JICA
いちおし
2 月号
(2015 年 2 月 2 日発行) 今月の各国ホットライン 国名 掲載記事 ページ コスタリカ 日本野球が、中南米を盛り上げます! 2 コロンビア コロンビア国へのボランティア事業 30 周年を祝う! 2 ニカラグア 研修員が「FOODEX JAPAN 2015」に出展 4 ブラジル ・デカセギから戻った町に日本語学校が復活 ・ミナス日本祭り(日伯外交関係樹立 120 周年を 記念して) 5 ペルー 5 年間のプロジェクトの集大成: 地震・津波の被害軽減を目指して、地方自治体向け セミナーの開催 6 ホンジュラス 世界最悪の殺人率から大幅な改善 2 月に地域警察国際セミナーを開催予定 7 メキシコ “活動的で元気な高齢化”にかかる 日墨シンポジウムを開催 8 青字部分には更に詳細な情報を記載したリンクを張っておりますので、 あわせてご確認ください。コロンビア いちおし! コロンビア国へのボランティア事業 30 周年を祝う! 当地、コロンビア国に 1985 年に初めて青年海外協力隊隊員が派遣されて以 来、今年で 30 年目になります。また、今年は青年海外協力隊発足 50 周年でも コスタリカ いちおし! 日本野球が、中南米を盛り上げます! 2015 年 2 月 20 日~23 日、コスタリカの首都サンホセにて『中南米野球セミ ナー2015』が開催されます。JICA ボランティアが中心となって、コスタリカ、 ブラジル、アルゼンチン、エルサルバドル、グアテマラ、ボリビアから 60 名以 上の参加者が集まり、ジャイアンツアカデミーの出版した幼年野球指導書 『Giants Method ホップ ステップ ジャイアンツ!』をスペイン語を使って、 野球の指導方法を学びます。 当セミナーでは、ジャイアンツアカデミーのヘッド・コーチ 倉俣徹氏を迎 え、ジャイアンツメソッドを用いた野球の指導法を実践いただきます! ※2015 年 1 月 5 日に JICA は、株式会社読売巨人軍と連携協力協定を結びました。 http://www.jica.go.jp/press/2014/20150105_01.html
コロンビアにはこれまで、青年海外協力 225 人、シニア海外ボランティア 75 人、日系社会青年ボランティア 11 人、日系社会シニアボランティア 10 名、現 在派遣中のボランティアを含め、合計で 321 人のボランティアが派遣されてき ました。彼らは日本の国土の 3 倍もある広いコロンビアで、地域住民と一緒に なって汗をかいてきました。ボランティアは、平和の構築に寄与するための紛 争被害者ための支援、若い世代に技術を身に付けさせるための職業訓練技術の 向上のための支援、地方都市で頑張る算数・理科教育の先生の能力向上のため の支援、自然災害が多く発生するコロンビアの環境や防災分野への支援など、 幅広い分野で活躍してきています。また、近年においては、日本とコロンビア の経済関係の強化・深化を通じて、日本の品質管理やカイゼンなどの普及もコ ロンビア各地で進んできています。 算数教育セミナーは、日本から西方国際協力専門員を講師として迎え、当国 の教育省と協働して教育者を対象にボゴタ、メデジン、アルメニアの三都市で 開催します。今回のセミナーは各都 市の先生方からも、大きな期待が寄 せられています。2015 年はミレニア ム開発目標の最終年でもあります。 このセミナーを通じ卒業移行国と なるコロンビアにおいて、これまで 草の根で続けてきた算数教育の活 動の成果を、中央政府を巻き込み、 これまでと違った視点から普及で きると期待しています。 今後、JICA はコロンビアへの援助展開にあたって、国内紛争の大きな構造的 要因である格差是正に取り組むコロンビア政府のイニシアティブを支援するた めの事業、災害国日本の知見を活用しつつ日本と同じように自然災害に苦しむ コロンビア社会の災害への脆弱性を克服していくための支援などを強化するこ ととしており、限られた援助資源を活用しつつ、技術協力とボランティア事業 をうまく連携させながら、コミュニティにより届く協力の成果を求めて引き続 き活動していきます。これまでの 30 年の間のボランティア事業を通じて得たコ ロンビアでの支援を行うための教訓や、コロンビア人からの信頼というものは 大きな財産であり、これからの JICA 事業を進めて行く上での支えになっていく ものです。 算数を教えるボランティアの様子
