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(1)

第3章:モデル授業案8

働く人生の安心を支える

労働法と制度

ねらい:

働いて生きていく上で直面するであろう不安や困りごとの助けとなる労働法や制度があることを理解させる ・家庭科[青年の自立、生涯の生活設計、等] ※公民科でも扱いうる 扱うことが適切な教科等 ・働いている社会人へのインタビューを通じた学習 ・厚生労働省作成の冊子やそのウェブサイト上で学べる教材オンライン学習ツールによる 個別学習又は集団学習 この授業案からの発展的な学習 の可能性について 教科での適切な時期に(家庭科の場合は、「経済的自立」に関する学習の後が望ましい) どのタイミングで扱うか 個人ワーク+グループでの話合い 授業スタイル ・統計等のデータを読み取る力 ・調査結果等から自分の未来に起こり得ることを想像する力 ・(グループワークの場合)グループで話し合って資料から答えを見つけ出す力 この授業で身につけて欲しい力 労働法と制度に詳しい者(必須ではない) 協働する外部人材等 特になし 協働の際のこの授業案に特徴的な留意点等 ・働いて生活していく上で訪れうるライフイベントや不安、困る事 ・ライフイベントや不安、困る事に、労働法と制度が助けとなり得ること この授業で理解させたいこと、気づかせ たいこと、身につけて欲しい知識等 ・統計資料を含む添付のワークシート ・厚生労働省『知って役立つ労働法」、『まんが知って役立つ労働法Q&A』 ・家庭科の教科書や資料集など ・労働基準監督官と労働基準監督署に関する動画 使用する教材等(読み物、ワークシート、 動画、ウェブサイト等) ①導入とテーマの提示 ・就職、進学以外で何か人生で不安はあるか ・人生上の不安などへの対応 ②既習事項の確認等 ③資料による学習と話合い ・ライフイベントと、働いて生活をしていく上での不安や困る事について ④ワーク ・資料のデータ等から、それらのライフイベントや不安、困る事の助けとなる労働法と制 度があることを学ぶ ⑤振り返り 授業概要 1時限(50分を想定) 配当時間数 ワークシートと振り返りシートによる 学習の評価の方法の例

(2)

0:00 (5分) 導入とテーマの提示 必要があれば生徒 をグループに分け ておく ○授業者から生徒に問いかけ ・「就職、進学以外で何か人生で不安はあるかな?」 →生徒の意見を聞く   ・「この授業では、今後働いていく上での不安やいずれ 起こることにどのようにして対応すればよいか、に ついて学びます」 0:05 (5分) 既習事項の確認等 ワークシートの 配布 ※必要に応じて教 科書や資料集も 用いる ○生徒に、職業を持つ人として生きる「青年期」「成人・ 壮年期」の課題を確認させる ○授業者から生徒に問いかけ(ワークシート1) ・職業をもつ人として生きる「青年期」「成人・壮年期」 の学習を確認 ・その上で、授業者から生徒に、この授業では、今後の ライフイベントや、不安、困る事にどのように対応 するかについて学ぶ、ということを簡単に説明する 0:10 (15分) 資料による学習と 話合い(ライフイ ベントと働く上で の不安や困る事) ○まず、働く楽しみや喜びについて少し生徒に考えさせ、 クラスで共有する ※あまり出てこなければ授業者が補足する ○生徒に調査結果等の資料を読ませる(ワークシート2) ・社会人になった際の様々な不安や悩みを知る ※データから働く上でのリスクをイメージする ○簡単に隣同士ペア又は4人ぐらいで話し合う 0:25 (15分) ワーク A)グループに一 部、『知 っ て 役 立つ労働法』の 関係しそうな部 分のコピーを用 意する B)ワークシート のみ用いる ※動画については 詳しくはP18参 照のこと ○ライフイベント、働いて生活していく上での不安や困 る事の助けとなる労働法と制度があることを知る ※右のA、Bいずれかを実施する ◆パターンA)個人ワーク&全体共有 ・ワークシートの左辺にライフイベントや不安等が、右 辺に関連する法律や制度が並んでいるシートで、左右 の対応する事項を線で結ぶ ◆パターンB)グループワーク ・ワークシートの左辺にライフイベントや不安等を書き 込む ・右辺に『知って役立つ労働法』から助けになりそうな法 律や制度を探し、書き込む ※時間があれば、労働基準監督官と労働基準監督署につ いての動画を見せてもよい 0:40 (10分) まとめと振り返り ・振り返りシートの 配布 ・各自記述して提出 ○クラス全体でワークの結果を共有 ○振り返りシート等を用いて生徒に行わせる ※ワークシートの空欄に入るのは、先頭から

