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平成 30 年度事業計画書 はじめに 当機構は前身のORSE 創立以来 19 年間 ETCの普及拡大とともに一貫して ETC 関連の暗号鍵の生成 発行等のセキュリティ運営のための財団として ETC 及びDSRCのセキュリティプラットフォームの整備や運営体制の強化に取り組んできました その結果 必要な

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平成30年度事業計画書

はじめに

当機構は前身のORSE創立以来19年間、ETCの普及拡大とともに一貫してETC関連 の暗号鍵の生成・発行等のセキュリティ運営のための財団としてETC及びDSRCのセキュ リティプラットフォームの整備や運営体制の強化に取り組んできました。その結果、必要な社 会インフラとして評価されるまでになりました。 一方、ここ数年の自動車や通信技術等の急激な進化を踏まえ、ETCはETC2.0へ、更に はITS Connect サービスをはじめとする安全運転支援、自動運転、Connected Car、走行課 金の検討など、ETCを取り巻く環境は大きく変化してきております。そうした中、国や道路 会社と連携して次世代ETCへの取組みを推進するとともに、新たなITSサービスへのセキ ュリティプラットフォームやノウハウ提供など、当機構のETCやDSRCで培ってきたセキ ュリティプラットフォームシステムや運営ノウハウに対する期待が高まってきています。 以上のような環境変化を踏まえ、基幹事業であるETC及びDSRCのセキュリティプラッ トフォーム運営を一層強化しつつ安定的に運営していくとともに、ETC及びDSRC技術を 活用した新たなITSサービスの開発等に、国や関係事業者と連携してこれまで以上に積極的 に取り組んでいく所存であります。 さて、基幹事業については、国内自動車市場は平成29年度で当初予測に対し+19万台の 519万台となる見込みで、平成30年度はほぼ横ばいの518万台との予測が出ています。 また、ETCに関連する新たな道路や料金施策等の事業環境には大きな変化がないと見込まれ ます。 ETCの総セットアップ件数は610万件(前年度比98%)程度、ETC2.0は総セット アップ件数は141万件(同 123%)程度と見込まれます。 また、暗号鍵情報の発行につきましては、車SAM鍵は450万件(同96%)、ETCカー ド鍵は1,425万件(同102%)、ETC2.0車載器の識別情報は104万件(同116%) 程度と見込まれます。 ETCの需要はまずまず堅調ですが、ETC2.0はさらなる普及拡大が求められる中、2割 程度の増加にとどまる見込みとなっています。当機構としては継続して実施している普及促進 キャンペーンによるETC及びETC2.0のセットアップ情報発行料や車SAM鍵やETC カード鍵、路SAM鍵の使用料、及びDSRC車載器技術料等の料金還元を引き続き実施して 一層の普及促進に貢献するとともに、国や道路会社等と連携して更なる普及促進活動にも取り 組んでまいります。 次に、新たなITSサービスへの取組みにおいては、ITS Connect 推進協議会と連携しな がらITS Connect サービスのセキュリティ運用の業務機関として鍵発行等の事業を確実に

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推進するとともに、セキュリティ仕様書等の開示・管理等、新たな業務分野への拡大について も、慎重に検討しながら取り組んでまいります。 また、ETC及びETC2.0の技術を活用した駐車場料金決済サービスが、道路会社を中心 にいよいよ本格運用に移行しますので、運用の定着や普及促進等について積極的に協力してい きます。その他、ETC2.0サービスの改善やプローブ情報の活用拡大等についても、国や道 路会社と連携しながら、積極的に検討していきます。 このような事業環境下、当機構のシステムやノウハウ等を活かして新たなITSサービスの 実現を支援し貢献していくことが期待されていますが、当機構はETC等のセキュリティ運用 に特化した組織体制になっており、新たな事業にしっかりと取り組んでいくには人材や組織、 技術・知見、経営企画体制等、事業基盤が十分とはいえません。そこで、本年度はこうした新 たなミッションにしっかり取り組める体制を整備するため、これまで策定してきた中期ビジョ ンや将来像を踏まえ、効率的な業務運営、人材確保や柔軟な組織体制、戦略的な事業企画や研 究開発推進体制の強化など事業基盤の強化に取り組んでまいります。 以上のような事業計画実施のため、平成30年度予算では、経常収益はETC路側鍵の減少 等により約41億円(前年度比95%)と約2.1億円の減収となります。一方、経常費用はE TC鍵発行システムの更新やセットアップ業務用のQRコードリーダの活用定着、人材確保や 戦略的な調査研究の推進等の事業基盤の強化などの将来につながる投資は継続することとして、 約39億円(前年度比110%)と約3.6億円の増額を計画しています。 その結果、経常損益は約2.1億円(同27%)と約5.7億円の減益となりますが、適正な 利益レベルは維持できる見込みです。

