日本情報処理検定協会主催
情報処理技能
検定試験
（表計算）
ワンポイント
２級
（ Microsoft Excel 2010 対応）
２０１４年４月
日本情報処理検定協会
情報処理技能検定試験 表計算 ワンポイント ２級 -２-●練習をはじめる前に ... ３ 試験前にすること ... ４ ■受験番号・名前の入力 ... ４ 試験本番 ... ４ ■注意すること ... ４ 試験後にすること ... ４ ■解答の印刷 ... ４ 練習問題 ... ５ 処理手順 ... ６ ■日付・時間の計算 ... ６ ■表検索：ＶＬＯＯＫＵＰ ... ６ ■論理関数：ＡＮＤ関数、ＯＲ関数 ... １０ ■セル証明（セルの文字列化）の手順 ... １２ ■グラフの作成 ... １４ ■グラフの作成（円グラフ） ... １５
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その他、本書に登場する製品名は、一般に各開発メーカーの商標および登録商標です。 本文中には、™、®マークは明記しておりません。
情報処理技能検定試験 表計算 ワンポイント ２級
-３-表計算２級 ワンポイント
●練習をはじめる前に
＜出力形式＞のような表を作成する際、入力するデータ。 このような表を作成します。 ＜入力データ＞を基にデータを入力し、処理条件に従って、 関数の挿入や計算式を入力し、表を完成させます。 ★表題や見出し、名前などの文字間の空白の有無は問い ません。 見出しは中央揃え 表題は表の中央 情報処理技能検定試験(表計算）についての注意事項や作成手順などを紹介します。ここで紹介する手順は Microsoft Excel 2010 を基に説明しています。その他のソフトをご使用の場合は、各マニュアル等をごらんください。 文字は左揃え 数字は右揃え ３桁ごとにコンマをつける 作成する表に、＜入力データ＞を項目ごと にそのまま入力します。 この問題のように出力形式１のような表を２つ 作成する場合は、入力データも２つに分かれ ているので、それぞれ入力しましょう。 参照するデータ。情報処理技能検定試験 表計算 ワンポイント ２級
-４-試験前にすること
■受験番号・名前の入力
Ａ１セルもしくはヘッダーに受験番号と名前を入力しましょう。試験本番
■注意すること
★ページ設定および印刷プレビューでの確認は、試験時間内に行います。 ★項目ごとの表示形式を統一しましょう。 例） ★合計行などの上にある空白行の有無は問いません。 ２行以上空いている場合は減点となりますので注意しましょう。 また、行を空けると並べ替えをするセル範囲が自動的に認識されるので、セル範囲を手動で選択する手間が省けます。 例） 行を空けずに[ホーム]タブの編集項目の[並べ替えとフィルター]から[降順]（または[昇順]）をクリックした場合試験後にすること
■解答の印刷
解答の印刷は試験時間後に行います。試験監督の指示に従ってください。 ※印刷が２ページにわたっていてもかまいませんが、ひとつの表が２ページにわたっている場合は減点となります ので気をつけましょう。また、使用したテーブルも必ず印刷してください。（テーブルの表の形式は問いません） ※縮小印刷する場合は、文字・数値が小さくなりすぎないよう気をつけましょう。 このセルのみ桁が揃っていない場合の修正手順例 ①[ホーム]タブの[桁区切りスタイル]をクリックします。 ②[小数点表示桁上げ]をクリックします。 上記の手順で、他のセルと同じ表示形式になります。 ① ② この空白行の有無は問いません。 合計行まで並べ替えされてしまいます。情報処理技能検定試験 表計算 ワンポイント ２級
-５-練習問題
情報処
処理
■
経 実 ＜■表
指 ※ 実 ＜ 処理技能検定試 日付項目を直=D
