具 体 的 な 見 通 し が ほ し い 。 研 究 成 果 の 公 開 方 法 も や や 消 極 的 で あ る 。 研 究 テ ー マ か ら す れ ば 、 当 然 世 界 に 向 け た 発 信 方 法 も 検 討 す べ き で は な い か 。 ○ ○ を 読 み 解 く こ と で ○ ○ を 行 い 、 そ こ か ら ○ ○ の 再 検 討 を 行 う 。 ○ ○ と は 別 個 に 、 ○ ○ が 実 際 に 運 用 さ れ 、 機 能 す る 場 を ○ ○ す る こ と で 、 共 時 的 な 視 野 を 導 入 で き る と す る 方 法 意 識 は 示 唆 的 で あ る 。 ○ ○ だ け に 閉 じ ら れ る こ と な く 、 ○ ○ に 着 目 す る こ と で ○ ○ と い う 新 し い ○ ○ も 介 在 し て い る 。 一 方 で 、 未 完 成 の 部 分 で も い い の で 、 ○ ○ を 提 示 し て 、 そ こ か ら 在 来 の ○ ○ が 、 ど の よ う に 書 き 換 え ら れ る の か 提 示 し て ほ し か っ た 。- 8 -
(2)応 募 研 究 課 題 の 長 所 部 分 についての審 査 意 見 の例
(3)応 募 研 究 課 題 の 短 所 部 分 についての審 査 意 見 の例
申 請 者 は 、 こ こ 数 年 の 間 に 、 ○ ○ を 確 立 し 、 ○ ○ に お い て 先 導 的 な 研 究 を 展 開 し て き た 。 本 研 究 計 画 は 、 申 請 者 が こ れ ま で 培 っ て き た ○ ○ を よ り 一 般 化 し た ○ ○ を 確 立 し 、 そ の 手 法 を 用 い て ○ ○ を 解 明 し よ う と す る も の で あ る 。 手 法 の オ リ ジ ナ リ テ ィ ー の 高 さ と 共 に 、 普 遍 的 な 方 法 論 の 確 立 と い う 点 で ○ ○ 全 般 に 対 す る 波 及 効 果 も 期 待 で き る 。 ○ ○ に つ い て の ○ ○ を 蒐 集 し て 、 ○ ○ を 図 る と い う 、 い わ ば 、 ○ ○ に あ り が ち な 、 何 か デ ー タ を 集 め れ ば 分 か る こ と が あ る と い う 発 想 の 本 課 題 は 、 学 術 的 重 要 性 を 認 め ら れ ず 、 課 題 と し て 妥 当 で な い 。 ま た 、 研 究 計 画 お よ び 研 究 手 法 に お い て 問 題 が あ り 、 妥 当 性 を 欠 く 。 加 え て 、 課 題 の 独 創 性 と 革 新 性 に お い て 見 る べ き も の が な い 。 こ の 結 果 、 研 究 課 題 の 波 及 効 果 は 期 待 で き ず 、 普 遍 的 な イ ン パ ク ト は な い 。 な お 、 本 申 請 者 の 研 究 遂 行 能 力 は 不 足 で 、 基 礎 研 究 環 境 も 劣 る 。 研 究 成 果 の 発 信 も 不 足 す る 。 さ ら に 、 研 究 費 の 使 用 も 、 研 究 代 表 者 で は な く 分 担 者 に ○ ○ 装 置 を 購 入 さ せ る こ と が 目 的 で あ る よ う に 見 受 け ら れ 、 代 表 者 の 主 体 性 が 感 じ ら れ な い 。 従 っ て 、 結 論 と し て 本 研 究 課 題 は 問 題 が 多 く 、 採 択 に は 慎 重 で あ る べ き で あ る 。 本 研 究 課 題 の 趣 旨 は よ く 理 解 で き る が 、 不 明 な 点 も 少 な く な い 。 例 え ば 、 こ れ ま で 適 切 な 検 証 方 法 が な か っ た た め に 、 具 体 的 に ど の よ う な 問 題 が 生 じ 、 ○ ○ を 阻 害 し て き た の か 。ま た 、汎 用 性・実 用 性 を 備 え た 検 証 方 法 を 開 発 す る と 言 う が 、 世 界 中 の 研 究 者 が 現 に 行 っ て い る 研 究 と 、 本 研 究 課 題 が 開 発 す る と い う 検 証 方 法 の 間 に は 、 実 際 の と こ ろ ど の よ う な 関 係 が 成 立 す る の か 。 汎 用 性 ・ 実 用 性 を 目 指 す の で あ れ ば 、 検 討 す べ き ○ ○ は 膨 大 な も の と な る は ず で あ る 。 ど の よ う な 基 準 に 基 づ い て 研 究 の 範 囲 を 決 め 、 そ れ は 具 体 的 に ど の よ う な 現 象 を 含 む こ と に な る の か 。 こ う し た 点 に つ い て 具 体 的 な 記 述 が な い た め 、 本 研 究 課 題 の 成 果 お よ び 波 及 効 果 に つ い て 積 極 的 に 評 価 す る の は 困 難 で あ る 。 本 研 究 課 題 で は 、 実 用 的 な ○ ○ を 目 的 と し て 、 ○ ○ の 開 発 を 目 指 す 。 こ こ で 、 具 体 的 な 対 象 と し て 、 ○ ○ を 挙 げ て い る 。 し か し 、 個 々 の 対 象 に 関 す る 学 術 的 な 問 題 点 の 掘 り 下 げ が 行 わ れ て お ら ず 、 ○ ○ と し て 、 何 を 意 図 し た も の か 理 解 す る こ と が 出 来 な い 。 ○ ○ に つ い て も ○ ○ ら の 方 法 を 参 考 す る と い う こ と で 、 申 請 者 ら の オ リ ジ ナ リ テ ィ ー が 見 え て こ な い 。研 究 計 画・方 法 に つ い て も 不 十 分 で あ る 。 よ り 具 体 的 か つ 詳 細 な 記 述 が 必 要 で あ る 。- 9 -
