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2.4 建築物の整備状況 1 天神地区建物の建設年次 天神地区の南側には 1990 年代以降に建設された比較的新しい建物が多い 一方 地区北側の明治通り沿道ではそれ以前に建設された建物が多く立地しており 1970 年代以前の建物が 敷地面積 延床面積ともに概ね 3/4 を占める 対象地区 : 天神地

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2.3 用途地域

・天神地区は全域が商業地域に指定されており(図 2.3.1 の色つき部が商業地域)、渡辺通り・明治通 り沿道では都心部の中でも最も高い 700%~800%の容積率指定が行われている。 図表 2.3.1 福岡都心部の商業地域指定とその中での法定容積率 対象地区:天神地区

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2.4 建築物の整備状況

①天神地区建物の建設年次 ・天神地区の南側には 1990 年代以降に建設された比較的新しい建物が多い。 ・一方、地区北側の明治通り沿道ではそれ以前に建設された建物が多く立地しており、1970 年代以 前の建物が、敷地面積・延床面積ともに概ね 3/4 を占める。 図表 2.4.1 天神地区の建物建設年次 対象地区:天神地区 明治通り

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②老朽化建物規模特性 ・天神中心部の築 30 年以上経過(1979 年以前に竣工)した商業施設の延床面積をみると、図表 2.4.2 のような分布となっており、延床面積 2 万㎡前後が一施設としての標準的な規模といえる。 図表 2.4.2 天神地区の商業施設の規模分類ごとの棟数、延床面積 大規模 中規模 小規模 オフィス低層部 [延床 4 万㎡以上] [延床 2~4 万㎡] [延床 2 万㎡未満] 1 棟 7 棟 5 棟 18 棟 42,650 ㎡ [平均] 23,000 ㎡ [平均] 13,000 ㎡ [平均] 4,000 ㎡ ・また、同様に築 30 年以上経過(1979 年以前に竣工)したオフィスビルの延床面積をみると、図 表 2.4.3 のような分布となっている。大規模なオフィスビルは少なく、1~2 万㎡クラスのオフィ スが多い。 図表 2.4.3 天神地区のオフィスビルの規模分類ごとの棟数、延床面積 大規模 中規模 小規模 [延床 4 万㎡以上] [延床 2~4 万㎡] [延床 2 万㎡未満] 2 棟 2 棟 14 棟 [平均] 44,000 ㎡ [平均] 32,000 ㎡ [平均] 11,000 ㎡

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2.5 都市再開発の動向

2.5.1 福岡市都心部機能更新誘導方策(平成 20 年 8 月)

(1) 制度の目的 ・福岡市では、都心部の更なる機能強化と魅力づくりを推進するため、九州・アジア、環境、魅 力、安全安心共働をキーワードに、新たな容積率の緩和制度を創設。 ・都心部における民間建築物の更新期等を捉え、都市計画制度等の運用基準を定め、民間の力を 引き出しながら、機能更新を促進し、都心部のまちづくりを推進することを目的とする。 ・福岡県西方沖地震を大きな契機に、更新期を迎える建物が多い都心部では、さらに安全安心の まちづくりを進めていく必要がある。 ・また、都心部の活力を維持増進していくためには、質の高い商業業務空間の創造が必要となる。 ・このため、従来の公開空地(セットバックによる歩道状空地や広場等)の量により評価の組み 立てを行っていた容積率緩和制度を、環境・安全安心などの視点を加えたものとして、制度改 善した。 (2) 都心部の機能強化と魅力づくりの視点 図表 2.5.1 都心部の機能強化と魅力づくりの視点

