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1. 平成 30 年 3 月から適用する公共工事設計労務単価について 2 1. 平成 30 年 3 月から適用する公共工事設計労務単価について 3

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(1)

平成30年5月

円滑な施工確保に向けた各種取り組みについて

( 土 木 )

資料4 建設業協会説明資料

国土交通省 関東地方整備局

企画部 技術管理課

1.平成30年3月から適用する公共工事設計労務単価について

・・・P 2

2.平成30年度 土木工事標準積算基準 改定概要

・・・P 4

3.担い手確保への取組

・・・P12

4.建設生産システムの効率化

・・・P19

5.“地域インフラ”サポートプラン関東2017

・・・P40

6.各種調査へのご協力のお願い

・・・P52

目 次

1

(2)

1.平成30年3月から適用する公共工事設計労務単価について

2

(3)

2.平成30年度 土木工事標準積算基準 改定概要

4

2.(1) 週休2日に取り組む際の必要経費の計上

※ 元下問わず参加しているすべての企業で適正な価格での下請契約、賃⾦引上げの取組が浸透するよう、発注 部局と建設業所管部局で連携 ■補正係数 平成29年度 4週8休以上 労務費 - 機械経費(賃料) ー 共通仮設費率 1.02 現場管理費率 1.04 平成30年度 4週6休 4週7休 4週8休以上 1.01 1.03 1.05 1.01 1.03 1.04 1.01 1.03 1.04 1.02 1.04 1.05 ※ 建築工事は、労務費の補正のみ ○ 週休2⽇で施工する場合には、現状より工期が⻑くなり、現場事務所等の土地代や安全施設のリース 代等を含む共通仮設費や現場技術者の給与等を含む現場管理費、機械経費が官積算の計上額とか い離する可能性 ○ 平成29年度から試⾏している間接費について最新の施工実態を踏まえ必要な⾒直しを⾏うとともに、機 械経費や労務費についても、週休2⽇の実施に伴い必要となる経費を適切に計上できるよう補正を実施 ※ 平成30年度の補正係数は、平成30年4⽉1⽇以降に⼊札公告を⾏う工事から適⽤する。 5

(4)

2.(2) ICT土工積算基準の改定

○ 施工土量5万m3以下の工事では、ICT機械の使用割合が高い傾向にあり、現行の積算基準で 設定しているICT建機使用割合(25%)を超える工事が9割以上存在 ○ 施工状況等により使用割合が大きく変化していることから、ICT施工を普及拡大する観点も踏ま え、当面の措置として積算基準、要領を改定し、ICT建機の稼働率を用いた施工数量による変 更積算とする 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0 50,000 100,000 ICT機械使⽤割合 全体施工土量(m3) ICT建機使⽤割合(施⼯⼟量ベース) (N=76) 現⾏ (従来) ICT歩掛(ICT建機25%+通常建機75%) ×施工土量 (改善) ICT歩掛(ICT建機100%)×施⼯⼟量α通常歩掛(通常建機100%)×施⼯⼟量β ※ICT建機利⽤率は⼀律 現場に応じてICT建機で施工する土量を設定 積算基準の使⽤割合を超過 ■積算方法の改定 6 工事原価 500万円以下 500万円を超え30億円以下 30億円を超えるもの ⼀般管理費等率 20.29% -4.63586 × LOG(Cp) + 51.34242(%)Cp=工事原価(単位円) 7.41% 工事原価 500万円以下 500万円を超え30億円以下 30億円を超えるもの ⼀般管理費等率 22.72% -5.48972 × LOG(Cp) + Cp=工事原価(単位円)59.4977(%) 7.47%

2.(3) 一般管理費等率の改定

○ 研究開発費⽤等の本社経費の最新の実態を反映し、⼀般管理費等率を改定 一般管理費等率(%)=傾きa×log工事原価(円)+切片b 現行基準 本調査(H29年度調 査(8点回帰50億円)_ ROE変更) 傾きa -4.63586 -5.48972 切片b 51.34242 59.49770 原価10百万円のとき 18.89% 21.07% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 1 10 100 1,000 10,000 一 般 管 理 費 等 率 工事原価(百万円) ※2億の工事で約1%増 現 ⾏ 改 定 ※前払金支出割合が35%を超え40%以下の場合

(5)

696 395 197 101 106 282 0 100 200 300 400 500 600 700 800 施工土量別の工事件数(H28年度)

2.(4) 小規模施工の区分の新設

○ 施工土量の区分により、施工の効率性等が異なることから、より実態に即した積算を可能とす るため、土工(掘削)について、小規模施工の区分を新設 (件)

小規模1万m3未満の区分を新設

現行の区分 新たな区分 約4割が 1万m3未満 8

2.(5) 交通誘導警備員の計上方法の改定

交通誘導警備員の配置状況と現⾏積算 ○現道上の工事(⼀般交通を規制する工事)で、休憩・休息時も交通誘導が必要な場合、現場の配置 に要した費⽤と官積算の計上額に乖離がある ■現状 (規制事例イメージ) [現⾏積算基準] 【官積算】 誘導警備員4人×1.2=4.8人/日 【現場実態】 誘導警備員4人+交替要員1人=5.0人/日 休息・休憩時も交通誘導が必要な現場では、 0.2人/日 の乖離が発⽣ 【官積算】 8:00〜 ⾞両出⼊A 1人 休憩 店舗⼊口B 1人 休憩 停止員B 1人 休憩 停止員B 1人 休憩 交替要員 0.8人 【現場実態】 8:00〜 ⾞両出⼊A 1人 休憩 店舗⼊口B 1人 休憩 停止員B 1人 休憩 停止員B 1人 休憩 交替要員 1人 休憩 〜17:00 〜17:00 9

(6)

交通誘導警備員の積算基準改定 ○ 現場の実態に即した積算を可能とするため、交替要員が必要な工事における割増係数による積み上げ を廃止し、交替要員も含めた必要な配置人数を必要⽇数計上 (改定後) (現⾏) 2.計上区分 交通誘導警備員A 交通誘導警備員B 1 昼間勤務(8:00~17:00)実働 8時間(交替要員無し) A×必要日数×N A×必要日数×N 2 昼間勤務(8:00~17:00)実働 9時間(交替要員有り) 1.2A×必要日数×N 1.2A×必要日数×N 3 夜間勤務(20:00~5:00) 実働 8時間(交替要員無し) 1.5A×必要日数×N 1.5A×必要日数×N 4 昼間勤務(20:00~5:00)実働 9時間(交替要員有り) 1.8A×必要日数×N 1.8A×必要日数×N 5 24時間勤務実働 22時間(交替要員無し) 3.0A×必要日数×N 3.0A×必要日数×N 6 24時間勤務 実働 22時間(交替要員有り) 3.4A×必要日数×N 3.4A×必要日数×N (注) 計算式 現場条件 区分 1.A:交通誘導警備員単価 N;配置人員 2.日曜、祝祭日等の休日割増は適用しない。 3.区分5、6は2交替制勤務とする。 4.交替要員有りは、休憩、休息時間についても交通誘導を行う場合に適用する。 5.作業時間帯等が異なる場合は、別途積算するものとする。 1.適用範囲 2.計上区分 表2.1 交通誘導員の計上区分  本資料は、交通誘導警備員及び機械の誘導員等の交通管理を行う場合に適用する。  現場条件に応じて、交通誘導警備員の配置人員、作業時間帯、期間を計上する。 1.適用範囲 本資料は、交通誘導警備員及び機械の誘導員等の交通管理を行う場合に適用する。  当該工事の制約条件を勘案した交通規制パターン等による1日当たりの交通誘導警備員 の配置人員を基に、工事期間内で配置される人数を計上する。  なお、休憩・休息時間についても交通誘導を行う場合には、交替要員も交通誘導警備員 の人数に含めて計上する。  また、夜間勤務や交替制勤務等を行う場合は、「第1編 総則 第2章 工事費の積算 ①直 接工事費」に基づき、労務費の補正を行う。

