著者︵商工経済研究、昭和十肘年、第十四番、こ五八貢ル高松高等南条拳校J紀元二王ハ百年記念論文集、 昭和十五年、重ハ八頁。エ柴化率雑誌、昭和十丘年、第川十三編∵関山囲貢︶は桑紅木豚脂肪酸中に仔泰する 二盛基酸に裁て研究しヽ其の組成を決定する桝があった。 漆蝋は其の仲状木蝋に類するものであつて、其¢脂肪酸中に二墟基酸が存廃する。今回此の二項基酸鱒関す る研究を行ひ、/漆囁二撼基酸は木蟻二捜基酸と、同じく、主としてHO旭C・︵Cぽ︶誓・CO誌 より成ケ、 □○旭C・︵CH匝︶−00・CO随昌も亦布衣することを確認した。 漆岨亡⋮Siwa舛り已ぺu乳taロOWは漆構夢us扁rnici訂ra、D.C・の果驚より得られる固鰻脂肪である。 漆蝋に戯ては、辻本浦丸底︵束京工柴試験朗報督、昭和五年、第二十先回、第西野三二貝︶の研究があそ 此の研究にょ弟ば、周氏の原料とせる漆樹Ⅶ果質は、隔島儲崖のものであつて、農技望ハ・二%及び核雪盲八 、
第十七魯 第二、三択
漆蝋二塩基酸の組成た裁て
/ 言椎 名 七 郎
︵仙二大︶ 二六%より戚サ、果皮は水分掌三解及び蝋分讐。二≡%を食む。而して此の原料より搾取せる漆腺は、其の脂 − 肪酸中に約六%の粕製二墳基腰を含㊥八丑ハのこ撼基酸は、きし、でC覧烏○㊦より成告此の親戚は著者の
研究によるものと同⋮である。
木蝋は同じ藤樹斜に嵐する櫨樹の親鸞より採取されるものであつで、\木執、漆慧ハに類似の固鰻脂肪であるから、未等の脂肪酸中に存在する二璃基駿も亦組戚巻同℃くすることが橡想されうの謹あるが、辻本氏によれ
ぼ、繭者組成を異にし、分子式に澱て、漆蝋二墟基酸は木蝋二撼基駿よりも、米東が〟つ少いものとなつてゐ
る.。是著者の疑問とする所であつた。 ︳次に著者の研究嘗験を報告す・る。
漆蝋は漆の副生物として両島願倉津地方に於て製造する者あるを聞きしことあるも、現衣に於ては商品とし
て見出すことが出来ず、雷に躇脅せる鴻入手することが出来ず、偶晶京前日韻掻、林菜試験場の紹介によ
り、岩手願二戸郡姉背村﹂駒木治着荷門氏に老ひ、昨年六月各貯を受けたのである。
此り漆轍は徴の学芸そ乾燥せる餅の如きものであつて、厚さ約丁血糖、中に約二晩のものもあり、大暴
言糎大に破砕せる板状のものである。而んて隠和人年八月頃輿造せる、橡油を食まぎる生憾であつて、原料 \ ︵三七︶ニ七漆攣盛基酸の組成に就て
あ 試ノ 科 挙 蟻ノバの藤樹の英資は、其の前年十㌦月採取せるものとのことである。 此の漆磯は加熱俗朗すれぼ、黒色物が沈下凝集するに至り、其の慶大暑†○%である。此の凝集物は製楓此 際し、爽雑物となトたる果皮の額を主とするむの、上野へられる。 熔融し濾紙にこ滅過せ鴫漆岐は、黄線色真宗次表の如き特数を有する。 之等の特数より見るに、漆蝋の性状棟木蚊のものと大差なきものといふべきである。 融 ヒ 上 酸 鹸 化 沃 素 不 鹸 化 帝十七替 第二、三波 融 中 和 沃∵∴棄
漆 噛 め 特 赦
