岐阜県国民健康保険団体連合会
介護保険課
※本資料は平成27年2月10日「介護保険事務処理システム変更に係る参考資料」 より作成しています。今後、資料内容が変更になる可能性があります。
1.介護給付費等の請求方法について
・厚生労働省の平成26年8月15日老発0815第2号にて介護給付請求に関する省令の一部改正が通知されました。 ・主な改正内容 ①ISDN回線による請求は、平成30年3月31日まで ②支給限度額管理が不要なサービス一種類のみを行っている場合等、一定の類型に該当する事業所等について、引き続き書面によ る請求を行う場合は、平成29年度末までに本会に届出が必要 ③その他例外として紙請求が可能となる事業所は、下記に該当しかつ、平成29年度末までに免除届(届出の内容を確認できる資 料を添付)を提出した事業所のみ。 ・常勤の介護職員その他の従業者の年齢が平成30年3月31日において、いずれも65歳以上である事業所 ・インターネット回線等の障害発生時 ・パソコン等の導入作業中 ・改築工事または臨時施設にて請求をしている場合 ・事業の廃止又は休止に関する計画を定めている場合 ・その他困難な事情がある場合 ※本会へ提出する免除届については、平成29年度に入ってから提示予定。平成30年4月より、
原則、介護保険事業所はインターネット請求となります。
平成30年3月~4月にかけては、インターネット請求への切替で混雑する恐れがあります。 現在、紙・電子媒体・ISDN回線で請求されている事業所は、早期のインターネット請求 切替にご協力をお願いします。 ※インターネット請求への切替に関する留意事項等、関連資料は本会ホームページに掲載 12.平成27年1月難病法公費の追加について
難病の患者に対する医療等に関する法律(平成26年法律第50号)が平成27年1月 1日から施行されました。介護給付費及び公費負担医療等に関する費用等の請求につ いて、下記のとおり変更となりました。 ▼難病法公費の給付対象となるサービス ・訪問看護 ・介護予防訪問看護 ・医療機関の訪問リハビリテーション ・医療機関の介護予防訪問リハビリテーション ・居宅療養管理指導 ・介護予防居宅療養管理指導 ・介護療養施設サービス(食費・居住費は対象外) 様式第1号の公費請求欄に 54:難病法が追加3
公費の優先は、5番目です。 (注)51の特定疾患より優先
3.平成27年4月制度改正・報酬改定
平成27年1月時点では、平成27年4月からのサービスコード表は提示されていませんが、 平成27年4月介護報酬改定では、ほぼ全てのサービスで、単位数の変更や加算の追加・ 廃止等が予定されています。 平成27年4月分を請求する場合、サービスコード・単位数に注意して請求をお願いします。 連合会の審査では、請求単位数が本来の単位数より高いと返戻、低いとそのまま通りま すので、注意してください。①介護報酬改定
○制度改正の主な内容・介護予防・日常生活支援総合事業(新総合事業)の創設
・サービス付き高齢者向け住宅への住所地特例の適用
・一定以上の所得のある利用者の自己負担を引き上げ
・低所得の施設利用者の補足給付の要件に資産などを追加
・特別養護老人ホームの新規入所者を原則要介護3以上に限定
▼介護保険請求に関して留意すべき点①~⑦
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②介護予防・日常生活支援総合事業(新総合事業)の創設
○平成29年4月までに、すべての保険者で要支援に対する地域支援事業を開始 (27年,28年度は市町村の選択)
③地域区分の見直しについて
