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Fabry-Perot型半導体レーザを用いた全光制御モード同期法における動作安定性の向上に関する研究

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(1)

愛知工業大学研究報告 第41号B 平成18年

5

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型半導体レ}ずを用いた

全光制御モ]ド同期法における動作安定性の向上に関する研究

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1

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はじめに 高度情報通信ネットワーク社会においては、電気的処理を一 切使用しない、 7ォトニリネットワ→の形成が切望されている。 現在、各研究機関において、この目的に向けた光デハゃイス の研究圃開発が活発に行われている。 システムを大容量化する手法には、信号処理の高速化と光 ハ 。Iv;'の並列化がある。単一チャネル当たりの伝送速度が 40Gbpsを超えると、電気的信号処理による速度制限を強 く受けてしまい、光通信システムの潜在的な超高速性や柔軟 性を十分に生かすことができない。そこで、現段階では、 WDM(波長分割多重)や DWDM(高密度波長分割多重)に よる並列化が主流である。また、次世代のOTDM(光時分 割多重)システムでの利用を考えると、電気的信号処理を一切 使用しない、新しい高速化技術を開拓していくべきであ る。 我々は、 1999年に全光学的なモートゃ同期法である全光制 御モ』ド同期法を提案している 1)。同手法では特別構造の デハ守イスを用いることなく、

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t

型半導体レーずを使 用することにより、100GHz以上の高繰り返しハa似光を発 生させることができる。実用化に向けでは、いくつかの 課題が考えられるが、我々は、再現性向上を最重要課題 として検討を進めてきた。なお、ここでいう再現性とは、 レーずの個体差によらず、原理通りに動作するとし、う意味

T

愛知工業大学大学院研究工学科(豊田市)

t

t

名古屋大学大学院工学研究科(名古屋市)

I

中部大学総合工学研究所(春日井市)

t

t

富士通株式会社光開発推進部(川崎市) である。 種々の実験により、スヘ。州レ線幅のばらつきが動作特性 に影響することを明らかにし、各種スヘ。ク卜!レ線幅狭窄化法 を講じた結果、主縦モード聞での相互注入同期の観測にま で、至っている2),3)。しかし、時間的安定性に欠けていた。 そこで、結合光学系における壬デル検討を行い、ハ, '7メータを 最適にして、その効果を実験的に確認した。さらに、最 適化した結合光学系を全光制御モー卜c同期法の実験系に組 み込み、

cw

光注入時のスヘ。クトル変化を観測した。

2

.

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悦型レーずのスヘ。クトル線幅狭窄化法 スヘロクトル線幅狭窄化については、コヒーレント光伝送方式の研 究などに関連して、従来からも多くの研究がなされてい る。これらは、単一縦モー卜ゃ発振の実現を目的とする研究が ほとんどであるの、5)。ここで注意すべきは、全光制御モート守 同期法においては、単にスヘ。クトル線幅を狭くすればよいの ではなく、多縦モード発振の状態を維持しながら、なおか っ複数の縦モードのスヘ也外1レ線幅を狭くする必要があるとい うことである。これまでに、F-PLD後方における短尺偏波 保 持77イハ

1

短尺 PMF)を外部共振器として用いることに より、スヘ。クトlレが狭線幅となることを明らかにしている2),3)。 しかし、時間的安定性に欠けており、実験条件によって は、所望のスヘ。クトル線幅を得られないことがあった。 そこでまず、結合光学系のモデル検討を進めたの、η。外部 共振器モデルを単純化するために、図 2.1に示すような、反 射率が

R

O.

R

]

.

R

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のミ

7

・で構成された外部共振器モデルを 考える。ここでは、

R

削 く く

R

]

を前提とする。LDに戻る 割合が小さければ(反射減衰量が大きければ)、LD端面と

(2)

5

2

愛知工業大学研究報告,第41号B,平成18年,Vol.41・B,Mar.2006 外部反射体との聞の多重反射を考慮する必要は無い。し たがって同図のように、右端面での反射は、 LD端面での 反射と、外部反射器での一回反射とのへやケトル合成になる。 よって、反射光の振幅をム空気中での位相変化量をめ とすると、以下の式で表すことができる。 A=

j

.

