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目 次 1 はじめに 農水産業における被害の状況 農水産業における復旧 復興の基

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平成28年熊本地震

農水産業災害復旧・復興計画

平成28年10月

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目 次

1 はじめに ---1 2 農水産業における被害の状況 ---1 3 農水産業における復旧・復興の基本的考え方 ---1 4 復旧・復興計画 (1)農業関係 ---2 ① 農業者(農業用施設、機械等) ② 農地(水田・樹園地) ③ 農協等の共同利用施設及び地方卸売市場 ④ 土地改良施設 ア 農道 イ 用排水施設 ウ ため池 エ 排水機場 オ 農業集落排水処理施設 (2)水産関係 ---9 ① 漁業者(施設・設備等) ② 漁場 ③ 漁港 ④ 漁協等における共同利用施設 (3)農水産物の販路拡大---12 (4)創造的復興プロジェクト(復興重点プロジェクト)---13 ① 秋津地区未来創造プロジェクト ② 日本一みかん産地プロジェクト ③ 穀類乾燥調製施設の再編整備プロジェクト (5)地域別計画 ---16 ① 東区・中央区エリア ② 西区エリア ③ 南区エリア ④ 北区エリア 5 防災・減災のまちづくり---20 6 まとめ(おわりに)---20

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1 はじめに

平成28年4月14日及び16日に発生した熊本地震により、本市においても、 農地の地割れ、隆起、液状化や集出荷施設、排水機場、漁港等の農水産業関連施 設の破損等が発生し、一部の被災農家においては営農再開の見通しが立たない状 況に追い込まれるなど、農水産業に多大な被害がもたらされている。 さらに、6月19日からの豪雨により農地ののり面崩壊、漁港等への流木等の 大量漂着など被害が拡大している。 全国屈指の園芸産地を抱え、国内でもトップレベルの産出額を誇る本市の農水 産業は、他産業の振興とも密接に関連している。このため、熊本市震災復興基本 方針に基づき、効果的かつ迅速な市政展開を図り、復興を着実に進めていくとと もに、本市農水産業のさらなる発展に向けた方向性を明確に示す「平成28年熊 本地震農水産業災害復旧・復興計画」(以下、「本計画」という。)を策定するもの である。

2 農水産業における被害の状況

熊本地震により、農地や土地改良施設、各種の共同利用施設等が大きな被害を 受け、本市の主要産業である農水産業に多大な損害(別紙参照)が発生している。 ※ 本計画に記載している被害の数量については、平成28年9月30日時点で市が把握で きている数値である。

3 農水産業における復旧・復興の基本的考え方

本計画は、熊本市震災復興計画を踏まえ、農水産業分野で行うべき施策を取り まとめたもので、この中に位置づけた施策を優先的に推進することとする。 また、本計画では、震災後の新たな農水産行政について、市が重点的に実施し ようとする方向性、目標を示し、農水産業の一日も早い復旧・復興を実現すると ともに、将来にわたる持続的な発展を見据え、創造的な復興となるよう取り組む こととする。 なお、本計画は、震災からの早期復旧のための当面の取組みを中心に記したも のであり、中長期的な復旧・復興に向けた取組みは、新たに策定する熊本市農水 産業計画に引き継ぐこととしている。

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4 復旧・復興計画

(1)農業関係 ① 農業者(農業用施設、機械等) 【被害状況】 今回の震災により、農地の地割れ等の被害に伴うビニルハウスの変形、高 設栽培施設の歪み等が157件、農機具格納庫等の倒壊が2,109件、ト ラクター・コンバイン・田植え機等の農業用機械の被害が507台、畜舎の 破損等が198件、園芸用ハウスの燃油タンク転倒・倒壊による重油漏えい 事故、用水路破損、断水などの被害が発生した。また、これらの被害から農 作物・畜産物の廃棄処分や水稲作付けが不能となる状況も生じている。 今回の甚大な農業被害は、農業経営の生産性向上に密接に関わるものであ るため、農業経営の再開や継続に大きく影響を与え、経営基盤や営農意欲の 低下による離農が懸念される。 【震災後の対応】 南区及び西区において燃油タンクからの重油漏えい事故が複数箇所で発 生したため、環境部局等と連携し、河川や海域への二次汚染防止対策を行っ た。 小山・戸島地区の酪農における断水に対しては、JA等の関係機関と連携 し、牛の飲用水確保に努めた。 被災農業者支援のため、平成28年4月19日から、り災証明の申請受付 及び発行を開始した(9月30日までの受付件数2,492件、 発行件数 2,358件)。 また、農機具格納庫や畜舎等の農業用施設の復旧、再建、農業用機械の修 繕、取得を支援する平成28年度被災農業者向け経営体育成支援事業(国庫補 助事業)の説明会を6月14日から開催し、1,400名を超える農業者の参 加があり、9月末時点で516件の補助金の要望受付を行った。 【復旧・復興方針】 農業用施設の再建や修繕、農業用機械の取得や修繕等に関しては、国、 県の補助事業を最大限活用し、農家負担を軽減する。 用水路の破損等による水稲の作付け不能の状況に対しては、県やJA等 の関係機関と連携し、大豆への作物転換を推進する。なお、作物転換に必要 な生産資材の購入や農業用機械のレンタル等に要する経費は国、県の補助事 業を活用する。 さらに、園芸用ハウスの燃油タンクが充填される冬季に地震が発生した場

