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公開情報 2016 年 1 月 ~12 月年報 院内感染対策サーベイランス集中治療室部門 3. 感染症発生率感染症発生件数の合計は 981 件であった 人工呼吸器関連肺炎の発生率が 1.5 件 / 1,000 患者 日 (499 件 ) と最も多く 次いでカテーテル関連血流感染症が 0.8 件 /

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公開情報 2016 年 1 月~12 月 年報

院内感染対策サーベイランス 集中治療室部門

1 データ集計日: 2017 年 07 月 07 日 公開情報掲載日: 2017 年 08 月 16 日 本公表データは国内の全医療機関の数値を集計したデータではありません。 【集中治療室(ICU)部門におけるサーベイランスの概要と目的】

本サーベイランスの目的は、集中治療室(Intensive Care Unit : ICU)における人工呼吸器関連肺 炎、尿路感染症、カテーテル関連血流感染症の発生状況*を明らかにすることである。集計対象医療機 関の各感染症発生率を 1,000 患者・日当たりの発生件数†として算出するとともに、感染症別原因菌 の分離数を集計し、ICU における人工呼吸器関連肺炎、尿路感染症、カテーテル関連血流感染症のベ ンチマークとなる情報を提供している。 *判断基準については以下を参照 https://janis.mhlw.go.jp/section/standard/standard_icu_ver1.3_20150707.pdf †米国 CDC が行っている NHSN における単位は 1,000 ディバイス・日を用いているため、JANIS のデ ータとの比較には注意が必要である 【図表】 1.集中治療室入室患者数 2.解析対象患者の患者・日 3.感染症発生率 4.感染症別原因菌 4-1.感染症別原因菌(人工呼吸器関連肺炎) 4-2.感染症別原因菌(尿路感染症) 4-3.感染症別原因菌(カテーテル関連血流感染症) 【解説】 1.集中治療室入室患者数 2016 年年報(2016 年 1 月~12 月)における集計対象医療機関数は 174 医療機関であった。熱傷 患者を除いた ICU 入室患者数は 120,822 人で、このうち ICU 在室日数が 2 日以内の患者を除いた解 析対象患者数は 38,901 人(32.2%)であった。一医療機関あたりの解析対象患者数の平均値は 224 人、中央値は 196 人であった。 2.解析対象患者の患者・日 解析対象患者の患者・日は合計 343,931 患者・日で、一医療機関あたりの平均値は 1,977 患者・ 日、中央値は 1,624 患者・日であった。

(2)

公開情報 2016 年 1 月~12 月 年報

院内感染対策サーベイランス 集中治療室部門

3.感染症発生率 感染症発生件数の合計は 981 件であった。人工呼吸器関連肺炎の発生率が 1.5 件/ 1,000 患者・日 (499 件)と最も多く、次いでカテーテル関連血流感染症が 0.8 件/ 1,000 患者・日(263 件)で、 尿路感染症が最も少なく、0.6 件 / 1,000 患者・日(219 件)であった。 4.感染症別原因菌‡ 人工呼吸器関連肺炎の原因菌として報告された分離菌数は 604 件で、緑膿菌が 117 件(19.4%) で最も多く、次いでメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)64 件(10.6%)、メチシリン感性黄色 ブドウ球菌(MSSA)55 件(9.1%)であった。尿路感染症の原因菌として報告された分離菌数は 241 件で、大腸菌が 86 件(35.7%)で最も多く、次いで緑膿菌 34 件(14.1%)、E. faecalis 22 件(9.1%) であった。カテーテル関連血流感染症の原因菌として報告された分離菌数は 296 件で、表皮ブドウ球 菌が 46 件(15.5%)で最も多く、次いで MRSA 35 件(11.8%)、表皮ブドウ球菌を除く coagulase-negative staphylococci 31 件(10.5%)であった。 ‡個々の感染症において複数の原因菌が報告されている例があるため、感染症発生件数合計と同数には ならない。 2016 年 1 月~12 月のうち、一部でもデータ未提出の 11 医療機関は集計対象外とした。下記の基準に 該当する場合に医療機関に問い合わせを行った結果、提出されたデータに疑義が生じた 2 医療機関に関 しても集計から除外した。このため、年報の結果は半期報と異なる場合がある。 データの精度管理  解析対象患者数を入室患者数で除した値が 0.8 以上である。  人工呼吸器関連肺炎発生率が高く逸脱している(極値)。  尿路感染症発生率が高く逸脱している(極値)。  カテーテル関連血流感染症発生率が高く逸脱している(極値)。  感染症発症患者の報告が無い。  前期と後期の平均在院日数に大差がある(極値)。