粘 ︵瑞氏︶ 重言巧︶ 慣 払慣 慣 ︵ウイイス氏ノ 物 ︵%︶ 漆蝮脂肪酸の特数 鮎 ︵流氏︶ 憤 慣 約四八1四九慶 庵q・八五九七 ふ七・四 二〇九。三 九・二〇 〇・﹂ハ五 五七−五八度 二血七・九 九・五斎 ︵血二八︶ 二八試料漆槻脂肪酸の二捜基酸含有量は、辻本民法によや近似的定盤を行へる虹、六●二%であつた。 試料の漆憾製造者駒木氏は、前記林柴試験場より て、漆、の宜木︵虐待二−二尺偲︶を多数朋有し眉られ、年々少額ながち奉仕的に興蠍せられるとのことで凍る。 伺氏の報瞥によれぼ、藤蝉に際しては、党づ漆の賓の庚に附ぎたる予贋を揉育にかけて、虜と子管とを分離 し﹁子蟹は之を水軍にで綿き、櫛比て核を分離除去せ計粉末を蒸気にて蒸し、蛾袋︵竹袋︶に入れたる後、搾 台にかけて屡搾し、流出する蝋を相打受太れ冷却固化せしめるといふ。斯くして得たものが即生観である。な ほ核ば通常キザネと糾し、.其の健播橙用とし∵叉煮て牛鳳の飼料に来るといふ。 漆艶二盤碁酸の分取 漆蝋とメチルアルコ㍗ルとよ旬先づ漆櫨拒肪酸のメチルエステルを得、−之聖典黍蒸溜に附心て、メチルエス 一㌃の高沸鮎部を凍瘡とし、血紆残澄を次に鹸化し、衷に酸Ⅵて分解して遊離脂肪酸とし、或いで石碑エーテ ルにで虎理して雑溶性高融鮎の粗攣一壇基駿を得た川此の粗製の二恕基酸は最後にエチル∴エステルとしアルコ ㌦ ールよりの蕃結晶法によ少、其の純粋なるものを得た。 右は驚験の順序であつ 漆蝋は熔融して濾過せるものを使用したて而して漆噛脂肪酸のメチルエ.スチルを製取するためには、漆喰五 漆蝋l一旗基酸の組成に耽て 二二九︶.こ九〆
其の鹸化領は二〇八・.㌦にしてパル、与ン酸のメチルエステルの二〇七。六に最も近く、木場と同じぐ漆噂は 〆旬 其の脂肪酸がパルミチン酸七最も盈要なる主成分とするものであらう。 叉得たる漆蝋脂肪酸一のメチルエでデルは、沃素債︵ウイイス氏︶ 劇〇・.嵐を有して其の他甚だ小さく、漆轍ゐ 炭素償よりも推定される朗であるが、リノール酸以上の高層本飽和酸を含まぬものと推定されそ∴ 次に漆蛾脂肪酸のスチルよスチルの屁茶儲滑は﹂ 智恵−五粍下にて行ひ、沸鮎こ〇三度︵凝氏︶を示す迄 に九〇%ヤ溜出せtめ、囲二五瓦のメチルエステルより些元の蒸溜姥澄を得た。 此の蒸滑残淀は累褐色の固倦であつて∵剛鮎約四囲卜四五隊︵持氏︶堅不んた。 喪の汎素慣︵ウイイス嘩︶は這・七であって、元の憲テルに比較す紆ぼ梢増加してゐ渇。 吏其の健では漁色のため∵鹿化慣の測定が由難であるが1べ㌻一−ル.に溶かノし、骨袈で魔埋して淡色とせる \ 温高き夏期に於ては液儲であづて赤褐色を呈する。 第†七春草ニ、三教 ︵三〇︶三〇喝 00瓦に★メ′テルアルコールの梢多量即七〇〇瓦及び濃硫酸三瓦︵メチルアルコールに封し三%︶を加へ、 小夜沸騰せしめてサムエステルンクを行はしめた0 \ クエムスチルンク経れるものは、蒸増して東部分のメチルアルコールを回収の後、石油エーテル忙溶し、′小水 洗して硫酸を除去し、無水硫酸リーダにで乾燥し∵次に蒸滑により石油エーテルを溜出せしめて漆噂脂肪酸の メチルエステルを得た。原料の漆噛と約同塵のメチル立スチルの収量がある。而しで此のメチルエステル・は菊
