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第1章 社会資本の復旧整備と生活基盤の再整備 第1節 交通ネットワークの整備促進 1.常磐自動車道の全線 4 車線化 相馬福島道路の早期完成 所管課:建設部高速道路推進室 目的 市は 市勢進展のために重要なインフラ整備の一環として 常磐自動車道や復興支援道 路 相馬福島道路 の早期完成に向けた活動に

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第1章 社会資本の復旧整備と生活基盤の再整備

第1節 交通ネットワークの整備促進

1.常磐自動車道の全線 4 車線化、相馬福島道路の早期完成

所管課:建設部高速道路推進室 目的 市は、市勢進展のために重要なインフラ整備の一環として、常磐自動車道や復興支援道 路「相馬福島道路」の早期完成に向けた活動に取り組んできました。 常磐自動車道は原発事故の影響で工事が一時中断されましたが、国や関係機関の努力に より、平成 24 年 4 月 8 日に南相馬 IC~相馬 IC 間が開通し、以降順次開通区間が延伸さ れ、平成 27 年 3 月 1 日に常磐富岡 IC~浪江 IC 間が開通して全線開通となりました。 常磐自動車道は、本市の復旧・復興はもとより、浜通り地方の復興に大きな役割を担う ことになります。また、物流や観光・交流人口の拡大、企業活動の促進や救急医療体制の 充実など様々な分野において極めて重要な役割を果たすことが期待されます。 一方で、国において平成 28 年 3 月に一部区間の 4 車線化の事業着手が示され、平成 28 年 9 月には広野 IC~山元 IC 間の速度低下が見られる 6 区間(L=13.5km)に付加車線を 設置する方針が示されたものの、全線 4 車線化については明確な見通しが示されていませ ん。引き続き安全性・信頼性の確保、利便性等の向上を図るため、早期に全線 4 車線化の 整備着手が実現するよう、強く要望していきます。 「相馬福島道路」は、常磐自動車道と東北自動車道を結ぶ約 45km の自動車専用道路で あり、東日本大震災の復興を支える復興支援道路に位置付けられ、重点的に整備が進めら れています。 この道路は、平成 25 年度までに全区間が事業化され、平成 29 年 3 月 26 日には阿武隈 東道路(相馬山上 IC~相馬玉野 IC)が開通し、国道 115 号の急勾 配で急カーブが集中する難所を通 過することなく移動できる新たな 幹線道路が開通しました。 また、相馬玉野 IC~(仮)阿武隈 IC 間、(仮)阿武隈 IC~(仮)霊山 IC 間の霊山道路は平成 29 年度の開通、 相馬 IC~相馬山上 IC 間の相馬西 道路は平成 31 年度の開通、(仮)霊 山 IC~(仮)福島保原線 IC、(仮)国 道 4 号 IC~(仮)福島北 JCT 間は平成 32 年度の開通を目標に事業が進められています。 「相馬福島道路」は、浜通り地区の産業や経済、文化のさらなる発展のために不可欠で 阿武隈東道路開通式(H29.3.26)

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- 21 - あるほか、救急医療搬送時の命の道としても期待されるため、引き続き一日も早い全線開 通を国に強く要望していきます。 復興方針(事業全体の内容) 関係機関に対する要望活動の実施 国土交通省及び東日本高速道路株式会社との連絡調整の強化 広報活動及び各種情報の収集・調査の実施 常磐自動車道・相馬福島道路の利用促進のためのバスターミナルの整備 主な施策 進捗状況 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 継続 要望・広報活動 国土交通省 NEXCO 東日本 事業内容:事業主体である国土交通省、NEXCO 東日本に対する要 望活動、及び関係機関との連携による事業進捗状況や整 備効果に関する広報活動の展開 継続 バスターミナル整 備 山上地区 事業内容:常磐自動車道・相馬福島道路を利用した高速バス運行を 見据えたバスターミナル及び利用者用駐車場の整備 事 業 費:2,164 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 26 年~平成 29 年度 課題(事業実施上の課題等) 常磐自動車道及び相馬福島道路が通過す るルートについては、山間部が多く、特に 相馬市内は工事の状況が見える箇所が少な いため、市民が直接工事の進ちょく状況を 把握することが難しい状況となっています。 常磐自動車道が全線開通し、「相馬福島道 路」の開通目標が公表されたことで、高速 交通ネットワークの完成を見据えた企業経 済活動や観光交流人口の拡大へとつなげて いくためにも、国と県、他市町村とも連携 し、市民の事業に対する関心を一層高めていく必要があります。 今後の方針(今後の事業展開予定) 常磐自動車道は、首都圏と南東北の主要都市をつなぎ、浜通り地方の復興・再生や、産 業・経済・医療等を支える背骨として、極めて重要な役割を果たす高速自動車道です。早 期に全線 4 車線化の整備着手を図る必要があるため、関係機関と連携を図り要望活動を実 施していきます。 復興支援道路「相馬福島道路」は各区間の開通目標が公表されていますが、緊急医療活 動の拡大、重要港湾相馬港の利活用、相双地方の復興・再生等、極めて重要な役割を果た す路線であり、一日も早い供用を図る必要があるため、関係機関と連携を図り要望活動を 実施していきます。 なお、公共交通ネットワークの多重化を目的として整備したバスターミナルについて、 関係事業者と連携し、良好な維持管理に努めていきます。 相馬西道路、横川高架橋(H29.4)