ニカラグア いちおし! 研修員が「FOODEX JAPAN 2015」に出展 課題別研修 「貿易投資促進のためのキャパシティ・ディベロップメント」 参加のため訪日する8人のニカラグア人研修員が、3月3日から6日まで幕張 メッセで開催される国際食品・飲料展「FOODEX JAPAN 2015」に出展します。出 品されるのはニカラグアのミラクルシード「チア」と「ミックスナッツ」で、 中でも「チア」はオメガ3脂肪酸を豊富に含んだ健康食品として、欧米を中心 に世界中で話題になっています。昨年の FOODEX には約80の国・地域から 2,800 もの出展があったということなので、今年もニカラグアに限らず中南米の多く の特産物が日本のマーケットに紹介されることが期待できます。 写真1:チアの栽培風景 写真 2:ジュース等に混ぜ、ゲル 状に膨らませて飲むチア・ドリンク
ブラジル いちおし! デカセギから戻った町に日本語学校が復活 多くの町で日本人会や日本語学校が縮小・閉鎖に追い込まれる中、人口 2 万 5 千人の小さな地方都市で、重(しげ)JICA ボランティアの巡回指導により「日本 語学校」が復活した。 ここは入植当時に作られた日本人会とは異なり、出稼ぎから戻った人達が再 び集まって立ち上げた新しい日本人会がある。そして、伝統文化でもオタク文 化でもなく、自分たちの文化である「日本語」を子どもたちに伝えたいという 強い意思があった。 教室や教科書がなくても、教える人と学ぶ人がいれば「学校」は成り立つの だという基本的なことを、元小学校教諭の重は教えられた。授業が始まって半 年、子ども達の中にも「日本文化」が息づき始めていると重は心を弾ませてい る。 詳細はhttp://www.jica.go.jp/brazil/office/information/articles/2014/20150202.html カラポでの授業の様子 ちょっと気になる話 ミナス日本祭り(日伯外交関係樹立 120 周年を記念して) 2 月 27 日から 3 日間ベロオリゾンテで開催される第 4 回ミナス日本祭。JICA もブースを出展して事業紹介やセミナーを行います。また、総領事館ブースで は、日伯外交関係樹立 120 周年を記念した日伯ナショナルプロジェクト展覧会 も行われます。ウジミナス製鉄事業やセニブラパルプ事業などナショナルプロ ジェクトが伝える日本とブラジルの長い協力と友情の歴史に触れてみません か。 ミナス日本祭りサイト http://www.festivaldojapaominas.com.br/site/
ペルー いちおし! 5 年間のプロジェクトの集大成: 地震・津波の被害軽減を目指して、地方自治体向けセミナーの開催 JICA は、ペルーの地震・津波のリスクを分析して被害軽減を図るため、2010 年 3 月より地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)「ペルーにおける地 震・津波減災技術の向上プロジェクト」を実施しています。現在、同プロジェ クトは最終年を迎え、2 月 17 日には首都リマ市において 5 年間のプロジェクト の集大成となるセミナーを開催する予定です。ペルーの災害リスク関連機関の 代表、リマ・カヤオ首都圏の地方自治体の長、日本側研究機関のプロジェクト・ リーダー等の参加を得て盛大に開催し、これまでの調査・研究の成果、とりわ け地震・津波の災害リスク評価の重要性及びその評価方法を広く紹介する予定 です。 