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鍵発行事業

(1)総括

ETCの鍵情報及びETC2.0の識別情報については、前年度に引き続き車SAM (Secure Application Module)製造者、ETC2.0車載器製造者、ETCカード発行 者、路側機製造者、有料道路事業者等からの申請に基づいて、必要な鍵情報等を発行す る。 (2)鍵情報等の発行・格納 ①ETCの鍵情報 鍵情報については、車SAM用450万件(前年度比約96%)、ETCカード用 1,425万件(同約102%)の格納を、また、路SAM用は815件(同約62%) の発行を計画している。 路SAM用の鍵発行については、前年度は整備の前倒し等があったために大幅に増加 しているが、今年度は通常ペースになると見込んでいる。 ②ETC2.0の識別情報等 識別情報については、ETC2.0車載器用104万件(前年度比約115%)、路側 448 372 362 495 470 450 1,344 1,520 1,430 1,345 1,400 1,425 1,874 1,378 931 755 1,325 815 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 H25年度 H26年度 H27年度 H28年度 H29年度見込 H30年度計画 路SAM用 [件] 車SAM用/ ETCカード用 [万件]

ETC鍵情報発行・格納件数

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機用50件(同約23%)の発行を、また、ETC2.0対応カーナビのETC2.0車 載器との接続件数は95万件(同約109%)を計画している。 路側機用については、平成26年度に路側機の整備が大規模に行われたために大幅に 件数が増加、また前年度は一般道への整備が促進されたために件数が増加した。 ETC2.0車載器用については、今年度は以前と比べて伸び率が鈍化すると見込んで いる。 (3)相互接続性確認試験運営及び型式登録 ①試験環境の運営 ア)車載器製造者が実施する相互接続性確認試験について適正な管理運営に努め、車載 器製造者、ETCカード発行者、路側機製造者、有料道路事業者等の申請に基づいて 試験用鍵や試験用カードを貸与する。 イ)昨年度新たに設置したETC2.0対応カーナビ機能確認装置を使用し、カーナビ 製造業者から提出された走行履歴情報の整合性等の確認を行う。 ②車載器等の型式登録 ア)ETC及びETC2.0車載器について、相互接続性確認試験により車載器と路側機 の接続性が確認された車載器に対して型式登録番号を付与し、セットアップを可能と する。 22 35 51 130 90 104 20 31 53 72 87 95 29 1,840 89 28 220 50 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 0 20 40 60 80 100 120 140 160 H25年度 H26年度 H27年度 H28年度 H29年度見込 H30年度計画 路側機用 [件] ETC2.0車載器用/カー ナビ接続 [万件]

ETC2

.0識別情報発行等件数

ETC2.0車載器用 カーナビ接続 路側機用

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イ)ETC2.0対応カーナビについては、機能確認終了後に製造者の申請に基づいて、 ETC2.0対応ナビ型式登録番号を交付する。 (4)鍵発行システムの開発・運用 鍵発行システムの安定した稼働を確保するとともに、さらなるセキュリティ強化及び 安全運用を図るため、システムの整備を以下の通り進める。 平成29年度から実施しているシステム更新に向けた基本設計を基に、最新機器への 更新やOS最新版適用を実施し鍵生成能力の向上を図り、また、課題であったベンダ毎 に異なる操作履歴などを確認しやすくする目的で、統一した監査機能への見直しと対策 などを実施する。