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- 22 - また、高速交通ネットワークの完成を見据えた企業誘致活動や観光交流人口拡大策の準 備を進めていきます。 相馬市マスタープラン2017との関係性 第4章 地域特性を生かした良質な産業づくり 第4節 商工業の振興 (1) 企業誘致の推進 第8章 着実な社会資本の整備と計画的な維持管理によるまちづくり 第2節 震災を乗り越えた新たなまちづくり (1)高速交通ネットワークの整備

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2.JR常磐線の全線早期復旧

所管課企画政策部企画政策課 目的 震災で発生した津波により、JR常磐線は、駅舎や線路の流失など甚大な被害を受け、 本市においては不通区間が生じることとなりました。 平成 28 年 12 月 10 日に、本市以北の区間で不通となっていた「相馬駅-浜吉田駅間」 が 5 年 9 カ月ぶりに運転再開となりましたが、本市以南の区間では、原発事故の影響によ り、現在も一部不通となっています。 基幹交通である鉄道の運転再開は、浜通り地方の復興・創生を大きく後押しするもので あり、市民の通勤や通学等の生活の足の確保の点からも欠かせなく、また、人口流出の防 止や交流人口の増加による地域振興の観点からも一日も早い全線開通への大きな期待が 寄せられています。 復興方針(事業全体の内容) 関係機関に対する要望活動の実施 沿線自治体との連絡調整の強化 主な施策 進捗状況 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 継続 要望・広報活動 東 日 本 旅 客 鉄 道 株式会社 事業内容:沿線自治体をはじめとする関係機関と連携し、事業主体 である東日本旅客鉄道株式会社に対し要望活動を展開 課題(事業実施上の課題等) 一日も早い全線の復旧に向け、沿線の自治体等と連携を図りながら、要望活動を展開す る必要があります。 今後の方針(今後の事業展開予定) 常磐自動車道や復興支援道路「相馬福島道路」などの道路網と、基幹交通としての鉄道 は本市の交通ネットワークの両輪であり、特に鉄道の定時制と大量輸送は、本市の復興に 大いに期待されるものです。これらの交通網を活用した交流を促進するとともに、市民の 生活の利便性の向上に向け、全線の早期復旧、さらに増便や駅構内の整備など、沿線自治 体と連携して要望していきます。 相馬市マスタープラン2017との関係性 第8章 着実な社会資本の整備と計画的な維持管理によるまちづくり