プロジェクトでは、日本・ペルー両国の研究者達が共同で地震・津波のリス ク評価、建物の耐震診断などを実施しており、これら成果を地域の減災計画に 反映させるため、現在地方自治体向けに各地でセミナーを開催しており、本セ ミナーもその一環となります。第 1 回セミナーは、2007 年の大地震で甚大な被 害を受けたイカ市で 2014 年 11 月に開催され、地震の頻発する南部の都市アレ キパ市、モケグア市及びタクナ市においても、本年 1 月 27-29 日に開催されま した。 イカ市のセミナー参加者からは、地域開発計画や災害被害軽減策において適 切なリスク評価や被害予測が非常に重要であること、セミナーで学んだリスク 評価手法を用いて地域のハザードマップや浸水マップを作成・更新して、適用 していきたいとのコメントがありました。JICA はペルーの災害リスク管理能力 強化のため、本年度防災セクター調査を実施し、その中で地方自治体の能力の
ホンジュラス いちおし! 世界最悪の殺人率から大幅な改善 2 月に地域警察国際セミナーを開催予定 南米から北米に渡るコカイン等麻薬の中継点となり、これら麻薬の国内取引 等に絡む犯罪組織間の抗争を中心に殺人が深刻な社会問題となっているホンジ ュラス。2011 年の人口 10 万人あたりの殺人率は世界最悪の数値となり(86.5 人/10 万人)、日本の約 1/3 の国土で毎日 19 名以上の生命が奪われ「世界で最も 危険な国」とのレッテルが貼られる事態となりました。 2014 年 1 月に発足したエルナンデス政権は、治安の回復を政策の 3 本柱の 1 つとして掲げ、軍の導入も含めた犯罪組織に対する強硬策と併せ、青少年への 防犯啓発、警官に対する国民の信頼回復などの防犯対策を強力に展開した結果、 2014 年の殺人率が 66.4 人まで改善しました。 JICA はホンジュラスにおいて、2009 年以来、ホンジュラス国家警察とともに、 警官と住民・行政機関との対話の機会促進、信頼・協力関係強化を通じた「ホ ンジュラス版地域警察」を全国レベルで支援しています。この協力はブラジル における JICA の技術協力の成果を活用したもので、協力対象地域においては殺 人件数が半減するなどの効果が現れており、ホンジュラスの治安回復に貢献中 です。 今年は日本・中米交流 80 周年。この交流記念行事の一環として、2 月後半に は、ホンジュラス地域警察の成果を中米諸国他と共有するため、ホンジュラス において地域警察国際セミナーを開催する予定です。 地元小学生による駐在所社会見学風景 市、民間企業団体と連携し、観光地の治安を 回復
以上 メキシコ いちおし! “活動的で元気な高齢化”にかかる日墨シンポジウムを開催 2 月 10 日、JICA 日系帰国研修員同窓会(ASENIM)が主体となり、メキシコ保健 省国立老年医学研究所及び JICA の協力により、“活動的で元気な高齢化”にかか る日墨シンポジウムを開催します。 このシンポジウムは、保健医療・高齢者福祉関連機関、大学、研究機関、政策 決定者、民間企業等を対象に、日墨両国の専門家が ①政策、②医学、③社会の見 地から発表を行い、メキシコにおける高齢化社会対策、活動的で元気な高齢化に 向けた提言や戦略を検討することを目的としています。 シンポジウムでは、長寿世界一であり、世界的にも最も早く生活習慣病対策や 高齢化対策を開始した日本の経験、研究成果、実践的取組みを紹介するために、 JICA 日系帰国研修員が日本での研修成果を発表するだけでなく、東京都健康長寿 医療センター研究所より専門家が来墨し、講演を行います。 関連情報 http://www.geriatria.salud.gob.mx/contenidos/noticias/encuentro_envejecimiento_mexico-japon.html