2章

4章

5章

6章

7章

8章

3章

8

(3)

年  月  日    年  組   名前:

◎この授業の学習のテーマ

① 職業を持つ人として生きる「青年期」

「成人・壮年期」の課題

学習のねらい

◆社会人になった後の(    )や、働いて生きていく上での(    )について知る

◆ライフイベントや困る事の助けとなる(    )あることを知る

80.7 19.3 79.0 21.0 70.5 29.5 67.1 32.9 81.5 18.5 69.4 30.6 82.9 17.1 55.9 44.1 80.4 19.6 75.6 24.4 73.9 26.1 79.6 20.4 37.9 38.7 39.9 20.0 35.7 30.8 47.8 27.9 3.4 3.5 3.8 2.8 3.4 3.7 4.7 26.9 31.6 31.2 41.9 42.7 15.9 40.3 42.6 40.2 33.6 38.6 43.0 35.9 44.7 44.0 42.7 37.6 17.5 24.4 27.7 14.7 24.2 14.3 33.5 16.2 20.7 21.1 15.8 6.5 10.6 5.0 5.2 5.1 「働くことに関する不安」 「若者の仕事観や将来像と職業的自立、就労等支援等に関する調査」 (平成23 年度内閣府)

② これから訪れるであろうライフイベントや、働いて生活していく上での不安、困る事は?

働くことに影響を及ぼす 不安項目をあげてみよう。 (例) ・自分が会社を「クビ」になる ・家族が、、、 「青年期」 「成人・壮年期」 ・(    )、アルバイト経験、就職する ・職業を通して(    )をはかる ・職業上の責任の高まり、知識・技術の向上・職場環境の向上への参画 人 (%)

第3章:モデル授業案8

(4)

総数 73.5 45.0 25.3 23.8 21.5 17.0 12.6 2.8 2.7 20~29歳 57.5 34.1 38.5 23.2 33.0 7.1 20.8 5.1 3.7 30~39歳 66.7 43.0 32.7 22.2 41.6 9.4 14.2 3.1 2.4 40~49歳 74.9 47.3 27.1 25.5 25.5 12.9 14.2 1.9 2.6 50~64歳 81.6 48.5 16.2 23.8 5.7 26.2 8.2 2.3 2.5 男性 71.8 41.3 27.2 26.0 18.2 17.7 14.7 3.3 2.7 女性 75.2 48.5 23.5 21.6 24.7 16.3 10.7 2.3 2.6 単位(%) 54.0% 51.6% 42.8% 39.5% 34.8% 27.8% 16.4% 11.8% 11.3% 7.0% 1.1% 0.2% 6.7% 「悩みや不安の内容」 「平成28年度 国民生活に関する世論調査」 (内閣府) ~日頃の生活の中で、「悩みや不安を感じている」と答えた者に、複数回答)~ その負担が 廃止されるのではないか 生活が苦しく 0 10 20 30 40 50 60 老後の生活設計について 自分の健康について 家族の健康について 今後の収入や資産の見通しについて 現在の収入や資産について 家族の生活(進学、就職、結婚など)上の問題について 自分の生活(進学、就職、結婚など)上の問題について 家族・親族間の人間関係について 勤務先での仕事や人間関係について 事業や家業の経営上の問題について 近隣・地域との関係について その他 わからない 総 数(N=4,126人)

2章

4章

5章

6章

7章

8章

3章

8

(5)

