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概 要 1. 植 物 工 場 の 立 地 における 主 な 法 律 と 課 題 の 概 要 農 業 として 認 められる 植 物 工 場 は 法 的 な 規 制 が 少 なく 一 般 工 場 との 位 置 づけ では 農 地 転 用 建 築 基 準 法 消 防 法 等 の 法 律 規 制 がある 2

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第5章 植物工場の法規制

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第5章 植物工場の法規制 【概 要】 1.植物工場の立地における主な法律と課題の概要 農業として認められる植物工場は法的な規制が少なく、一般工場との位置づけ では、農地転用、建築基準法、消防法等の法律規制がある。 2.農地関連 (1)農業振興地域内に立地する場合は、施設用地を設定して建築。 (2)農地転用を必要とする場合の農地法第4条及び第5条の許可について (3)農地転用の申請手続きと許可基準 3.農地内で建設する場合の規制 農業生産法人を設立して植物工場を建設することが基本。 4.農地以外に建設する場合の規制 建築基準法、消防法、工場立地法、開発行為等の規制。 5.植物工場の税制 農地と一般宅地では、経営コストに影響する差はない。

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第5章 植物工場の法規制 1.植物工場の立地における主な法律と課題 温室を建てる場合、通常は建築基準、消防法等の規制がない農地に建てるのが一般 的である、農地の扱いは次項のように関連する法規により扱いが異なる。 農地に建てて良い形状の温室であれば、農振農用地にも建設することができる。地 区によっても扱いが異なるが、通常はフィルム温室まではこの扱いになる。ガラス温 室等で、2ha以上の団地を形成している場合は、農業用施設用地とすることもでき るとある。農業用施設とは、通常は選果場や加工場であり、いわゆる建物的なイメー ジのものである。これらは、面積上限が定められていたり、都市計画上の建ぺい率が 適用されることとなる。 また、温室に付随する重油タンク等は、消防法の規定がかかるので、事前に所管の 消防署と協議が必要で、設置方法や防油堤の作り方などで指導がある。 温室が建築物か否かについては、様々な議論があり、基本的には建築主事ごとに判 断が異なる。建築物とすると本来農地に建てることにならず、既存不適合が多数出る。 複数の自治体では、事前に通達があり、農業用の温室を建築物とみなさないとしてい る。建築物とみなすと、ガラス温室とし、建ぺい率を守ることになる。 完全閉鎖型の植物工場については、ほぼ建築物であり、農地には建設できないと考 えられているが、これも建築主事の判断次第である。 事例が少ない為に、工場立地法をはじめ、工場にかかる法規との兼ね合いは、未定 である。それぞれの所管の判断になる。 自治体が推進を支援するかどうかで、判断が変る可能性が高く、思い切って特区制 度等を活用すれば、誘致に有利かと思われる。

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第5章 植物工場の法規制 2.農地の関連 (1)農業振興地域の整備に関する法律(農業振興地域) 総合的に農業の振興を図ることがおおむね10年以上にわたり、一体として農業の 振興を図ることが相当であると認められる地域として、都道府県知事が関係市町村と 協議して指定 農業振興地域の概念図 工場地域 工場地域 農業関係 建設関係 農振法 農地法 生産緑地法 都市計画法 農振農用地 (都市計画区域外 というのもある) 農振農業用施設用地 農地 農地 市街化調整区域 農振白地 (建ぺい率50%) ↑一律ではない 農地 (農振地区以外) 市街化区域 生産緑地 正式名:農業振興地域の 整備に関する法律 ↑農振地区では、農地転用が厳しく制限され優良な農地を 保護し、乱開発を防いでいる 農業関係 建設関係 農振法 農地法 生産緑地法 都市計画法 農振農用地 (都市計画区域外 というのもある) 農振農業用施設用地 農地 農地 市街化調整区域 農振白地 (建ぺい率50%) ↑一律ではない 農地 (農振地区以外) 市街化区域 生産緑地 正式名:農業振興地域の 整備に関する法律 ↑農振地区では、農地転用が厳しく制限され優良な農地を 保護し、乱開発を防いでいる