2.不 十 分 な審 査 意 見 の例
次 のよ うな、1行 又 は 短 い 審 査 意 見 では 、そ のよう な評 価 に至 った 具 体 的 な理 由 が 記 載 さ れてい ないた め、合 議 審 査 を担 当 す る 審 査 委 員 に審 査 意 見 の 趣 旨 が 正 しく 伝 わり ません の で、前 記 「1.合 議 審 査 に有 効 な審 査 意 見 の例 」を参 考 にして詳 細 に審 査 意 見 を記 入 してくだ さい。 また、審 査 意 見 の記 入 の際 には、次 のような点 に注 意 してください。 ・ 評 点 を付 す際 に判 断 根 拠 とした事 柄 の説 明 (コメント)が明 確 であるか。 ・ 審 査 意 見 に具 体 性 があるか。 ・ 審 査 意 見 が定 型 的 なものとなっていないか。 ・ 総 合 評 点 と審 査 意 見 との間 に整 合 性 があるか。 ・ ル ー チ ン な 研 究 で あ り 、 ○ ○ は 認 め ら れ な い 。 ・ 興 味 深 い 提 案 で あ る 。 ・ 研 究 目 的 、 計 画 ・ 方 法 の 具 体 的 ・ ○ ○ 的 な 中 身 が よ く 理 解 で き な い 。 ・ 今 ま で に な い ○ ○ で あ る 。 ・ 研 究 の 独 創 性 に 乏 し い 。 ・ 研 究 テ ー マ が 漠 然 と し て い る 。 ・ 研 究 の 必 要 性 は あ る が 平 均 的 な レ ベ ル で あ る 。 ・ 「 ○ ○ 研 究 ( 研 究 種 目 ) 」 に 馴 染 ま な い 研 究 内 容 で あ る 。 ・ 研 究 課 題 の 学 術 的 検 討 が 不 足 し て い る 。 ・ 不 適 切 な ( 誤 っ た ) 細 目 へ の 応 募 で あ る 。 ・ 成 果 が 期 待 で き る 。 ・ 着 想 が 斬 新 的 、 波 及 効 果 が 認 め ら れ る 。 ・ 類 似 の 研 究 が 既 に な さ れ て い る の で は な い か 。10
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奨励研究の書面審査における評定基準等
( 平成18年9月22日独立行政法人日本学術振興会科学研究費委員会決定 ) 平成24年9月28日一部改正 科学研究費助成事業(科研費)のうち奨励研究は、小学校・中学校・高等学校・中等教育学校 ・特別支援学校・幼稚園・専修学校の教員、教育委員会の所管に属する教育・研究機関の職員、 企業の職員又はこれら以外の者で科学研究を行っている者(大学等の研究機関の常勤の研究者等 を除く。)が1人で行う研究で、大学等の研究機関で行われないような教育的・社会的意義を有 する研究(商品・役務の開発・販売等を直接の目的とする研究(市場動向調査を含む。)及び業 として行う受託研究を除く。)を助成し奨励するものです。 したがって、配分審査にあたっては、各審査委員は、応募研究課題について、この目的に大き く寄与するかどうかを適切かつ公正に判断することが求められます。 書面審査においては、各応募研究課題について、以下の研究内容、研究計画等に関する個別の 評定要素を考慮した上で、最終的に、3段階による評価を付すこととします。 合議審査では、書面審査における評定結果を基に、個別の評定要素の評定結果や応募状況等を 適切に勘案して、研究課題の採否及び研究費の配分額を決定します。 さらに、利害関係にある研究者が研究組織に参加している応募研究課題(第8条の一参照)の 審査は行わないでください。 ⅰ 評定基準 〔評定要素〕 1)研究内容 【研究目的の明確さ】 研究目的は広い領域を包括するような漠然としたものではなく、具体的な目標が明確 に設定されているか。 【研究の特色】 研究内容や研究計画にユニークな発想や視点が含まれているか。 【研究の意義】 当該研究課題の遂行が教育的・社会的意義を有しているか。 特に、教育関係者の応募研究課題については、研究内容の先端性にとらわれず、学校 教育の改善に資する点等を評価する。 【当該学問分野、関連学問分野及び新しい学問分野への貢献度】 ・当該学問分野、関連学問分野への貢献が期待できるか。 ・新しい学問分野の開拓及び進展が期待できるか。11 -2)研究計画 【研究計画の妥当性】 研究計画は十分に練られ、その進め方が着実なものとなっており、当該研究の目的を 達成するために適切であるか。 【研究遂行の能力】 研究代表者の研究業績等にかんがみ、その研究を遂行し、所期の成果をあげることが 期待できるか。 〔総合評点〕 各研究課題の採択について、上記1)及び2)の各評定要素に着目しつつ、総合的な判 断のうえ、評点区分によりいずれかの評点を付してください。 その際、絶対評価を基本としつつも、担当する研究課題全体の中で、下表右欄の評点分 布を目安として評点を付すこととし、評点の偏った評価とならないようにしてください。 (担当研究課題数が少ない場合は、この限りではありません。) なお、「利害関係」にあたる研究課題の場合は「コメント」欄に理由を記入してくださ い。 評点区分 評 定 基 準 評点分布 の目安 A 非常に優れた研究提案であり、最優先で採択 20% すべき B 優れた研究内容を含んでおり、採択してもよ 20% い C 採択するには研究内容等にやや不十分な点が 60% あり、採択の優先度が低い - 利害関係があるので判定できない - 評点を付す際、大学等の研究機関で行われないような教育的・社会的意義を有する研究 を助成し、奨励するものであることに十分配慮してください。 (参考)平成24年度新規採択研究課題の採択率 奨励研究 18.6% 〔コメントの記入〕 合議審査において重要になりますので、総合評点を付すとともに、研究課題に対する審 査意見を「コメント」欄に記入してください。
12 -ⅱ その他の評価項目 上記の評定基準に基づいた総合評価のほかに、奨励研究としての適切性及び研究経費の妥当 性についても、適宜、評価を行ってください。 〔奨励研究としての適切性〕 応募のあった奨励研究としての適切性については、以下の点を考慮し、下記の評定区分 により、いずれかの評定をしてください。 ・企業の職員が応募者の場合は、業として行う研究との違いが明確であり、学術の振興 に寄与する研究であるか。(業として行う研究は補助対象にならない。) 評定区分 評 定 基 準 (空白) 問題ない △ 奨励研究としてややふさわしくない点がある × 奨励研究としてふさわしくない なお、「×」の評定をする場合は、その判断に至った根拠を「コメント」欄に記入して ください。 〔研究経費の妥当性〕 科研費の効果的・効率的配分を図る観点から、研究経費の妥当性について、以下の点を 考慮し、明らかな判断がある場合は、下記の評定区分により、評定をしてください。 なお、「△」又は「×」の評定をする場合は、その判断に至った根拠を具体的に「コメ ント」欄に記入してください。 ・研究経費の内容は妥当であり、有効に使用されることが見込まれるか。 ・購入を計画している設備備品等は研究計画上真に必要なものであるか。 ・研究設備の購入経費、旅費又は人件費・謝金のいずれかの経費が90%を越えて計 上されている場合には、研究計画遂行上有効に使用されることが見込まれるか。 ・単に既製の研究機器の購入を目的とする研究や、外国旅費の取得を目的としたもので はないか。 評 定 基 準 評定区分 (評定に当たっては、欄外「配分状況」を参考にしてください) (空白) 平均的な充足率であれば当該研究の遂行が可能である ○ 研究計画の内容から判断し、充足率を高くすることが望ましい △ 研究計画の内容から判断し、充足率を低くすることが望ましい × 研究経費の内容に問題がある (参考)平成24年度配分状況(採択研究課題の平均充足率) 奨励研究 60.8%
13 -ⅲ 留意事項 「人権の保護及び法令等の遵守への対応」欄の取扱いについて 研究計画の遂行において人権保護や法令等の遵守が必要とされる研究課題については、関 連する法令等に基づき、研究機関内外の倫理委員会等の承認を得るなど必要な手続き・対策 等を行った上で、研究計画を実施することとなります。このため、書面審査の評価項目とし て考慮する必要はありません。 なお、研究を実施するに当たり所定の手続き・対策等に不十分な点が見受けられるなど予 め指摘が必要と考える場合には、その考えに至った根拠を具体的に「コメント」欄に記入し てください。 また、「本項目に該当しない」又は「特段の問題はない(判断できない場合も含む。)」場 合には、「コメント」欄への記入は不要です。
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6 書面審査評定方法について
(1)書面審査の評定(審査結果)については、同封の【CD1】に記録されている Excel ファイルに入力していただくこととしております。 (2)Excel ファイルを開く際は、パスワードの入力が必要になります。同封しておりま す「書面審査用パスワード通知書」により、ご自身のパスワードを確認のうえご入力 ください。 (3)審査結果の入力に際しては、Excel ファイルをハードディスクにコピーして、一時 保存してください。 (4)審査結果の入力後、用紙に出力するなどし、必ず内容を確認してください。 (5)全ての審査が終わりましたら、審査結果を入力した書面審査評定表を、ハードディ スクから【CD2】に移して記録してください。 また、CDに書き込んだ後は、必ずCDにデータが保存されているか、確認してく ださい。 なお、確認後はハードディスクに一時保存したデータを削除し、データの流出や紛 失等に十分注意してください。 (6)審査結果の入力の手順は、以下の図のようになります。審査結果入力の流れ
Excelファイルを開く
パスワードを入力する
審査結果の入力・保存・出力・確認
審査完了
研究計画調書・CD2枚(【CD1】、【CD2】)の返送
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7 審査結果回答・研究計画調書返送期限
平成25年2月4日(月)まで 【厳守】
8 審査終了後における審査関係資料の取り扱いについて