(3)

集計対象医療機関の解析対象患者数の分布 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 0〜 20 21〜 40 41〜 60 61〜 80 81 〜1 00 10 1〜 120 12 1〜 140 14 1〜 160 16 1〜 180 18 1〜 200 20 1〜 220 22 1〜 240 24 1〜 260 26 1〜 280 28 1〜 300 30 1〜 320 32 1〜 340 34 1〜 360 36 1〜 380 38 1〜 400 40 1〜 420 42 1〜 440 44 1〜 460 46 1〜 480 48 1〜 500 50 1〜 520 52 1〜 540 54 1〜 560 56 1〜 580 58 1〜 600 60 1〜 620 62 1〜 640 64 1〜 660 66 1〜 680 68 1〜 700 70 1〜 720 72 1〜 740 74 1〜 760 76 1〜 780 78 1〜 800 801 〜 解析対象患者数(⼈) 医 療 機 関 数 * ICU⼊室患者は熱傷患者を除く † 解析対象患者はICU⼊室⽇数が3⽇以上のICU⼊室患者で、同⼀患者が同⼀⽉内に複数回⼊室した場合は1と数える ‡ 1医療機関あたりの解析対象患者数(平均値)   =(集計対象医療機関の解析対象患者数合計)÷(集計対象医療機関数(ヒストグラムタイトル末尾のNの数) )

120,822

1医療機関あたりの 解析対象患者数(平均値) ‡ 解析対象患者数 † 集中治療室(ICU) ⼊室患者数 集計対象医療機関の解析対象患者数の分布

224

38,901

中央値 196⼈ 平均値 224⼈ 解析対象患者数が801⼈以上は 1 医療機関 (N=174) データ集計⽇: 公開情報掲載⽇: 2017年07⽉07⽇ 2017年08⽉16⽇ 3

1.集中治療室⼊室患者数*

公開情報 2016年1⽉〜12⽉ 年報

院内感染対策サーベイランス 集中治療室部⾨

本公表データは国内の全医療機関の数値を集計したデータではありません

(4)

集計対象医療機関の解析対象患者の患者・⽇分布 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 0〜 200 201〜 400 401〜 600 601〜 800 801〜 1000 10 01〜 1200 12 01〜 1400 14 01〜 1600 16 01〜 1800 18 01〜 2000 20 01〜 2200 22 01〜 2400 24 01〜 2600 26 01〜 2800 28 01〜 3000 30 01〜 3200 32 01〜 3400 34 01〜 3600 36 01〜 3800 38 01〜 4000 40 01〜 4200 42 01〜 4400 44 01〜 4600 46 01〜 4800 48 01〜 5000 50 01〜 5200 52 01〜 5400 54 01〜 5600 56 01〜 5800 58 01〜 6000 60 01〜 6200 62 01〜 6400 64 01〜 6600 66 01〜 6800 68 01〜 7000 70 01〜 7200 72 01〜 7400 74 01〜 7600 76 01〜 7800 78 01〜 8000 患者・⽇ 医 療 機 関 数 * 1医療機関あたりの患者・⽇(平均値) =(集計対象医療機関の患者・⽇合計)÷(集計対象医療機関数(ヒストグラムタイトル末尾のNの数))

343,931

1医療機関あたりの患者・⽇(平均値)* 集計対象医療機関患者・⽇合計 集計対象医療機関の患者・⽇の分布

1,977

中央値 1,624患者・⽇ 平均値 1,977患者・⽇ (N=174)

2.解析対象患者の患者・⽇

公開情報 2016年1⽉〜12⽉ 年報

院内感染対策サーベイランス 集中治療室部⾨

(5)

499

1.5

219

0.6

263

0.8

集計対象医療機関の 感染症発⽣件数合計 全体の感染症発⽣率 † (/1000患者・⽇) 集計対象医療機関の感染症発⽣率 (/1000患者・⽇)の分布 ⼈⼯呼吸器関連肺炎 尿路感染症 カテーテル関連⾎流 感染症 † 全体の感染症発⽣率 =(集計対象医療機関の解析対象患者の感染症発⽣件数合計) ÷(集計対象医療機関の解析対象患者のICU⼊室⽇数合計)×1000 データ集計⽇: 公開情報掲載⽇: 2017年07⽉07⽇ 2017年08⽉16⽇ 5