2.(6) 交通誘導警備員の計上方法の改定

10 ○市場での元請・下請間の良好な取引における実勢価格を調査することが困難となっている工種は、材料 費、歩掛等から算定される「土⽊工事標準単価」の適⽤へ移⾏ ・コンクリートブロック積工 ・橋梁塗装工 ・構造物とりこわし工 ・区画線工 ・高視認性区画線工 ・排水構造物工

2.(7) 市場単価の一部廃止

市場単価の現状 ○市場単価は、元請・下請間の市場取引での実勢価格を調査し適⽤しているが、⼀部の工種では元請・ 下請間の取引価格が乖離しているため、不調不落の要因と懸念されている 市場単価から⼟⽊⼯事標準単価への移⾏ <市場単価方式> 単価 = 材料費 + 労務費 + 直接経費(機械経費等) ・工事を構成する⼀部、または全部の工種について、歩掛を⽤いず、材料費・ 労務費・直接経費を含む施工単位当たりの市場での取引価格を把握し、 直接、積算に⽤いる方法 ・「元請・下請間の取引価格の基準化」、「受発注者の積算業務の合理 化」等を目的に平成5年度から導⼊され、適⽤工種を拡⼤している ・調査は、(⼀財)建設物価調査会、(⼀財)経済調査会が実施 <⼟⽊⼯事標準単価> 単価 = 材料費 + 歩掛等 ・標準的な工法による施工単位当たりの工事費で、工事業者の実⾏予算に 基づき、調査により得られた材料費、歩掛等によって算定した価格 ・平成28年3⽉から適⽤ ・調査は、(⼀財)建設物価調査会、(⼀財)経済調査会が実施 平成29年10⽉から適⽤ 平成30年 4⽉から適⽤

(7)

3.担い手確保への取組

12

『働き方改革に取り組める週休2日制モデル工事』の概要

○ 関東地方整備局では、建設業の働き方改革をさらに推進するため、これまでの週休2日制モデル 工事を見直し。 ○ 平成30年度のモデル工事のポイントは以下のとおり。 ポイント1.発注者指定方式を開始 ・新たに発注者指定方式を開始 ○ 工事工程表の開示 ・モデル工事の公告時に、工事工程表を添付するとともに余 裕期間制度を積極的に設定 ○ 工事工程クリティカルパスの共有 ・工期の変更協議をスムーズに行うために、工事工程クリティ カルパスと関連する未解決課題の対応者、対応時期を共有 ・「履行実績取組証」の発行基準を、4週6休以上に緩和 (※関東地方整備協独自の取り組みとして、「履行実績取組証」を発行し インセンティブを付与) ・「履行実績取組証」を取得した企業に、その後の総合評価に おいて、加点評価 ・変更理由が以下の①~⑤に示すような受注者の責によらない 場合は、適切に工期の変更を行う。 ① 受発注者間で協議した工事工程の条件に変更が⽣じた場合 ② 著しい悪天候により作業不稼働⽇が多く発⽣した場合(※2) ③ 工事中止や工事⼀部中止により全体工程に影響が⽣じた場合 ④ 資機材や労働需要のひっ迫により、全体工程に影響が⽣じた場合 ⑤ その他特別な事情により全体工程に影響が⽣じた場合 (※2:ポイント4を適⽤) ポイント3.履行実績取組証の発行基準を緩和 ポイント2.対象工事を拡大 ・工期の制約を緩和し、モデル工事の対象を拡大。 発注者指定:本官工事と一部の分任官工事(※1) 受注者希望:発注者指定方式を除く工事(※1) (※1:除外工事あり 、参考1を参照) ポイント4.工期変更協議を簡素化する試行を開始 ・悪天候等により工期変更が必要となる場合の協議を簡素化 する試行を開始 ポイント6.成績評定 ・4週8休以上の現場閉所を実施の場合、加点評価 ・発注者指定方式:実施しない場合の減点を緩和 ・受注者希望方式:実施しない場合の減点は行わない ポイント5.必要経費の補正 ・労務費、機械経費の補正を導入するほか、間接工事費の補 正を見直し ・発注者指定方式:当初予定価格から4週8休分を補正 ・受注者希望方式:精算変更時に達成状況に応じ補正 その他ポイント(平成29年度からの継続内容) 13

(8)

参考1:週休2日モデル工事の概要

(前年度モデル工事との比較)

関東地方整備局 ※平成30年4月1日以降に入札公告を行う工事から適用 ※港湾空港関係、営繕工事を除く 項 目 平成30年度モデル工事 平成29年度モデル工事 備考 発注方式 発注者指定、受注者希望の2種類 発注者指定、受注者希望の2種類とするが、当面は受注者希望 ポイント1 対象工事 発注者指定:本官工事(40件程度)、一部の分任官工事(40件程度、1件程 度/事務所)。ただし、以下の工事を除く ・現場施工が1週間未満の工事 ・社会的要請等により早期の工事完成が望まれる工事 ・工事発注後に施工時間や施工方法への新たな制約が予想される工事 受注者希望:発注者指定方式を除く工事。ただし、以下の工事を除く ・現場施工が1週間未満の工事 発注者指定:試行対象工事なし 受注者希望:以下の工事を除く ・契約工期が6ヶ月(180日)未満の工事 ・現場施工が3ヶ月(約90日)未満の工事 ・社会的要請等により早期の工事完成が望まれる工事 ・工事発注後に施工時間や施工方法への新たな制約が予想さ れる工事 ポイント2 工事工程表 変更なし モデル工事に添付 継続 参考4 余裕期間制度 変更なし 積極的に設定 継続 経費の補正 (機械設備工 事を除く) 間接工事費を補正するほか労務費、機械経費を補正(参考2参照) 発注者指定:当初予定価格に4週8休分を補正 受注者希望:精算変更時に達成状況に応じ補正 間接工事費を補正 発注者指定:当初契約時に計上 受注者希望:精算時に計上 ポイント5 参考2 工事工程クリ ティカルパスの 共有 変更なし 施工当初段階において、受発注者間で工事工程のクリティカルパスと関 連する未解決課題の対応者及び対応時期について共有することをルー ル化。(全ての工事で実施) 継続 参考3 ( 工 期 の 変更) 右記のうち、「②著しい悪天候により作業不稼働日が多く発生した場合」の協 議を簡素化する試行※1を実施。 ※1詳細については、後日お知らせ。 本省通知(具体例を示し、工期変更を行うことを明記) 工程の変更理由が以下の①~⑤に示すような受注者の責によらない場 合は、適切に工期の変更を行う。 ① 受発注者間で協議した工事工程の条件に変更が生じた場合 ② 著しい悪天候により作業不稼働日が多く発生した場合 ③ 工事中止や工事一部中止により全体工程に影響が生じた場合 ④ 資機材や労働需要のひっ迫により、全体工程に影響が生じた場合 ⑤ その他特別な事情により全体工程に影響が生じた場合 ポイント4 インセンティブ 付与(履行実績 取組証の発行) ・現場閉所日数の割合が4週6休以上(閉所率※221.4%以上)に拡大 ※2閉所率:工事着手日から工事完成日までの期間のうち現場閉所日数の割合 ・週休2日相当の8割以上(閉所率22.8%以上)達成した場合に取組証を 発行。 ポイント3 参考5 成績評定 4週8休以上の現場閉所を実施の場合に加点評価 発注者指定:明らかに週休2日に取り組む姿勢が見られなかった場合は点数 を減ずる措置 受注者希望:実施しない場合の減点は行わない 4週8休相当の現場閉所を実施の場合に加点評価 発注者指定:実施しない場合は点数を減ずる措置 受注者希望:実施しない場合の減点は行わない ポイント6 14