ものは、二重ニュの鹸化偵を示したノ。 、
之に感化カルシウム溶液を注加して﹁功ルシウ過石鹸を沈澱ぶせ、之を濾過して取Å、乾燥の後クラウス﹂;ツよル装置音便用し、熱ンセナンで慶現して不鹸化物を抽出した。
不鹸化物抽出彼のカルシ′ウム石鹸は稀塩酸を似て分解して\軸鮎約九三﹂九綱度︵掩氏︶を示す遊離脂肪酸とんに守眞基蒸溜残響丁甘○瓦よ皇二二・八瓦の遊離脂肪観を得た。
斯ぺして得た遊離脂肪酸は、次に〃ク\スレ品出警使掬し、石油エーテルを以て濾理レ、可溶性のパルミ チン酸又は√オレイン酸等及浴し去少、融鮎6六﹂叫〇七度︵持氏妄有する粗攣感基駿完晶瓦を得篭 其の中和慣を.測定せるⅥ二二〇。○である。なほ上記の漆蝋脂肪酸のメチルエステルの眞基蒸溜に於ては、二級基酸の、メチルエステルも亦僅少ではある。
が山部溜出するものであって、沸鱒二宣子⊥七八鹿︵摘氏︶の溜分中にもなほ二塘基酸を認め得る。即此の増 分は三井〇九瓦を有し金牌の六・五%に常り、鹸化慣二〇三ェ、決議慣︵ウイイス氏︶嘉◎七﹁を有するのであ るが、乏を鹸化して融鮎約五〇1空凄持氏︶里芋遊灘脂肪酸二六・六瓦を得、次に石油エ1′−ブルにて靡理 \ して・融鮎仙OT−二じ銅慶︵掻氏︶のもの√とし、更にア\ルコールより再結晶を行ひ、融鮎二四度︵括氏︶の粗 製二塑基酸○。〇三瓦を得た七とがあふ。 漆蝋二鱒基酸の組成に就て 蒸溜塵澄は之より不鹸化物を除去し、叉粗攣蒜羞舵を得るため、 先づ酒精カリで鹸枕tて.カリ石鹸としナ 二三こ ︼三第十七巻 第ニ、三沸 ︵〓ニ二︶ 喜一 上記の漑攣一塩基酸は︺部を竣し〟二・四瓦を取りて、之に純アルコール五〇瓦と其の≡%に常る硫酸・㌻恵 瓦を加へ煮沸してエチルエステル一とした。放冷させて新出せるエチルエステルの結晶を濾しとり、、再びアルコ ㌦ −ルに溶かし、骨茨で脱色の後、瓢鮎空・六−五ニ・二度︵掃氏︶を示す結晶八〇一瓦を得た。但し母液よりの 結晶回収は行はなかつた。 を繰返すこと点回にしで、融鮎茸九・0卜五九・二度、︵棒氏︶を示す二垢基酸のエチルエステル見得冤 、 此のエステ 箪チル七スチルの結晶はナル厄−ルよりの渾給晶を繰返し、元の都度五〇掩のアルコールを使用し、薄給鼎∵ 其め漑製の結晶質。九瓦よれの牧畳些了洞瓦である。 叉定量的ではないが、其の母液より融鮎四九・〇−囲九†二度︵擁氏︶を示す結晶二・六瓦及び融鮎斎○−∬一 度︵擁氏︶のもの少量を回収した。 換凝すれば、漆轍脂肪酸のメチルエステル一〇〇瓦よ少や収量は、周知五九・〇−五九・二度︵捧氏︶の二凰基 酸のチテルエステルの結晶一・三瓦、由鮎川九・〇1四九・二度︵磯氏︶打エチルエステルの結晶;囲瓦といふ朗 である。但し大審の牧畳であつ七﹂厳密なる定凰的賓験を行つた鐸では一ない。而して木岐の場合に比較し、大 身等しい吸盤である。 漆蝮勝肪酸申のt諒基醸=HO挙︵CH匝︶琶CO包皮びHO挙︵CH∞︶−00・CO覧