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3 合、漁業にも甚大な二次災害を引き起こす懸念があることから、既設の燃油 タンクに対する防油提の整備を推進する。 【今後のスケジュール(予定)】 ・被災農業者向け経営体育成支援事業(国庫補助事業)を活用した農業用 施設の再建・修繕や農業用機械の修繕・取得 ・産地活性化総合対策事業(産地支援事業;国庫補助事業)を活用した生産 資材の購入や農業用機械のレンタル等 ② 農地(水田・樹園地) 【被害状況】 今回の震災により、水田の地割れ、うねり、液状化423ヵ所、みかん園 地の石積み破損2,154ヵ所など、農地及び農道被害を市内全域で確認し た。 また、6月19日未明からの豪雨により、みかん園地の石積み破損が新た に407ヶ所確認された。 特に、震源地に近い秋津・飯野地区一帯の農地は田面の沈下、うねりとい った甚大な被害が顕著に見られ、また、河内、芳野、松尾地区を中心にみか ん園地の石積みが破損しており、農業経営への深刻な影響が懸念される。 ※大きな被害を受けた秋津・飯野地区の農地や河内、芳野、松尾地区のみかん園地に ついては、別章【4―(4)―①及び②】に具体的な復旧・復興方針を示している。 復旧 <平成28年> 6月~ 11月 実施(機械導入等) 補助事業申請 復旧 補助金交付 実施 (施設・機械導入等) <第1回>平成28年6月 <第2回>平成28年9月 <第3回>平成28年10月 <第4回>平成29年1月 10月~3月 補助金交付 実施 (施設・機械修繕等) 補助事業申請

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4 【震災後の対応】 被害状況の迅速な把握に努め、農地・農業用施設災害復旧事業(国庫補助 事業)等の活用準備を行った。また、被害状況に応じた支援方針を検討する とともに、早期復旧に向けた取組みを推進するためプロジェクトチームを結 成するなど、円滑な復旧活動への足がかりを作った。 みかん園地復旧について6月1日から説明会を実施し、復旧方法の地元意 向を確認した。 また、豪雨により被災したみかん園地については、今後、被害調査に基づ き、現地測量及び復旧方法等の確認並びに復旧工事に入る予定である。 【復旧・復興方針】 迅速に農地の災害復旧に取り組み、早期の営農再開を支援する。 【今後のスケジュール(予定)】 ・一般的な復旧地域 ③ 農協等の共同利用施設及び地方卸売市場 【被害状況】 今回の震災により、カントリーエレベーターやライスセンター等の共同利 用施設では33件の被害が発生し、敷地内の地盤沈下、施設機械の破損等の 甚大な被害が確認された。 野菜の選果場においては、選果ラインの等級選別機の不具合等により、出 荷できなかったトマトやなすが廃棄処分(130トン)された。また、従業 員の被災による人員不足等も発生した。 また、㈱ 熊本地方卸売市場をはじめとする市内7ヶ所の卸売市場におい ても、セリ場や冷凍施設等、市場の中枢機能に大きな被害を被った。 ※大きな被害を受けたJA熊本うきの共同乾燥施設については、別章【4―(4)― ③】に具体的な復旧・復興方針を示している。 【震災後の対応】 被害状況を把握するとともに、共同利用施設や卸売市場施設を早期に復 旧・復興できるよう、国や県に対して予算の十分な確保や補助金の交付決定 12月~ 復旧工事 災害査定準備 受検 地元説明会 <平成28年> 6月~ 7月~ 11月 <平成29年> 3月

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5 前に実施した施設修理も支援対象とするなど、弾力的な支援を要望した。 被災した野菜・かんきつ選果場やカントリーエレベーター、ライスセンタ ーをはじめ、地方卸売市場のセリ場や冷凍施設等、市場の中枢機能の復旧に ついては、平成28年熊本地震被災施設整備等対策(国庫補助事業;強い農 業づくり交付金)を活用した復旧・復興に取り組んでいる。 【復旧・復興方針】 国、県の補助事業等を活用し、早急な簡易復旧及び原状復旧を支援する。 また、今回の震災被害を契機として、被災施設の再編整備等により効用 の高い施設への転換を図る。 【今後のスケジュール(予定)】 ・強い農業づくり交付金(国庫補助事業;平成28年熊本地震被災施設整 備等対策)を活用した共同利用施設の復旧、復興 ・産地活性化総合対策事業(国庫補助事業;産地緊急支援事業)を活用し た農産物の出荷円滑化を図るために必要な掛り増し経費や施設の簡易復 旧措置に要する経費の助成 ④ 土地改良施設 ア 農道 【被害状況】 今回の震災により農道の陥没・のり面崩壊等62ヵ所の被害が発生し た。 【震災後の対応】 大きな破損場所については、片側通行や通行止めの措置を行うとともに、 破損した石積み等を撤去し通行を確保する等の措置を実施した。また、多 復旧 事業実施 補助事業申請 <平成28年> 6月~ 11月 実施(施設整備等) 補助金交付・復旧 <平成29年> 3月 補助事業申請 <平成28年> 6月~ 7月~