参考2:週休2日に取り組む際の必要経費の計上

※ 元下問わず参加しているすべての企業で適正な価格での下請契約、賃⾦引上げの取組が浸透するよう、発注 部局と建設業所管部局で連携 ■補正係数 H29年度 4週8休以上 労務費 - 機械経費(賃料) ー 共通仮設費 1.02 現場管理費 1.04 H30年度 4週6休 4週7休 4週8休以上 1.01 1.03 1.05 1.01 1.03 1.04 1.01 1.03 1.04 1.02 1.04 1.05 ※ 建築工事は、労務費の補正のみ ○ 週休2⽇で施工する場合には、現状より工期が⻑くなり、現場事務所等の土地代や安全施設のリース 代等を含む共通仮設費や現場技術者の給与等を含む現場管理費、機械経費が官積算の計上額とか い離する可能性 ○ 平成29年度から試⾏している間接費について最新の施工実態を踏まえ必要な⾒直しを⾏うとともに、機 械経費や労務費についても、週休2⽇の実施に伴い必要となる経費を適切に計上できるよう補正を実施 ※ 平成30年4⽉1⽇以降に⼊札公告を⾏う工事から適⽤する。 「平成30年度 国土交通省土木工事・業務の積算基準等の改定」 (平成30年3月20日付国土交通省記者発表)より抜粋

(9)

○ 施工当初段階において、受発注者間で工事工程のクリティカルパスと関連する未解決課題の対 応者及び対応時期について共有することをルール化。(H29年度より全工事) <工事工程共有の流れ> ① 発注者が示した設計図書を踏まえ、受注者が施工計画書を作成。 ② 施工計画に影響する事項がある場合には、その内容及び受発注者の責任を明確化。 ③ 施工途中において受注者の責によらない工程の遅れが発生した場合には、それに伴う必要 日数について工期変更を必ず実施。 担当者 事項 ○月 ○月 ○月 ○月 ○月 ○月 ○月 施工者 ○○工 ○○工 ○○工 ○○工 発注者 支障物件移設 ○○協議

参考3:工事工程の受発注者間の共有

関東地方整備局 16 工事工程表の例

参考4:工事工程表の開示試行工事

・週休2日制モデル工事において、「工事工程表の開示」をセットで行います。 ・入札公告の際に、発注者が算定した工期や関係機関との調整、住民合意等の進捗状況を工程表 で示す「工事工程表の開示」をセットで行うことで、週休2日を目指します。 17

(10)

参考5:週休2日制モデル工事の施工実績の運用方針(案)

1. 現場閉所率が21.4%(6日/28日)以上を達成した工事に「履行実績取組証」を発行。 2. 「取組証」を取得した企業に、その後の発注工事の総合評価において「週休2日制モデル工事の施工 実績」を加点評価することにより、建設業における「週休2日の定着」を促すことが目的。 概 要 1.全工事種別において、評価項目「週休2日制モデル工事の施工実績」を選択可能(ただし、営繕工事は 対象外)。 2.週休2日の試行対象工事では、原則、評価項目として設定する。 3.適用開始日は、審査基準日が平成30年8月1日以降の工事に適用する。 4.審査基準日以前に発行された「取組証」の有無を評価する。 ①H30.7月以前に発行された「取組証」・・・審査基準日がH31.7.31の工事まで有効 ②H30.8月以降に発行された「取組証」・・・1年間(審査基準日がH31.8.1以降の工事) 5. 「企業の技術力(自由設定項目)」内の 「週休2日制モデル工事の施工実績」において、「取組証あり」の 場合、1点加点する。 H30総合評価による評価 関東地方整備局 18

4.建設生産システムの効率化

(11)

入札契約 段階 精算段階 適正価格での契約の推進 ①十分な競争環境の確保 ②総合評価方式による適正な技術評価の 実施 ・地域貢献度や地域精通度の評価(地元優良 企業の評価) ③ダンピング対策 ・低入札調査基準価格の見直し(H28.4.1) ・施工体制確認型の実施 ④不調・不落対策 ・見積り活用型積算方式による実勢価格 の 予定価格への反映 ・実態に合わせた積算(施工パッケージ積算の拡 充、歩掛調査、直接・間接工事費の大都市補正、 施工箇所点在工事の間接工事費の算出) ・間接工事費実績変更方式の試行 入札契約制度等の透明性の確保 等 ①技術提案の評価結果の通知、問い合わせ窓口 の設置 ②難易度の低い工事における実績要件の緩和 早期発注、施工時期平準化の推進 ①提出資料の簡素化等による手続期間の短縮 ②概算数量発注や詳細設計付工事発注 ③国債、翌債の適切な活用 ④余裕期間を有した工事の発注 施工効率の向上 ①発注者・設計者・施工者からなる「三者会議」 ②施工者からの質問に対して迅速に回答する 「ワンデーレスポンス」 ③ASP(受発注者間の情報共有システム)の活用 ④工事関係書類の削減 ・工事完成図書及び提出書類の明確化(土木工 事書類作成マニュアル) 品質確保・キャッシュフローの改善 ①第三者による品質証明 ②出来高部分払い方式 CALS/ECの推進 ①情報共有システムの活用による業務の効率化 ②モバイル機器の導入による業務の効率化 ③CIMによる、調査設計、施工、維持管理の 効率化 i-Constructionの推進 ①ICT技術の全面的な活用(ICT土工)、規格の標 準化、施工時期の平準化を推進 担い手確保の推進 ①建設現場の環境改善(快適トイレの原則化) ②WLB 適切な設計変更 ①契約変更の円滑化 ・設計変更ガイドライン ・受発注者間での「設計変更審査会」の開催 ②総価契約単価合意方式の実施 ③各種スライド条項の活用 工事の完成手続きの徹底 ①工事成績評定 ・工事の適正な施工の確保及び品質の確保 受注者との意見交換等の実施 ①建設業協会との意見交換会の開催 ②巡回現場会議の実施 施工段階

4.建設生産システムの効率化

20 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 1 平成26年度 平成 27年度 平成28年度 平成29年度 見積活用 間接工事費実績変更 平成26年度 平成27年度 平成 28 年度 平成 29年度 平成 26 年度 平成27年度 平成 28 年度 日当たり 作業量補正 64 44 34 30 不調・不落対策(平成26年度~平成29年度) 21 14 25 24 18 平成 29 年度 31 11 25

(1) 「不調・不落対策」について

適正な利潤の確保が出来ていない可能性がある工事において、

工事の積算における不調・不落対策を実施

◆不調・不落の発生率 【見積活用方式】(H19~) 実勢価格の変化が激しいなど、個別の現場条件が 反映しきれず、標準積算との乖離が生じる項目につい て見積を求め、積算に反映する。 【間接工事費実績変更方式】(H20~) 間接工事費が実態と乖離することが想定される工 事で、共通仮設費(運搬費、安全費、営繕費)の率分 について実績変更を行う。 【日当たり作業量の補正】(H22~) 現場条件等により作業効率が低下し、標準積算と施 工実態の乖離が大きいと考えられる工事で日当たり 作業量の補正を行う。

H28年度:17.7%→H29年度:17.5%

※H29年度の数値については、H30.1末時点の速報値 (※結果を検証し、適宜改定) (関東地整の不調・不落発生状況) ※昨年度からは、ほぼ横ばいであるが、ピーク時(H19)と比較し約12%減 件数 21

(12)

