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平成 28 年度農林水産業 食品産業科学技術研究推進事業 平成 29 年 1 月版 コムギなまぐさ黒穂病 Q & A 北海道農政部生産振興局技術普及課 北海道病害虫防除所 北海道立総合研究機構農業研究本部

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(1)

平成29年1月

発行

北海道農政部技術普及課

平成28年度 農林水産業・ 食品産業科学技術研究推進事業

北海道農政部生産振興局技術普及課

北海道病害虫防除所

北海道立総合研究機構農業研究本部

コムギなまぐさ黒穂病

Q

&

A

平成29年1月版

(2)

発 行 に あ た っ て

 コムギなまぐさ黒穂病は、道内では古くから確認されていました が、戦後は発生記録がほとんどありませんでした。  しかしながら、平成18年から一部地域で発生が確認され、平成 28年には、1千ヘクタールを超える発生が確認されました。  本病は、いわゆるカビによる病気のひとつであり、小麦に感染する と生育が停滞するとともに、生臭い異臭を放つことから、乾燥調製施 設などに混入すると、異臭によって健全な小麦にも被害が拡大する 可能性が懸念されています。  本病の発生とまん延を防止するため、種子消毒や適期は種、適正な 輪作体系の実施、排水対策といった基本技術の励行による防除対策 の徹底を指導しておりますが、これまで大規模な発生が確認され なかったこともあり、詳細な生態が明らかではなく、感染も穂が出た 後でなければ確認できないなど、防除対策が難しい病気であります。  このため、発生要因の分析や原因菌の生態解明を進めております が、現時点における本病に関する情報をQ&Aとして取りまとめ ましたので、生産現場において、本病の発生及びまん延防止に向けて ご活用ください。

(3)

01 02

目 次 1

13 土壌における病原菌の密度を測る方法はありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 14 発生ほ場での小麦作付けは、何年休めば良いのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 15 発生ほ場を水田に戻すと病原菌はなくなりますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 16 発病した小麦をすき込んだ場合は、土壌中の病原菌は増えますか?・・・・・・・・・・・・・・・・12 17 発病穂をすき込み処理する場合と焼却処理する場合では、どちらの方法 が土壌の汚染が少ないのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 18 発生ほ場の小麦は、どのようにすき込めばよいですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 19 発生ほ場ですき込んだ後に、野良ばえした小麦は感染源になりますか?・・・・・・・・・13 20 発病が疑われる小麦を発見した場合、どこに連絡すれば良いのですか?・・・・・・・・・14

病 気 が 発 生 し た ら

北海道内では、過去の発生記録はありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・07 近年、各地で発生したのはどうしてですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・08 病原菌にはどんな特徴がありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・08 感染経路や小麦の体内に侵入するのはいつの時期ですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・09 種子伝染と土壌伝染では、どちらのリスクが高いですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・09 病原菌が土壌中で増殖することはありますか? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 10 発生ほ場内で発病が見られなかった場所にも、病原菌はいますか?・・・・・・・・・・・・・・・・10

発 生 と 感 染 経 路

11 とうもろこしで黒穂病が発生している場合がありますが、コムギなまぐさ 黒穂病とは関係がありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 12 春まき小麦では、コムギなまぐさ黒穂病は発病するのですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

他 の 作 物 と の 関 係

1 コムギなまぐさ黒穂病は、どのような病気ですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・03 発病した穂はどのような症状になりますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・05 コムギなまぐさ黒穂病にかかるとどんな影響がありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・07

病 気 に つ い て

目 次 2

31 種子ほ場の審査基準では、黒穂病などの種子伝染性病虫害は発生して いないこと、 と明記されていますが、抜き取りが行われた場合、どのよう に扱われますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

採 種 ほ 場 に つ い て

23 発生ほ場の麦稈を原料とした堆肥は、伝染源となりますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 24 7年以上牧草を栽培した後や、水田からの転作1年目ほ場の秋まき小麦に おいて、発病が確認された事例がありますが、原因は何ですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 25 品種によって発病の違いはありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16

堆 肥・品 種 に つ い て

26 コムギなまぐさ黒穂病に登録のある薬剤はありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 27 防除効果が高いとされる、秋期の茎葉散布する適期はいつ頃ですか?・・・・・・・・・・・・・18 28 茎葉散布剤に除草剤の混用や近接散布は可能でしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 29 異なる2剤を用いて種子消毒を行っても発病したのですが、今後どのよう に対策すれば良いのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 30 新たな薬剤試験を行っていますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

防 除 に つ い て

21 小麦の乾燥調製施設での受け入れ段階で、発病粒の有無を調べることは できますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 22 どれくらいの割合で発病粒が混入すると異臭麦となるのでしょうか?・・・・・・・・・・・14

生 産 物 に つ い て

(4)