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セットアップ事業

(1)総括 平成29年度にセットアップ作業の正確性向上、時間短縮を狙い実施したQRコード リーダ導入や各種効率化の取組みがセットアップ店での利便性やお客様サービス向上に 繋がっているか、顧客の視点から改善活動や店舗対応力の強化を進めていく。また、講 習会や店舗訪問などの現地現物の実践を通じて適切なセットアップ業務を推進していく。 昨年度より取り組んでいるセットアップ事業者連絡会活動の活性化については、引き 続き道路会社と連携をとりETC2.0の認知度向上、普及促進の牽引・支援を行う。 (2)車載器のセットアップ情報の発行 ETC車載器のセットアップ情報は、新車販売が引続き堅調に推移することから約 610万件(前年度比約98%)と前年度並みの発行件数を見込む。 またETC2.0車載器のセットアップ情報は、関東圏以外での割引等の新たなET C2.0サービスや大規模車載器購入助成が予定されていないこともあり、昨年度に続 き伸び率の鈍化が見込まれるも、一方で新車へ標準装着化が進み、約141万件(同約 123%)の発行を計画している。 <平成30年度ETCセットアップ計画> (注)二輪ETC2.0は、平成28年7月1日より運用開始。 522.8 510.0 469.0 125.8 115.0 141.0 648.7 (96%) 625.0 610.0 (98%) 0 200 400 600 800 H28年度実績 H29年度見込 H30年度計画 ETC車載器 ETC2.0車載器 ( )内は前年伸率 (万件)

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(3)ETC及びETC2.0の適切なセットアップ実施に向けての環境整備 ETC2.0の普及拡大が見込まれる中、セットアップ事業者・セットアップ登録店に おいて、セキュリティの確保、個人情報保護等の観点を踏まえつつ、ETC及びETC 2.0の適正・円滑かつ効率的なセットアップ業務の体制構築に向けた以下の取組みを進 めていく。 ①セットアップ業務の正確性向上、効率化に向けての取組み 平成29年度に実施したWebセットアップシステムへのQRコードリーダによる自 動入力化機能追加について、セットアップ事業者・セットアップ登録店から作業時間の 短縮化など使用状況を把握することで今後のシステム改善につなげていく。 セットアップ作業の今後の更なる正確性向上、効率化に向け、車載器管理番号などの 車載器情報のコード読取機能を追加する。 また、セットアップ申込書の電子化申請に向けた課題の整理・検討を行う。 ②セットアップ登録店ネットワークの再構築 現在、29,853店の全国セットアップ登録店ネットワーク(オンライン登録店: 27,522店、オフライン登録店:2,331店)を構築しているが、セットアップの 正確性、迅速性の観点からお客様満足度向上を図るため、オフラインセットアップ登録 店を縮小・廃止し、オンラインセットアップ登録店とするネットワークの再構築に向け ての課題の整理・検討を行う。 ③セットアップ事業者、登録店サポートの強化 セットアップ事業者・セットアップ登録店のセットアップ業務をサポートしている問 合せ窓口、ヘルプデスクなど現在それぞれ異なる連絡先について、店舗対応力強化の一 環として各種問合せ窓口の一本化を検討する。 ④適正なセットアップ業務実施に向けての取組み ア)セットアップ業務における基本事項を徹底するため、引き続きセットアップ事業者 を対象としたセットアップ統括責任者講習会を定期的に開催する。 イ)セットアップ登録店におけるセットアップ業務の習熟のために制作した e-Test や教育ビデオなど各種の教育ツールの充実を図るとともに e-ラーニングの定期受講 をルール化し、セットアップ業務の習熟と品質向上に取り組む。 ウ)店舗訪問調査を継続し、セットアップ登録店の実態把握やセットアップ業務の指導 を実施する。