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第5章 植物工場の法規制 (2)農地転用申請の手続き 許可を受けようとする者は、①農地転用許可申請書(農地法施行規則(以下「規則」 という。)第6条の2)に、②必要書類を添付し(規則第6条第2項)、③転用しよう とする農地の所在する農業委員会を経由して知事に(農林水産大臣(地方農政局長等) 許可の場合は知事を経由して地方農政局等に)提出する。 市街化区域内農地の場合は、農地転用届出書(規則第6条の3第2項)に必要書類 (規則第6条の4)を添付して、転用しようとする農地の所在する農業委員会にあら かじめ届け出る。 農地転用は、開発面積が2ha を超え4ha 以下の農地の場合、都道府県知事が許可 することになります。但し、あらかじめ農林水産大臣に協議することになります。 4ha を超える農林水産大臣許可については、北海道にあっては、農林水産大臣、 都府県にあっては、地方農政局長(沖縄県にあっては、沖縄総合事務局長)が許可を 行うこととなっています。 農地転用手続き申請の許可権者一覧 ※ 地域整備法(農地法施行令第1条の8) ○農村地域工業等導入促進法(農工法) ○総合保養地域整備法(リゾート法) ○多極分散型国土形成促進法(多極分散法) ○地域拠点都市地域の整備 「同一の事業の目的に供する」とは、同一の事業主 体が、「時間」、「空間」を問わず一連の事業計画の もとに転用することをいう。 転用面積の判断は、数年間にわたって何回かに分け て転用する場合や、転用農地が連担接続していない場 合でも、一連の事業と認められる場合は全体の面積に よる。 ○都道府県知事 ○農地が4haを超える場合 には、農林水産大臣 (地域整備法※に基づく 場合を除く) 【注】同一の事業の目的に供するため に転用する農地が4haを超える 場合には、農林水産大臣の許可 が必要 売(貸)主(農地所有者等) と 買(借)主(転用事業者) ※共同申請(連署して申請) (例外の場合もある。) 農地転用するために 権利の設定・移転する場合 (事業者等が農地を買って 転用する場合など) 第5条 転用を行う者 (農地所有者など) 農地を転用する場合 (自己転用など) 第4条 許可申請者 許可権限者 許可が必要な場合 農地法 ○都道府県知事 ○農地が4haを超える場合 には、農林水産大臣 (地域整備法※に基づく 場合を除く) 【注】同一の事業の目的に供するため に転用する農地が4haを超える 場合には、農林水産大臣の許可 が必要 売(貸)主(農地所有者等) と 買(借)主(転用事業者) ※共同申請(連署して申請) (例外の場合もある。) 農地転用するために 権利の設定・移転する場合 (事業者等が農地を買って 転用する場合など) 第5条 転用を行う者 (農地所有者など) 農地を転用する場合 (自己転用など) 第4条 許可申請者 許可権限者 許可が必要な場合 農地法