高+

(1-RJ)

J

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(

2

1

)

なお、 LD内での位相変化量をめ、外部反射によって 共振器一巡での位相変化量をθ とすると、外部共振器モデ ル全体で、の位相変化量は以下の式で表すことができる。 。一

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θ (1一時

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モート会発振するためには、 θ

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+(1-F(

)

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2

m

(

2

.

3

)

ここで、 Iは自然数である。この式の解の数を調べると、 表2.1のように三つの領域に分かれる。ただし、同表のRa、 Rbは次式で与えられる。

R

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l

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2

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一方、狭窄化されたスヘ,

J

トル線幅は、

I

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A

I

が最大の時 に得ることができるので、式(2.2)より以下の式が得られ る。

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[l+YCO

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]

(

2

.

5

)

なお、ハ。ラメサyは次式で与えられる。 γ (

1

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削 図2.1 LDと外部共振器モデル R由x1:0コ露包匿到 一 つ の 艦 モ ー ド 僻書護雪 Pョ

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〉弓云ーード愛![ R自><1:く R a t R aく R母><tく R t 1香芝7と『ま3 .&身寸主吃 dコ 位 相 に よ る R bく R自xt 3昆止」ニ 表2.1外部反射率による領域 また、L1A。を単体時、L1AJI2を狭窄化後のスヘ。クトル線幅とす ると、どの領域かによらずに、ハ。ラメータyを用いて狭窄化さ れたスヘ。クトル線幅を表すことができる。 - 吋 , “

一 、

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A

γ

A

+

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(

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したがって、最もスへaクトル線幅が狭い状態とするために は、 R削くんの条件下で、 R出をRbになるべく近づけ、か っ反射光の位相制御を行えばよい。本研究での実験系か らは、外部共振器の長さんxtが他の要因(サイト守}卜ゃ抑圧比) で先に決められ、それによって許容される最大の反射率 が決まることになる。 表

2

.

2

に計算例を示す。 LDの共振器長

1

=

3

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0

μmでは、 線幅狭窄化係数 1I(1+y)2は30程度になる。lが長くなる と、それに応じて外部共振器の反射率を大きくし、 Q値 を上げねばならない。

1

=

9

0

0

μmでは、後方結合損失を下げ る方策が不可欠であることが分かる。本研究の用途から は、多縦モート守発振の状態を維持したままで、各縦モートョの スへ,Jトル線幅を狭窄化せねばならない。したがって、 (2.3) 式の位相条件を、同時に複数の縦モードが満たさねばなら ない。そのため、外部共振器の光学長nωLextf士、F-PLDの 光学長

n

l

の整数倍でなければならないという条件が新た に付け加わる。すなわち、反射光の位相調節のみでなく、 外部共振器の光学長を調整できる機構が不可欠である。

(3)

Fabry圃Perot型半導体レ寸守を用いた全光制御トド同期法における動作安定性の向上 53 短 尺 高 反 射 高 反 射 外 部 共 後方事事 盟 尺 ファイ 豊島理 処 理 外 部 共 援 轄 の 量患輔霊薬窄 Rl 合 瞳 離 ファイ パ

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鯖 ファイ ファイJ'~ 握署審 Ra 反 射 鱗 Rb γ 化係議電 町 [μm] J電L の 反 射 Lexi: [dB] [dB] [cm] 合 損 失 J電L 護 量 (1+γ)~2 [cm] [dB] [cm] 重義嚢畳 [cm] [dB] [dB] 3.5 300 0.3 t園。 畠.7 14.4 2.2

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3

.