(2) 施工効率の向上

現場条件の把握 設計思想の把握 新技術の提案等 工事発注後の様々な課題を受発注者が一丸となって円滑かつ迅速に解決するための取組 ・三者会議 :発注者、設計者、施工者が一堂に会し、情報を共有し工事の円滑な着手、手戻りを防止 ・ワンデーレスポンス :施工者から質問等に対して、迅速な回答を実施し、施工者の手待ち時間を解消 ・設計変更審査会 :各種ガイドラインの活用を図り、設計変更の透明性を図り、円滑な設計変更の実施 「三者会議」 発注者 設計者 施工者 発注者 変更設計の透明性を図り 円滑な変更手続 受注者 (施工者) 発注者 (施工者)受注者 協議・承諾・確認等 「ワンデーレスポンス」 構造物を主体とする工事などを中心に実施。 また、当初対象にしていなくても、施工中に現 場条件が大きく変化した場合や請負者からの 申し出による開催も可。 原則、全ての工事が対象 変更を伴う全ての工事が対象 (簡易な工事、数量精算等は除く) 適切な工程管理が可能となり 現場の生産性が向上 課題を早期に把握し 円滑な工事着手や手戻りの防止 三者会議 ワンデーレスポンス 設計変更審査会 ・担当者によるバラツキをなくし透明性を 図る審査会の開催 ・設計変更ガイドライン等の活用の徹底 受注者の立場に立った取り組みとするため、特記仕様書に明示し契約内容の一部として実施。 「設計変更審査会」 工事着手時 施工中 変更設計 22 ・三者会議とは、 工事目的物の品質確保を目的として、施工段階において、発注者(設計担当・ 工事担当)、設計者、 施工者(工事受注者)による『三者会議』を実施し、設計思想の伝達及び情報共有を図る取組 約180件実施(平成29年度) ◆公共工事の品質確保 ◆円滑な事業執行 発注者 (設計担当、工事担当) 設計者 (工事受注者)施工者 三者会議 設計思想 の伝達 全体調整 設計図書への質問 新たな技術提案 【検討例】 ・設計の考え方、設計思想の説明(設計者) ・照査結果の報告、新技術の提案(施工者) ・関係機関との調整状況(発注者) 《関東地方整備局での取り組み》 ○対象工事: ① 工期が6ヶ月以上で、構造物を主体とする工事 ② 施工上の情報共有や意見交換等が必要な工事等、 三者会議の導入効果が高いと判断される工事。 ・発注者から事業目的及び協議調整状況や現地条件等の工事全般に関す る注意事項等の伝達を行う。 ・設計者から設計業務の成果品により設計思想・条件等の伝達を行う。 ・施工者から設計図書の照査を踏まえた現場条件又は施工上の課題、設計 照査結果や仮設計画等に関すること、及び新技術の提案等の説明を行う。 ・対象工事以外で施工者が三者会議の開催を発議する場合、「総括監督 員」に書面で要請(協議)するものとする。 ・現場条件の特殊性等に応じ、複数回開催することができる。

(2)-1 設計・施工技術連絡会議(三者会議)

(13)

・ワンデーレスポンスとは、 受注者からの協議等に対して、「その日のうち」に回答、または、回答日を協議の上、決定することによ り、工事現場や業務実施過程において発生する諸問題を迅速に対応する取組

◆問題解決の迅速化

◆適切な工程管理

《関東地方整備局での取り組み》 ○対象工事:全ての工事および業務 受注者 協議、相談 回答 発注者 受注者からの協議等 主任監督員(主任調査員)また は監督員(調査員)が措置可能 な内容で、「その日のうち」に回答 が可能か 事務所等発注担当課に報告・相 談し、その結論を「その日のうち」 に回答が可能か No 受注者へ回答 (協議等に対する回答) 回答日について 受注者へ通知 対外協議・検討等が必要で実回答に時間がかか る場合には、いつまでに回答が必要なのかを受注 者と協議のうえ、回答日を設定する 【「その日のうち」に回答が困難な場合】 No Yes Yes 「その日のうち」 「その日のうち」 ○ワンデーレスポンスフロー ・主任監督(調査)員または監督(調査)員は、受注者から協議等があり、 措置可能なものは、「その日のうち」に回答する。 ・「その日のうち」とは、午前に協議等が行われたものは、その日のうちに回 答することを原則とし、午後に協議等が行われたものは、翌日中に回答 するものとする。ただし、閉庁日を除く。 ・発注者は、「その日のうち」に回答が困難な場合(対外協議、現地調査、 構造計算が必要なものなど)は、いつまでに回答が必要なのかを受注者 と協議のうえ、受注者に「回答日」を通知する。 ・通知した「回答日」を超過することが明らかになった場合は、発注者は、 再度受注者と回答期限について協議し、新たな「回答日」を通知する。 ・回答及び回答日の通知は、原則、書面により行うものとする。

(2)-2 ワンデーレスポンス

24 ・設計変更審査会とは、 設計変更の手続きの透明性と公平性の向上及び迅速化を目的として、発注者と受注者が設計変更 する内容の妥当性及び工事中止等の協議・審議等を行う取組 約650件実施(平成29年度)

◆変更手続きの透明性、公平性の確保

◆迅速、円滑な変更手続き

《関東地方整備局での取り組み》 ○対象工事 :変更を伴う全ての工事 (簡易な工事、数量精算は除く) ・設計変更の妥当性審議(設計変更ガイドライン活用) ・設計変更手続きに伴う工事中止の判断等 設計変更、先行施工承認に反映 ・(技)副所長 ・工務課長 ・主任監督員等 ・現場代理人 ・監理技術者等

設計変更審査会

受注者 発注者 【検討例】 ・用地取得難航による施工方法の変更協議 ・地下水位の変更に伴う土留め工法の変更 ・天災等に伴う工事中止の判断及び中止に伴う 増加費用の協議 ・設計変更の妥当性(可・否)の審議及び設計変更手続きに伴 う工事中止等の判断について、審査を行う。 ・発注者、受注者のいずれかの発議により、適時開催する。 ・受注者が審査会の開催を発議する場合、「総括監督員」に文 書で要請(協議)する。 ・審査会の結果は、会議の場で議事録を作成、サインし、受・ 発注者双方が議事録を保持する。

(2)-3 設計変更審査会

25

(14)

■第三者による品質証明制度のイメージ

(3) 第三者による品質証明(試行)

■制度の目的と概要 【概 要】 従来、発注者による監督・検査業務や、施工者による品質管理として段階的に実施してきた施工管理に代えて、工事実施状況など現場 における施工プロセスを臨場で確認することにより、工事の品質確保及び発注者、施工者双方の業務効率化を図ることを目的とし、発注 者、施工者以外において発注者、施工者相当の技術力を有した第三者を活用した施工管理体制の確立を図る。 【目 的】 ○品質の確保 現行の段階毎(言わば点)や抽出による確認から、施工プロセス(重要な施工段階の実施状況、品質・出来形の全数)を臨場により 確認する。 ○施工の効率化とキャッシュフローの改善 従来、発注者が実施していた監督業務での確認行為が省略されることから、自主的な工程管理が促進されるとともに、検査時の確認 行為簡素化による施工写真の省略、検査書類作成等の負担軽減や、出来高部分払いの促進によるキャッシュフローの改善が図られる。 ○監督、検査業務の効率化 発注者にとっては、第三者による品質証明により、従来から実施している監督や検査業務の相当程度を第三者が行う確認に代えるこ ととなるため、業務の効率化が図られる。 発注者 施工者 第三者(個人・組織) (品質証明者) 行政機関 資格認定 機 関 (承認) ①資格認定(組織・個人) ※ 調査、報告請求 ①資格者選定又は確認(組織・個人) ⑤品質証明 ④施工プロセス確認の実施 ⑤品質証明 ⑥「⑤」に基づき出来高支払い 契約関係 試行範囲 26 2017年度  i-Constructionの更なる浸透を図るため、⼤規模構造物工事において3次元設計 (CIM) の適⽤ 拡⼤を図る 順次拡⼤ ⼤規模構造物工事を 中心にCIMを適⽤ 1〜2年 関係者間協議やフロントローディング等によるCIMの活⽤効果が⾒込まれる 業務・⼯事から、CIMを導入 交通規制検討 重機配置など安全対策の検討 ● 関係者間協議 地元説明へ活⽤ 点検時を想定した設計 ● フロントローディング ●属性情報等の付与の方法 レーザースキャナ等を⽤いた面的管理 寸法情報、属性情報をCIMのみで 表現 ●積算、監督・検査の効率化 ●受発注者間でのデータ共有方法 ⼀元的な情報共有システムの構築 STEP2 ●維持管理の効率化 CIMモデルと3次元計測データ により構造物の変状を検出 CIMの活⽤の充実に向け、基準類・ルールの整備やシステム開発を推進 維持管理段階における3次元データの導入 (イメージ) STEP1 STEP3 CIMと位置情報を連携したデータベース 概ね3ヶ年 変状箇所の検出 CIMモデル 3次元計測