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第2節 生活基盤の再整備

1.住居移転の促進

所管課:建設部都市整備課 目的 震災の津波により、本市沿岸部の家屋は流失し、また市内全域においても地震等により 家屋が倒壊、被災するなど、多くの住居が甚大な被害を受けました。 被災された方々が生活を再開するためには、住居の再建を進めていくことが急務であり、 その手法としては、①自身で住む場所を求め自宅を建設する自力再建という方法、②防災 集団移転による公的な分譲区画を求め自宅を建設する方法、③民間の借家借間(アパート 等)に入居する方法、そして、④整備された災害市営住宅に入居する方法の以上4通りが 考えられます。 そのうち、②及び④について、市は、防災集団移転促進事業等を活用して住宅団地の整 備を進め、平成 27 年 3 月末までに市内9か所に住宅団地が完成し、移転が進んでいます。 また、市整備の住宅団地以外へ移転される方々や現地再建される方々については、がけ 地近接等危険住宅移転事業や市独自支援事業を活用し、引越費用及び住宅ローンの利子相 当額に対する補助を行い、これらを通して被災された方のすみやかな住居移転や住宅再建 を支援していきます。 復興方針(事業全体の内容) 市が整備する住宅団地の用地取得造成及び道路・公園等公共施設の整備 住宅建設・土地購入に対するローン利子相当額の助成 住居の移転(引越し)に対する助成 従前お住まいの土地等の買取り 主な施策 進捗状況 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 継続 防災集団移転促進 事業 (従前お住まいの土 地等の買取り) 災害危険区域 事業内容:従前お住まいの土地等の買取り 事 業 費: 約 4 億 9,627 万円( 平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 防災集団移転促進 事業 ( 住 宅 団 地 の 整 備 等) 細田東、刈敷田、 南ノ入、荒田、鷲 山、狐穴地区(6 地 区) 事業内容:公園等環境の整備 事 業 費:約 2,976 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 23 年度~平成 29 年度 継続 防災集団移転促進 事業 (引越し費用補助) 災害危険区域 事業内容:市が整備する住宅団地への引越し費用の補助 上限:80.2 万円 事 業 費:約 1,196 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 防災集団移転促進 事業 (住宅建設等利子補 助) 災害危険区域 事業内容:市が整備する住宅団地への住宅再建の利子補助 上限:722.7 万円(ただし消費税 5%対象者は 708 万円) 事 業 費:約 4,328 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度

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- 26 - 継続 がけ地近接等危険 住宅移転事業 災害危険区域 事業内容:災害危険区域から、市が整備する住宅団地以外へ移転す る際の移転費用補助(引越し費用、住宅再建の利子補助) 利子補助上限:722.7 万円(ただし消費税 5%対象者は 708 万円)、引越し費用上限 80.2 万円 事 業 費:約 7,982 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 住宅再建事業補助 (引越し費用補助) (市独自支援) 市内全域 事業内容:災害危険区域外(半壊以上)の方等が対象となる引越費用 補助 上限:80.2 万円(ただし消費税 5%対象者は 78 万円) 事 業 費:約 570 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 住宅再建事業補助 (住宅建設等利子補 助) (市独自支援) 市内全域 事業内容:災害危険区域外(半壊解体、大規模半壊以上)の方等が 対象となる住宅再建等利子補助 上限:全壊 206 万円 (ただし消費税 5%対象者は 200 万 円)、大規模半壊、半壊解体 103 万円(ただし消費税 5% 対象者は 100 万円) 事 業 費:約 1,450 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 課題(事業実施上の課題等) 従前お住まいの土地全体の買取計画約 95ha のうち、平成 29 年 7 月末現在で約 88ha を 買収しているところですが、未だ未相続地や既に亡くなった方が設定した抵当権付き土地 等、未契約となっている土地が約 7ha あります。円滑な契約に向け、手続きを進める必要 があります。 また、各住宅団地にある公園等の公共・公益施設の維持管理について、今後の利活用方 法を含め、体制づくりを検討する必要があります。 今後の方針(今後の事業展開予定) 従前お住まいの土地等の買い取りが可能となった土地については、迅速に契約を進め移 転者への支援につなげるとともに、引き続き、住居の移転費用や住宅建設(補修)・土地購 入等に対するローン利子相当額への助成を行い、住宅再建の支援を進めます。 相馬市マスタープラン2017との関係性 第2章 震災から復興した新たな相馬づくり 第2節 生活再建の基盤づくり (1)住宅移転の促進