基本光学系の構成 結 合 光 学 系 に お け る77イハ、、の短尺化および、SELFOC Lens を外部共振器として利用することにより、サイトやトド 抑圧比が向上することが分かっているの特に77イ/ゾの短尺 化は、温度変動などに対する安定性向上の観点からも有 効な措置である。また、 2節での検討結果より、反射光 の位相、外部共振器長の調節も必要である。本節では、こ れらの要素技術について行った検討結果を述べる。 3.1 短 尺77イハや 結合光学系において、77イハゃ長は外部共振器長を決める 上で、特に重要な/,''jメータの一つで、ある。77イハ守をより短尺化 することにより、外部共振器モート守の周波数間隔が広がる ため、より安定となり、かっ、スヘ。外lレ線幅は狭くなる。 これまで、は両端コネクタ付の市販77イ/ゾコードを短く切断し、 ス7''jねして用いていた。しかし、この手法では、長さ 15cm 以下にすることが困難であり、なおかつ、ス7''jイス保護部 があるために扱いにくいロより短尺化して、かっ、偏波保 持77イハ守も自由に扱えるように、 7ェ1レールへの取り付けから 製作時(両端 flat) 一 端 斜 め 研 磨 後 長さ 損 失 損 失 損 失 反 射 減 裳 [mm] [dB] [dB] [dB] 量 [dB] 73 0.08 0.52 0.04 42.4 97 0.28 0.35 O.19 38“8 108 O.55 0.38 0.53 39. 3 表3.1短 尺SM77イハゃの特性 長さ 端の研磨状態 損失 [mm] 端 I 端2 [dB] 75 平坦 900 回転斜め80 研磨 0.05 115 同上 向上 0.22 243 向上 向上 0.22 表3.2短 尺PM77イノゾの特性 コネクタ組み立てまでを行うようにした。 表3.1と表3.2に製作した両端コネクク付短尺77イ/ゾの特性 を示す。損失と反射減衰量は共に実用上問題が無い値で ある。製作可能な最短の77イハ令長は、両端コネクタ付で長さ 7cm程度、両端7ェトル付のみで4cm程度までに向上した。 3.2 反 射 器 短 尺77イハ、、を外部共振器として用いる場合、共振器の

Q

値を上げるために、その一端の反射率を大きくする必要 がある。これまでは、片端コネリ付77イハ.'t'

v

ゲテイルの77イハマ 端にハングを塗布して用いていたが、全長が 10cm程度と 長くなる、反射率に波長依存性がある、および所望の反射 率が得にくいという問題があった。そこで、市販のインライン 型光固定減衰器の出力倶JIに71パ箔(t=0.45μmを四枚程度 重ねたもの)を塗布して 100%反射とする構成を検討した。 アルミ箔を密着させるため、コネクグ7

7

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7'J!を介して光コネクタの7 ェルールを押し付ける構造とした。入力部から反射点までの 距離は光固定減衰器の長さに等しく、 2.2cmである。 減 衰 量ldB、 2dB、 3dB、 5dBの市販光固定減衰器を用 いて反射器を製作した。それらの反射誠衰量の波長依存 性を図3.1に示す(#1-#8)。波長依存性が小さく、良好な 特性が得られた。同図の87は、両端7ェルール付のみの3園7cm 短 尺77イノゾを用いて構成した反射器である。了ルミ箔は7ェルール 宮

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J

図3.1 反射器の特性

(4)

54 愛知工業大学研究報告,第 41B,平成 18年, Vol.41 ・B,Mar.2006

=

2.9x 2JT[rad / mA] だけの突合せで押し付けているが、反射減衰量 O.3dBが 安定に得られた。 lmAの電流変化で 2.9波長分の位相変化が生ずる。位 相変化を 0.1波長程度に抑えるためには、電流変動を 30μA以下にする必要がある。外部共振器の短尺化を行 えば、この条件は緩くなる。 3.4 光学長可変機構 複数の縦壬ートゃについて、スヘ。クトル線幅狭窄化の条件が同 時に満たされるためには、外部共振器の光学長nex匂e目削'xt

ι

xI

1

l

はま、 F圃平PLDの光学長 nlの整数倍でで、なければならない。共振 器長が 3却00仰μmのF園平PLD でで、は、 nl~lmm となる。共振器 長900μmまでをカノゾ}できるように考えると、外部共振器 の光学長を数m mまで可変できるようにしておく必要が ある。そこで、図3.3のような構成を検討した。 同図(的の構成では、大口径・短焦点距離のレンスeで光ヒ¥ ムを空中で数cm飛ばし、その間lこがラス板を入れて光学長 を変化させる。厚し、;1

(7

ス板の角度を変えれば、光学長を連 続的に変化させることができる。図 3.4に光学長変化の 計算例を示すロ一方、顕微鏡用かゾー

γ?