理手順
日付・時間
経過した日数 実際の問題を ＜処理条件＞ ２．日数＝表検索：Ｖ
指定された範 ※処理条件に 実際の問題を ＜処理条件＞ ８．出張手 給料総支給=V
※範囲は必 「帰着日」の 試験 表計算 ワ 直接指定してD3-C3+1
間の計算
数を算出する場 を解いてみま ＞ ＝帰着日－出発ＶＬＯＯＫＵ
範囲の左端の列 に「表検索し 「参照し、求 を解いてみま ＞ 手当・販売手 給額一覧表のVLOOKU
必ず絶対参照 のセルを指定 ワンポイント て計算ができま1
場合は、その しょう。 発日＋1ＵＰ
列で特定の値 なさい」とあ 求めなさい」 しょう。 当は、出張販 出張手当を出UP(A17,$
照（＄）にします 「出発日」 検索値 ２級 ます。 のまま計算式 値を検索し、 ある場合は、 とある場合 販売諸手当一 出張販売諸手$A$3:$I$
す。 」のセルを指定 範囲 -６-式で求めるこ 目的のデー VLOOKUP 関数 合は、VLOOKU 一覧表を表検 手当一覧表か10,6) と
定 指定範囲内 とができます ータ列位置から 数など表検索 UP 関数以外の 検索しなさい。 から表検索する なります。日付の
指定した 「"」で囲 例．検定
＜処理 日数 =" 内での目的のデ す。 らセルの値を 索の関数を使 の関数を使用 。 るので、の指定につい
た日から経過 むことにより日定のポイント
理条件＞ 数＝2014/12 2014/12/20 データの列位置 を求めます。 使用してくだ 用してもかまいて
過した日数を算 日付の計算がト
2/20－預入日 0"-D3 「預入日」の 置 さい。 いません。 算出する場合 ができます。 日 のセルを指定 合は、情報処 ＩＦ ＜ ☆ 処理技能検定試 Ｆ関数とＶＬＯ ＜処理条件＞ 10．評価は ☆判定文のつ 判定結果か 検索値のセ VLOOKUP の列を縦方 になる項目 ましょう。 検索値を 必要なデ する。 試験 表計算 ワ ＯＯＫＵＰ関数 ＞ は＜評価表＞ つくり方☆ から考えてみま 出 セル 関数は、検索 方向に検索し 目が一番左端 目印にして ータを検索 出 満 そ ワンポイント 数を組み合わせ を参照し、求 ましょう。 出張手当の列： 索する範囲の します。検索の 端になるよう設 出張手当が 5 満たしている 出 販 それ以外 ２級 せてみよう 求めなさい。 ：左端から６列 の左端 の目印 設定し
検
検 検 50,000 未満 出張手当が 5 販売手当が 6 -７-検索する範囲 列検索値の設
検索値の設定 検索範囲内の 満で、販売手当 50,000 以上 60,000 未満 ※検索方法 0：完全に 0 以外ま 囲 ※絶対参照設定について
定は、必ず作成 のセルに設定 当の条件を 上の場合 満の場合 法 に一致する値を検 たは省略：検索 照て
成表のセルに 定してしまうと、 検索 索値未満の最大値 に設定してくだ 正しく検索さ検定の
Ｃ
（１）Ａ Ｂ
Ｃ
（２） 値 ださい。 されません。のポイント
情報処 こ ① ② 処理技能検定試 ＜評価表
=
これまでの内容 ①まず、販売 ②IF 関数を挿 まず、販売 で考えると なります。 この表を VLOOKUP ます。 試験 表計算 ワ 表＞を基に I=IF(G17<
容を踏まえて、 売手当の評価 挿入し、論理＝I
売手当の条件 と右の表のよ テーブルとし P 関数を完成 論 ワンポイント IF 関数と VL<50000,V
、評価を求めま を求めるため 理式に出張手IF（出張手
件のみ ように して、 成させ 論理式 ２級 OOKUP 関数をVLOOKU
ましょう。 めのテーブル 当が 50,000 80,000 以 60,000 以手当＜500
1 以上 60,000 以上 80,000 以上 となるように -８-を組み合わせUP(H17,$