01 02

目 次 1

13 土壌における病原菌の密度を測る方法はありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 14 発生ほ場での小麦作付けは、何年休めば良いのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 15 発生ほ場を水田に戻すと病原菌はなくなりますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 16 発病した小麦をすき込んだ場合は、土壌中の病原菌は増えますか?・・・・・・・・・・・・・・・・12 17 発病穂をすき込み処理する場合と焼却処理する場合では、どちらの方法 が土壌の汚染が少ないのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 18 発生ほ場の小麦は、どのようにすき込めばよいですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 19 発生ほ場ですき込んだ後に、野良ばえした小麦は感染源になりますか?・・・・・・・・・13 20 発病が疑われる小麦を発見した場合、どこに連絡すれば良いのですか?・・・・・・・・・14

病 気 が 発 生 し た ら

北海道内では、過去の発生記録はありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・07 近年、各地で発生したのはどうしてですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・08 病原菌にはどんな特徴がありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・08 感染経路や小麦の体内に侵入するのはいつの時期ですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・09 種子伝染と土壌伝染では、どちらのリスクが高いですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・09 病原菌が土壌中で増殖することはありますか? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 10 発生ほ場内で発病が見られなかった場所にも、病原菌はいますか?・・・・・・・・・・・・・・・・10

発 生 と 感 染 経 路

11 とうもろこしで黒穂病が発生している場合がありますが、コムギなまぐさ 黒穂病とは関係がありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 12 春まき小麦では、コムギなまぐさ黒穂病は発病するのですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

他 の 作 物 と の 関 係

1 コムギなまぐさ黒穂病は、どのような病気ですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・03 発病した穂はどのような症状になりますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・05 コムギなまぐさ黒穂病にかかるとどんな影響がありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・07

病 気 に つ い て

目 次 2

31 種子ほ場の審査基準では、黒穂病などの種子伝染性病虫害は発生して いないこと、 と明記されていますが、抜き取りが行われた場合、どのよう に扱われますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

採 種 ほ 場 に つ い て

23 発生ほ場の麦稈を原料とした堆肥は、伝染源となりますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 24 7年以上牧草を栽培した後や、水田からの転作1年目ほ場の秋まき小麦に おいて、発病が確認された事例がありますが、原因は何ですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 25 品種によって発病の違いはありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16

堆 肥・品 種 に つ い て

26 コムギなまぐさ黒穂病に登録のある薬剤はありますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 27 防除効果が高いとされる、秋期の茎葉散布する適期はいつ頃ですか?・・・・・・・・・・・・・18 28 茎葉散布剤に除草剤の混用や近接散布は可能でしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 29 異なる2剤を用いて種子消毒を行っても発病したのですが、今後どのよう に対策すれば良いのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 30 新たな薬剤試験を行っていますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

防 除 に つ い て

21 小麦の乾燥調製施設での受け入れ段階で、発病粒の有無を調べることは できますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 22 どれくらいの割合で発病粒が混入すると異臭麦となるのでしょうか?・・・・・・・・・・・14

生 産 物 に つ い て

(5)

03 04

出穂期以降にわかるようになります。草丈が短くなります。

Q.1

A.1

コムギなまぐさ黒穂病は、どのような病気ですか?

■国内では、小麦以外での感染、発病は確認されていません。 ■出穂するまでは、外観からこの病気の症状は確認できません。 ■小麦の出穂期以降、発病穂は健全穂に比較して草丈がやや短くなる  傾向になります。

な ま ぐ さ 黒 穂 病 発 見 の ポ イ ン ト

出穂期のなまぐさ黒穂病の症状(きたほなみ)       内は発病穂

収穫前の小麦の様子。

矢印が発病している穂。

発病した穂が混在しています。

一つの株でも、健全な穂と

健全穂

内は健全穂

収穫前の小麦ほ場の様子

内は

発病穂    

発病穂

03 04

出穂期以降にわかるようになります。草丈が短くなります。

Q.1

A.1

コムギなまぐさ黒穂病は、どのような病気ですか?

■国内では、小麦以外での感染、発病は確認されていません。 ■出穂するまでは、外観からこの病気の症状は確認できません。 ■小麦の出穂期以降、発病穂は健全穂に比較して草丈がやや短くなる  傾向になります。

な ま ぐ さ 黒 穂 病 発 見 の ポ イ ン ト

出穂期のなまぐさ黒穂病の症状(きたほなみ)       内は発病穂

収穫前の小麦の様子。

矢印が発病している穂。

発病した穂が混在しています。

一つの株でも、健全な穂と

健全穂

内は健全穂

収穫前の小麦ほ場の様子

内は

発病穂    

発病穂

(6)

03 04

出穂期以降にわかるようになります。草丈が短くなります。

Q.1

A.1

コムギなまぐさ黒穂病は、どのような病気ですか?