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6 面的機能支払事業の農地維持支払交付金を活用した地元活動組織による 段差解消等の補修を推進した。 平成28年8月中旬に、早期復旧が必要な農道ののり面石積み破損場 所については、災害復旧事業における査定前着工制度(応急本工事)の承 認を得て、復旧工事に着手した。 【復旧・復興方針】 農道の被害は、農地への通行に支障をきたすため、国庫補助事業を活 用しながら、早期復旧を図る。特に、西区松尾町パイロット道路では、 のり面の石積み破損が多数発生しており、早急に復旧する。 イ 用排水施設 【被害状況】 今回の震災により用排水路の亀裂・護岸破損等241ヵ所、パイプラ インの破損及び頭首工の亀裂等89ヵ所などの被害が発生した。 また、老朽化が著しい天明地区の松の木堰などでは、躯体ひび割れが 進行した他、新たな護岸漏水が発生した。 【震災後の対応】 水路護岸破損場所には、土のう設置などの応急措置を実施した。また、 多面的機能支払事業の農地維持支払交付金を活用した地元活動組織によ る亀裂場所の目地詰め等の補修を推進した。 緊急性が高い場所は災害復旧事業における査定前着工制度(応急仮工 事、応急本工事)を活用し復旧工事に着手した。 【復旧・復興方針】 用排水施設は、農業用水の安定的供給や洪水による農業被害を防ぐ重 要な施設であるため、国庫補助事業を活用しながら、早期復旧を図る。 特に、東区所島排水路については、水路護岸の破損や転倒などの被害 があり、農地・農業用施設災害復旧事業(国庫補助事業)による復旧を 行う。 松の木堰については、今後、その役割を果たせなくなる懸念があるこ とから、新たな堰の早期完成を国、県に要望している。 ウ ため池 【被害状況】 今回の震災により、本市にある101ヵ所のため池のうち、12ヵ所

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7 が被災している(他部局等で復旧する5ヵ所を含む。)。ため池堤体に陥 没、隆起、クラック等が発生し、貯水機能に甚大な被害が発生した。 【震災後の対応】 ため池の破堤等の二次被害防止のため、緊急的に水位降下作業を実施 した。また、地元農業者や関係者と調整して、営農再開に要する代替水 源確保を行った。 緊急性が高いため池については、災害復旧事業における査定前着工制 度(応急仮工事、応急本工事)を活用し復旧工事に着手した。 【復旧・復興方針】 安定した水源を再度確保するため、被害状況に応じて早急に復旧を行 う。 エ 排水機場 【被害状況】 今回の震災により、排水樋管3件(高砂、志々水、第1海路口)、電気設 備3件(志々水、天明東部、池上第2)、ゲート扉1件が破損したほか、地 盤沈下に伴い敷地内や導水路の亀裂やのり面崩壊が多数見られる等、全 40ヵ所の排水機場に被害が発生した。そのため、機器が正常に稼動しな い状況も見られた。 【震災後の対応】 排水機場の被害状況を迅速に把握するとともに、機能を回復させる応急 処置に取り組み、当面の稼動を確保した。 緊急性の高いゲート扉1 件の破損箇所については、災害復旧事業におけ る査定前着工制度(応急仮工事)を活用し応急工事を完了した。 【復旧・復興方針】 復旧の優先順位を検討し、緊急性の高いものから、被災した排水機場の 原状復旧を行う。また、ゲート扉については応急工事・応急本工事を実施 する。 さらに、排水樋管・電気設備及び敷地内・導水路の亀裂や、のり面崩壊 については、順次災害査定を実施し、復旧工事を行う。

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8 オ 農業集落排水処理施設 【被害状況】 今回の震災により、市内4処理区のうち、南区の「塚原藤山」及び「鰐 瀬陳内」の2処理区の農業集落排水施設に被害が発生した。被害状況は 管路施設が主であり、周辺地盤の液状化や沈下による管路のたわみ、変 形や管路上の舗装陥没等が生じている。 処理区 場所 地区概要 被害状況 塚原藤山 南区城南町 塚原 外 処理施設 1 ヵ所 管路施設 約 13.0km 管路施設 約 0.3km 鰐瀬陳内 南区城南町 鰐瀬 外 処理施設 1 ヵ所 管路施設 約 12.8km 管路施設 約 0.6km 田底中部 北区植木町 田底 処理施設 1 ヵ所 管路施設 約 4.9km 被害なし 山東東部 北区植木町 山東 外 処理施設 1 ヵ所 管路施設 約 9.1km 被害なし 【震災後の対応】 路面の変状が確認された南区の2処理区において、管路延長約 25.8km に存在する全マンホール内部の目視調査(1次調査)を行った。1次調査 により異常が確認された約 1.6km について、管路内部のカメラ調査(2次 調査)を実施し、変状が基準を超える箇所が約 0.9km であることを確認し た。 【復旧・復興方針】 農業集落排水施設は、生活雑排水等を処理し、農業用水の水質汚濁を 防止するなど、農村地域の水環境を維持する重要な施設であることから、 施設(主に管路)の復旧を早期に行う。 【今後のスケジュール(予定)】 ・早期復旧が必要な重要地域(査定前着工制度を活用) <平成28年> 6月~ 6月~ 7月~ 12月 応急仮工事・応急本工事施工 査定前着工 協議・承認・発注 災害査定受検