スなどの薄し、')]"

7

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.

板の枚数を一定角度で増やしていくと、離散的に変化さ せることができる。

3.3 位相調整機構 2節の結果から、外部反射を用いてスヘロクトル線幅狭窄化 を行う場合には、反射光の位相を調節しなければならな い。反射光の位相は、外部反射器を構成する光学系の長さ のみでなく、式(2勾に示すように、LDの発振波長にも依 存する。光学系が長くなればなるほど、僅かな温度変化で も数波長程度の変化が生ずることになる。したがって、上 述のように、光学系を短尺化することが有効である。一方、 長期間に渡る安定性確保の上からは、能動的な調整機構 が不可欠である。そこで、外部共振器として使用する短尺 光77イノゾのドPLD側コネ仰を微動ステサ守(駿河精機製、分解 能25nm)に取り付け、 F-PLDとの聞の距離を変えて位相 調整する構成にした。なお、温度を一定 (200C)に保つた めに、温度コントローう(ILXLightwave製、設定分解能O.OOldeg、 温度安定度(24h)土0.005d巴g)を使用した。この場合の位相 制御の分解能は、25nmx2(往復)/1550nmx360de

g=

12degと なる。なお、将来的には、微動ステサ守の自動制御を考えて いる。 使用したLDは、発振波長1.55仰n帯、共振器長30⑪μn、 端面処理 (AR同CL:低反射コーテインク-へき開)のものであ る。図 3.2に駆動電流による主縦モートゃ発振周波数の変化 の測定例を示す。周波数変化は約-lGHz血A である。端面 処理が異なる別の三個のLDについて調べた結果もほぼ 同様な値で、あった。 ファイ

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凶5 図3.3 g

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60 l50 'di:Iだ[m札] 1.55凹 F-PLDの駆動電流による発振周波数の 変化例 40 20 O

o

J 図3.2 L副 =30cmの短尺77イハゃを用いた場合について、 lmAの 電流変化による位相変化を周波数変化・lGHzlmAとして 見積もると、次のようになる。ただし、屈折率 next=1.45、 発振波長A、発振周波数vとした。 60 ,}('j

A

板の回転角度 [

d

l

y

ラス板による光学長変化(計算) 50 '10 3日 2日 10 図3.4

2

n

.

.

.

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.

.

L

1

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2

n

.

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L

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・ 一 ハ U 一t 且 一 × × 一 一 今 J r

u 一 a 斗一 1 -× 一 今ム一

(5)

Fabry-Perot型半導体レーサ守を用いた全光制御モード同期法における動作安定性の向上

5

5

実験では、厚さ 5mm の ~"'jÀ板を連続変化用に、厚さ

O

.

1

4

5

m

m

のかやーがうスを離散変化用に用いることとした。 また、焦点距離

10mm

15mm

のレンス守を組み合わせて結 合系を構成した。光ビームは空中を

5

.5

cm

飛んでいる。この 手法では、 ~"'jス板の回転に伴ってビームの方向がずれるた め、そのつど光軸を合わせ直さねばならず、かっ、損失 が増える傾向にある。 図

3

.

5

に LDとの結合損失を測定した結果を示す。損 失が

1

[

d

B

]

増加することを目安とすると、士

3

0

d

e

g

までが 許容範囲であり、光学長の連続可変量は

O

.3

mm

程 度 と な る。 大口径・短焦点距離のレンス守はSELFOCLensなどに比べ ると焦点匝離が長いため、結合損失に関しては、ビーム方 向の距離変化に対する許容度が大きい。そこで、前節の位 ..-,

20

L

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1

7

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図3.5~''jス板回転に伴う結合損失の変化

-

2

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五 り A ﹃ { 国 司 ] ザ ホ 哩 友 早 2

3

.

