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Microsoft Word - 要旨(210j3904朴在恩).docx

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修士論文(要旨) 2013年 1月 社会言語的視点から考える日本語の中途終了型発話 -ポライトネス(Politeness)を中心に- 指導 堀口純子 教授 言語教育研究科 日本語教育専攻 210J3904 朴在恩

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目 次 用語の定義 用語の定義 用語の定義 用語の定義 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 第 第 第 1111章章章章 は じ め には じ め には じ め には じ め に ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 1.1 研究の背景 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 1.2 研究の目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 1.3 研究意義 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 第 第 第 第 2222章章章章 先 行研 究と 問題 点先 行研 究と 問題 点先 行研 究と 問題 点先 行研 究と 問題 点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 第 第 第 第 3333章章章章 調 査調 査調 査調 査 1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.1 調 査概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 3.2 調 査対象者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 3.3 分 析対象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 3.4 「中途終 了型発話」の割合と分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 3.5 調査1の分析 方向 と目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 3.6 形式面か らみる「 中途終了型発話」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 3.6.1 分 析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 3.6.2 考 察 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37 3.6.3 ま とめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 3.7 機能面か らみる「 中途終了型発話」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 3.7.1 分 析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 3.7.2 考 察 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 3.7.3 ま とめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59 3.8 調 査 1の 総 合 的 ま と め ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60 3.9 今 後 の 課 題 と 調 査 2へ の 方 向 付 け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60 第 第 第 第 4444章章 章章 調 査調 査 2 調 査調 査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62 4.1 調 査概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62 4.2 調 査対象者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62 4.3 調 査方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63 4.4 分析対象の 範囲と 発話の認定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64 4.5 調査2の分析方針 と目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64 4.6 分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64 4.7 総合的考察 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75 4.8 調査2の総合 的ま とめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83 第 第 第 第 5555章章章章 本 研究 の ま とめ と 今 後 の課 題本 研究 の ま とめ と 今 後 の課 題本 研究 の ま とめ と 今 後 の課 題本 研究 の ま とめ と 今 後 の課 題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.1 本 研 究 の ま と め ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87 5.2 本 研 究 の 限 界 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87 5.3 本 研 究 の 意 義 と 今 後 の 課 題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88 参考文献 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・a 添付資料1:フェイスシート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅰ 添付資料2:文字化資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅱ

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1 第 第 第 第 1111章章章章 はじめにはじめにはじめにはじめに 初 め て日 本 の社 会に 入 る 非母 語 話者 は 、コ ミ ュ ニケ ー ショ ン 上の 様 々 な失 敗 を重 ね つつ、 「気 づき- 学び -修正 」の 過程を 経て 生の社 会言 語的日 本語 を身に 付け てい く 。とこ ろが 、その 心的 負担は 小さ くない 。そ こで、 本研 究では 非母 語話者 の言 語の 社 会化 がより スム ーズに 進め られる よう 、スピ ーチ レベル (以下、SL)のうち、「中途 終了型発話」に注目する。 異 文化 間コミ ュニ ケーシ ョン では、 多かれ 少な かれ 各自が 属して いた 言語 文化や ポ ライトネス観点が影響を与え言語行動として現れる。SLにおいても、非母語話者は今 までの学習や各自が持つ社会言語的経験・心理的要素からの判断と解釈でSLを使い分 け ている 。と ころが 、そ こで話 者の 意図と は違 った解 釈が 生まれ るこ ともあ る。 本研 究 では、 日本 語母語 話者 と非母 語話 者の「 中途 終了型 発話 」を「 ポラ イトネ ス」 の観 点 から見 直し 、その 役割 と解釈 を明 らかに する ことを 目的 とする 。な お、本 研究 で対 象とする非母語話者は調査1では5ヶ国、調査2では韓国語母語話者である。 第 第 第 第2章章章章 先行研究先行研究先行研究先行研究 本 研 究 は 宇 佐 美 (1995、2004他)、伊集院 (2004)など の先行研 究の結果に基 づき、SL の う ち 、 中 途 終 了 型 発 話 に 関 す る 分 析 と 考 察 を 行 う 。 調 査 1では、 これま でのSL研 究 を 参考に 分析 するに とど まらず 、ポ ライト ネス 観点か ら日 本語母 語話 者と非 母語 話者 の 中 途 終 了 型 発 話 の 分 析 を 行 い 、 特 徴 を 探 る 。 ま た 、 こ れ を 基 に し た 調 査 2で は 、日 韓 の接触 場面 での韓 国人 日本語 学習 者の中 途終 了型発 話の 分析を 行う ことで 、ポ ライ ト ネス観 点で の発話 の意 図の差 を探 る。こ れに より韓 国人 学習者 が日 本語コ ミュ ニケ ー ション を行 う際の 中途 終了型 発話 への理 解と 使用を 促せ ると考 える からで ある 。さ ら に、本 研究 では、 韓国 人日本 語学 習者へ の中 途終了 型発 話の指 導を ポライ トネ ス観 点から見直すことを提案する。 第 第 第 第 3333章章章章 本研究のまとめ本研究のまとめ本研究のまとめ本研究のまとめ 本研究は日本語コミュニケーションにおけるSLのうち、中途終了型発話に注目した も のであ る。 構成と して 調査 1と調査2に分けられている。中途終了型発話を分析して い くには 、基 になる 理論 が必要 であ る。と ころ が、先 行研 究は少 ない 。そこ で、 本研 究 の 調 査 1では 中 途終了 型 発話 の 形式 と 機能を 明 らか に する こ とを目 的 とし た 。特 に 、 機 能面に おい ては、 中途 終了型 発話 が反映 する 日本の 言語 文化を ポラ イトネ ス観 点か ら 見直し 分析 しよう と考 えた。 日本 語母語 話者 と非母 語話 者両方 の中 途終了 型発 話を 分 析対象 とし 、両者 の役 割と解 釈の 差を明 らか にする こと を目的 とし た。そ の結 果、 調 査1では、1) 母語話者と非母語話者の中途終了型発話に解釈の違いがあることが明 ら かにな った 。母語 話者 と非母 語話 者それ ぞれ の中途 終了 型発話 が持 つコミ ュニ ケー シ ョ ン 上 の 形 式 と 機 能 の 分 析 を 行 い 、 両 者 の 発 話 に は 多 少 ず れ が あ っ た も の の 、 形 式 ・ 機 能 面 で 関 連 付 け ら れ 、 発 話 さ れ て い る こ と が 明 ら か に な っ た 。 そ し て 、 2) ポ ラ イトネ ス観 点から の機 能面で の解 釈が、 中途 終了型 発話 を見直 すた めに非 常に 大事 な 手 が か り と な っ た 。 そ れ と 共 に 、 3) 非 母語 話 者 の中 途 終了 型 発話 が 母 語話 者 と比