(4) 大規模構造物における3次元設計の適用拡大

○○トンネル ○○橋 3次元表示した出来形分布 高所作業⾞を⽤いた 検尺による計測 3次元計測機器の活⽤ データ共有 プラットフォーム 設計者A 設計者B 施工者A 施工者B 発注者 維持管理・点検業者 維持管理関係DB等

(15)

(5) 建設現場の環境改善(快適トイレの原則化)

○ 平成28年10月1日以降に入札手続きを開始する工事は、快適トイレの設置が基本となりました。 ○ 快適トイレは男女別で設置する場合は、2基まで費用計上する事が出来ます。 ○ 建設現場の仮設トイレが快適トイレに変わることにより、建設現場が男女ともに働きやすい環境となり ます。 全景 (ラティスにて目隠し・太陽光シート設置)

男性用

女性用

節水型の吸引式トイレ 洗面台・鏡 ☆現場の声 ・入口を分けてあり、目隠ししてあるため、気にならない。 ・二重ロックで安心。 ・室内が広く、室内灯により明るく快適。 ・吸引式なので、臭いがなく不快にならない。 ・更衣室を併設しているので、通勤時の着替えも快適。 ・擬音機能がついており、外の人を気にしないですむ。 内 部 28

(6)-1 『設計変更ガイドライン』について

Ⅰ 設計変更ガイドライン 1.設計変更ガイドライン策定の背景 2.設計変更が不可能なケース 3.設計変更が可能なケース 4.設計変更手続きフロー 5.設計変更に関わる資料の作成 6.条件明示について 7.指定・任意の使い分け 8.違算防止のための留意事項

設計変更に係る業務の円滑化を図るため、設計変更に係る各ガイドラインをとりまとめ、

受発注者双方の共通認識を得る

◆適正な利潤、適切な工期の確保

◆生産性・品質の向上

◆様々な解決策をひとつにまとめる

Ⅱ 工事一時中止に係るガイドライン(案) 1.ガイドライン策定の背景 2.工事の一時中止に係わる基本フロー 3.発注者の中止指示義務 4.工事を中止すべき場合 5.中止の指示・通知 6.基本計画書の作成 7.工期短縮計画書の作成 8.請負代金額又は工期の変更 9.増加費用の考え方 10.増加費用の設計書及び事務処理上の扱い Ⅲ 設計照査ガイドライン 1.「設計図書の照査」の基本的考え方 2.「設計図書の照査」の範囲を超えるもの(事例) 3.設計照査結果における受発注者間のやりとり 4.設計図書の照査項目及び内容 5.照査項目チェックリスト 【別冊】土木工事条件明示の手引き(案) H30.3改定 29

(16)

(6)-2 設計変更ガイドライン

◆土木工事の特徴 ・土木工事では、多岐にわたる目的物を、多種多様 な現地の自然条件・環境条件の下で生産するとい う特殊性を有している。 ・積算時には、予見できない事態に備え、前提条件 等を明示し、 設計変更を円滑に行う工夫が必要。 ◆策定の目的 設計変更に係る業務の円滑化を図るため、発注者と受 注者がともに設計変更について十分理解し、双方の共通 認識を深めるためのツールとして作成。 ◆主なポイント 設計変更等に関する既存の通知等を踏まえ、設計変更 における課題や留意点について、具体的な事例を示して 解説。 ◆契約図書での位置づけ 契約の一事項として扱うこととし、特記仕様書へ その旨を記載。 ◆ 『設計変更ガイドライン』を広く周 知し、ご理解いただき、納得のいく設 計変更とするためのポイントを紹介。

設計変更に係る業務の円滑化を図るために、設計変更が可能なケース、不可能なケー

ス、手続きの流れ等について示した手引き

30 ◆中止期間が3ヶ月以下の場合は、計算式にて算出 ◆中止期間が3ヶ月を超える場合は、見積により、 受発注者協議を行い増加費用を算定

受注者の責に帰することができない等の事由により、施工ができなくなった場合、適切な

設計変更を行うための手引き

平成27年6月改定

◆工事を中止すべき場合を記載

→工事用地等の確保ができないため 工事を施工できない場合 →自然的又は人為的な事象のため工事 を施工できない場合

◆受注者による中止事案の確認請求

→工事施工不可要因を発見した場合は、 工事の中止について発注者と協議

◆『基本計画書』の作成

→中止期間の維持管理等について記載 →中止に伴う増加費用などを記載

◆『工期短縮計画書』の作成

→工期短縮が必要になった場合に作成 →施工体制や計画、増加費用等を記載

適切な設計変更の実施

受注者 発注者 工事不可要因の発生 工事不可要因の発見 協議 工事不可要因の確認 工事中止の必要あり 基本計画書の作成 ・維持管理 ・増加費用 等 工事再開通知 ・工期短縮の必要性を判断 指示 工期短縮計画書の作成 ・施工体制や計画 ・増加費用等 ※発注者より要請があった場合 通知 基本計画書の確認 工期短縮計画書の確認 協議 工事不可要因の解決 協議 適切な設計変更の実施

(6)-3 「工事一時中止に係るガイドライン(案)」

(17)

工事着手前に実施する、設計照査の範囲について

受発注者間でお互いに確認

する

ための手引き

・適正な利潤、適切な工期の確保 ・生産性・品質の向上

平成27年6月作成

◆設計図書の照査の基本的考え方を記載 →共通仕様書、契約書での位置付け ◆照査の範囲を超えるものを例示 →設計変更が可能なケースについて、 事例を紹介 ◆「照査項目チェックリスト」を作成 →チェックリストを作成し、発注者と協議

①現地測量結果

→横断図の再作成、排水計画の見直し 構造物のタイプの見直し

②基礎杭が試験杭等により変更

→構造計算、図面作成が必要

③各種設計基準等との対比設計

など

◆ガイドラインを活用し、設計照査において、 照査の範囲内か、設計変更が必要かを 明確化 ◆設計照査の範囲外であれば、設計変更の 対象とする

◆適切な設計変更の実施

(6)-4 「設計照査ガイドライン」

32

現地状況や社会的制約等の現場特性について、必要な情報は何かを受発注者

間で確認可能な手引き

◆設計図書と現場が合っていない →現場条件等について受発注者間で共有

平成30年3月改定

◆『条件明示チェックリスト』を作成 ⇒条件明示の項目別チェックリストを作成 (工程、用地、環境対策、工事支障物件など) ⇒設計図書等における条件明示の徹底を図る ◆設計図書に記載する条件をどうするか →記載する必要がある条件を確認 ◆設計変更の協議が円滑に進まない →工事着手前に現場条件等を受発注者間 で共有 ◆受発注者間でお互いに確認 ⇒設計図書に記載されている条件の確認 ⇒工事現場の条件、環境、制約等の確認 ⇒設計変更時における条件の確認 ⇒積算部署と施工管理部署の情報共有 ◆条件明示が不足、条件が不明瞭 ◆条件明示の内容がバラバラ ・適正な利潤、適切な工期の確保 ・生産性・品質の向上

◆適切な設計変更の実施

(6)-5 「土木工事条件明示の手引き(案)」

33

(18)

