都教組 再任用、再雇用、非常勤教員 対策委員会ニュース 2013.1.21(月) No.205 TEL 03ー3230ー3891 FAX 03ー3262ー9705
確定申告の手続き
はじめに
私たちは、所得から税金を納めています。その税金を納め過ぎたか足りないか等を調整 するのが、年末調整あるいは確定申告です。 職場で年末調整をしてもらっても、年金を受給している場合は、年金は「雑所得」です ので、複数の所得があるため、自分で申告しなければなりません。直接該当する税務署に 出向いて、どれだけ年収があったかを届け、税金を確定させるのが確定申告です。確定申 告は郵送も可能です。 税金は、あらかじめ前年の収入をもとに予定でかけられますので、どうしても過不足が 出ます。また、医療費が10万円を超えた人や、扶養家族がいる人、社会保険に加入した りしている人、控除対象の団体に寄付をした人、住宅ローン控除の対象になっている人な どは、確定申告をすることで税金が戻ってくる場合もあります。その場合は、申告定申告 をして1ヶ月から1ヶ月半後には入金されます(還付されます)。 なお、住民税も、この確定申告によって決まります。 申告書の作り方は、手引きが税務署にあります。また、分からないことは説明してもら うと親切に教えてくれます。その場合は提出で混み合う時期(2月18日~3月15日) よりも、早い方がよいでしょう。今でもよいのです。 確定申告は、インターネットを利用して準備をすることもできます。国税庁のホームペ ージを呼び出し、画面の指示に従って入力すれば、税額などは自動計算され、正式な確定 申告書が作れます。その後プリントアウトし、源泉徴収書など必要な書類を添付して税務 署に持って行くか郵送します。郵送の場合は、結局、税務署に行かなくても申告できるこ とになるので、便利かもしれません。(2、3ページ参照)確定申告の対象者
① 確定申告をしなければならない人 ○年金以外に収入のある人 ※公的年金等に係わる雑所得のみ人で、公的年金が400万円以下である場合には 、 所得税の確定申告は必要ありません。 ○年の途中で退職し、「年末調整」されていない人 ○再雇用・非常勤教員等の給与所得者で「年末調整」されていない人特集
○控除対象配偶者に給与収入では103万円以上、年金等雑収入では108万円以上 の人 ② 源泉徴収税額がある人で、確定申告により所得税の還付が受けられる人 ○社会保険料、生命保険料、損害保険料を支払った人 ○原則として、10万円を超える医療費を払った人 ○年金以外に収入がなく、扶養親族等申告書を提出しなかった人 ○住宅ローン控除対象の人、控除の対象になる団体に寄付した人、など。
確定申告の時期
平成24年分の相談及び申告書の受付は、2月18日から3月15日(金)まで。 還付申告は2月15日(金)以前でも行えます。(ということは、確定申告と相談は、1 月中でも受け付けてもらえるということです。)確定申告書の提出先
所在地(居住地)の税務署必要な書類等
○確定申告書の用紙(税務署でもらう。昨年申告した人は郵送される。早く欲しい人は 連絡するとよい。インターネットの場合は、入力後、印刷) ○平成24年分 公的年金等の源泉徴収票 ○平成24年分 給与所得の源泉徴収票 ○生命保険や損害保険の保険料払い込み証明書 ○その他必要な書類(控除を受けたいものの領収書や証明書など) ○印鑑 ○銀行の通帳番号 (『ハンドブック』p30~31参照)初めてインターネットを使って確定申告書を作る
インターネットを使っての確定申告書作成は、画面の案内に従って金額等を入力すれば 自動計算されるので、便利です。また、詳しい説明もクリックすれば見ることができます 。さらに、結果を印刷し、必要な書類を添付して郵送すれば、税務署まで行かなくてもす みます。e-Taxで送信することもできますが、利用にあたっては事前準備が必要です。 ここでは、印刷して郵送する場合のやり方を紹介します。 1 国税庁のホームページを呼び出し、次をクリック。 2 書面提出 をクリックすると、「作成方法や入力例」の画面になる。目を通したら申告書等の作成を開始される方をクリック。 4 「平成24年分の作成コーナー(トップ画面)」の中の作成開始をクリック。 5 書面提出 →書面での提出を選ぶ をクリック。 6 「申告書等印刷を行う際の確認事項」を確認し、入力終了(次へ) をクリック。 7 所得税の確定申告書作成コーナー →所得税の確定申告書を作成 をクリック。 8 左記に該当しない方 →この申告書を選ぶ をクリック 9 「申告書の作成をはじめる前に」の画面で、「確定申告等を印刷して税務署に提出す る」を確認して 生年月日を入力。終わったら 入力終了(次へ) をクリック。 10「所得・所得控除等入力」画面が出てくる。その 給 与 (カ)をクリック。 11「給与所得」画面に、源泉徴収票を見て、該当する欄に金額、支払者を入力する。 1年目の人は、源泉徴収票がもう一枚あるので もう1件入力する をクリック し、それを入力。終わったら入力終了(次へ) をクリック。 12 再び「所得・所得控除等入力」画面が出る。それには、今入力した金額が表示され ている。今度は 公的年金等(キ)をクリック 13「雑所得(公的年金等)」画面に、共済組合から送られてきた源泉徴収票を見て、該 当する欄に金額、支払者を入力する。2年目以上の方で、日本年金機構から送られ てきた源泉徴収票がある人は もう1件入力するをクリック、入力する。終わっ たら入力終了(次へ)をクリック。 14 また「所得・所得控除等入力」画面が出る。その画面には、今まで入力した金額、 及び課税される所得金額、それに対する税額、納める税金又は還付される税金が表 示される。それを確認したら入力終了(次へ)をクリック。 15 「住所・氏名等入力」画面で、各欄を入力し入力終了(次へ)をクリック。そう すると「申告等印刷」画面へ進む。 ( ここまでくればもう大丈夫でしょう。以下は、省略します。順を追って進んで ください。なお、税務署には手引きがありますので、参考にしてください。)