6

結合損失のどーム方向距離依存性 相調整用微動ステー

γ

のみを用いて、共振器長をどれくらい 変えられるかを調べた。その結果を図

3

.

6

に示す。損失増 加 ldB以内とすると、可変長は

O.25mm

程度となり、

Y

M

板の回転による変化量とほぼ同じ値が得られることが 分かつた。 一方、 (b)の構成では、市販の 77 イハゃコリメ-~を用いれば挿 入 損 失

l

d

B

程度で数ミリメートルの光学長変化が容易に得ら れる。ただし、図3.3のように、

7

7

イハ、、コリメータの本体部分の みで

5cm

ほどあるため、外部共振器としての短尺

7

7

イハ、、 は、最短でも

20cm

になってしまう。定偏波

7

7

イハ守化など、 製作に関わる基礎技術のレヘールを考えて、今回は、この手 法は使用しなかった。

3

.

5

位 相 調 整 の 効 果 短尺 77イハ、、には長さ 73mm~21 伽nm、反射器には 3.2 節 で 述 べ た 構 造 の も の 、 お よ び 高 反 射 処 理

7

7

イJゾを用い、 種々に組み合わせて実験を行った。一般的傾向として、 外部共振器長が短くなると、発振スへ。外1レ強度が 1縦モード おきに強弱を繰り返す状態となった。これは、 LDの 光 学 長nl と、外部共振器の光学長n田

ι

'xlとが整数比から大き くずれたためであり、光学長可変機構が完全に機能すれ ば解消できると考えている。微動ステー

γ

でLDと外部共振 器 と の 距 離 L酬を増加させ、主縦モートゃのスへ。クトル線幅を観 測することにより、反射光の位相の影響を調べた。観測 例を図

3

.

7

fこ示す。短尺

7

7

イノゾは長さ

97mm

の非定偏波

7

7

やゾ、反射器は長さ

115mm

。反射減衰量

6

.

5

dBの高反射 処 理

7

7

イハ、、である。外部共振器モー卜ゃの数は1本または2本 であり、スヘeクトルの状態は、 Lex

の増加に対して周期的に変 化した(周期 =800nm~900nm)。外部共振器トドの数が 1 本で、かっ狭スヘ。クト!レ線幅とするには、 Lex

の{直をある値を 中心として:J:: 150nm~土200nm の範囲に制御すべきである ことが分かつた。尚、この状態で、中心縦モー卜。を含む

1

2

本の縦モート守(モート守 -7~+4) のスへ。クト!レ線幅が狭窄化している ことを確認した(図

3

.

8

)

l

鍾ミeQ即μ回 J姐 L比 日昼臨...姐lC.A V:

5

d

B

/

d

i

v

H

:

2

0

0

恥ffiz!

d

i

v

5.01出 図

3

.

7

中心縦モードのスヘ。クトル線幅の変化

(6)

56 愛知工業大学研究報告,第41号B,平成 18年,Vo

1

.

41-B, Mar.2006 一一 A 骨 一 一 一 一 一 半 寸 1 1 E t

:

一 + 1 ﹄ 1 H 1 1 1 乃 & ﹁ l l ﹁ I L -r l ト l y 噌・・一一日日 lFl 一 + 1 J ! 4 I 1 1 寸 4 司,一白目目 & a 除 随 足 K M 山間町山町刷叫同 一 恒 一 一 一 一 一 i l e j 一 圏 一 L h u 一 i l i J j

4

1

7

一 コ 凋 帥 Y 一 H E l 昆回目品周回目作 H 一 回 一 一 一 一 l i l : 十 ー ふ る 十

i

4

一 一 一 一 段 目 ﹁ ・ 一 一 U 白 色

一 一

1 1 1 1 ア ム l ー 才 十 図3.8 狭窄化した縦モード (V:5dB/div、H:2nm/div、中心波長=1558.76nrn、5.倒的 3.6 光学長調整の効果 短 尺77イハゃとして長さ24.3crnの定偏波77イハ¥反射器に は長さ 2.2crn"反射減表量7.7dBの固定減衰器型反射器を 用いた場合について、外部共振器の光学長調整の効果を 実験で調べた。最初に、挿入するかゾーがうスの枚数を変え ながら、そのつど、最もか。クトル線幅が狭窄化するように 駆動電流を調節すると共に、微動ステーシQで位相調整を行っ て、最適の駆動電流、力1ゾーがうス枚数、および微動ステー