■国内では、小麦以外での感染、発病は確認されていません。 ■出穂するまでは、外観からこの病気の症状は確認できません。 ■小麦の出穂期以降、発病穂は健全穂に比較して草丈がやや短くなる  傾向になります。

な ま ぐ さ 黒 穂 病 発 見 の ポ イ ン ト

出穂期のなまぐさ黒穂病の症状(きたほなみ)       内は発病穂

収穫前の小麦の様子。

矢印が発病している穂。

発病した穂が混在しています。

一つの株でも、健全な穂と

健全穂

内は健全穂

収穫前の小麦ほ場の様子

内は

発病穂    

発病穂

03 04

出穂期以降にわかるようになります。草丈が短くなります。

Q.1

A.1

コムギなまぐさ黒穂病は、どのような病気ですか?

■国内では、小麦以外での感染、発病は確認されていません。 ■出穂するまでは、外観からこの病気の症状は確認できません。 ■小麦の出穂期以降、発病穂は健全穂に比較して草丈がやや短くなる  傾向になります。

な ま ぐ さ 黒 穂 病 発 見 の ポ イ ン ト

出穂期のなまぐさ黒穂病の症状(きたほなみ)       内は発病穂

収穫前の小麦の様子。

矢印が発病している穂。

発病した穂が混在しています。

一つの株でも、健全な穂と

健全穂

内は健全穂

収穫前の小麦ほ場の様子

内は

発病穂    

発病穂

(7)

05 06

穂の形が健全な穂と異なりいびつになります。

Q.2

A.2

発病した穂はどのような症状になりますか?

■小麦の乳熟後期頃から子房が茶褐色の粉状物(厚膜胞子)で満た  され、小花が膨れるため、小穂の並びが乱れる(穂の外観がいびつ  になる)傾向になります。 ■小麦の登熟が進むにつれ、病穂はやや暗緑色から茶褐色を帯びて  きますが、 外皮(頴)は破れにくいので裸黒穂病のような胞子の  露出と拡散はほとんどありません。 上:健全子実、 下:発病した子実(乳熟後期) 発病した小麦の子実は厚膜胞子が充満して、 濃い緑色で丸くなります。 同じ時期の健全な小麦の子実は細長いです。 *厚膜胞子:厚い膜で覆われ耐久性を持つようになったカビの胞子 *こうまくほうし

健 全 な 穂

発 病 し た 穂

小麦の穂 小穂 小花 (麦の粒が入る部分)

発病した子実は成熟期頃には褐色になります。

健全な穂

参考:裸黒穂病

左:なまぐさ黒穂病 右:裸黒穂病

発病した穂

いびつな穂の中に、

黒い粉がつまった

子実が入っていたら

要 注 意 !

(8)

05 06

穂の形が健全な穂と異なりいびつになります。

Q.2

A.2

発病した穂はどのような症状になりますか?

■小麦の乳熟後期頃から子房が茶褐色の粉状物(厚膜胞子)で満た  され、小花が膨れるため、小穂の並びが乱れる(穂の外観がいびつ  になる)傾向になります。 ■小麦の登熟が進むにつれ、病穂はやや暗緑色から茶褐色を帯びて  きますが、 外皮(頴)は破れにくいので裸黒穂病のような胞子の  露出と拡散はほとんどありません。 上:健全子実、 下:発病した子実(乳熟後期) 発病した小麦の子実は厚膜胞子が充満して、 濃い緑色で丸くなります。 同じ時期の健全な小麦の子実は細長いです。 *厚膜胞子:厚い膜で覆われ耐久性を持つようになったカビの胞子 *こうまくほうし

健 全 な 穂

発 病 し た 穂

小麦の穂 小穂 小花 (麦の粒が入る部分)

発病した子実は成熟期頃には褐色になります。

健全な穂

参考:裸黒穂病

左:なまぐさ黒穂病 右:裸黒穂病

発病した穂

いびつな穂の中に、

黒い粉がつまった

子実が入っていたら

要 注 意 !

(9)

07 08

A.5

■何らかの要因で発生条件が整ったため、各地で発病したものと  考えられますが、原因は不明です。 ■現在、防除方法などを試験研究しています。

A.6

■小麦にのみ寄生するカビの仲間です。死んだ植物残渣などでは、  増殖できません。 ■以下の2種類が北海道内で報告されていますが、近年の発生は  網なまぐさ黒穂病が主体です。

A.4

■北海道では、1900年前後や1920年に発生した記録があります。 ■その後、近年発生するまでは、ほとんど確認されていませんでした。

Q.3

A.3

コムギなまぐさ黒穂病にかかるとどんな影響が

ありますか?

