カンターラ・イニシアティブ・セミナー2011
National Strategy for Trusted Identities
in Cyberspace (NSTIC)
概説
2010年6月3日
株式会社野村総合研究所
DIソリューション事業部
山崎 崇生
〒100-0005
NSTIC??
NSTIC = ゼロパスワード認証??
NSTIC = 国がICカードを発行して国民全員に使わせる??
NSTIC = 対テロ対策として、国が情報を一元管理??
NSTIC??
NSTIC = ゼロパスワード認証??
NSTIC = 国がICカードを発行して国民全員に使わせる??
NSTIC = 対テロ対策として、国が情報を一元管理??
目次
1.
Big DataとPersonal Data
2.
トラストとは?
3.
トラストフレームワークとは?
4.
NSTICとは?
5.
NSTICで実現できること
6.
米国以外の動向、関連標準の動向
7.
(ご参考) 次世代OpenID:OpenID Connectについて
Big Data?
McKinsey Global Institute
野村総合研究所 シニアフェロー 村上輝康
“
….
大規模データ処理の世界が今、クラウドコンピューティングの普及とともに
Big Data
として新たな光を当てられよう
としている。その引き金となっているのは、突如出現した、ソシアルメディアのグローバルプラットフォーム上で、高機能
携帯端末を駆使する利用形態の急成長によって生み出される
Big Data
である。
…
期待されるのは
…
公的な大規模
データの利活用の分野である。この分野には、医療分野における
PHR
(パーソナル・ヘルスレコード)や、自動車のプ
ローブ情報や信号情報等を統合する都市交通制御、携帯電話事業におけるモバイル空間統計等、利用可能になれ
ば大きな社会的効用を生み出しそうな公的な情報が多々存在する。この分野の
Big Data
の問題は、複雑な利害関係
ダボス会議(World Economic Forum)
“パーソナルデータ再考”プロジェクト
“Personal data is the newoil of the Internet
and the new currency of the digital world.”
最近、ID連携を必要とするサービスが増えてきた
Google、Yahoo、Facebook、Twitter、MixiなどのIDでサービス
を連携させて、ログインしたりデータ連携させる機会の増加
認証連携(TwitterアカウントでTogetterにログイン)
データ連携(Twitterの情報をTogetterに取り込み)
ユーザ本人の同意
この仕組みをよりセキュリティが要求されるサービスにも利用できないか?
必要なのは「事業者の信頼性」、「データの信頼性」、「ユーザの信頼性」
Togetter
IDの管理面倒くさい!
外部のプラットフォー
ムサービスの情報を
活用したい!
API公開しておくか
ら、IDとデータを
使ってサービスどん
どん開発して!
サイバー犯罪は増加の一途
サイバー犯罪は年々増え続けており、市民・国家に与える負の影響も大
きくなっている
2009年の1年間で、インターネット犯罪相談センター(IC3)は336,655件の相談を受けており、1年前に比べて22.3%の増加。
全ての被害額を合計すると5.6億ドルとなっている。(2008年は2.6億ドル)
連邦議会調査サービスによると、2004年時点でサイバー犯罪による経済的ロスは460億ドルと試算されている。
Cyberspace Policy Reviewによると、2008年の知財やデータの窃盗による被害額は1兆ドルにも達すると述べられている。
毎年1,000万のアメリカ人がIdentity窃盗の被害にあっている
Identity Theftの回復(reputation)を行うには130時間かかるといわれている
サイバー犯罪の増加により、市民・民間企業のオンライン利用が萎縮
→オンラインの情報流通が減少
→オンライン経済が縮小
でも単純にオンライン利用を規制したら、もっと経済が萎縮してしまう・・・
必要なのは…
利用者がサービスを「
信頼
して」使える仕組み
事業者が利用者(または他の事業者)を
信頼
してサービスを
提供できる仕組み
この「仕組み」(
トラストフレームワーク
)を
国家レベルで、持続可能な形で実現するための戦略
NSTIC
従来のモデル
• 事業者同士が
個別に信頼関係
を結ぶ必要が
あるため、様々な課題が存在
• 信頼関係を結ぶ度に毎回事業者間の交渉が必
要となるため、コストと時間がかかる
• 結果的にスケーラビリティに限界がある(参加す
る事業者を爆発的に増やすことができない)
OITF(Open Identity Trust Framework)モデル
• ポリシー立案者(Policymaker)
の認定をうけた
「信頼フレームワーク提供
者(Trust Framework Provider; TFP)」
が、各事業者を認定するモデル
• 事業者はTFPの認定のみを受けるだけで済むようになり、コストと時間が大幅
に短縮され、その結果スケーラビリティが向上する
• ポリシー立案者は複数のTFPを認定することで、TFP同士の競争を発生させ、
市場原理によるサービス向上が期待できる
• OIXはこのTFP業務を行う企業・団体のひとつとなる
• 独占的なものではなく、他にも「カンターラ・イニシアチブ」等のTFP団体がある
※ 図は OIXのWebサイトより引用
ポリシー立案者
U.S. GSA ICAM
ID受入サイト