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第5章 植物工場の法規制 (3)農地転用申請の手続き(申請方法) (4)農地転用許可基準(立地基準) 農用地区域内にある農地 甲種農地 市街化調整区域内の ・農業公共投資後8年以内農地 ・集団農地で高性能農業機械での営農可能農地 市町村が定める農業振興地域整備計画において 農用地区域とされた区域内の農地 第1種農地 ・集団農地(20ha以上) ・農業公共投資対象農地 ・生産力の高い農地 第2種農地 ・農業公共投資の対象となっていない小集団 の生産 力の低い農地 ・市街地として発展する可能性のある農地 第3種農地 ・都市的整備がされた区域内の農地 ・市街地にある農地 原則として不許可 ただし、農用地利用計画に適合する農業用施設を建設する場合 等は許可が可能 原則として不許可 【例外許可】 農業用施設、農産物加工・販売施設、土地収用認定施設、都 市と農村の交流に資する施設、集落接続の住宅等(500㎡以内)、 地域の農業の振興に関する地方公共団体の計画に基づく施設 等 原則として不許可 【例外許可】 農業用施設、農産物加工・販売施設、土地収用対象施設、都 市と農村の交流に資する施設、集落接続の住宅等、地域の農業 の振興に関する地方公共団体の計画に基づく施設 等 第3種農地に立地困難な場合等に許可 原則許可 立地基準(農地区分) 農用地区域内にある農地 甲種農地 市街化調整区域内の ・農業公共投資後8年以内農地 ・集団農地で高性能農業機械での営農可能農地 市町村が定める農業振興地域整備計画において 農用地区域とされた区域内の農地 第1種農地 ・集団農地(20ha以上) ・農業公共投資対象農地 ・生産力の高い農地 第2種農地 ・農業公共投資の対象となっていない小集団 の生産 力の低い農地 ・市街地として発展する可能性のある農地 第3種農地 ・都市的整備がされた区域内の農地 ・市街地にある農地 原則として不許可 ただし、農用地利用計画に適合する農業用施設を建設する場合 等は許可が可能 原則として不許可 【例外許可】 農業用施設、農産物加工・販売施設、土地収用認定施設、都 市と農村の交流に資する施設、集落接続の住宅等(500㎡以内)、 地域の農業の振興に関する地方公共団体の計画に基づく施設 等 原則として不許可 【例外許可】 農業用施設、農産物加工・販売施設、土地収用対象施設、都 市と農村の交流に資する施設、集落接続の住宅等、地域の農業 の振興に関する地方公共団体の計画に基づく施設 等 第3種農地に立地困難な場合等に許可 原則許可 立地基準(農地区分) ① 権利の設定・移転の当事者の氏名、住所及び職業(法人 にあっては、名称、主たる事務所の所在地、業務の内容及 び代表者の氏名) ② 土地の所在、地番、地目及び面積 ③ 権利を設定し、又は移転しようとする契約の内容 ④ 土地の所有者及び耕作者の氏名又は名称及び住所 ⑤ 転用の目的及び時期並びに転用の目的に係る事業又 は施設の概要 ⑥ 転用することによって生ずる付近の農地等、作物等の 被害の防除施設の概要 ① 土地の位置を示す地図及び土地の登記簿の謄本 ② 賃借権が設定されているときは解約の許可等のあった ことを証す書面 ③ 都市計画法の開発許可を要するものである場合はそ の許可を証する書面 知事許可・大臣許可 添付書類 許可申請書記載事項 添付書類 届出書記載事項 農業委員会への届け出 (市街化区域内にある農地の転用) ① 権利の設定・移転の当事者の氏名、住所及び職業(法人にあっては、名称、 主たる事務所の所在地、業務の内容及び代表者の氏名) ② 土地の所在、地番、地目、面積、利用状況及び普通収穫高 ③ 権利を設定・移転しようとする事由 ④ 権利を設定・移転しようとする契約の内容 ⑤ 転用の時期及び転用の目的に係る事業又は施設の概要 ⑥ 転用の目的に係る事業の資金計画 ⑦ 転用することによって生ずる付近の農地等、作物等の被害の防除施設の概要 ⑧ その他参考となるべき事項 ① 法人にあっては、定款又は寄付行為、法人登記簿謄本又は抄本 ② 土地の位置を示す地図及び土地の登記簿謄本 ③ 申請に係る土地に設置しようとする建物その他の施設及びこれらの施設を利用 するため必要な道路、用排水施設その他の施設の位置を明らかにした図面 ④ 資金計画に基づいて事業を実施するために必要な資力及び信用があることを証 する書面 ⑤ 申請に係る農地を転用する行為の妨げとなる権利を有する者がある場合には、 その同意があつたことを証する書面 ⑥ 申請土地が土地改良区の区域内にある場合には、その土地改良区の意見書 ⑦ その他参考となる書類 ① 権利の設定・移転の当事者の氏名、住所及び職業(法人 にあっては、名称、主たる事務所の所在地、業務の内容及 び代表者の氏名) ② 土地の所在、地番、地目及び面積 ③ 権利を設定し、又は移転しようとする契約の内容 ④ 土地の所有者及び耕作者の氏名又は名称及び住所 ⑤ 転用の目的及び時期並びに転用の目的に係る事業又 は施設の概要 ⑥ 転用することによって生ずる付近の農地等、作物等の 被害の防除施設の概要 ① 土地の位置を示す地図及び土地の登記簿の謄本 ② 賃借権が設定されているときは解約の許可等のあった ことを証す書面 ③ 都市計画法の開発許可を要するものである場合はそ の許可を証する書面 知事許可・大臣許可 添付書類 許可申請書記載事項 添付書類 届出書記載事項 農業委員会への届け出 (市街化区域内にある農地の転用) ① 権利の設定・移転の当事者の氏名、住所及び職業(法人にあっては、名称、 主たる事務所の所在地、業務の内容及び代表者の氏名) ② 土地の所在、地番、地目、面積、利用状況及び普通収穫高 ③ 権利を設定・移転しようとする事由 ④ 権利を設定・移転しようとする契約の内容 ⑤ 転用の時期及び転用の目的に係る事業又は施設の概要 ⑥ 転用の目的に係る事業の資金計画 ⑦ 転用することによって生ずる付近の農地等、作物等の被害の防除施設の概要 ⑧ その他参考となるべき事項 ① 法人にあっては、定款又は寄付行為、法人登記簿謄本又は抄本 ② 土地の位置を示す地図及び土地の登記簿謄本 ③ 申請に係る土地に設置しようとする建物その他の施設及びこれらの施設を利用 するため必要な道路、用排水施設その他の施設の位置を明らかにした図面 ④ 資金計画に基づいて事業を実施するために必要な資力及び信用があることを証 する書面 ⑤ 申請に係る農地を転用する行為の妨げとなる権利を有する者がある場合には、 その同意があつたことを証する書面 ⑥ 申請土地が土地改良区の区域内にある場合には、その土地改良区の意見書 ⑦ その他参考となる書類