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9 ・一般的な復旧地域 (2)水産関係 ① 漁業者(施設・設備等) 【被害状況】 今回の震災により、本市水産業の基幹漁業であるのり養殖業においては、 ノリ加工施設の破損、ノリ乾燥機等の一部破損等82件の被害が発生した。 また、にしきごい及びウナギの養殖池、水槽、配管、ポンプ等の破損等5 件の被害が発生した。 【震災後の対応】 被害状況を把握するとともに、被災漁業者支援のため、平成28年4月 19日から、り災証明の申請受付及び発行を開始した。 多くの漁業者において、ノリ乾燥機等の加工施設が被災し、漁業生産へ の支障が懸念された。そのため、これらが災害復旧事業の対象となるよう、 国に対し制度の創設を要望したところ、国により新たな支援策として熊本 ノリ養殖経営再開準備緊急支援対策が創設された。 【復旧・復興方針】 県等と連携して熊本ノリ養殖経営再開準備緊急支援対策(国庫補助事業 等)が的確に行われるよう漁業者を支援するとともに、国に対してノリ乾燥 機以外の水産用個人施設も対象とする、漁業者向け経営体育成支援事業の創 設を引き続き要望する。 また、ノリの生育状況に応じた指導・助言等、きめ細やかな支援を行う。 さらに、国庫補助事業を活用した共同利用施設の設置による協業化を推進す る。 復旧工事 本工事発注 災害査定受検 災害査定準備 (設計) <平成28年> 6月~ 7月~ 11月 9月~ 12月 11月~ 平成29年3月

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10 ② 漁場 【被害状況】 今回の震災により、阿蘇地方での土砂崩れ等により、白川へ流入した土砂 が河口域の小島漁協地先の干潟漁場に堆積したことで、あさり171トンが へい死する被害が発生した。 また、地震後の豪雨により、漁場に土砂・流木・よし等が広範囲に堆積し、 干潟漁場の荒廃とともにあさり等の生息環境が悪化しており、更なる大量へ い死が懸念される。 【震災後の対応】 県と合同で白川河口域の土砂の堆積状況やあさり等の生息状況を調査し、 関係漁協に対して情報提供を行った。 また、関係する活動組織が行う堆積土砂除去のための耕うん作業など、水 産多面的機能発揮対策事業を活用した漁場の保全活動を支援した。 さらに、土砂の堆積により低下した白川河口域漁場の生産力を回復する ため、県と連携して県営事業「水産環境整備事業」(国庫補助事業)を円滑 に推進した。 【復旧・復興方針】 漁場環境及びあさりの生息状況等を把握するための調査を強化するとと もに、気象海況の影響により変化する漁場の状況に応じ、活動組織に対して の情報提供や耕うん作業の時期等の指導・助言を行う。 さらに、水産多面的機能発揮対策事業(国庫補助事業)を全額国費負担によ り事業を実施するとともに、期間延長を要望する。 また、県営事業「水産環境整備事業」を引き続き円滑に推進するとともに、 次年度以降の補助事業の継続・拡充を国に要望する。 【スケジュール】 ・水産多面的機能発揮対策事業(国庫補助事業)を活用した漁場保全(平 成32年度まで実施) 事業実施(耕うん等) 漁場調査 <平成28年> 6月 <平成33年> 3月 事業実施(耕うん等) 9月 11月

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11 ・水産環境整備事業(県営事業;国庫補助事業)を活用した削土・覆砂によ る漁場保全 ③ 漁港 【被害状況】 今回の震災により、本市が管理する四番、海路口、天明漁港の漁港施設に おいて、用地の陥没や物揚場等のコンクリートのひび割れ等、5ヵ所の被害 が発生した。また、地震による土砂崩れ後に発生した豪雨により河川から大 量の流竹木等が漁港内に流れ込み、漁船の航行ができない状況となり、漁港 海岸にも漂着した。 【震災後の対応】 地震発生後に被害状況を調査し、危険場所については速やかに土のう積み や立入禁止の措置を行った。その後、災害復旧のために実施した緊急工事に ついては、平成28年8月末で完了した。 また、豪雨に伴い発生した漁港内の流竹木等については、災害復旧事業を 活用した除去作業を実施している。漁港海岸の漂着物については、海岸漂着 物等地域対策推進事業(国庫補助事業)により9月末までに回収・処分を行っ た。 【復旧・復興方針】 本格的なノリ養殖作業に入る平成28年9月末までに、浚渫工事や嵩上 工事についても完了した。 また、今後も、河川より流出した流木、よし等が漁港海岸に漂着すること が懸念されることから、引き続き、海岸漂着物等地域対策推進事業(国庫補 助事業)の予算を確保するよう国に要望する。 【スケジュール】 工事完了後利用可能 緊急工事 <平成28年> 4月末 ~ 8月末 9月~ 削土・覆砂完了 事業実施(削土・覆砂) 9月27日 <平成29年> 4月 <平成28年> 6月 ノリ漁期のため中断