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2.災害市営住宅の整備

所管課:建設部建築課 目的 前述した被災された方々の住居の再建手法のうち、④の災害市営住宅については、恒久 的に暮らせる生活の場を得る事ができない方のセーフティネットの役割を担い、全ての被 災者が仮住まいである応急仮設住宅等から恒久住宅へ入居できることを目指し、その受け 皿として整備し、平成 27 年 3 月にすべての災害市営住宅が完成しました。 復興方針(事業全体の内容) 災害市営住宅(相馬井戸端長屋、一戸建(平屋・2階建)、アパート型住宅)の建設 主な施策 進捗状況 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 完了 災害市営住宅整備 事業 馬場野地区 ( 馬 場 野 山 田 団 地) 事業内容:井戸端長屋1棟(12 戸)の建設 総事業費:約 1 億 5,000 万円 事業期間:平成 23 年 11 月~平成 24 年 7 月 ※ダウ・ケミカル社より井戸端長屋1棟(12 戸)寄贈 完了 程田地区 ( 程 田 明 神 前 団 地) 事業内容:一戸建 46 戸(平屋 24 戸・2 階建 22 戸)の建設 総事業費:約 7 億 2,000 万円 事業期間:平成 24 年 1 月~平成 25 年 3 月 完了 原釜地区 (南戸崎団地) 事業内容:井戸端長屋1棟(10 戸)の建設 総事業費:約 1 億 6,000 万円 事業期間:平成 24 年 3 月~平成 26 年 3 月 完了 磯部地区 (狐穴団地) 事業内容:井戸端長屋1棟(12 戸)の建設 総事業費:約 1 億 8,000 万円 事業期間:平成 24 年 3 月~平成 27 年 3 月 完了 細田地区 (細田東団地) 事業内容:一戸建 65 戸(平屋 36 戸・2 階建 29 戸)、井戸端長屋 1棟(12 戸)の建設 総事業費:約 11 億円 事業期間:平成 25 年 2 月~平成 26 年 3 月 完了 刈敷田地区 (刈敷田南団地) 事業内容:一戸建 70 戸(平屋 40 戸・2 階建 30 戸)、アパート型 36 戸の建設 総事業費:約 20 億 6,000 万円 事業期間:平成 26 年 3 月~平成 27 年 3 月 完了 南ノ入地区 (南ノ入団地) 事業内容:一戸建 28 戸(平屋 16 戸・2 階建 12 戸)の建設 総事業費:約 4 億 9,000 万円 事業期間:平成 26 年 7 月~平成 27 年 3 月 完了 荒田地区 (北高野団地) 事業内容:一戸建 51 戸(平屋 30 戸・2 階建 21 戸)の建設 総事業費:約 8 億 7,000 万円 事業期間:平成 26 年 7 月~平成 27 年 4 月 完了 鷲山地区 (山信田団地) 事業内容:一戸建 56 戸(平屋 34 戸・2 階建 22 戸)の建設 総事業費:約 9 億 6,000 万円 事業期間:平成 26 年 7 月~平成 27 年 4 月 継続 相馬市復興住宅被 災者取得支援基金 細田地区 明神前地区 鷲山地区(一部) 事業内容:災害市営住宅の一部払い下げに関し、被災者の費用負 担が、建設費の半分程度で済むように、国の認める払 い下げ価格との差額を、市独自の補助制度により補助 するための基金を創設 事 業 費:現時点で 5 億 5,000 万円の積立予定 事業期間:平成 29 年度~

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- 29 - 課題(事業実施上の課題等) 災害市営住宅の整備については、入居希望者による勉強会を開催し、入居希望者の要望 を最大限反映しながらの整備を心がけ、被災者の諸事情による変更も念頭に置きながら計 画を進めてきました。 災害市営住宅の整備により、市が管理する市営住宅が倍増し管理運営業務が増加するな どの課題があることから、払い下げ等について検討していく必要があります。 今後の方針(今後の事業展開予定) 市分譲団地、災害市営住宅が完成したことにより、相馬市応急仮設住宅収束勉強会や恒 久住宅への移行プログラム策定検討委員会を経て作成した相馬市恒久住宅への移行プロ グラムに基づき、応急仮設住宅から恒久住宅へのスムーズな移行を支援してきました。 また、新しい住宅団 地については、これま で 既 存 の 行 政 区 と は 独 立 し た 特 別 区 の 扱 いとしてきましたが、 平成 29 年度から、新 しい行政区、あるいは 既存の行政区へ編入、 再編しました。 相 馬 井 戸 端 長 屋 に おいては、高齢の方々 や 一 人 世 帯 の 方 々 が 共 同 で 生 活 す る こ と で、孤独化、孤立化を 防ぐよう努めていきます。 同長屋へ入居している高齢者などに対する福祉サービスや外出支援サービス、健康管理 事業など継続した支援体制を整えるため、平成 27 年 3 月に「相馬市被災高齢者等地域生 活支援基金条例」を定めました。 災害市営住宅の整備に伴い、将来倍増する市営住宅の管理の問題を解決するためにも、 国の払い下げ承認後、希望者には、決められたエリアにおいて、災害市営住宅の払い下げ を行います。その払い下げ価格については、被災者の負担が過大にならないよう、市独自 の補助制度を新設して対応します。 相馬市マスタープラン2017との関係性 第2章 震災から復興した相馬づくり 第2節 生活再建の基盤づくり (1)住宅移転の促進 相馬井戸端長屋(細田東住宅団地) (H25.12.12)