ルを作成しま 未満と設定 以上 以上 80,000 60,000000,VLOO
真の場合 上 60,000 未満 上 80,000 未満 上はＡ にテーブルを作 せて評価を導N$25:$O
す。 します。 【比較演算 Ａ 未満 Ｂ 0 未満 Ｃ（ 単価が 1 単価が 1 （100 よ 単価が 1 （100 よ 単価が 1 単価が 1 単価が 1OKUP 関数
満はＣ 満はＢ 作成します。 く場合O$27,2),"
算子】 Ａ Ｂ （２） 条件文 00 00 より小さい り少ない・100 00 より大きい り多い・100 を 00 以下 00 以上 00 以外数,Ｃ（１））
販売 満た 販売 満た 偽の注意
検索 いる場 んで がで検
Ｃ")
とな 文 い 0 未満・より前 い を超える） 売手当の条件 たす 売手当の条件 たさない の場合意点
索方法が０以外 場合、検索す でいないと正 できません。検定のポイ
ります。 設定 単価 = 前） 単価 < 単価 > 単価 < 単価 > 単価 < 件を 件を 外または省略 する値が昇順 しい値を返すント
定例 = 100 < 100 > 100 <= 100 >= 100 <> 100 略されて 順に並 すこと情報処 ③ ④ ⑤ ⑥ 処理技能検定試 ③真の場合に ④①で作成し ⑤数式バーの ⑥このように 試験 表計算 ワ に VLOOKUP 関数 したテーブル の IF の部分を に＜評価表＞ 左 ワンポイント 数を挿入しま を基に、販売 をクリックし、IF に基づく評価 左端から２列 販 ２級 ます。 売手当の評価 F 関数のダイア 価が求められ 列目 販売手当：検索 -９-価を求めます アログボックス れました。 索値 検索範囲 ※ す。 スの、偽の場合 ※絶対参照 合にそれ以外外の場合の“ＣＣ”と入力しますす。
情報処理技能検定試験 表計算 ワンポイント ２級
-１０-■論理関数：ＡＮＤ関数、ＯＲ関数
複数条件を設定する場合に使用する関数です。多くの場合、IF 関数と組み合わせて使用します。 実際の問題を解いてみましょう。 ＜処理条件＞ 12．判定は＜判定表＞を参照し、求めなさい。 ＜判定表＞を基にＩＦ関数にＡＮＤ関数・ＯＲ関数を組み合わせて判定を導くので、=IF(AND(F17>=$F$27,G17>=$G$27),"Ｘ",IF(OR(F17>=$F$27,G17>=$G$27),"Ｙ","Ｚ"))
となります この式を分解して見てみましょう。 a 扶養手当と出張手当の両方ともそれぞれの平均以上の場合なので、AND 関数を使います。=IF(AND(F17>=$F$27,G17>=$G$27),"Ｘ"
b 扶養手当と出張手当のいずれかがそれぞれの平均以上の場合なので、OR 関数を使います。, IF(OR(F17>=$F$27,G17>=$G$27),"Ｙ","Ｚ")
出張手当が出張手当の平均以上 扶養手当が扶養手当の平均以上 ＡＮＤ ＯＲＸ
の場合の判定 扶養手当が扶養手当の平均以上 出張手当が出張手当の平均以上 の場合の判定Ｙ
それ以外の判定Ｚ
a b ＡＮＤについて 四角かつ黒色 四角という要素と、 黒色という要素を 両方持っているもの。 ＡＮＤ ＯＲについて 四角または黒色 四角 黒色どちらかの 要素を持っているか、 両方の要素を持っている もの。 ＯＲ ※扶養手当の平均、出張手当の平均は絶対参照($)にします。 ※扶養手当の平均、出張手当の平均は絶対参照($)にします。情報処理技能検定試験 表計算 ワンポイント ２級 -１１-①IF 関数を挿入し、論理式と真の場合を入力します。 ②①で挿入した IF 関数の偽の場合に、さらに IF 関数を挿入します。 ③IF 関数を挿入し、それぞれ入力します。 論理式：条件が両方とも満たされている 扶養手当 出張手当 論理式：条件のいずれかが満たされている 論理式が真の場合 論理式が偽の場合 論理式が真の場合 扶養手当の平均 出張手当の平均