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12 ④ 漁協等における共同利用施設 【被害状況】 今回の震災により、漁協等の荷捌き所、漁具倉庫、養殖池、海床路等15 件の共同利用施設で一部破損等の被害が発生した。 【震災後の対応】 被害状況を把握するとともに、漁協等に対して施設の復旧を図る支援策の 内容説明及び事務手続きについて指導・助言を行った。 【復旧・復興方針】 水産業経営を震災前の状態に回復するため、国庫補助事業を活用し、被 害状況に応じた支援を行う。 【スケジュール】 ・強い水産業づくり交付金(平成28年熊本地震対応) (3) 農水産物の販路拡大 多大な被害を受けた本市農水産業が、震災からの復旧にとどまらず、更なる発 展を目指していくには、品質の高い本市農水産物を活かして、農水産物の消費や 販路の拡大、6次産業化を推進することが重要である。 今般の地震により熊本が日本全国だけでなく海外からも注目され、非常に関心 が高まっている。この時期に本市農水産物をPRすることで、更なる消費や販路 の拡大が期待できる状況にあることから、PRイベント、商談会等に積極的に取 組み、本市農水産物の消費・販路拡大を目指す。 【国内事業】 ・東京・大阪等のレストラン・百貨店等において、「復興支援熊本フェア」を開 催。 ・「オール九州」での震災復興を目指した「九州食の展示商談会」を1月福岡市 で開催予定。 ・営農を再開した生産者とバイヤーとのマッチング会等の開催。 ・大都市圏の消費者に向けて熊本市産野菜の詰め合わせセット「よかばいBO X」を7月から販売開始。 <平成28年> 10月 <平成29年> 10月竣工予定 復旧工事 補助金交付申請・決定通知 水産庁ヒアリング

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13 【海外事業】 ・地元生産者、地場食品事業者等と「オール熊本」で見本市や商談会に出展し、 農水産物の海外販路開拓・拡大の場を提供。 (4)創造的復興プロジェクト(復興重点プロジェクト) ① 秋津地区未来創造プロジェクト 【地域の特徴・被害状況】 本地区においては、米・麦・大豆がブロックローテーションで計画的に作 付けされており、小玉すいか、ミニトマト等の施設栽培も盛んである。営農 形態については、農事組合法人秋津営農組合が大部分の農地を集約し、効率 的な営農に取り組んでいる県内でも優良な地区である。 今回の震災により、秋津・飯野地区一帯の農地約188haの田面の沈下 やうねりが発生し、農業用パイプラインや排水路、農道等の農業用施設につ いても地盤沈下に伴う亀裂等の破損が発生した。 施設名 全体数量 (概略) 被災の状況 農 地 188ha 188ha の農地で沈下、うねり、亀裂を確認 農 道 22.3km 2.1km の亀裂・陥没等 揚水機場 (基幹施設) 2 機場 2 機場の地盤沈下及び建屋の傾き パ イ プ ラ イ ン 等(用水路) 23.5km 漏水箇所 79 ヶ所を確認。 (漏水により通水試験ができず調査不可) 排水機場 1 機場 地盤沈下 排水路 21.6km 2.5km の構造物破損、沈下 その他 地区全体が沈下しているため、排水機能が活用できるか 不明 【震災後の対応】 農地や基幹水利施設等の農業用施設の被害が地区全体で発生しているこ とから、早急に被害状況の把握を行った。 被害の調査については、地区の一部で県営事業が実施されていたこともあ り、県及び益城町とも連携して迅速に取組みを開始したほか、地元農業者と も協力して農地の被災状況を効率的に確認した。 また、多面的機能支払事業の農地維持支払交付金(国庫補助事業)を用 いた地元活動組織による段差解消等の補修が行われた。 平成28 年 6 月下旬までに、農地のうねりや沈下に関する被災状況詳細調