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3.避難道路の整備

所管課:建設部土木課 目的 震災の津波により市沿岸部は壊滅的な被害を受け、交通網が至る所で寸断されました。 道路が通行できるようになるまで避難した住民は孤立した状況となり、市職員が夜間、徒 歩による物資輸送(食品や生活用品)等による対応を行うなど、非常に困難な状況となりま した。 これらの状況を踏まえ、再び津波が発生した場合に、被害の及ばない安全な地域へスム ーズに避難できるよう、避難道路の整備を行います。 併せて、地域住民の生活の安全性、利便性の向上を図り、津波被災地域の経済産業の早 期回復に資するよう迅速な整備を実施しています。 復興方針(事業全体の内容) 避難道路の整備(22 路線) ※平成 27,28 年度に一部見直し 主な施策 進捗状況 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 継続 防災・震災対策道 路整備事業 東部 86 号線 (原釜地区) 事業内容:延長=848.7m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:1 億 9,100 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 東部 113 号線 (尾浜地区) 事業内容:延長=235.0m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:9,200 万円 事業期間:平成 26 年度~平成 29 年度 完了 東部 116 号線 (尾浜地区) 事業内容:延長=110.3m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:4,100 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 完了 東部 298 号線 (法定外道路) (尾浜地区) 事業内容:延長=268.4m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:1 億 1,600 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 28 年度 継続 東部 123 号線 (原釜地区) 事業内容:延長=735.8m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:2 億 3,500 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 廃止 東部 471 号線 (柏崎地区) 事業内容:延長=1400.0m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:3 億 1,200 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 完了 東部 226 号線 (法定外道路) (原釜地区) 事業内容:延長=128.0m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:8,500 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 完了 東部 316 号線 (原釜地区) 事業内容:延長=231.6m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:7,600 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 28 年度 継続 日下石石上線 (岩子地区) 事業内容:延長=2,679.9m、舗装幅員=9.75m 事 業 費: 28 億 700 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 31 年度 完了 東部 327 号線 (岩子地区) 事業内容:延長=671.3m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:1 億 4,000 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 28 年度 完了 東部 339 号線 (岩子地区) 事業内容:延長=51.7m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:1,100 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 26 年度

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- 31 - 完了 東部 338 号線 (岩子地区) 事業内容:延長=249.9m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:4,200 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 26 年度 継続 百槻和田線 (岩子地区) 事業内容:延長=1,519.9m、舗装幅員=7.0m 事 業 費: 4 億 7,800 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 東部 328 号線(一 工区) (岩子地区) 事業内容:延長=193.5m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:5,400 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 東部 328 号線(二 工区) (岩子地区) 事業内容:延長=1,577.0m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:4 億 8,700 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 廃止 東部 320 号線 (岩子地区) 事業内容:延長=230.0m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:3,900 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 完了 東部 519 号線 (磯部地区) 事業内容:延長=307.2m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:7,500 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 28 年度 完了 東部 520 号線 (磯部地区) 事業内容:延長=118.5m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:2,500 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 完了 東部 521 号線 (磯部地区) 事業内容:延長=1,227.4m、舗装幅員=7.0m 事 業 費:7 億 7,700 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 28 年度 継続 東部 462 号線 (法定外道路) (磯部地区) 事業内容:延長=1,611.0m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:9 億 1,800 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 金草線 (磯部地区) 事業内容:延長=1,870.8m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:5 億 8,600 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 完了 東部 491 号線 (磯部地区) 事業内容:延長=769.0m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:8,600 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 28 年度 継続 東部 501 号線 (磯部地区) 事業内容:延長=336.4m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:1 億 4,800 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 鹿島前迫線(一工 区) (蒲庭地区) 事業内容:延長=735.0m、舗装幅員=5.0m 事 業 費: 1 億 8,400 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 廃止 鹿島前迫線(二工 区) (蒲庭地区) 事業内容:延長=863.9m、舗装幅員=5.0m 事 業 費:3 億 1,900 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 28 年度 課題(事業実施上の課題等) 地権者等との協議が整った路線については速やかに発注し、完成に向けて工事を進めて いますが、一部道路用地の取得及び補償に時間を要しています。 また、国や県など関係機関事業との調整・連絡が必要となる路線については、連携を密 にとり、工期遅延などが生じないよう協議を実施しています。 その他、被災地の復興事業に共通の課題である、建設関係工事の需要量増加による資材 や作業員不足に伴う工事金額の増額や工期の延長等に、随時対応しています。 今後の方針(今後の事業展開予定) 日下石石上線工事(百間橋の架け替え)を除く全路線の平成 29 年度中の整備完了に向 け、必要となる用地取得、物件移転、工事契約及び監督業務等を順次進めていきます。

