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《英語の女神》No.8 否定文のまとめ
学習 POINT 1 否定文の作り方 英語には、動詞が3 種類あります。be 動詞・一般動詞・助動詞です。英語の否定文は、その文に どんな動詞が使われているかによって、作り方が異なります。 (1) be 動詞の文 be 動詞の後ろに not を付ける。① She’s studying English. 彼女は英語を勉強しています。
She’s not studying English. 彼女は英語を勉強していません。
② Tom was our classmate. トムは私達のクラスメートでした。
Tom wasn’t our classmate. トムは私達のクラスメートではありませんでした。
③ They were busy. 彼らは忙しかった。
They weren’t busy. 彼らは忙しくありませんでした。
(2) 一般動詞の文(現在形) 一般動詞の前に don’t を置く。ただし、主語が 3 人称・単数の 場合はdoesn’t を置き、一般動詞に付いている 3 単現の s(es) をとって原形にする。
① We wait for her. 私達は彼女を待ちます。
We don’t wait for her. 私達は彼女を待ちません。
② Mike speaks Japanese. マイクは日本語を話します。
Mike doesn’t speak Japanese. マイクは日本語を話しません。
(3) 一般動詞の文(過去形) 一般動詞の前に didn’t を置き、一般動詞は原形にする。
① Bob went to the library. ボブは図書館に行きました。
Bob didn’t go to the library. ボブは図書館に行きませんでした。
② We saw your sister yesterday. 私達は昨日あなたの妹に会いました。
We didn’t see your sister yesterday. 私達は昨日あなたの妹に会いませんでした。
[研究] 一般動詞(過去形)の否定文は、どんな主語にも didn’t を使います。
(4) 助動詞 can の文 can の後ろに not を付ける。
We can listen to music here. 私達はここで音楽を聴くことができます。
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1 下線部に注意して、次の英文の日本語訳の空所を埋めなさい。 (1) ① We don’t use this computer.
私達はこのコンピュータを( )。 ② We’re not using this computer.
私達はこのコンピュータを( )。 ③ We can’t use this computer.
私達はこのコンピュータを( )。 ④ We didn’t use this computer.
私達はこのコンピュータを( )。 (2) ① Mr. White didn’t speak Japanese.
ホワイト先生は日本語を( )。 ② Mr. White cannot speak Japanese.
ホワイト先生は日本語を( )。 ③ Mr. White doesn’t speak Japanese.
ホワイト先生は日本語を( )。 ④ Mr. White isn’t speaking Japanese.
ホワイト先生は日本語を( )。
・・・問題以下省略・・・
2 下線部に注意して、次の各文を否定文にしなさい。 (1) My father is reading a book.
(2) Mika walked to school.
(3) Our teacher was writing a letter then.
(4) We saw Mr. White in the park.
・・・問題以下省略・・・
3 次の日本文に合うように、〔 〕内の語を並べ替え、英文を完成しなさい。ただし、先頭に くる語も小文字で示してある。
(1) 私の姉は 11 時前に寝ませんでした。
3 (2) マイクはそのとき宿題をしていませんでした。
〔 wasn’t / then / his / Mike / homework / doing 〕.
(3) 彼らは先週忙しくありませんでした。 〔 weren’t / last / they / week / busy 〕.
(4) スミス先生は今日本語を話していません。
〔 now / isn’t / Japanese / Mr. Smith / speaking 〕.
(5) トムは 8 時前に学校に到着しませんでした。 〔 before / Tom / to / didn’t / get / eight / school 〕.
・・・問題以下省略・・・ 学習 POINT 2 〔例題〕 次の各文の空所に入る語を下の から選んで書き入れなさい。同じ語を何度使ってもよい。 (1) 彼は英語を話しません。 He ( ) speak English. (2) 私は忙しくありませんでした。 I ( ) busy. (3) ボブはこのコンピュータを使うことができません。 Bob ( ) use this computer. (4) あなたは昨日学校に来ませんでした。
You ( ) come to school yesterday. (5) 私の姉は東京にいません。
My sister ( ) in Tokyo. (6) 彼らはこの公園でテニスをしません。
They ( ) play tennis in this park. (7) 私達は今野球をしていません。
We ( ) playing baseball now. (8) これらの少女は幸せではありませんでした。
These girls ( ) happy.
(9) 彼らはそのときスミス先生と話していませんでした。 They ( ) talking with Mr. Smith then.
4 〔解説〕
(1) 彼は英語を話しません。
He ( doesn’t ) speak English.
(2) 私は忙しくありませんでした。 I ( wasn’t ) busy.
(3) ボブはこのコンピュータを使うことができません。 Bob ( cannot ) use this computer.
(4) あなたは昨日学校に来ませんでした。
You ( didn’t ) come to school yesterday.
(5) 私の姉は東京にいません。
My sister ( isn’t ) in Tokyo.
(6) 彼らはこの公園でテニスをしません。
They ( don’t ) play tennis in this park.
(7) 私達は今野球をしていません。
We ( aren’t ) playing baseball now.
(8) これらの少女は幸せではありませんでした。 These girls ( weren’t ) happy.