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2 べ 、ど のよ うな特 徴を持 つか を、 ポライ トネス 観点 から 探るこ とがで きた 。ま た、 4) 中 途 終 了 型 発 話 が 持 つ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 上 の 役 割 を 形 式 面 と 機 能 面 に 分 け 分 析 す る に当た って 、ポラ イト ネス観 点で の機能 面の 会話構 造を 見出す こと ができ た。 残さ れ た 問 題 と し て は 、 5) こ れ ま で SLの 分類に入れら れず研究者 それぞれの 判断で分類 、 研究されてきた中途終了型発話を、日本語のSLに入れ、再分類することができるか、 6) 文 字 化 に 当 た っ て の 中 途 終 了 型 発 話 の ス ピ ー チ ス タ イ ル の コ ー デ ィ ン グ を 見 直 す こ と が で き る か が あ る 。 こ れ ら に つ い て は 、 今 後 の 課 題 に し た い 。 一 方 、 調 査 2は調 査 1の 考察 結果 を 基に分 析 ・考 察 した も のであ る 。調 査 対象 は 、韓国 語 母語 話 者と し 、 その中途終了型発話の分析を行った。三宅(2011)によると、「配慮を めぐる諸要素の 背 景には 文化 の問題 があ るとい う。 また、 こと ばをと もな って相 手に 配慮を 示す 行動 は 、社会 や言 語が異 なっ ても普 遍的 に存在 する 。しか し、 同じよ うな ことを 達成 する 場 合でも 、異 なる文 化や 異なる 言語間 では 、配 慮言語 行動に 違い がみ られる 。つまり、 配 慮 言 語 行 動 を 理 解 す る に は 、 そ の 文 化 が 背 景 と な る 」 と い う 。 調 査 2の 考 察 で は 三 宅(2011)の言う配慮言 語行動の違いに注目し考察を行った。そこで、韓国語母語話者 の 中途終 了型 発話の 形式 と機能 面の 特徴や 意図 は何か につ いて探 るこ とがで き、 中途 終 了型発 話習 得にお ける 課題が 見つ けられ た。 これら は、 韓国人 日本 語学習 者向 けの 日 本語コ ミュ ニケー ショ ンにお ける 中途終 了型 発話の 習得 と教育 方法 の参考 にな ると 思われる。 第 第 第 第 4444章章章章 本研究の限界本研究の限界本研究の限界本研究の限界 調 査 1の 中 途 終 了 型 発 話 の 機 能 面 で の 考 察 と 発 話 構 造 に 関 し て は 、 母 語 話 者 の 視 点 か らみる とま た異な る解 釈がで きる 可能性 があ る。稿 者が 機能面 をポ ライト ネス 観点 から分析しようとした理由はそのような限界を認識した結果でもある。 また、調査2では、韓国人母語話者の中途終了型発話の形式面と機能面の特徴を1つ ず つ 取 り 上 げ 分 析 し た 。 と こ ろ が 、 調 査 1か ら 得 ら れ た 他 の 形 式 と 機 能 に つ い て は よ り詳細な分析までは行えなかった。調査1の理論を確かめ確実にするためにも調査1の 考察と発話構造を基にした研究を進めることが必要とされる。 第 第 第 第 555章5章章章 本研究の意義本研究の意義 と今後の本研究の意義本研究の意義と今後のと今後の 課題と今後の課題課題 課題 本 研究 を執筆 する 中、稿 者が 考える 中途終 了型 発話 につい ての考 えや 課題 と認識 が 共 通 す る 研 究 (宇 佐 美 2012)が 最 近 発 表 、 出 版 さ れ た 。 宇 佐 美 (2012)は 、 日 本 語 教 育 で 取 り 上 げ る 必 要 が あ る 中 途 終 了 型 発 話 習 得 の 課 題 と そ の 解 決 方 法 と し て 、 3つ を 挙 げ て い る 。 本 研 究 の 今 後 の 課 題 は 、 宇 佐 美 (2012)が 述 べ て い る 3つ の 課 題 を 参 考 に す る 。 ま ず 、 1番 目 は 、 「 言 外 の 意 味 や 機 能 を 理 解 す る 力 を 身 に つ け る 」 こ と で あ る 。 そ のため には 、その 理解 力を助 ける 理論が 必要 であり 、そ の理論 の論 理を裏 付け る研 究 が な さ れ る べ き で あ ろ う 。 そ う い う 意 味 で は 、 本 研 究 の 調 査 1で 中 途 終 了 型 発 話 の 形 式と機 能を 分析・ 考察 し、特 徴を 引き出 した ことは 、わ ずかな 成果 ではあ るが 、中 途 終了型 発話 の研究 を一 歩進め たこ ととし て意 義のあ る考 察であ った と考え る。 今後 の 研究で は、 その考 察を 妥当性 のあ る理論 にす ること と、 それに 加え て新し い考 察を す る こ と を 念 頭 に お い て 研 究 を 進 め た い 。 2つ 目 は 、 学 習 者 が 「 自 ら 中 途 終 了 型 発 話