γ

の位置を決めた。そのときのスヘ。クトルの様子を図3.9(a)に 示す。駆動電流は6.7Ithである。縦モー卜ゃ毎にスヘ。クト1レの様 子を調べた結果、サイドモード抑圧比は 25dB以上あること が分かつた。一方、最適状態から

Y

ラス板(七=5mrn)を回転さ せ、光学長を最適状態から+O.3mmとしたときのスへ。クトル の様子を図 3.9(b)に示す。この場合にも、駆動電流の調 節と、微動ステー

γ

による位相調整は行っているが、スへ。クト ル線幅は良好な状態にはならなかった。 ( 的 最 適 (b)最 適 時+O.3

mm

図3.9 外部共振器の光学長調整の効果

4

.

cw注入によるF-P型半導体レサゃのスへ。クトル変化 3節で取りあげた基本光学系を組み合わせて外部共振 器を構成し、種々の条件下で、スヘ。クトル線幅狭窄化について 実験検討を行った。図 4.1に実験系を示す。まず、結合光 学系においては、外部共振器長を調整するためにがうス板 とカハ守-;1(',7;を挿入しているため、LDの後方ビームは光学長 に換算して 5.5cm程度の空間を飛ぶ構成となっている。 また、結合損失は斜め研磨SELFOCLensの場合と比べて、 約ldB増加して、15.5dBである。なお、F-PLDチッ7"には、 発振波長1.55仰n帯、共振器長300μm、端面処理AR-CL、 発振闇値電流 Ith~ lOmAのものを用いた。発振スヘ。クトルの観 測は光スヘ。クトラムアナラィ~r (波長範囲 600~1750nm、波長分解 能O.07nm)とconfocalFabry-Perot干渉計(freespectral r皿ge FSR=2GHz、fin岱se=lOO)を用いて、波長可変レ-'1)-"LD2と のピ]卜をとることにより、縦トトゃ毎に、そのか。クトル構造 を高分解能(数恥佃z)で、分離評価を行った。 まず、cw注入光が無い状態で、confocalFabry-Perot干 渉計で観測しながら、スヘ。外1レ線幅が狭窄化する電流を探 した。ただし、 confocalFabry-Perot干渉計によるスヘログトル 観測では、一つの縦モード内で数lOOMHz離れた複数の外 部共振器モート守が発振している場合でも、単一外部共振器 ←卜ゃに見えてしまう場合があるため、個々の縦トトゃ毎に 波長可変レ』ずでスヘ。クトル線幅を観測することが不可欠であ る。微動万一

γ

にて反射光の位相調整(距離換算で、士400nm 程度)を行うことにより、どの電流値においてもスヘ。クトル線 幅は狭窄化できることが分かつたロただし、エアコンなどによ る温度変化の影響を受けにくく、長時間安定である電流 は創出以上で、あった。

E

z

月回出

図4.1 スへ。外IV線幅狭窄化の観測系

(7)

Fabry圃Perot型半導体レーずを用いた全光制御トト守同期法における動作安定性の向上 57 (b)回 折 格 子 分 光 器 (中心波長1561.16mn) (c)各縦モートコヘロクトル線幅 図4.2

cw

注入光無しでのスヘ。クトル狭窄の様子 (1=6.71出) 例 と し て 図 4.2 に 6.71出での様子を示す。LD の後方に は24.3cmの PANDA77イハ守を結合し、反射減衰量 7.7dB の 反 射 器 を 接 続 し て い る 。 同 図 の い)coぱoca!Fabry-Perot 干渉計による観測、 (b)回折格子分光器による観測、のデ -1]からは、ほぽ同じハ。ワーの 12本の縦モート守が発振してい ることが分かる。同図(c)は、この状態で、各縦壬ート守のスヘ。 クトル線幅を分離測定した結果である。発振中心波長近辺の 縦モード 12本(モー卜やる モー卜ゃ +5)のスヘ。クトルが狭窄化してお り、サイト守モード抑圧比は25dB以上あることが分かる。各縦 モードのスヘ。クトル線幅は数五血z以下と見積もられるロ F-P LD のみならず、ビート観測用の波長可変光源の周波数揺 らぎもあるので、スヘ。クトル了ナ