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(3) 制度の概要(都心部機能更新型容積率特例制度) ・九州・アジア、環境、魅力、安全安心、共働の視点からまちづくりを推進するため、これまで の総合設計制度等による公開空地積上型の評価に加え、新たに「まちづくり取組評価(最大 400%)」を創設。 ・都心部の課題である交通環境の改善を推進するため、新たに「敷地外公共施設整備評価」を創 設するとともに、「公開空地評価」を改善。 ①活用する制度 ・地区計画(再開発等促進区)、都市再生特別地区、総合設計制度原則として、幅員 8m以上の 道路に接する地域を対象。 ・住環境との調和を図るため、住居系用途地域は、原則として対象外。 ②容積率緩和にあたっての評価の考え方 図表 2.5.2 容積率緩和にあたっての評価の考え方 ※総合設計制度は、敷地単位の計画となるため容積率上限は③+④ ※都市基盤との調和、周辺への影響配慮等を審査し、都市計画等の手続きを行った上で決定 1)まちづくり取組み評価(新規項目)(最大 400%) ○九州アジア:機能強化と魅力づくりを育成・リードする用途の設置運営/最大 50% ○環境:交通環境の改善に寄与する施設整備/最大 100% :環境負荷の低減等を図る施設整備/最大 50% ○魅力:賑わい・憩いの創出、地域資源の活用/最大 50% ○安全安心:災害に強い都市構造に寄与する施設整備/最大 50% ○共働:街区から数街区相当のまちづくり計画立案/最大 100% ※指定容積率(400%~800%)との整合を図るため、本評価の緩和容積率上限は原則として下記の と お りま ちづ くり 取 組み評 価 ≦ 各分野の緩和容積率の上限の和 × 指定容積率(%)/ 800(%) 2)敷地外公共施設評価(新規項目) ・整備施設面積の敷地面積に対する割合を一定計算式で評価 ・地下歩道や道路付加車線の確保などの敷地外関連公共施設整備を推進 3)公開空地評価(改善項目) ・公開開空地の敷地面積に対する割合を一定計算式で評価 ・交通円滑化等に寄与する公開空地や歩行者空間整備を推進 ※公開空地整備は、制度活用の際の必須事項

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4)特定施設評価(項目追加) ・整備施設面積を評価 ・文化ホール、太陽光発電施設,地域冷暖房施設,防災用備蓄庫 など ③都心部機能更新型容積率特例制度によるまちづくり誘導イメージ 図表 2.5.3 都心部機能更新型容積率特例制度によるまちづくり誘導イメージ

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2.5.2 天神地区における都市再開発の動向

天神地区ではこれまで規制緩和によるまちづくり誘導が行われており、下図のように地区計画等 による回遊性向上と都市機能強化、空地整備などの都市環境改善が行われている。 整備済の空地 (地区計画の2号施設・地区施設・壁面後退、総合設計) 整備済の空地 (その他の空地) 公園・広場・歩行者専用道路など (公共施設) 未整備の空地 (地区計画の2号施設・地区施設・壁面後退) 高度利用地区(市街地再開発事業) 地区計画,再開発地区計画 総合設計制度 高度利用地区(市街地再開発事業) 地区計画,再開発地区計画 総合設計制度 高度利用地区(市街地再開発事業) 地区計画,再開発地区計画 総合設計制度 ◆天神一丁目第1地区 地区計画 ◆天神一丁目第2地区 地区計画 ◆天神二丁目地区 地区計画 ◆天神二丁目 西地区地区計画 ◆天神ニ丁目第2地区 地区計画 ◆天神地区 第一種市街地開発事業 ◆天神地下街 ベスト電器等 ベスト電器等ベスト電器等 ベスト電器等 済生会病院,121ビル 済生会病院,121ビル 済生会病院,121ビル 済生会病院,121ビル 122ビル等 122ビル等 122ビル等 122ビル等 エルガーラ エルガーラ エルガーラ エルガーラ 岩田屋本館等 岩田屋本館等岩田屋本館等 岩田屋本館等 西鉄ソラリアターミナル等 西鉄ソラリアターミナル等 西鉄ソラリアターミナル等 西鉄ソラリアターミナル等 岩田屋新館等 岩田屋新館等 岩田屋新館等 岩田屋新館等 ビオロ等 ビオロ等ビオロ等 ビオロ等 ◆天神一丁目第3地区 地区計画 ◆天神二丁目中央地区 地区計画 ◆天神ニ丁目第1地区 地区計画 図表 2.5.4 天神地区におけるこれまでの主な都市再開発 (数字:地区計画等は当初計画都市計画決定年次、建物は竣工年次(いずれも西暦)) 以上のように、本事業の対象地区である天神地区は、地区内の南北区域で特性が大きく異なって おり、本事業との関係を含めて整理すると以下のようになる。 ○北側地区(明治通り沿道):業務中心の土地利用となっており、現在の建物建設年次が古いこと から、今後順次建替えが進行すると想定される地区である。本事業では建替えにあわ せた都市環境改善が行われるとの前提のもとで、そのあり方等に関する本協議会とし ての検討案を作成する。 ○南側地区:北側地区との比較では商業系土地利用が多い地区であり、図表 2.5.4 に示すよう、1990 年代から今日までの間に主要建物の更新が完了している。このため、本事業では現在 の建物を前提として、エリアマネジメントや公的空間の活用によって実施可能な都市 環境改善のあり方等に関する本協議会としての検討案を作成する。 対象地区: 天神地区 1993 1993 1993 2005 2001 1990 1993 1993 1993 2006 2004 1997 2004 2002 1997 明治通り