■病穂内の茶褐色の粉状物(厚膜胞子)は、生臭い異臭を放ちます。 ■収穫作業でこの厚膜胞子が健全粒に付着するため、本病が発生する  と減収のみならず、異臭による収穫物全体の品質低下が起こります。 ■さらに、汚染された収穫物が乾燥調製施設に混入した場合、  施設全体が汚染されることとなり被害は拡大します。

健全な子実

発病した子実

詳しい

判別方法は

QRコード

●病原菌はこの形で土壌中で  休眠状態で生存しています。 ●厚膜胞子は、生きている小麦  の子実の中だけで作られます。 網なまぐさ黒穂病の厚膜胞子 菌糸が伸びてきたところの厚膜胞子 ●厚膜胞子から伸びてきた菌糸が  小麦に侵入することによって  感染が起こります。 小麦のなまぐさ黒穂病の特徴と見分け方

検 索

*50μm=0.05mm

Q.4

北海道内では、過去の発生記録はありますか?

Q.5

近年、各地で発生したのはどうしてですか?

Q.6

病原菌にはどんな特徴がありますか?

(10)

07 08

A.5

■何らかの要因で発生条件が整ったため、各地で発病したものと  考えられますが、原因は不明です。 ■現在、防除方法などを試験研究しています。

A.6

■小麦にのみ寄生するカビの仲間です。死んだ植物残渣などでは、  増殖できません。 ■以下の2種類が北海道内で報告されていますが、近年の発生は  網なまぐさ黒穂病が主体です。

A.4

■北海道では、1900年前後や1920年に発生した記録があります。 ■その後、近年発生するまでは、ほとんど確認されていませんでした。

Q.3

A.3

コムギなまぐさ黒穂病にかかるとどんな影響が

ありますか?

■病穂内の茶褐色の粉状物(厚膜胞子)は、生臭い異臭を放ちます。 ■収穫作業でこの厚膜胞子が健全粒に付着するため、本病が発生する  と減収のみならず、異臭による収穫物全体の品質低下が起こります。 ■さらに、汚染された収穫物が乾燥調製施設に混入した場合、  施設全体が汚染されることとなり被害は拡大します。

健全な子実

発病した子実

詳しい

判別方法は

QRコード

●病原菌はこの形で土壌中で  休眠状態で生存しています。 ●厚膜胞子は、生きている小麦  の子実の中だけで作られます。 網なまぐさ黒穂病の厚膜胞子 菌糸が伸びてきたところの厚膜胞子 ●厚膜胞子から伸びてきた菌糸が  小麦に侵入することによって  感染が起こります。 小麦のなまぐさ黒穂病の特徴と見分け方

検 索

*50μm=0.05mm

Q.4

北海道内では、過去の発生記録はありますか?

Q.5

近年、各地で発生したのはどうしてですか?

Q.6

病原菌にはどんな特徴がありますか?

(11)

09 10

Q.7

A.7

感染経路や小麦の体内に侵入するのはいつの時期

ですか?

■土壌伝染と種子伝染、2種類のパターンがあると考えられています。 ■小麦が発芽したあと、比較的早い段階(1~3葉期)で感染すると  されています。 ■その後、穂に症状が出るまでは、見かけ上では感染はわかりません。  また、同一株内のすべての穂が発病するとも限りません。

Q.8

A.8

種子伝染と土壌伝染では、どちらのリスクが高い

ですか?

■現時点においては、どちらのリスクが高いかは判断できません  ので、現在解明のための試験研究を行っています。

Q.9

A.9

病原菌が土壌中で増殖することはありますか?

■土壌中で病原菌が増殖することはありません。 ■なお、感染源となる厚膜胞子は小麦の穂の中でしか作られません。

Q.10

A.10

発生ほ場内で発病が見られなかった場所にも、

病原菌はいますか?

■発生ほ場の中で、未発生の場所から採取した土壌からも病原菌は  検出されています。

Q.11

A.11

とうもろこしで黒穂病が発生している場合があり

ますが、コムギなまぐさ黒穂病とは関係があり

ますか?

トウモロコシ黒穂病

コムギなまぐさ黒穂病

互いに 感染しません

感 染 経 路 の イ メ ー ジ 図

越冬 出穂 3葉期 出芽 ~ 厚膜胞子が 充満した子実 収穫作業等 による厚膜 胞子の飛散 収穫 汚染種子 発病穂や厚膜胞子が付着した麦稈 すき込まれ土壌中へ 土壌伝染・種子伝染 茎葉散布時期 生育初期に感染すると 考えられています 体内で菌が進展 発病がわかる ようになります (表面に厚膜胞子が付着した種子)

(12)

09 10

Q.7

A.7

感染経路や小麦の体内に侵入するのはいつの時期

ですか?

■土壌伝染と種子伝染、2種類のパターンがあると考えられています。 ■小麦が発芽したあと、比較的早い段階(1~3葉期)で感染すると  されています。 ■その後、穂に症状が出るまでは、見かけ上では感染はわかりません。  また、同一株内のすべての穂が発病するとも限りません。

Q.8

A.8

種子伝染と土壌伝染では、どちらのリスクが高い

ですか?

■現時点においては、どちらのリスクが高いかは判断できません  ので、現在解明のための試験研究を行っています。

Q.9

A.9

病原菌が土壌中で増殖することはありますか?