情報処 ④
■セ
２ 実 ＜ ① ② 処理技能検定試 ④このようにセル証明（
２級では、処 実際の問題を ＜処理条件＞ 15．給料総 ①出張手当列 ② #N/A のよ 試験 表計算 ワ に＜判定表＞（セルの文
処理条件で指示 を解いてみま ＞ 総支給額一覧表 列データの最後 ようにエラー ワンポイント に基づく判定文字列化）の
示のあったセ しょう。 表の出張手当 後のセルをコ メッセージが ２級 定が求められの手順
セルの数式を 当と判定のセ コピーし、同 が表示される -１２-れました。 を文字列化し セル証明をし 同じ列の下に るが、そのま し、表示させま しなさい。 貼り付けます ま数式バーに ます。 す。 にカーソルを注意
コピ の下 てく 左側 に#R れる ※文 セ ま を移動します意点
ピーしたセル 下に貼り付け ください！ 側の列に貼り REF のように る場合があり 文字列化した セルの位置を ません。検
す。 ルは、必ず同 けて文字列化 付けると数 にエラー表示 ます。 たあとであれ を変えてもか検定のポイン
じ列 をし 式内 がさ ば、 まいント
情報処 ③ ④ ⑤ 処理技能検定試 ③“＝”の前 ④数式が文字 ⑤判定のセル
注意点
２か所のセル 同じ行でセル ★セル証明の検定の
試験 表計算 ワ 前にシングル 字列化され、表 ル証明も、上記 ル証明を行う ル証明を行う の文字位置（のポイント
ワンポイント コーテーショ 表示されます 記と同様の手 う際は、異な うと、下図の （左揃え、中央 重なってし ２級 ョン（ Shif す。 手順で数式を なる行で行い のように重な 央揃え、右揃え しまい、判断がで -１３-ft キー ＋ を表示させま いましょう。 なってしまう場 え）は問いませ できません。 ＋ ）を入 す。 場合がありま せん。 入力し、 En ますので、注文字列
文字列化 テーショ 入れても検定
nter キーで 注意しましょ列化について
化を行う際、シ ョンの代わりに も問題ありませ定のポイント
で確定します う。て
シングルコー にスペースを せん。ト
す。情報処理技能検定試験 表計算 ワンポイント ２級
-１４-■グラフの作成
実際の問題を解いてみましょう。 ＜処理条件＞ 16．給料総支給額一覧表の総支給額の値を社員名別の縦棒グラフにしなさい。 タイトルは“総支給額の比較”とし、凡例は“総支給額”とする。 この問題のように、離れたセルを基にグラフを作成する場合には、 Ctrl キーを使用して範囲選択します。 ① Ctrl キーを押しながら、セル範囲を選択します。 ②[挿入]タブの[縦棒]から[集合縦棒]を選択します。 ③グラフが挿入されたら、グラフタイトルを修正します。情報処理技能検定試験 表計算 ワンポイント ２級
-１５-■グラフの作成（円グラフ）
処理条件で、作成するグラフが円グラフ（％表示）だった場合の問題を解いてみましょう。 ＜処理条件＞ 給料総支給額一覧表の総支給額の値を社員名別の円グラフにしなさい。 タイトルは“総支給額の構成比”、凡例は社員名とし、％の小数第１位までの表示とする。 ①セル範囲を選択後、[挿入]タブの[円]から[円]を選択します。 ②[レイアウト]タブの[データラベル]から[その他のデータラベルオプション]を選択します。 ③データラベルの書式設定ダイアログボックスが表示されるので、問題文に従って表示の設定をします。 ＜ラベルオプション＞ ＜表示形式＞情報処理技能検定試験 表計算 ワンポイント ２級 -１６-④グラフタイトルを入力し、完成です。