審査を完了しましたら、「研究計画調書」、「CD2枚(【CD1】、【CD2】)」、 「書面審査用パスワード通知書」は、次のように処理してください。 〔研究計画調書・CD2枚(【CD1】、【CD2】)〕 同封の「着払専用伝票」により、期限までに本会へ返送してください。 〔書面審査用パスワード通知書〕 お手数ですが、裁断等により処分してください。 【連絡先】 〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-1 麹町ビジネスセンター 独立行政法人日本学術振興会 研究事業部 研究助成第二課 奨励研究係 TEL 03-3263-0976,0980,1041 FAX 03-3263-1824参 考
1.平成25年度科学研究費助成事業
(科学研究費補助金)(奨励研究)公募要領
・・・・・・・・・・・・・ 162.科学研究費助成事業における審査及び評価に関する規程(抜粋)
・・・ 263.独立行政法人日本学術振興会が行う科学研究費助成事業の審査の
基本的考え方
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 341
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-平成25年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(奨励研究)公募要領
はじめに
本公募要領は、平成25年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)「奨励研究」 の公募内容や応募に必要な手続き等を記載したものであり、「Ⅰ 公募の内容」、「Ⅱ 応募書類の提出等」、「Ⅲ 審査等」により構成しています。 今回の公募は、できるだけ早く研究者が研究を開始できるようにするため、審査のた めの準備を早期に進めることができるように、平成25年度予算成立前に始めるもので す。 したがって、予算の成立状況によっては、今後、措置する財源等、内容に変更があり 得ることをあらかじめ御承知おきください。Ⅰ
公募の内容
1 目的 奨励研究は、小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・幼稚園・専 修学校の教員、教育委員会の所管に属する教育・研究機関の職員、企業の職員又はこれ ら以外の者で科学研究を行っている者(大学等の研究機関の常勤の研究者等を除く。) が一人で行う研究で、大学等の研究機関で行われないような教育的・社会的意義を有す る研究(商品・役務の開発・販売等を直接の目的とする研究(市場動向調査を含む。) 及び業として行う受託研究を除く。)を助成し、奨励することを目的とするものです。 2 対象分野 人文・社会科学及び自然科学の全分野を対象とします。 3 応募資格 応募資格は、応募時点において、次のいずれかに該当することです。 (1) 小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・幼稚園・専修学校の教 員及び教育委員会の所管に属する教育・研究機関の職員 (2) 企業の職員 (3) 上記(1)、(2)に掲げる者以外の者で、学術の振興に寄与する研究(科学研究)を行 っている者 ただし、(1)、(2)及び(3)に該当する場合であっても、次の者は応募することができま せん。 ① 生徒及び学部学生・大学院生(社会人学生を除く) ② 文部科学省及び独立行政法人日本学術振興会が公募する他の科学研究費助成事業 <基盤研究、若手研究等>(以下、「科研費」という。)の応募資格を有する者 ③ 科研費やそれ以外の競争的資金で、不正な使用、不正な受給又は不正行為を行っ たとして、平成25年度に、「その交付の対象としないこと」とされている者 (参考) 上記②の応募資格を有する者とは、次の①及び②の要件を満たす者並びに日本学術 振興会の「特別研究員」及び「外国人特別研究員」をいいます。 (「平成25年度科学研究費助成事業-科研費-公募要領」抜粋) ① 応募時点において、所属する研究機関から、次のア、イ及びウの要件を満た す 研究者で あると認められ、e-Rad(府省共通研究開発管理システム)に「科 研費の応募資格有り」として研究者情報が登録されている研究者であること17 -<要件> ア 研究機関に、当該研究機関の研究活動を行うことを職務に含む者として、 所属する者(有給・無給、常勤・非常勤、フルタイム・パートタイムの別を 問わない。また、研究活動そのものを主たる職務とすることを要しない。) であること イ 当該研究機関の研究活動に実際に従事していること(研究の補助のみに従 事している場合は除く。) ウ 大学院生等の学生でないこと(ただし、所属する研究機関において研究活 動を行うことを本務とする職に就いている者(例:大学教員や企業等の研究 者など)で、学生の身分も有する場合を除く。) ② 科研費やそれ以外の競争的資金で、不正な使用、不正な受給又は不正行為を 行 ったとして、平成25年度に、「その交付の対象としないこと」とされてい ないこと ※ 研究機関は、科学研究費補助金取扱規程(文部省告示)第2条に規定される研究機関 のことです。 研究機関に所属している者は、必ず、所属する研究機関の科研費担当者に対し、「奨 励研究」の応募資格の有無を確認してください。 (注)科学研究費補助金取扱規程第2条に規定される研究機関 1) 大学及び大学共同利用機関 2) 文部科学省の施設等機関のうち学術研究を行うもの 3) 高等専門学校 4) 文部科学大臣が指定する機関 4 応募経費(金額) 応募できる経費は、研究計画の遂行及び研究成果の取りまとめに必要な経費を対象と しますが、次の事項に注意してください。 (1) 応募できる金額は、10万円以上100万円以下とします。 (2) 研究計画の遂行に必要な経費であっても、次の経費は対象となりません。 ① 建物等の施設に関する経費(補助金により購入した物品を導入することにより 必要となる軽微な据付等のための経費を除く。) ② 補助事業遂行中に発生した事故・災害の処理のための経費 ③ 研究代表者の人件費・謝金 その他、研究に直接関係のない経費(例えば、酒・煙草等)も対象とはなりません。 5 公募の対象とならない研究計画 次の研究計画は公募の対象としていません。 ① 単に既製の研究機器の購入を目的とする研究計画 ② 他の経費で措置されるのがふさわしい大型研究装置等の製作を目的とする研究 計画 ③ 商品・役務の開発・販売等を直接の目的とする研究計画(商品・役務の開発・ 販売等に係る市場動向調査を含む。) ④ 業として行う受託研究 ⑤ 研究経費の額が10万円未満の研究計画 6 研究期間 1年
18 -7 科研費の管理・諸手続 科学研究費補助金取扱規程第2条に規定される研究機関(別紙1参照)に所属して いる者は、科研費に係る諸手続・管理の委任を当該所属研究機関に依頼しなければな りませんので、該当者は別紙2「科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(奨励研 究)に係る応募等の諸手続及び管理の委任について(依頼)」を用いて、所属する研 究機関に対して委任依頼の手続きを行ってください。 (1) 所属する研究機関が委任の依頼を承諾した場合には、科研費に係る諸手続・管 理は当該研究機関が行うこととなりますので、該当する研究者は、応募書類を当該 研究機関に提出してください。 (2) なお、所属研究機関が委任の依頼を承諾しなかった場合には、科研費に係る諸手 続・管理は研究者個人が行うこととなりますので、応募書類を日本学術振興会に直 接提出してください。 8 科研費の適正な使用 科研費は、国民の貴重な税金等でまかなわれています。科研費の交付を受ける研究 者には、 法令及 び研究者使用ルール(補助条件)にしたがい、これを適正に使用する 義務が課 せられ ています。このため、交付申請時には、科研費の不正な使用等(公募 要領P3~P4参照)を行わないことを確認します。 「各研究機関が行うべき事務(機関使用ルール)」により管理を行うこととなります が、この 中で、 研究機関には、経費管理・監査体制を整備し、物品費の支出について は納品検 査を適 正に実施するなど、科研費の適正な使用を確保する義務が課せられて います。 いわゆ る「預け金」を防止するためには、適正な物品の納品検収に加えて、 取 引 業 者 に 対 す る ル ー ル の 周 知 、「 預 け 金 」 防 止 に 対 す る 取 引 業 者 の 理 解 ・ 協 力 を 得 る こ と が 重 要 で す 。「 預 け 金 」 に 関 与 し た 取 引 業 者 に 対 し て は 、 取 引 を 停 止 す る な ど の厳格な対応を徹底することが必要です。 研究者及び研究機関においては、採択後にこれらのルールが適用されることを十分 御理解の上、応募してください。 9 不正使用、不正受給又は研究上の不正行為への対応 科研費に関する不正な使用、不正な受給又は不正行為(発表された研究成果の中に 示 さ れ た デ ー タ や 調 査 結 果 等 の ね つ 造 、 改 ざ ん 及 び 盗 用 。 以 下 同 じ 。) を 行 っ た 研 究 者等については、①から⑦のとおり、一定期間、科研費を交付しないこととしています。 また、科研費以外の競争的資金(他府省所管分を含む。)で不正な使用、不正な受 給又は不正行為を行い、一定期間、当該資金の交付対象から除外される研究者につい ても、当該一定期間、科研費を交付しないこととしています。 なお、これらに該当する研究者については、他府省を含む他の競争的資金担当課(独 立行政法人等である配分機関を含む。)に当該不正な使用、不正な受給又は不正行為 の概要(研究機関等における調査結果の概要、関与した者の氏名、所属機関、研究課 題、予算 額、研 究年度、不正の内容、講じられた措置の内容等)を提供することによ り、他の競争的資金への応募についても制限される場合があります。 ① 不 正 使 用 ( ※ 1 ) を 行 っ た 研 究 者 の 場 合 は 、 科 研 費 の 返 還 命 令 が あ っ た 年 度 の 翌 年 度以降2年以上5年以内 ② ①における不正使用を共謀した研究者は、①と同一の期間 ③ 故意又は重大な過失にはあたらないが、科研費の他の用途への使用又は科研費の交付 の 決 定 の 内 容 も し く は こ れ に 付 し た 条 件 に 違 反 し た 使 用 を 行 っ た 研 究 者 の 場 合 は 、 科 研費の返還命令があった年度の翌年度以降2年間 ④ ① 又 は ③ に 該 当 す る 研 究 代 表 者 又 は 研 究 分 担 者 と 共 同 し て 交 付 決 定 取 消 事 業 ( ※ 2 ) を 行 っ た 研 究 代 表 者 又 は 研 究 分 担 者 の 場 合 、 補 助 金 の 返 還 命 令 が あ っ た 年 度 の 翌 1年間(新規の研究課題のみ対象) ⑤ ① に 該 当 す る 連 携 研 究 者 や 研 究 協 力 者 が 参 画 し た 交 付 決 定 取 消 事 業 ( ※ 2 ) の 研 究 代 表 者 又 は 研 究 分 担 者 の 場 合 、 補 助 金 の 返 還 命 令 が あ っ た 年 度 の 翌 1 年 間 ( 新 規 の 研 究課題のみ対象) ⑥ 不正に科研費を受給した研究者の場合(共謀した者を含む)、科研費の返還の命令が あった年度の翌年度以降5年間 ⑦ 不 正 行 為 が あ っ た と 認 定 さ れ た 研 究 者 ( 当 該 不 正 行 為 が あ っ た と 認 定 さ れ た 研 究 成 果に係る研究論文等の内容について責任を負う者として認定された場合を含む。)の場 合、当該不正行為があったと認定された年度の翌年度以降1年以上10年以内