■土壌中で病原菌が増殖することはありません。 ■なお、感染源となる厚膜胞子は小麦の穂の中でしか作られません。

Q.10

A.10

発生ほ場内で発病が見られなかった場所にも、

病原菌はいますか?

■発生ほ場の中で、未発生の場所から採取した土壌からも病原菌は  検出されています。

Q.11

A.11

とうもろこしで黒穂病が発生している場合があり

ますが、コムギなまぐさ黒穂病とは関係があり

ますか?

トウモロコシ黒穂病

コムギなまぐさ黒穂病

互いに 感染しません

感 染 経 路 の イ メ ー ジ 図

越冬 出穂 3葉期 出芽 ~ 厚膜胞子が 充満した子実 収穫作業等 による厚膜 胞子の飛散 収穫 汚染種子 発病穂や厚膜胞子が付着した麦稈 すき込まれ土壌中へ 土壌伝染・種子伝染 茎葉散布時期 生育初期に感染すると 考えられています 体内で菌が進展 発病がわかる ようになります (表面に厚膜胞子が付着した種子)

(13)

11 12

Q.12

A.12

春まき小麦では、コムギなまぐさ黒穂病は発病

するのですか?

■道内では、初冬まき栽培を含め春まき小麦での発病は確認されて  いません。 ■海外では、発生事例が報告されていますので、今後、試験研究が  行われる予定です。

Q.14

A.14

発生ほ場での小麦作付けは、何年休めば良いので

しょうか?

■何年休めば良いかは解明できていません。適正輪作(3年以上)を  行ってください。

Q.13

A.13

土壌における病原菌の密度を測る方法はありますか?

■土壌における病原菌の厚膜胞子の密度を測る方法については、  現在、試験研究中です。 初冬まきのは種風景 雪解け直後の初冬まき小麦の様子

Q.15

A.15

発生ほ場を水田に戻すと病原菌はなくなりますか?

■道外では、水稲を作付けすることで、病原菌が減少したとする  研究事例が報告されています。

Q.16

A.16

発病した小麦をすき込んだ場合は、土壌中の病原

菌は増えますか?

■麦稈に付着した厚膜胞子は土壌中に残ることになりますが、  すき込んだ小麦から増えることはありません。 ■発病穂をすき込むと、土壌中に厚膜胞子が残ります。

Q.17

A.17

発病穂をすき込み処理する場合と焼却処理する

場合では、どちらの方法が土壌の汚染が少ないの

でしょうか?

■焼却処理は、廃掃法*により原則禁じられていますが、例外として、  農業等を営むためにやむを得ないものが認められています。  ただし、生活環境上の支障がある場合は、行政指導の対象となる  ことがあります。 ■焼却処理(特に立毛状態のまま焼却)の方が土壌への汚染は少ない  と考えられますが、焼却した穂でも焼け残っていた残さ物から  厚膜胞子が検出されているので、万全の対策ではありません。 ■発病穂のすき込み処理は、周囲の健全ほ場への伝染を防ぐ観点  から必要な対策となります。 水稲間作小麦栽培の様子 *廃棄物の処理及び清掃に関する法律。

(14)

11 12

Q.12

A.12

春まき小麦では、コムギなまぐさ黒穂病は発病

するのですか?

■道内では、初冬まき栽培を含め春まき小麦での発病は確認されて  いません。 ■海外では、発生事例が報告されていますので、今後、試験研究が  行われる予定です。

Q.14

A.14

発生ほ場での小麦作付けは、何年休めば良いので

しょうか?

■何年休めば良いかは解明できていません。適正輪作(3年以上)を  行ってください。

Q.13

A.13

土壌における病原菌の密度を測る方法はありますか?

■土壌における病原菌の厚膜胞子の密度を測る方法については、  現在、試験研究中です。 初冬まきのは種風景 雪解け直後の初冬まき小麦の様子

Q.15

A.15

発生ほ場を水田に戻すと病原菌はなくなりますか?

■道外では、水稲を作付けすることで、病原菌が減少したとする  研究事例が報告されています。

Q.16

A.16

発病した小麦をすき込んだ場合は、土壌中の病原

菌は増えますか?

■麦稈に付着した厚膜胞子は土壌中に残ることになりますが、  すき込んだ小麦から増えることはありません。 ■発病穂をすき込むと、土壌中に厚膜胞子が残ります。

Q.17

A.17

発病穂をすき込み処理する場合と焼却処理する

場合では、どちらの方法が土壌の汚染が少ないの

でしょうか?