国民生活を生涯にわたって支える社会保障制度

就学前 就学期 子育て・就労期 引退後 【保健・医療】 妊婦健診 乳幼児健診、学校健診、予防接種 事業主による健康診断 健康づくり 健康診断 疾病治療 療養 特定健診・特定保健指導 高齢者 医療 医療保険(医療費保障) 【社会福祉等】 保育所 放課後 児童クラブ 介護保険 (在宅サービス、 施設サービス等) 児童福祉 母子・寡婦福祉 地域の子育て支援 (乳児家庭全戸訪問事業、地域子育て支援拠点事業等) 児童手当 児童扶養手当 保護を要する児童への社会的養護等 障害(児)者福祉 ・在宅サービス(居宅介護、デイサービス、短期入所、補装具の給付等) ・施設サービス(障害者支援施設等) ・社会参加促進(スポーツ振興等) ・手当の支給(特別障害者手当等) 【所得保障】 遺族年金 年金制度 障害年金 老齢年金 生活保護 資産、能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する者に対し、最低限度の生活を保障 【雇用】 職業紹介、職業相談等 労働条件 男女雇用機会均等 仕事と生活の両立 支援 職業能力開発 労働力需給調整 労災保険 雇用保険 高齢者雇用 障害者雇用 働いて事故にあった時、失業した時など 公共職業訓練 労働者個人の自発的な職業能力開発を支援 男女雇用機会均等・育児休業・介護休業等 最低限の労働条件や賃金を保障 労働者の安全衛生対策 6歳 12歳 15歳 18歳 出生 20歳 40歳 50歳 60歳 70歳 75歳 「人の一生から見た社会保障制度」 (『平成24年度版厚生労働白書』より)

第3章:モデル授業案8

(6)

<働く上での「不安や困る事」> 働く先の将来 (倒産したりしないか) 突然リストラされないか       (勤め先をいきなり「クビ」にならないか) 仕事と家庭生活の両立 (妊娠や出産・子育てなど) 仕事と親の介護の両立  自分の健康       (仕事でケガや病気になったら)  給料のカットや未払い (給料がまともにもらえない) 自分は就職できるか <労働に関連する法律と制度> 育児休暇 労働基準法 労災保険 雇用保険 ハローワーク 解雇予告(手当) 介護休暇

④ 働き生活していく上での「不安や困る事」を助ける労働法と制度を調べよう

①左の空欄に資料から読み取った「不安や困る事」を書き出す ②それらの「不安や困る事」に対応すると考えられる法律と制度をテキスト『知って役立つ労働法』や『マンガ知っ  て役立つ労働法Q&A』で調べ、右の空欄に書き込む ◆(例)会社が倒産して失業してしまう ⇒雇用保険と失業給付 ◆ ⇒ ◆ ⇒ ◆ ⇒ ◆ ⇒ ◆ ⇒ ◆ ⇒ ◆ ⇒ ◆ ⇒ ◆ ⇒ ◆ ⇒

2章

4章

5章

6章

7章

8章

3章

8

(7)

※①と②の質問には、最も近い答えに○を、③、④の質問には自由に書いてください。 

③今日の授業で「これは知らなかった!」

「新しいことを学んだな-!」と思ったのはどういうことですか?

④今日の授業を受けて「私の今後の人生に生かせそうだな」と思ったことは何ですか?

⑤感想(思ったこと、感じたことなど)を自由に書いてください。

振り返りシート

年   月   日      年  組  名前:

①これから働いて生活していく上であなたにさまざまなことが起こる可能性があることを

知ることができましたか?

知ることができた  ある程度できた  どちらともいえない

 

あまりできなかった  できなかった

理解することができた  ある程度できた  どちらともいえない

 

あまりできなかった  できなかった

②あなたに起こる可能性のあるさまざまなことのうち、

「困る事」を防いだり助けたりする

法律や制度があることを理解できましたか?

第3章:モデル授業案8

(8)

2章

4章

5章

6章

7章

8章

3章

8

参照

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