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2.6 エリアマネジメントによるまちづくり

○天神地区は全国的にみてもエリアマネジメントの先駆的地区であり、天神地区全体を対象区域とす る「We Love 天神協議会(WLT)」がまちづくり計画の策定・研究、これにもとづくソフト事業を 中心としたまちづくりを実施している。 ○また、地区北側で再開発(機能更新)が計画される区域を対象に「天神明治通り街づくり協議会 (MDC)」が設立されており、地権者との共働でハード面を中心に持続的なまちづくりを推進して いる。 図表 2.6.1 天神地区にまちづくり組織 (1) We Love 天神協議会(会員数:111 者) ■目 的 福岡・天神地区の企業、団体、住民、行政など多様な活動主体が共に手を携えるまちづくりを 推進し、人に優しい安全で快適な環境の形成、地区の価値・集客力の向上、地方経済の活性化、 及び生活文化の創造などをめざす。 ■会 員 ○地区会員:39 会員(天神地区内の建物・施設などに関わる者であって、原則としてその全部、もしくは一 部の設置者、所有者、管理者、または賃貸者、ならびに天神地区内の地域団体) ○一般会員:64 会員(地区会員とともに本会の活動を推進する者であって、原則として天神地区および周辺 地区に所在する営利団体、財団・社団法人等、個人、非営利団体、ならびに居住者、従業者など) ○特別会員:8 会員(地区会員・一般会員とともに、本会の活動を行政・学術などの立場から推進する者であ って、原則として行政機関、公的機関、もしくは教育・研究機関など) ○計 111 会員 ■「天神まちづくりガイドライン」の策定(2008 年 4 月) 地区の関係者が共有できる「将来の目標像」とその実現を図るための「戦略」、および具体的 な活動である「施策」で構成。エリアマネジメントを一体的・効果的に推進していくための「戦 略的なまちづくりの指針」。

一般社団法人 WeLove 天神

地区会員:39 一般会員:64 特別会員:8 計 111 会員 2006 年 4 月 2008 年 6 月 2010 年 4 月

天神明治通り街づくり協議会

エリアマネジメント団体

開発協議会

WeLove 天神協議会

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図表 2.6.2 天神まちづくりガイドラインにおけるまちの目標と 10 の戦略 ■主な活動(事業実施報告書より) ・「天神まちづくりガイドライン」の策定、アクションプランの事業推進 ・天神ピクニックの開催(ミュージックシティ天神などとの連携) ・歩いて楽しいまちの形成……公開空地や公園を活用したオープンカフェ実施、天神ガイドウォ ーカーの実施、歩行者優先道路の実験 ・クリスマスキャンペーンの実施……イルミネーションなど ・心地よく快適に過ごせるまちの実現……「また来るキャンペーン」の実施(フリンジパーキン グ同時実施)、「押しチャリキャンペーン」の実施 (2) 天神明治通り街づくり協議会 ■開発テーマ 「アジアで最も創造的なビジネス街をめざす」 ■設立目的 地区の一体的な建替え更新期を迎えた天神明治通り地区において、九州アジア新交流拠点とい った都市像や、環境・安全安心・共働など今後求められる都市づくりの視点を踏まえながら持続 可能な都心づくりを推進。特に明治通りの再整備による街路景観向上、沿道への魅力ある機能導 入(街の共用部)などによる「通りのブランディング」により、街の価値向上をめざしている。 ■構 成 ○正会員 :土地所有者等 35 者 ○特別会員:福岡市、福岡県等 ■活動概要 ○H20 年度:グランドデザイン策定 ○H21 年度:実現化方策の検討等 ○H22 年度~現在:地区計画策定に取り組み中 ■グランドデザインの概要 《将来像》 ○世界標準と福岡の魅力を掛け合わせて、創造経済の担い手を生み出し、引き寄せ・留める ○質の高いオフィス、魅力的な店舗やカフェ・レストラン、生活サービス、交流や学習の場な 景観、みどり 交通 みどり 低炭素 HI 対策 図表 2.6.3 明治通りおよび沿道建物の再整備イメージ