岐阜市内の 事業所 大垣市内の 事業所 岐阜市・大垣市以外 の事業所は変更なし 平成27年4月から地域区分の見直しが行われます。今 までは、岐阜県内すべての事業所は、地域区分「その他」で したが、27年度より、岐阜市内の事業所は6級地、大垣 市内の事業所は7級地と変更されますので、該当事業所は 請求に注意してください。 下記の表のとおり、サービス種類によって地域単価が変更 となります。7 平成27年4月より、住所地特例対象者が 地域密着型サービスを受給できることに伴い、 様式第2と様式第2の2が変更となります。 この欄が追加 になりました。 ※様式第二の二も 同様に変更 平成27年4月サービス提供分以降の 請求は、住所地特例対象者の請求有 無に関わらず、下記の対応となります。 ▼紙請求 新しい様式で請求を行います。 ▼媒体・伝送・インターネット 請求データ作成ソフトは、必ず制度改 正対応してください。
④介護給付費請求明細書(様式第2,2-2)の変更
住所地特例について 自宅 A町 B市 施設等 住所 B市 住民税 B市 行政サービス B市 介護保険の保険者 A町 介護保険料 A町 保険給付 A町 ▼住所地特例対象者が受給できる地域密着型(介護予防)サービス 定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護、(介護予防)認知症対応型通所介護、 (介護予防)小規模多機能居宅介護(短期利用型も含む)及び複合型サービス(短期利用型も含む) 介護保険証はA町のも のを持っている。 ▼住所地特例の対象となる施設 ①介護保険3施設 ②特定施設(地域密着型特定施設を除く) ・有料老人ホーム(27年4月よりサービス付高齢者向け住宅(賃貸借方式)を住所地特例の対象とする) ・軽費老人ホーム ③養護老人ホーム
住所地特例対象者の請求の記載例 9 住所地特例対象者に限り、住所地市町村の 指定を受けた地域密着型サービスを利用できる ことになります。 これに伴い、給付費明細欄に、住所地特例対 象者用の給付費明細欄が追加されますので、地 域密着型サービスを受給する場合、サービスコー ド等は、この欄に記載することとなります。 また、従来の給付費明細欄にはない、「施設所 在保険者番号」の記載が必要となりますので、ご 注意ください。 ※住所地特例対象者であっても、対象サービス でない場合は、通常どおり給付費明細欄に記入 して、請求を行ってください。
⑤給付管理票の変更
平成27年4月より、介護予防・日常生活支援総合事業(新総合事業)が創設されることに伴い、給付管理票が下記 の通り変更となります。 平成27年4月サービス提供分以降の 給付管理票の提出について ▼紙請求 新総合事業の有無に関わらず、すべ ての事業所において、新様式で給付 管理票を作成してください。 ▼媒体・伝送・インターネット すべての保険者において、29年度末 までに新総合事業への移行が行われ るため、ソフト改修(国保中央会伝送通信ソフ トはVer.7で対応)が必要となります。11
⑥給付率2割について
平成27年8月に一定以上所得者の利用者負担の見直しが施行され、自己負担2割の 被保険者の請求が発生する。 (対象者) ・2割負担となるのは基準以上の所得を有する本人のみ(同一世帯に他に介護を利用す る方がいても、その方自身の所得が基準以上でなければ、その方は2割負担とはならない。) ・基準以上の所得を有する本人であっても、第2号被保険者は対象とならないが、65歳と なった月の翌月以降から対象となる。 (負担割合証の発行) ・従来の1割負担の者も含め、認定者全員に負担割合証を交付。 ・有効期間は、初年度は平成27年8月1日~平成28年7月31日までとなる。平成27年8月サービス提供分以降の請求においては、必ず介護保険の
負担割合を確認の上、ご請求お願いします。
※誤った負担割合に基づく請求が行われた場合には、負担割合不一致により請求がエラー となります。給付率2割の請求明細書記載例 平成27年8月分の請求から、2割負 担対象者の請求が発生します。 ▼紙請求 右記記載例を参考に請求してください。 ▼媒体・伝送・インターネット 2割負担対象者の請求データが作成 できるよう、請求ソフトの対応をしてく ださい。 すべてのサービスが2割となります。 但し、給付制限受給者は7割、減免対象者 は10割のままです。