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第5章 植物工場の法規制 3.植物工場を農地内で建設する場合の規制 ① 農地を企業が買う場合 ・農業生産法人を設立して購入(農業生産法人の要件は後記) ② 農地を企業が借りる場合 ・仲介者(行政、農業委員会)を通して農業委員会の許可を得て借りる。 ③ 農地にどのような植物工場が建てられるか (建築基準法の適用を受けない建物) ・ビニールハウス、ガラス温室ハウス等の農業施設が建設できる。 (ただし、駐車場、集荷場所、事務所などコンクリートを張り活用する場合は、農地 転用が必要となります。) ④ 農業振興地域(農用地)内での植物工場は有利 ・農業生産法人が行う場合は農振地域の開発許可は必要としない ・植物工場の補助支援(低利融資、補助金等)を得るためには、農業経営基盤 法における認定農業者になることで受けることができる 【農業生産法人の要件(農地法)】  法人形態の要件 1.株式会社(株式譲渡制限会社(公開会社でない))に限る。 2.合名会社 3.合資会社 4.合同会社 5.農事組合法人  構成員要件 1.農地の権利を提供した個人 2.法人の農業の常時従業者(原則として年間150 日以上従事) 3.農地等を現物出資した農地保有合理化法人 4.農業協同組合・農業協同組合連合会 5.地方公共団体、農協、農協連合会 6.法人から物資の供給等を受ける者、又は法人の事業の円滑化に寄与する者 ・農業生産法人 ・食品加工業者・生協、スーパー、産直契約する個人 ・農産物運送業者、農作業の委託者、ライセンス契約する種苗会社 (総議決権の1/4、(1 構成員 1/10)) 特例:農業経営改善計画について市町村の認定を受けた場合 ・農業内部:制限なし ・農外の者:総議決権の1/2 未満

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第5章 植物工場の法規制  事業要件 1.農業(関連事業を含む)) 関連事業:農産物の製造・加工、貯蔵、運搬、販売、農業生産資材の製造 農作業の受託、林業、共同利用施設の設置、 民宿(農村滞在型余暇活動に利用):直近3 カ年の売上高の過半 2.その他の事業:(例) 民宿、キャンプ場、造園、除雪等  業務執行役員(経営責任者)要件 農業法人の要件は、①農業生産法人の業務執行役員の過半の人が法人の農業や関 連事業に常時構成員であること。②①に該当する役員の過半が省令で定める日数 (年間 60 日等)以上、農作業に従事することとされている。なお、従事日数には 特例がある。 要件適合性の確保のための措置 ・農業委員会に毎事業年度の終了後に報告する ・農業生産法人が要件を満たさなくなる場合、必要な措置をとるべきことを勧告 される。また、農地の所有権の譲渡したい旨の申し出があった場合は、農業委 員会が斡旋してくれる 執 行 役 員 数 ①役員の過半が農業の常時従 事者(原則年間150日以上)で ある構成員であること ②①の内過半の者が農作 業に従事(原則年間60日以 上)すること 過 半 の 過 半 役 員 全 体 の 過 半 執 行 役 員 数 ①役員の過半が農業の常時従 事者(原則年間150日以上)で ある構成員であること ②①の内過半の者が農作 業に従事(原則年間60日以 上)すること 過 半 の 過 半 役 員 全 体 の 過 半 農事組合法人の場合、農業協同 組合法によって事業内容、組合 員(構成員)の資格等が定めら れており、同法の規定を受ける ことなになる。

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第5章 植物工場の法規制 4.植物工場の農地以外に建設する場合の規制 農地以外に立地する場合の主な規制法 建築基準法 建ぺい率、構築物の耐震性、建築物自体の安全性、居住環境 の向上のため構造的・防火的・衛生的安全性等に対する規定 消防法 防火貯水槽又は消火栓の設備が必要 工場立地法 緑地の確保20%の緑地と 5%の環境関連施設等が必要 (1)建築基準法の規制 建築物は、建築された構造物で建築基準法に定義があり、土地に定着する 工作物のうち特定条件を満たすものが建築物とされている。 1)屋根及び柱若しくは壁を有するもの(これに類する構造のものを含む。) 2)1).に附属する門若しくは塀 3)観覧のための工作物 4)地下若しくは高架の工作物内に設ける事務所、店舗、興行場、倉庫その他これ らに類する施設(鉄道及び軌道の線路敷地内の運転保安に関する施設並びに跨線橋、 プラットホームの上家、貯蔵槽その他これらに類する施設を除く。) ■ 具体的な工作物(建築基準法88 条・施行令 138 条) イ)高さが2mを超える擁壁(ようへき) ロ)高さが4mを超える広告塔 ハ)高さが6mを超える煙突 ニ)高さが8mを超える高架水槽 ホ)高さが15mを超える鉄柱 など