(6)-6 各種スライド条項の活用について

■受注者からの申請に応じて適切な対応を図るよう周知徹底。 ※単品スライド : 対象品目以外においても、主要な工事材料の価格に著しい変動を生じ、請負代金額が不適当となるおそれが ある場合、対象品目となる。 項 目 全体スライド (契約書第25条第1~4項) 単品スライド (契約書第25条第5項) インフレスライド (契約書第25条第6項) 適用対象工事 工期が12ヶ月を超える工事 但し、残工期が2ヶ月以上ある工事 (比較的大規模な長期工事) すべての工事 但し、残工期が2ヶ月以上ある工事 (運用通達発出日時点で継続中の工事及び 新規契約工事) すべての工事 但し、残工期が2ヶ月以上ある工事 (運用通達発出日時点で継続中の工事及び 新規契約工事) 条項の趣旨 比較的緩やかな価格水準の変動に対応する措置 特定の資材価格の急激な変動に対応する措 急激な価格水準の変動に対応する措置 請負額 変更の 方法 対象 請負契約締結の日から12ヶ月経過後の 残工事量に対する資材、労務単価等 部分払いを行った出来高部分を除く特定の 資材(鋼材類、燃料油類、アスファルト類、コ ンクリート類)等 通達に基づき、直近の賃金水準の変更がな された日以降の残工事量に対する資材、労 務単価等 受注者 の負担 残工事費の1.5% 対象工事費の1.0% (但し、全体スライド又はインフレスライドと併 用の場合、全体スライド又はインフレスライド 適用期間における負担はなし) 残工事費の1.0% (契約書第29条「天災不可抗力条項」に準 拠し、建設業者の経営上最小限度必要な利 益まで損なわないよう定められた「1%」を採 用。単品スライドと同様の考え) 再スライド 可能 (全体スライド又はインフレスライド適用 後、12ヶ月経過後に適用可能) なし (部分払いを行った出来高部分を除いた工期 内全ての特定資材等を対象に、精算変更契 約後にスライド額を算出するため、再スライド の必要がない) 可能 (通達に基づく賃金水準の変更がなされる 都度、適用可能) これまでの事例 ほぼ経年的にあり 平成20年に運用通知 昭和49年(第1次石油危機) 平成24年2月(東日本大震災関連被災3県) 平成26年2月(大幅な賃金変動) において運用通知 34

関東地方整備局と各都県の建設業協会をはじめとする各業団体において、意見交換会を

定期的に実施

◆諸課題の改善 ◆受発注者間の円滑なコミュニケーションに寄 与 発注者と受注者双方が抱える公共工事の諸課題の改善に 向け、業界、国、地方公共団体の3者による意見交換会を毎 年開催。 ・担い手確保へ向けた取り組み(週休2日など) ・建設生産性の向上(i-Construction、書類の簡素 化など) ・改正品確法の的確な運用 ・入札契約制度(多様な入札方式の導入、総合評 価方式の改善など) ・設計積算(適正な工期設定と工程管理、設計変 更の円滑かつ確実な実施など) ・建設業のイメージアップ ○意見交換会実施団体 ・1都8県建設業協会 ・日本建設業連合会 ・日本道路建設業協会 ・プレストレスト・コンクリート建設業協会 ・日本橋梁建設協会 ・建設コンサルタンツ協会 ・全国地質調査業協会連合会 ・全国土木施工管理技士会連合会 ・全国測量設計業協会連合会 《主な意見交換のテーマ》

(7) 建設業団体との意見交換会

(19)

<状況写真>

(8)-1 巡回現場会議

巡回現場会議とは、建設現場の施工の効率化、生産性の向上、担い手の確保・育成等を目的とした施策の実施状 況の確認と課題を把握し、必要に応じ改善を図るため、工事に直接関係しない、本局の企画部職員が直接、建設 現場等を巡回する取組 1.受注者ヒアリング (監理技術者、現場代理人等) ※発注事務所職員抜きで実施 ・“地域インフラ”サポートプランなどの各種施策の周知 ・各種施策の実施状況、課題、監督員等の対応等のヒアリング及び意見交換 2.事務所との意見交換 (副所長、発注担当課、監督職員等) ・建設業団体からの意見(意見交換会での主な意見)の周知 ・“地域インフラ”サポートプランなどの各種施策の周知、指導 ・受注者ヒアリング結果の報告 ・事務所、出張所が抱える課題、各種施策に関する意見交換 ・上記の取組により、現場での課題を把握し制度改善等の検討を行うとともに、建設業協会 との意見交換会での「現場への施策の周知が徹底されていない」、「事務所毎に取組内容 に差がある」といった意見にも対応していく。 ・実施箇所 : 30事務所 91現場(河川48現場、道路43現場) ・受注者ヒアリング人数 : 104人 ・実施期間 : 平成29年11月~平成30年1月 受注者ヒアリング状況 <実施概要> <H29実施内容> 企画部職員の3~5名程度 ・企画部 官1名 ・技術管理課・技術調査課 (課長、補佐、係長等) 年度 事務所数 現場数 H22 27 46 H23 28 78 H24 27 65 H25 27 81 H26 28 84 H27 28 84 H28 29 87 H29 30 91 <実施状況> ・H22から開始し、H29は30事務所91現場を巡回 11月~1月頃に実施 (建設業協会との意見交換会終了後) ○体 制 ○実施時期 ○会議内容 36 概ね適切 (48現場) 53% どちらかと 言えば不 十分 (43現場) 47% 設計図書の条件明示

(8)-2 【巡回現場会議の効果】条件明示の改善

○ 受注者より条件明示が不十分であるとの意見が半数あった。 ○ 意見を踏まえ、条件明示を徹底するために、「土木工事条件明示の手引き(案)」を改定・通知し、設計図書の条件明 示不足を改善した。 <改 善 点> 土取り場に関する条件の記載がなく、工程に影響 が出た。 特記仕様書に土取場の距離しか記載されておら ず、場所が決まったのが契約後6ヶ月してからで あったため、工程に影響がでた。 ⃝ 「土木工事条件明示の手引き(案)」にストックヤード(又は土取り場)を利用 する場合の条件明示方法を追記。 追加項目(【抜粋】土木工事条件明示の手引き(案)H30.3) 8 ○ 第○条  d.利用時期(土日祝の利用の可否含む) :  e.利用時間 :   f.他工事利用件数 :   g.利用台数の制限がある場合の制限内容 :  ○ 第○条  h.その他(交通誘導警備員配置、工事用道路(敷鉄板)設置 等) :  ②当初計画と現場条件が異なった場合は、監督職員に報告し協議する旨 を明示  a.内容 : ス ト ッ ク ヤード( 又は 土取り場) の建設発生土を利用する場合 ①ストックヤード(又は土取り場)の建設発生土に関する利用の明示。 a.ストックヤード(又は土取り場)箇所・距離 :    b.ストックヤード(又は土取り場)からの建設発生土の土質条件(改良の必要性の有無) 等 :   c.ストックヤード(又は土取り場)の管理者(工事名等) : ・「土木工事条件明示の手引き(案)」は、条件明示の項目別チェックリストとその記載 例を集約的に掲載したもの。 ・受発注者双方が条件明示の確認等に活用。 <巡回現場会議で寄せられた意見> 37

(20)

※主な改定内容 ・工事着手前に三者会議を1回以上開催 する事に改定。

(8)-3 【巡回現場会議の効果】三者会議

○ H27巡回現場会議において三者会議の実施状況を確認した結果、実施率が低い状況(20%)を確認。 ○ 確認結果を踏まえ、運用方針の改定(H28.3)や運用徹底の周知(H29.3)を実施。 ○ 結果、三者会議の実施率が改善した。 実施済 (28現場) 45% <74%> 未実施 (10現場) 16% <26%> 不要 (24現場) 39%