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- 32 - 相馬市マスタープラン2017との関係性 第2章 震災から復興した新たな相馬づくり 第2節 生活再建の基盤づくり (2)避難道路の整備 避難道路(磯部地区)

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4.雨水の排水対策

所管課:建設部下水道課 目的 震災による地震で、市内全域で地盤沈下が発生しました。とりわけ、松川浦に面する区 域では地盤沈下の影響が大きく、大潮時には、道路はもとより宅地内まで海水が浸水する 状況となり、あわせて、市街地への幹線となっている道路が冠水することで、日常生活に も支障が生じていました。 この冠水の状態は、雨天時において も同様の状態となっており、台風等雨 量の多い時期には、地区住民の一時避 難も懸念されるため、早急な対策が必 要となっていました。 このため、地区内の生活基盤の復興 を図るため、雨水排水路やポンプ場の 建設による恒久的な排水対策を講じ、 市民の皆さんが「安全・安心」して暮 らせるまちづくりのため、これらの整 備を行いました。 復興方針(事業全体の内容) 雨水排水のための排水路、ポンプ場の整備 宅地内の排水を円滑に排出するため、民有地の盛土実施 主な施策 進捗状況 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 完了 下水道事業(公共下 水道(雨水幹線)整 備事業) (細田地区) 細田地区 事業概要:ポンプ場用地買収、雨水排水路整備、仮排水、ポンプ場 及び付帯施設・設備整備 総事業費:49 億 6,195 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 28 年度 完了 下水道事業(公共下 水道(雨水幹線)整 備事業) (尾浜地区) 尾浜地区 事業概要:雨水排水路整備、ポンプ場及び付帯施設・設備整備 総事業費:29 億 1,390 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 完了 雨水排水対策事業 (尾浜地区)効果促 進事業 尾浜地区 事業概要:民地、道路の嵩上げ、曳家、営業補償等の移転費用 総事業費:3 億 4,189 万円 事業期間:平成 25 年度~平成 27 年度 完了 下水道事業(公共下 水道(雨水幹線)整 備事業) (岩子地区) 岩子地区 事業概要:用地買収、雨水排水路整備 総事業費:6,792 万円 事業期間:平成 25 年度~平成 26 年度 完了 雨水排水対策事業 (岩子地区)効果促 進事業 岩子地区 事業概要:民地、道路の嵩上げ、曳家、営業補償等の移転費用 総事業費:3 億 3,385 万円 事業期間:平成 25 年度~平成 26 年度 新規 要望活動 国 事業内容:雨水排水施設の適切な維持管理を行っていくため、国に 対し財源措置に対する要望活動を行う。 尾浜地区冠水状況(H24.11.14)

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- 35 - 課題(事業実施上の課題等) この雨水の排水対策工事を進めるに は、他の災害復旧・復興事業や関連す る道路、護岸工事を行う関係機関との 十分な協議・調整を重ねる必要があり ました。 また、幹線道路の嵩上げ、護岸工事、 雨水幹線の埋設等による通行規制が生 じるため、地区の方々の理解と協力が 必要でした。 今後は、完成したポンプ場の維持管 理にかかる財源の確保が課題です。 今後の方針(今後の事業展開予定) 雨水排水対策事業は、平成 26 年度に岩子地区、平成 27 年度に尾浜地区が、平成 28 年 度に細田地区が完了し、全ての雨水排水施設の整備が完了しました。 また、側溝等の排水施設が再整備される区域では、道路の嵩上げと連携を図り、地権者 の同意を得ながら宅地内の排水を円滑に排出できるよう民有地の盛土を実施しました。 雨水排水の整備が完了したことにより、今後は、市民の皆さんが「安全・安心」に生活 できるよう雨水排水施設の適切な維持管理を行っていきます。そのためにも、国に対し必 要かつ適切な財源措置を要望していきます。 相馬市マスタープラン2017との関係性 第8章 着実な社会資本の整備と計画的な維持管理によるまちづくり 第1節 暮らしやすいまちづくり (3)市営住宅や下水道等の計画的な維持管理 岩子地区冠水状況(H24.11.14) 松川ポンプ場 尾浜地区(道路の嵩上げ)