7

イずのレン

γ

を拡大しでも、数 民佃

z

以下の様子は読み取れない。遅延自己ヘテロゲイン法に よる線幅測定器に直接入力したところでは(全体の平均 的なスヘ。クトル線幅が観測される)、 500kHz程度であったロ t~,もL 杭側首'diJ .I~制鞠純

(a)confocalドP (b)回折格子分光器 図4.3 同期観測時のスヘ。クトルの様子

4

.

1

.

主縦モート守聞の相互注入同期の観測

cw

光を注入し、主縦モー卜守(モート守番号を0、+1と表記す る)の四光混合成分を観測する実験を行った。

cw

光のハ。り }は、図 4.1 の EDFA出力側に接続された偏波制御器の 出力端で測定して+7.5dB

m

であった。

cw

注入光の周波数を主縦モード(0モ斗。と +1 モート守)の中心 付近に設定し、0←卜ゃのスヘ。クトル変化を観測した。全光制御 モート守同期の第一段階では、

cw

注入光を励起光、 +1モード 光(0モード光)を信号光とする四光波混合(FWM)成 分 が 0 モート守(+1モート.')近辺に現れて、それらを介して主縦モ}ドが 相互注入同期するはずである。

cw

注入光の周波数調整は、 光スヘ。クトラムアナライドで観測しながら粗く設定し、次に主縦モ ート守(0←ド、または+lトド)のスヘ。クトルを波長可変レ寸会と のビートで観測しながら(分解能寸汝恥佃z)、FWM成 分 が 主 縦モートゃ成分に一致するように細かく調整した。園4.3に主 縦モートやが相互注入同期した時の、 (a)confocal Fabry-Perot 干渉計、 (b)回折格子分光器、によるスへ匂クトル観測の結果を 示す。 confocal Fabry-Perot干渉計の観測結果では、見かけ上 は cw 光が 0 モートゃ~+1モ』卜ゃの中間にはない。 この実験条 件 の 下 で は 、 た ま た ま 0モー卜守と +1 モート守の周波数間隔が FSR(free spec甘alrange)=2GHzの奇数倍+150閲Iz程度で、あ ったためである。その真中の周波数は、 n を自然数とし て[2GHzX (2n+ 1 )+ 150"[;,佃z]/2を 2GHzで割り算した余り の lGHz+75I¥狙Izとなり、見かけ上は 0モートeと+1モー卜守の 中聞からFSRの 112だけずれた位置になる。 図

4

.4に主縦モート令が相互注入同期するときのスヘ。クトル変 化を示す。注入光の周波数が主縦モードの真中に近づくに つれて、 FWM成分のハ。ワーが徐々に大きくなるロFWM成 分と主縦モード周波数との差が 200閲 1z程度まで小さく なると、両者のピ』卜で、キャリア密度が変調されるため、主縦 モ}卜守成分を挟んで、 FWM成分と対称な位置に別のか。クト )~成分が発生するようになる。 FWM 成分と主縦モート守周波 数 と の 差 が 数 l OMHzになると、 FWM成 分 の 強 度 は 主 縦モー卜守の強度とほぼ同程度になり、遂には相互注入同期 が起きる。なお、 FWM成 分 が2本表れる場合があるが、 l

(8)

5

8

愛知工業大学研究報告,第41号B,平成18年,Vol.41・B,Mar.2005 (a)主モー下、 Oのスヘ。クトル変化 (b)主トト令+1のスヘ。クトル変化 図

4

.4 主モード間(0/+1)の棺互注入同期とスヘロ外lレ変化 (V:5dB/div、H:200阻Izldiv) (a)隣接モードー1のスへークトル変化 (b)隣接モー卜ゃ+2のスヘ。クトル変化 図4.5 隣接モードモ

1

1

+

2

)

の注入同期とか。クトルの変化 (V:5dB/div、H:200阻 Izldiv) 本 はFWM成分のキャリア変調によって三次的に生じたピ→ 成分である。

4

.