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3 を 適切に 使え る力」 を持 ってい るか 、また 中途 終了型 発話 が「日 本語 の特徴 的な やり と り」で 「ポ ライト ネス にもか かわ ってい る」 という 認識 を持っ てい るかを 分析 する 必 要があ るだ ろう。 そし て、ポ ライ トネス にか かわっ てい るかど うか につい ては 、調 査 1で も 行 っ た ポ ラ イ ト ネ ス 観 点 か ら の 機 能 面 を 結 び 付 け た 分 析 を 行 う 必 要 が あ る だ ろ う 。 3番 目 は 、 日 本 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン で 多 く 現 れ る 「 共 同 発 話 文 」 に お い て 、 「 相手の 発話 の意味 や意 図を予 測す る力」 を分 析する こと である 。構 文力を 身に つけ る ために は、 まず使 用の 現状と 理由 を把握 する 必要が ある 。それ は、 中途終 了型 発話 の 前後の 発話 の分析 から できる と思 われる 。そ こから 課題 を見つ け、 日本語 教育 への 提 案 が で き る だ ろ う 。 上 で 述 べ た 課 題 3つ を 韓 国 語 日 本 語 学 習 者 を 対 象 と し て 調 査 分 析を行い、解決していくことで、日本語教育への一助となることを願っている。

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参考文献 参考文献 参考文献 参考文献 荻原稚佳子(2008)『言いさし発話の解釈理論』春風社 伊 集 院 郁 子 (2004)「 母 語 話 者 に よ る 場 面 に 応 じ た ス ピ ー チ ス タ イ ル の 使 い 分 け -母 語 場面と接触場面の相違-」『社会言語科学』6号, pp.12-26. 宇 佐 美 ま ゆ み (1993)「 初 対 面 の 二 者 間 の 会 話 の 構 造 と 話 者 に よ る 会 話 の ス ト ラ テ ジ ー :話者 間の力 関係によ る相違 -日本 語の場合 」『The Communication Assoc iation of Japan(CAJ)』pp.25-40.

宇佐美まゆみ(1993)「 談話レベルから見た“politeness”-“Politeness theory”の 普遍理論確立のために‐」『ことば』14(12), pp.20-29, 現代日本語研究会 宇佐美まゆみ(2003)「 異文化接触とポライトネス-ディスコース・ポライトネス理論

の観点から-」『国語学』第54巻 3号, pp.117-132.

宇佐美まゆみ(2007)『 改訂版:基本的な文字 化の原則(Basic Transcription System for Japanese:BTSJ)』2007年3月31日改訂版 小田美恵子(2002)「中 途終了型発話の横断的研究:中・上級韓国人学習者の発話から」 『龍谷大学国際センター研究年報』11号, pp.15-26. 川口義一(2005)「海外 における待遇表現教育の問題点-台湾での研修会における「事 前課題」分析(3)-」『紀要』早稲田大学日本語研究教育センター16:37-50 金 珍 娥 (2002)「 日 本 語 と 韓 国 語 に お け る 談 話 ス ト ラ テ ジ ー ス ピ ー チ レ ベ ル シ フ ト 」 『朝鮮学報』第183 朝鮮学会 佐久間まゆみ・杉戸清樹・半澤幹一(1997)『文章・談話のしくみ』おうふう 白川博之(2009)『「言いさし文」の研究』くろしお出版 真田真治(2006)『韓国人による日本社会言語学研究』おうふう 真田真治(2006)『社会言語学の展望』くろしお出版 真田真治(2008)『活動としての文と発話』ひつじ書房 申 媛 善 (2009)「 韓 国 人 日 本 語 学 習 者 の 文 末 ス タ イ ル の 運 用 -時 間軸 に沿 っ た敬 体 使用 率の変化に着目して-」『日本語教育』140号, pp.81-91. 陳文 敏(2000b)「日本語母 語話者の会 話に見られ る「中途終 了型」発話 -表現形式及び その生起の理由-」『言葉と文化』第1号, pp.125-141. 徳井厚子・桝本智子(2006)『対人関係構築のた めのコミュニケーション入門』ひつじ 書房 J.V.ネ ウス ト プニ ー (2003)『 外 国 人 と のコ ミ ュニ ケ ー シ ョン 』 岩波 新書 野田尚史(2012)『日本語教育のためのコミュニケーション研究』くろしお出版 堀口純子(1990)「対話における省略の復元のストラテジー」『文藝言語研究』言語編 堀口純子(1997)『日本語教育と会話分析』くろしお出版 三牧陽子(2007)「文体差と日本語教育」『日本語教育』134号, pp.58-67.

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参照

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