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第3節 被災地の土地利用

1.災害危険区域の土地利用

所管課:企画政策部企画政策課、建設部都市整備課 目的 震災による堤防の決壊や地盤沈下等により、再度津波が来襲した場合、甚大な被害の恐 れがある地区を「災害危険区域」に指定し、建築制限を行っています。 「災害危険区域」は、区域決定にあたって住民の意見を踏まえ必要最小限の区域とし、 区域内に居住していた被災者の速やかな移転を進めるため、東日本大震災復興交付金等の 国の支援制度を活用して市が買い取りを進めています。 買い取った「災害危険区域」については、新たな土地利用方針に基づき、職業領域と居 住領域を分離する方向で具体的な計画を策定し、かつ商工業の立地の利便性を確保した新 たなまちづくりを目指します。海岸部は、国や県が津波対策として実施する海岸防災林事 業や防災緑地事業で活用するほか、磯部地区においては、復旧が困難な農用地を活用し、 磯部水産加工施設及び太陽光発電施設が完成しています。また、尾浜地区復興交流広場(仮 称)や磯部地区慰霊碑公園(仮称)を整備していきます。 復興方針(事業全体の内容) 防災集団移転等による災害危険区域の住民の移転促進と土地の買い取り 災害危険区域の土地利用の検討(産業用地の集積と職住分離) 主な施策 進捗状況 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 継続 防災集団移転促進 事業 (従前お住まいの土 地等の買取り) 災害危険区域 事業内容:従前お住まいの土地等の買取り 事 業 費:約 4 億 9,627 万円 (平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 防災集団移転促進 事業 (引越し費用補助) 災害危険区域 事業内容:市が整備する住宅団地への引越し費用の補助 上限:80.2 万円 事 業 費:約 1,196 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 防災集団移転促進 事業 (住宅建設等利子補 助) 災害危険区域 事業内容:市が整備する住宅団地への住宅再建の利子補助 上限:722.7 万円(ただし消費税 5%対象者は 708 万円) 事 業 費:約 4,328 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 がけ地近接等危険 住宅移転事業 災害危険区域 事業内容:災害危険区域から、市が整備する住宅団地以外へ移 転する際の移転費用補助(引越し費用、住宅再建の 利子補助) 利子補助上限:722.7 万円(ただし消費税 5%対象 者は 708 万円)、引越し費用上限:80.2 万円 事 業 費:約 7,982 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 住宅再建事業補助 (引越し費用補助) (市独自支援) 市内全域 事業内容:災害危険区域外(半壊以上)の方等が対象となる引越 費用補助 上限:80.2 万円(ただし消費税 5%対象者は 78 万