■焼却処理は、廃掃法*により原則禁じられていますが、例外として、  農業等を営むためにやむを得ないものが認められています。  ただし、生活環境上の支障がある場合は、行政指導の対象となる  ことがあります。 ■焼却処理(特に立毛状態のまま焼却)の方が土壌への汚染は少ない  と考えられますが、焼却した穂でも焼け残っていた残さ物から  厚膜胞子が検出されているので、万全の対策ではありません。 ■発病穂のすき込み処理は、周囲の健全ほ場への伝染を防ぐ観点  から必要な対策となります。 水稲間作小麦栽培の様子 *廃棄物の処理及び清掃に関する法律。

(15)

14 13

Q.20

A.20

発病が疑われる小麦を発見した場合、どこに連絡

すれば良いのですか?

■まん延防止と発病粒の製品への混入を防止する観点から、所属の  農協や管轄の農業改良普及センターへの連絡にご理解とご協力を  お願いします。

Q.21

A.21

小麦の乾燥調製施設での受入段階で、発病粒の

有無を調べることはできますか?

■発病粒が粉砕されなければ調べることはできますが、収穫段階で  発病粒が粉砕されてしまうと困難です。

Q.22

A.22

どれくらいの割合で発病粒が混入すると異臭麦と

なるのでしょうか?

■発病粒の混入割合による異臭の程度については解明されていません。

Q.18

A.18

発生ほ場の小麦は、どのようにすき込めばよい

ですか?

■プラウ等で深く反転・すき込みを行ってください。

Q.19

A.19

発生ほ場ですき込んだ後に、野良ばえした小麦は

感染源になりますか?

■野良ばえした小麦が発病すると、出穂後に新たな厚膜胞子が作ら  れるため、 感染源になります。厚膜胞子を作る出穂前までに再度  すき込むか、除草剤などにより、適切な処理を行うことが重要です。 プラウ作業の様子 越冬前の除草剤散布の様子 発病粒が砕けると、健全な小麦にまぶされて、黒く見えます。

(16)

14 13

Q.20

A.20

発病が疑われる小麦を発見した場合、どこに連絡

すれば良いのですか?

■まん延防止と発病粒の製品への混入を防止する観点から、所属の  農協や管轄の農業改良普及センターへの連絡にご理解とご協力を  お願いします。

Q.21

A.21

小麦の乾燥調製施設での受入段階で、発病粒の

有無を調べることはできますか?

■発病粒が粉砕されなければ調べることはできますが、収穫段階で  発病粒が粉砕されてしまうと困難です。

Q.22

A.22

どれくらいの割合で発病粒が混入すると異臭麦と

なるのでしょうか?

■発病粒の混入割合による異臭の程度については解明されていません。

Q.18

A.18

発生ほ場の小麦は、どのようにすき込めばよい

ですか?

■プラウ等で深く反転・すき込みを行ってください。

Q.19

A.19

発生ほ場ですき込んだ後に、野良ばえした小麦は

感染源になりますか?

■野良ばえした小麦が発病すると、出穂後に新たな厚膜胞子が作ら  れるため、 感染源になります。厚膜胞子を作る出穂前までに再度  すき込むか、除草剤などにより、適切な処理を行うことが重要です。 プラウ作業の様子 越冬前の除草剤散布の様子 発病粒が砕けると、健全な小麦にまぶされて、黒く見えます。

(17)

15 16

Q.23

A.23

発生ほ場の麦稈を原料とした堆肥は、伝染源となり

ますか?

■発生ほ場の麦稈を原料とした堆肥は、伝染源となる可能性が  高いです。 ■病原菌は種子の温湯消毒事例では55℃・5分が有効とされて  いますが、堆肥化による死滅温度などは不明です。

Q.24

A.24

7年以上牧草を栽培した後や、水田からの転作1年

目ほ場の秋まき小麦において、発病が確認された

事例がありますが、原因は何ですか?

■小麦以外のイネ科作物が、発病の原因とはならないと考えられて  います。 ■秋まき小麦1作目で発病する場合は、機械作業による汚染、汚染  種子の使用・ 汚染麦稈を原料とした堆肥の投入、風雨などによる  汚染土壌の移動などが原因と考えられます。

A.25

■道内で作付けされている優良品種(春まき小麦を除く)では、  すべて発病が確認されており、品種間差は認められていません。 病気の予防のため、拡大を防ぐために、機械の洗浄を心がけましょう きたほなみ発病穂 ゆめちから発病穂 つるきち発病穂 キタノカオリ発病穂

Q.25

品種によって発病の違いはありますか?

(18)

15 16

Q.23

A.23

発生ほ場の麦稈を原料とした堆肥は、伝染源となり

ますか?

■発生ほ場の麦稈を原料とした堆肥は、伝染源となる可能性が  高いです。 ■病原菌は種子の温湯消毒事例では55℃・5分が有効とされて  いますが、堆肥化による死滅温度などは不明です。

Q.24

A.24

7年以上牧草を栽培した後や、水田からの転作1年

目ほ場の秋まき小麦において、発病が確認された

事例がありますが、原因は何ですか?