(9) 彼らはそのときスミス先生と話していませんでした。 They ( weren’t ) talking with Mr. Smith then.
speak は、一般動詞です。一般動詞の否定には don’t か doesn’t か didn’t の いずれかを使います。この文は現在形で、主語 he は、3 人称・単数なので、
busy は、「忙しい」という状態を表す形容詞です。形容詞には必ず be 動詞
「~することができる」は、can です。その否定文は、can の後ろにnot を付けます。従って、答えは cannot となり ます。
come は、一般動詞です。一般動詞の否定には don’t か doesn’t か didn’t の いずれかを使います。この文は過去形なので、didn’t を使います。
doesn’t を使います。
が必要です。「私は忙しかった。」は、I was busy.と言います。その否定文は、 I wasn’t busy.となります。 I didn’t busy.は間違いです。didn’t は、一般動詞 の否定文に用います。
「いません」は、「います」の否定文です。「私の姉は東京にいます。」は、 My sister is in Tokyo.と言うように、be 動詞 is を使って表します。従って、 isn’t となります。
play は、一般動詞です。一般動詞の否定には don’t か doesn’t か didn’t の いずれかを使います。この文は現在形で、主語が 3 人称・複数なので、 don’t を使います。doesn’t は、主語が 3 人称・単数のときに使います。 play に ing が付いているので進行形です。 日本語訳から現在進行形という 詞は、主語We に合わせて are を使います。この文は否定文なので、aren’t be 動詞が必要です。 「これらの少女は幸せでした。」は、These happy は「幸せ」という状態を表す形容詞です。形容詞には必ず girls were happy.と言います。その否定文は、These girls weren’t happy.となります。
talking から判断してこの文は進行形です。 日本語訳から過去進行形という ことが分かります。進行形は「be 動詞+一般動詞 ing」の形をとります。be 動 が答えとなります。
5 〔研究〕 否定文の作り方 まず、その文にどんな動詞が使われているかよく見ます。 一般動詞が使われていない 4 次の( )内に適語を入れ、日本語に合う英文を完成しなさい。 (1) 私達は昨夜忙しくありませんでした。
We ( ) busy last night. (2) 私は歩いて学校に行きません。
I ( ) walk to school. (3) ミカは数学を勉強しませんでした。
Mika ( ) study math. (4) 私の兄は 11 時前に寝ません。
My brother ( ) go to bed before eleven. (5) 彼らは今野球をしていません。
They ( ) playing baseball now. (6) スミス先生は日本語を話すことができません。
Mr. Smith ( ) speak Japanese.
・・・問題以下省略・・・
5 次の文の( )の中から適語を選び、○で囲みなさい。 (1) We ( aren’t, can’t, doesn’t ) watch TV in this room.
(2) Your sister ( isn’t, don’t, can’t ) playing tennis in this park now.
(3) These students aren’t ( have, having, has ) lunch under the tree.
ことが分かります。進行形は「be 動詞+一般動詞 ing」の形をとります。be 動 動詞は、主語They に合わせて were を使います。この文は否定文なので、 「できません」という表現がある場合 can’tまたはcannot 「~しません」という表現がある場合 don’tまたはdoesn’t 「~しませんでした」という表現がある場合 didn’t 現在形の場合 is・am・are の後に not を置く。 過去形の場合 was・were の後ろに not を置く。 be 動詞の後に not を置く。 は進行形です。be 動詞があります。 一般動詞が使われている (be 動詞の文です) 一般動詞にing が付いている場合 weren’t が答えとなります。
6 (4) My mother doesn’t ( write, writes, writing ) a letter.
・・・問題以下省略・・・
6 次の( )内に適語を入れ、日本語に合う英文を完成しなさい。 (1) ① あなたはこのコンピュータを使いません。
You ( ) ( ) this computer. ② あなたはこのコンピュータを使いませんでした。
You ( ) ( ) this computer. ③ あなたはこのコンピュータを使うことができません。
You ( ) ( ) this computer. ④ あなたはこのコンピュータを使っていません。
You ( ) ( ) this computer. (2) ① ジョンは日本語を話すことができません。 John ( ) ( ) Japanese. ② ジョンは日本語を話していません。 John ( ) ( ) Japanese. ③ ジョンは日本語を話しませんでした。 John ( ) ( ) Japanese. ④ ジョンは日本語を話していませんでした。 John ( ) ( ) Japanese. (3) ① 私達は今忙しくありません。 We ( ) ( ) now. ② 彼は昨日忙しくありませんでした。 He ( ) ( ) yesterday. ③ 彼らは幸せではありませんでした。 They ( ) ( ). ④ 彼女は疲れていません。 She ( ) ( ). ・・・問題以下省略・・・ 7 次の日本文を英語に直しなさい。 (1) ① 私達はテニスをしません。 ② 私達はテニスをしませんでした。 ③ 私達はテニスをしていません。 ④ 私達はテニスをしていませんでした。 ⑤ 私達はテニスをすることができません。
7 (2) ① 私の弟は宿題をしません。 ② 私の弟は宿題をしていません。 ③ 私の弟は宿題をしていませんでした。 ④ 私の弟は宿題をすることができません。 ⑤ 私の弟は宿題をしませんでした。 (3) ① 彼は英語を話しませんでした。 ② 彼は英語を話すことができません。 ③ 彼は英語を話しません。 ④ 彼は英語を話していませんでした。 ⑤ 彼は英語を話していません。 ・・・問題以下省略・・・