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14 査が県により行われた。 【復旧・復興方針】 農業者の意向を十分踏まえながら、農地、農業用施設災害復旧事業(国庫 補助事業)及び関連事業を活用した農地の大区画化や担い手への農地集積・ 集約等、営農の効率化、稼げる農業への展開を目指した復旧方法を検討する。 【スケジュール】 ② 日本一みかん産地プロジェクト 【地域の特徴・被害状況】 熊本市はうんしゅうみかんの全国有数の産地であり、特に河内、芳野、松 尾等の地域においては、高品質みかんの生産が盛んである。 今回の震災により、これらの地域を中心に、みかん園地の石積みの破損が 発生している。現地調査の結果、被災農家399戸、被災箇所2,154ヵ 所、被災面積205aの被害を確認した。 また、6月19日未明からの豪雨により、165戸の農家において407 ヶ所の被害を新たに確認した。 みかん園地の石積みは、傾斜地における園地の形成や生産物の品質向上や 管理作業の効率化に重要な役割を果たしており、その破損は、個別農業経営 のみならず、産地全体に大きな影響を与えるものである。 【震災後の対応】 職員による被害調査を5月に実施し、6月には農林水産省、熊本県、地元 農区、JA熊本市(柑橘部会)、熊本市からなる「みかん園地復旧緊急プロ ジェクトチーム」を設置するとともに、復旧事業に係る説明会を開催し、国 庫補助事業等について説明を行い、復旧方法について地元の意向を確認した。 また、豪雨により被災したみかん園地については、8月のアンケート調査 に基づき、職員による被害調査を9月に実施した。 10月現在、現地測量及び復旧方法等の確認を実施中で、災害査定受検後、 順次復旧工事に入る予定である。 復旧工事 災害査定準備 受検 調査結果 と検討 調査 開始 <平成28年> 4月~ 6月~8月 9月~11月 <平成29年1月~ 31年3月>

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15 【復旧・復興方針】 被災農業者の要望を踏まえた迅速な事業実施、復旧を目指す。 復旧にあたっては、単なる機能回復にとどまらず、作業道等の整備による 園地整備や優良品種への品種転換を併せて推進するとともに、サテライト方 式による一次選果体制の整備やかんきつ選果施設の腐敗センサーを強化す ることで、一層の高品質化・低コスト化を図り、日本一のみかん産地を目指 した支援を行う。 【スケジュール】 ・一般的な石積み復旧地域 ・サテライト方式による一次選果体制の整備 ③ 穀類乾燥調製施設の再編整備プロジェクト 【地域の特徴・被害状況】 南区城南町及び富合町では、土地利用型農業(米・麦・大豆)が盛んで、 JA熊本うきの6施設の共同乾燥施設が整備されている。 今回、6施設すべてが被災し、うち3施設が使用不能となるなど、小麦 の集荷に重大な影響を及ぼしており、今後、米についても影響が懸念され る。 【震災後の対応】 5月下旬からの麦の受入のため3施設の応急修理を実施した。 強い農業づくり交付金(平成28年熊本地震被災施設整備等対策;国庫 補助事業)等を活用し、地区内のライスセンターの利用状況に応じて、施 設の再編整備を検討している。 11月~ 12月 <平成29年> 1月~ 復旧工事 本工事 発注準備 災害査定 受検 地元説明会 <平成28年> 6月~ 9月~ 11月 実施(4箇所) 実施(4箇所) 施設稼動 <平成29年> <平成28年> <平成30年> <平成31年> JA選果施設整備実施 サテライト方式共同集出荷施設 整備計画検討

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16 共同乾燥施設名(整備年度) 現状 杉合ライスセンター (S56) 応急修理済み 5/24 麦荷受開始 守冨ライスセンター (S55) 応急修理済み 5/25 麦荷受開始 杉上第1ライスセンター (S52) 応急修理済み 5/25 麦荷受開始 杉上第2ライスセンター (S55) 使用不能 隈庄ライスセンター (S53) 使用不能 豊田ライスセンター (S49) 使用不能 【復旧・復興方針】 主食用米については、杉合ライスセンターを継続利用するとともに、そ の他の施設を再編し、新たに貯蔵機能を備えたカントリーエレベーターを 整備する。 また、地域の生産状況を踏まえつつ、既存施設の飼料用米専用への転換、 大豆専用施設への再編整備を進め、効率的な集出荷体制の構築や統一規格 により競争力の高い産地の育成を図る。 【スケジュール】 (5)地域別計画 ① 東区・中央区エリア ア 農業用施設、機械等の復旧について 農機具格納庫の倒壊によりトラクター、田植え機等の農業用機械が被 害を受け農業経営に大きな影響が出ている。これらの取得や修繕を支援 することで、農業経営を早急に再開し、今後、国庫補助事業や融資を活 用して営農継続を図る。 施設利用 補 助 金 交付 事業実施 事業 申請 8月 <平成28年> 6月~ 再編・統合 合意形成 計画 策定 <平成29~30年>