■小麦以外のイネ科作物が、発病の原因とはならないと考えられて  います。 ■秋まき小麦1作目で発病する場合は、機械作業による汚染、汚染  種子の使用・ 汚染麦稈を原料とした堆肥の投入、風雨などによる  汚染土壌の移動などが原因と考えられます。

A.25

■道内で作付けされている優良品種(春まき小麦を除く)では、  すべて発病が確認されており、品種間差は認められていません。 病気の予防のため、拡大を防ぐために、機械の洗浄を心がけましょう きたほなみ発病穂 ゆめちから発病穂 つるきち発病穂 キタノカオリ発病穂

Q.25

品種によって発病の違いはありますか?

(19)

17 18

Q.26

A.26

コムギなまぐさ黒穂病に登録のある薬剤はあり

ますか?

■コムギなまぐさ黒穂病の主な登録薬剤は、下記のとおりです。 商品名 ベフラン液剤 12.5 ベフラン液剤 25 トリフミン水和剤 ベンレートTコート ベンレートT 水和剤20 チルト乳剤25 500~1,000倍 1,000~2,000倍 種子重量の0.5% 種子重量の0.5% 200倍 20倍 7.5倍 (乾燥種籾1kg当り 希釈液30mL) 乾燥種子重量の 0.5% 750倍 (60~150l/10a) 10~30分間 種子浸漬 10~30分間 種子浸漬 種子粉衣 種子粉衣 6~24時間 種子浸漬 10~20分間 種子浸漬 種子吹き付け処理 (種子消毒機使用) 種子粉衣 散布 イミノクタジン 酢酸塩液 12.5% イミノクタジン 酢酸塩液 25% トリフルミゾール 30% チウラム20% ・ ベノミル20% チウラム20% ・ ベノミル 20% プロピコナゾール 25% 成分名 使用時期 使用・散布量希釈倍数 使用方法 は種前 小麦 1~3葉期 但し、根雪前 平成28年12月1日現在

Q.27

A.27

防除効果が高いとされる、秋期の茎葉散布する

適期はいつ頃ですか?

■適期は小麦1~3葉期(根雪前)です。 ■おおむね出芽後2週間前後までとなりますが、は種時期や天候など  に左右されます。 1葉期(出芽後3日~1週間) 3葉期(出芽後2週間前後) 2~3葉期(出芽後10日前後) 3葉期の小麦 左の写真のような 小麦がたくさん あったら、そろそろ 適期終了です!

(20)

17 18

Q.26

A.26

コムギなまぐさ黒穂病に登録のある薬剤はあり

ますか?

■コムギなまぐさ黒穂病の主な登録薬剤は、下記のとおりです。 商品名 ベフラン液剤 12.5 ベフラン液剤 25 トリフミン水和剤 ベンレートTコート ベンレートT 水和剤20 チルト乳剤25 500~1,000倍 1,000~2,000倍 種子重量の0.5% 種子重量の0.5% 200倍 20倍 7.5倍 (乾燥種籾1kg当り 希釈液30mL) 乾燥種子重量の 0.5% 750倍 (60~150l/10a) 10~30分間 種子浸漬 10~30分間 種子浸漬 種子粉衣 種子粉衣 6~24時間 種子浸漬 10~20分間 種子浸漬 種子吹き付け処理 (種子消毒機使用) 種子粉衣 散布 イミノクタジン 酢酸塩液 12.5% イミノクタジン 酢酸塩液 25% トリフルミゾール 30% チウラム20% ・ ベノミル20% チウラム20% ・ ベノミル 20% プロピコナゾール 25% 成分名 使用時期 使用・散布量希釈倍数 使用方法 は種前 小麦 1~3葉期 但し、根雪前 平成28年12月1日現在

Q.27

A.27

防除効果が高いとされる、秋期の茎葉散布する

適期はいつ頃ですか?

■適期は小麦1~3葉期(根雪前)です。 ■おおむね出芽後2週間前後までとなりますが、は種時期や天候など  に左右されます。 1葉期(出芽後3日~1週間) 3葉期(出芽後2週間前後) 2~3葉期(出芽後10日前後) 3葉期の小麦 左の写真のような 小麦がたくさん あったら、そろそろ 適期終了です!

(21)

19 20

A.28

■薬害の発生や茎葉散布剤の効果が低下する可能性があります ので、除草剤の混用や近接散布は避けることが望ましいです。

Q.29

A.29

異なる2剤を用いて種子消毒を行っても発病した

のですが、今後どのように対策すれば良いので

しょうか?

■多発生したことのあるほ場では、小麦の作付は避けるのが望ま  しいです。

Q.31

A.31

種子ほ場の審査基準では、黒穂病などの種子伝染

性病虫害は発生していないこと、と明記されて

いますが、抜き取りが行われた場合、どのように

扱われますか?

■発生ほ場において、発病株が完全に除去されたことを確認する  方法は今のところないため、種子ほ場で発生を確認した場合は、  抜き取りを行っても不合格となります。

Q.30

A.30

新たな薬剤試験を行っていますか?