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- 37 - 円) 事 業 費:約 570 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 継続 住宅再建事業補助 (住宅建設等利子補 助) (市独自支援) 市内全域 事業内容:災害危険区域外(半壊解体、大規模半壊以上)の方 等が対象となる住宅再建等利子補助 上限: 全壊 206 万円 (ただし消費税 5%対象者は 200 万円)、大規模半壊、半壊解体 103 万円(ただし 消費税 5%対象者は 100 万円) 事 業 費:約 1,450 万円(平成 29 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 29 年度 完了 「原釜・尾浜地区 の土地利用を考え る ワ ー ク グ ル ー プ」の開催 原釜・尾浜地区 事業内容:原釜・尾浜地区の跡地利用について、具体的な策定 するため、市民主体によるワークグループにおいて 議論・検討を実施。 平成 27 年 7 月から平成 28 年 3 月まで 7 回開催(事 前説明会含む) 事業期間:平成 27 年度 継続 「尾浜地区復興交 流広場(仮称)の 整備・運営検討会」 の開催 尾浜地区 事業内容:「原釜・尾浜地区の土地利用を考えるワークグルー プ」での検討結果を踏まえ、整備イメージ、屋外遊 具、今後の運営体制について検討を実施 事業期間:平成 28 年度~平成 29 年度 継続 「尾浜地区復興交 流広場(仮称)」整 備事業 尾浜地区 事業内容:「尾浜地区復興交流広場(仮称)」の整備にかかる測 量・設計・工事 事業期間:平成 28 年度~ 新規 磯部地区慰霊碑公 園(仮称)整備事 業 磯部地区 事業内容:磯部地区慰霊碑公園(仮称)の整備 実施期間:平成 29 年度~ 課題(事業実施上の課題等) 「災害危険区域」の土地利用計画については、新たなまちづくりと関連する事業が多岐 にわたるため、各種事業間での情報共有及び連携を緊密にすることが必要となります。 新たな土地利用計画の策定にあたっては、従前の都市計画用途地域ではそぐわないこと となることが予想されるため、計画策定と並行して、都市計画法における用途地域の変更 も国県等と協議を行いながら進めていきます。 市沿岸部の新たな復興を目指すまちづくりは、広範囲かつ期間もかかるため、目標を見 据えたスケジュールをもって事業を進めていきます。 「尾浜地区復興交流広場(仮称)」の整備については、地域住民らで構成する検討会で コンセプトや施設の内容等について検討を重ね、整備後の運営体制についても議論を重ね ていく必要があります。 今後の方針(今後の事業展開予定) 災害危険区域の跡地利用については、沿岸部における職住分離を図り、住民が安全・安 心して生活できるまちづくりを目指します。また、地域全体の整備状況を見据え、沿岸部 に産業集積を行うことを基本コンセプトとした具体的な計画を策定していきます。 また、「尾浜地区復興交流広場(仮称)」の整備については、早期の施設完成に向け、関 係機関と協議を重ねながら事業を進めていきます。 「磯部地区慰霊碑」の周辺整備については、整備内容と維持管理方法について、地元の 意見を取り入れながら、地域住民の心の拠り所となる場所となるよう、整備を進めていき ます。

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- 38 - 相馬市マスタープラン2017との関係性 第2章 震災から復興した新たな相馬づくり 第2節 生活再建の基盤づくり (1)住宅移転の促進 第8章 着実な社会資本の整備と計画的な維持管理によるまちづくり 第2節 震災を乗り越えた新たなまちづくり (4)災害危険区域の土地利用 磯部地区大規模太陽光発電所

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第4節 広域公共施設の機能強化

1.公立相馬総合病院の機能強化及び医療の充実

所管課:相馬方部衛生組合 目的 相馬地方の中核病院である公立相馬総合病院も震災で大きな被害を受けました。特に第 1病棟の損傷がひどく使用不能となりましたが、平成 27 年 2 月末に新1病棟が完成し、3 月 16 日から診療を開始しました。 新 1 病棟では、内科等外来部門、手術室、人工透析室、総合受付等の移設や、化学療法 室の新設及び医療機器を更新することで、機能の充実を図りました。 相双医療圏の医療機関は、震災と原発事故により大きな被害を受け、復旧にはなお時間 を要する状況にあることから、公立相馬総合病院は圏内の拠点病院として医療提供体制の 充実強化が一層求められています。 復興方針(事業全体の内容) 新病棟の改築 病院機能の強化と医療の充実 主な施策 進捗状況 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 完了 新病棟改築事業 新沼字坪ヶ迫地内 事業概要:新病棟の改築及び用地取得、外構工事 総事業費:32 億 8,000 万円 事業期間:平成 24 年度~平成 28 年度 継続 公立相馬総合病院 の運営 新沼字坪ヶ迫地内 事業概要:病院機能の強化と医療の充実 課題(事業実施上の課題等) 地域において必要な医療サービスを継続的に提供するためには、医師、看護師等の医療 従事者の安定した確保が必要です。 今後の方針(今後の事業展開予定) 相馬地方を含めた相双医療圏における拠点病院として、病院機能の充実強化を図るため、 東北大学、福島県立医科大学及び圏内医療機関、市内医療機関との連携を強化し、地域にと って必要な医療提供体制の確保に努めます。また、電子カルテの導入により病院、診療所な どのネットワークを活用した県の「キビタン健康ネット」により、県内の医療機関等と連携 し、質の高い医療を提供します。 併せて、医療従事者確保のため、平成 28 年度には看護師等奨学金制度を制定し、助産師 及び看護師の確保を図るとともに、医療従事者が安心して働ける環境の充実を図るため、院 内保育所の整備を進め、医療体制の充実を図ります。

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- 43 - 相馬市マスタープラン2017との関係性 第7章 健やかで安心して暮らせる地域づくり 第1節 健康づくりの推進と地域医療の充実 (2)地域医療の充実 公立相馬総合病院(外観) 公立相馬総合病院(内装)

参照

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