3.感染症発⽣率*

公開情報 2016年1⽉〜12⽉ 年報

院内感染対策サーベイランス 集中治療室部⾨

* 感染症発⽣率 =(解析対象患者の感染症発⽣件数)÷(解析対象患者のICU⼊室⽇数)×1000 本公表データは国内の全医療機関の数値を集計したデータではありません

(6)

19.4% 10.6% 9.1% 7.0%5.8% 48.0% 0.2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

Pseudomonas aeruginosa

Staphylococcus aureus (MRSA)

Staphylococcus aureus (MSSA)

Stenotrophomonas maltophilia

Klebsiella pneumoniae

その他の分離菌

菌分離なし

合計

117

64

55

42

35

290

1

604

(19.4%)

(10.6%)

(9.1%)

(7.0%)

(5.8%)

(48.0%)

(0.2%)

(100.0%)

培養検査なし

10

原因菌は上位5菌種のみ表⽰ 菌名は菌名コード(https://janis.mhlw.go.jp/section/master/infectiousagentcode_ver4.0_20090925.xls)に準拠

4-1.感染症別原因菌(⼈⼯呼吸器関連肺炎)

公開情報 2016年1⽉〜12⽉ 年報

院内感染対策サーベイランス 集中治療室部⾨

原因菌

分離数*

分離割合

Pseudomonas aeruginosa Staphylococcus aureus (MRSA) Staphylococcus aureus (MSSA) Stenotrophomonas maltophilia Klebsiella pneumoniae その他の分離菌 菌分離なし (N=604) ⼈⼯呼吸器関連肺炎

(7)

35.7% 14.1% 9.1% 7.1%5.8% 28.2% 0.0% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

Escherichia coli

Pseudomonas aeruginosa

Enterococcus faecalis

Candida albicans

Klebsiella pneumoniae

その他の分離菌

菌分離なし

合計

86

34

22

17

14

68

0

241

(35.7%)

(14.1%)

(9.1%)

(7.1%)

(5.8%)

(28.2%)

(0.0%)

(100.0%)

培養検査なし

7

原因菌は上位5菌種のみ表⽰ 菌名は菌名コード(https://janis.mhlw.go.jp/section/master/infectiousagentcode_ver4.0_20090925.xls)に準拠 データ集計⽇: 公開情報掲載⽇: 2017年07⽉07⽇ 2017年08⽉16⽇ 7

4-2.感染症別原因菌(尿路感染症)

公開情報 2016年1⽉〜12⽉ 年報

院内感染対策サーベイランス 集中治療室部⾨

原因菌

分離数*

分離割合

本公表データは国内の全医療機関の数値を集計したデータではありません *個々の感染症において複数の原因菌が報告されている例があるため、感染症発⽣件数合計と同数にはならない Escherichia coli Pseudomonas aeruginosa Enterococcus faecalis Candida albicans Klebsiella pneumoniae その他の分離菌 菌分離なし (N=241) 尿路感染症

(8)

15.5% 11.8% 10.5% 6.8%5.7% 49.7% 0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

Staphylococcus epidermidis

Staphylococcus aureus (MRSA)

Coagulase-negative staphylococci (CNS)*

Candida albicans

Staphylococcus aureus (MSSA)

その他の分離菌

菌分離なし

合計

46

35

31

20

17

147

0

296

(15.5%)

(11.8%)

(10.5%)

(6.8%)

(5.7%)

(49.7%)

(0.0%)

(100.0%)

培養検査なし

0

原因菌は上位5菌種のみ表⽰ 菌名は菌名コード(https://janis.mhlw.go.jp/section/master/infectiousagentcode_ver4.0_20090925.xls)に準拠

4-3.感染症別原因菌(カテーテル関連⾎流感染症)

公開情報 2016年1⽉〜12⽉ 年報

院内感染対策サーベイランス 集中治療室部⾨

原因菌

分離数†

分離割合

Staphylococcus epidermidis Staphylococcus aureus (MRSA)

Coagulase-negative staphylococci (CNS)*

Candida albicans

Staphylococcus aureus (MSSA)

その他の分離菌 菌分離なし

(N=296) カテーテル関連⾎流感染症

参照

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