■種子消毒剤、茎葉散布剤、土壌混和剤などの試験を継続して  行っています。

監 修・執 筆 者 一 覧

執 筆 北海道農政部技術普及課 主 任 普 及 指 導 員 主 査 ( 地 域 支 援 ) 主幹(農業環境・バイオマス) 主 査 ( 普 及 指 導 ) 主 査 ( 研     究 ) 上 席 普 及 指 導 員 主 任 普 及 指 導 員 上 席 普 及 指 導 員 主 査 ( 地 域 支 援 ) 斯波  肇 笠原 亮平 安田 貞彦 片山 正寿 鈴木 孝子 木俣  栄 池田  勲 三宅 俊秀 千石由利子 (農業研究本部駐在) (農業研究本部駐在) (上川農業試験場駐在) (十勝農業試験場駐在) (北見農業試験場駐在) (北見農業試験場駐在) 主 幹 ( 予 察・防 除 指 導 ) 主 査 ( 予 察・防 除 指 導 ) 中井 周治 上野 雅和 主 査 ( 予       察 ) 主 査 ( 病 害 虫 管 理 ) 小松  勉 小澤  徹 (病虫部予察診断G) (病虫部クリーン病害虫G) 中央農業試験場 主 査 ( 病     虫 ) 新村 昭憲 (研究部生産環境G) 上川農業試験場 主 査 ( 地 域 支 援 ) 長濱   恵 (研究部地域技術G) 十勝農業試験場 北海道病害虫防除所 道総研農業研究本部 監 修 道総研農業研究本部中央農業試験場病虫部 部 長 清水 基滋

コムギなまぐさ黒穂病

Q

&

A

Q.28

茎葉散布剤に除草剤の混用や近接散布は可能で

しょうか?

ホームページ http://www.agri.hro.or.jp/boujosho/ QRコード

(22)

19 20

A.28

■薬害の発生や茎葉散布剤の効果が低下する可能性があります ので、除草剤の混用や近接散布は避けることが望ましいです。

Q.29

A.29

異なる2剤を用いて種子消毒を行っても発病した

のですが、今後どのように対策すれば良いので

しょうか?

■多発生したことのあるほ場では、小麦の作付は避けるのが望ま  しいです。

Q.31

A.31

種子ほ場の審査基準では、黒穂病などの種子伝染

性病虫害は発生していないこと、と明記されて

いますが、抜き取りが行われた場合、どのように

扱われますか?

■発生ほ場において、発病株が完全に除去されたことを確認する  方法は今のところないため、種子ほ場で発生を確認した場合は、  抜き取りを行っても不合格となります。

Q.30

A.30

新たな薬剤試験を行っていますか?

■種子消毒剤、茎葉散布剤、土壌混和剤などの試験を継続して  行っています。

監 修・執 筆 者 一 覧

執 筆 北海道農政部技術普及課 主 任 普 及 指 導 員 主 査 ( 地 域 支 援 ) 主幹(農業環境・バイオマス) 主 査 ( 普 及 指 導 ) 主 査 ( 研     究 ) 上 席 普 及 指 導 員 主 任 普 及 指 導 員 上 席 普 及 指 導 員 主 査 ( 地 域 支 援 ) 斯波  肇 笠原 亮平 安田 貞彦 片山 正寿 鈴木 孝子 木俣  栄 池田  勲 三宅 俊秀 千石由利子 (農業研究本部駐在) (農業研究本部駐在) (上川農業試験場駐在) (十勝農業試験場駐在) (北見農業試験場駐在) (北見農業試験場駐在) 主 幹 ( 予 察・防 除 指 導 ) 主 査 ( 予 察・防 除 指 導 ) 中井 周治 上野 雅和 主 査 ( 予       察 ) 主 査 ( 病 害 虫 管 理 ) 小松  勉 小澤  徹 (病虫部予察診断G) (病虫部クリーン病害虫G) 中央農業試験場 主 査 ( 病     虫 ) 新村 昭憲 (研究部生産環境G) 上川農業試験場 主 査 ( 地 域 支 援 ) 長濱   恵 (研究部地域技術G) 十勝農業試験場 北海道病害虫防除所 道総研農業研究本部 監 修 道総研農業研究本部中央農業試験場病虫部 部 長 清水 基滋

コムギなまぐさ黒穂病

Q

&

A

Q.28

茎葉散布剤に除草剤の混用や近接散布は可能で

しょうか?

ホームページ http://www.agri.hro.or.jp/boujosho/ QRコード

(23)

平成29年1月

発行

北海道農政部技術普及課

平成28年度 農林水産業・ 食品産業科学技術研究推進事業

北海道農政部生産振興局技術普及課

北海道病害虫防除所

北海道立総合研究機構農業研究本部

コムギなまぐさ黒穂病

Q

&

A

平成29年1月版

参照

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