19 -※ 1 「 不 正 使 用 」 と は 、 故 意 も し く は 重 大 な 過 失 に よ る 科 研 費 の 他 の 用 途 へ の 使 用 又 は 科研費の交付の決定の内容もしくはこれに付した条件に違反した使用をいいます。 ※2 「交付決定取消事業」とは、「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」第 17条第1項の規定により科研費の交付の決定が取り消された事業をいいます。 (注)最近の不正使用、不正受給又は研究上の不正行為の事例 ○不正使用 ・業者に架空の取引を指示し、消耗品を購入したように装い、大学から科研費を支出さ せ、業者に預け金として管理させていた。 ・業者に架空の取引を指示し、実際に購入、納品させた物品とは異なる品名が記載され た虚偽の請求書を作成させて、大学から科研費を支出させていた。 ・作業事実のない出勤表を大学院生に作成させて謝金の支払いを請求し、プール金とし て自ら管理していた。 ・海外渡航の際、研究課題の目的から外れた共同研究の打ち合わせをするために、旅行 予定外の目的地に滞在した。 注) 事例のような架空の取引等による科研費の支出は、たとえ科研費支出の対象が 当該科研費の研究課題のためであったとしても、すべて不正使用に当たります。 ○不正受給 ・応募・受給資格のない研究者が科研費の応募・交付申請を行い、不正に科研費を受給 していた。 ○研究上の不正行為 ・科研費の研究成果として発表された論文において、実験のデータや図表の改ざん・ね つ造を行った。 ・科研費の研究成果として発表された図書や研究成果報告書に、許諾を得ずに英語の原 著論文を翻訳し、引用であることを明記せずに掲載し、当該研究課題の研究成果とし て公表した。 10 関係法令等に違反した場合の取扱い 応募書類に記載した内容が虚偽であったり、関係法令・指針等に違反し、研究計画 を実施した場合には、科研費の交付をしないことや、科研費の交付を取り消すことが あります。 11 応募から交付までのスケジュール 平成24年10月1日 公募 12月7日 応募書類提出締切日 平成24年12月~ 平成25年3月 審査 4月上旬 交付内定 4月下旬 交付申請 6月中旬 交付決定 6月下旬 補助金の送金 12 注意事項 (1) 一人の研究者が応募できる研究課題数は、1課題に限ります。 (2) 研究課題の応募に当たり、法令、告示、通知及び所属機関等で定めた規程等により、 承認・届出・確認等が必要な場合においては、所定の手続きを行わなければなりませ ん。 (3) 研究課題が採択された者であっても、応募資格を喪失した者については、補助金の 交付を行いません。
20
-Ⅱ
応募書類の提出等
1 応募書類の提出方法 (1) 提出する応募書類 ①応募者全員が必ず提出する書類 ・ 研究計画調書 ・・・・・・・・・・・・・ 3部 (正本1部 副本2部※) ※副本は、1部はクリップでとめ、1部は のりづけして提出する。 ・ 応募カード ・・・・・・・・・・・・・ 1部 ②所属する研究機関が委任の依頼を承諾しなかった者のみ提出する書類 ・ 科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(奨励研究)に係る応募等の諸手続 及び管理の委任について(回答)の写し ・・・・・・・・・・・・・ 1部 応募書類については、所定の様式により作成してください。様式は、次のホームペ ージからダウンロードすることができます。 http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/index.html (2) 提出方法 <応募書類を持参する場合> 応募書類を持参する場合は、次の提出期間内に所定の受付場所に提出してください。 なお、応募書類の提出は1回に限ります。 (応募書類の提出を行う研究機関においては、応募するすべての研究課題を取りまと めた上で、一括して提出してください。一度提出した後は、研究課題を追加提出する ことはできません。) 【提出期間】 平成24年12月5日(水)~ 12月7日(金) 午前9時30分~正午 及び 午後1時~午後5時【時間厳守】 【受付場所】 独立行政法人日本学術振興会 一番町事務室 5階会議室 (住友一番町FSビル内) 所在地 東京都千代田区一番町8番地(住友一番町FSビル) (※公募要領 P 7の地図を参照してください。) <応募書類を送付する場合> 応募書類を送付する場合は配達が証明できる方法(特定記録、小包、簡易書留、宅 配便等)により、平成24年12月5日(水)~ 12月7日(金)に到着するよう に、余裕を持って発送してください。