会 議 録 平成30年９月18日作成 平成34年３月末日廃棄 会議名 京都府東山警察署協議会（平成30年度第２回） 開催日 平成30年９月13日（木曜日） 時 間 午後３時01分から午後４時57分までの間（ 116分） 場 所 京都府東山警察署 講堂 中西会長、爾副会長、榊原委員、水内委員、楠木委員、本多委員、 出席者 石田委員、佐々貴委員、中村委員 計９人 署長、副署長、会計課長、警務課長、生活安全課長、地域課長、 刑事課長、交通課長、警備課長、警務課課長代理、地域課課長代理、 広聴相談係長 計12人 諮 問 １ 災害警備について 事 項 ２ 警察官の働き方改革について １ 会長挨拶 司会 副会長 ２ 署長挨拶 ３ 協議 (1) 災害警備について 【委員】台風21号の時、署員は出勤できたのか。 【警察】署員の多くが出勤していた。台風が最接近した午後２時頃から、警 会 議 察に多くの通報があった。 内 容 【委員】東山八坂交差点で、警察官がパトカーを止めて一人で交通整理をし ていた。暴風雨の中、警察官が一人で交通整理をすることは危ないと 思った。人員が足りていなかったのか。 【警察】現場を確認して、必要な人員を決めている。反対車線の通行車両を 規制する必要があることから、もう一人は反対側で交通整理をしてい た可能性もある。 【委員】自宅のマンションから見ていると、一人で２時間くらい交通整理を されていた。複数で対応しないと危険と感じた。 【警察】多くの通報に対応していたため、一人で対応していたと思う。 １～２時間程度であれば、立って対応することもある。
【委員】人がいないのかと思っていたが、多くの場所で対応していたことが 分かった。 【委員】台風21号の時は、交差点の信号が消えて困った。その他の信号が消 えた交差点にも、警察官が交通整理などの対応をしていた。 私どもの大学の門扉が倒れたことから110番通報した。今の説明で 多くの警察官が対応に当たってくれていたことが分かった。たくさん の木が倒れて、土木事務所も人が足りなかったようだ。 私は、台風や地震で公共交通機関が止まり、帰宅困難になった学生 を集めて被害防止の対策をしたが、日頃から訓練をしておく必要があ ると思った。西日本豪雨の時は、行政が解説している避難所に、自分 の学生が避難していることが分かった。大学が閉まっていると避難場 所がなく、そういうことがあることを知った。 【警察】体制の話があったが、台風の時はもう少し人を集めておくべきであ ったと反省している。集まった人員で、今後どうするのかを考えなけ ればならない。 会 議 【委員】この前の台風の時は非常に危ないと思った。警察官も安全に配慮し 内 容 ていただききたい。みなさんも家族のことを考えて、十分気を付けて ほしい。 【委員】困ったことがあれば警察に電話してしまう。何でも警察に電話する のではなく、関係する機関に電話しなければならない。 【警察】頼りにしてもらって幸いである。 【委員】警報が出たら、区役所も駆けつけることとなっている。 【委員】区役所には外部からの連絡に対応する電話番号があるのか。 【委員】通常の番号で対応している。 【委員】豪雨の際、開設された避難所を警察官が警戒してくれた。また、過 去に倒木があった際、警察と施設管理者に電話したところ、警察官が すぐに交通整理をしてくれた。 【委員】私どもの家にも近くの木の枝が、風で折れて落ちてきた。区役所に 電話をしたがたらい回しにされた。最後は警察官が来てくれた。 【委員】公道であれば対応できるが、私有地だと対応が難しい。電話を貰え れば、後ほど区役所から連絡をするようにしている。 (2) 警察官の働き方改革について 【委員】女性比率10％の目標は達成しているのか。 【警察】ほぼ達成しているが、結婚や出産などの理由で退職する者もいる。 比率を保つには、現在、取り組んでいる施策を推し進め、職員が活き 活きと仕事ができる環境づくりを継続してしていかなければならない 。