H29

未実施 : 開催を希望したが未実施等 不要 : 開催の対象とならなかった等 : 三者会議の対象現場 < > : 三者会議の対象現場の実施割合 三者会議の実施率が平成27年度に比べて25ポイント増加し45%に向上 <取り組み結果> 実施済 (10現場) 20% 未実施 (4現場) 7% 不要, (37現場) 73%

H27

・H28.3 運用方針の改定 ・H29.3 運用徹底の周知 38

(9) 『建設現場悩み相談窓口』の設置

(関東地方整備局)

これまで、三者会議・ワンデーレスポンス・設計変更審査会等を通じ、現場の課題解決に努めてまいりました。 H21.7からは、工事を履行する上で、『請負契約当事者同士では相談できないような現場の悩み』の 相談に応じる『建設現場悩み相談窓口』を本局に設置しています。 ※相談窓口: 契約関係の明確化・適正化に向けて 対 象:請負契約期間中の工事 関東地整発注工事(港湾空港除く) 相 談 者:請負契約者 (現場代理人、営業担当者等) 受付時期:請負契約期間中 相談方法:本局相談窓口へ メール、郵送、FAX、 持ち込み(口頭では、 受け付けない) 工事を履行する上で、 当事者同士では相談 できない現場での悩み

発注者

事実確認 審査会の開催 (局内関係各部) 本局相談窓口 相 談 改善事項等 通知 事務所長 報 告 対 応

受注者

相談者 対 応 設計変更審査会 ワンデーレスポンス 工事書類相談窓口 三者会議 設計に対する疑問 工事書類作成上 の疑問 施工における問題 設計変更における 疑問 H21.7から設置

(21)

5.“地域インフラ”サポートプラン関東2017

40 Ⅰ.担い手の確保・育成 Ⅲ.建設現場の魅力発信 Ⅱ.生産性の向上 (i-Construction) ○建設業が取り組む担い手確保や生産性向上を推進し、働き方改革を支援します。地域の安全と 成長を下支えするため、昨年10月に『“地域インフラ”サポートプラン関東2017』を公表。 ○プランでは、①担い手の確保・育成、②生産性の向上、③建設現場の魅力発信の3つの重点項 目、16の取組で建設業のサポートを進めています。

“地域インフラ”サポートプラン関東2017の取組

3 未来の建設業を支える入札・契約方式の実施【継続】 6 ICT施工技術の推進【新規・拡大】 15 建設技術展示館リニューアル【新規】 1 『週休2日チャレンジサイト』を開設【新規】 2 『セーフティサポートニュース』の配信(安全支援ニュースの配信) 【新規・継続】 4 担い手確保を目指す「現場見学会」の開催支援【継続】 7 『発注者ナビ』の配信【新規】 8 『工事関係書類スリム化ガイド』の発行【新規】 9 『工事一時中止の手引き』の発行【新規】 10 平準化を目指した計画的発注【継続】 14 『“地域インフラ”サポートプラン関東』フェイスブックページを開 設【新規】 16 『技術者スピリッツ』の対象技術者を拡大【拡大】 11 「発注見通し」統合を1都8県で展開【拡大】 12 入札・契約手続きの事務負担軽減【継続】 13 工事に直結する設計業務の品質を確保【継続】 5 技術者の誇りを示す銘板設置拡充【新規】

整備局の取組『“地域インフラ”サポートプラン関東2017』

41

(22)

○ 整備局の週休2日モデル工事の取り組み状況や現場の技術者の声を紹介していきます。 ○ また、地方公共団体や建設業団体等が行う建設現場での休日確保や労働時間の短縮に向けた 取組を幅広く共有、建設業が取り組む「働き方改革」を応援していきます。

取組1.『週休2日チャレンジサイト』を開設【新規】

42 ○ 昨年度より実施している工事事故に関する情報(要因含む)に加え、新たに安全対策に関する工 夫や好事例の紹介をはじめ、安全・事故防止、盗難等に関する様々な情報を掲載する『セーフテ ィサポートニュース』を発行し、受注者や都県の建設業協会等へ定期的に配信を行い、工事現場 の安全対策を支援します。

取組2.『セーフティサポートニュース』の配信(安全支援ニュースの配信)【新規】

(23)

○ 受注者(専門工事業者を含む)が建設業のイメージアップや大学生、高校生などの新たな担い手 確保を目的に見学会やインターンシップの受け入れを行う旨の申し出があった場合には、現場を 開放するなどの支援を行います。

取組4.担い手確保を目指す「現場見学会」の開催支援【継続】

開催状況 開催日 主催者 学校名等 参加者数 支援事務所 平成29年5月23日 (株)サンタキザワ 長野工業高校 長野国道事務所 平成29年5月26日 (株)サンタキザワ 長野工業高校 長野国道事務所 平成29年6月2日 小雀建設(株) 東海大学 33 人 横浜国道事務所 平成29年6月3日 (株)新井組 イベント参加者 約560人 荒川下流河川事務所 平成29年6月13日 JFEエンジニアリング(株) 甲府工業高校 40 人 甲府河川国道事務所 平成29年6月22日 小雀建設(株) 小田原城北工業高校 39 人 横浜国道事務所 平成29年7月19日 潮田建設(株) 小山市立下生井小学校 7 人 利根川上流河川事務所 平成29年7月28日 (株)守谷商会 南安曇農業高校 29 人 長野国道事務所 平成29年8月31日~9月8日 岡田土建(株) 日本大学(インターンシップ) 1 人 霞ヶ浦河川事務所 平成29年9月5日~10月27日 古郡建設(株) ものつくり大学(インターンシップ) 1 人 利根川上流河川事務所 平成29年9月26日 大勝建設(株) 銚子市立船木小学校 16 人 利根川下流河川事務所 平成29年10月2日 常盤工業(株)、北川ヒューテック(株) 岡谷市立神明小学校 62 人 長野国道事務所 平成30年10月17日 金杉建設(株) 他 東京理科大学 他 27 人 江戸川河川事務所 平成29年10月18日 潮田建設(株) 栃木県立栃木農業高校(インターンシップ 1 人 利根川上流河川事務所 平成29年10月26日 常陽建設(株) 茨城県立藤代紫水高校 49 人 下館河川事務所 平成29年11月24日 岡田土建(株) 土浦市立上大津東小学校 47 人 霞ヶ浦河川事務所 平成29年11月26日 神奈川県建設業協会 関東学生陸上競技連盟 27 人 横浜国道事務所 平成29年12月1日 岡田土建(株) 千葉県立東総工業高校 6 人 利根川下流河川事務所 平成29年12月1日 江戸川上流支部安全協議会(松浦建設(株)、 川村建設(株)、伊田テクノス(株)、金杉建設 (株)、ケイワールド日清(株)) 埼玉県幸手市立吉田小学校 48 人 江戸川河川事務所 平成29年12月7日 松浦建設(株) 富山県立桜井高校 40 人 江戸川河川事務所 平成29年12月18日 潮田建設(株)、(株)片柳建設 栃木県立栃木農業高校 17 人 利根川上流河川事務所 平成30年1月18日 常陽建設(株) 中央工学校 61 人 利根川下流河川事務所 平成30年1月25日 笛吹建設業協会青年部会、甲府河川国道事 務所粟倉地区護岸作業所 笛吹市立御坂中学校 93 人 甲府河川国道事務所 平成30年1月26日 多田建設(株) 結城市立上山川小学校 27 人 下館河川事務所 平成30年1月31日 (株)戸室組 生井ゆりかご幼稚園 42 人 利根川上流河川事務所 平成30年1月31日 田部井建設(株) 埼玉県立熊谷工業高校 2 人 利根川上流河川事務所 平成30年1月31日 石川建設(株) 桐生工業高校 19 人 渡良瀬川河川事務所 平成30年2月6日 田部井建設(株) 東京電機大学 1 人 利根川上流河川事務所 平成30年2月9日 大勝建設(株) ほがらか保育園 28 人 荒川下流河川事務所 平成30年2月13日 SMCシビルテクノス(株) 田無工業高校 41 人 荒川下流河川事務所 平成30年2月14日 大協建設(株)、(株)ケージーエム、田部井建設 (株)、(株)松永建設 加須市立大越小学校、加須市立樋遣川 小学校、大越幼稚園 130 人 利根川上流河川事務所 平成30年2月14日 東亜建設工業 大学院生、大学生(インターンシップ) 23 人 荒川下流河川事務所 平成30年2月17日 鈴中工業(株) 地域の皆様、河川利用者 17 人 荒川下流河川事務所 平成30年2月23日 常陽建設(株) 筑波研究学園専門学校 24 人 利根川下流河川事務所 平成30年2月27日 (株)吉田組 茨城県立下館工業高校 20 人 下館河川事務所 平成30年3月2日 (株)片柳建設 常総市立三妻小学校 80 人 下館河川事務所 平成30年3月3日 田部井建設(株) 栃木県立小山北桜高校 15 人 利根川上流河川事務所 107 人 工事名:H29桐生管内堤防法面補修他工事 参加者:桐生工業高校 建設科 2年生 19名(女性4名) 開催日:平成30年1月31日(水) 主催者: 石川建設株式会社 44