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17 イ 農地(水田・樹園地等)の復旧について 秋津・飯野地区一帯の農地約188haの田面の沈下やうねりが発生 し、農業用パイプラインや排水路、農道等の農業用施設についても地盤 沈下に伴う亀裂等の破損が発生した。 農業者の意向を十分踏まえながら、農地、農業用施設災害復旧事業(国 庫補助事業)及び関連事業を活用した農地の大区画化や担い手への農地 集積・集約等、営農の効率化、稼げる農業への展開を目指した復旧方法 を検討する。 ウ 共同利用施設の復旧について 秋津カントリーエレベーター等が被害を受け、営農計画に大きな影響 が出ているため、国庫補助事業を活用し、早期の復旧を目指す。 エ 土地改良施設の復旧について 震源地に近い秋津飯野土地改良区の施設は甚大な被害を受け、水稲の 作付けができないなどの影響が出ている。 また、秋津地区以外にも、市街地を流れる用排水路の護岸の破損など により、住宅地に危険を及ぼしている。 災害復旧事業による査定前着工(応急仮工事又は応急本工事)の実施 により、被害の拡大を防止するとともに、今後の営農に支障が出ないよ う、補助事業等を活用し復旧を目指す。 被災した用排水施設等については、地域の各活動組織により多面的機 能支払事業を活用した復旧が行われている。 ② 西区エリア ア 農業用施設、機械等の復旧について 被害が集中した城山・中島地区において、農機具格納庫の全半壊等が 発生し、格納されていたトラクター、田植え機等の農業用機械も被害を 受けた。 また、農地の液状化や地盤沈下、地割れによりパセリ、トマト、れん こん等のビニルハウスに被害が確認された。 国庫補助事業や融資を活用する等、一日も早く安定した農業経営を取 り戻せるよう支援する。 イ 農地(水田・樹園地等)の復旧について 水田の県単ほ場整備事業を施工中だった小島地区(108ha)にお

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18 いて、農業用水のパイプラインの損傷、農地・農道の陥没、水路壁崩れ が確認された。本年の水稲作付けを目指してパイプラインの復旧を急ぐ とともに、安定した営農継続のため、事業主体である熊本県が中心とな り、地元農区、おしま有明営農組合及び市が連携を強化し復旧にあたる。 また、果樹園地の石積みの破損が甚大だった平山、面木、塩屋地区を はじめ、各地区において、みかん、なし、うめの根が露出するなどの樹 体被害が一部確認されている。今後、被災した樹体の支援策として、果 樹経営支援対策事業(国庫補助事業;改植事業)を活用し、園地を復旧 するとともに安定した農業経営を目指す。 石積み園地に関しては、復旧を進めるだけではなく、作業道等の整備 や優良品種への転換を推進し、高品質化・低コスト化による日本一のみ かん産地を目指す。 ウ 共同利用施設の復旧について JA熊本市柑橘選果施設では、選果ラインの損傷及びみかんの品質等 を検査するセンサーの不具合が確認され、国庫補助事業等を活用して早 期の復旧を図る。 エ 土地改良施設の復旧について 排水機場の排水樋管や電気設備、用排水施設の破損が確認されたため、 農地・農業用施設災害復旧事業を活用し、早期の復旧を図る。 破損した用排水施設等については、引き続き地域の各活動組織により 多面的機能支払事業(国庫補助事業)を活用した復旧を行う。 ③ 南区エリア ア 農業用施設、機械等の復旧について 農機具格納庫等をはじめ、ビニルハウスや畜舎、農業機械等において 被害が発生している。 国庫補助事業や融資を活用する等、一日も早く安定した農業経営を取 り戻せるよう支援する。 イ 農地(水田・樹園地等)の復旧について 水田などの農地において、亀裂や段差、うねり等の被害が発生してお り、場所によっては、収穫や作付けに影響が出ている。このため、今後 の営農に支障が出ないよう、被害の状況や被災農家の意向を踏まえ、復 旧を行う。

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19 ウ 共同利用施設の復旧について JA熊本市野菜選果施設が被災し、なす、トマトを廃棄しており、施 設の緊急補修を行った。 また、南区城南町及び富合町においては、複数のライスセンターが被 災したことから、地域の作付計画に合わせ、米・麦のカントリーエレベ ーター、飼料用米専用施設、大豆専用施設を再編整備する。 エ 土地改良施設の復旧について 排水機場の排水樋管や電気設備、用排水施設の破損が確認されたほか、 ため池にも被害が発生しており、農地・農業用施設災害復旧事業を活用 し、早期の復旧を図る。 破損した用排水施設等については、地域の各活動組織により引き続き 多面的機能支払事業(国庫補助事業)を活用した復旧を行う。 ④ 北区エリア ア 農業用施設、機械等の復旧について 農機具格納庫が一部損壊等の被害を受けており、国庫補助事業や融資 を活用した施設等の再建・修繕を支援する。 イ 農地(水田・樹園地等)の復旧について 亀裂やのり面崩壊等の被害を受けた農地については、国庫補助事業等 を活用し復旧する。 ウ 共同利用施設の復旧について 北区植木町にあるJA鹿本南部選果場の柑橘選果機の内部品質セン サー等が損壊し、現在出荷ラインが停止している。 JA鹿本・県と連携し、強い農業づくり交付金(国庫補助事業)を活 用し早期の復旧を図り、安定的な共同出荷体制の構築を目指す。 エ 土地改良施設の復旧について 建屋の全壊、半壊等の被害が発生したポンプ小屋や破損した用排水施 設等については、農地・農業用施設災害復旧事業や地域の各活動組織に よる多面的機能支払事業等の活用により復旧する。