2

隣接縦モ』トゃの注入同期の観測 全光制御モート守同期の第二段階では、主縦モー卜ゃ間(0モー卜や と+1 モート守)の町lfW成分が隣接縦モード (-1 壬ードと +2ト トゃ)の周波数位置に現れて、それらを介して寸トト守と+2 モ}ドが注入同期するはずである。図4.5に、主縦モートやが相 互注入する前後の状態における、・1モ}ドと +2モードのスへM クトルの様子を示す。主縦トトゃ聞の FWM成 分 は 、 注 入 cw 光の周波数に無関係に圃1モ」トゃと+2ト卜守の周波数位置に 現れるはずである。したがって、非同期時に見える FWM 成分は、図4.4で主縦壬』ドが非同期の場合に現れるFWM によるものであり、隣接縦モー卜ゃの注入同期過程に対して は無関係である。ここでは、図4.5に見えるFWMが 隣 接 縦モー卜守の周波数に一致するように cw光周波数を設定す ると線幅が狭くなることから、隣接縦モート守の注入同期が 起きていると考えた。 また、注入 cw光のハ。トを上げていくと、各縦壬ー卜令のス ヘ。外}レに雑音成分が重畳したような状態となり、 FWM成 分が全く観測できなくなることがあった。各縦モ』ドとそ の近傍のFWM成分との間で低周波ビート成分が発生した り、村

9

7

密度変化や熱的変化に伴って光学長が変化する ことなど、種々の要因が重なっていると思われる。このよ うな場合でも、反射光位相の調整用に用いている微動ステ }〆により、共振器長を数

1

0

n

単位のステップ。で調節する ことによって回避できることがあった。微動好』

γ

を用い て反射光位相の制御のみでなく、共振器長の調整もでき るのであれば光学系を簡易化できるため、もう少し詳し く状況を調べていく必要がある。 今回のスヘ。クトル線幅狭窄化措置によって、より安定、か っ確実に相互注入同期や注入同期を実現できるようにな ったが、長時間に渡って安定動作させるためには、反射 光の位相制御と共振器長の制御とを自動化することが不 可欠である。悶N (r巴lativeintensity noise) の変化などを検 出して制御する方法を検討していきたい。 ゑ ま と め と 今 後 の 課 題 cw光注入による Fabry圃Perot型半導体レーず (F-PLD)の 全光制御モート守同期に関して、用いる F・PLDの個体差に 依存せず、安定にモートゃ同期を実現するための方策を検討 した。多縦モートゃ発振を維持したままで、各縦モートゃのスヘ。クト !レ線幅を狭窄化する手法として、短尺77イハゃを外部共振器 として用いる方法の定量的な検討を進めた。外部共振器 による線幅狭窄化の特性を計算モデルで見積もると共に、 反射光の位相条件など、実現に必要な諸条件を調べた。 実験に当たっては、短尺77イハ¥および反射器のより短尺 化を図ると共に、反射光の位相調整の効果、光学長可変 の効果を実験で確認しながら進めた。これらの結果、狭ス ヘ。クトル線幅(く1島田z)の状態を、より確実に、かっ安定に実 現できるようになった。また、主縦モード聞の相互注入同期 の様子のみでなく、それに続く隣接縦モードの注入同期の 模様まで観測できるようになった。 今後は、光学長可変機構のさらなる最適化と詳細な物 理機構の解明、および反射光の位相調整の自動化によっ て、長時間のトトゃ同期状態を実現させたい。

(9)

全光制御←ド同期法におけるスヘロクトル線幅狭窄化と主縦壬ード間相互注入同期の観測 59

6

.

参考文献

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a

t

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r

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参照

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