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第5章 植物工場の法規制 (2)消防法の規制 必要 度 法 令 一般 延べ面積  150㎡以上 地階・無窓階又は3階以 上の階 床面積  50㎡以上 指定可燃物等 危険物の取り扱いで定められた指定可燃物を扱いする場合 一般 延べ面積  700㎡以上 地階・無窓階又は4階以 上の階 床面積  150㎡以上 指定可燃物等 危険物の取り扱いで定められた指定可燃物を扱いする場合 地階・無窓階 ― 高層建築物 階数11階以上のもの(11階以上の階) 指定可燃物等 危険物の取り扱いで定められた指定可燃物を扱いする場合 ○ 第20条 一般 延べ面積  500㎡以上 地階・無窓階又は3階以 上の階 床面積   300㎡以上 指定可燃物等 危険物の取り扱いで定められた指定可燃物を扱いする場合 駐車場部分 地階・2階以上の階  床面積  200㎡以上 階数11階以上のもの 11階以上の階 道路のように供される部 分 床面積  600㎡以上 (屋上部分) 床面積  400㎡以上 (上記以外の部分) ○ 第21条 項 目 ○ △ 自動火災報知設備 第10条 ○ 基 準(令・規制) 消化器 第12条 屋内・屋外消火栓設備設置対象物 第11条 屋内消火栓設備 スプリンクラー設備 動力消防ポンプ設備 必要 度 法 令 通信機器室 床面積   500㎡以上 階段等 階段・傾斜路・エレベーターの昇降路・リネンシュート・バイブダクト・高さ15m以上20m未満の場所 廊下・通路 全部 炎感知器設 置部分 ○ 第23条 一般 延べ面積  500㎡以上 器具 収容人員20名以上50名未満 ベル等 収容人員50名以上、地階・無窓階で収容人員20名以上 ベル等+放送設備 ・地階を除く階数が11階以上のもの・地階の階数が3以上のもの 避難口 地階を除く階数が11階以上の部分 通路 地階を除く階数が11階以上の部分 標識 全部 △ 第27条 ○ 自動火災報知設備 第21条 ○ 項 目 △ 基 準(令・規制) 消防用水 ・敷地面積20,000㎡以上で1・2階床面積合計   耐火:15,000㎡以上、準耐:10,000㎡以上、その他5,000㎡以上 ・高さ31mを超え、かつ延べ面積25,000㎡以上(地階の面積を除く) 第26条 非常警報設備 第24条 ・天井等の高さが20m以上の場所 ・上屋、その他外部の気流が流通する場所 ・じんあい、微粉が多量に滞留する場所 ・排気ガスが多量に滞留する場所 消防機関へ通報する 火災報知設備 煙感知器設 置部分 誘導灯

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第5章 植物工場の法規制 (3)都市計画法における開発行為 【区画の変更】 従来の敷地の境界の変更を行うことをいう。 【形の変更】 土地に切土、盛土又は一体の切盛土を行うもので、次のアからウまでのいずれかに 該当する行為をいう。 ア 高さ2メートルを超える切土又は高さ1メートルを超える盛土を行うもの イ 一体の切盛土で高さ2メートルを超えるもの ウ ア、イ以外で、30 センチメートルを超える切土、盛土又は一体の切盛土を行う もの。ただし、市街化調整区域以外の区域において、当該行為を行う土地の面積の合 計が500 平方メートル未満の場合を除く。 【質の変更 】 農地や山林等宅地以外の土地を建築物の敷地又は特定工作物の用地とするもの

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第5章 植物工場の法規制 5.植物工場の税制 税制については、農地に立地する場合と一般宅地とでは、あまり大きな違いがない。 また、固定資産税等の地方税については、各自治体の条例により課税免除となる。 植物工場の農地と一般宅地に係る主な税制の比較を整理すると下表の通りとなる。 農地と一般宅地の立地における税制比較 国 税 法人税 農地、宅地は違いがない 都道府県税 法人事業税 農地法第2 条第 7 項に該当する農業生産法人の場 合は、生産施設部分は非課税となる。 市町村税 法人市民税 一般法人となる 固定資産税 農地の法が課税評価は低い。工業団地等の立地に は、自治体の条例により課税免除・不均一課税の 措置が適用される場合がある

参照

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