(封筒等の表には「科学研究費補助金(奨励研 究)計画調書在中」と朱書きしてください。) なお、送付された応募書類のうち、平成24年12月6日(木)までに発送したこ とが証明できる場合に限り、12月10日(月)に到着したものまで受理します。 また、応募書類の提出は1回に限ります。 (応募書類の提出を行う研究機関においては、応募するすべての研究課題を取りまと めた上で、一括して提出してください。一度提出した後は、研究課題を追加提出する ことはできません。) 【郵便等送付先】 〒102-8472 東京都千代田区一番町8番地(住友一番町FSビル) 独立行政法人日本学術振興会 研究事業部 研究助成第二課 「科学研究費補助金(奨励研究)」応募受付担当21 -(3) 留意事項 応募書類の作成・提出に際しては次の点に留意してください。 ① 応募書類は、「研究計画調書作成・記入要領」及び「応募カード作成・記入要領」 に基づいて作成してください。 ② 研究機関に所属する者のうち、研究機関が管理の委任の依頼を承諾しない旨の回 答があった者については、「科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(奨励研究) に係る応募等の諸手続及び管理の委任について(回答)」の写しを必ず添付してく ださい。 ③ 応募書類の提出・受付後に、研究計画調書等の訂正、再提出等を行うことはでき ません。 ④ 提出した応募書類の写を保管しておかなければなりません。
Ⅲ
審査等
1 審査 科研費の審査は、応募書類(研究計画調書)に基づき、日本学術振興会科学研究費委 員会で行います。 「奨励研究」は、人文・社会、理工、生物の3つの分野別の審査会における合議によ り審査を行う予定です。 なお、審査は非公開で行われ、提出された応募書類は返還しません。 2 審査の方法・着目点等 「評価ルール」(「科学研究費助成事業における審査及び評価に関する規程」)は、日 本 学 術 振 興 会 科 学 研 究 費 助 成 事 業 ホ ー ム ペ ー ジ (http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/index.html)に掲載しています。 3 審査結果の通知 審査の結果に基づく採択・不採択については、応募者に文書で通知します。 (研究機関を通じて応募があった場合は、研究機関を通じて通知します。4月上旬予定。) また、採択されなかった場合には、書面審査の専門分野におけるおおよその順位等に ついて日本学術振興会科学研究費委員会から開示する予定です。(6月中旬予定。) 4 個人情報の取り扱い 応募書類に含まれる個人情報は、科学研究費助成事業の業務のために利用(データの 電算処理及び管理を外部の民間企業に委託して行わせるための個人情報の提供を含む。) する他、採択された研究課題に関する情報(研究課題名・研究代表者氏名・交付予定額 等)については、「独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律」(平成 13 年法 律第 140 号)第5条第1号イに定める「公にすることが予定されている情報」であるも のとします。これらの情報については、報道発表資料及び国立情報学研究所のデータベ ース等により公開します。別表1 系 専 門 分 野 専門番号 分割記号 系 専 門 分 野 番号専門 分割記号 系 専 門 分 野 専門番号 分割記号 哲学・芸術学 111 数学 311 生物学Ⅰ(植物) 411 国語・国文学 121 物理学 321 生物学Ⅱ(動物) 412 外国語・外国文学 131 化学 331 農学・水産学 421 史学 141 地球惑星科学 341 ※薬物動態学、薬物代謝学、ドラッグデリ バリー、製剤、薬物相互作用 431 A 地理学・文化人類学・地域研究 151 工学Ⅰ(機械系) 351 薬学2 ※薬効解析学、医薬品安全性学、オー ダーメード医療 431 B 社会学・心理学 211 工学Ⅱ-A(電気・電子系) 352 A 薬学3※病院薬学、医療薬剤学、臨床化学 431 C 教育学・教育社会学 221 工学Ⅱ-B(情報系) 352 B 薬学4 ※医薬品情報学、医薬品適正使用、その 他の薬学 431 D 教科教育学Ⅰ(文科系) 222 工学Ⅲ(土木・建築工学系) 353 基礎医学 432 教科教育学Ⅱ(理科系) 223 工学Ⅳ(材料・生物工学系) 354 臨床医学 433 教育工学 231 工学Ⅴ(その他工学) 355 歯学 434 特別支援教育 241 境界医学・社会医学・看護学等 435 法学・政治学・経済学・経営学 251 健康・スポーツ科学 441 (注1) 生活科学 451 (注2) (注3) -22-平成25年度科学研究費補助金(奨励研究) 系・専門分野・専門番号表 人 文 ・ 社 会 系 理 工 系 生 物 系 審査希望分野の選定に当たっては、研究計画の内容に最も関連が深いと思われる専門分野を選定してください。 分割記号の記載がある専門分野を選択した場合には、研究計画調書・応募カードへ該当する分割記号を必ず記入してください。(分割記号の記入がない場合は、審査の対象外となります。) 薬学については、※のキーワードにより「薬学1」~「薬学4」に4分割しています。
職 種
番 号
幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、
特別支援学校、専修学校の教員
501
教育委員会の職員
502
非常勤講師・研究員等
503
技術系職員(企業の職員を除く)