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3 普及促進、広報、調査等

(1)総括 ETC2.0の普及拡大に向け、国や道路会社及びETC運用連絡会議、DSRC運用 連絡会議、セットアップ事業者連絡会などと連携し、利用者へ向けた広報及び普及促進 策を企画検討、実施する。 また、ETC及びETC2.0の普及促進策の立案には、検討の前提として関連する基 礎データの収集・分析が必要である。 (2)ETC及びETC2.0の普及促進キャンペーンの実施 前年度の普及促進キャンペーンを継続し、当機構が徴収する各種情報料金の還元を実 施して、国及び道路会社の展開する普及促進活動を支援する。具体的には、以下の通り 各種料金を還元する。 平成30年度キャンペーン内容 ETCカード鍵 車SAM鍵 (鍵使用料) 還元額:20円 (注)還元後のETCカード鍵、車SAM鍵の使用料は、100円→ 80円である。 ETCセットアップ (セットアップ情報発行料) お客様への還元額:500円 (内訳)当機構の還元額:380円 セットアップ事業者・店の還元額:120円 (注) 還元後のセットアップ情報発行料は、オンラインセットアップ 500円→0円、オフラインセットアップ1,000円→500円 である。 ETC2.0セットアップ (セットアップ情報発行料) お客様への還元額:650円 (ETC分:500円+DSRC分:150円) (内訳)当機構の還元額:480円 (ETC分:380円+DSRC分:100円) セットアップ事業者・店の還元額:170円 (ETC分:120円+DSRC分:50円) (注)還元後のセットアップ情報発行料は、オンラインセットアップ 650円→0円である。 DSRC車載器 技術料(*) 還元額:50円 (注)還元後の車載器技術料は、250円→200円である。 (*)ETC2.0車載器のDSRC部に関する技術料

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なお、その他のDSRC関連の各種料金の見直しについては、中期計画に沿って実施 していく。 (3)利用者のための広報活動 国や道路会社等が発信するETC及びETC2.0に関する情報を集約し、ETC総合 情報ポータルサイトや印刷物、及びイベントを通じてタイムリーに提供し、ETC及び ETC2.0に関する理解や普及促進を図る。 ①ETC総合情報ポータルサイト ア)利用者にとってわかりやすく効果的な情報発信を行うため、スマートフォン等によ るアクセスを基本とするコンテンツ構成とし、最新のWeb技術を活用して、セキュ リティ強化とコンテンツ更新の効率化を図る。 イ)利用者の声を聞くという観点から、ソーシャルメディア等を活用した発信力の強化 も併せて検討する。 ②ETC及びETC2.0普及促進広報活動 ア)道路会社やETC運用連絡会議等と連携した普及促進イベントを検討実施する。 イ)ETC2.0サービス等の理解を深める映像を制作する。 ウ)各道路会社の料金改定等に合わせて、料金制度やETC割引をわかりやすく解説し た「ETC割引ガイドブック」等を制作・配布する。 ③ETC便覧の発行 ETC及びETC2.0に関係する事業者や研究者等への情報提供を行うため、それ らの仕組みや普及状況、海外事例等を取りまとめた「ETC便覧(平成30年版)」を 編集・発行する。 (4)ETC及びETC2.0に関する市場、利用の実態調査 ETC及びETC2.0の今後の普及促進施策を考えるための基礎調査として、①E TC2.0サービスの提供状況、②車載器の実勢価格、③ステークホルダーの意識調査 などを実施・分析する。各調査結果を適切な関係者と共有し、提供サービスの改善とそ れに基づく普及促進を図る。

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4 ETC及びDSRCシステムの高度化、セキュリティ強化

(1)総括 ETCが今後も安全に利用可能であることを保証するためには、関連する情報セキュ リティや暗号技術に関する動向把握が必要である。また、システム安全性の継続的保証 には、システムが用いる暗号技術が危殆化する前に、安全な暗号技術への移行が必要で あり、適切な移行計画の立案及び実施が必要である。 (2)ETC及びDSRCシステムのセキュリティ高度化に関する調査研究 ①ETCの暗号移行に関する整理検討 暗号技術は解析技術や計算機能力の進展により、その安全性が低下する。継続的な安 全確保には、導入した暗号技術の安全性低下に関する継続的監視と、適切な暗号技術へ の適時の切替が必要である。 ETCにおける暗号技術の切替は、関係機材の交換、更新等を伴い、特に車載器につ いてはユーザの買替えによる機材交換を促す必要がある。現在、推進中の暗号移行に引 き続き取り組む。 ・ETC暗号の一次移行: 一次移行対応の車載器の販売は平成27年に開始しており、国土交通省、道路会社、 ITS-TEAの主導で、一般ユーザへの情報提供(現行車載器の使用期限に係るE TCのセキュリティ規格の変更についての告知)を開始している。 移行の着実な実施に向け、ETC運用連絡会議の事務局として、各種課題、特に関 係機関と連携しての一般ユーザ向け告知の進め方に関し、整理検討及び運営支援を行 う。 ・ETC暗号の二次移行: 移行計画の詳細化に関連する整理検討及び運営支援を行う。 ②ETC及びDSRCに関連する暗号動向の調査等 ETCのセキュリティの確保と向上のため、暗号アルゴリズム、セキュリティプロト コル等の観点から、最新の脅威等を調査し、その対策手法の研究及び安全性の評価を行 う。 (3)ETC及びDSRCシステムの多目的活用推進 ①ETCを活用した駐車場料金決済等の実用化 駐車場等、高速道路以外の施設でも事前登録が不要な料金決済を行うために、ネット ワークを用いてETC及びETC2.0車載器を民間でも活用する技術の実用化の支援 を行う。