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どを複合させる 《空間整備の方針》 ○地下鉄コンコースを生かした立体的歩行者ネットワークの形成 ○明治通りの東西歩行者ネットワークと北天神・南天神との連携強化 《持続可能な発展を可能とする「街の共用部」》 ○ビジネス競争力の獲得・維持のため、知的創造活動の支援環境を整備 ○集客・交流・創造の創造経済の活動基盤となる機能を低層部から地下レベルの「街の共用部」 に導入 図表 2.6.4 天神明治通り街づくり協議会の区域 (出典:天神明治通り街づくり協議会 HP)

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3.1 検討の背景とテーマ

3.1.1 検討の背景と位置づけ

天神地区での交通環境改善については、2008 年(平成 20 年)4 月に We Love 天神協議会が策定 した「天神まちづくりガイドライン」の主に戦略 3、4 及び「第 1 次アクションプラン」の重点施 策に「天神交通戦略の策定」と位置づけられている事項である。 しかしながら、その後、具体的な検討が行われず今日まで経過しており、本協議会においても検 討課題として積み残されてきた事案であった。 このため、本事業において以下の前提条件のもとで検討を行い、交通環境の改善ならびに都市環 境改善に向けたビジョンや取り組み方針等を検討するものである。 <施策の実施エリア> 天神地区内で実施できる施策を基本とする。 したがって、天神地区内だけで解決できない課題については継続して検討を進める。 <施策の実施目標> 「中期施策」を概ね 10 年内、「長期施策」を 10 年以降とする。

3.1.2 検討のテーマ

検討のテーマは、図表 2.6.2 に示すように「天神まちづくりガイドライン」で天神地区の目標像 の一つとして「歩いて楽しいまち」を掲げていることから、歩行者中心のまちづくりをめざし、こ れを実現するための①公共交通、②自転車、③自動車とする。この 3 つのテーマに関する施策等は 最終的に歩行者と密接に関わることから、「歩行者」については検討テーマとはせずに最終的に歩 行者のためのまちづくりに反映される検討スタイルをとる。

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3.2 交通環境の現状および課題の抽出

3.2.1 公共交通

(1) 天神へのアクセス ○来街者の約半数が公共交通を利用しているが、人口減少・少子高齢化により将来、大幅に減少 すると予測されている 図表 3.2.1 天神地区への代表手段別集中トリップの変化と予測 ○減少傾向にある一般路線バス、鉄道利用者。 図表 3.2.2 天神地区での公共交通別年間乗車人員の変化

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○利用者に好評な値ごろ運賃で、分かりやすい都心 100 円バス 図表 3.2.3 都心部循環 100 円バスの利用者 ○渡辺通りや国体道路といった幹線道路で大きいバスの遅れ 図表 3.2.4 天神地区内のバス停での運行時間遅れ 「天神へのアクセス」に関わる課題の抽出 ○天神地区への公共交通の来街交通手段(代表交通手段)分担率は、地下鉄七隈線の開業などの 影響で微増傾向にある※ものの、利用者が減少傾向にある鉄道路線もあり、都市環境改善の観 点からは公共交通の利用増進が求められる。 ※自動車の分担率は横ばいであるが、総来街者数が増加しているため、自動車交通量も増加傾向にある ○バスについては、市郊外部からの都市高速道路利用路線や都心 100 円バスなどは利便性などか ら好評であるが、道路混雑などによる定時性確保に課題がある。

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(2) 天神地区での公共交通の利用、乗換 ○分散して立地する鉄道駅、地下鉄駅と、多くのバス停留所 図表 3.2.5 地区内に分散立地する駅やバス停 ○各駅、各停留所で煩雑に提供される乗換情報やまちの情報 ○利用者に分かりにくい情報提供 図表 3.2.6 天神地区のバス停の状況 「天神地区での公共交通の利用、乗換」に関わる課題の抽出 ○天神地区は博多駅とならぶ九州最大の公共交通ターミナル機能を有しており、3 つの鉄道駅と 42 にもおよぶバス停が地区内に存在する。 ○公共交通の利用促進に向けては、公共交通のサービス自体に加え、まちから公共交通の利用し やすさ、天神地区での乗換利便性(経路、わやりやすさなど)も重要となることから、これら の改善を図っていくことが課題となる。