504
企業の職員
505
その他(無職を含む)
506
(注)
1.教員には、校長及び教頭等を含む。
別表2
職 種 番 号 表
2.医療施設等に勤務する者は、その施設が営利を目的として設立された
施設であれば、「企業の職員」とし、それ以外は「その他」とする。
3.「企業の職員」は、経営者・従業員の区別なく企業に属している者。
-24-2
26
-科学研究費助成事業における審査及び評価に関する規程(抜粋)
平 成 1 8 年 9 月 2 2 日 独 立 行 政 法 人 日 本 学 術 振 興 会 科 学 研 究 費 委 員 会 決 定 一 部 改 正 平 成 1 9 年 2 月 1 9 日 一 部 改 正 平 成 1 9 年 5 月 2 3 日 一 部 改 正 平 成 1 9 年 1 0 月 1 日 一 部 改 正 平 成 1 9 年 1 2 月 1 7 日 一 部 改 正 平 成 2 0 年 9 月 2 5 日 一 部 改 正 平 成 2 1 年 1 月 2 7 日 一 部 改 正 平 成 2 1 年 9 月 2 9 日 一 部 改 正 平 成 2 2 年 1 月 2 0 日 一 部 改 正 平 成 2 2 年 5 月 2 6 日 一 部 改 正 平 成 2 2 年 9 月 2 9 日 一 部 改 正 平 成 2 3 年 1 月 2 6 日 一 部 改 正 平 成 2 3 年 8 月 5 日 一 部 改 正 平 成 2 3 年 1 0 月 5 日 一 部 改 正 平 成 2 4 年 2 月 7 日 一 部 改 正 平 成 2 4 年 9 月 2 8 日第1章
総則
(目的) 第1条 この規程は、科学研究費委員会(以下「委員会」という。)(別添1)において行う科学研究費助 成事業に係る審査及び評価(以下「評価」という。)に関し必要な事項を定めることにより、その適正な 実施を図ることを目的とする。 (用語の定義) 第2条 この規程において、次の各号に掲げる用語の定義は、当該各号に定めるところによる。 一 研究課題 科学研究費(特別推進研究、基盤研究、挑戦的萌芽研究、若手研究、 研究活動スタート支援、奨励研究)、特別研究員奨励費、学術創成研究 費の対象となる個々の研究をいう。 二 成果公開 研究成果公開促進費(国際情報発信強化、学術定期刊行物、学術図 書、データベース)の対象となる個々の事業をいう。 三 審査委員又は評価者 委員会並びに委員会規程第8条、第10条及び第12条に定める部会、 小委員会、運営小委員会に属する委員及び専門委員をいう。 四 被評価者 下記の者のうち、評価の対象となっている者を総称する場合をいう。 (下記の者のうち審査の対象となっている者を総称する場合は「応 募者」という。) (1) 科学研究費(特別推進研究、基盤研究、挑戦的萌芽研究、若手研究、研究活動スタート支 援、奨励研究)の研究課題の研究代表者 (2) 研究成果公開促進費(国際情報発信強化、学術定期刊行物、学術図書、データベース)の 成果公開の代表者 (3) 特別研究員奨励費の研究課題の研究代表者 (4) 学術創成研究費の研究課題の研究代表者27 -五 推薦者 学術創成研究費として推進すべき研究テーマを推薦する者をいう。 六 審査意見書作成者 特別推進研究の審査において、審査意見書の作成を依頼された者をいう。 七 評価協力者 基盤研究(S)、若手研究(S)及び学術創成研究費の研究進捗評価及 び特別推進研究の追跡評価において、研究課題ごとに選定する学識経 験のある者をいう。 (評価の種類) 第3条 評価の種類は、次の各号に掲げるとおりとする。 一 審査(事前評価) 二 研究進捗評価 三 追跡評価 (評価の時期) 第4条 評価の時期は、次の各号に掲げるとおりとする。 一 審 査 応募書類の受理後、速やかに行う。 二 研究進捗評価 第3章に定める時期に行う。(特別推進研究、基盤研究(S)、若手研究(S)及 び学術創成研究費の研究課題に限る。) 三 追跡評価 第4章に定める時期に行う。(特別推進研究の研究課題に限る。) (評価の方法) 第5条 評価は、独創性、先駆性、学問的意義及び社会・経済への貢献度を考慮しつつ、次の各号に 掲げる方法を組み合わせて行う。 一 書面による評価 二 合議による評価 三 ヒアリングによる評価 四 現地調査による評価 (守秘の徹底) 第6条 評価の過程は、非公開とする。 2 審査委員(評価者)、審査意見書作成者及び評価協力者(以下「評価者等」という。)は、評価の過 程で知ることができた次の各号に掲げる情報を他に漏らしてはならない。 一 計画調書、研究進捗状況報告書及び自己評価書並びにそれらの内容(被評価者が情報提供に 同意したものを除く。) 二 評価においてヒアリング又は現地調査対象の研究課題となっているかどうかに関する情報(被評 価者に通知するまでの間) 三 評価者等の発言内容及び評価に関連して評価者等を特定できる情報(氏名、所属機関及び専 門分野を含む) 四 評価者等が行う評点及びその集計結果 五 評価の結果(被評価者に開示されるまでの間) 六 各部会、各小委員会、各運営小委員会に属する評価者等の氏名等(公表されるまでの間) 七 その他非公開とされている情報 3 評価者等は、評価結果についての問い合わせに応じないものとする。 (研究者倫理の遵守) 第7条 評価者等は、評価の過程で知り得た他人の独自性のあるアイデア及び未発表の研究成果を自 身の利益のために利用すること及び第三者に漏らすことは、研究者倫理及び社会的倫理に反するた め、行ってはならない。