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②利用車番号サービスの運用支援 利用車番号を活用した既存のサービス事業者様の利用目的、実態を把握しつつ、本サ ービス開始背景と経過ならびに上述①のような本サービスを代替可能な仕組みが構築さ れつつある状態を踏まえ、今後の本サービスのあり方について既契約事業者様と協議を 開始する予定である。 ③ETC及びETC2.0を用いた新サービスの事前検証 ユーザが新サービスを確実に享受できるように、ETC及びETC2.0を用いた公 共及び民間の新サービスが運用開始される前に、既販を含めた車載器・対応カーナビや システム等が不具合なく動作することを事前に検証できる仕組みを検討する。 (4)ETC及びDSRCシステムのセキュリティ確保 ①ETCシステムに関する情報安全確保規格の提供とセキュリティの確保 開示申請者に対し情報安全確保規格を開示する。また、開示を受けた事業者の同規格 書の管理状況等を調査し、セキュリティの確保に努める。 ②DSRCセキュリティ管理体制の強化 新しいETC2.0サービスの検討状況にあわせて、セキュリティ運用体制の導入検討 を開始する。

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5 新たなITSサービスへの取組み

(1)総括 ETC及びETC2.0セキュリティプラットフォームのシステムや運営ノウハウを 最大限に活かし、ITS Connect 事業推進、更にはETC2.0プローブ情報の利活用、 Connected Car 、自動運転など、新たなITSサービスに関する調査研究を実施する。 また、新たなITSサービスに関する対応策の立案に必要となる関連・周辺情報の収 集・分析を実施する。 (2)ITS Connect 事業 ITS Connect サービスの業務機関業務を確実かつ円滑に実施できるよう、契約更新 等に向けた準備、セキュリティ情報発行システムの更新や相互接続性試験装置の新規構 築に向けた検討等に取り組む。 また、段階的に業務範囲を拡大するために、仕様開示やインシデント対応等、セキュ リティ管理に関わる業務を中心として、ITS Connect 推進協議会などと業務範囲、体 制等について検討を実施し、具体的な業務の実施を図る。 (3)ETC2.0プローブ情報の活用の検討 ETC2.0プローブデータを活用した各種新サービスの実現が期待されている。同 期待を背景として、同データを活用した情報提供サービスにおける、利用シーン、想定 マーケットの明確化、サービス提供に必要な技術、制度運営の明確化につながる調査検 討等を実施する。その実現性と実現課題を把握すると共に、検討を踏まえサービス立上 げ支援を検討する。 (4)ETC及びDSRCシステムに関連する新たなITSサービスの調査研究 新たなITSサービスの実現に向け、関連する各種の技術開発及び標準化、新サービ スの社会適合を担保する法規制等の制度枠組の構築などに関し、苛烈な実用化競争が生 じている。ETCの将来像検討に資することを目的として、上記に関連する技術及び制 度に関する調査研究を行う。 ①自動運転や Connected Car に関する技術開発、法制化に関する動向調査 ②上記①のサービスを支えるV2X(路車間、車車間)通信技術に関する調査研究 ③上記①②の基盤技術としてのセキュリティ技術に関する調査研究