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3.2.2 自転車

(1) 駐 輪 ○天神地区内の駐輪場は、違法駐輪を含む全ての駐輪需要をまかなえる水準にあり、既存駐輪場 の有効活用が必要 図表 3.2.7 天神地区の駐輪需給バランス ○地下などの利用しにくい場所や1階ガレージなどのわかりにくい場所に設置されている駐輪 場の稼働率が著しく低い 図表 3.2.8 天神地区内駐輪場の稼働状況 ○歩道上駐輪場・サイクルポストは、通勤目的等の長時間利用者に占有され、午前中には、利用 率 90% を迎え、日中はほぼ満車状態が続く

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図表 3.2.9 天神地区内サイクルポストの稼働状況 図表 3.2.10 天神地区内全駐輪場の配置と稼働状況 「駐輪」に関わる課題の抽出 ○天神地区での駐輪に関する需給バランスは「数字上」供給台数が需要を上回っている。 ○しかしながら、個々の駐輪場の整備状況をみると地区内での位置に加え、たとえばビルの地下 や屋上への整備、駐輪場の存在を明示していないなどの要因から、利便性の高い歩道上駐輪場

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(サイクルポスト)への利用が集中し、地区内駐輪場の利用率に大きな格差が発生している。 ○また、従業者等の長時間駐輪者がサイクルポストを朝から夜まで占用し、本来同駐輪場の大き な目的である買物客などの短時間利用者が利用できない状況となっている。 ○また、サイクルポスト自体は違法駐輪対策で実施された暫定施策であり、附置義務駐輪場条例 制定前に建設された建物での駐輪需要を補完する役割を担っているため、今後建替えの進行に よって敷地内での駐輪場整備が進展すれば、歩道の本来の目的である歩行者のための空間に転 用していくことが望まれる。 (2) 走 行 ○幹線道路を中心に自転車利用が多いが、自転車利用者は利用している道路を走行しやすいとは 評価していない。 図表 3.2.11 自転車利用者の利用経路と走行環境評価 「(自転車)走る」に関わる課題の抽出 ○天神地区での自転車走行環境は良好とはいえず、また歩道上を走行する自転車と歩行者の交錯 など、歩行者の安全性の面からも望ましい状況ではない。 ○歩行者の安全性に関しては、福岡市自転車利用総合計画にもとづき、明治通り・国体道路では 自転車の徐行、渡辺通りでは「おしチャリ」を啓発しているが、これらルールが徹底している とはいえない状況にある。

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3.2.3 自動車

(1) 駐 車 ○天神地区内の駐車場の需給バランスは、現状では、休日、天神 1・2 丁目において、需要過多 になる傾向にある。しかし、将来的には、現状の整備水準で全ての需要をまかなえると予測さ れている。 図表 3.2.12 天神地区での町丁目別・平休日別駐車需給バランス ○現状では、駐車場が地区中心部にも立地し、歩行者と駐車場アクセス自動車の錯綜が発生して いる。 図表 3.2.13 天神地区の駐車場形態別の整備状況

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○天神地区中央部に位置する駐車場では、ほぼ毎週のように休日に入庫待ちのための待ち行列が 発生している。 図表 3.2.14 休日の駐車場入庫待ち車両 「駐車」に関わる課題の抽出 ○駐車場の「数字上」の需給はほぼバランスしているが、利便性や価格面などをもとに特定駐車 場への利用集中によって入庫待ち渋滞が発生しており、地区全体の自動車交通の混雑誘発や歩 行者の快適性などを損ねている。 ○また、地区の中央に出入口を有する駐車場も多く、これら駐車場利用においては地区中央まで 自動車によって進入する必要がある。 (2) 走 行 ○天神地区において、車種間の錯綜が道路混雑の大きな原因といえる。また、渡辺通りでは、南 方向から天神地区内に流入する交通量の 47%が、通過交通である。 図表 3.2.15 渡辺通りの南方面からの流入自動車交通の地区通過割合

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○渡辺通りは 6~8 車線を有するが、多くのバスと一般車両等の動線交錯などによって交通混雑 が日常的に発生している。 図表 3.2.16 渡辺通りの交通混雑 「自動車(走る)」に関わる課題の抽出 ○地区発生集中自動車交通に加え、通過交通によって地区内に多くの交通が流入している。 ○これに加え、渡辺通りではバスと自動車の動線錯綜などによって交通混雑が慢性化している。

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