有するHO旭C・︵C出旭︶写・CO旭Hせの混削試験ば軸鮎降下む示さぬ。 漆撃盛基酸の組成に就て ン↓ 藤娘脂肪憤のエチルエステルの中、軸鮎キ九・〇−五九三度惑氏︶ノのものは、滞管琵より更に賽の翻鮎を 上げ得ることが出来、六〇度︵称氏︶以上のものにサることが酢水る。然し其の健にて既に純粋に近いものj認 めることが椚凍、之薪二旦熔融め土放冷せしむる軽業しく結晶する。 寒の鹸化債些天五。0であり、沃素慣は○である。 此の言ノルエステルの瞥mと著者︵商〝工脛臍研究、鹿和十四年、第十四巻、二大〇巧工柴化拳雑誌、昭和 十四年、第摘十二編、三重一員︶の合成二摘基駿のエ▼チルエ.スチル・Hもも帖C・︵C屈旭︶筈・C①悼C乳訂︵棚鮎六 ;01六;一度持氏︶との梶観試験は、軸鮎五九・六Ⅰ六〇・〇度︵擁氏︶を示して融鮎降下を見す、叉其の熔 融物を放冷結儲せしむる把∵其の結晶状に欒化を見ない用 故に漆轍脂肪酸中には.甘○挙︵C眉︶軍CO単なる二墟基酸が存在するものと認められる。 又其の鹸化債 ●● めたる分子量は些一三。四となり、計算値些二ハ。六七虻近い。 な腰細鮎五九。01五九・二度︵痛風︶なる湊蠣脂肪酸のエチルエステルは、之を鹸化すれぼ閣鮎∴二一四一八− ﹁二五・〇度へ抽氏︶の遊離脂肪酸となり、之お多畢のアセトンより帝結晶を行ひたるに、融鮎二二六。六−二一 軋1 六・八鹿︵抽氏︶のものとなぺ此のものと著者︵前出︶の合成による、融鮎・三六●九⊥二七〇一撃擁氏︶を ︵〓ニ三︶ 三三
♂ 以上の結果より漆蝋脂肪酸中には琵○持C・︵C誼帖︶皆・CO樽Hなる二轡基酸が存在することば、疑のない所で ある。 次に醐鮎閥九。○−川九。二度︵摘氏︶を示す漆櫨脂肪酸のエチル千曳テルは、鹸免償二六八。七、沃素慣︵ウイ イス民︶○であつで、著者︵高松高等歯糞畢校、紀元二千六百年記念論文集、三六八買。エ柴化撃雑誌、昭和 十丑年、第四十三編、四品貢︶が研究費表せる木蝋こ墳基酸の場合と同様、HO匝C・︵CH旭︶㌢cO態と HO匝C・へC芯lゥ︶忘・CO持田との混合二塩基酸のエチルエステルと認めるものである。 斯くて著者は漆櫨二撼基酸は・木蝋二鹿塞酸と同様、主としで昌○帖C。︵CH巴箋・CO軋︼二よ卜成り、HO柏C・ ︵C辟︶㌫・CO臨も亦存在するもかとした。 著者︵商工経済研究、∵昭和十四年、第十囚懇∵二五八頁。高給屈辱商業拳佼、紀元二千六百年記念論文集、 三六入貢。工柴化単発誌、昭和十た年、第四十三栃、帽ヤ四買︶は粂に木地脂肪酸中に存在する二嫡羞酸の阻 威を決定したが、伺じ順序によ凍て漆轍二蛤基酸匿\つきて研究し、性状木塊に類似する漆噴は水塊と同じく、 其の脂肪酸中に主としてHOも・︵CH旭︶箋・CO柏Hなる二措基酸が存在し、.HO随C・︵C︻訂︶−竺CO沌ロも亦存 達するものとし好 ガダ ノ 第十七魯 第二、三次 ハ〓三関︶ 三四
駒木治右衛門氏た封ん、膵ぺ感謝の恵を表する。︰︵了︶. ■ 終に臨み此の研究は文部省自然料率研究奨励命によるものなることを附託し、叉漆吸を寄聡せられたる前記 漆観ノ二鱒基酸の組成に就て 渡 見 須 玉 梓 喝 正 本娘執養老紹介 逮. 遊 民 名 七 郎 氏 鵬 氏 長 氏 本 校 琴 授 ク 本校助教授 本 校 教 授 二三五︶ 三五