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6 事業基盤の強化

(1)業務執行における効率化とセキュリティ、安全性の確保 ETCのセキュリティプラットフォームを担う財団として、業務の効率化とセキュリ ティ強化の観点から業務執行について逐次検討・改善に取り組むこととする。そのため、 国際規格である情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に基づく安全で確 実な業務執行の推進と各種システムのセキュリティ強化に努める。 ①情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証及び運用 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に基づいた業務執行を新たな事 業分野も含めて徹底して、引き続きISMS認証を取得する。 ②OAシステムの刷新等 現行OAシステムは導入後5年経過しており、事業基盤の強化と連携して、新たな組 織体制や業務実態などに即し、より安全で利便性の高いOAシステムに刷新する。 また、標的型メール訓練や職員教育を継続的に実施して、職員のセキュリティレベル の向上に努める。 ③事業継続計画 事業継続計画を実効性のあるものにするため、定期的に災害対応訓練を実施して課題 を洗い出し、必要な改善を実施する。 (2)事業基盤の強化 ①基本的考え方 ITS技術の進展などの環境変化を踏まえ、新たなITSサービスへの取組みを始め とした、新しいミッションへ取り組むために、必要な人材確保や組織、業務体制の見直 し、戦略的な研究開発の強化、コンプライアンスの確保など事業基盤の強化を図る。 ②事業基盤強化の推進 ア)既存業務の効率化と高度化 イ)内部事業基盤の整備(組織体制・基幹人材の整備策等) ウ)新たなITSサービスへの対応体制の整備(ITS Connect、ETC及びETC2. 0の利活用と将来等)

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7 関係機関・事業者等との連携及び交流

(1)ETC運用連絡会議、DSRC運用連絡会議 ETC及びDSRCの品質向上、運用の円滑化、普及並びにセキュリティ確保やET C技術及びDSRC技術の活用を推進する。 ① ETC運用連絡会議の事務局としてその活動を支援する。特に、ユーザのETC車載 器買替えを促す必要の生じる案件二件の着実な実施に向け、継続的に取り組む。 ・ETC暗号の一次移行対応(4(2)①参照) ・旧スプリアス対応ETC車載器対応 関係省令等の改正により、2022年12月1日以降、一部のETC車載器の継 続使用が電波法違反となる。ETC関連機材の遵法運用維持の観点から、期限まで のユーザの買替えによる機材交換を促す活動に取り組んでいる。 国土交通省、道路会社、ITS-TEAの主導で、一般ユーザへの情報提供(旧 スプリアス車載器の告知)を開始している。 その着実な実施に向け、ETC運用連絡会議の事務局として、各種課題、特に関 係機関と連携しての一般ユーザ向け告知の進め方に関し、整理検討及び運営支援を 行う。 ② ETCセキュリティ協議体の事務局としてその活動を支援する。 ③ DSRC運用連絡会議の事務局としてその活動を支援する。また、より幅広い分野か ら会員を募り活動範囲を広げる。 ④ 国土交通省、関係事業者の意見を踏まえ、ETC運用連絡会議及びDSRC運用連絡 会議のより効率的かつ、効果的な運用を図るため新たな仕組みを検討する。 (2)セットアップ事業者連絡会 セットアップ事業者連絡会の事務局として、平成29年度に引き続き、道路会社と連 携した「ETC2.0認知度向上企画」を展開するにあたり、セットアップ事業者連絡会 活動の活性化に向け支援する。 (3)当機構の事業に関連する情報収集・提供及び関係機関・事業者等との交流 ETC及びDSRCに関連する海外動向調査 ①ITS世界会議への出展 第25回ITS世界会議・コペンハーゲンにおいて、国土交通省道路局ブースへの共 同出展に参加する。 ・ITS関連会議体への参画・・・・ITS Japan、JEITA等の会議へ参画 ②ETC及びDSRCに関する国内外の情報収集・提供(世界会議、海外調査等) 国内外の関連技術動向及びこれらの技術が利用可能なITS関連分野の調査を実施す

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るとともに、国際会議等への参加を通じて関係者間の交流を図る等関連技術の情報収集 を行う。また、その成果を関係者等に積極的に発信し、ETC及びDSRCに関する知 識・情報の共有化を図る。 ・ITSに関連する制度、技術に関わる情報収集 ITSに関連する制度、技術に関わる情報を収集し整理する。特に、自動運転、 V2X等に関わる項目も調査対象に入れて推進する。 (4)国際標準化に関わる活動 ETC及びDSRCに関する国際標準化を進めているISO/TC204/WG18 国際委員会、国内委員会、及びITS標準化委員会の活動に参画していく。

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