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5 防災・減災のまちづくり

今回の本震では、有明海及び不知火海沿岸に津波注意報が発表され、高い建物 がほとんどない本市平坦沿岸部では、農協の野菜選果施設に多くの地域住民が殺 到し避難する事態となった。 このような状況に対応するため、地域農業の拠点施設である農協の集出荷施設 等を災害が発生した際は、地域の防災拠点として避難所や救援物資の保管場所と しての活用、農水産物等の支援物資の提供に関して、農協等と災害支援協定締結 するため協議を開始する。 また、集出荷施設等の共同利用施設が、農水産業利用に限定されることなく、 地域住民の生命を守る防災の拠点施設として有効利用されるよう、共同利用施設 の屋上部への津波避難所の設置や救援物資の保管庫の設置の施設改修、整備を行 う場合の支援策等の創設を国に要望する。

6 まとめ(おわりに)

本市の農水産業は、安全・安心で高品質な農水産物を全国各地に供給するとと もに、加工、流通、販売等の裾野の広い関連産業と相まって地域経済の活性化に 大きな役割を担っている。 また、農水産業の営みは、食料生産のみならず、国土や自然環境の保全、地下 水のかん養、集落機能の維持といった「多面的機能」の発揮を通じた市民の豊か な暮らしの実現にとっても極めて重要なものである。 被災した農水産業者の皆様が一日でも早く経営再開できるよう、そして震災復 興を契機として本市農水産業が抱える課題を克服し、本市農水産業のポテンシャ ルを最大限に引き出せるよう、熊本市を挙げて本計画を着実に実行する。

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【熊本地震及び豪雨からの復旧・復興に関する市の予算措置について】

(平成28年8月補正時点)

(Ⅰ)熊本地震被災公共施設等復旧経費 121,700 千円 1.漁港施設等災害復旧経費 【補正額】 4,700 千円 【主な内容】市が管理する漁港施設の補修工事 2.農業集落排水施設災害復旧経費 【補正額】 117,000 千円 【主な内容】被災した農業集落排水施設の復旧経費 (Ⅱ)熊本地震被災農漁業者支援経費 11,049,250 千円 1.経営体育成支援事業(国 1/2、県 2/10、市 2/10) 【補正額】 4,807,000 千円 【主な内容】被災した農業者の生産に必要な施設等の再建・修繕に対する助成 2.農業生産振興事業(国 1/2、県 1/10、市 1/10 他) 【補正額】 3,106,300 千円 【主な内容】被災した農業共同利用施設や卸売市場等の再建・修繕に対する助成 3.農業金融対策経費(県及び市定額) 【補正額】 1,400 千円 【主な内容】農業制度資金融資に対する利子補給及び保証料助成 4. 県営農地等災害復旧事業負担金 【補正額】 140,000 千円 【主な内容】県が行う農地及び農業用施設の災害復旧事業に係る負担金 5.農地等災害復旧経費(※農地:国 50% 農業用施設:国 65%) ※激甚災害指定により国庫補助が嵩上げされるが、嵩上げ率は未定。 【補正額】 2,567,000 千円 【主な内容】農地及び農業用施設の災害復旧工事経費

参考資料

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22 6.単独災害復旧事業 【補正額】 373,000 千円 【主な内容】農地及び農業用施設の災害復旧工事経費(補助災害以外) 7.ノリ養殖経営再開支援経費(国 1/2、県 2/10、市 2/10) 【補正額】 5,000 千円 【主な内容】ノリ自動乾燥機の点検、整備等に係る支援に対する負担金 8.水産生産振興事業(国 1/2、県 1/10、市 1/10) 【補正額】 36,400 千円 【主な内容】被災した漁業共同利用施設の再建に対する助成 9.漁業生産支援経費(国 70%、県 15%、市 15%) 【補正額】 3,150 千円 【主な内容】漁場生産力回復のために各活動団体が行う堆積物除去等に係る支援に対する 負担金 10.県営漁場災害復旧事業負担金(市負担割合 1/10) 【補正額】 10,000 千円 【主な内容】白川河口域の干潟漁場の復旧のため県が行う工事に対する負担金 (Ⅲ)豪雨災害復旧経費 260,500 千円 1.農地等災害復旧経費(※農地:国 50% 農業用施設:国 65%) ※激甚災害指定により国庫補助が嵩上げされるが、嵩上げ率は未定。 【補正額】 116,000 千円 【主な内容】農地及び農業用施設の災害復旧工事経費 2.単独災害復旧事業 【補正額】 137,000 千円 【主な内容】農地及び農業用施設の災害復旧工事経費(補助災害以外) 3.漁港流竹木等の撤去工事経費 【補正額】 7,500 千円 【主な内容】市の管理する漁港内の流竹木等の撤去工事経費

参照

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