【委員】協議会に出席している警察の幹部にも女性はいないが。 【警察】女性の上級幹部の割合を増やす必要があり、警察は男性ばかりの社 会に見える。 【委員】女性でないと女性の気持ちが分からないこともあると思う。私は、 過去に夫の職場に招待してもらったことがあり、そこで夫の仕事につ いて理解することができた。同じような施策をすれば、家族も理解を してくれるのではないか。 それから、災害発生時は、警察や消防ばかりに頼っているが、どこ に電話をするのかが分かればいいと思う。 【警察】署員の家族に職場を見ていただいたり、子供のパトカー乗車体験な どの署員家族がふれあう機会を設けて、家族が仕事について理解を得 られるようにしている。 【委員】それは夫婦円満の秘訣にもなる。協議会委員になり，警察の活動を 注目して見ていると、警察官が遅い時間にパトロールをしているのを よく見かける。ほんとに今まで気が付かなかったが、大変な仕事をし 会 議 ていると思う。 内 容 【警察】災害で急に出ていかなければならないときもあり、これにも家族の 理解と協力が重要である。 【委員】有休の消化率はどうか。 【警察】夏期特別休暇が５日間あり、９月末までには職員全員が完全取得で きる予定である。 【委員】幹部も取れているのか。 【警察】全署員を対象にしている。上級幹部が先頭に立ち、自分たちから取 得するようにしている。 【委員】幹部は平日に休みを取得しているが、休務日に仕事には出てきてい ることはないか。 【警察】業務管理をしており、そのようなことはない。 【警察】一般企業の話を聞くと厳しいところがある。今年10日間の休暇があ るが、２日の休暇を取っておかないと翌年に繰り越せないところがあ ると聞いた。 【委員】警察の福利厚生が充実していることに感心している。健康診断や、 メンタルチェックの受診率はどうか。 【警察】どちらも署員全員が受診できるようになっている。 【委員】男性の育児休暇の取得日が少ないと思う。私どもの会社では１年取 得する者もいる。 【警察】休業制度もあり、希望すれば取得することができる。 【委員】有期契約職員はいるのか。その割合は。
【警察】割合は不明であるが、半年、１年契約の臨時職員はいる。 【委員】それは、女性が出産等で休んだ際に補充するための臨時職員であり 、警察官の補充でないことは理解した。当方では、今は有期の割合 が増え、処遇などの対応に悩んでいる。 【警察】我々は定年制であり、通常はそのような職員はない。 【委員】私の昨年の年休取得は３日程度であった。土日もあまり休めていな い。警察においても会議時間を短縮し、延長するにしても10分単位な どの意識を持てば、意識改革になる。ひとりひとりが意識を持てば、 変わっていくと思う。 【警察】我々の年代が、一番意識改革をしていかなければならない。我々は 今まで、そのような環境で仕事していなかったため、意識できていな い。我々が意識を変えていくことにより、若者はそれが当たり前だと いう風に意識付けができればいい職場になる。 【委員】意識改革だけで勤務時間が減らせるなら良いが、警察官の職務内容 からいえば、人手が不足しており、パートを雇うというものではない と思う。女性ならではの仕事もあるので、もっと女性が増えた方が良 会 議 いのではないかと思う。警察は相手がある仕事であり、構えていても 内 容 全く何も無いときや、様々な事案が発生する場合もある。休みたくて も休めないことがあるのは、職員を増やす必要があるのだと思うがそ れは警察署で決める話ではないとは思っている。東山署員が頑張って いるのはよく分かる。 【警察】基本は意識改革だが、個人の能力アップにより、書類作成時間や事 案対応時間を短縮し、お互いをフォローしていくような職場環境が作 れるように心掛けている。 【委員】今言われているのは、組織力の質的強化であり、警察は風通しも良 いため、積極的に推進し、我々の手本になって貰いたい。 (3) その他 【委員】民泊の現状、安全対策、渋谷周辺の民泊に対するパトロールなどの 情報はないか。 【警察】民泊は、年間で最大 180日間しか営業することができないため、民 泊の許可を受けている者は少ない。旅館業法の中の簡易宿所であれば 365日間営業をすることができ、利益を上げることができる。 現在、民泊の届出は20件くらいで、他は簡易宿所になる。京都市の 行政指導が先行し、民泊の情報が積み重なって告発という流れになっ ている。違法民泊は京都市に情報提供を行い、違法民泊という情報を 積み重ねないと摘発は難しい。警察としての民泊に関連する問題は、 ゴミや騒音があり、 110番等を受けて対応している。違法民泊が分か
会 議 れば、京都市に情報提供をしている。