取組5.技術者の誇りを示す銘板設置拡充【新規】

○ 『技術者顕彰銘板試行基準』を策定し、技術者の誇りを示す銘板の設置により、建設業の新たな 担い手確保につなげます。 ○ 試行の対象となる工事においては、工事に携わった技術者の氏名等を記した銘板を受注者が 設置することが可能となります。 45

(24)

取組6.ICT施工技術の推進【拡大】

○ 都県の建設業協会と連携し、建設現場のニーズが高い3次元測量・出来形管理で使用するUAV 技術が習得できる研修カリキュラムを、地域毎に開催する実践講習会等に新設します。 ○ また、各協会等が行うUAV技術が習得できる研修等の支援を行います。また、生産性の向上を 目指し、新技術の活用を推進します。 46

取組7.『発注者ナビ』の配信【新規】

○ 改正品確法の理解を深めるため、発注者協議会での情報提供、出前講座、管内の市区町村を 直接訪問しての要請活動を推進します。 ○ 新たに、都県と連携して『発注者ナビ』を市区町村に配信し、品確法運用指針で求めている発注 関係事務の適切な実施に関する取組み情報や担い手確保、生産性向上などの様々な施策・取 組などの情報提供を行い、運用指針の浸透を目指します。

(25)

○ サポートプラン2016の工事関係書類スリム化点検を受けて、本来作る必要がない工事書類の一 覧を『工事書類スリム化ガイド』としてとりまとめ、受注者に配布し、工事書類の簡素化を目指しま す。 ○ また、監督職員、検査職員等にも研修や連絡会議等において、周知します。

取組8.『工事関係書類スリム化ガイド』の発行【新規】

土木工事書類スリム化ガイド及び書類作成マニュアル http://www.ktr.mlit.go.jp/gijyutu/gijyutu00000037.html 48

取組10.平準化を目指した計画的発注【継続】

○ 早期発注、国庫債務負担行為制度、翌債(繰越)制度を適切に活用し、計画的な発注に努め、 工事の性格、地域の実情、自然条件、建設労働者の休日等による不稼働日等を踏まえ適切な 工期設定、余裕工期制度の活用により施工時期の平準化を図って参ります。また、平成29 年3 月に設定した目標である平準化率のフォローアップを行います。 【関東地整 平準化の目標】 平成30年度までに、平準化率0.9以上を達成する。 平成28年度 関東地整の平準化率 金額ベース : 0.92 件数ベース : 0.87 金額ベースで、目標を達成。 49

(26)

○ 参加企業の技術者の配置計画、あるいは労務資材の手配に活用いただけるよう、各発注機関 の「発注見通し」を都県の地区単位で統合し公表します。 ○ 他の発注機関との連携により、現在、試行している山梨県において拡充を図るとともに、関東地 整管内の他の都県においても新たに実施します。

取組11.「発注見通し」統合を1都8件で展開【拡大】

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取組16.『技術者スピリッツ』の対象技術者を拡大【拡大】

○ 建設業のイメージアップと担い手確保を支援するため、工事現場等で働く技術者に光をあて、建 設業の魅力や仕事のやりがいを紹介する『技術者スピリッツ』について、その対象に建設会社・ 建設コンサルタントに加え、技能労働者も含め、拡大して配信します。 建設コンサルタントの 技術者スピリッツ掲載例 技能労働者の技術者スピリッツ掲載例 技術者スピリッツ掲載ページ

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6.各種調査へのご協力のお願い

52 ・全国の会場において、企業毎に 調査員が面接形式にて賃金実態 を厳密に調査。 発注者(都県政令市を含む)及び受注者の協力により、各種実態調査を実施し、積算に必要な 労務費、歩掛、機械損料等を決定。

6.各種実態調査

・1次審査を終えた調査票 について、再度精査を実施。 ◆10月に施工中の、1件あたり1,000万円以上の工事を選定母集団 として、調査対象工事(例年約13,000工事 うち関東地整管内 約2,600工事)を無作為抽出。 ◆調査対象工事に従事する技能労働者(例年約16万人 うち関東地整 管内約3万2千人)の賃金について積算で用いる51の職種に分類し 都道府県別に把握。(企業の規模や下請次数の制限はなく、対象 職種に該当する全ての技能労働者が対象) ◆調査結果を集計及び所定内労働時間8時間当たり賃金へ換算し、 公共工事設計労務単価を決定。 ◆標準歩掛約300工種のうち、 モニタリング調査(簡易調査)で 変動があった工種について、施工 合理化調査(歩掛調査)を実施。 ◆建設機械等損料算定表に掲載されている約4,000 機種の建設機械について、約1,300社の稼働実態 調査を実施し、2年に1度損料を改定。 ◆実態を的確に反映した積算を行うことができ、 適正な予定価格の作成が可能 ◆国及び県、政令市で実施している工事現場での 施工実態(機械、労務、材料、日施工量等)を 調査し、歩掛を改定。 コンクリート1m3の施工歩掛 世話役 0.14人 特殊作業員 0.40人 普通作業員 0.54人 コンクリートポンプ車運転 1.03時間 生コンクリート使用量 1.04m3 この所要量が歩掛 1.いくらで買いましたか? 2.何年使いましたか? 3.今までの維持費の合計は? (例)バックホウ 基礎価格 7,670千円 使用年数 9年 運転1時間当たり損料額 6,320円 【会場調査の状況】 ◆1次審査 ◆2次審査 53

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6.各種調査へのご協力のお願い

■諸経費動向調査 ○土木工事における共通仮設費・現場管理費・一般管理費の諸経費の実態について、工種毎に 調査し、積算基準の率と実態の乖離状況を確認し、実態に即した率式を基準書に反映させるた めの調査です。 ○分析には、工種毎、工事規模毎に一定数のデータが必要となります。 ○試行工事は、全て諸経費動向調査の対象です。 ○諸経費動向調査の対象となった工事におかれましては、正確に内容を記載の上、期日内(工 事完了後20日以内)の提出をお願い致します。 ■歩掛調査 ○土木工事標準歩掛に掲載されている工種については、毎年実施している動向調査により変動 確認を行い、現行の標準歩掛の妥当性を確認しています。 ○標準歩掛作成には、全国で100件程度の工事データが必要です。 実態を反映するための1件1件、大事なデータです。 ○実態を反映するために、記入は、日々記録し、施工終了後、速やかに提出をお願いします。 ※解析不能となる事例 ①コピペ入力 ②記入漏れ(土質,時間など) 54

参照

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